のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

明日お休みをいただきます  

明日7月22日(金)ですが、
のっぴきならない用事があるので
お休みをいただきます。


たまには時計の話でも。
DSC00559e.jpg
DSC00560e.jpg
↑セイコーのトモニーというブランドの、
トモニー シーガルというモデルです。
その名の通り シーガル(かもめ)が描いてあります。

トモニーは今でいうと アルバかワイアードに相当する
当時(70年代)の若者向けの廉価モデルという位置付けです。
クォーツの腕時計は世に出ていたと思いますが、
まだ普及価格帯ではなかったので これは機械式(手巻き)です。
時刻表示は「メカデジ」という方式で、これの場合は真ん中に秒針があります。
このモデルは角型ケースですが、左右非対称で右側が丸いD型ケースのものか
左右ともに丸みを帯びた通称「鉄仮面」と呼ばれるケースのもので
状態が良いものを探していたところ、見つからないので これを買ってしまいました。
モレラートの緑色のバンドが あつらえたように合っていますが
本来は特徴的な形のメタルバンド仕様です。

トモニーの鉄仮面に良く似たケース+メカデジで 駆動がクォーツ、
というモデルが シチズンの初代インディペンデントにあったのですが
とっくの昔に廃版です。

dual iie
↑これはオリエントの「スタイリッシュ&スマート」というシリーズの
デュアルIIというモデルで、現行品です。
文字盤が2つあってデュアルタイムという時計は珍しくもないのですが、
これがイカレてるのは9時位置の3針がクォーツ式で
3時位置のメカデジが機械式(しかもマイクロローターで自動巻き)だという点です。
日付が機械式のほうに付いているので、2日間使わなければ止まってしまい
時刻合わせが面倒です。
メカデジ中央の円盤は1分に1回転するので 円盤のくぼみは秒針になります。
3時位置の文字盤だけ見ればトモニーそっくりですが
機械式のメカデジを普通に作ってくれれば たぶん買うのに、
と思った次第です。惜しい。

category: ヘッドホンとか時計とか

tb: 0   cm: 0

イワシと チャーリーおじさん  

去年の年末、スウォッチの直営店で
SARDINAというモデルを見かけたので衝動買いしました。
DSC06680amx5.jpg
静かな場所だと、ケースに入れていても秒針の音が聴こえます。
今までは タイメックスのアナログクォーツが
最もうるさい時計だと思っていましたが、
こちらのほうが音が大きいです。

DSC06676amx5.jpg
バンドも含めたデザインもいいですが、
DSC06678amx5.jpg
針の形状が面白いのが衝動買いした理由です。
インデックスの類がないので
パッと見たときに時間が分かりやすいわけではなく、
機能性にツッコめば 優れているわけではありません。
あと、クォーツでハック機能の無い時計というのを初めて見ました。
竜頭をいっぱいまで引き出しても秒針が止まりません。
時間を戻す方向で分針を動かすと、それにつられて秒針が逆行します。
「徹底したコストダウンにデザインの皮をかぶせた」という感じですが
価格が安いので そもそもそういう販売戦略のはずです。
DSC06673amx5.jpg
よーし これは年末のくじ引き大会の景品にしよう。
ちなみに後ろにあるのは 肉ではなく
DSC06674amx5.jpg
肉模様のタオルです。

DSC06679amx5.jpg
電池交換は、フタがコインで回せるので簡単です。
バンドの取り付け部分は特殊な形状で、スウォッチの自社規格です。
スウォッチ製(と あと多少の他社製)で いろんなバンドがありますが、
汎用品は付きません。

DSC06597amx5.jpg
スウォッチで、それとは別にスケルトンの機械式が欲しかったので
UNCLE CHARLYというモデルを買いました。

スウォッチは年度ごとにモデルの切り替えをして
再販はしないというのが基本方針ですが、
YAS100Gamx5.jpg
1998年モデルに出たBODY&SOULという
スケルトンの機械式モデルは、定番の継続モデルとなっています
(一度 廃版になったはずですが 再販されたので今でも入手可能です)。
ただこれも文字盤にインデックスが無いので
視認性が非常に悪く、ファッションと割り切ればいいものを
多少の実用性を求めてUNCLE CHARLYにしてしまいました。
ベゼル周りの感じやバンドの形状なら こちらのほうが好みです。

