のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール3号の仕様について  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号を組みました。
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昨日の3号はチャンピオン/CX-RAYでしたが
今日の3号はコンペティション/CX-RAYです。

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新エボリューションハブですが、スリット穴ではありません。
サピムのCXなど、扁平エアロスポークが使えません。
最近気づきました。
のむラボホイール3号は 今後CX-RAYやコンペティション、
またはチャンピオンで組むことになります。

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それとは別に
のむラボホイール1号の後輪 半コンペ仕様と
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CX-RAYの前輪を組みました。
順番通りに組んでいっています。

category: のむラボホイール

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休日返上  

最終土曜日が休みであったことは過去ほとんどありません。
で、今日もホイー(以下略)。
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XR200リムの組み換えをお預かりしました。
別にこれの何が悪いというのではありません。
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ハブはチェンハウだと思います。
アメクラやライトニングとほぼ同じものです。

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またか!超ワイドフランジハブがやってきました。
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ひ・・広い・・・。
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組めました。
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ヌポークラジアル組みをご希望です。
この「BikeHubStoreハブをヌポーク」というのが
流行っているのでしょうか。
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お客さんのフォークとのクリアランス、今回は十分余裕があります。

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別件ですが、フロント2号・リヤ3号を組みました。

今日も もうちょっとだけ頑張ります。

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起源の主張  

私がこのお店を始めてから、
以前にも増してホイールに触る機会を与えていただいてますが(ありがとうございます)、
ここ最近で一番大きな変化は「半コンペで組んで」というオーダーです。
「半コンペ」というのは私の造語ですが、
要は左右異径スポーク組みのうち
特にオススメなCX-RAY/コンペティションの組み合わせのことです。
あっ、「左右異径スポーク組み」も私の造語でした。
概念そのものはすでにありました(ここ重要)が、
適当な言葉がなかったので そう呼んでいます。

私は左右異径スポーク組みについて数年前から構想は持っていましたし、
(今は違うようですが)レイノルズもそうだと知ったのは
私が左右異径スポーク組みの有効性を確信してから あとのことです。
とはいえ、左右異径スポーク組みを考えたのは世界で私が最初だなどという
ハズカシイことを言うつもりはありません。
むしろ、毎日ホイールのことさえ考えていれば私程度の頭でも思いつくような
自明の理のひとつだと思います。

例えば シマノのWH-7850-C24は後輪の左右のスポーク長さが同じなのに
品番は異なります。なぜでしょうか。左右で太さが違うからです。
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↑後輪の左右バテッド部分の径が違います。
エアロスポークで1.8とか1.5というのは表記上はおかしいのですが、
エアロに加工する前の丸スポークの径だと思われます。
フリー側がDTでいうところのコンペティション、
反フリー側がレボリューションに相当する太さのスポークを
扁平加工したという解釈でOKです。
レボリューション相当といっても、加工硬化が起きているので
「うにょーん」は まず出ません。
これはCX-RAYも同じです。
というよりも このスポーク、
CX-RAYのストレート仕様そのものだと思いますが。

カンパニョーロのニュークリオンも左右異径スポークです。
レイノルズも、この前ここで上げたボントレガーもそうですね。
何が言いたいかというと、ホイールの理屈に関して
個人が起源を主張できるレベルの新発見など もうおそらくないということです。


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チョット失礼シマス!
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WH-9000-C24-CLデハ左右同径すぽーくデスガ、
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下位もでるノWH-RS80-A-C24デハ
左右異径すぽーくニ ナッテイマス!
↑やーめーろー!いらんこと書くなー

まあ、オプトバルで2:1スポークだから反フリー側を細くしなかったのでしょう。
いや、待てよ。C24のWOはオプトバルじゃなかった。



ここから本題。
「最初の完組みホイール」っていったい何になるのでしょうか?
手組みじゃ無理な作りのホイール、というのが完組みの定義なら
ディスクホイールになると思います。
そうではなくて、ロードレースに使うスポークドホイールでは?というと、
1996年のマヴィック・ヘリウムかも知れません。
しかしこれは爆発的に完組みが広まって手組みが駆逐される(絶滅はしてませんが)
きっかけになったホイールで、完組みの起源ではありません。
クリップレスペダルは1985年のLOOK PP-65以降
爆発的に普及して従来のトウストラップペダルを絶滅させましたが、
70年代初めのチネリのM-71が元祖といえば元祖です(多分)。

ここでヘリウムをPP-65に例えるならば、
M-71に相当するホイールは何なのか、というと
最古の元祖という証拠はないのですが、
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↑このローヴァルなのではないかと思います。

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ローヴァルはいま、ある完成車メーカーのホイールの
社内ブランドみたいになってますが、
由緒正しいフランスのホイールメーカーです。

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このホイール、何がすごいのかというと
オーバーロックナット寸法126mm、ボスフリー用ハブの時代に
(ということは80年代後期です)
これでもかというくらい理詰めで設計されている、という点です。
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まず、ハイローフランジの採用から。
これ自体はカンパニョーロのハブなどで すでに知られていた
工夫ですから驚くには当たりません。

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つづいて。ストレートスポークです。
ストレートスポークの多くは「単に首を曲げていないスポーク」ですが、
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このスポークは専用形状のスポークヘッドになっています。
ハブに食い込んでいるので分かりづらいですが、
スライスしたエリンギみたいな形になっています。

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つづいて。
内蔵ニップルです。
リムもエアロリムです。アラヤのエアロ1リムもそうですが、
当時はこれでも「エアロリム」と呼んで差し支えない形状だったのです。
カンパニョーロのシャマルなどで40mmくらいのアルミリムが出たときは、
それはそれはぶっ飛んだリム高に見えたものです。今では普通ですが。
それ以前の「エアロリム」というのは こういうものです。
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ニップルとワッシャーも専用品です。

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最後に。
このホイールのもっとも先進的なポイントについて。
2:1スポークになっています。12:6の18Hです。
このスポーク数の後輪としては世界初なのではないでしょうか。
現行のローヴァルはフルクラムのパクリと思われがちですが、逆です。
ボスフリーの時代にノーヒントからここまで思いつくというのがすごいですね。
これは元々 私のホイールだったのですが、
これの前輪を持っている方がいたのでお譲りしました。
ちょっと調べたいことがあったので しばらく預からせて下さいと
お願いして当店に持ってきてもらったのです。

