のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

今日は休みでした  

ここ最近、「年内は いつまでするの?」と訊かれたときには
「30日まで」と個別に答えていましたが
ここに書くのを忘れてました。申し訳ありません。
新年は4日から営業します。
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来年もよろしくお願いします。

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キシリウムSLSさん  

お客さんからキシリウムSLSをお預かりしました。
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当店に来られるのは初めての方です。
数百kmは離れた遠方から 年始の用事ついでに
大阪に来られたので これを持ってこられました。
買ってから1度だけ乗った程度の使用状況です(ブレーキゾーンもきれいです)。
前輪は無しで 後輪だけ持ってこられました。

買って早々のものを 後輪だけ持ってこられていることからも分かりますが、
センターがずれているという ゆるぎない確信が
お客さんの中にすでにあるということです。
他に持っているホイールをフレームに付けたとき、
ブレーキとの位置関係が このホイールだけ明らかに違うということでした。

先日「マヴィックの後輪はずれているのが多い」と
いうようなことを書いた矢先ですが、これもそうです。

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フリー側にセンターゲージを当てた寸法を 反フリー側で見ると・・・

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↑これだけ ずれていました。
こっちの寸法をゲージに取ると フリー側のリム側で同量のすき間ができます。
これ自体は いつも私がやっているホイール点検からすれば
特段にひどいというわけではありません。
なぜここまで細かく書くかというと、
ホイールを買った際の事情に 問題があるからです。

お客さんは このホイールを、通販でパーツを安売りしている
国内のある有名ショップで買われています。
その際に、ホイール1本に付き800~1000円ほど余計に払えば
センター出しと振れ取りをしますというサービス
にお金を払っているのです。
にも かかわらずセンター出しが全然できていない。ここに憤りを感じます。
(それ以前に この点検で工賃を取るのもどうかと思いますが。
わざわざショップで買う意味は どこにあるの?)
しかもお客さんに「たぶん センターがずれている」と看破されている 体たらく。

お客さんは1回使ったと言っていますが、センターを出していれば
1回どころか1年使っても ここまでずれるわけはありません。

センターゲージの精度の問題でもありません。
私は これより精度の低いゲージを2つ持っていますが、
それらで見ても「ずれている」という判定が出るレベルを大きく超えています。
(ごくごくかすかな ずれの場合は このゲージでしか検知できないものもありますが、
これはそんな微々たるずれでは無いということです)

出来てもない作業で
お客さんからお金を盗る(※)のは やめなさい。

(※)誤字ではないはず

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センターが出ました。

実はスポークテンション自体が明らかに甘めだったので
増し締めも 少ししています。
リムは当初 反フリー側に寄っていたわけですが、
一旦センターを乗り越えて フリー側にずらしてから
反フリー側を締めて センターに呼びました。

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WH-RS010さん  

お客さんからWH-RS010をお預かりしました。
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ローラー台用に、ということで買ったそうですが、
買ったショップで「箱から出してそのまま渡している疑惑」が
濃厚ということでチェックをお願いされました。

後輪から見たのですが、後輪はセンターバッチリで振れもほぼ無しでした。
が、前輪のセンターが「もし見ていれば 気づいていないはずは無い」くらいに
ずれていたので 残念ながら そのままお渡し確定です。

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後輪は24Hヨンヨンイタリアン組みです。
反フリー側のスポークテンションは フリー側に比べて やや甘めでした。
特に低いというわけではなく、普通のホイール並みです。

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↑けっこうなオフセットリムなのですが、これでなければ
もっと反フリー側が甘くなったということでしょうか。
リムの精度は非常にいいので、振れ取りがかなり追い込めます。

シマノホイールは、ストレートスポーク仕様になると
前/後で16/20Hという少スポーク数に
リム高にかかわらず固執していますが、これは はっきり言って失敗です。
C24のカーボンラミネートリムは軽くてローハイトなので
16Hの前輪などでは リムが左右交互に強く引っぱられて
リム穴(ニップル間)での細かい波うち状の振れが発生していて
これを取る術はありません(ブレーキの利きムラに現れる量ではないですが)。

ついでに書いておくと、36Hラジアル組みの前輪から
4本ずつスポークを間引いていって 風洞実験をし、
36→32→28→24→20→16Hのときの
スポークの空気抵抗をグラフ化すると
36Hから24Hくらいまでは 直線と大差ない弓なりの線になりますが
20H、16Hとなるとフォークボールの軌跡のようにガクンと線が落ちます。
これはZIPPでも同じような結果を発表していたと思いますが、
あのグラフを見ると「前輪のスポーク数は16Hがベストなんだ」という
妄執に取り付かれる気持ちは分かります。
が、所詮スポークの空気抵抗というのは ホイールの一要素でしかなく、
剛性をスポイルしてまで固執していいような大要素ではありません。
それなりにリム高があれば20H未満のスポーク数でも問題は無いのですが、
さすがにC24のリム高で16Hの前輪は無茶というものです。

仮にC24と同じような重量とリム高の のむラボホイール5号で
首折れスポークの首飛びリスクは勘案しないとして、
16Hの前輪と 20Hの前輪をそれぞれ組んだとします。
16Hのほうが スポークが4本少ないぶん
空気抵抗と重量の面で有利ですが、
剛性まで勘案した総合性能では20Hのほうが上だと思います。
C24はそれがストレートスポーク仕様であるだけ、だと
私は考えていますので 仮にC24に20Hの前輪があれば
16Hの前輪より走るホイールになると思います。

