のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

位相の話 その2  

この話を書ききらないといけない理由があるので、
今日も位相の話を書きます。
今日はペアスポークのホイールの位相について。
DSC02564amx.jpg
↑引き続き この図でいきます。

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ペアスポークというのは、リムのニップルから隣のニップルまでの間隔が
均等ではないホイールをいいます。
多くの場合スポークが寄り添うような位相にしているので、
見かけからペアスポークと言うことが多いです。

上の図では、リムの穴のうち片側はそのまま、
もう片側にぺアスポーク的な位相の穴(赤い丸)を追加しました。

DSC02566amx.jpg
ハブ側にもそれに対応した穴を設けます。

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まずはラジアル組みをしてみました。
「ペアスポークのホイールの開き」をイメージしてもらえると思います。

DSC02568amx.jpg
で、次は「普通のハブでペアスポークのリムを組む」とどうなるか見てみます。
まずは片側をタンジェント組みしてみました。

DSC02569amx.jpg
もう片側は「ハブの黒い丸(普通のハブ)とリムの赤い丸(ペアスポークのリム)を結ぶ」
ことになるわけですが、見てのとおり 何やら歪んでいます。

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タンジェント組みの交差しているスポークの
引っ張り方向の合成(上の図のF3)を描き足しました。
実際にこのままスポークテンションを上げると
いま歪んでいない側も歪みます。
先日書いた「反ヤマアラシさん方向の歪み」が出ます。

DSC02571amx.jpg
で、これは私の試作品的ホイールのひとつ、
ジピエンメのメテオラというリムのホイールです。

DSC02583amx.jpg
見てのとおりペアスポークです。

DSC02573amx.jpg
2002年頃のモデルでしょうか、
カーボンクリンチャーのはしりみたいなモデルですが、
鬆(す)が多くて ちょっと怖いですね。
↑この字、「す」の変換で出ませんでした。骨粗鬆症から出しました。
タイヤの空気圧を8気圧ほど入れるとミシミシいいます(コワイヨー)。

それはいいのですが、これを普通のハブで 同じ側のフランジのスポークを
違う長さでタンジェント組みする「F3ねじれ容認組み」で
組んで使ってみたところ、異常なペースでニップルがゆるむんです。
高野山の帰りに鍋谷の和歌山側でスポークがだるんだるんになったときには
本当に面食らいました。
(大阪界隈の方しか分からない地名ですみません)

DSC02575amx.jpg
そこで、同じくらいのペアスポーク具合である
A-CLASSのALX400というホイールのハブを使って
組み直したのが今の状態です。
私にしては珍しく反フリー側がラジアル組みですが、これには理由があります。

DSC02577amx.jpg
↑フリー側のスポークは星のエアロスターブライトIIIですが、
スポークの交差をよく見ると位相狂いによるねじれを起こしています
DSC02585amx.jpg
↑こういう見方をしてみてください。
かすかにずれています。

DSC02578amx.jpg
反フリー側のラジアル組みのスポークは
DSC02581amx.jpg
うっすら(進行方向から見れば)ヤマアラシさん方向にねじれています
スポークを内側に延長した場合 スポークがハブ軸を通らない、
という見方をするとよく分かると思います。
メテオラとALX-400は、近しいものの
全く同じペアスポーク具合ではなかったということです。

DSC02582amx.jpg
↑図にするとこういう感じです。
図にはちゃんと反映されていませんが、
タンジェント組み側もかすかにねじれています。
片側をラジアル組みにしないとスポークのゆるみが
ひどくなりそうと思ったので そうしました。

コリマのペアスポークのリム単品売りを組もうとしていた人を
止めたことがありますが、それもこういう理由です。
あれは位相が合うハブあっての実質 補修品ですね。

ロルフのハイローならぬローハイフランジのハブで
ホイールを組みたいなと思っているのですが、
ハブが入手できたところで
そのハブが想定しているペアスポーク具合の
リムでないと組めない
ので、断念しています。

category: 位相の話

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今日もホイールを組みました  

今日もホイールを組みました。
DSC02558amx.jpg
↑これは今日組んだわけではなくて、おととい ご注文をいただいて
おととい組んだホイールです。
ちょうどおとといの「フロント1号SL&リヤ5号」の記事を見て
「剥がすとかっこいいな」と思ったそうです。
2号以外は のり残りがそれほどないので、剥がすのは苦ではありません。

地方発送をした あるお客さんから「ホイールを組む速度が尋常ではない」と
メールをいただきましたが、お店がヒマなだけです。

また別の地方発送のお客さんからは、
「ホイール受け取りました(嫁が)
まさかこんなに早く発送されるとは思っていなく、
お陰様で家庭での立場がジャックバウアー並みです!」
とメールをいただきました。
お振込み日の夕方には発送していたので
2~3時間で前後輪を組めるのか!とびっくりされたそうですが、
この場合はフロントはすでに組めていました。
もしそうでなくても組めたと思います。
お店がヒマなので。

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で、今日組んだのはフロント24H・リヤ28Hの1号SLです。
前後とも吊るしよりスポークが4本多い仕様です。

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エアロスポークは結線しづらいです。
でも ちゃんとしました。

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ヨンロク組みは もう見飽きたかもしれませんが、
28Hのヨンロク組みはちょっと珍しいかもしれません。

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のむラボホイールのお手入れなど  

当店で販売したホイールについて よく聞かれること、
またはあまり聞かれないけれども書いておこうと思ったことなどが
ありますので、書いていきます。

Q:結線ハンダ付けしたスポークの振れ取りは可能でしょうか?
A:問題なくできます。

Q:のむラボさんではオリジナルのステッカーを作らないのですか?
A:これは本当によく言われます。検討中です。
  リムメーカーのステッカーですら剥がされるわけですが、
  それを上回るダサさのものを考えています。