このホイール以後の 同構造・同アイデアのものは
ローヴァルを知っていたなら模倣、
知らなかったなら再発見に過ぎないということになります。


私は2005年のフルクラム以前に
2:1スポークのホイールを組んだことはありますが、
もちろん起源を主張したりはしません。
ローヴァルを知っているのでそんなハズカシイことは言えません。
2:1スポークのホイールは 首折れスポークで組むには
反フリー側のスポークに重篤な問題がある、
よって売り物にならない・してはいけないというのが私の見解ですが
ローヴァルはそれを25年以上前にクリアしています。
本当に頭のいい人達の考えたホイールという感じです。
ただ惜しいのは、スポークが少なくて剛性がやや低いことです。
先進的なホイールを作ろうと思った結果の 少スポーク数なのは
分かるのですが・・・。
16:8の24Hなら かなり化けたと思います。

余談で私見ですが、シマノのWH-7700も
後輪がもし24Hだったなら あの構造でもそれなりに走ったと思います。
カタログ重量が50g以上重たくなることと 目新しさに欠けるのは確かなので、
そういう案もあったうえで16Hにしたとは思うのですが。
WH-7700の路線で正当進化したホイールを出して欲しいとは
未だに思っています。歴史的に見れば過去の遺物になっていますが
独自性という点から見れば あれこそ真のシマノホイールだと思います。


私が普段ここで書いているような技術的な話についても、
すでに当たり前に知られていることのうち
手組みホイールに応用できそうな点について抜き出しているに過ぎません。
イチからではなく、ゼロから思いついた要素は皆無です。

Wフリーハブ?あれはアホすぎて誰もやらないだけです。
それについてもトラックハブに両ねじという概念がなければ
思いつかなかったでしょう。

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1号改3・3・7 63本スポークですが、
リム内側には63個のニップル穴があいています。
元々の32Hプラス新たに32Hマイナス1H(バルブ穴の位相)で
63Hですが、
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リム外側は32Hのままです。こんな大きな穴をほぼ倍数 さらにあけるのは無理です。
ということで 新たに増やした31H分のニップル31個は
磁石で1つずつ誘導して通しています。
この仮組みが実に面倒です。
このやり方はフルクラムから拝借しました。
きっとイチからは思いついていません。

一自転車屋に過ぎない私が 自転車のホイールについて
革新的な新発見をするということが
どれくらいありえないかは分かっているつもりです。
「起源の主張」が どれくらいハズカシイ妄言であるのか、についても同様です。

category: ホイールの話

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やっと お返事返せました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
長らくお返ししていなかったコメントとメールのお返事、
昨日中に返すといってましたが、
結局今日の閉店後 午後9時くらいまで
かかってしまいました。本当にすみません。
このレスポンスの悪さも改善していきたいと思います。
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とにかくのむラボホイールを組みまくります。
今日は1号の前輪が3つ。日をまたぎますが もう少し頑張ります。
待つ方と待たせる方の「1日」は違います。急いでます。
質を落とさず なるべく早くご予約を消化していくつもりです。
今日お渡ししたホイールで 予約数は3本 減りましたが、
数はむしろ増えて204本です。
多分220本くらいで一旦 頭打ちになると思います。

私の当面の目標は、店頭に吊るしの のむラボホイールを並べることです。

さあホイール組むぞ。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の前輪を組みました。
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Tniのエボリューションではなくウイングハブです。
この仕様でのご注文です。
メールのお返事とご注文の消化がありますが、
今日は電車で来ているので一旦 帰ります。
また後で 自転車で店に来ます。すいません。

category: のむラボホイール

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バリバリ組むためのインフラ  

パソコンを買い足しました。
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これは元々あったものです。
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こっちが買い足した方です。
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このメーカー以外にもありますが、これはUSB接続で
2台のパソコンのクリップボードを共有するというコードです。
ぶたさんのパソコンでコピーした文字列を
うさぎさんのパソコンで貼り付けできるという優れものです。
1台のパソコンでメールの画面と エクセルの画面をとっかえひっかえ
交互に最大化しつつ作業するのが非常に面倒でしたが、
これのおかげでだいぶ楽になりました。
いまもメールをお返し中です。
少しずつ減っていたバックオーダーがまた増えました。
いま194本です。
↑バックオーダー自慢してねーでさっさと組めっ、オラッ!

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昨日、振れ取り台の台座を新調しました。

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パークツールのニップル回しが すっぽりはまって気持ちいいです。

category: のむラボ日記

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追い込まれています  

いま、のむラボホイールのご注文のコメントまたはメールのお返事をしています。
10日以上お返事を返せていないものもあります。
今日全てお返しする予定です。
無視したような形になりたいへん申し訳ありませんでした。

ここ最近ずっとそうですが、閉店時間後にホイールを組んでいます。
お店を空けている間は何かと他にやることがあり、
のむラボホイールの予約消化にだけ時間を使えません。
ここ直近で組んだ10本余りのホイールも
のむラボホイールの予約消化とはほとんど関係のないものばかりです。
これをクリアしないとのむラボホイールすら組めないという分だけでも
組みましたが、パワータップその他の 非のむラボホイールですら
まだ全て組みきれていません。
本当は10日くらいお店を閉めてひたすらホイールを組みたいのです。

いまでも朝から夜遅くまでホイールを組んでいます。
しばらくはこの状態が続くと思います。

もし当店に来られた時に、
私が振れ取り台の前に張り付いているときはそっとしておいて下さい。
内心 死ぬ気で組んでます。

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あと、差し入れもけっこうです。
非常に気を遣います。ここ半月ほどで
ロイズのチョコ、白い恋人、白玉あんみつ、伊予柑レアチーズケーキ、
五郎島金時サブレ、エクチュアのチョコ、フランダースのドーナツ、
ゴンチャロフの詰め合わせ、アンリシャルパンティエの詰め合わせ、
きんつば、ミスタードーナツ、博多通りもん、レッドブル、謎のクスリなどを
いただきました。
↑私の持っていったのが書いてないぞ!という方はご指摘ください(笑)。
まだたくさんもらっているのですが思い出しきれません。

と書いている端から 今日もコーヒー豆をいただきました。
コーヒーメーカー付きで。
ありがたくいただきますが、たいへん恐縮です。

とにかくしばらくは お店の空いている時間、閉まっている時間、
全てをホイール組みに割きたいのです。
ご理解とご協力をよろしくお願いします。

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さらば同志  

レイノルズの後輪のセンター出しをお預かりしました。
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といっても このホイールが何か悪いというわけではありません。

