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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

パワータップハブでのむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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G3ハブでのむラボホイール5号を組みました。
28Hですが、28Hなのは 私がそれにして下さいとお客さんに言ったからです。

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半コンペヨンパチ組みです。
結線は多分します。

category: のむラボホイール

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シャマルウルトラさん  

「アルミスポークが行ったり来たりしている・・・
アハハ、太い・・・レーシングゼロかな。
違う、違うな。レーシングゼロはもっと均等な間隔だもんな。
暑っ苦しいなココ。ん・・・出られないのかな。おーい、出して下さいよ・・・ねぇ。」

お客さんからシャマルウルトラをお預かりしました。
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後輪のセンターがちょっとずれていた程度で
特に問題はありませんでした。

最近レーシングゼロの点検が なぜか非常に多いので
シャマルウルトラは新鮮です。
触る側からすればG3と2:1は ほんのちょっと勝手が違います。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロ ダークラベルさん  

お客さんからレーシングゼロの後輪をお預かりしました。
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落車して縦振れが出たかも?ということですが
縦振れの量は 2:1スポーク配列と スポーク穴の位相から
構造上仕方なく出るレベルのもので、落車とは関係ありません。
横振れは少しありました。

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リー側のヌポーク相当のスポークが
チェーンの脱落によって削れています。
この程度なら通常は交換しませんが
(お客さんが希望するなら別ですが)

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明らかに曲がっているものが1本あったので

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そこだけは交換しました。

このホイールのお客さんがデイトジャストを付けておられたので
そこから話がふくらんで腕時計の話など いろいろしました。

そういえば以前、ロレックスがこの国で持たれている偏見うんぬんと
いう話を書きましたが、それについて
「ロレックスは日本でどう誤解されているのでしょう?
私が思うにロレックスは高級「実用」時計であって、
上層労働者階級の為の時計だと思うのです。」
というコメントをいただきました。
そーなんですよ!
腕時計に詳しくない人でも名前だけは知っているブランドだからか
「金無垢でプチナやダイヤでゴテゴテした成金で嫌味な時計」
というイメージがあるようなのです。
ロレックス買いましたと言ったら「儲かってまんな~」などと
トによく言われますが、例えばこれがIWCのポルトギーゼなら
そういう反応は返ってこないと思います。
これが良くも悪くもロレッスの持っているイメージというやつです。

実用時計という点についてですが、
これくらいの堅牢さと防水性を持った時計で
一生モノのアフターサービスが確実に受けられることが
確かなメーカーのものが、数十万円で買えるというのは安いです。
コメントでも同じことを ほぼ書かれていましたが。
売ることは考えていませんが、私も今後 何があるか分かりませんから
リセールバリューが高いというのも良い点です。

ルガウスを買ったのはノンデイトモデルなことと
イナズマ秒針にビビッと来たからです。
仮にミルガウスが2007年に復活せずに
ードルで同じような趣旨のイナズマ秒針のモデルが出ていたなら
それを買ったと思います。
あまりブンドに こだわりはありません。
マニュファクチュールであるということは買った理由ではないですが、
エタポンや ほぼエタポンでも気に入ったものであれば
別に買えばいいじゃないか、とは思います。
今はジンの155レプリカというモデルが気になっていますが
ムーブメントはバルジュー製ですね。
ただ私もちょっとお勉強をしてしまったので
価格が中身に見合わない時計は避けたいなーと思っています。
買おうと思っても「あまりに高くて」買えないので 文句を言うのもおかしいですが
トノ型でビザン数字のアレとかのことです。

あと、コメントで
「推測ですが10万円以下のSwiss Made 東南アジア製だと思いますが如何でしょう?
最終生産国=最後に手を加えたとの事なんでしょう。」とありました。
東南アジアかどうかは分からないですが、
時計の世界も普及価格帯のものは
カントリー オブ オリジンなんて全く信用できないと思います。
ヘッドホンもそうですね。
ロードバイクのフレームに関しては蟹光線ですら言えないこと
(つまりここには書けないこと)を 私は多々知っています。

価格に見合わないものを 、ブランドイメージにつられて
それと知らずして買うことを「無知は罪」と
言ってしまっていいのかどうか分からないですが、
い買い物をするときは いろいろ調べてみた方がいいです。
それのせで私はかえってフレームを買えなくなってしまいました(笑)。

なんだこの駄文は!本編より長いじゃいか!

category: のむラボ日記

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レーシング1さん  

お客さんからレーシング1を お預かりしました。
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前後ともセンターずれが少しあり それについては直しました。
後輪のスポークテンションを もっと張りたかったのですが
スポークのねじ山のゆるみ止め剤が かなり強く効いていて
増し締めがあまりできませんでした。

当店にシルバーのスペアスポークがあったなら
ビビらずに張れたのですが、在庫がないので我慢しました。

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フルクラムは 逆ロゴが正規の向きなのでは?という気がしてきました。
実際は 逆ロゴが多いもののテキトーなので 気にしてはいけません。

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のむラボホイール2号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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リーフハブ24H半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボホイール

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ボンベアダプターが入荷しました  

CO2ボンベアダプターが入荷しました。
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最近、これの在庫を訊かれることが 何故か(すっとぼけ)多いです。
ボンベの在庫も さびしくなってきましたが、
近日中にまた100本入荷します。

各々の価格ですが、「ここには」書きません。

category: 新着情報!