C24のリムと XR200リムでは
C24のほうが高テンションに張れるリムだとは思いますが、
この二者のスポークのテンションの多寡の差は
「張れる16Hリムなら 20Hリムより高剛性なホイールになる!」
というほど大きいものではありません。
(ここで ないと思います、ではなく ありません、と断言している
根拠はあるのですが ちょっと書けませんスイマセン。

これだけで記事にすればいい駄文になったけど
別記事作るの面倒なので このままでいいや。

とにかく、RS-010のリムは
スポークテンション(そもそもそんなに高くは無いですが)に屈して
リムのブレーキゾーンが左右に細かく波打たないので
振れ取りの追い込み度だけは C24より上になります。
それだけリムが頑丈というわけですが、当然ながら しっかり重たいです。
強くて軽いリムというのは 基本的にありません。

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後輪の組み付け精度は及第点でしたが、
非常に大きい切削カスが リムに入っていました。

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAYヌポークラジアル組み、

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後輪はリーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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お客さんの希望で 青アルミニップルにしています。

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LASSERさん  

ノヴァテックのLASSER(LESSERじゃないよ)
というホイールをお預かりしました。
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スポークはサピムの黒LASER(LASSERじゃないよ)のストレート仕様です。
フリーボディを抜いてあるのは 調べごとがあって私がやりました。

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スポークが1本とんでいますが、これの修理と
フリーボディの11S化をご希望です。
このリムを使ってホイールを組み換えても いいのですが、
納期がシクロクロスシーズン終了後になります。
(シクロのタイヤが付いていました)
また、リムはどーみてもキンリンのTB25なので
ハブとスポークを廃棄して 中古リムで
のむラボホイール4号(実質)を組む形になるのが
かかる費用に見合った結果とは思えません。


スポークは同比重の黒ストレートスポークで
長さが合うものがあったので それに交換しました。

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↑これは修理後なので時系列が飛びますが、
ハブはXF832という2:1スポーク仕様のものです。
ノヴァテックなので482系のフリーボディが合うかと思い見てみたところ

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Tniのエボライトハブのフリーボディが
ピッタリ合ったので交換しました。
ノヴァテックのフリーボディで、スプロケット噛み込み防止の
鉄板が貼り付けてある赤いフリーボディがありますが、
このフリーボディは 赤いだけでアンチバイト仕様ではありません。

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↑スプロケットのどん突きの深さが違います。
11Sフリーボディに10S用スペーサーを使うと同じになるということです。
Tniのエボハブの場合 10Sのハブ体に11Sのフリーボディは合わない、
ということになっています。
11Sハブのハブ体は 右フランジをやや内側に詰めて(オチョコがきつくなる)
ローギヤに変速した時にリヤメカのプーリーケージと
フリー側のスポークが干渉するのを起こりにくくしています。
ただこれも条件次第で、10Sハブ体+11Sフリーボディであっても
フリー側のスポークが扁平であったり
スポークテンションが張ってあったり
リヤエンドの曲がり具合などで 干渉問題が起きないこともあります。

また、カンパニョーロ用の場合は旧ハブ体でもOKということになっています。
(10Sフリーボディの寸法のまま 11S化したので)

このホイールの場合は、ちょっと前の画像でも分かりますが
ストレートスポーク仕様のためフランジから外には
一切スポークが張り出していません。
なので11S化しても干渉問題は起きないはずです。

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フリーボディを11S化してスポークを補填しました。
今回のフリーボディ交換では ホイールセンターは ずれないはずですが、
ずれていたので直しました。
元からずれていたのかどうか知りませんが、
どうせ直すから どうでもいいです。
スポークを交換するときにニップルをリムに落とし込まないように
注意していたのですが、落とし込んでしまいました。

ああああああああ やってもうた。
ニップルを回収するのに タイヤを剥がさないといけません。
リムセメントだったので 新たにちゃんと張り直しました。
タイヤ張りの工賃はいただいていませんが、
お客さんには 時間を取らせました。申し訳ありません。

1年くらい前に張ったタイヤだそうで、
割りと簡単にペリペリと剥がれたので
張りなおしたのは ちょうど良かったかもしれませんね!←言い訳すんなボケ

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レーシングゼロNITEさん  

お客さんからレーシングゼロ ナイトをお預かりしました。
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ちょっと書けませんが、お客さんのほうで触った結果
大変なことになってしまったので
それの修理ができるかどうかで持ってこられています。
それについては何とか直りました。

ついでに振れとセンターのチェックもしたのですが、
後輪にセンターずれがありました。
「出荷しても許されるかな」というくらいでしたが、
見つけた以上は もちろんきっちり出し直します。

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シャマルウルトラ 2WAY-FITさん  

お客さんからシャマルウルトラをお預かりしました。
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チューブレスタイヤ付きだったのですが、
シーラント入りだということで タオルを構えながら
恐る恐るタイヤを外してみると・・・。
シーラントは入っていませんでした。

このホイールは お客さんが知人から譲り受けたものだそうで、
前の持ち主からシーラント入りだと聞いていたそうです。

後輪のセンターずれがやや大きかった他は 特に異常無しでした。

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EA50SLさん  

お客さんからEA50をお預かりしました。
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~さんという記事を上げはじめてから
完組みホイールの最終調整をお預かりすることが増えましたが、
どこのメーカーが特にひどいというのはありません。
強いて書くなら マヴィックの後輪はセンターずれが多い気がしますが。

