のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール3号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

全く同じスペックのものを もう一つ組みたかったのですが、
コンポの組み換えの仕事などが 忙しすぎて無理でした。
昨日までは 足の踏み場もないほど 店内がバイクでいっぱいでしたが、
今日は2台 お客さんにお渡ししたので
多少は片付きました。
今月中(残り 約1時間)に あと7台組めばホイール組みに専従できそうです。

category: のむラボホイール

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クイックをお返しし忘れていました  

先日お預かりした(記事にはしていない)パワータップの振れ取りの際に、
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作業のために外したクイックをお返しし忘れておりました。
申し訳ありません。お客さんが付けていたロレックスのデイトナに見とれていたからです。

冗談は別として、冗談で済まないことですが
作業の際に一旦外したバルブキャップやクイック、
ホイールの組み換えの際に外したスポークマグネットなどを
お返しし忘れることが ごくまれにあります。

何度か やらかしていますが、
今後一層注意するという戒めをこめて ここに書きました。

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FUSEE SLXさん  

お客さんからローヴァルのフュージーSLXをお預かりしました。
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FUSEEのカタカナ表記がフュージーで正しいかどうかは自信がありません。
あと、スペシャライズドジャパンの表記では ROVALはロヴァールですが
私はそれ以前からローヴァルと呼んでいたので そう呼ぶ癖が抜けません。

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2:1スポークにハイローフランジハブであることから
フ○○○ムに似ているとか言われそうですが、
ローヴァルのパテント期間切れ後に 丸パクリのホイールを出したのが
フ○○○ムなのであって、こういうホイールはこっちが本家です。
少なくとも1980年代後期には このスタイルを確立していました。

それはいいとして、作業内容のほうは
細かい振れをちょこちょこと取っただけで済みました。

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WH-6700さん  

お客さんからWH-6700をお預かりしました。
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使用期間のわりには傷みが少なく、振れなども少なかったのですが
フロントハブにガタがあるなと思っていたら ナットが手でゆるみました。
今回の最大の功績はそれに気付いたことです。

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WH-9000-C24-CLさん  

お客さんからC24のWOホイールをお預かりしました。
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センターずれが軽微だと、振れ取りや増し締めで センターをまたいで
再度出しなおす破目になったりします。
紙1枚ほどのセンターずれでも検知できるセンターゲージのせいです。

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WH-7850-C50-TUさん  

お客さんから初代C50の後輪をお預かりしました。
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チューブラータイヤがパンクしているので、
交換ついでに点検もしてほしいということです。
振れがかすかにあったのと、リムがフリー側に少しずれていました。
後日詳しく書くつもりですが、
これはおそらく経年使用によるもので
初めからずれていたとは限りません。

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このニップルもパークツールのSW-3で しっかりつかめるサイズです。
私の持っている純正工具が使いまくって減っているというのもあるでしょうが、
それよりはガタが無くピッタr
あれこんな時間に誰だろう

category: のむラボ日記

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穴振りが強烈なリムについて  

先ほどの記事で、
「ストレートスポーク仕様のハブで 片側がラジアル組みなら
リムの正リム・逆リム見なしの位相を好きに変えられる」
というようなことを書いていますが、
事情があって穴振りが非常に限定的なリムの場合は無理です。
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マヴィックのジクラルスポークのリム、
例えばアルミスポークのキシリウムだと
リムを バルブ穴を真下にして進行方向右側から見た場合、
上の図のようになります。
青がフリー側ラジアル組み、赤が反フリー側タンジェント組みで
穴振りは正リムです。
タンジェント組み側は 前後方向に強烈な穴振りがあるので・・・

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↑位相をずらしてしまうとスポーク(に付いているニップル)のねじ山が
まったく通りません。
反フリー側は正リム扱いさえすれば組めますが、
何も考えずに反フリー側のスポークを通した場合
2分の1の確率でフリー側のスポークが通らなくなります。

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前輪の場合は(この点では後輪も同じですが)
リムの左右にも強烈な穴振りがあるので逆リム扱いでは組めません。

前輪はリム穴の位相が1つずれると組めない(2つずれると元通り)、
後輪はラジアル組み側は 前輪と同じ条件だけど
タンジェント組み側は さらに前後方向の穴振りがあるということです。

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↑これはキシリウムのリヤリムですが、
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バルブの隣のリム穴のうち、片方にだけ 2つのドットが打ってあります。
これがリヤリムです、という印です。
こちら側がフリー側になるのですが、
先に反フリー側(※)を通した方が間違いがありません。

※R-SYSならフリー側になります。タンジェント組み側ということです。

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↑フロントリムはドットが1つです。
これはフロントリムです、という印です。
18Hなので後輪を組みようが無いのですが。

category: ホイールの話

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ENVE1-65リムの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからENVE1-65リムの後輪をお預かりしました。

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↑ハブはカンパニョーロのニュートロンウルトラ、
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↑リムはパワータップのロゴの中に
ENVEのロゴが入っている1-65です。
パワータップの完組みホイールのリムですね。
これを後から組み換えたもののようです。
お客さんいわく「乗り味がもっさりしている」ということなので
それをどうにかできないかということと、
ハブのオーバーホールをご希望です。

ハブについては「必要があれば球を換えてください」とあるので
お客さんのほうでも自覚症状があったと思うのですが、
回転に明らかな濁りがありました。

冒頭に今日もホイー(以下略)と書いていますが
当初は 必ずしも組み換えるつもりではありませんでした。

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まずはフリーボディを抜きました。
シャフトのもらい錆びを見るかぎり、フリーボディのベアリングのうち
外側が錆びている可能性大です。

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フリー側のベアリングです。
ラチェット周りにも ハブベアリングにも
同じグリスが塗られています。
ベアリングはそれほど傷んでいません。

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反フリー側のベアリングです。
錆びてます。
あと、余計なところにグリスが付いています。