DSC06542amx5.jpg
これもスウォッチ独自のラグ形状なので
DSC06538amx5.jpg
純正品の革バンドを一緒に買いました。

DSC06598amx5.jpg
DSC06552amx5.jpg
↑こんな感じ
・・・結局 メタルバンドに戻していますが。

DSC06553amx5.jpg
ラグに通すのは バネ棒ではなく単なるシャフトです。
これだけだとスカスカに通るので
どこで固定力を得ているのか気になったのですが
DSC06555amx5.jpg
バンド側にブッシュを埋め込んでいました。
摩耗する要素を 交換する側に設けているのは賢いですね。

DSC06594amx5.jpg
これを買った理由ですが、ETAの機械をまじまじと見たかったからです。
2841-1という品番の機械で、コストダウンのために
徹底的にデチューンされています。
文字盤の中央の意味のない(回らない)金色の歯車は
日付ありの機械ではないので
日付盤の厚みの分を埋める飾りです(たぶん)。

DSC06544amx5.jpg
自動巻きですが、手巻き機能も付いています。
この点だけならセイコー5の廉価モデルより優れています。
が、竜頭を回して手巻きでゼンマイをいっぱいまで巻いたところ、
手巻きオンリーの機械式の巻き終わりと同じ感触がしました。
巻き過ぎ防止のスリップ機能がありません。
それでも自動巻きのローターの巻き上げは機能するので、
ゼンマイをキチキチに巻くのはヤバいかもしれません。
止まった状態からの初動に少し巻く程度にしたほうが良さそうです。
DSC06593amx5.jpg
ゼンマイがほどけて
DSC06635amx5.jpg
止まりました。
ちなみに、秒針のハック機能もありません。

DSC06557amx5.jpg
カチコチ動いているガンギ車とアンクルですが、
材質がプラスチックのように見えます。
いやまさか そんなはずは・・・
DSC06558amx5.jpg
やっぱりプラスチックです!
ここまでコストダウンする意味があるのかどうかは分かりませんが、
徹底しているということには感心します。

DSC06551amx5.jpg
↑これは裏から見た機械ですが、
H20amx5.jpg
↑こちらは 同じスウォッチグループの、ハミルトンのスケルトンモデルの機械です。
ブラッシュアップの具合や石数は違いますが、基本的な設計は同じです。
UNCLE CHARLYの2841-1には
歩度調整の機能(+-の調整ねじ)が無いですが、
BODY&SOULには同じ品番の機械でも歩度調整付きのものがあるので
デチューン度というか「手を抜かずにしっかりと手抜きする度」が上がっているようです。

似たような機械を2つ並べていますが、
これについては この2つは同じようなものだ、と言いたいわけではありません。
むしろ全然違います。ティアグラとアルテグラが似ている!というようなものです。
オリスか ハミルトンのスケルトンモデルを買おうと思っていたのですが、
機械を見るだけならこれでいいやと思うようになってしまいました。
恐るべしスウォッチ。

オリスですが、自称自社製の機械を積んでいるものも高級ラインにはありますが、
スケルトンモデルに関しては いわゆるエタポンで
ハミルトンのスケルトンと(仕上げはいいものの)ほぼ同じ機械です。

DSC06888amx5.jpg
ところで、年末のくじ引き大会の くじ箱は
DSC06889amx5.jpg
ザリガニが潜んでいるという設定だったのですが
誰ひとりとして ビビッてくれませんでした。

category: ヘッドホンとか時計とか

tb: 0   cm: 1

ジウジアーロが欲しかったのですが  

セイコーのジウジアーロ復刻モデルが欲しいのですが、
入手が非常に困難です。
sced003-be.jpg
↑これ

SCED003というモデルですが、
SCEDという品番自体が このモデルのための品番です。
SCED00XのXの部分は奇数だけとなっており、
何かのために空けてあるのかもしれません。