イーストンのホイールの場合は、センターがバッチリ出ていることが多いです。
おそらくは最終検品が厳しいのでしょう。
検品でハネられて作業場に差し戻しする
(振れ取りできない性質のものを除けば ホイールはそれが可能な商品です)
ホイールが100本に1本くらいなら問題は無いですが、
それが5本や10本となってくると
ホイール組み作業の精度を上げたほうが 結果的にコスト減になります。
(ここでやってはいけないのは、センターゲージの精度を甘くすること)

前輪はセンターバッチリ、振れは乗った期間から考えると
ほぼ出ていないようなものでした。
さすがイーストン、と思って後輪を見てみると
かすかにセンターずれがありました。
片側に寄った振れ取りをすれば消える程度でしたが。

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↑右エンドナットが手でゆるみましたが、
リヤハブをオーバーホールしてから作業しているので
このナットのゆるみがセンターずれとして検出されたわけではありません。

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↑シールの半分だけ グリスがぬぐわれたような状態になっているのは、
シールが収まるべき溝から浮いてしまっていて
フリーボディと擦っていたからです。

category: のむラボ日記

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(集団から)  

レース中の補給食に最も不向きなものといえば、
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↑こういうパンです。
他にも ちぎれるメロンパンや ちぎれるシナモンロールなどがありますが、
「ちぎれる」と断言しているのがすごいですね。

「ちぎれないあんパン」とか出れば レース前に買うのですが。

category: 新手のスタンド使い

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のむラボホイール3号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号を組みました。

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後輪だけです。

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エボライトハブ20H 半コンペヨンヨン組み結線ありにしました。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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ひとつ前の記事と同スペックです。
↑手抜き記事

ハンダこての こて先を新調したので結線ハンダ付けを再開しました。

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ニップルが赤ではなくて 銀アルミニップルな点だけが
先日のとは違います。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAYヌポークラジアル組み、

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後輪はリーフハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線はんだ付けは する予定ですが、
はんだこての こて先を新調してからにしようと思っています。

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お客さんの希望で赤アルミニップルにしました。

category: のむラボホイール

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SMART ENVE3.4のWOカーボンリムを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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スマートエンヴィの3.4リムのWO仕様を お客さんからお預かりしました。
「3.4」は35mm高リムと45mm高リムのセットでの名称ですが、
別にセット売り限定というわけではありません。
ただ 35mmが20Hのみ、45mmが24Hのみという展開なので
それぞれフロント用リム、リヤ用リムだということになっています。
45mmリムは 組み立て時の左右方向の指定は無いですし、
オフセットリムでもないので 前後35や前後45でも組むことは可能ですが
スポーク本数が限定されているので メーカーの意図通りに組んだほうがいいです。

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前輪のハブはクリスキングR45で
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで組みました。

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リムの外幅も広いですが 内幅も広いです。
付属している専用のリムテープの幅は実測で22.8mmでした。

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後輪も組めました。

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前輪と同じく R45ハブで、黒半コンペヨンロク組み結線ありで組みました。

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このハブ、ハイローフランジではないので
反フリー側をカッチリさせるのが難しいです。
そんな寸法的なことは別として、物の仕上げというか
工作精度の高さは 見ていてほれぼれします。

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WH-RS80さん  

お客さんからWH-RS80をお預かりしました。
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後輪はちょっとしたセンター出しと振れ取りだけで 特に問題無しです。

問題は前輪でして、他店で振れ取りをした直後なのですが
センターがガッツリずれていました。
メーカーの出荷基準どころではない量です。
縦振れも大きく出ていました。
最も大きいところでは リムのブレーキゾーンの縦幅の3分の1ほど
内周部にひずんでいたので、ブレーキシューのセッティングが
できるかどうか ギリギリのところです。
振れ取り台にかけずに見ても目視で分かる量です。
(前輪を回すと ぐわんぐわんと偏芯回転します)
これは「横振れ取りだけ ひたすら頑張った」結果です。
素人さんから たまに「振れ取りをしてたら
わけのわからない状態になったので直して」とお願いされることがありますが、
これも同様の事例です。
「ああ、こいつ まともにホイール組んだこと無いな」と思いました。

「ホイールの組み終わり近くの軽微な振れの追い込み」と
「ちょっと振れている新品ではないホイールの振れ取り」は
ほぼ同じです。
(もちろん、後者の場合は経年使用で
リムに曲がりや反りや凹みがある可能性がありますが)

振れ取りもホイール組みも、材料(おもにリム)の精度が許す限り
組み手の妥協点いっぱいまで振れを取る作業という点では同じです。
たまに「振れ取りはできるけどホイールは組めない」と言う人もいますが
私に言わせれば ありえません。
ホイールを組めない人は ちゃんとした振れ取りもできないのです。
現に この件でも振れ取り作業由来の異常な縦振れが出ています。
横振れだけはそこそこ取ってありましたが その妥協点も低いです。
センターもずれていましたが、
大きな振れ取り作業をしてチェックしないのもミスです(大抵ずれます)。

私がこの件のどこに憤りをおぼえているかというと、
いつも書いていることですが
「お客さんが工賃を2回払っている」ということです。
お客さんから訊いた状況からして
お渡し後に乗っていないか、一度乗った程度でしょう。
ほぼショップをハシゴしている形です。

