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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

SES3.4の前後輪を組み直しました  

お客さんから スマートエンヴィシステムの3.4 WO仕様を お預かりしました。
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まずは後輪から。
前後輪とも DTの240Sハブで組まれていますが 後輪はシュータッチをするそうです。
SES3.4といっても このリム、最新の仕様なので ブレーキゾーンにヤスリ加工があり
シュータッチしたときにキュッと鳴るので 余計に分かりやすくなっています。
ちなみに、レバーの握りは甘め(リムとシューの間隔が大きめ)で使っているとのことです。

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240Sハブ24H 黒CX-RAYヨンゼロ組みです。
いつも思うのですが こんな前世紀的な組み方のホイールが
いまだに まかり通っているのが不思議でなりません。
何も知らない人だと「SESのホイール買ったけどシュータッチした」
という捉え方をする人もいるはずで、
リムそのものにはないはずの罪を リムがかぶる形になります。

これが エンヴィの吊るしのメーカー内製の完組みホイールかどうかは不明です。
吊るしの場合 DT240Sハブか クリスキングR45ハブか
ENVEのカーボンハブになりますが、
メーカー内製だと確実に特定できるのは ENVEのハブの場合だけです。
ただ、メーカー内製では無さそうだと思った点として
フリー側のスポーク長さがやや長め、
反フリー側が異常に長め(ニップルから ねじ山が4山以上とびだしている)で
長め短めの感じが左右で違っていました。

組み直しに際して ハブはクリスキングのR45への変更をご希望ですが、
フリー側はCX-RAYからコンペに変更し
反フリー側はラジアル組みから6本組みに変更するので
スポークの使い回しは左右とも できません。

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組めました。

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R45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

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このハブには組み跡がありましたが お客さんが最初のオーナーではないので
知らないかもと思い お伝えしましたが(実際ご存じなかったのですが)、

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実は クリスキングのカンパニョーロ用フリーボディは、
カンパニョーロの純正ロックリングと互換性がありません。
純正ロックリングのほうが ねじ山の径が小さいので
専用のロックリングが必要になります。
が、今回のハブに付いていたのが 11Tトップ用のロックリングだったので
もし12Tトップのスプロケットを使うのであれば ロックリングが別途必要になります。

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つづいて前輪。

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240Sハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
後輪と違いスポーク長さは うっすら長めで許容範囲内でした。
仮に 後輪の組み直しがハブの変更なしであった場合、
テンションが低めだったので増し締めで対処したと思いますが
ハブが変更になるので スポークが使い回せない可能性があります。
フランジ径の違いもありますが、フランジ幅は リヤハブは DTのほうがナローで
フロントハブは R45のほうがナローです。

スポーク長さが うっすら長めだったのが 今回はむしろ都合がよく
スポーク長さの差は 四捨五入後でマイナス1mm、
四捨五入前ならマイナス約0.5mmでした。
これくらいなら ノーカットでの使い回しも可能ですが、
CX-RAYは長さの個体差が(丸スポークなどよりは)大きいので
それを揃える意図で 0.5mmだけ切りました。

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組めました。

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R45ハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。


以前に、DTのリムのステッカーにある リム内径は
どこの寸法を指しているのか不明で
その数値を使ってスポーク長さを計算することはできない、
これは私がおかしいのではなく マヴィックやエンヴィの場合は
公称値と 私の実測値が ほぼ同じになるので
「リム内径」の定義がおかしいのはDTのほう、ということを書きました。
実際に、先日 SES4.5ARディスクを組んだときは
実測値と公称値の差が1mm以内だったので
公称値のほうで計算して スポーク長さを出しました。
ここでいう実測値と公称値は リム内径の直径で、
実際に計算に使うのは(私の場合)半径なので 差はほとんどありません。

で、メーカーサイトを見ると リム高38mmのフロントリムが580mm、
リム高42mmのリヤリムが573mmとなっていますが、
この数値は実測値と大きく違っていました。
その差 約18mmです。1.8mmではありません。
もしかしてSES3.4だと思っている今回のリムは 実はSES4.5なのでは?と疑い
リム高を測りましたが リヤリムが42mm高だったので やはり間違いありません。
私は疑り深いので リム内径について 公称値を調べはしますが
実測しないことは決してないので この手の罠にはかかりません。
公称値が明らかにおかしい理由は 不明です。