Q:リムの外径が大きいのか1号・5号にリムテープ・タイヤがはめにくいです。
A:当店ではリムテープはヴィットリアの18C幅を使っています。
  リムの外径の個体差は、チューブラーはともかくWOの場合は非常に少ないです。
  (走行中に外れたりすると危険なので)
  タイヤがはめにくいとのことですが、私は特にそう感じたことはありません。
  が、お客さんいわく私はスルスルと一瞬でタイヤをはめてしまうらしいので、
  そんな奴のいうことを信用してはいけません。
  真面目にお答えすると、リム幅が狭いことが関係しているとはおもいます。
  最近の完組みホイールのWOリムは総じて幅が広めなので、
  それに慣れているとちょっとはめにくいかな、とは思います。
  もちろん使用上の問題はありません。
  リムテープが薄ければ はめやすくなるかもしれませんが、
  具体的にこのメーカーがいいよというのは特にありません。

Q:ハブのお手入れについて教えてください
A:
DSC02535amx.jpg
↑画像上がTniエボリューションハブ、下がTniウイングハブです。

DSC02536amx.jpg
まずはエボから ばらします。
両側に5mmアーレンキーを入れてください。

DSC02537amx.jpg
この状態でゆるめると、どちら側かが先にゆるみます。
この場合は左が先にゆるみました。

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ゆるめた方のシャフトを見ると、
10mmアーレンキー用の穴があります。

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ゆるめた方に10mm、もう片方は5mmのアーレンキーでゆるめます。

DSC02540amx.jpg
右側はこうなっています。先に右側がゆるんだ場合は
ここに10mmアーレンキーを入れてください。
締めるときは5mmアーレンキー2本で締めます。
なので調整には5mmアーレンキー2本と
10mmアーレンキー1本が必要です。

エンドキャップもシャフトもアルミなので、
ねじ山にうっすらグリスを塗布したほうがいいと思います。
締めすぎにも要注意です。
「クッ」と締め付け感があって ゆるまなさそうであればそれで充分ですが、
相手はアルミなので無茶苦茶に締めるとねじが食いつくかもしれません。

エボハブもウイングハブも実は同名で2代目なのですが、
エボハブIの場合はスチールシャフトです。
で、スチールシャフトの穴が5mmだったと思うのですが、
あまり深くアーレンキーを入れると エンドキャップではなく
シャフトの方にアーレンキーがかかることもあるので要注意です。
のむラボホイールではすべてエボIIまたはウイングIIになっています。

DSC02541amx.jpg
右のエンドキャップを外すと、フリーボディが抜けます。
フリーボディを入れ直すときに、爪にダメージがいかないよう
注意深く入れてください。

DSC02543amx.jpg
ウイングハブも同様です。
今回は右が先にゆるみました。

DSC02546amx.jpg
↑画像左がエボ、右がウイングです。
ウイングIの場合はフリーの爪部分の外径が
エボよりも小さかったのですが、ウイングIIは外径が同じです。

DSC02545amx.jpg
といっても深さがちがうので やはり互換性はありません。

DSC02548amx.jpg
ちょっとお客さんからご指摘というか教えていただいたのですが、
ウイングハブは左エンドキャップにシールが無いそうです。
実際に見てみると、確かに薄いゴムシールがありません。
それに関して「防水性などは大丈夫ですか」と訊かれたのですが、
特に問題はないと思います。
少なくとも雨天走行後 毎回開けて見るほど
シビアなものではありません。
今回、再組立てに際してグリスをうっすら塗布しておきました。
ウイングハブを使われている方の参考になれば幸いです。

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↑エボハブのすき間

DSC02550amx.jpg
↑ウイングハブのすき間

その他ご質問等お待ちしております。

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歯離れ修正  

シクロクロスのアウターをスギノの42Tに換えました。
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42Tともなるとフロントメカのプレートとアウターギヤの歯先が
後ろの方にいくにつれて離れていきます。
これを私は「歯離れ」と呼んでいますが、
歯離れが大きくなると 変速時にメカのプレートのおいしい部分で
チェーンを押さなくなるので、
修正できるなら したほうがいいです。

DSC02532amx.jpg
↑修正後

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シクロクロスはロードバイクよりもBBの位置が高いので
フロントメカの羽根とチェーンステーのすき間が
けっこうギリギリになってしまいました。
問題はありませんが。

このチェーンリング、カンパニョーロの11S(このバイクがそうです)には
合わないということで 取り付けを断られたのが当店に持ってきた理由だそうですが、
元々付いているのがFSAのシマノ10S用で、
それで一応 変速しているので問題なく使える程度には調整できると思います。
実際に問題なく動くようにはできました。
メーカーの推奨外だから、というのが断る理由なら
サードパーティのクランクやブレーキを付けている完成車を
そのまま売ることもおかしい
ということになります。

本当にどうあがいても無理、あるいは やったら怪我するかも、
という例もありますが、そうでないなら
なるべくお客さんの意向には沿うようにしたほうがいいですね。

category: 歯離れ修正

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お詫びと訂正  

最近よくコメントをいただく ある方からご指摘をいただきました。
「のむラボホイール、値上げしました?」
してませんよ~。え?え?
1号のリヤは17000円なのですが、
「のむラボホイール一覧」では19000円となっていました(訂正済み)。

ご指摘ありがとうございます。
冷や汗をかきました。
DSC02528amx.jpg
↑私はいつもお店の値札を見てメールでお返事しているので気付きませんでした。
いま、過去ののむラボホイール1号の販売時のやり取りをすべてチェックしましたが、
1号のセミオーダー時の差額計算の件も含めて
すべて17000円ベースで計算しているので
2000円余計にいただいた方は おられませんでした。
ご指摘ありがとうございます。大変助かりました。
今後このようなことが無いよう気を付けます。

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吊るしの5号が売れました  

吊るしの5号が来る!という予感がしたので
組み置きを組んでいたのですが、ちょうど売れました。
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予感はおいといて、常に1ペアは展示しとけよ!ということですね。
スイマセン。

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地方発送用の段ボールも買いました。
しばらくはいけそうです。