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レーシングゼロ コンペティションさん  

お客さんからレーシングゼロを お預かりしました。
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ちょっと前の記事の同じモデルとは別件です。
お預かりした理由ですが、

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前後ハブとも玉当たり調整ナットの固定ねじが紛失していて
プライヤーか何かでつかんで締めていたような跡が付いているので
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パーツを取り寄せて交換してほしいということと

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後輪のスポークがバキバキに曲がっているのを交換してほしいということです。

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フロントハブですが、ガタのある状態で使い続けたからか
ボールレースに虫食いがありました。
CULTでこれほどはっきり虫食いが出ているのを見たのは初めてです。

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ボールの方は大丈夫な気がするのですが・・・。
リヤハブは特に問題ありませんでした。

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後輪のスポークは 3本交換しました。

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出来ました。
前輪は 遠くからの見た目で判別できないような箇所を直したので
冒頭の状態と変わりないように見えます。
後輪はスポークが明らかに直っていますが。

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レーシングゼロ 2WAY-FITさん  

お客さんからレーシングゼロの後輪を お預かりしました。
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スポークが1本とんでいます。
これだけの交換で済むと思い軽い気持ちで作業を始めましたが かなり苦戦しました。
作業時間でいうと のむラボホイールの前輪くらいは ゆうに組めます。

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出荷状態の新品の後輪のスポークを、
わざと1本 切り飛ばしたとしましょう。
補填するスポークの在庫さえあれば 5分くらいで直せます。
なので これもスポークの在庫があったので
それくらいの時間で直ると思ったのですが・・・。

スポークとび以外の箇所で 異常な縦振れがいくつもありました。
最もひどいところではリムのブレーキゾーンの縦幅並みです。
まさに「エキセントリック」なホイールですね。
間違いなく誰かが触っています。
ホイールの道理を知らない奴が 横振れ取りだけ夢中で頑張るとこうなります。
お客さんいわく「次にスポークがとんだら リムを交換しないといけない」と
言われたそうですが、そう言ったのが誰なのかは(多分どこかのショップ)
修理に関係ないことなので 私も訊きません。

ただ、お客さんのホイールをグチャグチャにしておいて
「リムの交換が必要」というのはおかしいですね。
触れないなら 触るなボケ。
グチャグチャに回されたルービックキューブを
一手ずつ戻すような感じで 少しずつニップルを調整しました。

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↑フルクラムのホイールでは最終交差を編みません。
アルミスポークの完組みホイールで編んだ例というのも知りません。

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↑が、1ヵ所編まれた交差がありました。
最近交換された跡があるので、
メーカーの出荷状態で間違っていたということはあり得ません。

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外して見ると、擦った跡が付いていました。
交換が必要な感じではなかったので
裏返して(擦った跡が ほぼ見えなくなる)使い回しています。

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G3や2:1は構造の都合上 どうしても出てしまう縦振れがあります。
が、タイヤの接地面の変形量よりは小さいので
乗って分かるようなほどではありません。

修理後でも取りきれない縦振れがありましたが、
お客さんがたまたまバイクも別に持って来られていたので
スプロケットとタイヤを移して試乗させてもらいました。

縦振れは 問題ないと言える範囲に収まっています。

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レーシングゼロ ダークラベルさん  

お客さんからレーシングゼロを お預かりしました。
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知り合いから譲り受けた、とのことです。
だいたいの場合「譲り受けた」というのは
「オクで落とした」の婉曲表現ですが、私は整備に必要な情報でない限り
ホイールの来歴に興味がないので いちいち追及はしません。

本当に知り合いから譲り受けたならば
まず間違いなく伝えてもらっているような瑕疵を、
私が触ることによって見つけてしまったということも よくあります。

と、ちょっと嫌味を書きましたが これは本当に
知人からの譲渡もしくは売買です。
私が前のオーナーを知っているので。

見てみましたが、おそらく私が前に触っているのではないでしょうか。
前後輪とも工具が吸い付くように センターがバッチリでした。
前輪に かすかな振れがあったくらいです。

前のオーナーは「のむラボで一応 見てもらえ」と言ったそうですが
お預かりした理由はもうひとつあります。

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↑スポークを1本だけ 赤にしてほしいということです。

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↑こんな感じです。

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赤にするスポークですが、
「ハブの表記の向きを前後とも合わせたときに
バルブ穴の真横かつ 向こうのフランジから出ているスポーク」
にしました。
空気を入れるときに 便利かなと思ったからです。

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フルクラムのラジアル組みの前輪のリム穴の穴振りですが、
世の大多数のリムと逆の「逆穴振り」なので
バルブ穴が真上のときの 赤スポークとバルブの位置関係は
前輪と後輪で前後が異なります。

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レーシングゼロ コンペティションさん  

お客さんからレーシングゼロを お預かりしました。
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CULT仕様の限定モデルです。
ハブベアリングは何ともなかったのですが、
見させてもらってよかったという点がいくつかありました。
まず、振れはほぼ無かったものの 前後ともセンターが ずれていました。
直したあとなので書きますがアタリかハズレかというと ハズレの個体です。

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ハブフランジのキャップに見慣れない すき間がありました。