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DT製ハブのフリーボディをシマノ11S化したのですが、
これはフリーボディと右エンドキャップをセットで交換する形式となります。
Tniのエボハブのカンパニョーロ/シマノを変える場合もそうですが、
右エンドキャップごと交換するタイプはハブのオーバーロックナット寸法が変わり、
結果ホイールのセンターもずれます。
フリーボディ交換前にはセンターがバッチリ出ていたのは確認済みです。
これに限らずDTのハブとDT製のハブでフリーボディを換えた方は
要注意です。

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それはいいのですが、レイノルズのホイールは半コンペをやめたようです。
少なくともこのホイールではそうです。
少し前までの同名モデルでは 確かにフリー側がコンペティションでした。
今は左右ともエアロライトです。太さの左右差もありません。
センター出しのとき、右エンドキャップ+フリーボディが交換前よりも長いので
フリー側を締めるか 反フリー側をゆるめるかになりますが、
おもにフリー側を増し締めしました。
そのときにスポークの扁平部分をつかめたので 作業的には助かったのですが。
あと、表題にさらば同志と書いてますが
レイノルズが意図していた左右異径スポークの効果と
私の考えが同じとは限りません。

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EDGEの1-45を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
先日ZIPPの303を組み換えましたが、それの続きでもあります。
完組みホイールで買っているのでリムの重量が不明だったのですが、
お客さんの希望で重量を測ったところ346gだと分かりましたが
これは 思っていたほどは軽くなかったらしいです。
ZIPPと別に EDGEの1-45リムを持っているのですが、
こちらは300gを少し切るくらいの重量なので それも組んでほしいと言われました。

あと私の主観ではありますが、ZIPPの方が座屈には強いと思います。
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組み換え前

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↑ヨンゼロ組みですが、組んだのは昔の私です。
ハブの回転がカサカサしていますが ボールレースが死んでいる感じはないので
通常ならばグリスアップで何とかしたと思うのですが、
このハブは10S専用フリーなので 11S化すべく
Tniに組み換えることになりました。

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リムですが、使用感がすごいので一応洗っておきますね。

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組み換え前は 当時のデュラエースハブと全CX-RAYです。
スポークの選択などは任されていますので今回は半コンペにしたいと思います。
これがヒルクライム重視なら全CX-RAYにしたのですが、
この方は また別にEDGEの25の後輪も持っているので(どれだけホイール持ってるんだ)、
これはロードレース用としての味付けを強めで組みたいと思います。
リムは使いまわし、ニップルは同じものの新品に換えます。
上の画像は組み換え前のハブとスポークの合計重量です。
半コンペにすると当然スポークの総重量は重くなります。
反フリー側も24H0本組み(ラジアル組み)から6本組みにするので
スポークの長さが増し、その分でも重量増になります。

私の目算ではスポークの重量増分とハブの重量減分が相殺されるのでは、
いや相殺されればいいな、どうか相殺してくださいお願いします
と思っています。

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ふー、やっぱり同じくらいだったかー。
重量配分は やや外周部寄りにはなります。
あと、結線もするので実際の重量増は
1gではなく 数gといったところでしょうか。

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リムも軽いです。
配慮さんGTと合わせて334gしかありません。

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組めました。

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リムも洗っておきました。

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画像では分かりませんが、フリー側のスポークの張りが
EDGE(とENVE)特有といってもいいカッチリ感になりました。

これが私の考える手組みホイールの現時点での結論です。
結論といっても相対的なもので、体重や使用目的やメンテ頻度によっては
フルCX-RAYやデュラエースハブのほうが
乗り手にとってより良いということはもちろんありえます。
むしろそれを容認してこその手組みです。
ただ、材料のうちリム部分に関しては
これが最も重量とリム高とのバランスがいいのではないかと思います。

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パワータップのスポーク飛びを修理しました  

パワータップのスポーク飛びを修理しました。
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↑反フリー側のCX-RAYが1本飛んでいたのですが、
画像では すでに交換済です。
配慮さんがいませんが悪意はありません。
どこの誰がどう組もうとスポーク飛びが絶対に起こらないという
ホイールはありえません。

最近コメントで あるお店のブログのリンクを貼ってくださった方がいて、
それによればイタリアン組みは逆イタリアン組みよりも
スポークが飛びやすいとありました。
私は今までに千数百本以上のホイールを組んでいますが(二千は いっていないはず)、
そのうちの約半分は後輪で、後輪は ほぼ全てといっていいくらいの割合で
イタリアン組みで組んでいます。
これがもし 実験的に半分くらいを逆イタリアン組みで組んでいたなら、
組み方によるスポーク飛びリスクの有意な差を認めることが出来たかもしれませんが、
ほぼイタリアン組みしかしないので 私には信頼に足るデータはありません。

首元が1.8mm径(15番)のスポークの首飛びリスクが
2.0mm径(14番)に比べて高いのは疑いようがないと思います。

逆イタリアン組みのほうが飛びにくいという納得のいく論拠は
そのリンク先にはなかったので、経験上 確信しているのでしょう。
それに至るまでイタリアン組みと逆イタリアン組み双方を
どれだけ組んだのかは分かりませんが、そういう考えもあるようです。

このホイールは逆イタリアン組みなのですが、
それがスポーク飛びの確率を 引き上げたとも引き下げたとも私は思いません。

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DTのステッカー、もうちょっと頑張ってほしいですね。
「ステッカーののりが熱に弱い説」が有力です。
街乗りのみの使用(ブレーキ熱が発生するような下りがない)では
それなりの時間使ったものでもここまで剥がれては きません。

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ついでにオーバーホールをご希望だったのでしました。
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いつもの画像。

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やる気のな(以下略)。
熱収縮チューブでの処理後の画像を撮り忘れました。

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同じお客さんですがこちらもハブの点検です。
そんなに使っていないので全ばらしと洗浄まではしていません。
先ほどのホイールのベアリングはEZOの鉄球でしたが
こちらはセラミックで、特にグリスアップの必要もありませんでした。
マグネットのテープの処理とフリー部分のグリスアップのみしています。

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それはいいのですが このホイール軽いです。
持ってもパワータップとは思えません。
普通に組んでも6.8kgを切るようなバイクの、
意味のあるおもりとしては いいかも知れません。

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ゼロのエンゲージを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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XEROのENGAGEというカーボンホイールの組み換えをお預かりしました。
後輪は すでにばらされていました。
かなり前からあるホイールなので 当然シマノ11S未対応です。
シマノ11S化も組み換えの理由なのでしょう(多分)。

