のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

38mm高で実測311gのカーボンWOリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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ガンウェルのカーボンWOリムでホイールを組みました。

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前輪は クリスキングのR45ハブ20H 全チャンピ15番反ヌポークラジアル組み、

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後輪は R45ハブ24H 全チャンピヨンロク組み結線無しです。
全チャンピとはいっても

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フリー側14番、

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反フリー側15番で 左右異径組みになっています。
スポーク長さの関係から、丸にせよ扁平にせよ
バテッドスポークが入手困難なので プレーンスポークにしています。

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ニップルは しんちゅうにしました。
振れ取りだけなら 問題は無いですが、
スポーク交換などを要する際は ニップルのサイズが
交互に違うことを知っておく必要があります。

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表題にもありますが 38mm高で実測重量311g、
公称重量は320gのカーボンWOリムです。
ところで 大事なことを書き忘れていましたが このリム、










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ETRTO451mmの20インチWOリムです。

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WH-RS81-C24さん  

お客さんから RS81のホイールをお預かりしました。
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しまった作業前後なだけで どっちも後輪やがな
・・・前後輪で お預かりしたのですが、オーバーホールを ご希望です。
パッと見た感じ、振れほぼ無し ハブガタ無し 回転の濁り無しだったので
ハブシャフトを ちょっと抜いてグリスを足すだけでもいいんじゃないのとは
思いましたが、お客さんの希望なので きっちりやります。

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リムテープの凹みが大きかったので交換しました。

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前後ハブとも バラして洗浄しています。

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↑これはリヤハブですが、
エンドボルトのゆるみ止めバネ付きワッシャーの向きが
正しく付いています。
フロントハブでは逆になっていたので 触った履歴は あるようです。

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シマノのハブのシールは防塵防水性能が非常に高いので、
シール手前までの汚れがひどくとも 中身はなんとも無いことが大半です。
グリスアップだけなら ハブシャフトを そ~っと抜いて
すき間から シリンジに詰めたグリスを入れるところですが
しくじって砂一粒でも噛んだようであれば バラして洗浄する必要があります。

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今回は元々オーバーホールするつもりだったので
結果は変わりありません。

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前輪はセンタードンピシャ、
後輪は紙1枚ほどフリー側にリムが寄っていた程度です。

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スポークテンションも ヌルくはないので
反フリー側の微細な振れ取りと増し締めだけで対処しました。

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202の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ZIPPの202の後輪をお預かりしました。
内蔵ニップル仕様で

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反フリー側ラジアル組み時代のものです。
この次に フリー側ラジアル組みになりますが、
かかりの良さなどを含めた総合性能では
こちらのほうが まだマシだったと思います。
いずれにしても スポークの番手や組み方を考え抜いた
手組みホイールには劣ると思いますが。

組み換えをご希望ですが、ヌルいので どうこうというよりは
11S化したいという動機のほうが大きいのかも知れません。

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組めました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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この年代のZIPPの内蔵ニップルですが、
対辺5.5mmの六角形でアルミ製のものが使われています。
ZIPPの純正工具以外で 六角部分のサイズが合うのは
マヴィックのコスミックカーボン用のL字型ニップルレンチ、
パークツールのドライバー型ニップルレンチのSW-18
SWは(Spoke Wrenchのアクロニム)、などがあり
実際に それらも持っていますが
六角部分以外での寸法上の制約から 今回のホイールをバラせるのは
実質 ZIPP純正工具のみとなります。
さらに、この工具には ある秘密がありまして
それに気づいたのは ごく最近のことでした。

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「ハンドル部分がソケットで外れる」のは その秘密とは関係ないです。
ハンドルとソケットの間にガタがあり 使い込むとガタが増えそうなので
内蔵式ZIPP以外には 使わないほうが良さそうです。
コスミックカーボンの振れ取りをする場合でも こちらのほうが便利なので
使い勝手でいうと上なのですが。