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↑別の普通の箇所

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キャップを外すとスポークが収まりきっていませんでした。
スポークテンションがかかっているので
ちょっと押した程度では はまりません。
少し浮いた状態で組まれています。
テンションを十分にゆるめてから
スポークヘッドをフランジの奥にきっちり はめました。

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↑別の普通の箇所

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逆ねじになっている右エンドナットが手でゆるみました。これも恒例です。
それはともかく、明らかにフリーボディのベアリングが傷んでいる気が・・・。

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↑外側のベアリングを外して、シールの無い側を上に向けています。

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パーツクリーナーを噴いてみました。
うわー こりゃだめだ。
フリーボディ全体の買い換えになりますね。

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6803のベアリングが当店にあったので(以下略)。
6803については ひとつ前の記事をどうぞ。

「6803」を調べるとティアックという企業が検索に引っかかります。
証券コードが6803なのです。これは便利ですね。
「カンパニョーロのフリーボディのベアリングの品番は
ティアックの証券コードと同じ」と憶えておけばいいのです。

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↑ティアックは こういうものを販売している会社です。
(このくだりは 特定の読者の方に向けたネタなので 気にしないでください)

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複雑な形状をしたフランジは掃除しにくいですね。
マヴィックでここが白いものは 油汚れが食い込むのでさらに面倒です。
表面積と洗いにくさは比例します。

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リヤハブが逆ロゴというのを尊重して
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フロントハブも
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それに倣いました。

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レーシング3さん  

お客さんからレーシング3を お預かりしました。
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現行のレーシング3と違う点は 後輪のスポークの間隔が均等なことと
エアロスポークの幅がより扁平な点です。
超ハイローフランジで無いこと以外は
こっちのほうが現行品より優れていると 個人的には思うのですが・・・。

振れとセンターずれは特に問題ではありませんが、
ハブのベアリングのグリスが カラッカラに切れていました。

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フロントハブは部品交換なしの 洗浄とグリスアップでいけそうです。

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リヤハブのフリー側ですが、シールの外側に錆び混じりのグリスが付着していました。
これはハブ側のベアリングの錆びではなく、
フリーボディの内側のベアリングの錆びです。

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というわけでフリーボディの中身を全てバラしてみました。

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↑このようになっています。
ベアリングは、グリスが充填された
フリーボディ内部に向いている側は シールなし、
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外側はシールありとなっています。
このあたりの構造に関しては 詳しく書いている記事(→こちら)が
あるので そちらをどうぞ。

リンク先の過去記事で すでにやっちゃっていますが、
フリーボディ全体の交換が非常に高くつくので
同サイズのカートリッジベアリングを仕入れて
ベアリングのみの交換で対応しています。
ベアリングの品番のあとに「ZZ」が付くような金属シールの場合は
シールをきれいに外すのが困難なので、
接触式か非接触式の両側ゴムシールのものから
片側のシールを外すのがオススメです。
もともと片側シールのベアリングもありますが、私が探したかぎりでは
サイズが豊富になかったので 両側シールを仕入れています。
こういうベアリングは普通 規格ものなので、
サイズさえ分かれば簡単に手に入ります。

が、簡単にマネゴトをされるのが嫌なので
規格ベアリングの品番は お教えしません。ペッ!
↑うわこいつ感じ悪い




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記事ノ途中デスガ コンニチワ!
コチラノ資料ヲ ゴ覧下サイ!
↑やーめーろー!

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時系列が前後しますが
リヤハブを洗浄・グリスアップしました。

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スプロケットもついでに
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洗っています。

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最近 スプロケットを洗いまくっているからか、
ブラシの毛先が異常に摩耗していたので 買い換えました。

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リヤハブのロゴが進行方向から見て逆さだったので
(フルクラムには よくあること)、
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フロントハブもそれに倣いました。
逆ロゴ・左にWARNINGステッカー・左に玉当たり調整ナットにしています。
持って来られた時は、玉当たり調整ナットは この状態と逆でした。
性能には関係ないですが 後輪との見た目の整合性を取っています。

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レーシングゼロ 2WAY-FITさん  

お客さんからレーシングゼロを お預かりしました。
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振れとセンターのチェックをご希望です。

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持って来られた理由は 反フリー側のスポーク数本に 擦り傷が付いていたからです。
1本は完全に曲がっていたので交換しました。

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FFWDのF9Rを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからFFWDのF9Rをお預かりしました。
TTバイクに付けて使っているのですが、左がシュータッチするそうです。
右クランクを上死点から前に向かって踏み込んだ時に擦るとのことですが、
これは左シュータッチの一般的な起き方です。

リヤブレーキは BB裏の専用台座にVブレーキが付いているような形式で、
シューとリムの調整幅が少なめです。
それでシュータッチしないほどリムとの間隔を空けると
ブレーキレバーがハンドル(エアロバーです)に当たってしまい
リヤブレーキが実質 使えなくなってしまいます。
ホイールのセンターがフリー側に顕著にずれていてくれれば
増し締めできたのですが、残念ながら(?)ほぼ出ていました。

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スポークと組み方は全エアロライトヨンゼロ組みです。
なので反フリー側ラジアル組みです。
フリー側はカンカンに張ってあるのに 反フリー側は うにうにです。
組み換えることになったのですが、その前に
・現状での左右のスポークテンションをメーターで採った数字
・フレームに後輪を取り付けて、リムをつかんで左右に揺すったときのたわみ量
を お客さんに見てもらいました。

