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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

CXスプリントの第1ST/第2ST曲線を調べてました  

2日間 お休みをいただいていたのは、
少し前に安定供給されて以降 よく使うようになった
サピムのCXスプリントの第1ST/第2STの換算表を作るためでした
(STはスポークテンション)。
第1STはホーザンでの数値で把握するので H1STとなります。

お客さんのホイールを組む際に
「ついでに」 ニップル4分の1周ずつの
第1STを採るというのは無理でした。
20Hラジアル組みの前輪のスポーク20本で、
テンションのバラツキがあるので
1~20番までスポークに番号を付けて
第1STを採っていきます。
ホイールとして最低限 成立するテンション未満だと
とんでもなく低いスポークがありますが
(組みかけのホイールで よくある、
指で ゆするとガクガク動くスポーク)、
ある程度以上に張ると やや高めのテンションのスポークと
やや低めのテンションのスポークの関係が 逆転することはありません。
通常のホイール組みだと、最終的に
「狙ったテンション・振れ無し・センタードンピシャ」にすればいいのですが
検証用のホイールの場合は 低テンションの時点から
振れほぼ無しのセンタードンピシャを保つ必要があります。

DSC07251amx12.jpg
↑その際の副産物のホイールを特価で販売します。

DSC07252amx12.jpg
リムはAL22Wで、リヤリムはオフセットリムにはしていません。
後輪は CXスプリントの調べごととは無関係ですが、
前輪だけ売るというのが苦しいのと
別の調べごと(メシノタネコードなので 詳しくは書けません)が
あったので組みました。
エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

DSC07253amx12.jpg
ニップルは基本 黒アルミニップルで、
バルブ穴の両隣のみ赤ニップルにしています。
これは調べごとにとって 都合がいいからで、
ホイールの性能に関係するものではありません。
いま思えば バルブ穴をふさぐように
黒以外の色のテープを貼っても よかったかもしれません。まあいいや。

DSC07248amx12.jpg
リムの重量は、全数 調べたわけではないですが
だいたい これくらいです。AL22Wリムの公称重量は
オフセットと非オフセットを区別せずに445gとなっていますが
非オフセットは430g強、オフセットは450g前後という傾向があります。

DSC07249amx12.jpg
ハブはエボハブではなく REVOハブにしました。
レボディスクハブはスルーアクスルの前後24Hのみという仕様ですが、
レボハブは フロントが20Hのみ、リヤが16:8の24Hのみというハブで
リヤハブは 私にとっては用がありません。
フロントは エボライトハブ20Hの在庫が尽きた場合の代替品になりえます
(これは わざわざ仕入れているのであって、
エボライトハブの当店在庫は切れていません)。
フランジ穴径が エボライトハブよりは大きいので
タンジェント組みに(エボライトハブよりは)向いています。

価格は エボライトハブと同じですが、
DSC07269amx12.jpg
レボハブは クイックが付属しています。
あまり締まりそうなタイプではないので 別に要らないのですが。

DSC07250amx12.jpg
前輪のスポークは CXスプリントにするわけですが
やはり このスポーク、表面に 油が異常に残っています。
スポークの束から 機械油の臭いがしてくるほどで、
触ると手が汚れますし ホコリも やたらと付きます(上の画像)。
洗浄すれば 触ってもサラサラの状態になります。

CXスプリントは ねじ山無しの仕様となっていますが、
メーカーのほうで ねじ山を転造(←切削油の塗布が必須)してから
脱脂という工程になるところ、
ねじ山の転造の工程が無いので
そのあとの脱脂の工程も省かれているのでは、
というのが 私の思うところです。

DSC07254amx12.jpg
組めました。
レボハブ 20H 黒CXスプリント反ヌポークラジアル組みで、

DSC07255amx12.jpg
こちらもバルブ穴両隣のみ赤アルミニップルにしています。
これについては、性能的な意味もなく 調べごとの都合上でもなく
「後輪と見た目を合わせただけ」というのが理由です。
前輪は 1本だけタンジェント組みで組むつもりでしたが
時間がありませんでした。
後輪は すでに4本あるので、最低あと1本は前輪を組まないといけません。