ところで 今回の202リムは、
ZIPP史上最軽量の 通称「赤リム」こと
QUICK-V250(→こちら)に次いで軽い時代のものでした。

丁寧にバラすのにエラく苦労したので
タダで教えたくはありません。←うわこいつえらそうかんじわるい














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オ待タセシマシタ!蟹光線ハ無料ダヨ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

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クロスマックス エンデューロさん  

お客さんから クロスマックス エンデューロをお預かりしました。
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同社のダウンヒル用ホイールのDEEMAXに よく似た
黄色ハブ・黄色リムのモデルです。
そっち寄りの仕様だという意識があって わざと似せているとは思いますが。

お客さんが とくに気になっているのは
リヤハブの玉当たり調整が よくゆるむということですが、
それ以外でもおかしいところがあれば 直してほしいとのことです。

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リヤハブのシャフトを抜きました。
ベアリングのシールがラバーではなくメタルです。
メタルシールは接触式には出来ないので
浸水に関しては解放型(シール無し)と大差はありません
(一応 ホコリ除けにはなります)。

マヴィックの純正ベアリングには
片側ラバーシール 片側メタルシールのものがあり、
メタルシールは通常ハブ体やフリーボディ内側に向けて
圧入するものですが、調べてみたところ
この場合は これで向きが合っているようです。

これはフリーボディ側に4つ爪の
ITS-4フリーボディという仕様ですが、
ハブ体側に2つ爪のFTS-Lフリーハブと同様に
蛇腹状のゴムを圧着させて密室を作るので
メタルシールが外に向いていても問題は無いとの判断なのでしょう。

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反フリー側はラバーシールが外向きで、
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ベアリング内部の錆びが 外に漏れだしていて
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ハブシャフトにも もらい錆びがあります。
地味に難問だったのが、
ハブシャフトの溝に入っているはずの O(オー)リングです。
外側 錆びにやられてバラバラに崩壊、
内側の溝のOリングは プツンと切れたものがハブ胴内に落ちていました。

調べたところ、Oリングだけの単品販売はありませんでした。
ハブシャフトキット丸ごとになります。

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リヤハブのハブ体ベアリングを抜きました。
片側ラバーシール(接触式)で
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片側メタルシールです。

ラバーシール側に6903LUとありますが
6903は外径/内径/厚みが それぞれ30/17/7mmとなる規格サイズで、
LUやLLUは接触式シールを意味します。
メタルシール側には6903Zとありますが、ZやZZはメタルシールを意味します。

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錆びていないほう(フリー側)にパーツクリーナーを噴きかけると
とくに何もありませんが、
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錆びているほうに噴きかけると 錆び汁が出続けます。
これの補修は 両側接触式ラバーシールの汎用品を使うことにしました。
R-SYSのリヤハブ 左側のフタとハブ胴のすき間などを見れば分かりますが、
マヴィックは防塵防水性能をベアリングのシールに求めているので、
その直前までは まともなシールが実質 存在しない構造に
なっていることが多いです。

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昨日の話と重複しますが、6穴ローター台座に長いM5ボルトを使って
ハブ体に突き当たった場合 最悪どうしようもなくなるので 要注意です。

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左右ハブ体に 6903LUを圧入しました。

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フリーボディのベアリングも汎用サイズですが、
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片側メタルシールです。
ラバーシール側の数字61803ですが、2つめの数字の1を除いた
規格べアリング6803(26/17/5mm)とサイズは同じです。
品番の羅列にあるC3というのは C3すき間という
ラジアル内部すき間の規格値を指すので
このラバーシールは非接触式になります。

メタルシール側は6803Zとなっていますが、
これは6803サイズのメタルシール仕様を意味します。

ハブベアリングより、フリーボディベアリングのほうが
回転時のゴリゴリ感がひどかったので 交換が必要です。

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左右非接触式の6803(6803LB)に交換しました。
マヴィックでは、かつてのカンパニョーロのように
このベアリングだけの販売はありません。
フリーボディそのものの交換を 正式な対応としています。