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昨日の1号SLと5号のステッカーを剥がしました  

私個人のホイールはリムのステッカーを剥がさずに使いますが、
お客さんのご希望なので。
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これはこれでありな気がしてきました。

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カラーアルミニップルについて  

のむラボホイールのカラーニップル化について
お問い合わせをいただいている方へ。
メールアドレスがなかったのでこちらでお答えします。
DSC02526amx.jpg
ニップル1個当たり30円アップになりますが可能です。
カラーアルミニップルは、ニップル代そのものよりも
カラーアルマイト代の方が高いです。

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コメントのお返事(WH-6700とのむラボホイール1号)  

コメントをいただきました。
「いつも穴が開くほど のむラボブログ を楽しく拝見しています。」
とのことですが、パソコンのディスプレイ交換などは高くつきますので
穴が開かない程度にご覧ください。
で、本題ですが
「今回、ホイール選択についてご相談というか、
のむラボホイールを購入するための後押しをして頂きたくメール致しました。」
とのことです。

あまり原文コピペもあれなので要約すると、
友達の使用100km美品(多分)の
WH-6700を25000円位で買おうと思ったけれど、
のむラボホイール1号が欲しくて欲しくてたまらないので
背中を押してくれ!という内容でした。

DSC02510amx.jpg
残念ですが、私はWH-6700を非常に高く評価しております。
あの価格(現行の税込定価41380円)でチューブレス対応ということで、
もしかしたらWOタイヤがチューブレス一色になるかも・・・と
デビュー当時はちょっとびびったものです。
多少の例外は除いて チューブレスというのは手組みでは無理ですし、
フロント16H、リヤ20Hというスポークの少なさもナウいですね。
その思いの丈は上の画像を見ても分かっていただけると思います。

DSC02514amx.jpg
思えば大晦日の夜、マッチが売れないと家に帰れない私が少しでも自分を暖めようと
マッチを擦ったときにかすかに見えた幻影は
憧れのシマノホイールだったのかもしれません・・・。

追記:ライトウェイトに見えるのは
私の画力に問題があるだけで、気のせいです。


DSC01507amx.jpg
そういえば過日 蟹光線がこんなことを言っておりました。
これに補足しますとのむラボホイール1号は
フロント667g、リヤ858gです。
えっ!?それが29000円ですって?(わざとらしく)
あと、コメントをいただいた方の都道府県までの送料は2100円です。
ぜひご検討下さい。背中を押せたかどうかは分かりませんが。

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位相の話 その1  

当ブログでは、これまで「位相」という単語を定義なしで使ってきました。
本当はもっと早くこれを書くはずだったのですが、遅れに遅れて今に至った次第です。
当ブログでいう位相というのは「ハブフランジのスポーク穴の位置」と
「リムのニップル穴の位置」の角度的な位置関係のこと
だとします。
位相がピッタリ合うかどうかは非常に重要な問題です。
むしろ「位相が合わないホイールなんてあるの?」と思われるかもしれませんが、
ハブとリムの取り合わせ、あるいは組み方によってはありうるので
いろいろと書いていきます。
DSC02485amx.jpg
その前に。
ハブフランジ径がリム内径と同じというホイールを想像してみてください。
そのホイールをバルブ穴の位置で進行方向と垂直な方向にカットし、
平たくのしたとします。

DSC02486amx.jpg
↑そうするとこういう状態になりますね。
これが位相を考えるときの基本形です。
まず、たまに聞かれることですが「36Hのハブで18Hのリムを組む」という
場合の位相狂いについて書いていきたいと思います。
36Hハブ/18Hリムの場合に限らず
「リムの穴数がハブの穴数の半分」の場合でも同じです。

DSC02487amx.jpg
まず、36Hハブと36Hリムでラジアル組みをしてみます。
自分から見て向かって手前側のスポークを赤、奥側のスポークを青で描きました。
ラジアル組みのスポークの線分が進行方向に対して垂直です。
位相狂いは起きていません。

DSC02490amx.jpg
次に、ハブがそのままでリムの穴数が半分になったとします。
とりあえずリム側の穴を半分消しました。

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リムの穴振りも、半分の数に合わせて修正します。

DSC02492amx.jpg
こうなりますね。

DSC02494amx.jpg
自分から見て奥側のフランジだけをまずラジアル組みしてみます。
これだけ見れば位相狂いは起きていません。

DSC02495amx.jpg
ところが、もう片側のフランジ穴では まっすぐの位相に対応する位置に
リムのスポーク穴がありません。
位相がずれているのを承知でスポークを配するしかありません。

DSC02496amx.jpg
それを通すとこうなります。
実際にこれで組んだとします。左右のスポークの長さは当然同じものを使います。
リムがセンターに来るようにスポークテンションを張ってやると・・・

DSC02498amx.jpg
こういう状態で安定します。

DSC02500amx.jpg
↑実際の18Hリムと36Hハブでは これほど顕著ではありませんが、
ラジアル組み(放射状にのびていないので語弊がありますが)のスポークが
手前側ではヤマアラシさん方向に、奥側では反ヤマアラシさん方向に向かって
かすかにねじれます。気持ち悪いですね。
JIS組みのヌポークだけ残した状態と言ってもいいでしょう。
実際にはかすかなので、乗って乗れないことはありませんが、いい気はしません。

DSC02501amx.jpg
これでタンジェント組みをすると、けっこうな問題が起きます。
通常の位相が合っているタンジェント組みのヌポークをF1、
反ヌポークをF2とすると、F1とF2の引っ張り方向の合成は
上の図のF3となります。
F3はラジアル組みの場合のスポークの通り道でもあります。

DSC02502amx.jpg
そのF3がねじれているのが位相の狂った状態です。
ねじれたF3をハブ側に延長しても、ハブ軸を通りません。
このねじれたF3に対するF1とF2を描き足すと
DSC02503amx.jpg
↑こうなります。F1スポークとF2スポークが同じ長さであった場合、
F1スポークは組むには短く、F2スポークは組むには長くなります。
片側のフランジで2種類のスポーク長さが必要になります。
これが後輪なら、ひとつのホイールで4種類の長さが必要になるということです。
18Hのリムの場合は片側9Hで奇数なのでタンジェント組みは出来ませんが、
32Hハブで16Hリムを組む場合はこういうこともありえます。

DSC02504amx.jpg
次に、18Hハブで36Hリムを組む場合を考えます。
まずは基本形から。

DSC02505amx.jpg
片側のフランジの穴をすべて消しました。

DSC02507amx.jpg
普通のハブのフランジの穴の位相は左→右→左→右・・・で等間隔に空いているので
ひとつ飛ばしのスポーク穴を反対側のフランジに移します。

DSC02508amx.jpg
これが「ハブの倍の数の穴のリム」で組む場合の図です。
さっそくラジアル組みをしてみます。

DSC02509amx.jpg
↑位相の狂いは起きていません。が、リムの穴振りの片側しか使っていません。
穴振りの無いリムであれば問題ないのですが、
「ハブの倍の数の穴のリム」で組む場合
12Hハブ/24Hリム
16Hハブ/32Hリム
18Hハブ/36Hリム
というのが現実的な範囲です。
14Hハブ/28Hリムというのはハブの方が手組みでは まずありえません。
12Hハブというのも7700デュラエースなどでありえますが、
実際は「16Hハブ/32Hリム」と「18Hハブ/36Hリム」の
2つにほぼ限られると言っていいです。
32Hや36Hのリムのほとんどはスポーク穴の穴振りがあるので、
ハブの倍の数の穴のリムで組むことは位相狂いこそないですが
穴振りオフセットが起きるので やはりまともなホイールとは言えません。

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コメントのお返事(結線ハンダ付けについて)  

結線ハンダ付けについて、
「メシノタネコードに抵触しなければ結線ハンダづけのポイントを
ご教授頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。」ということですが、
思いっきり抵触しているのでお答えできません。
というと怒られそうなので、
意味のある結線とそうでない場合との違いだけは書いておきます。
DSC02462amx.jpg
同じ側のハブフランジから出たスポークの最終交差よりリム側で、
交差したスポーク同士を前後方向に握ると
交差部分がたわんでリム側にずれますね。
結線はそれを殺してスポークの変形量を減らそう、というのが目的です。
結線というくらいですから「結んで」ます。
ただ針金をぐるぐる巻きにしているわけではありません。
単なるぐるぐる巻きだと、スポークを握るとカキカキと音がして
巻いた部分がずれて緩みます。それでは飾りであって意味がありません。
この結び方こそが結線の秘密です。
ハンダにはスポークの交点の変形を押さえる力はありません。
結線がほどけないようにするだけです。

DSC02484amx.jpg
コメントには「スポークにハンダがのらない」とありますが、
ハンダがのらないのはステンレススポークだからです。
私が使っている鋼線もステンレスです。そうしないと後で錆びます。
これも難しい点です。
書けないことが多くて済みませんが、これらをクリアすれば
意味のある結線ハンダ付けと言えます。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事(ホイールバランスの話)  

ホイールバランスについて ここで書いたことはありませんが、
「ホイールバランスは行ったほうがいい? 」
「どのホイールでもするべきなのか?(アルミリム・カーボンリム)」
「バランス取りをするにあたってのメリット&デメリット。」
についてコメントをいただいております。
あと、蟹光線のファンとのことです。ありがとうございます。
「メシノタネコードに引っかからないようであれば」ということですが、
全然引っかからないのでお答えしやすい質問です。

私が受けた内容の仕事ではないですが、
ある木製ディスクホイールのホイールバランスが大変ひどくて
回転のぐわんぐわん感が乗車感に思い切り響くという例がありました。
木というのは部分部分で重量の疎密差がおおきい素材なので、
そういうことになったのでしょう。
ディスクホイールとしては軽い部類ではあったのですが、
それなりにスムーズな乗車感が得られるところまで注意深く
おもりを貼りつけていったところ、
普通のディスクホイール並みに重たくなってしまったうえ
とても見られたものではない外観になったということがありました。

しかし普通のホイールでは そこまで気にするほどのことはないのでは
ないかと私は考えています。
少なくともマヴィックとカンパニョーロ(フルクラム)のホイールは
バルブ穴付近とその対岸部分でバランスを取るように設計されています。
それでもぐわんぐわん感を感じる場合というのは、高速の下りですね。
60km/hか70km/hか、あるいはそれ以上といったところでしょうか。
平地の集団走行であれば、世界のトッププロレベルでなくとも
平均50km/hちょっとくらいになることはあるでしょう。
それぐらいの速度ではホイールバランスの悪さというのを感じることは
まずないと思います。ペダリング中でもあるでしょうし。
下りでもっともっとスピードが出たときには、
ホイールの唸りの中に重量バランスのばらつきを感じるかも知れません。
それくらいになるとペダリングをしていない時間の方が長いかも
知れませんから、余計に敏感になるでしょう。
そのときにホイールバランスを是正していればぐわんぐわん感を
感じない、またはほぼ感じないという風に出来るとして、
是正の方法は基本的に「外周部におもりを付ける」ということです。
ホイールバランスの悪さをはっきり体感できる状況または速度が
乗車時間のうち どれだけなのかを考えると、
あまり有効性が無い
ように思えるのです。

DSC02481amx.jpg
※画像は記事の内容と関係ありません。

限られた状況のためにリムを10gでも5gでも重たくしたくはありません。
とはいえ、ほとんどのホイールはバランス取りをする余地があるのも事実です。
そこは否定しませんし、バランス取りという行為も否定はしません。
いつかここで「ハブの回転の軽さはどれだけの意味があるのか」という話を
書こうと思っていますが、それとも少し関連します。
バランス取りは突き詰めれば バルブの長さがちょっと変わっただけでも
大きく変わります。あと、軽いリムほど1gの重量の偏在が大きく効いてきます。
しかし、下りで軽いリムほどビビる傾向があるのは
バランスの偏りに敏感なのもあるとは思いますが
基本的にはリムの剛性が低いだけのことだと思います。
バランスを取って直線のぐわんぐわんを軽減しても、
コーナーでよれるのは変わりません。
それほど軽いリムなら、なおさら外周部を重たくしたくはありません。

バランス取りがメシノタネコードに抵触しないのは、
ホイールバランスを取った対価をいただくという内容の仕事が当店にないからです。

しかし、そういうサービスを否定しているわけではありません。
「(断じて横剛性の無さではなく)ホイールバランスが原因で下りが怖い」という
ホイールを私はまだ見たことがありません。
前述の木製ディスクホイールくらいでしょうか。
メーカーの方でも そもそもそれなりにバランスに気をつかった
ホイール作りをしていることもあるかと思います。

ということで、ホイールバランス取りの
メリットはぐわんぐわんの軽減、デメリットは外周部の重量増、
した方がいいかどうかはその人次第ですが
しなければならないというホイールは極めてまれ、というのが私の考えです。

category: ホイールの話

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コメントのお返事(スポークの首飛びとダブルクロスの話)  

手組みホイールをお使いの方からコメントをいただいております。
「スポークテンション的には一番楽なはずである、
イタリアン組の反フリー側ヌポークの頭が飛びます。
不思議です。」
とのことです。

えーと、たまたまです。
というだけでは怒られそうなので、ちょっと突っ込んだことを書きますね。
反フリー側は絶対にスポークが飛ばないというわけではないので
当然飛ぶこともあります。
私個人の統計的雑感でも、反フリー側よりもフリー側の方が
スポークの首飛びは多いと思うのですが、
それほど顕著な左右差はありません。
5:5ではないですが6:4にはならないくらい、で
フリー側が多いくらいでしょうか。
また、コメントにあるような ヌポークと反ヌポークの首飛びリスクの差ですが、
理論上はともかく実際はそれほど差異は無いように思います。
それよりもびっくりなのが、ヌポークという このブログの造語が
半ば一般名詞化しつつあることですね(笑)。
とはいえ、実はフリー側に関しては ある条件下では
ヌポークの方が飛びやすくなります。
DSC02453amx.jpg
↑このホイール、私が組んでいます。私が組んだにしては
反フリー側が珍しくラジアル組みですが、ヌポーク通しなので。
こんなんする奴はあまりいないと思われます。
それはいいのですが、ローギヤよりも内側にチェーンを落とした痕跡として
ヌポークだけに傷が付いています

これがあまりにひどいと、スポークの首ではなく途中で折れることもあります。
この状態で首飛びが起きたとして、スポークの傷との
因果関係を全く認めないというのも難しい話です。
「フリー側の方がスポークが飛びやすい」という雑感を
私が抱くだけの左右差があるとして、
フリー側の首飛びの件のうちどれだけが
チェーン落ち履歴のあるものなのかまでは正確に統計を取っていません。
が、これもフリー側の首飛び件数が多いというのに
関係していると思われます(ヌポーク限定ですが)。
もちろん、フリーボディのねじれストレスをより近くで受けているということから
フリー側の方がスポークが飛びやすいという考えも正しいと思います。

あと、コメントの中で それに続けて
「ヌポークは内出しなので首の部分に遊びがあるからなんでしょうか?
だとしたらダブルクロスにしたら遊びがなくなるので
飛びにくくなるんかなーと最近考えています。
ただし、32Hでダブルクロスはちょっと無理っぽいですね。」
とありました。
これについてお答えします。

タンジェント組みのスポークの交差を「○本組み」と表現することがありますが、
別の表現として「○クロス」という時もあります。
これは1本のスポークがハブからリムに至るまでに、
何本のスポークと交差しているのかを見た表現です。

2本組みはスポークの交差が1回だけなので1クロスです。
同様に
DSC02472amx.jpg
4本組みは交差が2回なので2クロスです。
(上の画像の青く塗ったスポーク上の 赤く塗った部分が交差部分)

DSC02477amx.jpg
6本組みは3クロス。

DSC02475amx.jpg
8本組みは4クロスです。
要は「○本組み」は「○/2クロス」という呼び方にもなるということです。
で、交差部分を接触させるようにするのを「編む」といいますが、
3クロス(6本組み)以上は最終交差の一つ手前の交差も編むことができます。
私はこれをダブルクロスと呼んでいます(私の造語というわけではありません)。
3クロスでダブルクロスするのはコメントにもあるとおり ちょっと厳しいですね。
特にラージフランジになるほど無理っぽくなります。
現実的には4クロスのみの特権といっていいでしょう。

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DSC02432amx.jpg
↑これも私の組んだホイールです。オーバーホール中ですが。
これは3クロスでダブルクロスしてますね。
見てのとおりスポークがぐにゃぐにゃな感じですが、丸スポークだとこうなります。
コメントにあるとおり、スポークの遊びというか変形量は減るとは思うのですが、
首飛びリスクはむしろ増大するのではないかというのが
現時点での私の考えです。
結線ハンダ付けは最終交差部分の遊びを殺しますが、
ダブルクロスはおもに最終交差よりも内側のスポークの変形量を減らします。
これがホイール体としての剛性に体感レベルで影響するかというと・・・
確かに「横に強くなる」「振れにくくなる」という気はするんです。
しかし(実のところは不明ですが)私は首飛びリスクが増大すると考えていますので、
お客さんに出すメニューではないと思っています。
でも、「やってくれと言われれば断らない」くらいのレベルです。
ご希望の方はお申し付けください。

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↑過去に何度も出てきている私の後輪ですが、エアロスポークだと
ダブルクロスでも それほどぐにゃぐにゃにはなりません。

最後に。
「世の中にはのむラボさんとは正反対に、
「反フリー側はラジアルが正しい」という人もいたりします。」
というコメントをいただいていますが、
これについてはちょっと時間をください。
結論を先に言うとそんなわけあるかなんですが、
なぜダメなのかと、反フリー側ラジアル組みでも
一応 許されそうな条件というのについて書こうと思います。

category: スポークの話

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さっきの続き  

「ありさんが不憫だ」という声があったので続きを。
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出番がとられるのを恐れるあまり仕掛けたエヘン虫の闇討ちですが、
しっかり返り討ちにあいましたとさ。
めでたしめでたし。

category: のむラボ日記

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1号SLと5号を組みました  

今日はのむラボホイール1号SLと5号を組みました。
材料がそろった日には組めましたが、発送までは無理でした。
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1号SLは吊るしの仕様、5号はサピムCX-RAYを使わず
あえてのDTコンペティション仕様です。
これ、私個人のホイールとほぼ同じような構成ですね。
1号SLと5号コンペ仕様のリヤホイール、持った重量はそれほど変わりません。
が、重量の偏在度は大きく異なります。
1号SLはリムに、5号コンペ仕様はスポークに重量が集中している形になります。
ペダルを踏み込む動作というのは
最終的にリヤタイヤが地面を後ろに蹴るという作用につながりますから
リヤホイールの外周部の軽さを重く見るなら5号のほうがいいということですね。
対して前輪は 後輪に同調して回っているだけですし、
進行方向からの空気抵抗をまず受けるということで
スポークを少なくできる1号、しかもエアロスポークの1号SLというわけです。

ステッカーは剥がしてとのことなので、いまから剥がします。

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もうひとつオーダーの要素が。
リヤハブをDTの350にしました。
税込定価19200円ですが、それでもシマノ11S対応ハブとしては安価なほうです。
32Hと28Hしか仕様がないので 1号や2号への採用はあまりないと思いますが、
今後使うこともあると思います。

category: のむラボホイール

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コメントのお返事(試行錯誤の話)  

先日の、トップチューブにブレーキワイヤーを通す記事について
コメントをいただいています。
「糸突っ込んでエアダスターでプシュっとすればぴょこんと出てきますね」
ということですが、私も色々な方法を過去に試しました。
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高度に訓練されたありさんに糸を結わえて、ハチミツのにおいで
出口まで誘導するという方法です。

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ある日 なぜか出てこなかったのでこの方法は辞めました。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事(予定)  

コメントのお返事が溜まっております。
「くそっ!俺のコメント無視しやがって!」と思わないで下さいまし。

・スポークの首飛びリスクの左右差の話
・ダブルクロス(二回あやどり)の話
・反フリー側ラジアル組みは正しいのか
・ホイールバランスは取るべきか
・結線ハンダ付けのやり方
・ウィリエールのファンなんですか?
などについてコメントをいただいております。
私にお答えできる範囲でお答えしますが、
ちょっと時間を下さい。

あっ、すぐ答えれそうなのが ひとつありますね。
ウィリエールのファンというほどではないですが、
ホリゾンタルトップチューブで ヘッドチューブの短いフレームが欲しかったので
本来TT用のフレームであるクロノでロードバイクを組んだというだけです。
ホリゾンタルのフレームが好きなのです。
ZERO7は私のバイクではなく、お客さんの組み立てご依頼品です。

あとは後日書きます。

category: のむラボ日記

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C40 B-STAYを組みました  

コルナゴのC40 Bステーを組みました。
ホイール組みだけではないというのを たまに書いておかないと
車輪屋さんだと思われてしまいそうです。
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全てのフレームが、出てから10年20年しても
「これ良かったよな」と 言われるわけではありません。
このC40 Bステーはそういうフレームではないでしょうか。

ということは、2013年モデルの中にも2020年や2030年ごろに
良い状態で現存していた場合、衆目を引くようなモデルがあるはずです。
現行モデルから それを見抜くのは非常に難しいです。

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「シートステーはBステーだけど チェーンステーはHPステーではない」
というのは ほんの限られた時期のことでした。

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書くと きりがないですが、仕事が細かく行き届いている感がある仕上げです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイールの近況  

先日のむラボホイールの2号をリヤ24Hのみ販売したのですが、
ステッカーを剥がさなくていいよという
大変ありがたいありがたいお言葉(笑)をいただいたので、
ステッカー剥がし記録は11でストップです。
また頑張ります。
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↑リムもハブも あとスポークも、それなりに在庫するよう努めているのですが、
Tniエボリューションハブのフロント20Hの問屋さん在庫が無くなりました。
次回入荷は未定です。
当店にまだフロント20Hの在庫はあるのですが、
このペースでいくと長くもちそうにはありません。
本当に困りました。
あと、リヤ20Hのハブをお待ちいただいている方、本当にすいません。
ハブが来た日に即 組みますので、どうかお待ちください。

category: のむラボホイール

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てきをつくる  

きょう ぼくはカンパニョーロのひとつまえのエルゴパワーレバーの
ぶんかいと くみたてなおしをしました。
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おきゃくさんがいうには うちのおみせにもってくるまえに
さんげんくらいの おみせにことわられたり、
カンパニョーロジャパンにまるなげするから ひにちをくれといわれたそうです。
シマノのアタマグミとちがって ブラックボックスではないので
ばらばらにしてなおすこともできるはずなのに。
さわれないなら さいしょから うらなければいいとおもいます!

追記:うわー荒れてる(棒読み)。
私も、こういうことを書くと いつか自分の身に返ってくるかもしれないとは
分かっていますが、それにしてもこれはないわと思ったので・・・。
まず お電話をいただいたのですが、「100%直せるから持ってこいや」と
言えるはずもなく「直るかどうかは分かりませんが見させてください、
やってみます」とお答えしたのです。
で、あとから聞いたところによると「やってみます」と言ったのは
私だけだったそうで・・・。
それ以前に問い合わせされたお店がどこかは知りませんし、興味もありません。

category: のむラボ日記

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アタマグミ  

シマノのSTIレバーの、ブラケット部分を除くレバー本体を
通称アタマグミと呼びます。
シマノではレバーの動作が悪くなった場合アタマグミそのものの交換で
対応することになっています。
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↑これはST-7700(初期型)のアタマグミですが、
ロー側へ変速後 大レバーの戻りがのっそりしている、
トップ側変速時の小レバーの動きに 大レバーが少し追随する、など
使い込んだSTIレバー特有の症状が出ていました。
アタマグミ自体はブラックボックスのようなもので、
完全分解・再組立ては まず出来ません。

変速レバーがのっそりしているのは 内部の歯車のグリスにホコリが噛んでいるからですが、
かといって上にあるようにそれを洗浄してしまうと
今度はカキカキした油切れ感のする感触になってしまいます。

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ST-7700は内部の歯車等が露出していないので、
必要な箇所に必要なだけ 適性な粘度のグリスを塗布する、
というのが非常に困難です。
いや、しましたけども。

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↑後期型のST-7700BないしCの場合は
外からグリスを差すのも不可能ではありません。

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これは別件です。今日は7700のレバーを触ることがなぜか多い日です。

category: のむラボ日記

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ハブのオーバーホールなど  

最近、ハブのオーバーホールのご依頼も多いです。
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シーズン前だからでしょうか。

category: のむラボ日記

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他社製のシマノ11Sフリーボディ その2  

今日はイーストンです。
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↑やはりスプロケットのどん突きの位置を頑張って詰めていますね。
その1は(→こちら

category: のむラボ日記

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今日は最終土曜日で  

お休みのはずですが、
何の疑問もなく店に出て来たので
一応 仕事します。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事  

しばらくの間ブログを更新しないというのも
ネタとして おいしい気がしましたが、後がつかえているので
そういうわけにもいきません。

「蟹光線さんの出番が少なくなってるのが心配です」という
コメントをいただいていますが、エヘン虫が出しゃばり過ぎなだけであって
決して出番がないわけではありません。
蟹光線なりの出番もいろいろと考えています。
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↑この通り元気です。ご安心ください。

それはそうと、PBのドライバーについて書いた記事へコメントが数件寄せられています。
そのうち2件に「ベッセルもいいですよ」という内容がありました。
ベッセルのドライバー、あれ 安いですが安物ではありません。
価格を考えれば破格の品質です。私も家のほうの工具箱はベッセルです。
使用頻度の低さもありますが とにかく先が減らないし、そのうえ食いつきもなかなかです。

「ドライバーはほんとに消耗品ですよねー。地味に財布を削られます。」
というコメントをいただきました。
私のブログにコメントをする以上 同業者の方ではないと思いますが(笑)、
お仕事でドライバーを使われることがあるのでしょう(違ってたらすみません)。
私がいま独りで仕事をしていて初めて気づかされたのが、
とにかく工具が傷まないということです。特に刃物関係が顕著です。
複数のショップスタッフが共用している工具を、
とっくに擦り切れているのに 替えずに使い続けているのを
見たりすることもありますが、
それによって傷むものが何なのかを考えたほうがいいですね。
弘法は筆を選ばず、というのはこの場合には当てはまりません。
それ以前に弘法でもないでしょうし。

カンパニョーロのディレイラーの調整用プラスねじのねじ頭について
考察(まず間違いなく正解なので 考察ではなく解説といったほうがいいですね)を
コメントでいただきました。
細かいことはちょっと書きませんが、私もそれに同意します。
状況によっては あえてピッタリサイズの×××を使うというのも同意します。
実は私もしています(笑)。メシノタネコードに触れるので書きませんが、
自転車屋さん以外の人でカンパニョーロのディレイラーを触るとき
それに気づいている方がいるのは驚きでした。
あと、コメントにあった「○○を薄く塗布する」というのもいいですね。
私は粘性が高めのオイルを塗布するので○○は試したことがないですが、
あれはそれほどホコリを呼んだりしませんし、
なにより流れてしまいにくいので良い考えだと思います。
メールアドレスがなかったので この場を借りてお返事しました。

こういう処置を皆がすれば あのねじが錆びずにすむのに。

category: のむラボ日記

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6.8kgが余裕で達成できる話と のむラボ最後の日  

最近エアロロードなるものが流行っています。
ああいう平べったいフレーム形状は空力の追求もあるかと思いますが、
それ以上に「遊び」でもあると思います。
どう組もうが6.8kgを下回るのが簡単なので、
フレームの形で他メーカーとの差別化を図ろう、
という 性能とは別の部分のフレームデザインでもあるということです。
6.8kg制限の下限がもっと引き下げられるか、あるいは撤廃されれば
もっと軽いフレームが一気に出回るようになるでしょう。
そうなれば、消えはしないものの
エアロロードのシェアはずいぶん縮小するに違いありません。
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そのエアロロードの流行ともうひとつ、電動コンポが一般化したことで
トップチューブにリヤブレーキワイヤーを通すタイプのフレームが非常に多くなりました。
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これがフレームによっては非常にうっとうしいんですよ。
道がないフレームの場合は まず針金なりライナーなりを
通さねばなりません。
ブレーキインナーを通して強めの磁石で呼べるようなものから
針金を特殊な形に曲げてなんとか通すものまで 様々です。

くそっ!通らんじゃないか!
ええと、まずは先端をこう曲げて・・・

よし、通りそうだ

ああ、だめだ・・・。













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なんとか通りました。

あれ、だれか来たようだ。
こんな時間に誰だろう。
お客さんかな。



「ハハッ」

category: 新手のスタンド使い

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箱が尽きました  

地方発送用の箱が尽きました。
月曜日に復活予定です。
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お客さんからパワータップのハブが届きました。

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ホイールを組みついでに分解・洗浄します。

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ベアリングが全然傷んでいなかったので
洗浄とグリスアップだけで
再組立てをします。

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上の画像ではフリーの爪に何も塗布していませんが、
実際にはグリスを適宜入れます。

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で、組めました。
同時にのむラボホイール1号のフロントもご注文いただいているので、
一緒に出荷します。