販売価格ですが、前後輪で 44000円(税込)です。
まあ 同価格帯の完組みホイールで
これよりリムが軽くて かつ硬いホイールは ほぼ無いやろ。

書き忘れてましたが リムはチューブレスレディです。
在庫のお問い合わせは お電話 または ご来店でお願いします。
その際は「AL22Wの特価ホイール」と ご用命ください。

category: スポークの話

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星スポークの話の続き  

星スポークについて書いた記事について
たくさんコメントをいただきました。ありがとうございます。
一部お返事と その前に訂正など。
「NJS305mmは磁石によくつきますよ!」というコメントをいただきましたと
記事中に書いていましたが、これは誤りで
磁石に よくつくのは
「スポークヘッドの刻印が☆マークのステンレスのバテッドの305mm」でした。
いま読み直したら確かにそうでした。申し訳ありません。
どの程度ベチッ!と くっつくかにもよりますが、
材質がスターブライト寄りなのであれば けっこう顕著にくっつきます。
バテッド加工によって内部結晶構造が変わり 磁性を帯びただけで
材質がステンレスなのであれば、うっすらつくといった感じになると思います。
私は スターブライトしか注文しなかったので
「ステンレス的な性質のスターブライト」を多々 見かけましたが、、
もしかしたら「スターブライト的な性質のステンレス」というのも
そこそこ出回っているのかもしれません。
「プレーンだけど うっすら磁石にくっつくステンレス」というのは
けっこう見かけます。いずれにしても なんといいかげんな。


黒スポークについてコメントをいただきました。
受注では作ってくれるそうです。
そういえば昔、首折れスポーク仕様の
ハブだった頃の カンパニョーロのシロッコを
エアロスターブライトIII型の黒スポークで組んだことがありました。
また、バテッドだったかプレーンだったか
丸断面のストレートスポークを特注したこともありますが、
「首を曲げる工程が無いので」という理由で
首折れスポークより 単価が安かったことがあります。

それとは別に、内部事情的なことや
スポークの材質についての知見について
数件のコメントをいただいていますが お返事は ここには書けません。
コメントありがとうございました。

category: スポークの話

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星スポークについて  

少し前に、星スポークから エアロスターブライトが発売されました。
これは競輪用にNJS認定されている15番エアロスターブライトの
14番ベース版で、NJS認定は受けていないので 競輪には使えません。

スポーク比重ですが、
DSC06591amx12.jpg
276mm36本で234.3gなので
0.917545・・・となり 91.75%、

DSC06592amx12.jpg
292mm20本で137.5gなので
0.916129・・・となり 91.61%なので
91~2%くらいということでいいでしょう。

星スポークのスポークの刻印は
ステンレス(一般名詞のステンレスではなく
そういう商品名)が ☆マークで、
スターブライトが Hマークとなります。
前の職場で ホイールを組んでいたときに、
後輪にステンレスを使うと すぐに首飛びを起こすということが
経験的に分かりました。
後輪であれば フリー側と反フリー側で顕著な差異はありません。
前輪は なぜか大丈夫でしたが、
数が多ければスターブライトとの差は出てくると思います。
後輪のスポークとびですが、半年以内、
早ければ3ヵ月くらいでとぶこともありました。
極端なハイローフランジでないフリーハブの左右同本組みだと
反フリー側の長さは フリー側のプラス2mmで組めますが、
そのときに店内にある在庫で たとえばフリー側が296mmで
反フリー側が298mmといった具合に スポークを棚から出すと
298mmのほうが全てステンレス、
296mmのほうが全てスターブライトだったりして
後日 ステンレスの側でスポークの首とびが起きるわけです。
これを知ってからは スポーツ車のホイールは
スターブライトだけで組むようになりました。
そして少なくとも この時点では
スターブライトは 磁石に対してベチッ!と強力にくっつく、
ステンレスは まるでプラスチックに当てているかのように
磁石に反応しないという性質も一貫していました。
が、以前にも書いたように その後
☆マークなのに 磁石にうっすら反応する
(加工のせいか 首の曲げの部分は元々かすかに反応しますが
そうではなくて真ん中の部分での話)、
Hマークなのに ステンレスのように ほぼ反応しない、
というスポークが 徐々に見受けられるようになりました。
「磁性と首とびには因果関係がある」という確信があったので
私は磁石に反応しないHマークの
自称スターブライトは使わないようにしたのですが、
300~270mmあたりのロードのホイールに使うような長さが
ほぼ「偽スターブライト/クソスターブライト」に切り替わってしまったので
それ以降 私は星スポークを見限りました。