リムに、経年使用による ある瑕疵があったのは理解しています。
私も「新品同然」と言えるところまでは 今回直せませんでした。
が、瑕疵の箇所以外で振れが検知できないところまで直したことと
それがお持ち込み時の状態と比べて かなりマシになったこと、
あと センターゲージを当てると リムでガタガタ鳴っていたのが
ビシッ!と出たところも お客さんに見てもらっています。

多分ここを見ていると思うので書きますが、
(上から目線で恐縮ですが)もっと精進してください。
これはお代金をいただいていい仕事の内容ではありません。
あんまり書くと特定されそうなので詳しくは書きませんが、
今あなたが置かれている環境が腐っていることは
私も重々承知しています。

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レーシングゼロ 2WAY-FITさん  

お客さんからレーシングゼロをお預かりしました。
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センターを見るのに タイヤを一旦外したいのですが、
チューブレスタイヤにシーラントが入っているか伺ったところ
「入れている」とのことなので
タイヤ付きでも使えるセンターゲージにしました。

振れは少し、センターは前後ともずれていました。
後輪はフリー側にずれていたのですが
反フリー側のスポークテンションがやや甘いと思ったので
それの増し締めも兼ねることができて 助かりました。

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7900のC35リムで後輪を組みました  

お客さんからWH-7900-C35-CLをお預かりしました。
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11S化したいということです。

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フリーボディに互換性がないので無理です(→こちら)。
とお伝えしましたが、このホイールのリムを使って
汎用11Sハブで組むのならばどうか?ということになったので

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やりました。

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エボライトハブ20H 黒半コンペヨンヨン組み黒結線ありです。
元のホイールをばらすのにかかった時間と
組み直すのにかかった時間は同じくらいです。
ばらしにくいホイールでした。

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ガンウェルのカーボンリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからガンウェルブランドのカーボンリムをお預かりしました。
ganwellは岩井商会さんのオリジナルブランドですが、
名前の由来は岩(gan)いい(well)です。
追記:wellは井戸の「井」だと思います、というコメントを多数いただきました。
確かにそっちのほうが もっともらしいです。なるほど。
コメントありがとうございます。
井の中の蛙でした。

ついでに書くと ここの本社の社用車のナンバーは
全て「・1-01」となっており
101でイワイになっています。

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↑現行のロゴです。

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↑このステッカーは見覚えがありますが 気にしてはいけません。

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組めました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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ボーラ ワン35さん  

お客さんからボーラ ワン35の後輪をお預かりしました。
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スポークが1本 激しく曲がっています。
背筋が寒くなる話ですが、
リヤハブのクイックに引っかけるタイプの
簡易スタンドにかけて安置していたところ、
ロードバイクに詳しくない人が勝手にまたがったうえ
ローラー台のように漕げると思ったらしく
ペダルを踏んだ瞬間 スタンドがクイックから外れ
シートステーにからんで巻き込みつつ
後輪がベキベキと回ったそうです。
ひいいいいい。

フレームにもダメージがあるそうですが
後輪だけ持って来られました。

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↑曲がったスポークは1本だけですが、
ということは これが全てを受け止めたということです。
テンションから解放してやると、
ただ くの字に曲がっているだけのように見えますが・・・

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表面を指でさすると、平らな部分が見当たらないくらい
細かく ベコベコに曲がっていました。

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シュミットのダイナモハブで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから前輪をお預かりしました。
自分で組んでみようとしたらスポークが1mmほど長かったので
当店で一旦ばらしてスポークをカット、
それから組み直してほしいということです。

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ハブはシュミットのSON28というダイナモハブです。
シュミットの日本代理店取り扱いのSONシリーズは
いずれもポリッシュシルバー仕様のみなのですが、
気にしてはいけません。


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リムはノーチューブスのグレイルというリムです。

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スポークはピラー社製で、
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丸穴に通る軽量エアロです。CX-RAY相当でしょうか。

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32H ロクロク組みで、
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ディスクローター台座付きのため
逆イタリアン組みになっています。

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ばらしました。
スポークは全て同じ長さでした。

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ねじ山終わりが丸くなっていて、端面の色は黒です。
なので このスポークは間違いなくノーカットの状態です。

32本もあればスポーク比重を求めるのには十分で、
経験上 サンプル数が10倍の320本になっても ほとんど同じ数値が出ます。
量って計算したところ 2.0mmプレーン比70.7%でした。
CX-RAYが64.5%ほどなので それよりはやや重いということになります。

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CX-RAYとは違い 断面形状は角ばり気味で、
ねじ山側の丸断面部分の長さもCX-RAYより長めです。
このあたりの差で6%ほど違うのでしょう。

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画像の時系列が前後しますが、ハブはオチョコがありました。
なので左右同じ長さでは組めない(組まないほうがいい)可能性があります。
スポーク長さはお客さんの言うように1mmカットする、わけではなくて
ハブの寸法とリムの内径を測って 調べました。
お客さんを疑っているわけではありません。
スポークを1本たりとも無駄にできず、
カットする長さも失敗できない状況なので 慎重になっているだけです。
ニップルもピラー製で やや特殊な形状のものでしたが、
こちらは余分に予備をお預かりしています(使わずに済みました)。

調べた結果 右側は1mmカット、左側(ローター側)は1.5mmカットで
ちょうど良いということが分かったので
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カットしました。

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↑カットしたスポークは 断面がこうなります。

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組めました。

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組み換え前と同じく ロクロク逆イタリアン組みです。

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スラムS30ホイールのリヤハブで のむラボホイール1号を組み直しました  