ついでに書いておくと ZIPPのリムは
リム内径の個体差が大きいので 必ず個体ごとに測っています。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
これは昨日の後輪の相方で、書き忘れてましたが 黒アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ28H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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シリカのチタンボトルケージを仕入れましたが・・・  

ポンプメーカーのシリカから、新しくチタン製のボトルケージが出ました。
少し前に 本国のメーカーサイトでの発表を確認してからは
日本の問屋さんの注文サイトを ほぼ毎日チェックしていたのですが、
10月12日に入荷していたので即行で仕入れました。
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↑これです。
SICURO(シクロ)というモデル名です。

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ベースプレートの取り付け穴が長穴なので
フレームの事情に合わせて上下の位置調整ができます。

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私がよく使うエリートのチウッシ イノックスと比べてみました。
(厳密にはバッジの部分にエラストマーが入っているチウッシ イノックス ゲルです。
コリマのサドルの記事のときに 私はセライタリアのターボのコレクターだと書きましたが
エリートの金属製で保持力調整可能なタイプのボトルケージのコレクターでもあります。)

ボトルが収まる底の位置で合わせると、チウッシ基準では
シリカのシクロは 最も上にセットした場合と同じくらいになります。
つまり、ボトルケージの位置を下げる方向に目一杯 調整幅があるということです。
これは たいへんありがたい。
ちなみに ミノウラのデュラケージも、チウッシとほぼ同じような穴位置になっています。

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ベースプレートの仕上げですが、
メーカーサイトの画像では梨地(ザラザラ仕上げ)に見えたのですが
梨地ではありませんでした。仕様変更ではなく 私の気のせいです。

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どことは書きませんが 某有名ブランドのチタン製ボトルケージに
私の食指がまったく動かないのは、正直言って仕上げがテキトーだからです。
ケージ部分の歪みが目で見て分かる、ベースプレートも真っ直ぐに付いていない、
あと溶接が荒々しいのが気になったので ついに買うことはありませんでした。
シリカのシクロですが、本国サイトで見る限り仕上げが非常に丁寧だったので
私の購入分も含めて仕入れた次第です。

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パイプの接合部と ベースとの溶接痕です。
モニター越しに遠隔操作でレーザー溶接をしていますが、
仕上げが非常にきれいです。

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本体は 3-2.5チタンの中空チューブ製、
付属のボルトは 6-4チタン製ですが
これは このボトルケージ用に内製している低頭形状の特製品で、
ボトルケージ本体と比べてステンレスに近い色になっているので
ぱっと見チタンっぽくないなと思っていたのですが

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よく見ると やっぱりチタンでした。
全ねじ山ではなく 首下に ねじ山を設けていないのと
ねじの端面の丸い仕上げが 芸が細かいです。
メーカーサイトによれば
一般的なキャップスクリュー(六角穴の部分が円筒型)のボルトに対して
約3倍の表面積を確保することで応力を分散しているとのことです。
ちなみに このボルト、メーカー直販で 2本セット12.5ドルですが
日本の問屋さんでの単品販売の設定はありません。

・・・ここまで書いておいて あれなのですが
当店の今回の入荷分は完売しております。申し訳ありません。
シリカの問屋さんは日本に1つだけではないのですが、
なぜか価格乖離が大きく 私が仕入れる問屋さんより7~10%程度
定価の設定が高いところもあります。
私が仕入れている問屋さんでは税別定価8000円(本国では70ドル)、
10月12日に注文して届きましたが
問屋さんの在庫はすでに無く(なぜだろう?)
予約注文も入れられない状態となっております。

先ほど書いたように 本国のメーカーサイトでは直販もしていますが
やはり在庫がなく、現在 鋭意生産中とのことです。
出て間もない製品なので、もしかしたら 直販より
各国の代理店に送るほうを優先したのかもしれません。
エライぞシリカ。品切れしてるけど。
ボトルケージだけを作っているわけではないものの
現在 1日14時間稼働体制で頑張っているので
次回分は11月第1週を予定しているとのことです。
私は日本の問屋さんで仕入れるので そのあたりから入荷を注視する予定です。

というわけで気になった方は もうちょっとしてから
お近くのシリカを取り扱っているショップでお買い求めください。


おまけ
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↑このフロアポンプの口金、画像左から
ヒラメの横カム、ヒラメの縦カム、そして一番右が

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アランデルの「ヘンゼル」という口金です。
これは そもそもアランデルの「フロアポンプ1」という
フロアポンプに対応しているパーツになります。
フロアポンプ1はホースの端が米式口金で、
それにヘンゼルなどのアダプターを取り付けて
仏式に変換する構造になっています。