去年、星スポークから電話がありまして、
私が過去に ここで書いていることを知ったうえで
話をさせてほしい、もしよければ来店もしたいと言われましたが
それに対して私は
「電話を借りて申し訳ないが 先に2つ質問させてくれ」と言いました。
1つめは「スポークの磁性と首とびには因果関係があるか」で、
答えはイエスでした。
スターブライトは403ベースで ステンレスは304ベースだそうで、
マルテンサイト系SUS403は磁石にくっつき、
オーテスナイト系SUS304は基本的には磁石にくっつかないものの
加工により内部構造を変化を生じた部分は かすかに磁性を帯びる、
という性質となります。
もちろん厳密に言えば 磁性と首とび(引張強度)には
直接の因果関係があるわけでは無く、
材質が変われば引張強度が変わり、
材質が違うのは磁性で判断できる場合があるということです。

2つめは「アンタら、過去にええかげんなことしてた時期があったよな」で、
これの答えもイエスでした。
「材質が304ベースでH刻印のスポーク」を作っていたことがあったと。
これは大きい!私が偽スターブライトとか
クソスターブライトと言っていたスポークが
私の言いがかりではなく実在していたと ついに認められたのです!

もう10年以上前になりますが、
かつて 私が星スポークに対して
「御社のスターブライト、物が変わっていませんか?
磁石にくっつかなくなっているのですが」と問い合わせたときに
「ウチでは ちゃんとやってる、磁石にくっつくかどうかとかは問題ない」と
エラソーにアホなクチゴタエをされたことがあります。
スポークの性質が変わっていることに 私が気付かないとでも?
去年 電話してきた人によれば このオッサンは3代前の担当者とのことですが、
そんなことはどうでもいいです。
これによって私の星スポークに対する不信感は揺るがぬものとなりました。
しかし今思えば、あのオッサンは
スターブライトの性質が変わっていることを 知らなかっただけなのかもしれません。
しかし私は 磁性が変わっているということは伝えたので、
それについて確認せずに「ちゃんとやってる」と答えたのは問題だと思います。
社内にある全てのスターブライトで その事実が確認できないなら
そのとき手元にあったクソスターブライトの山を送ってさしあげることもできました。
その場合 証拠に少しだけ手元に残しますが。

去年の電話のときに
クソスターブライトの山を引き取れ、と言おうかと思いましたが
それは(残っていれば)前の職場にあるので言いませんでした。

星スポークとしては信頼関係を構築、あるいは再構築したいようですが
私は もう星のスポークで自発的にホイールを組むことはしないと決めたので
それは別のショップさんと勝手にやってください。
廃版になった 磁性その他の性質において信頼できる
昔の真スターブライトが手元に少しありますが、これらは例外です。

先にさせてもらった質問2つの答えが両方イエスなのを確認したら
もう私としては星スポークに用は無いので
「そちらから この電話切ってください。さよーなら」と言ったら
それでも食い下がってきて 私が普段組んでいるホイールの
スポークテンションはどれくらいだのと 色々訊いてきて
うっとうしいので 私のほうから切りました。

実は、現行の14番エアロスターブライトは磁石に対して よくつきます。
この点「だけ」で言えばDTやサピムのスポークより上です。
私が請け負うのも おかしな話ですが、
現行の14番エアロスターブライトに関しては
「ちゃんとやってる」と言っていいと思いま・・・
いやいや、厳密には「当店にある現行14番スターブライトに限っては
今のところ まともなものになっている」です。やっぱり簡単には信用できん。