001は 黒文字盤・黒ベゼル・銀バンド、
005は 003の赤い部分が黄色、
007は 003の赤い部分が黄緑色の仕様で
いずれも500個限定となっていました。

これは 1983年モデルの30周年記念復刻版というわけですが、
SCED003だけは極端に入手しづらく、
おそらく予約分だけで完売して
店頭に並んだものは ほぼ存在しないのではないかと思われます。
なぜかというと、この003だけが オリジナルとほぼ同色だからです。

オリジナルは よく「7A28-6000」という品番で見かけます。
それで検索しても引っかかりますが、
これは裏ブタにそう書いてあるためで 7A28はムーブメントの品番です。
モデル名自体は「SSAY-048」です。

私が十年来お世話になっている あるお客さんで、
非常に腕時計に詳しい方がいます。以下「師匠」と呼びましょう。
師匠は SCED003が出るという情報を発売前につかんでおり、
なんとか押さえようと奔走したそうですが どこも予約で完売だったそうです。
それで入手できないのですから 私が普通に買えるわけがありません。
なお 師匠はSSAY-048を所有しています。

復刻版のSCED003は
現行の「スピリット」というグレードで展開されているので
スピリットの価格帯に合わせた
税別定価3万円台の価格設定なのですが、
SCED003の新品は現在プレミア価格が付いており
中身と仕上げ(スピリット並み)を考えると ちょっと手が出ません。
例として ア○ゾンでは9万9000円で売っている業者がいます。

で、先日船場センタービル内の通路を歩いていたところ
モレラートのバンドを豊富に取り揃えている時計屋さんがありました。
ラドーやオメガなどのアンティーク時計なども ショーケースにあったのですが、
その中にSSAY-048があったのです!
・・・衝動買いしました。

DSC05577e.jpg
所有した今でも信じられません。
なにせ、ベゼルに こすれ傷があるだけで
風防は傷なし、針ずれも無いのです。
状態が非常にいいです。
一緒に写っている、ジウジアーロと書いてある
ニコンのメガネケースは 師匠とは別のお客さんのものです。
ジウジアーロの話をしていたら たまたまお持ちだったので
一緒に撮ってみました。
このメガネケースがあるのは ジウジアーロデザインのメガネが存在したからですが、
当時のニコンでのGIUGIAROのカタカナ表記は「ジュージアーロ」です。

DSC05596e.jpg
買ったSSAY-048ですが、バンドがオリジナルのままであるものの
長さが 私には ややきついので(使えないではない)、
SCED003のバンドに換装できないかと師匠に相談したところ
なんと取り寄せてくれました。
師匠の奥さんは時計の修理工房に お勤めです。
いつも本当にすみません。
師匠の手持ちのオリジナルのコマを
1コマゆずってあげるとも言われたのですが
それはあまりに悪いので固辞しました。

DSC05597e.jpg
新品のバンドですが、師匠の奥さんから
「指紋が すぐにつく」と言われました。
確かに、触ると 塗装が乾ききっていないかのようなネチネチ感があります。
あと 師匠によれば復刻のほうのバンドは仕上げが悪く、
実際に何かのはずみで切れかけたことがあるので
中古であっても オリジナルのほうが良いのでは?ということでした。

ラグ幅は18mmで同じなので移植は問題なくできそうです。
バネ棒はオリジナルのほうが太く、復刻のバンドに通らなかったので
細いバネ棒まで用意してもらいました。
本当に いつもすみません。

DSC05600e.jpg
オリジナルのバンドとの比較です。
復刻版のバンドの色は黒もあるそうですが、
これは濃いグレーで おそらくオリジナルに最も近い色です。

DSC05606e.jpg
板バネを抜きました。
これに使う特殊な工具も お借りしました。
本当にすみません。
あとで買うか 自作します。

DSC05607e.jpg
↑板バネの表裏ですが、仕上げを見るかぎり
バンドに仕立ててから表面処理を施しているのかもしれません。

DSC05608e.jpg
↑ちょっとだけ長いバンドになりました。
このちょっとが大きいのです。

DSC05626e.jpg
↑オリジナルのバックルにはヘルメットのマークと
スピードマスターという表記があります。
はめ込み式の三つ折れバックルです。
DSC05627e.jpg
↑復刻のほうはプッシュ式三つ折れバックルで、
表記はSEIKOです。
最近のセイコーはプッシュ式三つ折れバックルのここを
ほぼ正方形にしたがる傾向があり、おかげで調整しろが少なくなっています。
このバックルは 詰めるほうにあと1つ穴があるだけです。