DSC02409amx.jpg
ヨンパチ組みです。
このハブですが、ラジアル組みと2本組みはするなという指示があります。
しませんけど。
剛性重視ということでフリー側はあえて2.0mmプレーンにしました。
ハブが400g超ありますから、持った軽さを突き詰めても仕方ありません。
スポークの比重が左:右で90.3:100となります。
この約1割は大きいです。組んだ感触にも明らかに出ています。

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それとは別件でのむラボホイール1号を1ペア発送しました。
「材料はそろっているので今日組めます」というのを今日もしました。
などというと迅速な対応をしたように見えますが
別にこれ、オーダーの要素がない吊るしの仕様なので
吊るしを用意していない私がダメなだけ
です。
店頭展示用を組むのがなかなか追いつきません。
現行吊るしがフロントのみなので、明日リヤを組みます(希望的観測)。

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で、箱が尽きました。
画像を拡大しても宛名が読めないのは確認済みです。ご安心ください。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事  

お返事 その1。
のむラボホイールのご購入希望で
コメントからメールをいただいているのですが、その中に
「恥ずかしながら、最近になって貴社ブログを拝見しました。」という
たいへん丁重な お言葉がありました。
このブログは「知らないと恥ずかしい」というような大層なものではありません。
そう言われるとこっちが恥ずかしくなります。
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↑本当に恥ずかしい

お返事 その2。
「のむラボホイールで、軽量リムのアンブロージオ・フォーミュラクロノF20を
使ったモデルがないですが、なにか事情があるのでしょうか?」という
お問い合わせをいただきました。
特に理由はありません。のむラボホイール6号になるかも知れません。

お返事 その3。
先日のPBのドライバーの話で、
WERAもいいですよというコメントをいただきました。
はい、存じております。先っぽが波々なやつですね。
あとアーレンキーもいいですね。
何度もコメントをいただいてすみません。
大変参考になります。
なるほど、モーターバイク屋さんだと
ドライバーの賞味期限は2ヵ月くらいですか。
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メシノタネコードにちょっと抵触しますが、
カンパニョーロのディレイラーの調整ねじは
「番手の合うドライバーを使うこと」と
「ねじ頭に注油すること」の2点が非常に重要
です。
どちらかでも怠れば、すぐ錆びます。
個人ならともかく、ショップにしか触らせていないのに
ここが錆びているというなら ちょっと×××ですね(検閲済み)。
私のドライバーの買い替えポイントは、ここの調整のときに
ほんのかすかな違和感を感じたときです。上手く言えませんが。

あと「ゼンハイザー以外ではAKGのヘッドホンもいいよ」とか
オーディオに詳しい方からコメントが来ないかびびってました。
来てませんけども。
私はHD598(プリンちゃん)を使っていますが、
それ以上高いのはハイインピーダンスなので
アンプなどもそれに見合った物を揃えよう、となるのが怖いです。
HD800を買えば安物買いの何とやらは終わるのかもしれませんが、
あれはホイールでいうとライトウェイトのようなものですね。
今は密閉型のMOMENTUM(木綿ちゃん)が欲しいのですが、
どうなんでしょうか。HD-25よりもハウジングが大きいので
遮音性と耳当たりは良さそうですが。

category: のむラボ日記

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とっても危険な電子の妖精  

とっても危険なのは記事の内容です。
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マウスさん
愛くるしい ねずみさん。
ネットサーフィンのときに頭の部分をよしよしと撫でてあげるのが正しい愛玩方法。
耳の付け根にカチッという小気味いいクリック感がありますが、
左耳の付け根をポチるとたまに電子の妖精(後述)が現れることもあるので要注意。
尻尾のある有線タイプと 尻尾のない無線タイプがいる模様。

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ヤマアラシさん
当ブログの造語である「ヤマアラシさん方向」を説明するためだけの存在。
本人はヤマアラシと言い張っているが、実はハリネズミ。

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アルパカさん

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こっち見んな

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暗黒卿さん
「コーホー」

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ウイグル獄長
マウスさんをポチると現れる電子の妖精。
「あ~聞こえんな!!」が口癖。
こう見えて英国紳士。
監獄都市カサンドラの獄長を務めるかたわら、
自転車のパーツを中心とするスポーツ用品の通販も行う。

必殺技
・蒙古覇極道
・泰山流双条鞭(および泰山流千条鞭)
・20%OFFバウチャー

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仮面ライダーアマゾン
マウスさんをポチると現れる電子の妖精。
ガランダー帝国との戦いのあと ネット書店をはじめたところ大当たり。
現在は書籍にとどまらず幅広い商品を取り扱っている。

必殺技
・大切断
・ジャガーショック
・全品無料配送(封印した模様)
・当日お急ぎ便

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カモさん
ネットショッピングが趣味。
マウスさんをポチるあまり 電子の妖精をついつい呼んでしまう。

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ネギをしょっているが、本人はあまり気にしていない様子。
このネギは働けば働くほど伸びる性質があります。
(しかし、定時時間外の残業はそれにカウントされないそうです)

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ネギのみじん切りと引き換えに色々なものを
電子の妖精から購入できます。
みじん切りではなく ぶつ切りと引き換えにするときも。

電子の妖精がカモ肉を狙っているように見えるのは気のせいです。
彼らは草食系男子なので(←意味が違う)。

category: のむラボ日記

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今日は5号を組みました  

のむラボホイール5号は「リヤだけ下さい」といわれることが多いです。
理由は分かりません。
DSC02360amx.jpg
フロントが「さびしい」と訴えるので(この声が聞こえたら末期です)、

DSC02364amx.jpg
リヤを組みました。
ひとつは吊るし、もうひとつは地方発送のご予約分です。

現在 箱がたいへん不足しております。2/25の月曜日に解消される予定です。
それまでに発送するホイールは やや不釣り合いな大きな箱で届くかもしれませんが、
箱の大きさを送料に反映させているということはありません。ご安心ください。

category: のむラボホイール

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