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ボールレースにも錆びが回っています。

少なくとも反フリー側のベアリングは ボールレースごと要交換ですが、
面倒なことに 反フリー側はスポークを全て外さないとボールレースが抜けません。

フリー側のベアリングも 新品と比べると傷みがあったので
左右ともベアリングを一新することにしました。
フリー側のスポークは必ずしもバラす必要は無いのですが、
別の理由があり 完全にバラしました。

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ボールレースを抜きました。
上の画像ではフリー側のスポークを まだバラしていません。
ラチェット部分にグリスが残っていますが、
あまりに気になったので
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パーツクリーナーですら容易に分解されない
この粘土質のグリスが「どこ」の「何」なのか お客さんに伺いました。
ここには書きませんが、ハブの中身に適したものではありません。
ステムやシートクランプやボトルケージの固定ねじには最適です。

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ラチェット部分をきれいにするのに苦労しました。

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フリーボディ側も、爪が起きにくくなるほど
ベッタリだったので 洗浄しています。

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フリーボディのベアリングも外側のみ交換しました。

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↑画像のボールレースですが、
左が反フリー側、真ん中が新品、右がフリー側です。
反フリー側は あかがね色で完全にダメ、
フリー側は新品よりは くもっています。
左右ともフリー側並みだったならば、グリスアップで済ませたかもしれません。

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↑この画像の反フリー側のベアリングですが、
8時くらいの位置のボール1つだけが 色が違います。

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↑この画像では真上になります。
過去何らかの作業によって フリー側と取り違えられたのかなとも
思いましたが、フリー側のベアリングは くもり方が均一なので違うようです。

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近い将来バレットの組み換えがあるので そのときに書きますが、
ハブの回転に偏芯して こじっているような感触がある場合、
ボールレース圧入工具でそのまま再度 グッ!と押してやると
明らかに感触が軽くなることがあります。
これは、製造段階や ボールレースの交換時に
ボールレースが まっすぐ奥まで圧入され切っていないために
起こっていると考えられます。

今回の後輪も そういう感触がありました。

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で、反フリー側のボールレースの磨耗痕を よく見ると
虫食いこそありませんが
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↑途中で磨耗痕が途切れている箇所がありました。
これは反フリー側のボールが とくに傷んでいたことと
無関係ではないと思います。
一つだけ色の違うボールがあることとは関係なさそうです。
ボールレースとボールの位置関係は一定ではないので。
(ヘッドパーツのベアリングなら ありえますが)

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ベアリング一式を交換してハブを組み立てます。

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シャフトの錆びを落としました。

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ここまで組むとスポークを通せなくなりますが、
先に回転の確認です。おお、スルスル回る。
ただ いつも書いているように、新品のボールレースなので
「乗って出す アタリ」は まだ出ていません。

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組み換え前は 黒CX-RAYヨンゼロ組み相当だったのですが、
ニュートロンは左右同数スポークなので フリー側のスポークを変えて
半コンペまたは半チャンピ相当にしようと思っていました。
フルクラムの2:1スポーク数のハブであったなら やりません。
2:1スポーク数かつ超ハイローフランジで
極端な左右異径スポークにしたなら、
反フリー側のスポークが吹っ飛びそうになるからです。

で、フリー側のスポークを太くして2度ほど組みかけはしたのですが、
結局 元のスポークで組んでしまいました。
理由は色々ありますが、書きません。
ただ、組み換え前よりは カッチリ目には張っています。
しかし超ハイローフランジでも 反フリー側ラジアル組みだと
ピシっ!とはしないですね。うーん・・・。

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組めました。
ちなみに組み換え前は センタードンピシャで ほぼ振れなしです。

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ハブの中身がきれいになったのと、組み換え前より
スポークテンションが増した点が違います。
フリー側は かなり張れたのですが、
反フリー側の追随度は高くはありません。

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ニュートロンはじめカンパニョーロの左右同数スポークの後輪は、
穴振りが逆リムになっています。
仮に反フリー側がタンジェント組みになっていた場合、
逆穴振り用のリヤハブで 正リムを組むと
バルブ穴の位置がおかしなことになりますが、
どちらか片方がラジアル組みであれば
通常のねじ山のスポークならば穴振りを選べます。
ENVEのリムに穴振りがあるようには見えなかったのですが、
正リムと見なして組みました。
組み換え前も正リムとして組まれていました。

このリム、外周部(タイヤを張る面)にある品番も1-65なので、
ENVEの1-65チューブラーリムであることは間違いありません。
私が持っているEDGE時代の1-65(リムの表記は68ですが 同じもの)の
実測重量は378gです。

ENVEのリムは年々重たくなる傾向があり、
最近は1-45のチューブラーが300gをうっすら超えていることすらあります。
ENVEの1-65がEDGE1-65より軽いことなど考えられません。
と思って量ったところ、このリムは今まで私が見たなかで最高に軽い1-65でした。
実測重量については書きません。

だれがかくかボケ←うわこいつかんじわるい






















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オ待コチ!

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↑やーめーろー!