当初は復刻のバンドのコマ部分だけを
オリジナルのバックルに移植しようと思ったのですが、
バネ棒で留まっている側はともかく シャフトを通してある側は
どうもカシメになっているようで、破損リスクを考えると手が出せませんでした。
おとなしく そのまま使います。

DSC05629e.jpg
あと、バンドのしなやかさというかコマの稼動域が違います。
オリジナルは この通りですが、
DSC05630e.jpg
復刻は これ以上 内側に曲がりません。

ヘルメット+スピードマスターのバックルは
日本国内向けモデルのSSAY-048ですが、
海外向けモデルではSPR039Jというモデルになります。
こちらも「オリジナル」です。
これらの違いはバックルで、SPR039Jの場合は
SEIKOの文字の下にセイコークォーツを意味する
SQという文字が入ったものになります。
7A28-6000で調べたほうが検索結果が豊富なのは、
SPR039Jも合わせて引っかかるからです。

DSC05611e.jpg
師匠いわく、クロノグラフの赤いプラスチックのボタンが
割れていたり ひびが入っていない個体のほうが珍しいそうで、
現存している個体の多くは「割れていて当たり前」だそうです。
現物を見せたら まずここをチェックされました。
私は風防と針ずれしか よく見ていなかったので、
やっぱり知っている人は違います。

DSC05601e.jpg
師匠の私物の復刻版SCED007です。

DSC05603e.jpg
復刻版がいまいち似せきれていない最大のポイントは竜頭の位置です。
3時方向に付いていますが、オリジナルはここではありません。
裏ブタには ジウジアーロの表記とシリアルナンバーがあります。
青い保護シールは 私なら剥がしますが
剥がしたくない気持ちも分かります。

DSC05605e.jpg
ケースの9時側側面には何もありませんが、
オリジナルでは8時位置に竜頭、
10時位置にスプリット計測用のボタンがあります。

DSC05602e.jpg
ムーブメントの関係で3時位置に日付の表示があります。
クォーツクロノグラフですが、クロノグラフの秒針は機械式っぽい運針で
ちゃんと1/5秒目盛りごとに動きます。
インダイヤルは3時が24時間計、
6時がクロノグラフの60分計、
9時が時計の秒針です。

DSC05778e.jpg
対して オリジナルでは日付無し、
クロノグラフの秒針は1秒ごとのステップ運針ですが
3時のインダイヤルが1/10秒計になっています。
6時は時計の秒針、9時がクロノグラフの30分計です。

DSC05625e.jpg
1/10秒計は ややぎこちない運針に見えますが、
これは「この目盛りごとのステップ運針」だからです。
計測を止めたときに 針が目盛りの部分以外を指すことが無い、とも言えます。

DSC05785e.jpg
セイコーの現行のクォーツクロノグラフに付いている
1/20秒計は、完全にスムースなスイープ運針に見えますが
これも実は目盛りごとのステップ運針になっているようです。
インダイヤルの直径が小さいのと目盛りの刻みが細かいので
そうは見えませんが。
DSC05789e.jpg
センターセコンドのクロノ秒針は1秒刻みのステップ運針なので、
タキメーターが付いている場合 厳密には不正確になります。

冒頭で SCEDはこのモデル専用の品番と書きましたが、
このあとに出たのは
009と011が時計店のTICTACの別注カラーが各200個限定、
013と015がBEAMSの別注カラーで各250個限定、
017と019と021と023と025が色を変えれば売れると踏んで
味をしめた
セイコーによる各2500個限定!で、
027と029がまたTICTACの別注カラーで各250個限定、
031が時計店のオンタイムの別注カラーで200個限定、
033がファッションブランドのホワイトマウンテニアリングの
別注カラーで700個限定・・・と
「限定モデル」を乱発しています。