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ローハイトのカーボンリムですが、常用OKの耐座屈強度があります。

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組み換えました。

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全コンペです。
常用カーボンホイール!という感じですね。
ガンガンいってください。

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後輪も
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全コンペです。
結線もしたのですが、エアロスポークと丸スポークでは
鋼線の巻きがちょっと変わります。
最近 CX-RAYの結線ばっかりだったので
コンペティションの結線は久しぶりでした。
元の後輪は見ていないので 組み換え前のフリー側の
スポークテンション(これが重要)が分かりません。
カッチリ感は多分上がっていると思いますが・・・。

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ホイール組みの達人  

ホイール組みの達人とは何ぞやということを たまに考えます。
私なりに「達人」というものの定義付けをして
それに自分がどこまで当てはまるかなどと考えるのですが、
その定義付けについて。

その1
ミケランジェロのダビデ像的解釈

フィレンツェの美術館にあるミケランジェロのダビデ像ですが、
ミケランジェロいわく元々これは彫る前の石の塊に 像の形が内在していて、
自分はそれを彫りだしたに過ぎないということを言ったそうです。
実のところは石塊に像が内在されているのではなく
ミケランジェロの中に完成形の強いイメージがあり、
それを「像は石に内在していた」という表現にしたとは思います。

完成形に至るまでの手数がなるべく少ない作業は
手慣れている感がありますし、見てて気持ちがいいものです。

ホイールの材料から完成形をイメージし、
その通りに組む上で省くべき無駄は「ニップルを緩めること」です。
ニップルを締める方向だけで組めたなら、
それは結果が完璧にイメージできていたということになります。
のみと石の関係で言うなら「ニップルを締める」は「石を彫る」になりますので
ホイール組みは 彫刻にはない後退(ニップルを緩める)が許されています。

仮に、完成したホイールをニップル回しで丁寧にばらしていくとします。
1つのニップルにニップル回しをかけたなら、緩めきるまで回します。
32Hのホイールなら32回、ニップル回しをニップルにかけるわけです。
その工程を動画撮影しているとして、それを逆再生すると
「1個のニップルに1回しか工具をかけずに みるみるホイールが組めていく動画」
という状態になります。
(実際は なじみ出しなどをするので増し締めだけでは組めないですが)
ニップルに工具をかけた平均回数は1回で、これは理論上の最小値です。
この回数が少ないほど達人の域に近いというのが私の考えです。
作業自体が早いというのはさほど重要ではありません。
まず高い完成度があって、さらに そこに至るまでの手数が少なければ
なお良い、という考えです。


その2
中島敦の名人伝的解釈

中島敦の短編小説に名人伝というのがあります。
紀昌という男が天下第一の弓の名人になろうとする話です。
紀昌は まず都で一番の弓の名人に師事し、
その後 その師匠のすすめで山奥に住む仙人に師事します。

その仙人に「弓を使ううちはまだ「射の射」であり
「不射の射」を知らぬうちはまだまだ」というようなことを言われ、
修業ののち「不射の射」を会得して都に帰ってきます。

都の人たちは 紀昌が弓を持っていない(どこかで無くした)のに
弓の名人だというのを初めは不思議がりますが、
いくつかのエピソードの結果 弓の名人として認めるようになります。

その紀昌が晩年、ある店先で 何に使うのか分からない道具を見かけたので
店の主人に「これは何をするものか」と問うたところ、
店主は紀昌が冗談を言っているのだと思い 答えませんでしたが
どうもそれが本気だとわかると
「ああ、古今無双の射の名人たるあなたが、弓を忘れてしまったと?
ああ、弓という名も、その使いみちも!」と驚きます。

その後しばらくの間 都では絵描きは絵筆を隠し 音楽家は弦を断ち
大工はコンパスとさしがねを手にするのを恥じたということである、という話です。

これによれば振れ取り台やニップル回し、
センターゲージやテンションメーターなどを使ってホイールを
組んでいるうちはまだまだ
ということです。
もちろん私はこれらの道具が全て必要なので
達人の域には到底 達していません。

これらの道具のうちテンションメーターについては
「(俺が組むには)必要ない」と豪語するお店もあるようですが、
そういうことを言っている お店の組んだホイールの組み換えが
最近よく持ち込まれます。

達人は自称するものではないというのは確かですね。

category: 新手のスタンド使い

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未検証:うにょーんについて  

スポークの伸張方向に起こる塑性変形こと「うにょーん」ですが、
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こういう組み方をすれば どうでしょうか。

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1本のスポークの伸張方向が直線でないこと、
スポークの交点(接触点)がただ1点ではない事が
普通のホイールと違います。

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私はこの手のホイールを組むときは偶数回ねじっています。
2ねじり(1回転)か 4ねじり(2回転)ですね。半回転はしません。
ハブから出たときにヤマアラシさん方向になっているスポークは
その向きのままでリムに到達しないといけない気がするからです。

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つきたての餅をひっぱるとうにょーんと伸びますが、
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2本の餅をツイストさせて図のように その一端だけをひっぱった場合
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うにょーんが出るのは おもにほとんどツイスト後の部分だけになると思うのです。
これがスポークの場合どうなるのか、より有用なホイールを組むヒントになるのか、
それが問題です。実は私なりの答えも出ていません。
これはチャンピオンですが、レボリューションでカンカンに組みたいのです。
が、そんな暇はありません。

この組み方での実使用には安全上の問題はないと思っていますが、
(現に ここ半年ほどずっと使ってます)
売り物にはしません。


おまけ
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↑これのフリー側が4回ねじり2回転です。
2012031704122388f.jpg
反フリー側はダブルクロスの結線ありですね。
しかもヨンロク組みです。
バカかこいつは。あっ、組んだの私でした。

category: スポークの話

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XR200リムをレコードハブで組みました  

お客さんのお持ち込みレコードリヤハブでホイールを組みました。
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組むのは後輪だけです。
このハブがいま問屋さんになくて
別件で数ペア必要なのですがたいへん困っています。

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そんな愚痴はともかく組めました。

DSC05131amx.jpg
全コンペで原則 結線はいらないということでした。
となるとスポークテンションの左右差の是正は 左右異本組みでしか出来ません。
ということでヨンパチ組みです。

DSC05132amx.jpg
反フリー側最接線組みはいいとして、フリー側が4本組みなのには
理由があります。過去に何度も触れていますが また書きます。
スポーク数本のホイールで本組みしたい場合、
/4が成り立つなら組めます。
4本組みに必要な最低本数は 16/4となるので
スポーク数16本が4本組みに必要な最低本数です。

