のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

カンパニョーロのチェーンリングを交換したいのに  

「あれ」が邪魔している、ということで
クランク裏のチェーンリングボルトを外してほしいと
お客さんから お願いされました。
DSC05724msn.jpg
↑こいつ

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一旦ボルトを外して、内側から取り出しています。
「こいつ」については(→こちら)をどうぞ。

category: その他 機材の話

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なるべくBB内に配線を残さない話  

今、ピナレロのドグマF8(DISKではない)を 組んでいるのですが、
DSC05412amx6.jpg
↑これは配線後の画像です。
BB内に配線があると、無用のトラブルを起こすこともあるので
なるべく避けたいところです。
これはねじ切り式のBBですが、圧入式の場合で BB小物を入れる際に
配線を潰し 断線させた、という例もあります。

DSC05408amx6.jpg
F8のフロントメカ穴は 機械式と同じ箇所を使います。
私は シートチューブのフロントメカ台座付近のほうが好みですが、
9150の電動デュラエースだと この位置でも都合は悪くありません。

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すべて配線しました。

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4本とも ダウンチューブから出しているので、
下ジャンクションをフレームに入れ込めば BBには何も残りません。

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↑こうじゃなくて

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↑こうです。
ただ、フレームによっては これができないものも多いので
もしできればしたほうがいい、というだけのことですが。

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内蔵バッテリー

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フロントメカ

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リヤメカ

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上ジャンクション
ところで、私は F8フレームに付属している小物について
なぜか詳しい気がします(→こちら)。
配線については リンク先でも同じようなことを書いてますが。

category: その他 機材の話

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ノヴァテックハブのフリーボディについて(コメントのお返事)  

先日、ノヴァテックのフリーハブのベアリングは
15267だと書いたことについて、
「Novatecのフリーのベアリングですが、F291SB-SLに最初から付いているものは、
15267なのですが、アンチバイトガード付のフリーには、
6902と、異なるものが使われています。」
というコメントをいただきました。

これについて、蟹光線から言いたいことがあるらしいです。
DSC05129amx6.jpg
↑コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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291ハ ふろんとはぶです!
りやはぶハ 482ナノデ 間違イデスネ!

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揚ゲ足ヲ取リ 申シ訳アリマセンデシタ!

ということです。コメントありがとうございました。
ベアリング交換に際して 非常にありがたい情報です。
私としては6902のほうが入手しやすいので 助かるのですが・・・。

ついでと言っては なんですが、
482系ハブである Tniのエボライトハブで
フリーボディを交換する際の注意点について書きます。
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ちょっと前のエボライトハブです。
ハブ胴の表記がTniのみで フリーボディの爪は3つ爪です。

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フリーボディが突き当たらないようにする
どん突き防止スペーサーですが、

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アルミ製のバテッドしているものが入っています。
これ以前(エボハブ)は スチール製だったのですが、
非バテッド部分の外径は それと同じです。
今後の話の便宜上、エボハブのときのスチールは 太スチール、
それと同寸法のアルミ(上の画像のもの)は 太アルミと呼ぶことにします。

DSC05104amx6.jpg
わりと最近のエボライトハブです。
ハブ胴の表記がTniとエボリューションライトになっています。
後述しますが、このハブ胴でもバージョン違いがあり、
左ダストキャップの形状が少し変わっています。

フリーボディが4つ爪になっていますが、
これは現状 シマノ11S用フリーボディだけの仕様です。
カンパニョーロ用は3つ爪ですが、今後 切り替わるはずが
まだそうなっていないだけの可能性もあります。
先ほどのTni表記のみのハブも、これと同時期に仕入れていますが
28Hと あまり使われない(少なくとも24Hほどは)穴数なので
仕様の切り替わりが遅れているだけなのかもしれません。

DSC05105amx6.jpg
4つ爪フリーボディのスペーサーは、スチール製ですが

DSC05106amx6.jpg
フリーボディ側のスペーサーが埋まる穴の内径が違うので
このスペーサーの寸法も異なっています。
このスチール製スペーサーは、太アルミ以前のスチールと比べて
明確に細いので、こちらを 細スチールと呼ぶことにします。