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ENVE1-45リムの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから後輪をお預かりしました。
というか預かりたくないのに置いていかれました。

ENVE1-45リムを クリスキングのR45ハブで組んでいるのですが、
後輪がヌルいと先日 相談を受けたのです。

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24H 黒CX-RAYヨンヨンイタリアン組みで 組まれています。
私も明らかに「ヌルいなー」と思ったのですが、
組み換えるのが面倒くさいので乗り心地がいいだの なんだのと
理由をつけて、そのときは持って帰ってもらいました。

が、後日 レースで実際に使ってみたところ かかりが悪いし
もがくとシュータッチまでするそうで、再度持ってこられたのです。
シュータッチまでしたのは意外でしたが ヌルいのは分かっていました。

「サイクリングに使ってはどうでしょう?」などと
組み換えない方向で あれこれ足掻いてみましたが、
結局 お預かりすることになりました。

前輪は、同じくクリスキングのハブで
20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みでしたが、
こちらはちゃんと張ってありました。
なのに後輪はフリー側からしてENVEの上限付近にすら張っておらず、
そのため反フリー側がフニャフニャでした。
もし単純な増し締めだけをしたとしても多少はマシになるかと思います。
が、スポークと組み方も一新して組みかえる破目になってしまいました。

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組み換えました。
ここを見てると思いますが 早く取りに来てください。

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黒半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。
仮組みのちょっと先くらいの段階で
組み換え前の反フリー側のスポークテンションを すでに超えていました。
このハブ、ハイローフランジでないのが惜しいですが
それ以外に弱点はありません。
スポークの選定も 組み方も、この材料なりの最適解かと思います。

category: のむラボ日記

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WH-M785さん  

お客さんから シマノXTグレードの完組みホイールをお預かりしました。
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29インチ仕様です。
前後とも160mmローターが付いていますが、小さく見えます。
配慮さんがいるのは 大きさの比較のためであって とくに意味はありません。

WH-M785は MTBホイールの細分化に合わせて、
26インチ、27.5インチ、29インチのラインナップがあります。

さらに ハブ軸がクイックリリースの仕様と
スルーアクスルの仕様があります。
(26インチには スルーアクスル仕様の後輪はありません)

今回のホイールは29インチで 前輪スルーアクスル、
後輪クイックリリースという仕様です。

お客さんとしては前後ともセンターずれを疑っていたようですが、
実際にずれていたのは後輪だけでした。
リムブレーキでない限り バイクに付けた状態では
まず分からない程度の振れがあったので取っています。
前輪はセンターバッチリ、振れも軽微でしたが
明らかにヌルいので振れ取りとは別の増し締めをしました。

明らかにヌルいというのは、後輪がそこそこ張ってあったことと
整合性がないからです。
完組みホイールというのは 一人の組み手が続けて
前後のホイールを組むという一貫した作業で
あることはまず無いでしょうから 仕方がありません。
1年ほど使っているそうですが、乗ってタレたというなら
後輪がタレていないことの説明が付きません。
おそらくは元からヌルめの個体であったのです。

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当店にいま別件で WH-M785の29インチの前輪の
クイックリリース仕様がありますが、
これと比べてもヌルいです。
これを1年 酷使したとしても、
お預かりしたほうの前輪並みに
ヌルい状態になるとは 考えにくいです。

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スポークの最終交差は編んでいませんが、
フランジの形状の都合上 シマノホイールとしては
かなり近くで交差しています。

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↑交差を握ると・・・
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かなり たわみました。
日常的にたわんでいたようで、交差が接触して削れています。

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丸断面スポークですが、ニップル回し作業時に
供回りの押さえが利くように工具でつかむ部分が設けてあります。
ホイールの横から押さえ工具を使う都合上、
扁平方向は エアロスポークと同じく画像のような向きになると思うのですが、
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低テンションのシマノホイール特有の
扁平方向あっちこっち状態が散見されたので
全て直しておきました。
このホイールを組んだときは、
扁平方向は おおむね揃っていたはずです。
(この方向でつかむのは非常に作業がしにくい)
とくにテンションがゆるかった前輪の反ローター側は
ほとんどのスポークの扁平方向が あっちこっちに回っていました。
出荷状態からスポークテンションがゆるんだという可能性もありますが、
その場合 ある1本のスポークだけがゆるむことが多いので
ほぼ振れ取りの必要が無かったことと症状が合いません。
ヌルいから スポークが回った、とは思いますが
回ったからホイールがヌルくなった、というのはあまり考えられません。
チューブレスのニップルは 材質上の理由から ねじ山のピッチが粗く
これだけ深く入っていれば 振動でゆるむことは まず無いからです。
扁平部分を工具でつかみさえすれば スポークは軽く回せたので、
座屈の瞬間にテンションが抜けたときに
スポークだけが少しずつ回ったのではないでしょうか。

ホイールがタレる原因として、ニップルのねじ山が回ることが無いのであれば
次に考えられるのは スポークの伸びとなりますが、
それは小さな要素で微々たるものです。
それなりに張ってある今回の後輪のスポークが最大限伸びたとしても、
今回の前輪ほどタレることはありません。

前輪は触って分かるほど張り直したので
交差の接触が起こりにくくなったとは思います。
あと、お客さんにも伝えましたが扁平方向を揃えたところ
スポークの交差の磨耗箇所が あちこちに回ってしまいました。
丸断面スポークですが、磨耗のことだけ考えた場合
(これ以降回らないとして)そのままのほうが
良かったかどうかは分かりません。

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のむラボホイール3号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号の前輪を組みました。
先日の後輪の相方・・・ではなく別件です。

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リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

この次に3号を組むとすれば
エボライトハブの前輪になるはずです。

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のむラボホイール3号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号の後輪を組みました。

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エボライトハブ20H 半コンペヨンヨン組み結線ありです。

今月は5台ほどTTバイクのコンポ組み換えや
オーバーホールをしていますが、
これはタイムトライアルの試合が最近になって増えたからです。
こういうホイールの需要の急増も たぶんそれと関係があります。

category: のむラボホイール

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レーシング3さん  

お客さんからレーシング3を お預かりしました。
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振れ取りやセンター出しは とくに難しい状態では無かったのですが、
フロントハブにガタと グリス切れ感があったので
洗浄なしのグリスアップをしています。
後輪は、リヤハブの回転を見た瞬間に
バラさないといけないことが分かりました。