017~025の各2500個は復刻ジウジアーロの第2次再販です。
こんなことをするなら003を再販しろよ、と思いますが
限定モデルは単に個数を自己申告しているだけでなく
裏ブタに「001/500」のようにシリアルナンバーが入れてあるので
003の再販は絶対に出来ません。

あと、これを見る限り 別注カラーを発注できる
最低ロットは200個のようですね。




最近、SCED系に別モデルが出ました。
続く SCED035と037は、同じくジウジアーロデザインの
通称「エイリアン」の復刻モデルとなります。
GIUGIAROe.jpg
↑これはオリジナルの画像ですが、
黒のSSAY058の復刻がSCED037、
銀のSSAY068の復刻がSCED035となります。
今回は反省したのか各3000本限定で、今なら入手も容易です。
先に復刻カラーを3000本ずつも出せば
別注カラーの乱発も減ることになりそうですが、
買わないまでも どんな色かは見てみたいです。
師匠はエイリアンのオリジナルも持っているそうですが(すげえ)、
復刻版も買うかもしれないということです。

このモデル、ドライブ中に手袋をしていても
クロノグラフを操作しやすいようにというボタン配置なのですが、
エイリアンの通称は この形とは何の関係もありません。
1986年の映画「エイリアン2」で、
主役のリプリーが劇中で付けていたことに由来します。
実はSSAY048のほうも エイリアン2で
アンドロイドのビショップが付けていたので
(ナイフ トントントントン・・・のシーンで よく分かる)
海外での通称はビショップとなっています。
「Seiko Ripley」「Seiko Bishop」で
それぞれ検索に引っかかります。
(リプリーの裏ブタの表記は
7A28-7000もしくは7A28-7009なので
それでも引っかかります)

なので一応 ビショップのほうもエイリアンモデルとなるわけですが、
日本では「ジウジアーロのエイリアン」と言うと
一般にリプリーのほうだけを指すことが多いです。

giugiaro-sidee.jpg
リプリーの復刻モデルですが、竜頭がケースに隠れているので
ぱっと見の再現度はこちらのほうが上です。
(オリジナルでは竜頭は8時の位置)
あと、オリジナルも復刻版も 文字盤の周りにタキメーターが付いていますが、
オリジナルではクロノグラフの秒針は1秒ごとのステップ運針なので
先ほど書いたようにタキメーターは やや不正確となります。
復刻版のムーブメントでは1/5秒ごとの運針になるので
秒針が指すタキメーターの正確さでは こちらのほうが上になります。
いま気づきましたが黒ケースのほうは
プッシュボタンが黄色じゃないんですね。
再現度は銀ケースのほうが さらにちょっとだけ上なようです。



DSC05818e.jpg
お借りした板バネ用ヤットコを参考に、
工具を自作しました。

DSC05819e.jpg
↑片側は平らで、
DSC05825e.jpg
↑もう片側は とがっています。

DSC05822e.jpg
こんな感じ

DSC05823e.jpg
板バネが簡単に外れます。
慎重にやれば 傷もつきません。
DSC05824e.jpg
高価な時計では こういうのを自分ではやりませんが、
そういう価格帯になると板バネ式のバンドということは まずありません。

DSC05828e.jpg
バンドを復刻版のものに換えたものの、
赤ボタンの割れの話など聞いてしまったこともあり
結局 あまり使わないのでありました。

category: ヘッドホンとか時計とか

tb: 0   cm: 0

ハミルトンのベンチュラを買いました  

ハミルトンのベンチュラを買ってしまいました。
DSC05585amx5.jpg
DSC05649amx5.jpg
↑いかにも不自然な 撮影用の針位置

ベンチュラ クォーツは元々持っていたのですが、
気に入らないことがいくつかあり 手放してしまいました。
手放した一番の理由は秒針の針ずれです。

が、先日 心斎橋の某時計店で
針ずれが無い(ように見える)個体が
ショーケースに入っていたので 出して見せてもらい、
さらに 秒針ずれが無ければ買いますと言うと
頼んだわけではないのですが その店の全在庫を奥から持ってきてくれました。
ベンチュラ クォーツが計9つ。圧巻です。
そこで全てを吟味したところ、候補が2つに絞られました。
とっかえひっかえしたので どちらがそうかは分からなくなってしまいましたが
最終候補のうち片方は 初めショーケースにあった個体です。
その2つから、さらに納得がいくものを買わせてもらいました。
本当にありがとうございます。今度チュードル買います。