DSC05110amx6.jpg
3つ爪に細スチールを入れて、寸法差を強調するためにずらしました。
この組み合わせは、使えます。
ハブシャフトに通すと スペーサーが真ん中に位置して
ベアリングの内輪と ちょうど接触し、フリーボディの空転時に
スペーサーとの間に すき間ができるからです。

DSC05111amx6.jpg
4つ爪に太アルミを入れました。
見ての通り すき間が無く、入れるのも 軽い圧入のような感じになります。
これは太スチールでも同様です。

DSC05112amx6.jpg
スペーサーの長さは全て同じなので、どん突き防止の仕事はしますが
フリーボディの空転時に固定ギヤのような感触があり
ハブ内部で大きな抵抗が発生します。
なので、4つ爪に 太スペーサーは使えません。
ここで困るのが、フリーボディを単品購入した際に
スペーサーが付いて来ない(あとで補足あり)ことです。
カンパニョーロ用フリーボディが元から付いているハブは
現状ほぼ全てが 太アルミ、
シマノ10Sのエボハブは 太スチールなので、
それらからシマノ11Sフリーボディに交換するときに
どうにかして細スチールを手に入れる必要があるのです。

人からゆずってもらった、もしくは買ったホイールが
カンパニョーロ用フリーボディだったのでシマノ11S用にしたい、
フリーボディを シマノ10Sから11Sにしたい、
というのは非常に多い例で、逆は ほとんどありません。

この件、輸入代理店に問題として伝えようかと思っていたのですが
DSC05130amx6.jpg
ごく最近になって、フリーボディ単品にスペーサーが付属するようになりました。
付属しているスペーサーごと交換すれば、問題は起きません。
今のところは シマノ11S用でも3つ爪が届きますが、
スペーサー付きであれば問題は起きません。

スペーサーが付属しなかった期間は1年くらいだったでしょうか。

DSC05113amx6.jpg
↑画像左から3つ爪カンパニョーロ、3つ爪シマノ11S、4つ爪シマノ11Sです。
3つ爪は太スペーサー対応で 細スペーサーも使用可、
4つ爪は細スペーサーのみに対応

と なっています。
一応、爪の数以外にも見分け方がありまして

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太スペーサー用のフリーボディは穴の内側が 切削仕上げとなっており、

DSC05115amx6.jpg
細スペーサー用では ノヴァテック独特の色のアルマイトが
内側まで のっています。
かと言って アルマイトの厚みぶんの差程度の寸法違い・・・ではありません。
明確に寸法が異なります。

DSC05117amx6.jpg
太スチールと細スチールを並べてみました。

DSC05118amx6.jpg
こっちで合わせると
DSC05119amx6.jpg
反対側で これくらいずれます。

DSC05132amx6.jpg
エボライトハブの左エンドについて。
これは少し前のタイプになりますが、
内側からダストキャップ、薄スペーサー、エンドナットとなります。
ダストキャップの内側はベアリングの内輪だけを押すために
段付きになっていますが、外側は平面です。

DSC05133amx6.jpg
これが最近のハブでは、ダストキャップがハブ体を覆うような形状となり

DSC05134amx6.jpg
平面だった外側が、薄スペーサーがツライチではまるようになっています。

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エンドナットの寸法は変わっていません。
新エンドと旧エンドを突き合わせると、

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旧エンドが 新エンドの薄スペーサーに当たった状態で、

DSC05138amx6.jpg
新エンドが 旧エンドの薄スペーサーと ちょうどの位置になります。

DSC05139amx6.jpg
つまりこういうことです。
寸法は一切 変わっていません。

たぶん今後は あまり無いとは思いますが、
太スペーサー付きのリヤハブに対して、
単品で買った シマノ11S4つ爪フリーボディに
細スペーサーが付属していなかった、という方はご相談ください。何とかします。

category: その他 機材の話

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フネに気をつけろ!  