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ハブはDTではなく、FFWDオリジナルです。
これは私の知る限り数種類ありますが、
今回のものは エンドナットの形状などから
どうもノヴァテック製のようなので、悪いものではありません。
DTのハブと比べると、どちらもハイローフランジではないですが
こちらの方がフランジ幅が広いので、
ベアリングのスムースさと耐久性ではDT、
同条件で組んだ場合での横剛性では このハブが秀でています。

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組めました。

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フリー側 黒チャンピオン、反フリー側 黒CX-RAYの
「黒半チャンピ」を黒結線しました。
お客さんに見てもらう前にフレームに取り付けて 左右に揺すってみたのですが
リムのたわみ量、特に反フリー側へのたわみ量が劇的に減っていました。
フヒヒ。手前味噌で恐縮ですが、材料と組み方でこんなに変わるものかと思います。
お客さんにも見てもらいましたが、リムを揺すった たわみ量の減少と
実際に乗った場合のシュータッチしにくさが劇的に改善したのを確認してもらいました。
スポークテンションはフリー側が微増、反フリー側が激増です。
ということは、左右差がより是正されているということです。

取り付けたTTフレームが チェーンステーとリムの間隔が狭い形状なので
ホイールセンターのずれが目視で分かりやすいのですが、
組み換え前は明らかに チェーンステーの間隔が 右<左だったのに
組み換え後は左右同じになりました。
その程度はセンターずれがあったということです。

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↑あっ!あの よく見かけるラベルだ!
また「PLANET Xと同じもの」などと書くと
「FFWDはオランダで組まれているから一緒にするな!」と言われそうですが
頭の悪い組み方をした結果シュータッチするうえ
センターがフレームとの目視でずれているようなホイールを
ありがたがる道理が 私にはちっとも分かりません(笑)。

というわけで すいません、handbuilt in Japanになってしまいました。

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80~90mm高前後のリムですが、
従来のリム幅のものが なぜか少ないです。
ENVEでも これくらいのリム高はSMART ENVEのシリーズにしかないですし、
ZIPPもホンフゥもエキノックス(のむラボホイール3号)も
なぜか やや幅広のリムになっています。

同社のF4Rあたりは 同じようなリム高の他社製品がひしめいているので
そのなかで飛びぬけて良いとは思いませんが、
F6Rは60mm高の界隈では割と軽量なので 個人的にはかなりオススメのリムです。
(オススメの「リム」であって「ホイール」ではありません)
と なるとF9Rのリム重量が気になるところですね。
FFWDのリム(を作っているメーカーのリム)は
ブレーキ熱と座屈には強いということが分かっているので、
あとは重量さえ分かれば検討する比較材料になります。
まあこんなことは 私だけが知っていればいいのですが。
マウスをグリグリするだけで リム重量を教えてもらえるなどとは
カンチガイも甚だしいですな!
↑うわこいつなんでこんなにえらそうやねん
















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出囃子ガ鳴ッタノデ 今日モ来マシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧下サイ!
↑やーめーろー!

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号を組みました。

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前輪はリーフハブ20H 反ヌポークラジアル組み、

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後輪はリーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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アイオロス5.0 チューブラー仕様さん  

お客さんからアイオロス5.0のカーボンチューブラーホイールをお預かりしました。
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HED製のリムをDT製のハブで組んでいるモデルです。
これにはWO仕様もありますが、この年代の5.0のWOは
アルミのブレーキゾーンに カーボンのフードをかぶせた構造です。
フルカーボンのチューブラー仕様も カーボンのローハイトリムに
カーボンのフードをかぶせた二重構造ですが。

本来は 白に塗られたDTのエアロライトスポークで組まれていたのですが、
わけあって組み換えました。
組み換え前の全体画像を撮り忘れたので 上の画像は作業後です。

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↑組み換え前
リム側はニップル穴の間隔が均等ですが、
DT製のハブのフランジ側は少し位相をずらしています。
左右ともDT白エアロライトで 全ヌポークの2本組みにしています。
フリー側をヌポーク2本組みにすると、ローギヤに変速したときに
リヤメカのプーリーケージとスポークが干渉することがありますが、
このハブでは それが起こりにくいように
フリーボディの奥と右フランジの間を やや空けています。
オチョコがきつくなりますが実用性を考えれば仕方がありません。

本来は振れとセンターのチェックでお預かりしたのですが、
振れもなく センターもバッチリでした。
ところがひとつ問題がありまして、スポークテンションが非常に低いのです。
なので増し締めしようと思ったのですが、ニップルが固着していて回らなかったり
スポークが明らかに長めで ねじ山を使い切っている部分があったりして
少なくともニップルを交換しない限りどうしようもないことが分かりました。
スポークですが、エアロライトも CX-RAYと同様に
0.5mmほどの個体差があります。

元々のスポーク長さが長めで、短い部分がニップルの端面ツライチ、
長い部分では ねじ山3つは出ていました。

なので内蔵ニップルをすべて交換して(つまりホイール組み換え)
スポークはマイナス1mmに再カットしようと思ったのですが・・・。

その前に。
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↑反フリー側にぎにぎ。

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↑フリー側にぎにぎ。

で、組み換えようと思ったのですが・・・。
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ゆるめただけで スポークのねじ山始まりから折れたり、