秒針のずれですが、よく理由のひとつとして「アガキ」というのを聞きます。
アガキというのは歯車のアソビ、必要ガタのことで、
秒針の根元の歯車のアガキによって
文字盤の目盛りと秒針が合わなくなる・・・という理屈です。
しかし もしそれが理由であれば、例えば特定の目盛りを秒針が通過するときの
目盛りと秒針の位置関係に ばらつきが無ければいけません。
ある目盛りに対して 秒針がドンピシャだったり ちょっとずれたりというのを
繰り返していればアガキのせいというのも納得できるのですが、
私が気にする針ずれは もっと定常的な場合についてです。

定常的なずれというのは、たとえば 秒針が0秒を指している(はずの)位置で
0.3秒ほど進んでいる個体があったとすると、
その個体はずっとその傾向であり それが例えばドンピシャの位置や
0.2秒ほど遅れた位置などに変化することは無いということです。
なので「そもそもずれていない個体を買う」以外に
針ずれを避ける方法はありません。

ところで、秒針のずれというのはどこの時計メーカーでも
通常 不良の対象とはなりません。
メーカーから出荷されている以上
そのメーカーの検品も通っている、というわけです。
秒針を一旦抜いて挿し直すというのは
絶対に不可能というわけではないでしょうが、
時計店が「不良ではない」時計のケースを開けてまで
やるリスクを考えると 現実的には不可能です。
私が選ばなかった 残り8つのベンチュラ(うち7つは私の目には針ずれあり)も
針ずれを気にしない人に普通に販売されるわけですが、
それも仕方がありません。

私は普段
「メーカーから出荷されている以上 そのメーカーの検品も通っている」はずの
完組みホイールを再調整することをナリワイのひとつとしているわけですが、
ホイールの場合は あとから精度を調整できるので
センターずれを気にする人を納得させられる余地があります。

DSC05410amx5.jpg
ムーブメントによっては、
竜頭をいっぱいまで引き出した状態で分針を前後に動かすと
秒針がそれにつられて かすかにガタつくように動くものもあります。
その場合は 秒針の位置をごく狭い範囲ながら任意に調整できますが、
ハミルトンの場合はビクともしませんでした。
(そこそこの価格以上のものは この方法で秒針がガタつきません)
なので 針ずれが無いと納得できるものを買う以外に方法が無いのです。

私が針ずれを見る位置は 上の画像のように0秒位置の目盛りですが、
ここがドンピシャの場合 12ヵ所ある目盛りのうち1~2ヵ所は
ほんのかすかに針ずれがあります。
この程度なら「目盛りのほうがずれているんだ」と思うことにしています。
極端な話、0秒位置で合ってさえいれば
残り11箇所すべてがずれていても かまいません。
実際は0秒位置で合っていれば 残りもだいたい合うのですが。

あとこのベンチュラですが、竜頭が2段引き出しになっています。
2段目は秒針停止&時刻合わせですが
謎の1段目には機能がありません。
おそらくは日付ありのムーブメントから
日付表示をオミットした名残だと思われます。

category: ヘッドホンとか時計とか

tb: 0   cm: 1

オリエントの機械式時計を買いました  

すじコン・・・
DSC04680amx5.jpg
は 関係ありませんが(おいしかったです)、
オリエントの機械式時計を買ってしまいました。
お客さんでオリエントスターを持っている方がいまして、
それを見て 私も欲しくなった次第です。

オリエント時計の機械式モデルは上から
ロイヤルオリエント、オリエントスターと続きますが
私が買ったのは「ワールドステージコレクション」という
機械式としては最廉価のグレードになります。