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14番エアロスターブライトは
DSC06595amx12.jpg
加工部分の断面形状が一応 エリプティックエアロということになるのでしょうが
厚みがあり ずんぐりしているので 刃物のような感じではありません。
いま気づいたけど アップで見ると不動態皮膜に ボツボツ感がありますね・・・。

DSC06604amx12.jpg
↑これはNJS認定の15番エアロスターブライトです。
DSC06605amx12.jpg
当店で在庫して5年以上は経っていますが
14番と比べると表面がツヤツヤです。
磁性に関しては違いはありません。
「NJSのスターブライトは磁石によくつきますよ!」
というコメントを少し前にいただいていますが、
私の知る限り NJSのクソスターブライトというのは見たことがありません。
作り置きがあるのか、競輪用だから手抜きをしていないのか 理由は不明です。

14番エアロスターブライトは
仕様としてはNJSスターブライトの番手違いであって、
昔のエアロスターブライトの復刻というわけではありません。
旧エアロスターブライトにはI型からIII型までがあり、
DSC06598amx12.jpg
DSC06599amx12.jpg
↑これはII型です。
HOSHIのエンボスが入っていて、
ハブフランジがスリット穴でないと通らない
スクエアエアロスポークです。

DSC06590amx12.jpg
I型はII型と同じ形状(エンボスもあり)で、
丸穴のハブでも使えるように ハブ側の形状がクランクになっている
引っかけ式のスポークです。
I型だと スポークヘッドが無いので刻印が入れられない、
というのが HOSHIのエンボスがある理由なのかもしれません。

DSC06601amx12.jpg
DSC06602amx12.jpg
DSC06603amx12.jpg
III型は丸穴に通るスクエアエアロスポーク(HOSHIのエンボス無し)で、
かなりくっきりと四角く 現行の14番エアロスターブライトとは別物です。
これら旧エアロスターブライトは 例外なく磁石によくつきます。
なにせ スターブライトなので。

旧エアロスターブライトのスポーク比重はメシノタネコードです。

去年の電話で、より良い商品のためのアイデアがあれば教えて下さい!
と言われたので 黒スポークが無い、
スポーク比重70%未満のスポークが無い、など
言おうと思いましたが 言いませんでした。

もっと決定的なこととして、一般車や競輪(アラヤの16Bゴールド)などの
張れない、軟らかいローハイトリムだけを相手にするのであれば
露呈しない弱点が首のところにあるのですが それは絶対に教えてやらん。
自分で気付いてみろ。
サピムやDTは この点ちゃんとしてますし、
この点「だけ」ならホイールスミスのスポークが おそらく最も優秀です。
競輪のホイールでは、仮に首がとんでも
番手が15番であるということのほうが
首とびのマイナス条件として大要素なので
この点に関して省みられることが無いのかもしれません。

category: スポークの話

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CXスプリントの黒ストレートを常備することにしました  

サピムの問屋さんが CXスプリントの取り扱いを始めました。
CX-RAYより やや太い、
ここでの言い方では「スポーク比重が大きい」スポークとなります。
DSC06280amx12.jpg
画像にある箱はCXスプリントではなく CX-RAYの大箱です。
CXスプリントの日本の問屋さん取り扱い品の仕様は やや特殊で、
補修用CX-RAYストレートと同じく
ねじ山無し、ねじ山側のプレーン部分が長い、
スポークカッターでの調整幅が マイナス40mmまでとなっています。
展開は 色が銀と黒、首が首折れとストレート、
長さが310(~270)mmと270(~240)mmの 計8種類です。

このうち、補修用スポークとしての使用を想定して
310mmと270mmの黒ストレートを常備することにしました。

DSC06282amx12.jpg
270mmが50本で276.8gです。
かすかに揺らいで 276.7gになる瞬間はありますが、
276.8gで ほぼ安定しているので こちらを採用します。
目量が0.1gの秤なので、
目量1gの秤で270mm500本で2768gというのと
同じ精度となり、少本数で 正確なスポーク比重が計算できます。
この270mmのスポーク比重を計算すると
0.79766・・・なので 約79.8%と出ました。