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腐食したニップルが割れたりしました。
断じて増し締めしたわけではありません。
増し締めできそうにない固着感を感じたので、ゆるめ始めた矢先のことです。
スポーク折れはともかく ニップルがこういう壊れ方をしたのは初めて見ました。

ということでニップルもスポークも改めて 組み換えることになりました。

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組めました。
16H 半コンペニーニー組みです。
ヤマアラシさん方向のヌポークが、交差の内側にあるか外側にあるかが
組み換え前と逆にしてありますが、理由はあります(書けません)。

反フリー側ですが、16Hの4本組みが
このブログでいうところの真の最接線組みになるので
左右異本組みを盛り込んでニーヨン組みとしたかったところですが、
フランジの位相が絞られているので 4本組みで最終交差する
スポーク同士の頭がハブの二分線上に来ません。
ちょっと迷いましたが 左右とも2本組みとしました。
半コンペで左右異径組みを盛り込んでいるので
組み換え前よりはスポークテンションの左右差が明らかに少ないです。
あと、スポークテンションを張れば張るほど 交差にぎにぎや
実際に乗ってもがくなどの 人力の入力に対するたわみは
左右ともに減りますので、組み換え前のふにゃふにゃ状態から比べると
歴然と違うのは実は当たり前のことです。

(例えば、フリー側のスポークテンションに対して反フリー側が65%になる
スポークの組み合わせと組み方があったとしましょう。
反フリー側が事実上 入力に対して不動といっていいほど張れるなら
見かけ上の左右差は無いようなものです。
ただ、私の知る限り 手組みホイールの汎用の材料で
反フリー側をそこまで張ることは出来ませんし、そこまで張った場合
フリー側はもっと張っているはずですが それに耐えられるようなリムを知りません。
材料からして違いますが、レーシングゼロやキシリウムSLは
この「スポークが事実上不動」という点に関して 非常によく出来ています)

あと、リムの推奨スポークテンションが
穴数に限らず同じというのも おかしな話で、
32Hのホイールと16Hのホイールは それぞれ
スポークテンションの総和を
32分割しているか16分割しているかという違いがあります。
(後輪で考えるときは左右別個になるので 前輪の話だと思ってください)
32Hと16Hそれぞれのホイールで 1本のスポークにかかる負担は当然違います。
32Hならやや甘めに組んでも問題ありません。
それと同じリムで16Hのものを 同じテンションで組んだならば
使い物にならないほど ヨレるホイールになるはずです。

左右の位相が完全に同じペアスポークの 32Hの前輪があったとします。
これは真横から見ると16Hに見えるホイールです。
これを、ある人にとってヌルいと感じない下限のスポークテンションで組んだとします。
そこからスポークを 左右交互に除けば普通の位相の16Hの前輪になるわけですが、
これはそのままでは 前述のある人にとって 同じ剛性感では無いはずです。
疑似的に同じような剛性感を得るには リムなどの材料が許す限り
スポークテンションをもっと張らないといけません。

というわけで、16Hのホイールは かなり張らないといけないのです。
後輪なら なおさらです。
組み換え後に お客さんに「組み換え前と全然違う」と言われましたが
これは組み換え前が ゆる過ぎただけです。

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2本組み(1クロス)だと最終交差がハブフランジに近いので
結線は要らないと思います、とお伝えしましたが
やってほしいとのことなのでしました。
多少は硬くなりましたが、普段私がやっているホイールほどには
劇的に変わったわけではありません。

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リムサイドの内周側は カーボンフードなので
剛性に関係ない部分です。リムサイドをつまむとペコペコします。

スポークの張力に耐えなくてもいいので非常に薄く、
光にかざすと 向こうが透けて見えるような積層数になっています。
過去記事を調べたら 同じようなリムで同じようなこと書いてました(→こちら)。

category: のむラボ日記

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ボントレガーのカーボンホイールさん  

お客さんからボントレガーのカーボンホイールをお預かりしました。
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DT製のペアスポーク位相用ハブで組まれた完組みホイールです。
センターバッチリ、振れもほぼ無しと手間いらずで助かりました。
ハブの回転がスムースながら やや重いということで
ベアリング内部のグリスを ちょっといじりました。

DSC04971amx3.jpg
DSC04972amx3.jpg
完組みホイールにしては非常に珍しくヌポークラジアル組みです。

DSC04973amx3.jpg
どういうわけか フランジ内側にねずみ返し(→こちら)が付いています。
こうした理由は ラジアル組みのストレスに耐えるための補強だと思われます。

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。
先日の続きです。

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リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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後輪と同じく青アルミニップルにしました。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04961amx3.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。
前輪も組まないといけないのですが、今日は忙しくて無理でした。
これに限らず「リーフハブの入荷待ち」で止まっていたオーダーが まだまだあります。
お待たせして申し訳ありません。

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リーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

DSC04963amx3.jpg
お客さんの希望で青ニップルです。

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続々・セミ内装  

ドリルがうなる!
昨日の続きです。
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バッテリー台座を前三角の中から ダウンチューブ下に移します。
昨日のセミ内装処理は ついでであって、お預かりした本題はこちらです。

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穴をあけました。
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ねじ山を埋め込みました。
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ショートバッテリー台座を取り付けました。
元々はロングバッテリー台座ですが、
ショートの台座のプレート部分のみ リペアパーツで手に入るので
バッテリー台座そのものを買い換える必要はありません。