昨日 このホイー(以下略)。
DSC06424amx3.jpg
昨日組んだ このホイール、
お客さんは 金アルミニップルをご希望でした。
あばばばばばばばっばばっばっばbbっばっばああああっばあ

DSC06443amx3.jpg
DSC06445amx3.jpg
いかんいかん 取り乱してしもうた。
もちろん組み直しました。

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コメントのお返事(ドリルのコーティング加工について)  

先日のドリルのコーティングの話で、
非常に有用なコメントをいただきました(ここには書きませんが)。
ありがとうございます。
私が書いたのはハンドドリルでの経験的なことですが、
もっと大きな機械などだと必要とされる条件が変わるということですね。

以下 私信
DSC06429amx3.jpg
↑ところでこれは私の使っているスポークカッターに付いている
転造平ダイスです。まだ使えそうですが かなり前に交換しました。
初期型(画像のもの)は一部ホーニング加工、
現行型は全面ホーニング加工になっています。

いつもお世話になっております。


追記:私信へさらにいただいたコメントのお返事
安定供給に必要な情報をいただきありがとうございます。
DSC06446a1mx3.jpg
実は 一生ものの道具だという確信があったので
すでに図面と注文先は確保済みです。
今後とも間違いなくお世話になるので よろしくお願いします。
図面の画像の解像度が低いのは もちろんわざとです。

category: のむラボ日記

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WH-RS80さん  

お客さんからWH-RS80を お預かりしました。
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買ってから4年ほどの間、ずっとノーメンテで使っているということです。
フロントハブは、感触から必要を感じたのでオーバーホールをしました。
リヤハブは異常無しです。
振れは乗っていた期間なりに少々、センターは前後ともかすかにずれていました。
後輪は反フリー側に リムがずれていたので
締めたくないフリー側を締めるか ゆるめたくない反フリー側をゆるめるかの
選択を強いられましたが、フリー側を締めました。
(リムのずれている量がそれほどでもなかったので助かりました)

category: のむラボ日記

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コスミックカーボンSLRさん  

お客さんからコスミックカーボンSLRをお預かりしました。
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前後輪で お預かりしていますが
後輪はお客さんの名前入りステッカーが
貼ってある側を撮ってしまったので カットです。

振れほぼ無し、センターバッチリでしたが
ハブのオーバーホールを徹底的にやりました。

category: のむラボ日記

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スラムS30ホイールのリヤハブで のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからスラムのS30ホイールをお預かりしました。
前後輪とも けっこうな振れがあり、とにかく使い倒したという感じです。
前輪は振れ取りと玉当たり調整で何とかなったのですが・・・。

DSC06416amx3.jpg
後輪は無理でした。
リムが明らかに曲がっていて、スポークテンションが異常にゆるい箇所があります。
しかも振れ取り作業上では そのゆるいスポークを
さらにゆるめないといけなくなっているなどしていたので
作業が続行できませんでした。

お客さんとしては 同じくらいのリム高のリムを使って
後輪を作りたいということなので
このハブを使い回して のむラボホイール1号を組むことになりました。


DSC06417amx3.jpg
元々の状態は 20H 全黒ストレート仕様CX-RAYゼロニー組みになっています。
CX-RAYのストレートスポークは色に関わらず入手困難、
サピムのレース(コンペ相当)と リーダー(チャンピオン相当)の
ストレートスポークは銀色のみ入手可、
さらにストレート仕様のレースは取り扱いしている長さに制限があるなど
条件が厳しかったのですが、
黒スポークでなければ 何とか組み換えできそうだったので
スポークは銀色になってしまいますということで 了解をいただきました。

DSC06418amx3.jpg
ばらしました。

DSC06423amx3.jpg
DSC06421amx3.jpg
フルクラムの完組みホイールなどでは
スポークヘッドの収まる深さがスポークの向きによって違うので
例えばフリー側はイタリアン組み相当の方向でしか組めません。
このハブの反フリー側は、スポークヘッドの収まる深さが同じで
ハブフランジから出るスポークの横位置も同じになるので
イタリアン相当組みも 逆イタリアン相当組みも可能になっています。

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組めました。

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フリー側は2.0mmプレーンのサピム リーダー、

DSC06428amx3.jpg
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反フリー側は2.0-1.8-2.0mmバテッドのサピム レースです。

このリヤハブ、見た目では少しハイローフランジですが
スポークヘッドの収まる位置がフリー側は外周寄り、
反フリー側は内周寄りになっているので
実質は 見た目以上のハイローフランジになっています。

category: のむラボホイール

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エロイムエッサイム(コメントのお返事)  

先日、DTのレボリューションスポークを使って ホイールを組みましたが、
うにょーんは出ませんでしたか?というようなコメントをいただきました。
前輪は全レボですが、うにょーんが確率的に発生しうる閾値ギリギリで組んでいます。
後輪はコンペ/レボですが、もしフリー側がレボだったなら
間違いなく うにょーんが発生する(コンペだから発生しない)張り具合で組みました。
左右異径組みをスポークの形状(丸とか扁平とか)に依らず
単にスポーク比重差で見るならコンペ/レボは
コンペ/CX-RAY(←半コンペ)と同等です。

コメントのお返事はここまでで、
次に うにょーんの発生について経験的に確かなことを書きます。
DSC06393amx3.jpg
仮に24Hの前輪で考えてみます。
後輪でもいいのですが、後輪だとスポークテンションが
リム穴順で交互に上下します。
単純に考えたいので 前輪ということにします。
24Hにするのはオチのために六芒星を描きたいからで、
それ以上の意味はありません。
20Hだと五芒星になるので。