DSC06283amx12.jpg
こちらは310mmが30本です。
計算すると0.79451・・・となり 約79.5%です。

DSC06284amx12.jpg
しかし この仕様のCXスプリントは
ねじ山側のプレーン部分の長さが長いので、
ノーカットの状態だと スポーク比重が大きく出ます。
メーカーの公称値では 260mmが60本で334gとあるので、
ここから計算すると0.78093・・・で 約78.1%です。

概算では ざっと80%ということでいいのではないでしょうか。
DTのコンペを 概算で85%としていますが、
あれは 実測では86.5%くらいになるので
フリー側をコンペ、反フリー側をCXスプリントとした場合
絶対に左右逆異径組みにはならない、
ということは覚えておくと便利かもしれません。

仮に スポーク比重85%近辺のエアロスポークが安定供給された場合
半コンペのコンペ側を それに置き換えるかというと・・・
まず間違いなく やりません。
フリー側は丸断面のスポークであってほしいメシノタネコードがあるからです。
例外としては CX(101.3%)など 約100%のスポークの場合のみ
フリー側をエアロスポークにしても 剛性面での懸念はありません。
コンペより 重たくはなりますが。

つまり、半コンペより軽い 両側エアロスポークで
CXスプリント/CX-RAYという左右異径の組み合わせは
要素の大小を勘案すると 半コンペより総合的に劣る、
というのが私の考えです。

ただ、2:1組みの後輪で うっすら左右異径組みを盛り込んだり、
後輪よりはオチョコ量が少ないディスクブレーキの前輪で
全CX-RAYと半コンペの中間的な感じに仕上げたい場合などには
使えると思います。後者については
場合によっては今後 多用するかもしれません。

ちょうど このCXスプリントに関してコメントをいただいておりまして、
スポーク比重については以上です。
ボーラやゾンダの補修スポークになりえるか、
と コメントにありましたが これは無理です。
いずれ純正品に必ず換えると約束したうえでの
姑息的処置であれば ギリギリ使えないではありません。

ちなみにCXスプリントは バテッド部分の寸法が
幅2.25mm/厚み1.25mmのエリプティックエアロ、
CX-RAYは 幅2.2mm/厚み0.9mmのエリプティックエアロで
ボーラやゾンダのスポークは スクエアエアロです。
ボーラWTOのスポークは エリプティックエアロですが、
これは大雑把に言うと 幅がCX-RAY、
厚みがCXスプリントといった寸法であり 非常に特殊なスポークです。

星の 非NJS14番エアロスターブライトの
スポーク比重を教えてほしい、とあったので
先に書いておきますが 約91%です。
実は現物が ずいぶん前から当店にあります。
いずれ このスポークについても書くことになりますが、
「星スポークから ナメた電話がかかってきた話」と合わせて書きますので
もう少しお待ちください。
これも先に書いておくと 私は二度と このスポークを買いません。

category: スポークの話

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レーシングゼロカーボンDBさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンDBをお預かりしました。
DSC04026msn3.jpg
新品です。先に点検したのが後輪なので まずは後輪から。

DSC04024msn3.jpg
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センタードンピシャ、ほぼ振れ無しでした。
前輪も、画像を撮っていませんが同様でした。

DSC04027msn3.jpg
このカーボンリムですが、基本は ユニディレクショナル模様で

DSC04028msn3.jpg
リム穴周りのみ クロス模様となっています。
これは補強の意味合いがあるとのことですが、
スポークテンションが リムブレーキモデルより
極端に高いというわけでもないので、
むしろ補強部分が リムブレーキモデルと同じ厚み、
それ以外の部分が リムブレーキを想定していないので
軽量化のために薄くしてあり 結果
リムブレーキ用リムより軽量に仕上がった、という可能性があります。
それについては いずれリム交換などする日が来れば知ることになるかもしれません。
まあ教えるつもりはないけどな。
↑うわこいつかんじわるい

DSC04029msn3.jpg
リム穴周りの補強なので、お休み位相にはありません。
センターゲージは リムに貼ってあるステッカーの厚みを拾うので
ディスクブレーキ用リムで リムサイドにまでステッカーがある場合
ステッカー無しの位相にセンターゲージを当てる必要がありますが、