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↑フリー側
フリーボディのラチェット部分まではグリスが汚れていますが、
ハブ体のベアリングのグリスは きれいなままです。
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↑反フリー側
錆びてます。終わってます。
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↑こんな感じ
ボールが浸水で錆びていて、ボールレースにもらい錆びがありました。
それだけならいいのですが、銀ワンで初めて
はっきりした虫食いを見ました。
グリスアップでどうにかなる程度ではなかったので、
左側だけ ベアリングを丸ごと一式 交換しました。

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↑ハブ体側
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↑シャフト側
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↑リテーナーベアリング
写真の写り具合では分かりにくいのですが、
ベアリングの色は実際には 古びた五円玉並みの鈍い金色といったところです。

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ボーラ ワン35ダークラベルさん  

お客さんからボーラ ワン 35をお預かりしました。
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先ほどの記事のボーラ ワンは2014年モデル、
こちらは2015年モデルです。違いは
前後同径だったベアリングが2015年からフロントが小径になっていること、
鉄球ベアリングがUSB仕様になっていること、
あと これはシマノ用フリーボディなので 白アルミフリーボディになっています。

前後ともセンターバッチリで、振れも非常に少なく
うまく組めていました。
販売店でキッチリ追い込んだのかも?と書かないのは
そうでないルートで買ったということを
訊くともなく聞いてしまったからです。

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内蔵式ではなくなったボーラのニップルは、
完組みホイールにアルミニップルが採用される場合の例に漏れず
一般サイズの対辺3.2mmや3.4mmのものではなく
つかみ面の幅が大きなものになっています。
(ちなみに シマノの9000ホイールのCLかTLなら3.75mmです)

このボーラの場合 UT-WH090というニップル回しを使うのですが、
画像にあるパークツールの12番用のニップル回し
SW-3(公称の対辺3.9mm)が純正工具と同程度のガタなので
ニップルがアルミ錆びでふくらんだり
リムの間にホコリを噛んでいたりなどで
ニップルを回す初動の抵抗が大きくなっていたりなどしないかぎりは
まずナメることはありません。
(そもそもサイズが大きい時点でナメにくいのですが。
また、このニップルは リムとの接点の形状がよく出来ているのか
あるいはリム内部の形状がいいのか、かなりの高テンションでも軽く回ります)
これの使用を決して推奨するわけではありませんが、
純正工具と比べて 使い勝手の良さは歴然としています。
こういうことを書くのは、どのへんまで書くと
お叱りの電話がかかってくるかというチキンレースでs
あれ来客かな こんな時間に誰だろう

category: のむラボ日記

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ボーラ ワン35さん  

お客さんからボーラ ワン35 をお預かりしました。
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前後輪ともチューブラータイヤを履いていましたが、
後輪はタイヤを履き直さなくていいそうなので そのままにしています。
最初、前輪にタイヤ付きの状態でセンターゲージを当てたところ
ドンピシャのような気がしたのですが 確信を持てなかったのと
横着はいけないと思い 剥がしました。
やっぱりドンピシャでしたが。
後輪は紙1枚ほどのセンターずれがありましたが すぐに直りました。

category: のむラボ日記

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キシリウムSLRさん  

お客さんからキシリウムSLRをお預かりしました。
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前輪は センターバッチリで振れもほぼ無し、
後輪は リムが反フリー側にずれていたのですが
振れがほぼ無かったのでフリー側の増し締めでセンターを出して終わり、
トラコンプリングの抜きたくないので
反フリー側のスポークには一切触れずにおきたい・・・
と思ったのですが、どーしても1ヵ所ニップルを回さざるを得ないところがあり
「この程度の振れなら まあいいか」的な葛藤もあったのですが
そういう妥協から仕事が腐る気がしたので
トラコンプリングを外して反フリー側も少し触りました。
↑エラソーなことを書いていますが、
もし これが私物ならたぶんフリー側の調整だけでやめています。

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ベアリングは 先ほどの記事のキシリウムと同じくNTNの6901LUです。
スポークヘッドに付いているリングとの磨耗痕が
全て内側寄りなので、今までに反フリー側の
ニップルを回されたことは無いはずです。

category: のむラボ日記

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キシリウムESさん  

お客さんから キシリウムEditionSpecialをお預かりしました。
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オーバーホールと振れ取りをご希望です。

世界で最初の完組みホイールは
1996年に出たマヴィックの「ヘリウム」・・・というわけではないのですが
完組みホイールが当たり前に普及するきっかけとして
爆発的に売れたモデルであるのは確かです。

キシリウムESは ヘリウム(=マヴィックの完組みホイール事業)10周年を
記念して 2006年に出たモデルです。
ということは これ、いつから使っているのかは分かりませんが
9年くらい使っている可能性もあるということになります。

リムのブレーキゾーンは まだまだ使える状態とはいえ
ブレーキングによる丸い磨耗が出始めています。
ハブの赤い塗装(アルマイトには見えない)も ところどころ欠けています。

オーバーホールをご希望なので 状態の如何にかかわらず
バラすわけですが、グリスアップだけで済むなら
ベアリングを抜く必要はないので まずシールだけをめくりました。

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いやー素晴らしい。こう見えて、まったく傷んでいません。
洗浄とグリスアップをしたところ、新品並みの回転になりました。
お客さんに訊いたところ ベアリングを交換したことはないそうです。
(NTNの6901LUが入っていますが、
これはマヴィックがよく使っているものです)
マヴィックのカートリッジベアリングは回転が重たい と言う人もいますが、
接触式シールなので当然です。
微々たる回転性能アップと防水防塵性能とを 秤にかけて考えた
マヴィックなりの結論が接触式シールの採用であるというだけで、
それが不満なら交換すれば良いのです。
断言や証明は無理ですが、もしこれが非接触式シールのベアリングであったなら
とっくに傷んで 要交換の状態になっていたのではないでしょうか。