米式のオス側になっている現状では
他社製のホースに取り付けできないので

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シリカのアダプターを買いました。
アランデルの口金ですが、ヘンゼル以外にも「グレーテル」というモデルがあるので
名前の元ネタはグリム童話か あるいはブラックラグーンだと思われます。
グレーテルが酒場で機関銃をぶっ放すシーンですが、
あれは BAR(酒場)とBAR(ブローニングM1918)をかけているのではないか、
と 個人的には思っています。

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シリカはイタリアで創業、現在はアメリカのメーカーですが
スペアパーツの供給が安定している点は 新シリカにも引き継がれています。

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ディスクホイールの小さな窓にも対応しているポンプヘッド
(製品名 ディスクホイールアダプター)ですが、
画像のものは旧シリカ製ですが
ガスケットのパーツは新シリカと互換性があります。
黒いゴム製から 赤いエラストマー製になってはいますが。
このガスケット、日本の問屋さん(当店で仕入れているほう)での
税別定価が900円なのですが

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Tniから同じ趣旨のポンプヘッドが「バルブアダプター」という名前で出ており、
こちらは これ全体そのものが税別定価900円です。
色は黒と赤があります。
ブランドにこだわらないなら これでもいいでしょう。
「ディスクホイール用に これをセットしてあるフロアポンプ」を
あらかじめ用意してあって TTバイクないしピストバイクに使うだけなら
個人使用レベルでは 一生ものとまでは言いませんが 相当 永く使えるはずです。
ガスケットのスペアパーツはありませんが
傷んだ場合 全品交換でも惜しくはない価格です。
当店ではエアコンプレッサーの口金を これにしていますが、
もし次に交換することがあればシリカにする予定です。
という予備が1つ、もう1つはディスクホイール用フロアポンプに
付いていたものを撮影用に外しただけで
先ほどの画像のは 2つとも私物です。

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コスミック プロ カーボン SL USTさん  

お客さんから コスミック プロ カーボン SL USTをお預かりしました。
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2019年モデルです。
前輪の画像は撮り忘れたのではなく 面倒なので撮りませんでした。

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リムが反フリー側に寄っているのは ほとんどのマヴィックの傾向ですが、
これは その量が少なめです。全て これくらいであったなら
加圧時にセンターが出るように狙っている可能性も否定できませんが、
その量は まちまちな上 普通はこれより はるかにずれていることと
何より今回も前輪がずれていたので やはり単純に組み立て精度が甘いだけのようです。

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センターを出しました。

DSC07268amx9.jpg
新作のリムとタイヤは ここで合わせるようです。
私の中で確信していることとして、ロードUSTチューブレスのタイヤは
個体差では説明できないレベルの仕様変更をしています。
ごく初期のタイヤは 手で脱着が容易な、というか容易過ぎて
これ 急なエア抜けを伴うパンクでタイヤが走行中に外れるんじゃないの
というくらい ゆるい組み付け感でしたが、
最近 見かけるものは 外すのも付けるのもタイヤレバーが必須、
お客さんによっては そもそも外せない場合もあり
これ 出先で どう対処するのというくらい きつい組み付け感になっていました。
が、今日のこれは タイヤレバーで比較的容易に外せて
付けるのは手で出来ました(少なくとも 私は)。
これは個体差ではなく 仕様違いです。むしろ個体差であるほうが問題です。

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時系列が戻りますが、タイヤを取り付ける前の状態です。
2019年モデルはリムのコスメチックがシンプルになりました。
これについても 後ろめたい理由があると 私は思っています。

DSC07269amx9.jpg
別件でタイヤの取り付けをお願いされた 2018年モデルです。
タイヤの取り付けがきつい場合、タイヤレバーがビードフックに うまくかからず
タイヤレバーがリムサイドを引っかくように滑るのですが
それで リムサイドのステッカーがめくれてきます。
私はこうならないように よくよく気を付けてはいますが
知らないと高確率で やらかします。
上の画像も お客さんがタイヤを外したときに めくれた跡ですが、
これくらいは まだマシなほうで
リム片側のステッカーが全周に渡って ボロボロに めくれ上がった状態のものを
すでに2~3件は見ています。

追記:
画像を撮る機会がありました。
DSC07352amx9.jpg
タイヤがIRCなので きついというのもありますが、こうなります。
DSC07351amx9.jpg
↑さっきの画像とは別の位相

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