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↑新しいバッテリー台座の位置はここになりました。
こうした理由は低重心化を狙って・・・ではなく

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前三角にロングバッテリー台座をつけていたときは、
バッテリーを外す際に ボトルケージを外す必要があったためです。
あと、フレームに1ヵ所タイラップ留めが必要でしたが
それも無くなりました。
フレームカラーに合わせて白いタイラップを巻いていたのですが、
すぐ黄ばむので お客さんのほうでたびたび巻き直していたそうです。

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チェーンステーも内装化したので「外装用テープ未使用」となりました。
ステーが扁平で上下に穴をあけるのが無理だったので 横にあけています。

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ロングバッテリー台座in前三角のためにあけた6mm穴は

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プラのキャップでふさぎました。

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↑これを使いました。
公称の径が6.1mmなのと 返しが付いているので
「パチン!」とはめた後はビクともしません。
試しに付けてみて、外そうと思ったら キャップ自体の破壊を伴わないと無理でした。
ゴムではなくてプラスチックなので耐久性も高そうです。
どこの製品かは お教えできません。
私もこれを探すのに多少苦労したので。
画像を晒してもらえるだけ ありがたいと思ってほしいですな!
↑うわこいつ感じ悪っ!



















DSC04950amx3.jpg
呼バレタ気ガ シタノデ参上シマシタ!
オ探シノ場合 コノ品番デ検索シテ下サイ!
↑やーめーろー!

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持っててよかったハブスパナ  

先ほどの記事とほとんど関係ないですが、ある意味 続きです。
DSC04866amx3.jpg
お客さんから TNTのチタンボディのリヤハブをお預かりしました。

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ロゴが逆な気がしますが気にしてはいけません。

DSC04868amx3.jpg
昔のスピナジーのホイールなどもそうですが、
7400系デュラエースハブのフリーボディを取り付けているようです。
カートリッジベアリングなのでエンドナットは左右に各1つです。

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反フリー側のエンドナットのつかみ幅は
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ちょっと珍しい19mmでした。
持っててよかった19mm!
といってもイーストンのR4ハブの調整に19mmが必要なので
最近は けっこう多用しています。

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フリー側は
DSC04872amx3.jpg
さらに珍しい16mmでした。
持っててよかった16mm!
工具のつかみ部分が ハブスパナ用の細いスリットになっているので、
モンキーレンチなどでは代用ができません。

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WH-6600さん  

お客さんからWH-6600をお預かりしました。
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WH-7800時代のアルテグラの完組みホイールです。
私は今でもこのシリーズが シマノホイールの最高傑作だと思っています。

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持ってこられた理由は、振れ取り点検などもそうですが
ハブの回転がやや濁っているとのことで、
工具を持っていないから してほしいとのことでした。
ハブスパナは 13mmと14mmと15mmが2本ずつ、
あと17mmが1本あれば たいていの場合困りません。
17mmは外側のナットだけであることがほとんどなので
幅広な普通のスパナでも代用できます。
が、このフロントハブは内外ともに17mmというサイズだったので
17mmのハブスパナが必須で、それを持っていないので
調整できないということでした。

バラしてみたところ、ボールレースが かすかに傷んでいました。
虫食いというほどではなかったので
グリスアップと玉当たり調整で対処しています。
お客さんには「持ってきたときと全然違う」と言ってはもらえましたが
部品のコンディションが最高の状態で調整した場合と比べると
正直ベストとはいえません。

DSC04856amx3.jpg
7900と9000のデュラエースハブは、玉当たり調整にハブスパナが不要で
しかも誰がやっても同じ結果になるという賢い機構になっています。
手でボールレースを回していって、ギザギザのついたパーツを押し込むだけです。
押し込んだときに横ガタがあればギザギザを押し込む位置を
ひとつ時計回りにずらせばOKです。
このギザギザ、1周40ノッチ(40ギザギザ)なので
1ノッチあたりの調整角度は9°です。
40ノッチにしたのは、あまりに細かくすると ナメたり滑ったりするからでしょうが、
9°ごとの調整でベストな玉当たりが出るわけがありません。
非常に頭の悪い機構です。

「スムースながらハチミツをこねくり回すような重さが ハブの回転にあるので
1ノッチゆるめる→横ガタが出る→やっぱり1ノッチ締める」という
調整法で、横ガタが無くなった最初のノッチに調整するしかありません。
ベストな玉当たりというのは この1ノッチで通り過ぎた9°のどこかにあります。
ただひとつの落としどころのノッチでベストな玉当たりが出る可能性も
ゼロではないですが、まずありえません。

上の画像では左右のナットに Wナットがかかっている状態で
内側のナットを外側に向かって締めています。
こうすることでかすかに玉当たりがゆるむわけですが、
横ガタの出ないギリギリを狙って調整します。

このときにスパナを回す角度は、最終的には1°未満です。
ほんのかすかに「クッ!」と締めただけでも玉当たりは変わります。
クイックを締めたときにも玉当たりは変わりますが、
慣れれば それも勘案して調整できるようになります。
これが出来るのは基本的にはカップ&コーン式のハブだけです。