2本組みで編みたい場合 全てのスポークを
ヌポークまたは反ヌポークで通す必要がありますが、
これには問題が多いので 私は売り物としては組みません。

フリー側をラジアル組みで組むのは、手組みホイールの場合
これまた問題が多いと考えています。
スポーク飛びリスクもありますが、スポークがフランジの接線方向と
直交しているので「かかり感の損失」も大きいと思います。
例外は言うまでもなくアルミスポークのキシリウムです。
アルミスポークには スチールスポークと同じ俎上に並べられない剛体感があるからです。

しかしフリー側はなるべく反フリー側よりもラジアル線上に近くしたい。
でもタンジェント組みの特性を損ないたくない。
ということを考えた結果がフリー側4本組みです。
手組みで16Hよりも少ない後輪を組むことは考えにくいので、
反フリー側が何本組みできるかはともかく「ヨン○○組み」というのが
私の組む後輪の基本形です。

リムの内径とハブの寸法が同じなら、リムの穴数とハブのホール数が
どう変わっても(数は同じである必要があります)
最接線組み時のスポークの長さは変わりません。
例えば、あるハブあるリムで24Hの6本組みが299.75mmだとすると
そのリムそのハブで32H8本組みは299.75mmになります。
ハブ側の穴の位置もリム側の穴の位置も変わっていますが
不思議とそうなります。
机上の話ですが、リムとハブがそのままで360H90本組みしても
299.75mmです。
最接線組みはスポーク数が8の倍数のときにしか組めません。
現実的な範囲では24Hと32H、あとはめったにないですが16Hです。
そのときのスポーク長さはホール数にかかわらず同じです。
が、同じハブ同じリムでも「4本組み」のスポーク長さは変わってきます。
極端な話、数百本のスポーク数のホイールの場合
「4本組み」はスポークの角度がかなりラジアル組みに近づくということです。
(そんなにスポーク数が多いと フランジの穴が近すぎて
スポークを編めなくなるでしょうが)

何が言いたいかというと、
24Hのヨンロク組みよりは 32Hのヨンパチ組みのほうが
左右のスポーク角度の差が大きくなるということです。

DSC05133amx.jpg
↑フリー側
DSC05134amx.jpg
↑反フリー側
ヌポークとラジアル線の関係です。
赤く塗ったスポークで示しているのはラジアル線です。
反フリー側はラジアル線に直交とまではいかないものの
かなり接線に近いですね。
フリー側は大雑把に見ると45°くらいです。
これが かかりの損失にならない程度のタンジェント具合で、
かつ反フリー側との角度差もそれなりにあるという
手組みホイールの最適解ではないかと思っています。

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XR200のリムでパワータップを組みました  

先ほどとは別件。
DSC05112amx.jpg
↑組み換え前

DSC05114amx.jpg
DSC05113amx.jpg
このリムを見るのは2回目です。
前回 初めてと書きましたが、そのホイールのお客さんいわく
これはDT製のリムなのだそうです。
シングルアイレット(リムの内側にだけハトメ)で
リム幅 約21.3mm(広い!)というのが
DTのカタログにないので特注品なのでしょうか。

DSC05116amx.jpg
逆イタリアン組みです。
うーむ。考えさせられる・・・。

DSC05118amx.jpg
新品時の赤グリスが やや残っています。
丁寧に使っているという感じです。

DSC05126amx.jpg
洗いました。

DSC05119amx.jpg
珍しくテープがきれいに巻かれたままです。
DSC05120amx.jpg
でも問答無用で熱収縮チューブにしました。

DSC05121amx.jpg
ベアリングの中身は鉄球ですが
DSC05123amx.jpg
エンデューロ製でした。これについてはEZOだったり いろいろです。

DSC05127amx.jpg
組めました。

DSC05128amx.jpg
さっきと同じく32H半コンペなのですが、
ハブとリムの軽さが効いているのか 持っても
「パワータップの重さ感」がありません。

DSC05129amx.jpg
5号の前輪も組みました。
20Hです。後輪が32Hだからといって合わせる必要はありません。
(合わせてもいいですが。好みですね)
↑文章 使いまわし

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XR300のリムでパワータップを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05075amx.jpg
パワータップの組み換えをお預かりしました。
組み換え前のリムはオープンプロです。
特に このリムに問題があるわけではなかったので、
組み換え後は お持ち帰りいただきました。

DSC05076amx.jpg
スプロケットが付いているので反対側から。
逆イタリアン組みです。

「逆イタリアン組みのほうが良いというお店やメーカーが
ありますが、どう思いますか?」というコメントを最近いただきました。
これについては後日お答えします。
このホイールについては イタリアン組みに組み換えます。
そうする理由はお客さんのご指定ではなく、
私が「その方が良いから」と考えているからです。

DSC05079amx.jpg
いつもの画像、といいたいところですが
DSC05080amx.jpg
シールリングが逆に入っています。
DSC05081amx.jpg
本当の向きはこうです。
このU字溝くらいで吸盤効果は発生しないと思いますが、
シールが逆の場合は フリーボディを抜いたときにシールがハブ体側に
取り残される確率が高い気がします。

いずれにしても、フリーボディを変えるときなどは これにご注意ください。
シールが2枚重ねになってスプロケットが
固定ギヤ気味になったという例もあります。

DSC05082amx.jpg
恒例の やる気のないテープですが、
DSC05084amx.jpg
これくらい やる気がないです。
DSC05088amx.jpg
テープを剥がすと のり残りがこんな感じになっています。

DSC05090amx.jpg
熱収縮チューブを
DSC05091amx.jpg
ピタッと密着させました。
DSC05093amx.jpg
すき間がありません。
グリスや水分で ただれることもありません。

DSC05094amx.jpg
洗いはしましたが、
DSC05095amx.jpg
11S用フリーへの交換も承っていました。

DSC05097amx.jpg
G3系を除く、はめる式の左エンドキャップについて。
(ELITEなどのねじ式キャップも該当しません)
これ、差し込みが甘い場合があります。
ホイール単体かつクイック無しで持ち歩いていると
不意に落とすほど ゆるくなっている場合などは
DSC05099amx.jpg
防水シールなどで厚みを稼いで差し込みをしっかりした方がいいです。
これのせいで乗車時に音なりが発生するというのは
多分ないと思いますが、念のためです。
DSC05101amx.jpg
ホイールを組む上で なにが困るのかというと、
ここの差し込みが甘いとエンドキャップが かすかに浮くんです。
(画像では浮いていません)
実際にフレームに取り付けてクイックを締めると問題はないのですが、
センターゲージを当てるときに この浮きの分が ずれとして誤検知されます。
パワータップの この手のハブでホイールを組む方は要注意です。