それはともかくリム穴の24Hに番号をふりました。

DSC06394amx3.jpg
ホイール組みの最終仕上げのずっと前の段階で、
振れ取りではなく スポークの張りのためだけに
順番(上の図の番号順)に同じ量ずつ増し締めをしますが、

DSC06396amx3.jpg
うにょーんは この増し締めの締め終わり付近で
最も発生しやすくなります。
これは経験上間違いありません。
例えば1000Nを超えると うにょーんが出始めるスポークであったとして、
定量的な増し締め前が950N、増し締め後が1020Nになるとすると
最後のほうは全てのスポークが1000Nを超えるわけですが
「ニップルを回されながら1000Nを超える」場合でないと
まず うにょーんは起きません。
ある1つのニップルを増し締めしたときの伸びのストレスと
そのときに起こっている他の23のニップルのテンション増のストレスは
同じではないということです。

前輪だと仮組みの段階で ほぼ組み終わりのテンションをいきなり狙えますが、
その手順を少なくしようとして例えば「一気にニップルを5周ずつ回す」などすると
うにょーんが出やすくなります。とくにリム1周の終わり付近で。
なのでそういう場合は「3周ずつ増し締めしたあと 2周ずつ増し締め」などとすると
うにょーんが出にくくなります。
さらに言うなら、5周なら「1周ずつ増し締め×5」や「半周ずつ増し締め×10」のほうが
スポークにやさしいのかも知れませんが
「ホイールが組めるまでの予定増し締め数」が見えているような場合は
なるべく少ない手順で組んでしまいます。

といっても私のホイール組みの範囲で
うにょーんが普通に起きうるのはDTのレボリューションと
サピムのレーザーくらいしかありませんから、
これらのスポークでない限りは そこまで気は遣いません。

DSC06403amx3.jpg
うにょーんが起きにくくなるかもしれない
増し締め順というのを考えてみました。
まずは上の図のように三角形を描き
時計回りに番号をふっていきます。

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次に、このように番号をふります。
六芒星で時計回りに1・4・2・5・3・6となりました。

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つづいて位相をずらして同じことをします。
7~9の位置を決めました。

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つづいて10~12の位置。

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ここからは6つごとにいきます。13~18の位置を決めました。

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最後に19~24。
この数字の順番でニップルを同量ずつ増し締めしていけば
うにょーんが起きにくくなるのでは?ということです。
しかし こんな面倒な組み方をしている最中に番号や位置を見失った場合、
縦振れがメチャクチャな状態になってしまいます。
やめたほうがいいですね。

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しかも この順番は
邪神 黒ヤギさん(→こちら)の召還プロセスに酷似していますので
何かの間違いで異界との扉を開いてしまうかもしれません。
黒ヤギさんは紙、とくに手紙や証書の類が好物で
ひとしきり食べ尽くすまでは帰ってくれません。

たとえ事実であっても 税務署には
「領収証は黒ヤギさんが食べてしまいました」という
言い訳は通じませんので 気をつけないといけません。

category: スポークテンションの話

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ENVEの1-65リムの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06378amx3.jpg
お客さんからENVEの1-65リムの後輪をお預かりしました。
カッチリ目の後輪が欲しくて わざわざ28H(このリム高では珍しい)を
選択していますが なんとなくヌルい気がするそうです。

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組み換え前のスポークは左右ともCX-RAY、
組み方はヨンゼロ組みです。
フリー側のスポークテンションは かなり張ってあったので
「このスポークと組み方で」という条件下であれば
私が組んでも ほぼ同じものになります。

リムがかすかにフリー側にずれていたので
反フリー側のみの増し締めが可能ですが、
左右のテンション差を是正するといえるほどではありません。
(そこまでずれていません)

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組み換えました。

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DT180ハブ28H 半コンペヨンパチ組み結線ありです。
組み換えの前後ともに反フリー側のスポークはCX-RAYですが、
組み換え後はテンションが2割ほど増しました(測定は結線する前)。
リム高もあってこれもまた「結線は不要かな?」というくらいの張りになりましたが
お客さんが「とにかくガッチガチに!」とおっしゃるのでやってしまいました。

あと、DTハブはフランジ幅が53mm強と やや狭いので
(一般的なリヤハブと現行アメクラのリヤハブの中間値くらい)
スポークの交差の左右にぎにぎの変形量だけで見ると
元々からして左右差の少ない後輪が組めてしまいます。
後輪で大事なのは横剛性であって
見かけ上のスポークテンションの左右差の少なさに
だまされてはいけません。
結線は別として、左右異本異径組みを駆使して
やっと一般的なハブ並みの横剛性の後輪が得られるといった感じです。
28Hなのも助かりました。24Hヨンロク組みでは ここまで張れませんので。

category: のむラボ日記

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オープンプロリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからチューンのミグ70フロントハブをお預かりしました。
ハブ胴とフランジが接着されていないので
スポークテンションがかかる前はフランジがくるくると回ります。

DSC06327amx3.jpg
印をつけてみました。

DSC06328amx3.jpg
↑こんな感じ
ペアスポーク位相の穴があいたリムにも対応します。
そのためにこうなっているわけではないと思いますが。

DSC06329amx3.jpg
リヤハブは旧アメリカンクラシックです。

DSC06330amx3.jpg
ハブ胴のロゴの反対側に
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グリスホールがある時代のものです。