「ベストな玉当たり調整がほぼ不可能になる代わりに
誰が触っても同じ結果に出来る」というのは果たして良いことなのかどうか 疑問です。

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リヤハブも 洗浄と再グリスアップをしました。
お客さんの希望でなるべくフリーのラチェット音をうるさくしています。
このハブは どういった気の迷いかカンパニョーロのハブを
丸パクリした構造なので そういう調整も可能です。

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↑ラチェットの爪は外側がより磨耗していました。

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右エンドナットは逆ねじです。

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前後輪とも大きな振れはなし、後輪のみ少しセンターがずれていました。

前にも書きましたが、ハブ側ニップルは調整が非常に面倒です。
ホイールを店内で落ち着いて触る私のような者には大した問題ではありませんが、
迅速な修理を求められるようなレースの現場では 苦情が出ると思います。
個人的には好きなのですが・・・。

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続・セミ内装  

ドリルがうなる!
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以前セミ内装化をしたフレーム(→こちら)ですが、
ビビって手を出せなかった部分がありました。
この1年で、特に積まなくてもいい経験値が貯まり
別に上がらなくてもいいレベルが上がったので、
今回は「外装用のテープ未使用」を目指して
さらにコードの内装化を進めていきたいと思います。

DSC04884amx3.jpg
↑外装用のテープですが、1年前に 私が脱脂をしてからピッチリと貼ったのですが
少しめくれてきている部分があり 砂を噛んでいます。

DSC04886amx3.jpg
剥がしました。

DSC04888amx3.jpg
↑下側は ここに穴をあけました。

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暴れ防止のタイラップのようなパーツ(通称:あばれはっちゃく ※)を
付けてからダウンチューブに引き込みます。

※そんな通称はありません

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グロメットでフタをしました。

DSC04892amx3.jpg
↑上側は ここに穴をあけました。
ブレーキアウターに沿わせるのに都合がよかったからです。

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↑見た目が かなりスッキリしました。
なお、撮影用にフレームをきれいにしています。
なお、撮影用にフレームをきれいにしています。
(2度書いた理由は不明)

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セミ内装化には他にもメリットがあります。

DSC04899amx3.jpg
外装式のコードの長さは、下ジャンクションの各接続先の取り回しを決めてから
余った長さを下ジャンクション側でまとめる形になりますが、

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セミ内装をすると 余ったコードをフレームに引きずり込めるので
ジャンクション周りがスッキリします。
今回はダウンチューブに内装するコード以外も最適化したので
かなりスッキリしました。

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ののむむララボボホホイイーールル22号号をを組組みみままししたた  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号を組みました。

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前輪はリーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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昨日の前輪とは別物です、念のため。

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後輪も組みました。

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リーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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昨日の後輪とは別物です、念のため。

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のむラボホイール2号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04907amx3.jpg
のむラボホイール2号を組みました。

DSC04908amx3.jpg
前輪はリーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪はリーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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Xentis Squad4.2さん  

お客さんからゼンティスのカーボンWOリムのホイールをお預かりしました。
DSC04795amx3.jpg
スカッド4.2というモデルです。
スポークテンションが明らかにヌルいので、
可能なら増し締めしてほしいとのことです。

DSC04797amx3.jpg
確かに、反フリー側のスポークを握ると うにうにでした。
ただ、センターが出てしまっているので(←こういう言い方もおかしいですが)
反フリー側だけでなく フリー側も締めないといけません。
結局、反フリー側のスポークテンションというのは
「フリー側のスポークテンションが頭打ちになって
リムのセンターが出ている状態」で最大値になり、
それがフリー側に対してどれだけ追随しているかは
スポークと組み方で決まってしまうのです。

このハブの寸法で スポークもそのままで、
という条件下では これ以上無いというくらいには張れました。
お客さんも「だいぶ ましになった」とは言ってくれましたが
ハブとスポークを別のものにすれば もっといいものができるのに、
と思ってしまいます。

DSC04799amx3.jpg
ゼンティスの この手のリムですが、耐スポークテンションがすさまじいので
アルミリムだと思って組んでもいいくらいです。
カーボンWOリムとしては私の知る限り 最高の材料だと思います。

DSC04798amx3.jpg
↑これ、マグネットがここに埋まっていますという表記です。
ライトウェイトやコリマにも同様の工夫があります。
お客さんは これを知らなかったそうで、また機会があれば試してみるそうです。
スポークマグネットを近づけてみましたが、磁力は弱めでした。
センサー側の感度次第では使えないかもしれません。
また、リム内部にマグネットを仕込んだ場合
左クランクにケイデンスマグネットを付ける位置が
ペダル寄りからクランク中央あたりになるので
この点でかえって都合が悪くなる場合もあります。

DSC04802amx3.jpg
つづいて前輪もお預かりしました。
スカッド2.5というモデルです。
後輪はガンガン常用しているそうですが
前輪はあまり使っていないそうです。

DSC04804amx3.jpg
前後輪とも センターバッチリで、縦横振れの最終妥協点も
完組みとしては非常に高いので感心しました。

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リムサイドに、組みあがり時の縦横振れの量と
最終点検した人の名前がサインしてあります。
この試みと ホイールの出来の良さは無関係ではなさそうです。

DSC04803amx3.jpg
↑バルブ穴には カタカタ音防止スリーブが入っています。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC04843amx3.jpg
DSC04846amx3.jpg
後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