DSC04787amx5.jpg
↑これにしました。
文字盤の色は 他にも黒と白があります。
税別定価が3万8000円、実売価格は税込で2万円台後半くらいです。

DSC04788amx5.jpg
メタルバンドは初めから使うつもりが無かったので
保護フィルムすら剥がさずに置いてあり、
ヒルシュのカーボンに交換してあります。

DSC04790amx5.jpg
バンドの仕上げは 時計の価格からすれば上出来で、
コマは板巻きではありません(少なくとも外側は)。

1096amx5.jpg
↑ワールドステージの別モデルです。
日付なしが欲しかったのですが、オリエントスターの日付なしだと
ゼンマイの残り時間を示すインジケーターが もれなく付いてきて
シンプルな3針のモデルがありません。
上の画像のモデルの場合、黒や白の文字盤もあるのですが
この赤がダサカッコいいので もし買うなら この色にしていました。
もっと高価な時計なら絶対買わない文字盤の色を
買ってしまえる楽しみが この価格帯にはあります。
これにしなかったのでは、バンド幅が22mmだからです。
20mmでないと 私の手持ちのバンドで遊べません。

1093amx5.jpg
続いて こちらもワールドステージの別モデルです。

セイコーの海外展開モデルには、ヴェラチュラとかスポーチュラとか
コーチュラという「○○チュラ」という名前のモデルが多いのですが
その中のアークチュラというモデルには その名の通り
弧(アーク)が文字盤にデザインされたものがありました。
上の画像のモデルは アークチュラに似ていないながらも
それを思い出すのですが、
アークチュラと違い 名は体を表す的なデザイン上の根拠がありません。
気に入らなかったのは そこではなくて、
ケースのラグが 既製品のバンドと合わない形状だったからです。

DSC04791amx5.jpg
で、これにしたのですが、
これはワールドステージの機械式・日付なしの中で
最廉価なモデルです。
買ってから気づいたのですが、秒針停止機能がありません。
なので竜頭をいっぱいまで引き出しても秒針は止まりません。
ついでに書くと 自動巻きですがゼンマイの手巻き機能もありません。
どうりで竜頭が小さいわけだ。シンプルでいいぞ むしろ気に入った。

秒針停止機能なし・手巻きなしの自動巻きというと
海外生産のセイコー5(モデルによっては実売1万円以下)が そうですが、
このオリエントのほうは ケースやバンドの仕上げがいいのと
日本国内で製造している点が違います。

文字盤からムーブメントが見える
オープンハート仕様で無くてもいいのですが、
機械式日付なしの普及価格帯というと これが多いです。
DSC04754amx5.jpg
見ていて ほれぼれする仕上げでもないですが
裏ブタはシースルー(スケルトン)です。
自動巻きのローターは多少磨いていますが。
ローターの動きは あまりスムースでなく、
一回転中に引っかかる位相が いくつかあります。
個体差なのか仕様なのかは不明です。
ケースを垂直にした状態(文字盤横向き)で
そーっと縦に回しても ローターが常にきっちり鉛直下向きにならない、
というわけですが 日常の動作では十分に動いてはいます。

DSC04652amx5.jpg
裏スケの場合、三つ折れバックル式などではなく
間近で見られるようなタイプのバンドにするのが好きです。

DSC04750amx5.jpg
手巻き機能が無いので、自動巻きだけで
何とか止めないように 丸4日ほど動かしました。
秒針停止機能はありませんが、
竜頭を引き出して押さえると秒針は止まります。
分針を逆行させるとグググッと秒針を戻すこともできます。
機械に良くなさそうなので普段はやりませんが、
年差プラスマイナス10秒のグランドセイコーのクオーツと秒針を合わせて
約96時間 動かし続けたところ、約8秒遅れとなっていました。
単純計算で日差マイナス2秒です。
4日の間には 静置した日と腕に付けた日があり、
ゼンマイのほどけ具合や温度などの条件もそろっていないので
はっきりした結果とは言えませんが 遅れ傾向であることは確かなようです。
公称は日差プラス25秒~マイナス15秒なので、
精度は(今のところ)まずまずです。
このムーブメント、パワーリザーブが40時間以上となっていますが
ローターだけでフルに巻き上がることは やはり無いようで
24時間触らなければ だいたい止まってしまいます。
同じ時計を2日続けて付けることがあまり無いので
機械式時計を使うときは だいたい時刻合わせからになるという
私の使い方では、日差が仮に10秒あったとしても あまり問題はありません。
(もちろん精度は出ているほうがいいですが)
このときに、時間合わせだけでなく日付合わせもするのが
非常に面倒なので 日付なしのほうが好きなのです。