DSC05102amx.jpg
組めました。

DSC05103amx.jpg
半コンペヨンパチイタリアン組みです。
あと いつも書いていますが、きれいな銀ハブがいいですね。

DSC05111amx.jpg
1号の前輪も組みました。
これがオープンプロを使いまわさなかった理由でしょうか。
20Hです。後輪が32Hだからといって合わせる必要はありません。
(合わせてもいいですが。好みですね)

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303を組み換えました 303を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
ZIPPの303の組み換えをお預かりしました。
DSC05045amx.jpg
↑組み換え前
このハブ、シマノ11S化できないそうです。
それが組み換えの理由です。
組み換え用のハブはお客さんのお持ち込みでノヴァテックです。

DSC05046amx.jpg
組み換えるわけですが、このフリー側ラジアル組みというのが なかなかの強敵です。
ものが悪くて言っているのではありません。
ものが良いので、組み換えてより良くするのが困難という意味での「強敵」です。

DSC05048amx.jpg
フリー側ラジアル組みですが、スポークテンションの左右差の是正にかけては
理論上の最適解です。
このハブでは反フリー側が1クロスなので最接線組みにはなっていません。
つけこみどころがあるとすればここですね。
組み換え前の フリー側ラジアル組みのスポークテンションダウンによる最適化と
組み換え後の 反フリー側最接線組みのスポークテンションアップによる最適化との勝負です。

DSC05055amx.jpg
DSC05057amx.jpg
組み換え前のハブの反フリー側が1クロスなのは
スポークの交差分の厚みを除いて ほぼ同軸フランジだからです。
旧ZIPPハブのフリー側のように別軸フランジなら
2クロスの設計にも出来たのでしょうが、
別軸フランジはフランジ部分の空気の攪拌が大きそうです。
ホイールの内周部ではありますが、空力を重要視するZIPPとしては
気になったのではないでしょうか。

DSC05064amx.jpg
組み換えました。

DSC05065amx.jpg
半コンペヨンロク組みです。



ZIPPの303の組み換えをお預かりしました。
DSC05051amx.jpg
↑組み換え前
このハブ、シマノ11S化できないそうです。
それが組み換えの理由です。
ハブは当店のTniを使います。

DSC05052amx.jpg
組み換えるわけですが、このフリー側ラジアル組みというのが なかなかの強敵です。
ものが悪くて言っているのではありません。
ものが良いので、組み換えてより良くするのが困難という意味での「強敵」です。

DSC05054amx.jpg
フリー側ラジアル組みですが、スポークテンションの左右差の是正にかけては
理論上の最適解です。
このハブでは反フリー側が1クロスなので最接線組みにはなっていません。
つけこみどころがあるとすればここですね。
組み換え前の フリー側ラジアル組みのスポークテンションダウンによる最適化と
組み換え後の 反フリー側最接線組みのスポークテンションアップによる最適化との勝負です。

組み換え前にリムの重さを測っておいてと言われてましたが、
すいません、忘れてました。
まあ仮に測ったとしても ここで晒すようなことはしませんが。

DSC05058amx.jpg
DSC05061amx.jpg
↑やーめーろー!
あ、でも測ってくれていたことには感謝です。

DSC05067amx.jpg
組み換えました。

DSC05066amx.jpg
フルCX-RAYヨンロク組みです。

双方のお客さん同士に面識は無いのですが、
同じ案件が不思議と重なるものですね。

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カメラ忘れた  

今日もホイー(以下略)。
ご予約分の のむラボホイール1号を組みました&お渡ししました(取りに来るの早っ)。
IMG_0616.jpg
ipodのカメラなので画像がぼんやりしてます。

IMG_0618.jpg
半コンペ結線あり仕様です。
3号を除いて、スポークについては この仕様でのご指名が最も多いです。

category: のむラボ日記

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ストレッチャーYダブル  

チューブラータイヤ伸ばし機ことストレッチャーYを
両面で使えるようにしました。
DSC05039amx.jpg
DSC05040amx.jpg
DSC05042amx.jpg
元々 両面にする予定だったのですが、これに使うのに最適なリムが
なかなか手に入らず 両面化が遅れていました。
あと、必要は発明の母とは よく言ったもので、
2本いっぺんにストレッチする必要があったので
急遽作ったという事情もあります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイールを組み始めました  

今日もホイー(以下略)。
のむラボホイールを組み始めました。
DSC05043amx.jpg
今お預かりしているバックオーダーの 初めのほうは
2号のリムの長期欠品によるものなので、しばらくは2号を組むのが
続くと思います。

DSC05044amx.jpg
これは1月に後輪をお渡ししているのですが、
前輪を組むのに ここまで時間がかかってしまいました。
順番通りに組んでいきます。

category: のむラボホイール

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動物霊  

フルクラムのレーシングスピード80の新品の振れ・センターのチェックと
フリーボディ交換をお預かりしました。
DSC05035amx.jpg
振れは無し(といってもいいくらい)、センターはバッチリでした。
全てこんな感じだといいのですが。

DSC05036amx.jpg
それよりも気になったのがリムです。
バルブ穴以外に穴がありません。
内蔵ニップル式から磁石呼びニップル式に変更しています。
こちらのほうが座屈に強いのでしょうか。

DSC05038amx.jpg
撮った写真のなかに、リムになにか動物(鳥?)のようなものが
映りこんでいるように見えるものがありました(気のせい?)。

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パワータップを組みました&当店の近況  

今日もホイー(以下略)。
DSC05023amx.jpg
今日もパワータ(以下略)。
フロントハブもサイクルオプスです。

DSC05024amx.jpg
組み跡を見ると前後とも逆イタリアン組みになっていました。
前輪は ひっくり返せばイタリアン組みが逆イタリアン組みになりますが、
ハブのロゴを進行方向に向かって見たとき正方向にすると
逆イタリアン組みになる方向でした。
次はラジアル組みにするので関係なくなりますが。

DSC05025amx.jpg
新品組み付け時の赤いグリスの色がやや残っていたので
ハブの状態はきれいな方だと思います。
DSC05028amx.jpg
でも洗浄。

DSC05026amx.jpg
やる気の無いテープですが、グリスに侵されて ただれている例が多いように思います。
DSC05027amx.jpg
熱収縮チューブで処理しました。
この状態から手でずらそうとしても びくともしません。

熱収縮チューブをコメントにてすすめてくださった方から お返事をいただきました。
その中で「でも元々知ってましたよね?」というようなことを書かれていました。
当店には元々ヒートガンもありましたし、
熱収縮チューブも(このサイズではないですが)持っていましたが
ここに使うというのは思い至っていませんでしたので、
やはりアイデアをいただいた形になります。
ありがとうございました。

DSC05029amx.jpg
組めました。

DSC05031amx.jpg
スポーク数の多いラジアル組みが個人的に好きです。
マグネットも何も付けずに回っているときのスポークの反射が
なんともいえず 美しいからです。

DSC05032amx.jpg
DSC05033amx.jpg
DSC05034amx.jpg
後輪は半コンペヨンパチ組みです。
「組み換え前よりもカッチリ感を上げる」というのが
組み換えをお預かりした理由なのですが、
最初に ハブ単体でお預かりしたので
前よりもカッチリしているかどうかは分かりません。
XR200というリムは条件的には少し厳しいのですが、
32Hというのは幸いです。
このリムの許すかぎりで張ってみました。
(実は、スポークテンションをもう少し上げられますが
スポークの首とびリスクも上がります。
適正範囲の上限という意味であって リムの上限ではありません)


今日は午後8時までひたすらメールとコメントのお返事をお返しして
閉店後にホイールを組んでみました。
現在6月11日くらいまでしかお返事を返せていません。
6月15日以前のご注文のコメントについては もちろん旧価格を適用しますので、
しばしお待ちください。

先日、ボントレガーのホイールのDT製リヤハブが
フリー側:首折れスポーク用フランジ/反フリー側:ストレートスポーク用フランジ
になっていて、それに対してフルクラムの普及帯価格のホイールは
逆になっていると書きました(→こちら)。
が、すいません、当該のフルクラムも
フリー首折れ/反フリーストレートでした。
私も切り刻んで精査するための実験用に ほんの一時とはいえ
レーシング5を所有していたのですが、勘違いしていました。
6月12日に ご指摘のコメントをいただきました。
ありがとうございます。修正しておきます。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

のむラボホイールの予約消化を始めたいのですが、
なかなか段取りが付きません。
ホイールに専従して 質を落とさず組めるのは1日8本くらいでしょうか。
それ以外の仕事もありますから、このペースでは組めないと思います。

昨日、自分でホイールを組めるお客さんに 4本分の材料のみを販売したので
4件減りました。それでいま173件です。
DSC05015amx.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。
ともに20Hですが、
DSC05016amx.jpg
ひとつはお客さんの希望によりヌポークラジアル組みです。

DSC05017amx.jpg
軽い!ハイレンジのWO完組みホイールに対して
リム重量(外周部重量)とホイール全体の重量(持った重さ)だけは勝っています。
ホイールの性能はそれだけではないので難しいところですが、
使いどころ如何では そうしたホイールを凌駕しているといってもいいでしょう。

DSC05021amx.jpg
「Tniのハブでヌポークラジアル組みした場合
フォークブレードとの干渉は現物合わせになりますか?」
というお問い合わせをいただきました。
大抵のフォークでは まず干渉しないと思います。
どっかの超ワイドフランジハブでもないかぎり
現物合わせなどは不要かと思われます。

DSC05022amx.jpg
↑参考までに。どっかの超ワイドフランジハブです。

category: のむラボホイール

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PLANET Xのホイールを組み換えました  

PLANET Xのホイールの組み換えをお預かりしました。
DSC04991amx.jpg
F2Rっぽいですね。

DSC04992amx.jpg
とはいえ仕様は違います。
同社のハブにレボリューションでタンジェント組みしてありますが、
これをヌポークラジアル組みで テンションをなるべく張ってほしいとのこと。

DSC04993amx.jpg
バテッド部分が1.5mmとはいえ丸スポーク、
交点がハブ寄りだと スポークの出始めがぐにゃっとします。
4本組みでなく6本組みにすれば多少はまし、と思いましたが
フロント20Hだと無理ですね。
ということは これは致し方ないということです。

DSC04995amx.jpg
ヌポークの仮組み状態はスポークが放物線を描きます。

DSC04996amx.jpg
ピシッと張りました。

DSC05019amx.jpg
組めました。

DSC05020amx.jpg
スポークテンションは かなり気を遣いました。
しかし軽い。持った重量感の無さが異常です。

何度か書いていますが、私は指定されないかぎり
ヌポークラジアルはしません。

ハブ側の条件がヌポーク通しを許す条件であれば
自分のホイールでは必ずしますが、
メリットデメリット相半ばだと思っています。

今日ある代理店の方と 仕事とあんまり関係ない話を電話で色々しましたが、
私の組んだEDGEのホイールがヌポーク通しだったそうです。
・・・すいません。たまに無断でやることもあるようです
ホイールについて「一任する」とか「まかせる」というと
ヌポークで組む場合がありますので、こだわりのある方は
ヌポークまたは反ヌポークの指定もしてください。

category: のむラボ日記

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パワータップを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04997amx.jpg
パワータップの組み換えをお預かりしました。

DSC04999amx.jpg
このリムはサイクルオプスのものですが、はじめて見ます。

DSC05001amx.jpg
逆イタリアンロクロク組みです。

DSC05002amx.jpg
気持ちよくバラしました。ハブを掃除します。

DSC05003amx.jpg
DSC05009amx.jpg
↑いつもの。
しつこく書きますが、毎回違う写真です念のため。

DSC05005amx.jpg
恒例の やる気のないテープですが、
DSC05006amx.jpg
今回から熱収縮チューブで処理することにしました。
これをコメントにて薦めてくださった方へ。ありがとうございます。
テープと違いグリスや水の浸潤に対して非常に強いのがいいですね。
(私が前にしていた特殊テープも非常に強いですが)

DSC05010amx.jpg
組めました。XR300のリムに換えています。

DSC05013amx.jpg
半コンペヨンパチイタリアン組みです。
こう見るとスポーク径の左右差がよく分かりますね。

私は半コンペ(フリー側コンペ/反フリー側CX-RAY)という組み方を
無理強いしたりしているわけではないのですが、
いま お受けしているのむラボホイールのアルミリムの後輪は
半コンペのご指定が非常に多いです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2.5号的なものを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04986amx.jpg
ウッドマンのカーボンハブでTni50mmカーボンリムを組みました。

DSC04987amx.jpg
このハブ、前にも書きましたがフランジ幅が広めです。
CX-RAYではなくCXで硬め気味に組んで欲しいとのことなので、
スポークテンションの許す限り頑張ってみます。

DSC04988amx.jpg
組めました。

DSC04990amx.jpg
フランジが厚いのでヌポークラジアル通しは避けました。
横剛性はこれでも十分出ていると思います。

category: のむラボ日記

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左右異径組みについて  

いまコメントやメールにお返事をしています。
作業もあるので お返しできない続きは帰宅後にやります。
そのメールの中で、
「左右異径組みならフリー側チャンピオン/反フリー側コンペティションというのは
どうですか?」という問い合わせがありました。うーむ慧眼。

スポークの比重(プレーンスポークならそのまま、
バテッドやエアロなら仮想プレーンスポークにしたときの
断面積と比例します)をフリー側:反フリー側であらわし、
フリー側を100とすると
チャンピオン/コンペティションが100:85.6、
コンペティション/CX-RAY(当店いわく半コンペ)が100:74.7、
チャンピオン/CX-RAYが100:64.0となります。
左右差も大事ですが 軽さも重要、ということで
多くの方にとってベストバランスなのがコンペ/CX-RAYなのではないかと
考えています。しかし「黙って俺の組んだホイールを使っとけ!」というのは
嫌なので、「左右差最強のチャンピ/CX-RAYがいい」とか
「かかりをさらに重視したチャンピ/コンペ」がいいというのであれば
もちろん組みます。お気軽にご用命ください。

DSC04985amx.jpg
私は組んだホイールすべてをここに上げているわけではありません。
これは実験的要素が強いので上げなかったホイールですが、
フリー側チャンピオン、反フリー側コンペティションです。

DSC04983amx.jpg
↑フリー側チャンピオン2.0mmプレーン
DSC04984amx.jpg
↑反フリー側コンペティション2.0-1.8-2.0mm

ついでに書くとフリー側は しんちゅうニップルです。
なぜ実験的要素が強いのかというと、この仕様は
お客さんのご希望に沿っているとはいえ
スポークの選択については 私が勝手にしたからです。フヒヒ。
このハブ、フランジ幅が59mmくらいと非常に広い(オチョコ量が大きい)ので
左右異径スポークや左右異本組みしないと反フリー側がヌルくなりがちです。
なのでガチガチなホイールを組むとしても左右同径組みは避けたいところでした。

category: のむラボ日記

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ハブが来た  

ついにハブが来ました。
もう自転車屋さんには戻れないかもしれません。
DSC04973amx.jpg
DSC04974amx.jpg
このハブの注文をFAXしたとき、「数量を書き間違えていませんか?」と
確認の電話がすぐに返ってきました。
ゼロがひとつ多いと思ったそうです。

それはともかく、この箱いいな、今後も使おう

DSC04975amx.jpg
やはり予想通り、赤フリーではありませんでした。
別にいいですが。

DSC04978amx.jpg
11S用ハブは8・9・10S対応のスペーサーが付属しています。

DSC04981amx.jpg
↑新ハブボディです。
詳しくは(→こちら)をどうぞ。

このハブについてもうひとつ。
旧ハブ体の10S用は併売だと前に書きましたが、厳密には違います。
フロントハブと新リヤハブが値上げ、旧リヤハブがお値段据え置きということなのですが、
旧リヤハブは代理店さんの元々の在庫であって今回入荷分ではありません。

例えばリヤ20Hのハブですが、今回 鶏和え酢(誤変換)20個取りました。
それと別に「遠い将来にわたっても11S化することは考えにくい」という
お客さんがいたので10S用も2つ注文したのです。
結果、「10S用は完売終了(再生産なし)なので 11S用を22個送ります」という
返事が返ってきました。
なので「併売」というのは旧在庫があるうちだけの話であって
10S用が尽きた場合は完売終了、
今後は11S用のみに移行していくということです。

20Hのリヤハブがないのは知ってます!
「エボハブが入手できないのでウイングハブで組んでもいいですか」と
私のほうからお客さんにお願いしたホイールがあるのですが、
さかのぼって調べたら3月1日でした(→こちら)。
もしエボハブを待ってもらっていたら
さらに3ヶ月半かかっていたということです。

コメントから非常にたくさんのご注文をいただいていますが、
まだ全てお返事をお返しできていません。
もちろん6/15日までのご注文のコメントには 旧価格を適用します。
コメントをして 届かないと言うことは まずありえないので
しばらくお待ちください。
作業の片手間にお返事できるような量ではありません。
無視しているわけではないので ご容赦ください。


いま集計済みのホイールのバックオーダーですが、157本です。
多分200弱になると思います。

category: のむラボホイール

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ヌポーク返し  

ねずみ返し
DSC04967amx.jpg
穀物倉庫などへの ねずみの侵入を防ぎます。


忍者返し
DSC04969amx.jpg
城の石垣の工夫です。容易には登れません。


ヌポーク返し
DSC04970amx.jpg
くっ、くそっ!なんでこんなツバを付けるんだ!

category: のむラボ日記

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パワータップを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04950amx.jpg
PROの28Hハブです。

DSC04951amx.jpg
組みました。
私はキンリンのXR-200リムの28Hを今回注文していませんが、
お客様がお持ち込みで用意してくれたので組めました。

DSC04952amx.jpg
半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。
手組みホイールで、お店にただ「組んどいて」と言うだけでなく
こんな細かい凝ったオーダーをする時代が来たのでしょうか。

DSC04953amx.jpg
結線ですが、ハンダ付け前の状態で今日の私の体調が分かります。
私にしか分かりませんが。
今日はいいほうです。
昨日 営業時間中に30分ほど仮眠してすいませんでした。
もう限界でした。

DSC04960amx.jpg
つづいて別件。
こちらはG3です。

DSC04961amx.jpg
当店在庫のXR300リムで組みました。
のむラボホイール1号32Hのパワータップ版でもあります。

DSC04963amx.jpg
半コンペヨンパチイタリアン組み結線ありです。
手組みホイールで、お店にただ「組んどいて」と言うだけでなく
こんな細かい凝ったオーダーをする時代が来たのでしょうか。

DSC04965amx.jpg
今回は2つとも新品のハブなのでわりとすぐに組めました。
G3のハブのほうのお客さんで 組み換えをしたホイールがあるのですが、
物議をかもすというか ややこしいことになりそうなので ここには書きません。
写真も撮っていません。

category: のむラボ日記

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