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シャフトの錆びを落としました。
反フリー側のベアリング直下には
Oリングを2枚入れるようになっていますが、

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フリー側のベアリング直下は1枚です。
これが無事だったのは僥倖でした。

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無事だったOリングと、プツンと切れて ハブ胴に落ち込んでいたOリングです。
サイズが特定できたので 取り寄せができました。
だってよー ハブシャフトそのものを買い換えるとか バカらしいじゃん。

このあたりの調べごとで「Oリング博士」になりました。
どんと来い。すみません やっぱり来ないで。

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Oリングを補填しましたが、3枚とも新調しています。
無事だった1枚は使っていません。
これに加えてシリコーングリスを塗布すれば
そうそう やられることは無いでしょう。

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リヤリム内部に異物が入っている音がしていましたが、
バルブ穴の直径より長い切削カスが たくさん出てきました。
黄色い塗膜が乗っているということは、塗装後の工程で出るカスのようです。

唯一の出入り口であるバルブ穴を チューブレスバルブでふさいでいるので
細かい砂ですら入らないはずなのに、リム内の異物の音が大きかったので
なにかおかしいとは思っていました。

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チューブレスバルブの固定ナットのヌスミ寸法に入れる
ゴムのリングですが、とくに傷みはなかったものの
お客さんの希望で新調しました。
これのサイズの特定と安定供給化も済んでいます。
なにせ私は Oリング博士なので。
元のリングと同サイズですが、公差レベルで
元のほうがゆるいというか大きい気はします。
実際は公差ではなく 経年でタレただけだと思いますが。

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フリーボディの爪周りも洗浄しました。
爪の前に入れている蛇腹状のシールですが、
この状態だと 爪と干渉しています。
実際はハブ体に圧着すると爪と干渉しなくなるので問題はありません。
シールには向きがあり 平らになっているほうがフリーボディ側、
薄く斜めに伸びているほうがハブ体側となります。

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ハブシャフトのねじ山に、普段 ニップルに使っている ねじ止め剤を塗布しました。
ゆるめ締めは出来る、でも 自然とゆるむことは無い、という
絶妙な ねじ止め効果があります。

ベアリング内部の傷みによるガタ付きが無くなったので、
実は必要ない工程かもしれません。

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ようやく振れ取りです。
センターずれがありましたが、スポークテンションはヌルくないので

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振れ取りついでの片側偏重の増し締めで
センター出しをしただけです。

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つづいて前輪。
フロントハブべアリングはガタ無し 錆び無し 傷み無しだったので
そのままで いきます。

このフロントハブでは、通常 玉当たり調整用のカニ目穴が左側になるところ
ローターとの干渉を避けるためか
カニ目穴付きダストキャップを 右側に配しています。
というのを 上の画像のように間違えると、

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ツライチにならないので おかしいと気付く、
ように作られています(たぶん)。

DSC01367amx8.jpg
正しくはこうです。
コスミックカーボンアルチメイトなどのフロントハブでは
玉当たり調整キャップの厚みのぶんだけ
左右でベアリングの深さが違っているので(→こちら
同じようなことが起こりえます。

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暫定センタードンピシャで 振れほぼ無し、
振れ取り後もセンタードンピシャでした。
(上の画像は暫定センターですが
作業後の結果も同じ絵面になるので 撮っていません)

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クロスマックス エンデューロのスポークは、
前後輪の左右とも第4のスポークでした。
これはスポーク比重的には第2のスポークよりも重いです。

昨日のクロスマックスSLRディスクでは
フロント左右が第2、リヤ左右が第2/第4と
軽いスポークを選びつつ 後輪は左右異径にするという仕様でしたが、
クロスマックス エンデューロでは
スポークそのものの変形しにくさを採ったようです。

今回の修理で、純正で単体で用意されているものは
ハブ体ベアリングだけです(これも厳密に言えば左右セットになりますが)。
Oリングだけのためにハブシャフトキットを買わせたり
ベアリングの新調のためだけにフリーボディを買わせたりするのh