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↑旧ハブと新ハブ
(実は この間にもうひとつ別のバージョンがあるのですが)
DSC06337amx3.jpg
右フランジを合わせると
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左フランジで こんな感じ
フランジ幅が 現行品よりフランジ1枚分ほど広くなっています。

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お客さんのほうでベストな玉当たりに調整されていました。
これを私が触ったところで ここまで追い込めるかどうか断言できない、
というほどスルスルに回転します。
なので ここは手出し無用です。

お客さんのほうでも かなり頑張ったらしく
ハブスパナをかけた跡を 油性ペンで塗りつぶしていますが。

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組めました。

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28Hハブ DTレボリューションヨンヨンイタリアン組みです。
このハブは組み方に関して禁止事項が多いのですが、
これは抵触していません。

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後輪も組めました。

DSC06370amx3.jpg
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フリー側コンペティション/ 反フリー側レボリューションの
28Hヨンロク組み結線無しです。
結線無しは お客さんの希望、ヨンパチ組みはスポーク長さが取れませんでした。

DSC06377amx3.jpg
ニップルはお客さんの希望で黒アルミニップルにしました。
このリムは ステッカーの年代でいうとニ世代前で
新品というわけでもないですが、
リムサイドの磨耗は ほぼ無く 良い保存状態です。

手前においてある工具は このお客さんとの符丁です。
気にしないでください。

category: のむラボ日記

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EC90SLXさん  

お客さんからEC90SLXをお預かりしました。
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DSC06358amx3.jpg
前輪はかすかに振れとセンターずれあり、
後輪はセンターずれが前輪以上でしたが
どちらにしても大したことはありませんでした。
あと、リヤハブのベアリングの回転がゴリゴリするということです。

DSC06359amx3.jpg
ここまで全て 作業後の画像なのですが、
確かにシャフトを手で回すとゴリゴリでした。
リヤハブの場合、たいていはハブ体に2つとフリーボディに2つで
4つのベアリングが並んでいます。
(これはカートリッジベアリングの場合で、
シマノは7800系の時代を除いて2つのカップ&コーン式ベアリング、
マヴィックはフリーボディのベアリングが1つなので
カートリッジ式で3つのベアリングとなります)
それらが 強い圧入ではないですがシャフトと常に接しているので
ゴリゴリの原因が どのベアリングなのか、
また、ダメなものの個数はいくつなのか、を
手探りで当てることはできません。
実はハブではなく フリーボディのベアリングが死んでいただけ、
ということも よくあります。

DSC06256amx3.jpg
分解してみて分かりましたが、
今回は ハブベアリングの右側だけが死んでいました。

DSC06258amx3.jpg
R4SLハブなので セラミックベアリング仕様なのですが、
ベアリング球の硬さにボールレースが負けて虫食いが起きてしまい
削り取られた鉄粉が錆びてしまったようです。
上の画像では シールをめくる前に
パーツクリーナーを噴いてみたのですが、
すでに錆び汁が出ています。

DSC06340amx3.jpg
シールをめくってから噴くと かなりの量の錆び汁が出ましたが
撮り忘れてしまいました。

DSC06341amx3.jpg
このシールを洗ってみると・・・

DSC06343amx3.jpg
6902CE-2RSとあります。
6902はベアリングのサイズ、CEはセラミック球、
2RSは両面ラバーシール(2 Rubber Seal)を示しています。
片面ラバーシールだとRSになりますが、
メーカーによっては両面でもRS表記のものがあります。

6902は外径28mm/内径15mm/厚み7mmの
ミリサイズ系の規格ベアリングなので入手は容易です。
セラミックでさえなければ。

DSC06350amx3.jpg
↑フリーボディのベアリングは6902-2RSの鉄球仕様です。
これなら簡単に入手できるのですが。
うーん これは困った・・・。(困ったふり)

DSC06344amx3.jpg
と思っていたらTniからセラミックベアリングが出ていました。(知ってました)
自転車のパーツによく使われる
68××系と69××系のサイズが豊富に揃っています。
いやーこれは便利だ!(露骨な宣伝)

鉄球ベアリングが ピンからキリまであるように
セラミックベアリングにも良し悪しがあります。
重要なのはベアリングボールの真球度・・・ではなく(←これも大事ですが)
ボールレース側の硬度です。
これがセラミック球の硬さに合っていないと
レースが削られて すぐに虫食いが起きたりします。
カンパニョーロの黒いボールレースのUSBは明らかに低寿命ですが、
これも それが理由です。
最近の銀色のボールレースはこの点が改善されています。
出てから何年も経っていないことを差し引いても、
虫食い発生率が非常に低いからです。
黒ボールレース時代のUSBベアリングは、
私が使う場合は 全てわざわざ鉄球にデチューンしていましたが
(そもそもこれがデチューンと言えるのかが疑問)、
銀ボールレースはその必要が無さそうです。

じゃあどこのセラミックベアリングが良いのか、
というと私見ですが やっぱりセラミックスピードは別格です。
COATEDという上位モデルがありますが そちらでなくても十分です。
次に それと同格かな、というのがCULTです。
何にでも付くというわけではないですが。
あとはだいたい玉石混交、ではなく 石だらけです。
先ほどのドリルの話と同じでチタンコーティングを謳っているものでも
耐久性や低抵抗性が 別に優れているわけではありません。
BBカップがとくに顕著ですが、鉄球のものより寿命が極端に短いものは
球だけセラミックにした粗悪品
です。
ボールレースの硬度が低いのと、きっと真球度も高くないのでしょう。
私がセラミックベアリングを積極的にお客さんにオススメしないのは、
「まともなものが少なくて まともなものは高価だから」です。