理由は分かりませんが、今日組んだ後輪は非常にスムースに組めました。
例えば、出来上がったホイールを丁寧にバラしていくさまを動画で撮影して
逆再生すると 無駄な所作が一切ないホイール組みのように見えますが、
それに一歩近づいた感じです。
最善手だけを淡々と指していっているような・・・。
組んでいるあいだ なぜか縦振れも横振れも ほぼ出なかったので
リムの精度なども関係しているかもしれませんが、
いつもこんな感じで組めるわけではありません。
ホイール組み完了の最終妥協点は同じなので
このホイール組みと普段の仕事の結果は同じです。
ただ、それに至る時間が違うというだけで。

ちなみに今日の体調は最悪です。
朝練の集合場所には行きましたが、
「麦と玄米の粉を ハチミツでキューブ状に固めて
個包装したもの」を配布してきた
だけで
峠は登れませんでした。

category: のむラボホイール

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ボンクブレーカーが入荷しました!  

「ボンクブレーカー三銃士を連れて来たよ。」
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「ボンクブレーカー三銃士?」

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「自称一番人気、アーモンドバター&ハニー味。」
「うっす、よろしく。」

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「一番低カロリーで低脂質、エスプレッソチップ味(雷属性)。」
「がんばります、よろしく。」

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「一人だけポーズが違う 体力にステ全振り脳筋野郎、
ピーナッツバター&ゼリー ハイプロテイン。」
「よっす、どうも。」

DSC04826amx3.jpg
今回、これら以外にアップルパイとフィグ(いちじく)と
ブルーベリーオートの3つの味で計5箱(全部で60個)入荷していますが、
これらは問屋さん在庫で賞味期限がギリギリのものがあるということで
それならむしろ 売れなくなってはダメなので
あえて期限がヤバいのを 味に関係なく送ってくださいと
私のほうから自信満々にお願いしました。

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10月1日出荷の10月2日着で届きましたが・・・

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アップルパイが

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10月7日!

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フィグとブルーベリーオートが

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DSC04832amx3.jpg
10月17日!

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念のため書いておきますが、
問屋さんには 非はありません。
期限ギリギリのものを送ってくださいと言ったのは私です。
問屋さんに「特に値引きなどしなくて大丈夫ですよ」と言っていましたが
期限ギリギリのものについては
値段を かなり頑張っていただいていました。

賞味期限ギリギリの分については 全て何とかしましたので
今回の入荷分は 冒頭の3つの味になります。

category: 新着情報!

tb: 0   cm: 3

ENVEの組み換えをしました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからENVEの1-45リムのホイールをお預かりしました。
組み換えをご希望ですが、組み換え前のハブはともかく
組み換え後のハブは クリスキングのR45ハブのセラミックベアリング仕様です。

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前輪は20H 黒CX-RAYの反ヌポークラジアル組み、

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DSC04819amx3.jpg
後輪は24H 黒半コンペの黒結線ありです。

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ステッカーはお客さんのほうで「全て」剥がしてあるので
配慮さんの出番は無いよ!

category: のむラボ日記

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ZIPP303リムの後輪を組みました(やり直し)  

先日(→こちら)の続きです。
組み換えに必要なパーツの入荷が遅れました。
エコ配に遅配をかまされたことは多々ありますが、
一刻を争うようなときに限って遅配されている気がします。
DSC04814amx3.jpg
組めました。

DSC04813amx3.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
組み直し前と何が違うのかは これのお客さんだけにはお伝えします。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

左から読んでも808、右から読んでも808  

今日もホイー(以下略)。
DSC04708amx3.jpg
山本山からリムが届きました。
ZIPPの808です。

DSC04710amx3.jpg
自転車屋さんというのは 何かと差し入れなどいただくことが多いのですが、
山本山の海苔をいただきました。

なぜ山本山の海苔を同梱してあったからといって
「山本山からリムが届きました」という表現になるのかといえば、
詳しくは書けませんが 理由はあります。

DSC04711amx3.jpg
上から読んでも山本山 下から読んでも山本山

海苔業界には「三山」と呼ばれる3つの老舗として
山本山・山形屋・山本海苔店が知られていますが、
新規参入が非常に難しいと思われる この業界に詳しい
あるお客さんから、黒くて香ばしい(←海苔だけに)話を聞いたことがあります。
全形サイズ(未カット21×19センチ)1枚当たりの値段が1円上がると(以下自粛)
それを取り決めているのが(だから以下自粛だっつうの)

DSC04807amx3.jpg
組めました。

DSC04808amx3.jpg
フロントハブは山本山お持ち込みのHB-9000の18Hです。
CX-RAY反ヌポークラジアル組みにしました。

DSC04809amx3.jpg
ファイアクレストが出る前のモデルなので、リム幅はそれほど広くありません。
ニップルワッシャーを仕込むには
リム外周の穴をやや大きめにする必要がありますが、
それが通らないサイズになっています。
そのためか リム内周側が非常に分厚く、
一般的な12mmニップルだと あまり出なかったので
14mmニップルにしました。
(いわゆるロングニップルは16mm、
サピムに付属のアルミニップルは14mmなので
今回はサピムの14mmにしています)

ブレーキゾーンの面が まっすぐでなく
外周になるほど狭くなっている逆アールなので
ブレーキシューの減り方が独特になります。

category: のむラボ日記

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