ホイール全体から にじみ出る「バリバリの使用感」と
ベアリングの状態(傷み具合)が全く合致していない感じです。

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フリーボディとハブ体が重なっている部分は、
ホコリや砂を噛んだまま回った結果
カジリ傷が付いてしまって・・・
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いませんでした。そう見えただけです。
(内側は ちょっと付いていますが)

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↑トレイに落ちた汚れのほとんどは ハブの中ではなく
外側の油汚れなどです。
今回は 先日の記事でいうところの
安いほうのパーツクリーナーを使いました。

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スプロケットも洗えるかぎり頑張りましたが
それなりに磨耗があるので 新品同然の見た目、とはいきませんでした。

センターずれを事前に見たところ、前後とも軽微だったので
寄せる方向に振れ取りをしていたら自然と直っていました。

category: のむラボ日記

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パワータップハブで のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからG3ハブをお預かりしました。
カンパニョーロ用フリーボディです。

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のむラボホイール5号を組みました。

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24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC00389amx4.jpg
のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 半チャンピヨンロク組み結線ありです。

DSC00391amx4.jpg
硬めがいいというので フリー側をDTチャンピオンにしてみました。
フリー側に太いスポークを使うと かかりの良さが違ってきます。

category: のむラボホイール

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レーシング1さん  

お客さんから レーシング1をお預かりしました。
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DSC00357amx4.jpg
後輪の撮影が手ブレしとる・・・
1年/3000kmくらい使ったそうなので、オーバーホールをご希望です。
とくにハブの回転をもう少し軽くできないか?ということなので、
作業で追求できる限りはやってみます。

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↑フロントハブ
DSC00355amx4.jpg
DSC00356amx4.jpg
↑リヤハブ
ベアリングに傷みはありません。
洗浄とグリスアップをしたところ、後輪の回転は かなり軽くなりました。

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↑これはフロントハブですが、
ボールレースにベアリングの筋が きれいに付いています。
過去 何度も書いていますが、
この筋を乗って出さないかぎり カンパニョーロとフルクラムの
ベストな玉当たりは出ません。
調整で何とかできる範囲は知れています。
リヤハブのボールレースは まだこれがはっきりと出ていなかったので
フロントハブより やや回転が重たかったのですが、
それだけにグリスアップと玉当たり調整で改善された感触が
大きく感じられたのだと思います。

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後輪が 逆ロゴハブ/左WARNINGリムだったので、
DSC00354amx4.jpg
前輪もそれに倣いました。
スポークマグネットは後輪なので
前輪の向きはどっちでもいいのですが。

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普段 私が常用しているパーツクリーナーは2種類あって、
値段が高いほうは 安いほうの7倍くらいの値段です。
効果が明らかに違いますし、揮発するまでの時間も違います。
とくに高いほうの揮発時間(遅乾ぎみの中乾性)は
その性質を狙って出していて、これでないとダメという状況があります。

今回はハブの掃除に高いほうを使ったのですが、
スプロケットに使う場合などは 普段は安いほうを使います。
同じ結果を得るのに 安いほうであっても
7倍の量を必要とするわけではないので、
私としては 別に安いほうでいいじゃないか、というわけですが
高いほう(WAK○’S ←4文字目は伏字です念のため)の営業の人に
安いほうについて「こんなん水みたいなもんですよ(それくらい落ちない)」と
言われてしまいました。

で、今回はハブの洗浄ついでにスプロケットも
同じパーツクリーナーで洗ったのですが、確かによく落ちます。
磨耗しきったスプロケットだと
細かい傷に食い込んだ汚れまでは落としきれませんが、
このスプロケットはそこまで磨耗していなかったので
ぱっと見 新品みたいになりました。

category: のむラボ日記

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WH-9000-C24-CL  

お客さんから 9000のC24のWOホイールをお預かりしました。
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バイクに付けた状態で乗って来られています。
1週間ほど前に どこかのショップで振れ取りをしてもらったそうなのですが、
フレームに付いた状態で目視できるほどの大きな振れが
すぐに出たそうなので当店に持ってこられたということです。

わー!
そのショップの名前を言ってはいけない!
(本当に聞いてません、知りません。
言ったらここに書きそうだから言わないでとお願いしました。
修理に関して必要のない情報は基本的に伺いません)

振れだけならすぐに直せるのですが、
センターがガッツリどころじゃないくらい ずれていました。
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↑反フリー側で取ると・・・
DSC00334amx4.jpg
↑フリー側でこれだけ空きます。
お客さんに見せたところ「1円玉の厚みくらいですね」と言われましたが
その例え、いいですね。今後 使わせていただくかもしれません。
ちなみに1円玉の厚みは1.5mmです。

さらにおかしなことに、スポークテンションが左右ともフニャフニャでした。
DSC00330amx4.jpg
↑反フリー側の最終交差に目印のテープを貼って握ると・・・
DSC00331amx4.jpg
それほど強く握っていないのに こんなにたわみます。
スポークテンションが低い状態で頻発する
「エアロスポークが回って 扁平方向があっちこっちにずれる」というのも
そこら中で発生していました。

ゆるめる方向だけで振れ取りをしたんでしょうか、理解できませんが
ちゃんと診れないなら 触らないでほしいものです。
どこのショップか訊かなくてよかった、知ってたら きっと書いてます。

オプトバルの後輪なら 細かい縦振れは不可避なので
多少は見過ごしてあげるのですが、
これは左右同数スポークにもかかわらず ひどい縦振れがありました。
そこらじゅう めちゃくちゃに触った感じです。
あと、フリー側からして ゆるかったので
縦振れを取ったあと フリー側を増し締めして
かえって増大したセンターずれを見てもらってから
反フリー側の増し締めとセンター出しをしました。
フリー側だけを先に締めたのは、あとから締めるのが やりにくいからです。

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DSC00335amx4.jpg
↑作業後
カメラのデータを見ると
さっきの2枚の撮影時間が14:40、この2枚が15:06となっていました。
これはかなり苦戦したほうです。