先ほどの記事の続きです。
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リヤリムの右側だけに特徴的な削り痕が付いているのは、
ブレーキシューのフネ(シューホルダー)の
羽に付いているインジケーターまで ブレーキシューが磨耗した状態で
なおブレーキをかけたからです。

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まずは、フネについている羽について。
これは カンパニョーロが最初にやったことで、
フネの下に羽をつけることによって ホイールを取り付けるときに
四角いブレーキシューに ごっつんこせず
スムーズに誘導されるという工夫です。
この時代のリムは、超ローハイトリムしかないので
シューの磨耗で 羽がリムに当たるということは まずありません。

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既存のフネに 羽を追加したい!ということで
別体の羽だけのパーツを出したのは、ヨシガイが最初です。

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↑これはBR-7800ですが、
シマノでは BR-7700から デュラエースのフネの羽に
ブレーキシュー磨耗インジケーター(交換式)というものを設けておりまして、

DSC04993msnn.jpg
マイナスドライバーで取り外しや交換が可能です。

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マイナスねじにしたのは、磨耗しても工具がかかるようにするためです(たぶん)。

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で、このインジケーターは ブレーキシューが減りきる前に
リムに当たることによって、すごい異音とともに
マジで今すぐシューを換えろと促すように なっています。
画像では リミットラインまでブレーキシューが使えないように見えますが、
ローハイトリムだとインジケーターがあたることは無いですし、
そこそこ以上のリム高があっても たいていのリムサイドは
内側に向かっていくらか弧を描いている(絶壁ではない)ので
インジケーターが仕事をするのは リミットラインのあたりです。

DSC05005msnn.jpg
シマノの7700のホイールは
7700系デュラエースのコンポよりも後に出ていますが、
首折れスポークヘッドのエルボーが リムサイドの外周部寄りにあり、
7700のブレーキアーチで使うと シューがそれほど磨耗していないのに
スポークヘッドにインジケーターが カンカンと当たります。
なので、シマノからはインジケーターのねじを
外して使うようにとのお達しが 当時出ていました。

DSC04997msnn.jpg
デュラエース以外のグレードでは、

DSC04998msnn.jpg
ねじによる交換式インジケーターでは無くなり、

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インジケーター具合も 明らかに控えめになっています。
最近のホイール事情では「減りが早いカーボン用ブレーキシューに
絶壁に近いリムサイドのカーボンディープリム」という、
フネの羽がリムを攻撃する可能性が高くなる条件が
揃いがちなのでそういう機材をお使いの方は ご注意ください。
フレームの下側にダイレクトマウントブレーキの場合は
ブレーキシューの磨耗に気が付きにくい、というのも悪条件のひとつです。

DSC05000msnn.jpg
フルクラムのアルミリムは
インジケーターの先にリムサイドがある リム高ではあるものの、
ブレーキゾーンが リムサイドから張り出した形状になっているので
かなり磨耗しないと当たりません。

category: その他 機材の話

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BR-7800のひみつ!  

この話を ここに書くのは初めてではないのですが
オーバーホールの仕事で見かけたので。
DSC04816amx6.jpg
7800デュラエースのブレーキセットですが、

DSC04818amx6.jpg
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前後で違うのは取り付けシャフトの長さ・・・だけではありません。
正解は 実は すでに写っていますが、

DSC04819amx6.jpg
DSC04820amx6.jpg
↑「リヤブレーキのみ Cアームの裏に肉抜きがしてある」でした。
リヤは フロントほど利かなくてもいいから、というのが理由です(たぶん)。
ブレーキレバーとの力率の比でいうと 7900以前のこちらのほうが
タッチがいいと思うのですが、7900はレバー自体がごつくて
余計にそう感じるのかもしれません。

ブレーキレバーの力率比と、
フロントメカのパンタグラフとワイヤー固定位置の関係は
7400、7700から7800まで 変更無しだったところ
7900で急に変更したのは、
スラムとミックスコンポされるのを避けたかったからだと思われます。
当時の10Sレッド・フォース・ライバルは
右ダブルタップレバーとリヤメカの引き量が シマノと明確に違う以外は
7800コンパチブルだったので、
むしろスラムの左右レバーとリヤメカ以外
(フロントメカ・スプロケット・チェーン・クランクセット)は
シマノにしたほうが変速性能が良く、
ブレーキは利き重視ならシマノ、
タッチが好きならスラムを選ぶといった感じでした。

私は フロントブレーキを、カンパニョーロのレバーに対して
レコードの銀色のデュアルピボットブレーキか、
7800のリヤブレーキのシャフトをフロント用に交換した
Cアーム肉抜きありブレーキかを選んで 使っていますが、
それでも後者のほうが利きは上です。

category: その他 機材の話

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