だいぶ昔になりますが、コスミックカーボンアルチメイトで
○○○ー○のセラミックベアリングに打ち換えたものの
あまり具合がよろしくない(違いをあまり体感できない)という
お客さんのそれを「私を信じてください」と言って
セラミックスピードのセラミックベアリングに
すぐに打ち換え直したことがあります。
それについて「全然違う!」という感想をいただきましたが
そりゃあ 玉と石では違います。
実は ただ単純に打ち換えただけでは無いのですが、
それでも主因はベアリングそのものの性能の違いです。

で、Tniのこれが 玉か石かどちらになるのかですが、
セラミックスピードには及ばないものの
価格以上のものであるのは確かです。
私自身 カンパニョーロのウルトラトルクのUSBを
これに換えて継続的に使っていますが、
少なくとも極端に低寿命というわけではありません。
何より、これより中途半端に高価で
もっと質の悪いものが たくさんあります。
具体的には書きませんが。
誰が教えるかっつうの。
↑うわこいつ感じ悪っ!

DSC06345amx3.jpg
脱線しました すいません。
ベアリングですが、当然 同じサイズです。

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6902の「RS」表記ですが 両面シールです。

DSC06349amx3.jpg
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DSC06353amx3.jpg
ハブをオーバーホールしてから再圧入しました。
ゴリゴリ感はきれいに消えています。













DSC06366amx3.jpg
蟹光線の登場を予感した方が多いかと思いますが、
現在 蟹光線は思想警察に拘束され
不当かつ苛烈な取調べを受けているため
今回 出番はありません。残念でした。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

ドリルの刃を買い換えました  

ドリルの刃を買い換えました。
DSC06204amx3.jpg
特別な目的に対して頻繁に使う分には
コバルトハイス鋼のドリルを 別に持っていますが
(よく使うのは2.8mmと4.8mmと7mm)、
それ以外のサイズは不二越(NACHI)のセット品を使っています。
2000円しないくらいですが価格のわりには よく切れます。
小さい側3本は失くしたわけではなくて
折れたか、切れなくなったので捨てました。

こういうのは 切れ味の悪いものを補填し続けるよりは
DSC06202amx3.jpg
一括で新品にしたほうがいいです。
新しい工具とか刃物って気持ちいいですね。

コバルトハイス鋼ドリルは一般に 表面が金色なのですが、
ドリル刃の中には「金色にすることで切れ味が良さそうに見せよう」という
コーティング加工がなされたものがあります。
このドリルはそういう小細工をしていないのがいいですね。

チタンコーティング加工などの処理(一般に表面が金色になる)をして
耐久性や切れ味を向上させたと謳っているドリル刃がありますが、
謳っているほどには黒ドリル以上に切れるわけではありません。
新品なら かすかに違う気がする程度でしょうか。
見た目が近いコバルトハイス鋼ドリルに程遠い切れ味なのは確かです。

DSC06365amx3.jpg
なお、この新品の刃を以ってしても
ステンレスのねじに きれいに細穴を貫通させるのは まず無理なので、
先日の「ワゴムイラーヌ」は それを作るためだけに
ドリル刃1本の価格が この13本入りセットよりも高い
コバルトハイス鋼のものを別に買いました。

Wナットを締め切ったときに
2つのナットの六角の位相がピッタリ合うようにしています。
(といっても このためだけに特殊サイズである
0.75mmピッチのM6ナットを 小袋1つ分買っているので
位相の合うものは ほぼ確実に見つかるはずです。
あと、ピッチが細かいので1.0mmピッチよりは
「位相をそろえるための増し締め」が しやすいのもあるかと思われます)

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

レーシング3さんとシャマルウルトラ2WAY-FITさん  

お客さんから レーシング3とシャマルウルトラをお預かりしました。
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DSC06305amx3.jpg
シャマルウルトラの後輪のセンターずれがやや大きかった他は
普通に使っていれば出るだろう、という程度の振れがあった程度です。

シャマルウルトラの後輪のチューブレスタイヤのエア抜けが
やや早いということなのでバルブコアを換えたりなどしてみました。

ハブの玉当たり調整の具合は良かったのですが、
レーシング3もシャマルウルトラも
リヤハブの右の逆ねじエンドナットが 手でゆるみました。

DSC06307amx3.jpg
ロックリングの端面ですが、削がれたように見えるのは
削がれたのではなく 私が昔 削いだからです。
カンパニョーロの11Sスプロケットとフリーボディですが、
ロックリングとハブの右エンドが ほぼツライチというくらいに近くなっています。
これとフレームのリヤメカエンドの形状があいまって、
後輪を固定したときに ロックリングがフレームエンドに干渉したので
ロックリングの端面を削りました。

(トレーに水を入れて 耐水ペーパーやすりを敷き、
すずりで墨をする要領で 削っています。
どういうわけかロータリーエンジンの中のおにぎりみたいな模様が
現れるのですが・・・)

DSC06308amx3.jpg
ホイール(リヤハブ)、スプロケット、ロックリングのすべてが
純正品なので 干渉問題の原因はフレーム側ですが、
同じような症状でお困りの方は試してみてください。
薄いロックリングに換えるという手もありですが、
いいものが なかなかありません。
マヴィックのED11用ロックリングくらいでしょうか。

category: のむラボ日記

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