DSC00339amx4.jpg
ついでに前輪も見ましたが、
センターずれがほんのかすかにあった程度で 振れもほぼ無しでした。
こちらはヘタクソに触られていないそうなので、元から被害無しです。

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WH-7900-C24-TLさん  

お客さんから 7900のチューブレスホイールをお預かりしました。
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お客さんの言う使用期間なりのブレーキゾーンの磨耗痕があるほかは、
ハブの状態もOKで 振れも少なく 良好な状態でした。
後輪のセンターが紙1枚ほどずれていたのですが、
リムをセンターに寄せる方向で 細かい振れ取りをしていたら
センターをまたいでしまったので 出し直しました。

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キシリウム125さん  

お客さんから キシリウム125をお預かりしました。
DSC00341amx4.jpg
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新品です。
前後とも振れが皆無でした。
前輪はセンターもドンピシャだったので
タイヤの付け外しだけをしたようなものです。
後輪は リムがフリー側に少し寄っていたのですが、
振れが無いので フリー側の増し締めだけでセンター出しをしました。
なるべくトラコンプリングを外さずに作業がしたかったからです。

今回の前輪は私が今まで見たマヴィックのホイールの中では
当たり中の当たりの精度でした。
どこかですでに点検されている状態のものを
セカンドオピニオンとして持ってこられたのかな?と思うくらいの出来でしたが
もしそうなら 後輪のセンターずれを見逃すはずが無いので
やっぱり出荷状態のままの大当たり個体だと思われます。

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAYヌポークラジアル組み、

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後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

カッチリ目に組んでほしいということなので
半コンペの限界とも思えるカッチリ具合にしました。
結線が不要に思えるのですが、やっています。

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お客さんの希望で 赤アルミニップルにしました。

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リーフハブっぽいディスクハブで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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昨日の続きです。
後輪も組めました。

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28H 全コンペヨンロクJIS組みにしました。
ヨンパチ組みにしたかったのですが、
反フリー側の8本組みのスポーク長さが取れなかったので
6本組みにしています。

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結線は する予定なのですが、
もうちょっとだけ増し締めするかもしれないので
今日はしません。

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アディクトSLをシマノ電動コンポ内装仕様にしました  

ドリルがうなる!
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お客さんから スコットのアディクトSLをお預かりしました。
電動コンポが出る前のフレームなので、
内装式に対応させるような配慮は 当然ですがありません。

このフレーム、BSCねじ切りBB仕様ですが
アディクトSLは すぐに圧入BB仕様に とって代わられたので
1年か2年ほどしか出ていない貴重品です。
これより軽いフレームが 当時も無かったわけではないですが、
これほど量産されたフレームで同じくらい軽いものといえば皆無です。
UCIルールに関係なく実測4kg前半台の超軽量車を組みたい場合、
BSCねじのほうが(少なくとも当時は)クランク周りの重量を軽くできるので、
軽量フレームに圧入BBというのは かえって迷惑だったのです。
おっと、本題にまったく関係ないですね。

このフレーム、電動内装化にとっては面倒なことに
DSC07875amx4.jpg
BBが完全密室です。

DSC07872amx4.jpg
ハンガー裏には ワイヤー受け固定用のねじ穴と
水抜き穴がありますが、
ワイヤー受けの穴はBBに貫通しておらず
水抜き穴はダウンチューブにしか通じていません。

字で書いただけでは分かりにくいので

DSC00320amx4.jpg
↑図にすると こうです。
機械式の9000コンポから
電動式の6870コンポに組み換えるのですが、
グレード的にも重量的にもデチューンになるのは
6.8kg以上に仕上げる必要があるからです。
9000で組んであったときは 練習ホイールのときですら
6.8kgを軽く上回る程度なので、
決戦ホイールだと かなりの量のおもりを入れる必要があります。
なのでコンポで少し重量増になるのは かえってありがたいのです。

おもりについては お客さんのほうで調整していましたが、
その方法というのがソケットレンチのコマを
袋に入れてシートチューブ内に仕込むというものでした。
ソケットレンチのコマがあまりに錆びていたので 不思議に思い
シートチューブ内を照らして覗くと、
水分が出ていっておらず じっとりと湿っていました。
(シートポストのすき間から浸水すること自体は普通です)
さらに ちゃんと調べたところ、
シートチューブはどこにもつながっていませんでした。
せめて ダウンチューブとつながっていれば良かったのですが。
右チェーンステーともつながっていなかったので、
BB穴から各チューブへの穴あけが必要なことが確定しました。

DSC00322amx4.jpg
↑ヘッドチューブから下ジャンクション(以下JC)を
ダウンチューブに放り込めることが確認できたので、
こんな感じで配線します。
BB穴に書いてある数字は 通すコードの本数です。

DSC07878amx4.jpg
まず 右チェーンステーへの穴あけをしました。

DSC07877amx4.jpg
↑マグネットがチェーンステーにくっついていますが、
これは通してある探査用ワイヤーに反応しています。
探査用ワイヤーは自作ですが、最近パークツールから
「IR-1/インターナルケーブルルーティングキット(税別定価9100円)」
というものが出ているので オススメです。
私の自作品ではそれの上位互換となるような改造をさらに施しました。
ワイヤーの先端の使い勝手は 元より私のほうが上ですな フヒヒ(自画自賛)。
写さないのは もちろんわざとです。


DSC07880amx4.jpg
つづいて、ダウンチューブとシートチューブにも
それぞれ穴を通しました。
下JCに取り付けるコードは4本ですが、
先ほどの図にもあるように 形状の都合上
うち1本は折り返す形となります。

DSC07883amx4.jpg
↑実際は こんな形で処理しています。
タイラップは過度に締め付けてはいません。
余りは暴れ止めに期待してカットしません。
折り返したコードは 実質50mmほど短くなります。