DSC04030msn3.jpg
この補強、そこそこの厚みがあるので
センターゲージを当てる位相にしてはいけません。
となると、ごく限られた位相に注意深く当てる形になります。
あるいは 補強の位相同士で見てもいいかもしれませんが。
この点、要注意なのですが
注意するのは私であって お客さんには関係の無い話ですね。

DSC04034msn3.jpg
前輪も点検しました。
先ほど書いたように ほとんど なにもせずに済みましたが。

DSC04033msn3.jpg
前後輪とも2:1組みのスポークのうち

DSC04031msn3.jpg
2側のスポークより

DSC04032msn3.jpg
1側のスポークのほうが厚くなっています。
幅は同じです。
これが、そのうち書くと以前に書いていた「第3のアルミスポーク」です。
別の機会に書こうと思っていて それ用の画像もあるのですが、
とりあえず 触れておきます。

なぜ 2:1組みの1側、左右異数組みの少スポーク側の
スポーク比重を大きくするのかですが、
後輪の場合 ディスクローター側が
ラジアル組みになるという理由が考えられます。
が、このホイールでは 前輪の1側も厚スポークになっています。

左右異数組みに対するカウンターとして
左右逆異径組みをしている後輪といえば
コリマの12:8Hのホイールがありますが、
あれはリムブレーキなので
反フリー側のスポークを太くする理由に
ディスクブレーキ云々は関係ありません。

また、当初 カンパニョーロではディスクブレーキ用のホイールを
ゾンダDBと ボーラワン50DBの2モデルで展開していましたが、
このうち左右逆異径組みを採用しているのはゾンダDBのみで、
現行のボーラDBには 50に加えて35、WTOの45とありますが
これらは いずれも左右同径組みです。
私が最初に アルミスポーク仕様のホイールで
左右逆異径組みを見たのは シャマルウルトラDBです。
コリマの12:8Hの後輪でも、
リム高が高いモデルでは 左右逆異径組みになっていません。
カンパニョーロ/フルクラムも コリマも、
リム高がある程度高くなると 左右逆異径組みをしていません。
ある要素の大小を勘案したときに
おそらくはリム高がどうこうではなく
スポークの短さで 逆異径組みを採用するかどうか
決めていると思うので、仮にゾンダに24インチ仕様があったとすれば
左右同径組みにすると思われます。
カンパニョーロ/フルクラムとコリマと私で
左右逆異径組みを決定する判定基準というか
勘案している要素は 同じか、大筋では違わないと思うのですが
メシノタネコードに引っかかるので 詳しくは書きません。
ゾンダDBを見たときに、仮に今後 シャマルウルトラやレーシングゼロで
ディスクブレーキ用のホイールを出すなら
少なくとも前輪は 逆異径組み用に 幅か厚みの違うスポークを
わざわざ用意するかもしれないと思ってはいたのですが
本当にやったので 驚きました。

2:1組みのリムブレーキ用の完組みホイールは
フロントとリヤ左スポークが同じ長さで共用ということが多いですが、
ハブの寸法を根本から設計できるメーカーであれば
「ディスクブレーキ用の2:1組みホイールは
後輪のほうがオチョコが大きい
=フランジ径が同じなら リヤ右とフロント左では
後者のほうがスポーク長さが長くなる、のを
同じスポーク長さになるように フロントハブの寸法を調整する」
ことで リヤ右とフロント左のスポークを同じに出来ると思うのですが、
実際に調べてみたところ
ボーラWTO45DBでは リヤ右とフロント左、
リヤ左とフロント右がそれぞれ同じ長さで
前後輪で2種類のスポークとなっていました。
私が思いつく程度のことを カンパニョーロがやらないはずがありません。
と思っていたら
ボーラワン50DBと35DBとゾンダDBでは
確かにリヤ右とフロント左が同じスポークではあるものの
リヤ左とフロント右が別個の長さなので 前後輪で3種類、
シャマルウルトラDBでは全て違っていて 前後輪で4種類でした。
スペアスポークの在庫を揃えるのががががっがっがg

category: スポークの話

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