あれ こんな時間に誰だろう うわなにをするやm

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クロスマックスSLRディスクさん  

おきゃくさんから クロスマックスSLRディスクをお預かりしました。
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2007~2011年モデルです。
赤いハブの 2006年のキシリウムES(限定版)を
レギュラーモデル化した2007年のキシリウムSLと
色の見た目を合わせたMTBのほうのフラッグシップモデルです。
同時期に展開していた リムブレーキ用リム・ディスク台座無しハブの
クロスマックスSLRはブレーキゾーンがセラミック仕上げですが、
ディスクブレーキ専用版のこちらは リムサイドが削いであります。
ロード用ホイールで同じようなことをしている
キシリウムK10は これより後のモデルであり
MTBで培ったものを ロードが受けた形になるので
こういうのはMTBとロードの両方を取り扱っている
メーカーの強みなのかもしれません。
シマノのコンポでいうとホローテックIIのクランクセットや
シャドーリヤディレイラーはMTBからロードに伝わったものです。

この次のクロスマックスSLRは、内部的にはモデル名のあとに
MY12(モデルイヤー2012年という意味)が付いて区別されますが、
リムブレーキモデルが廃版になりました。

で、お預かりした要件ですが
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スポークテンションがヌルく、実際に使ってみても
乗れたものではないとのことです。
お客さんは このホイールのファーストオーナーでは無いので
詳しい前歴は不明です。
ハブの中身は お客さんのほうでオーバーホールをしたということなので、
振れ取りついでの増し締めだけをやります。
目印のテープを最終交差のところに貼って にぎにぎしました。
確かに 異常にヌルいです。

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リムがフリー側に寄っているので、
反フリー側の増し締めで センターが出るまで
(振れ取りもしつつ)一方的に張れば一応の形にはなりますが、
それだけでは足りないと判断し

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まずは フリー側を張れるだけ張りました。
センターずれは かえって増大しています。

張れるだけ張ったといっても、反フリー側の増し締めでも
フリー側のテンションが微増になるのを見越していますし
吊るしの上限は超えていません。

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からの、反フリー側の増し締めでセンター出しです。

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リムサイドにブレーキゾーンを想定したような処理がありますが、
縦幅が狭いので リムブレーキには使えそうもありません。
Vブレーキシューを上ギリギリで合わせても下側がはみ出します。

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↑フリー側のスポーク(バテッド付近のリブが尾ひれっぽい)
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↑反フリー側のスポーク
この後輪、左右異径スポークです。
私のいうところではフリー側がマヴィックの第4のスポーク、
反フリー側が第2のスポークとなります。詳しくは(→こちら

この時期のキシリウムには
第4のスポークが使われてはいなかった気がするので、
これもMTB由来の仕様かも知れません。

画像は撮っていませんが
前輪もお預かりしており かすかにセンターずれあり、
スポークテンションのタレ無し
(後輪だけ常用してた疑惑があるほど 前後輪での損耗感が違う)、
スポークは左右とも第2のスポークでした。
前輪もディスクハブなのでオチョコがあり、
左右異径を盛り込む理由は無いではないのですが
オチョコ量からして不要と思われたのか 左右同径スポークでした。

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このホイールのディスクローター台座は、
6穴とセンターロックの2つの仕様があります。
これは6穴ですが、マヴィックの6穴台座は
短いローター固定ボルトを使わないと ボルトがハブ体に突き当たった場合
台座が反ってしまい 取り返しのつかないことにもなりえます。
で、このハブの場合ボルトがハブ体に当たる部分に穴があり

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ハブフランジの引っかけ部分に抜けるようになっていて、

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ハブの内側には穴があいていないことから、
長いボルトを使う奴のためのフールプルーフになっているのかと思い
調べてみました。

DSC01307amx8.jpg
違いました。
ボルトが穴に入っていきません。単なる肉抜き穴のようです。
このM5ボルトですが、手でスルスルと回していって
穴に突き当たったところで やめています。
工具で グッと締めたりなどはしていません。

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