折り返さなかった短いコードはフロントメカ用、
折り返さなかった長いコードは750mm、
折り返したコードは700mmですが実質は650mmほどになります。
この750mmと 実質650mmで、
どちらをそれぞれ シートポストバッテリーとリヤメカに割り振るのかは
行き当たりばったり現物合わせで決めることにします。

DSC07886amx4.jpg
ダウンチューブから 3本通せました。

DSC07898amx4.jpg
フレームサイズが大きめなので ビビっていたのですが、
実質650mmでシートポストバッテリーに十分足りました。
シートポストバッテリーとは言いながら
今回はシートチューブに暴れ止め処理をして沈めます。
簡単に回収可能な加工と、おもりを多少入れることができるような
仕様にしたいので、ここは苦心しました。

DSC07889amx4.jpg
↑BBの配線はこんな感じです。
あとで書きますが、水抜き穴を 更にあけました。

DSC07887amx4.jpg
フロントメカのコードは ここから出しました。
9070も6870もフロントメカの後ろ側にコードを挿すようになっていますが、
コードの穴は前側にあけたほうがいいです。

DSC07896amx4.jpg
シートチューブ後ろに最短距離で穴をあけたとすると、
かえってワイヤーが浮いて暴れます。
泥はねを考えても良くないですし、リヤタイヤとの干渉もありえます。

前に向かって配線する前提でフロントメカの裏側に
コード用のクリップがあるので使います。

フロントメカの取り付けによって コードを圧迫して
平たくつぶしてしまっている例を見たことがあるので要注意です。
サポートボルトとの干渉も気をつけないといけません。

DSC07890amx4.jpg
DSC07892amx4.jpg
↑リヤメカの穴あけは ここにしました。
右足のかかとにコードがからまないのは確認済みですが、
さらに下側に這うように処理しました。

チェーンステーの上にあけるなら もう少し後ろがいいのですが、
探査ワイヤーで調べたかぎり 確実な空洞がある自信がなかったので
ここにしています。

DSC07899amx4.jpg
DSC07902amx4.jpg
↑上JC用のコードは ここにしました。
ヘッドチューブ周りの空洞が大きめで
視認しやすいフレームだったので助かりました。

クランクセットはFC-9000ではないのですが
フロント変速は何とか合わせられました。
肝心の車体重量ですが、決戦ホイール装着時で
6.8kgより やや軽い程度になったので、
おもりは必要ですが 以前ほどたくさんは使わなくて済むようになりました。

ソケットレンチのコマには油性ペンで実測重量が書いてあったのですが、
それをパズルのように とっかえひっかえして
6.8kg強(うっすら超えるくらい)に仕上げているそうです。

DSC00326amx4.jpg
最後に。
BB穴の水抜きが怪しいので
元の水抜き穴を延長して ぶち抜いておきました。
加工前の密室だったシートチューブ内部を見る限り、
やっておいたほうがいいというか
やっておかないとダメな気がします。

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ボーラウルトラツー ダークラベルさん  

お客さんから ボーラをお預かりしました。
DSC00261amx4.jpg
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まず間違いなくセンターがずれていると思われる、ということです。

チューブラータイヤが リムセメントで張ってありましたが、
内蔵ニップルなので 剥がしました。
張ってから日が経っているからだと思いますが、
あまりに簡単に剥がせたので 作業後にしたタイヤの張り直しだけでも
意味はあったと思います。

DSC00256amx4.jpg
リヤハブの右エンドナットが手でゆるむ・・・というのは恒例ですが、
これは左エンドナットが手でゆるみました。なぜなんだ。
ちなみに右は大丈夫でした。

DSC00257amx4.jpg
前後タイヤともシーラント入りということですが、
前輪は わりとスムーズに空気が抜けたのに対し
後輪は バルブ内でシーラントのカタマリが詰まっていて
なかなか空気が抜けません。
バルブコアを外しましたが、
スヒーッという音とともに かすかに抜けるだけで
タイヤを外せるところまで平たくなるのに時間がかかりました。

で、肝心のセンターずれですが
DSC00259amx4.jpg
↑まえ
DSC00258amx4.jpg
↑うしろ
なんじゃこりゃ。
異常にずれています。
間違いなく 片側に偏重した横振れ取りだけを
頑張ってみました、という作業の結果です。
出荷状態でこんなにずれていることは ありえません。
お客さんはこのホイールの最初のオーナーではないので
修理の履歴を知らないのですが、
こんなにずれていればフォークやフレームに付けたときに
気付かないほうが難しいくらいです。

前輪はセンターに寄せるように増し締めすればいいだけなのですが、
後輪は困ったことにリムが反フリー側に寄っています。
G3組みの増し締めは 反フリー側のほうがやりやすいので
夢中になって頑張ったのでしょう。
これをフリー側の増し締めだけで取り戻すのはちょっときつい・・・
と思ったのですが後輪のテンションが低めだったので
ほとんどフリー側の増し締めだけで
振れ取りとセンター出しができました。

どこまで張っていいのかという基準として、
DSC00314amx4.jpg
ボーラワンとウルトラツーが
たまたま当店にあったので助かりました。
このウルトラツーは、記事にはしていませんが
私が過去に ある理由から かなりカッチリ張った個体なので
「ここまでは大丈夫」という自信が持てます。
といっても このウルトラツーの「ここまで」ほどには
今回は 張りませんでしたが。

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リーフハブっぽいディスクハブで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC00297amx4.jpg
お客さんからリムとハブをお預かりしました。
もとい 送られてきました。

DSC00298amx4.jpg
USポスタルです。

DSC00299amx4.jpg
リムはノーチューブスの クロワ・ド・フェールじゃなかった、
ZTRアイアンクロス、
DSC00300amx4.jpg
ハブはBikeHubStoreのリーフハブっぽい
ディスクブレーキ台座付きハブです。

DSC00304amx4.jpg
エンドナットの形状、ダストシールの質感、フリーボディの切削、
付属している10S化スペーサーの仕上げなど、
リーフハブと製造元が同じなのは疑いようがありません。

この手のハブについて POWERWAYのハブですか?という
コメントをいただいたことがありますが、
POWERWAYも この製造元の卸し先のひとつであって、
リーフハブは その製造元から 直接仕入れています。
メーカー名は言えませんが、私が その名で検索しても引っかかりません。
自社名では出していないようです。
リーフハブというのは私の勝手な命名です。
たまに訊かれますが 葉っぱのリーフではありません。

DSC00306amx4.jpg
リムに 梱包のテープのりが べったりと貼りついていました。
ホイールを組んでからでは処理しにくいので 先に除去します。

組み方その他はおまかせですが、
安価かつ性能第一ということなので
CX-RAYを使わない範囲で 考えられる最善ということにしました。

DSC00307amx4.jpg
組めました。

DSC00308amx4.jpg
24H 全コンペロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。

DSC00312amx4.jpg
↑ディスク台座をフリーボディに見立てれば
ハイローフランジのヨンロクイタリアン組みとなります。
これがひっくり返ったのがロクヨン逆イタリアン組みというわけです。

DSC00313amx4.jpg
リムの許容スポークテンションが95kgfだということで、
普段私が組んでいるキンリンよりは 控えめに張りました。
スポークの角度が立っている側がラージフランジの
ハイローフランジディスクフロントハブで
左右異径異本組みをした場合、
リヤハブほどではないオチョコ量のおかげで
結線が不要かなと思えるほどには仕上がることが多いので
結線をしないことも多いのですが、
今回は左右同径異本組みなのと
高テンションなディスク台座側ですら カッチリ目には張れなかったので
低テンション側の結線はんだ付けをしました。

後輪を組む余裕は今日の私にはありませんでした。すみません。

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お詫びと訂正(フリーボディのベアリングについて)  

これまでに何度か、
「カンパニョーロとフルクラムのフリーボディは
内部のベアリング単体のスペアパーツが無い」
と書いてきましたが、2014年から供給がなされていました。
訂正します。

タレコミを下さったのは、カンパニョーロのスペアパーツに関して
私などより ずっと詳しい(なにせ 中の人なので)ある方(※)からですが、
私が訂正記事を書くと言ったのに「書かなくていいですよ」と言われました。
いや、書くぜ。

(※)私信:5桁時代のエクスプローラーI、いらなくなったらください。
やっぱ36mmっすよ

フルクラムの品番はRS-011、
カンパニョーロの品番はFH-BUU004となります。
DSC00244amx03.jpg
DSC00245amx03.jpg
さっそく仕入れてみました。
今後はこちらのほうも使っていきたいと思います。

category: のむラボ日記

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ちょう度よい かたさ  

当店ではワコーズの「ブレーキプロテクター」というグリスをよく使います。
DSC00235amx03.jpg
本来は自動車・モーターバイクの世界で
ディスクパッドに塗布するものなのですが、
シリコーン系グリスで稠度が高いものが欲しい箇所が
自転車の整備の中にあるので、これを使います。

稠度(ちょうど)というのは グリスの硬さのことですが、
稠が常用漢字ではないのか「ちょう度」と表記されることが多いです。

これを使いたい箇所は
同社のSSGこと「スーパーシリコーングリース」でもいいのですが、
ブレーキプロテクターのほうが
稠度が唯一無二なほどに硬く
私の使用用途としては 完全上位互換になるので
現在は こちらだけを使っています。

最初に「グリス」と書いたのは私の言葉で、
次にスーパーシリコーン「グリース」と書いたのは
ワコーズの表記原文ママです。
表記ゆれではないので気にしないでください。

DSC00236amx03.jpg
容器の特性上、最後のほうは ここを切って絞り出さないと
最後まで使えません。

DSC00238amx03.jpg
容器に関しては、もうひとつ使い勝手の悪さを感じていた点があります。
チューブの先の穴径が大きいので
絞り出す量が 細かく調整しにくいのです。

DSC00241amx03.jpg
と思ったら最近になって改良されていました。

DSC00242amx03.jpg
↑成分の中にある「増ちょう剤」が
この異常な硬さを生んでいるようです。
私がこれに期待しているのは、防水性能と
カーボンを侵さないということの2点です。

どこに使うのか教えれというコメントが来そうなので
先に書いておきますが、
まず カートリッジベアリングのヘッドパーツの周辺、
それから 圧入系BBでロックタイトの類を使いたくない場合の
フレームとの接触箇所、
あとはリプレーサブルリヤエンドとフレームの間などです。

とくにリヤエンドですが、立ちこぎでパキパキ鳴る異音は
ここのグリスアップとねじの締め付けで直ることが多いです。
ここへの疑いが無ければBB付近の異音に聴こえるので
一般の方は まず気が付きません。
さらに、他店で直らなかったという異音が ここのグリスアップと
ねじの締め付けで直った例が多々あるということは、
これを知らないショップは 素人さんに毛の生えた程度の
知識と技術ってことです。


これをヘッドチューブ内側に塗布すれば
下側のベアリングを入れても 落ちてこない、
フレームのエンドに塗布すれば
リヤエンドを貼りつけるように当てても 落ちてこない、
という驚異の稠度です。

おそらくは、仮に 色んな種類のグリスを同量ずつガラス板に塗りつけて
平等に水のシャワーをかけ続けた場合、条件にもよるでしょうが
これが最も流されにくいグリスになると思います。
そういう特性がありがたいと思われる箇所にオススメです。

追記:
シリコンとシリコーンの違いについて
たいへん勉強になるコメントをいただきました。
なので本文を一部訂正しております。
ありがとうございました。精進します。

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