このグランドセイコーのクオーツですが、
精度は半年でマイナス3秒くらいです。
なので日差は ほぼ皆無と見なして
機械式時計の精度を見るために
ときどき 秒針単位でこれと合わせてみたりしています。

ワールドステージでも 上位モデルには
秒針停止機能やゼンマイの手巻き機能は付きますが、
公称精度は どのモデルでもプラス25秒~マイナス15秒です。
ムーブメントは変わりますが オリエントスターでも これは同じです。
ロイヤルオリエントのみ プラス10秒~マイナス5秒なのですが、
最近のロイヤルオリエントは 8振動のムーブメントを廃版にしてしまったようです。
なのでオリエント時計の現行の機械式は全て6振動です。
ロービートの「刻んでいます」感のある運針も好きですが、
オリエント時計が機械式に本腰を入れているぞ!という象徴が
ロイヤルオリエントの8振動ムーブメントだったと思うので
その点はちょっと残念ですね。

オリエント時計は現在 セイコーの関連会社の
セイコーエプソンの子会社なので、
セイコーの機械式時計にはあまり無い価格帯を
埋めるようなラインナップを展開するという戦略なのかも知れません。

DSC04756amx5.jpg
歩度調整の機構が裏から見えますが、
時計屋さんに出すほどのことではありません。

DSC04794amx5.jpg
ちょっとデザインで冒険している「竜頭のぞき窓」ですが、
私は嫌いではありません(カッコいいとも思いませんが)。
日付窓の流用ではなく、一応 専用の文字盤となっています。

DSC04796amx5.jpg
あとちょっとした不満点として、12時のインデックスが
他のものより幅が太いのはもちろんいいのですが

DSC04797amx5.jpg
6時も太いのは 気に入りません。
12時だけでいいのに。
これをやるなら3時と9時も太くした方が
見た目のバランスがいい気がします。

sary053amx5.jpg
セイコーにも オープンハート&裏スケで日付なしのモデルがあります。
ムーブメントでいうと4R38です。
上の画像のモデル(プレサージュ)で、
文字盤の色違いから選ぶなら 白がいいです。
文字盤が白のときだけ青い針になるからです。

青焼き針という、製法上の歩留まりの悪さゆえ
おもに高級時計しか使われない青色の針があるのですが、
これが映えるのは白文字盤なので
だいたいは青焼き針=白文字盤です。
もちろんセイコーのプレサージュの青い針は
それっぽく塗っただけの模造品です 念のため。

ssa017jamx5.jpg
セイコーで4R38の場合 文字盤の窓は
テンプの位置で設けていますが、
DSC04753amx5.jpg
オリエントの場合はテンプの中心から ちょっとずらしてあります。
これのおかげで ガンギ車のカチコチした動きが
見えるので 私はこちらのほうが好きです。

透けている部分が多いからかもしれませんが、
静かな室内だとムーブメントの動作音がかすかに聞こえます。
私も まだまだ若いということですな。
タイメックスのアナログクオーツのステップ運針は
気にしだすと発狂しそうな音がするので
机の引き出しか時計ケースに放り込まないと寝れないくらいですが、
オリエントの6振動はそういう音ではありません。
(そもそも音の大きさが全然違います)

ここまで書いてて思ったのですが、
時計の写真を撮るのは非常に難しいですね。

今回はオリエントのワールドステージコレクションを買ったところ
全体としてはガッカリしなかったので
今後はオリエントスターを買うことがあるかも知れません。
よーし買い支えるぞー(というほど今回 高い買い物はしていませんが)。

オリエント時計の機械式は
「他社も含めた同価格帯のモデルで仕上げや仕様を比較した場合」という
見方をした場合、最高の選択肢になると思います。

そもそも廉価帯の機械式に注力しているメーカーなので
「他社も含めた同価格帯のモデルで仕上げや仕様を比較した場合」などという
ニッチな条件付け自体が すでにオリエントびいきなのですが。

category: ヘッドホンとか時計とか

tb: 0   cm: 0

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター