のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール4号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05497amx5.jpg
のむラボホイール4号の前輪を組みました。

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ハブは 7700デュラエースの24Hです。
CX-RAY 反ヌポークラジアル組みですが、
7700ハブはラジアル組みを禁止されていることは
承知されております。
OKになるのは7700時代の105の
5500ハブの後期型の5501ハブの別バージョン、
HB-5501Aからです。

ニップルの色は8個ごとに
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むらさき
DSC05500amx5.jpg
みどり
DSC05501amx5.jpg
あお にしました。
20Hだった場合 3色で同数ずつ割り振れないので
4色×5個ずつにしたのではないかと思います。

category: のむラボホイール

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ニップルの長さの話について訂正  

先日「ニップルの長さの話」という記事(→こちら)を書きましたが、
これについて訂正があります。
リンク先の記事で書いてあることを要約すると
「ニップルの外周側の終端から切ってあるねじ山の深さは
ニップルの全長にかかわらず同じ」
ということになりますが、
「DTのニップルでは、12・14・16mmで
それぞれこの長さが異なっています。
経験上も間違いないです。」
というコメントをいただきました。
ちなみに信頼性のある資料も添付してくださいましたが、
それの内容も コメント裏付けております。

これについて調べてみたのですが、
いただいたコメントの通りでした。
少なくとも DTの30系のニップルについては間違いありません。
30系というのはあとで詳しく触れますが、現行品のことです。

DSC05502amx5.jpg
私のスポーク長さの計算式は、
スポークがニップルの終端まで達した場合の長さが求まるようになっています。
この前提が覆されるなら(例外があるなら)、
ニップルによっては補正値を入れて スポークを短くしないといけません。
DSC05503amx5.jpg
例外が無いならニップルの違いは歯周ポケットの深さだけ、
というのが 前回の記事の内容です。

DSC05505amx5.jpg
12mmと16mmニップルで ねじ山の深さが一様で無い場合、
DSC05506amx5.jpg
スポークの長さをツライチで設定した場合
12mmニップルだと増し締めしろが残るものの
DSC05507amx5.jpg
16mmニップルだと突き当りに達してしまうということです。

DSC05508amx5.jpg
実際に調べてみました。
スポークは全て DTの14番チャンピオンです。
スポークのねじ山が突き当たるまで締めこんだ時の位置を見てみます。

DSC05509amx5.jpg
↑DTの12mmアルミニップルです。
2山ほど出ています。
DSC05511amx5.jpg
↑DTの16mmしんちゅうニップルです。
すり割りの下でツライチくらいです。
ということは、コメントにもあるようにニップルの終端からの
ねじ山深さは一様ではないということです。

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↑サピムの14mmアルミニップルです。
私は現在これを使いませんが CX-RAYの付属品です。
(使わない理由とねじ山深さは関係ありません)
ツライチから ちょっとだけ出ます。
DSC05515amx5.jpg
サピムの16mmアルミニップルです。
すり割りにすら達しません。
ということは、増し締めしろも含めて計算上(ツライチまで)の長さから
スポークの長さを短くしないといけません。

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星の16mmしんちゅうニップルです。
これは思いっきり出ます。



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続いて、DTのニップルについて。
DTのニップルには品番が付いていて、
材質や長さ、番手でこれが変わってきます(色品番はありません)。
これが昔は 5桁の番号だったのですが、
最近のものは「30-×××」という番号に変更されました。
例えば12mmの14番のしんちゅうは30-001です。
先ほどのDTのニップルは
12mmの14番のアルミの30-008と、
16mmの14番のしんちゅうの30-007です。

上の画像のものは5桁時代のものです。
12mmの15番のしんちゅうで 65167というニップルなのですが、
DSC05519amx5.jpg
DSC05520amx5.jpg
すり割りに 削られている場合もありますが
短い3本足が生えています。
これは14番ではなく15番であると区別するための印です。

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これは先ほどと同じ 15番の12mmのしんちゅうなのですが、
70643という別物です。
DSC05522amx5.jpg
こちらは丸く切削してあるような加工が
15番であるという印になります。

DSC05523amx5.jpg
これも15番の12mmのしんちゅうで、
現行品の30-035です。
DSC05524amx5.jpg
30-035は、70643と同じだと思われます(一応 分けて管理していますが)。
5桁品番から30系に移行する際に、
仕様が同じで 品番だけが変わったということなのでしょう。

で、5桁品番の古いバージョンのものは
16mmニップルになっても ツライチまでスポークが達したはずなのです。
というのを調べたかったのですが、あちこち探しまくっても
見当たりませんでした。たぶん持っているはずなのですが・・・。

もちろん、仮に その通りだとしても、現行品の30系では
ねじ山の深さが異なることとは関係ありません。
その点については訂正します。

ところで今日、同じ方から
「ニップルの件のシカトは酷いですね。」というコメントをいただいていますが、
シカトしていたわけではありません。
意図的にスルーする場合もあるのですが、
ちゃんとお答えしようと思いつつ
時間がかかったり時間が取れなかったりする場合もあります。
今回の件は後者です。
これは私が書いたことが間違っていたことに対する訂正なので
書かなければいけないと思っていました。

元記事が10月15日から書き始めて
上げたのが16日の午前1時、
ご指摘のコメントをいただいたのが16日未明です。
サピムと星のニップルは
この記事での検証のためだけに仕入れていますが、
サピムが入荷したのは20日、星は24日で、
発注したのはそれより2~3日前です。
伝票 見せましょうか?
で、5桁の古いバージョンの16mmニップルを探していたり
この記事を書く時間自体が取れなかったりして
今日の30日に至っているわけなので
私としては シカト呼ばわりは非常にムカつくということは
はっきり ここに書いておきます。

もちろん、間違いを指摘していただいたことは
大変ありがたく思っております。
このブログは私の備忘録を兼ねておりますので、
私個人が間違ったことを書いて恥をかくことより
このブログをより正しい内容にすることのほうが大事です。
あと、このブログは「吐いた唾は飲まない」という方針なので
誤字脱字の訂正などを除いては 基本的に削除したりなどしません。
なので リンク先の元記事では
この記事と合わせて不備を補完してくださいと
あとで書き添えておきます。

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あと、スポークに切ってあるねじ山の長さですが
メーカーによって個体差があり 最大で 2山ほど違っています。
私が使っているスポークカッターで転造されるねじ山部分の長さは
ここでいうところの 最もねじ山が長いスポークと同じ長さなのですが、
設定次第では画像のようなものが作れます。
このスポークで、ツライチで組み終わるようにすればいいというわけです。
が、汎用性を考えれば 私が組んだホイールを直すのが私とも限らないので
こういう特殊なことはせずに おとなしくニップルのねじ山深さに合わせて
スポーク長さのほうを調整したほうが良さそうです。

あと、ヴェントやボーラでスポーク比重の異なるスポークを
片側のフランジで混ぜていると書いたことに関して
「太さの違うスポーク間では単位応力あたりの伸び量が異なるだけでしょ。
そんなん誰でも判っています。もったいぶるほどのことですかね。」
というコメントをいただいていますが、
私が書きたいことは そういうことではありません。
太いスポークだから うにょーんが起きにくいというのは事実ですが、
ヴェントやボーラのアウトバテッドスポークは
単に回転時の重量バランサーとしての役割で混ぜてあるだけです。
この位相のスポークだけは うにょーんを起こさないように!
という目的ではありません。

片側フランジで異径スポークを混ぜる話と
片側フランジで異本スポークを混ぜる話については、
たぶん 4つか5つの記事を書いてから
卍状7700ホイールの話を書いて
タンジェント組みの最終交差のスポークの2本引っ張り方向の合成が
ヤマアラシさん方向に逸れる話を書いて、
DTのトライコンホイールが いかにすごくて
且つすごくないかという話に持っていく予定です。
こういうのはもっと仕事が暇なときにやるべきだったと後悔しております。

以上、コメントありがとうございました。
これについて さらに返信をいただいても
お返しすることは無いですが、
それはシカトですので ご安心ください。

あと、星のニップルは破棄だ破棄!かかった費用は取材費だ!

追記:
別の方からコメントをいただいたので シカトせずご紹介します。
「比重の異なるスポークを片側のフランジで混ぜている....
のはやめた方がいい、というのは、

太さの違うスポークが混在した側で、経年使用によって、
テンションの低い(番手の細い)スポークが緩んでくることがあり、
そのことによりフレが発生するから?ではないでしょうか?」

とのことですが、その通りです。
机上の話ではなく、
実際の現象として間違いなく起きることも確認済みです。
私が書きたいことは、その上で もうちょっと踏み込んだことなのですが
この件でやる気になったので そのうち書きます。
もうしばらくお待ちください。

category: スポークの話

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ヴェント リアクションさん  

お客さんから ヴェントをお預かりしました。
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前後ハブともガタがあるということです。
不思議なことに、ホイール単体で見て
シャフトを指で押すとガタが無いものの、
フレーム・フォークに取り付けてクイックで固定すると
横方向のガタが出ます。

「不思議なことに」と書きましたが、原因は分かっています。
前後輪とも カートリッジベアリングをポン当てしているだけなので、
ベアリングの中身が痩せたときに 玉当たり調整で追い込めないのです。
また、アンギュラ(角度)コンタクトで
ボールを受けているカップ&コーン式と違い、
ラジアルベアリングは横ガタが出た場合 大きく出ます。
というわけで、ベアリングを交換するしかないのです。

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ラジアルベアリングの中身が痩せると
外輪に対して 内輪が左右に動くようになり、
その量が大きくなると ホイールが扇状にガタつきます。

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バラしてパーツクリーナーを噴きました。
完全に錆びて死んでいます。

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↑画像左が新品のベアリング、右が死んでいたものです。
このベアリング、HB-SC013という純正品ですが、
私が リップシールをめくったわけではありません。
どういう自信なのか 困ったことに、ハブの内側に向いている側は
リップシールが無く 解放されており、
グリスがふんだんに塗ってあるものの
結局 浸水にやられて錆びる例が多いのです。
(上の画像の新品は、耐水性の高い
別のグリスを塗るので 洗浄しています)

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↑これが純正のベアリング「HB-SC013」です。
HBはフロントハブの品番、SCとはシロッコの品番です。
リヤハブだと「フリーハブ」なので FHという品番で始まりますが、
このベアリングは前後共用サイズなので
リヤハブでもHB品番のこれを使います。
カンパニョーロの完組みホイールで
ゾンダ以上がカップ&コーン式ベアリング、
シロッコ以下がカートリッジ式ベアリングなので
ヴェントとカムシンもこのベアリングになります。

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↑シールが貼ってあって見えにくいですが、
このベアリングは4個入りでの販売単位なので
4-HB-SC013と 箱に書いてあります。
シロッコとそれ以下のホイールのために
自社規格のベアリングを採用するとは考えにくいので
これも規格サイズのベアリングであるはずです。
(といってもウルトラトルククランクのベアリングは
規格ものから 厚みだけが1mm薄い特注品なのですが・・・)

結論から言うと、このベアリングは「6001」というサイズで、
外径28mm/内径12mm/厚さ8mmの規格品です。
内側にリップシールが付いていないなんてふざけている!と思う方は
6001の両面シールに交換するのもありです、とか書くと怒られるので
やっぱり純正品を使おうね!

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↑ちょっと昔の4-HB-SC013の箱には
バカ正直にベアリングの寸法の記載が入っていました。

ベアリングの交換について、後輪はそれほど苦労しないのですが
前輪は非常に面倒です。
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単なるポン当て式ではなく、
シャフトの端に溝が切ってあって スナップリングがはまっています。

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このように
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取り外しますが、
これ、私も専用の道具を作ったほど 外しにくく厄介な構造です。

このHB-SC013の進化形が
カップ&コーン式と同じ方式で玉当たり調整が可能になった
HB-SC113というわけですが、ポン当て式で無くなったものの
ハブ内側にシールが無いという点は変更無しです。
ベアリングの形式が違うので、CULT化もできません。
後々のCULT化や、ベアリングがこなれた状態の回転の軽さに期待するなら
カンパニョーロなら ゾンダ以上のホイールを買えばいいということですが、
ここにひとつ罠があります。

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バレットウルトラでない「バレット」は、
HB-SC013ベアリングです。
カンパニョーロのホイールは上から
カップ&コーン式のCULT、USB、鉄球、
その下に カートリッジのHB-SC013という構成になっていますが、
バレットの場合は バレットウルトラがCULTないしUSB、
その下のバレットが カップ&コーンの鉄球をすっ飛ばして
HB-SC013という構成となっています。

なので 通常のバレットはCULT化が不可で、
その点だけで見ればゾンダ以下ということになります。
また、浸水で ベアリングがあっさり錆びるので要注意です。

今回のヴェントの修理では純正のHB-SC013を使いましたが、
グリスについては 私の経験上 耐水性が純正より上で、
回転性能も遜色ないというか そちらもたぶん上というものに
差し直しました。

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バランス取りのためか、バルブ穴に直近の反フリー側のG3スポークが
太いスポークになっています(それ以外は丸バテッドです)。
かつてはボーラウルトラIIも、G3のフリー側2本が
むしろアウトバテッドして太くなるという形で
これを採用していましたが、ある年からやめました。

「片側のフランジで2つ以上の異なるスポーク比重の
スポークを混ぜてはいけない話」をいずれ書こうと思っていますが、
そのときに これも引き合いに出すかもしれません。

点検ですが、細かい振れだらけでしたが
ハブのオーバーホールに比べれば どうということはありませんでした。

category: のむラボ日記

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カムシン アシンメトリックさん  

お客さんから カムシンをお預かりしました。
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後輪が、G3組みではなく左右同数の20Hヨンゼロ組みとなっている
「普通のホイール」な カムシンです。
カムシンG3は廃版というわけではなく 併売されていますが、
ある問屋さんでは 非G3が在庫限り、G3は継続となっていました。

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前輪にも アシンメトリック(非対称)と書いていますが
前輪は シンメトリックで、G3と共用になっています。

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アシンメトリックといっても大したことではなく、
オフセットリムですよ というだけのことです。
せめてあと 左右異径スポークくらいを盛り込めば
もう少し化けたと思うのですが、
最廉価グレードのホイールなので
ひとつ上のヴェントを超えてはいけないという 制約もあるのでしょう。

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次の記事で 詳しく書きますが、カムシンのリヤハブの
ハブベアリングが HB-SC013から HB-SC113に進化して、
カップ&コーンではない カートリッジベアリング式ながら
玉当たり調整ができるようになっていました。
(フロントハブはHB-SC013のままです)
ヴェント以上になると フロントハブもHB-SC113ベアリングで、
割り入りナット式で調整します。
今まではこのグレードのハブは ポン当て式だったので
ハブにガタが出た場合 ベアリング交換をするしかなかったのです。

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レーシング3.5さん  

お客さんから レーシング3.5なるホイールをお預かりしました。
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完成車にアッセンブルされる、メーカー向けの製品です。
これ単体の販売は 原則としてありません。
どこかの国のサイトで売っているのをポチッた場合を除く

前後輪ともセンターがバッチリ出ていたので、
ちょっとした振れ取りだけで済みました。

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↑フリー側
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↑反フリー側
なんと このホイール、2:1組みにして 左右異径組みを採用しています。
いいぞ。数値を採らせろ。
私が同じような条件で組む手間が省けました。
(そういうのも組んだことはありますが サンプルは多いほど良い)

ハブのベアリングの仕様などから、
「レーシング3.5」と言いつつ スペックはレーシング5寄りです。

追記:コメントをいただきまして、
リムはレーシング3、ハブはレーシング5のものだそうです。
ありがとうございます。
ということは、リムがレーシング5で ハブがレーシング3なら
レーシング5.3ということになるかもしれません(CULT化 可能)。

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RACEさん  

お客さんから RACEをお預かりしました。
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表題だけでは分からないかも知れませんが、
ボントレガーのホイールです。
前輪が グチャグチャに振れていました。
センターも通常ありえないほどずれており、縦振れもあります。
一瞬リムが曲がっているかと思ったくらいですが、
すぐに原因は分かりました。
振れ取りを出来ない人(たぶん素人さん)が
調整をしくじって投げ出した結果です。
(お客さんは このホイールの最初のオーナーではないので
整備の履歴などは知りません)
とくにセンターずれの量は メーカー出荷ではありえない量でした。

リム自体に問題は無いので 落ち着いて修正していくと
かなり きれいに直りました。
というより、これと同じホイールの吊るしの新品で
この現物以上に精度が出ているのは無いんじゃないかというくらいです。
リムの精度が良いので 追い込める限界も高いのが幸いしました。

後輪は、ほんのちょっとセンターずれがあった程度なので
すぐ直りました。

DSC05460amx5.jpg
けっこうなオフセットリムですが、
なぜかスポークの変形量の左右差はそこそこあります。
なのでオフセットリムが効いているのかどうか分かりませんが、
効いていないはずはないので
もしオフセットリムでなかったなら もっと左右差があったということなのでしょう。

追記:反フリー側ラジアル組みと書いてましたが
左右タンジェント組みでした。コメントありがとうございます。


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フリー側のスポークに対応する 外周側のリム穴が
かなりギリギリにあいていたのですが、
リムテープが厚く 幅も合っていたので
危うい箇所はありませんでした。ちょっと引き込まれ気味ですが。

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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リーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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これは先日組んだエボライトハブの前輪が相方・・・ではなく

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すでに組んであった リーフハブの前輪とセットです。

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また、先日の前輪は すでに組んであった
エボライトハブの後輪とセットです。
ここに至るまでが長かった・・・。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール4号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール4号を組みました。

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前輪はエボライトハブ24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組み、

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後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

DSC05456amx5.jpg
この色のリムだと ほぼこれをご希望されますが、
金アルミニップルにしました。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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キシリウムSLRの後輪(実質R-SYS)さん  

お客さんから キシリウムSLRをお預かりしました。
DSC05448amx5.jpg
バイクに付けて乗って来られましたが、点検したのは後輪だけです。
前輪は とくに何もしていないそうですが、
スポークテンションが高いほうに外れている個体で
かなり張ってありました。

後輪のほうですが、かなりヌルヌルです。
実際に、クランクを左の上死点から踏み込むと
リムの右側でシュータッチが起きるということです。
たいていの、というよりR-SYS以外の ほぼ全てのホイールでは
シュータッチするのはリムの左側と決まっていますが
R-SYSは右側でシュータッチします。
反フリー側のスポークが 実質ほぼ完全剛体だからでしょうか。

DSC05446amx5.jpg
幸いにして(?)、リムが 反フリー側にずれています。
これを、センターが出るまで フリー側を増し締めする・・・だけでは
足りないと思ったので トラコンプリングを抜いて
双方ともにカッチリ張りました。

が、それでもシュータッチが起きました。
私も実際に乗って確認しました。
お客さんのバイクのブレーキアーチは スラムのフォースですが、
リムとシューの間隔は左右均等で しかも詰め気味のセッティングではありません。
むしろレバーの握りは ゆるいくらいです。
そこから、ブレーキが機能しないほど シューとの間隔を広げると
もがいてもシュータッチは起きませんでした。
なので やはりホイールが横にぶれているということです。
(フレームの後ろ三角の剛性も関係あるでしょうが、
そこは私がアジャストできる要素ではありません)

左の上死点から踏み込んでゼロ発進すると
「キュルッ」と一瞬ブレーキの音がします。
エグザリッドの独特な音なので 間違いありません。
右の上死点から踏んだときに左シュータッチすることはありませんでした。

ということで、再度トラコンプリングを抜いて
反フリー側を一旦ゆるめ、可能な限りフリー側を張りました。
その時点では リム幅の半量ほど センターがガッツリ
フリー側に寄っていたのを お客さんにも見てもらっています。
そこから反フリー側の増し締めでセンターを出しました。
ホイール側でできる最大限の調整をしたわけですが、
結果は「ほぼ」シュータッチしなくなりました。
私が乗って 右シュータッチをするべく最大限に不自然に
横方向にもがけば かすかに擦ります。
が、お客さんが普通に乗っている範囲では
シュータッチが無くなったということなので
それで様子を見てもらうことになりました。
シュータッチが激減したのは確かですが、
どんな状況でも絶対に擦らないというわけではありません。
ただ、これ以上は もう張れないのも確かです(ちょっとした横振れ取りを除く)。

DSC05447amx5.jpg
いままで一度も点検などしたことが無いそうなので、
機能部品のフリーボディ奥ゴムシールも ちゃんと入っていました。

category: のむラボ日記

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コスミックカーボン 40 エリートさん  

お客さんから・・・
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画像を撮っておかないと忘れそうな名前の長さの
コスミックを お預かりしました。

DSC05442amx5.jpg
DSC05445amx5.jpg
画像の状態ではタイヤなど外していますが、
どう見ても 新品未使用でした。

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↑前輪
DSC05444amx5.jpg
↑後輪
センターゲージで、ハブ側で すき間ができるように当てると
ずれの量は この通りです。
後輪のリムが反フリー側にずれているのが 直しづらかったのですが、
縦振れが かなりあったのが それ以上につらかったです。

これは送られてきたホイールなので お客さんの前で作業をしていません。
(それもあって センターずれの量を撮っています)
で、縦振れに関しては
「横振れとセンター出しをしたために縦振れが出たのでは」と
疑われかねないレベルだったので かなりキッチリ追い込んで取りました。

元の状態は 左右同数スポーク・リム穴均等間隔のホイールとしては
考えられないくらい 偏心ぎみに リムが上下に踊っていましたが、
それでもたぶん タイヤを付けて乗れば 分からないとは思います。
振れ取り台では検知できるので もちろん修正はしました。

category: のむラボ日記

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スポークテンションを利用しているハブキャップの話  

お客さんから のむラボホイール2.5号の前輪をお預かりしました。
DSC05435amx5.jpg
ZIPPの18Hフロントハブで組んであります。

DSC05436amx5.jpg
何かに巻き込んだのか、スポークが激しく曲がっています。
これの交換だけなら大したことではないのですが、
このハブのキャップは スポークテンションでフランジが開くことで
キャップを固定するようにできているので、
DSC05438amx5.jpg
片側のスポーク全てを それなりにゆるめないと外れません。
正直 面倒です。
DSC05439amx5.jpg
直しました。

DSC05440amx5.jpg
根元がグキッと曲がっているスポークの
隣のスポークも曲がっていたので 交換しています。

category: スポークテンションの話

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トールキャップを薄くしました  

お客さんから、キャノンデールのトールキャップを
低いものに換えてほしいと お願いされました。
DSC05370amx5.jpg
びふぉー
DSC05377amx5.jpg
あふたー
以前に ZS2にした件(→こちら)と違うのは、
今回はFSAのものであることです。

現物合わせになるので 必ずそうなるとは限りませんが、
今回は0.5mmのマイクロスペーサーを3枚入れました。
2枚でも いけそうでしたが、
3枚でも 目視できるすき間が発生しなかったので念のためです。

フレームはCAAD10ですが、それに規格もののヘッドパーツが付いて
トールキャップの裏のヌスミ寸法も一定だから
答えが一定にならず 現物合わせになるはずがない、
と 思われるかも知れませんが 実際はそうではありません。
といっても キャノンデールのフレームの精度が
悪いとかいうわけではなく、フレーム全般がそういうものです。

トールキャップを低くしただけだと
コラムスペーサーを余計に買い足す必要がありますが、
その差のぶんだけコラムカットをご希望だったので フォークコラムを切り、
ステムの上にあったスペーサーを 下に移しました。
厳密には元のポジションより 2mmほど低くなっていますが、
元が5mmと10mmのスペーサーだけだったので
それだけでは 合わせられません。
2mmのスペーサーを1枚買えば解決しますが、
元のポジション自体が それほど固まっていたものではないので
今は これでいいそうです。
DSC05373amx5.jpg
FSAのキャップですが、フレームより直径で1mm弱、
半径で0.5mm弱 外径が小さかったです。
ここがあまりに段付きになると カッコ悪いですが
この程度ならパッと見 同径に見えるので問題はありません。

おっと、書き忘れるところだった。
なぜこれを当店に持って来られたのかというと
キャノンデールの取扱店で同じことを頼んだところ
何やらかんやら理屈を並べて 結局してくれなかったからだそうです。

category: その他 機材の話

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レイノルズのR2の後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからレイノルズのR2の後輪をお預かりしました。
ホイールそのものは軽いのに ヒルクライムでは たわみを感じるので
むしろこれより重いホイールを決戦用に使っているそうです。

組み換えなどで何とかなればということですが、
これは確実に現状以上にカッチリと張れます。
条件付けは もちろん変えますが。

DSC05421e.jpg
DSC05422e.jpg
フリー側の交差が逆イタリアン・逆JIS相当の
24H 全コンペヨンゼロ組みです。
レイノルズは左右異径組みを採用していたことがありますが、
その場合 丸スポークならコンペ/レボで組んでいました。
このホイールは 全コンペです。

フリー側のスポークを そのまま使い回しつつ、
反フリー側をCX-RAYで6本組みすることにしました。

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フリーボディはシマノ11S非対応でした。
お客さんは現在 これを10Sコンポで使っていますが、
今後、少なくとも近いうちに11S化する予定が無いのであれば
リヤハブの寸法が優れているのでハブもそのまま使う、
もし11Sにする予定があるなら エボライトハブなどで組み換える、
という提案をさせてもらいました。
このハブのままで フリーボディ換装による
11S化というのも可能かもしれませんが、
フリーボディの価格が エボライトハブとそれほど変わらないくらいなので
11S化を見越せば いまハブを換えたほうがいいです。
が、今回はハブを使い回すということになりました。

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反フリー側ラジアル組みのスポークが明らかに長い・・・。

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↑24本中20本までを丁寧にほどいた、残りの4本のうちの反フリー側です。
バラす作業の中で、このニップルは 一切 締めゆるめをしていません。
ねじ山が 5山ちょっとほど出ていますね。
フリー側も2山ほど出ているくらいには長かったのですが、
反フリー側のこれは ちょっと問題です。
スポークのねじ山が突き当たっていて これ以上の増し締め調整ができません。

といっても こちらは捨てる側のスポークですし、
私が 組み換え後のスポーク長さの計算を誤らなければいいだけです。

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リムは非常に軽いものでした。
素晴らしい。
軽いだけなら どうということは無いのですが、
このリム、重量からは考えられないくらい しっかりと張れるのです。

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DSC05428e.jpg
組み換えついでに リムサイドをきれいにしました。

DSC05429e.jpg
組めました。

DSC05430e.jpg
24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
この後輪は お客さんの見ている前で組み換えていますが、
結線前で そもそも組み換え前以上に張れているのと
最終交差6ヵ所中 2ヵ所だけ結線した状態で
スポークの変形が どう変わるのかも確認してもらっています。

DSC05431e.jpg
上の画像は バルブ穴のR2の隣に
注意書きのステッカーが貼ってある側ですが、
組み換え前は こちらがフリー側でした。
穴振りの無いリムを正リム扱いで組んでありましたが、
組み換え後も正リム扱いで組んでいます。
ただ、リムは思うところあって ひっくり返しました。

DSC05432e.jpg
フリー側の交差は イタリアン組み相当に変更しています。
タンジェント組みされていたスポークを使い回す場合、
首元の変形がヌポークと反ヌポークで異なることから
「元ヌポークはヌポークで、元反ヌポークは反ヌポークで使う」
というのを徹底することにしていますが、
この組み換えに際して そもそもフリー側のスポークは
1本たりともハブフランジから外していません。
バラしたときに 反ヤマアラシさん方向だったヌポークを
ヤマアラシさん方向にして組み直しただけです。
ヨンロク組みなので 正リム扱いイタリアン組みをするなら右落とし、
ということで CX-RAYを右落としで通して組みました。

DSC05433e.jpg
↑リムが軽いので ホイールも軽くなります。
後輪とは思えない重量です。

DSC05434e.jpg
↑ちなみに 昨日組んだのむラボホイール6号の後輪です。
こんなに近いのに むしろびっくりしました。
というのも、リムはこちらのほうが重いのです。
リーフハブが軽いので 秤の上での全体重量では肉薄しただけですね。
秤の上の重量だけに捉われてはいけません。
この2つの後輪のうち、使用目的がヒルクライムだけだとして
どちらがベストな選択になるのかは 使い手の体重や乗り方で
答えが変わってくるはずです。
一長一短のわずかな違いですが R2のほうが踏み出しの転がりが軽く、
6号のほうが もがいたときのたわみが少ないはずです。

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キシリウムESさん  

お客さんから キシリウムESをお預かりしました。
DSC05347amx5.jpg
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セラミックスピード社のセラミックベアリングを入れているということですが、
フロントハブの回転がゴリゴリなので見てほしいということです。

点検のほうは 前後ともセンターバッチリで 振れもほぼ無しでした。

DSC05346amx5.jpg
バラして 洗いましたが
これ、セラミックスピードのベアリングではありません。
セラミックベアリングではありますが、セラミックスピードのものではありません。
確実に違います。

DSC05348amx5.jpg
おもて
DSC05349amx5.jpg
うら
レーザー刻印による印字などは どこにもありませんでした。
セラミックスピードのものであれば
必ず印字があります。

DSC05350amx5.jpg
リテーナーリングは金属製です。
これも ありえません。

DSC05351amx5.jpg
リップシールには6901RSとありますが、
セラミックスピードの場合 サイズ品番の前から2番目に
「1」の数字を挟むという法則があります。
なので6901なら61901、6903なら61903となります。
また、リップシールの色は 基本的に青色です。
(黒のものが別個についている場合は 黒にすることができます)

DSC05397amx5.jpg
ここで、私のキシリウムESのフロントハブに付いている
Tniのセラミックベアリングを見てみます。

DSC05398amx5.jpg
リップシールの表記は6901RSで、
あと内輪の側面に「CERAMIC」の印字があります。

DSC05403amx5.jpg
抜きました。
外輪の外周に Tniの印字があります。
DSC05404amx5.jpg
ひっくり返しました。
CERAMICの表記は片側だけのようです。

DSC05406amx5.jpg
印字の有無を別にすれば、
お客さんのベアリングと 私のTniはどうも同じように見えます。
少なくともセラミックスピードではありません。
何が問題なのかというと、ベアリング1個(片側分)の価格が
Tniの6901は 税別定価2500円(なのでお客さんのも 同額程度だと思われます)、
セラミックスピードの61901は 税別定価9600円で、
お客さんは この前輪のベアリング交換で2万円ほど支払っているということです。

これをやったショップがセラミックスピード(メーカー名)と
セラミックベアリング(一般名詞)を うっかり聞き間違えた、
ということは まずありません。
なぜなら、セラミックスピードのホローテックII BBと
同時に注文していて、BBはセラミックスピードのものが付いているからです。

また、お客さんは「知り合いが セラミックベアリングにしたと聞いて
俺もセラミックベアリングにするけど、俺は最高級のものを入れるぞー!」
というのが動機であり、
「セラミックスピードの」というのを 注文時に念押ししているので
ショップ側が間違えるというのは考えにくいのです。

それとも もしかして、前輪の工賃だけで15000円もするというのでしょうか?

フロントハブはベアリングが死んでいたので、
当店にあった NTNの非接触式の鉄球ベアリングに交換しました。

DSC05356amx5.jpg
つづいて後輪です。
反フリー側は 6903RSという表記だけのリップシールで、
フロントハブのものと同じ見た目でした。
中身は少し違っていて、リテーナーリングが樹脂になっています。

DSC05359amx5.jpg
フリー側と フリーハブのベアリングは608というサイズです。
こちらも 樹脂のリテーナーリングですが
DSC05364amx5.jpg
「TOREN 608RS」という表記が リップシールにありました。
調べてみたところ、中国の寧波(ニンポー)市に
Ningbo Toren Bearing(ニンポー トーレン ベアリング)
というメーカーがあるようです。
よって こちらもセラミックスピードではありませんが、
お客さんが支払ったパーツ代と工賃は、
セラミックスピード相当の金額を 盗られております。

DSC05352amx5.jpg
時系列が前後しますが、
フリーボディ奥のシールゴムが入っていませんでした。
ベアリング交換の際に外した(←必ずしも必要な作業ではない)のかもしれませんが、
戻し忘れているようです。
このゴムリング、結構な機能部品でして
もし無かった場合 フリーボディの防塵防水性能が皆無になります。

念のため確認していますが、
お客さんが このパーツを自発的に抜いたわけではありません。

DSC05355amx5.jpg
かなり長期間付いていなかったことは 間違いありません。
ゴムリングが収まるべき部分に 汚れが乗っているからです。

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これは別件の コスミックカーボンアルチメイトですが、
ゴムリングを外したところ その直下は汚れていませんでした。

DSC05361amx5.jpg
きれいにして
DSC05362amx5.jpg
パーツを補填しました。

なお この記事は、このホイールのお客さんに頼まれて書いています。
(もし頼まれなくても 書いていますが)
セラミックスピードと偽り 詐欺同然の交換費用を盗ったクソショップと
お客さんが話をするために必要になるかもしれないからです。
ちなみに、そのショップの名前は訊いていません。
だいたい分かっていますが。

以下 本物のセラミックスピードのベアリングについて。
DSC05345amx5.jpg
セラミックスピードの6901なので61901です。
リップシールは青です。

DSC05368amx5.jpg
こちらは608ですが、3桁品番の場合は6108という表記にはなりません。
6100番台に「6108」という外径68mm/内径40mm/厚さ15mmの、
ロードバイクのパーツには決して使わないサイズのものが実在するので
これとの混同を避けるためだと思われます。
サイズの印字が無い代わりに外輪の側面に
CeramicSpeed.comという表記があります。
とにかく、仮に 黒リップシールであったとしても
セラミックスピードのベアリングは 外から見て
判別できるようになっています。

DSC05395amx5.jpg
DSC05396amx5.jpg
あと、お客さんのホイールのベアリングで
最初にシールをめくったときに気付いていましたが
セラミックスピードのベアリング球は やや白っぽいのです。
リテーナーリングは樹脂です。

以上、セラミックスピードのベアリングではない
セラミックベアリングへの換装で、
前後輪で4万円以上 お客さんから盗ったことに対する
ちゃんとした申し開きをしてみてください。出来るなら。

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EA90SLさん  

お客さんから EA90SLをお預かりしました。
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前後輪ともセンターバッチリで、横振れが少しあった程度です。

DSC05381amx5.jpg
後輪をホイールバッグから出すときに
フリーボディと右エンドナットが バッグ内に落ちていました。
ポン当て式ならあり得ることですが、
シャフトの端は ねじ山が切ってあるので
フリーボディが自然に落ちるまで ゆるんでいたとなると
相当 ひどい状態です。

DSC05382amx5.jpg
というわけで洗いました。
パーツクリーナーだけでは無理で
さらなる奥の手まで使っています。
フリー側のベアリングが かすかに傷んでいましたが
今回はグリスアップで対処しました。

DSC05385amx5.jpg
SLと名乗る以上 少しでも軽くあるべきなのに、
前輪24H・後輪28Hと あえてスポーク数が多めなのは
むしろ英断だと思います。
WH-R501や アクシウムより多いわけですが、
リムが軽いので ホイールとしては むしろそれらより ずっと軽いです。
スポークは サピムのレースのストレート仕様ですが、
これで少スポークになると 1本あたりのテンションが張るので
作業時のスポークの供回りを押さえるのが 困難になってきます。
スポークが多いというのは 振れ取りも細かく出来るということでもあるので
常用ホイールにするなら こういうのもいいかもしれません。

DSC05389amx5.jpg
メーカー純正の16C幅リムテープが付いていましたが、
明らかに 幅が狭いです。
きわどい所も多かったので、
次に交換するときは18Cのものにして下さいと
お客さんに言おうとしたら
前輪は完全にダメな箇所があったので交換しました。

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のむラボホイール6号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール6号を組みました。

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前輪はリーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪はリーフハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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謎のカーボンホイールを のむラボホイール2号に組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから カーボンリムの前輪をお預かりしました。

DSC05244amx5.jpg
↑画像左のほう、ブレーキゾーンが ピリッときています。
座屈で変形したようです。

リムの交換をご希望ですが、
同じくらいのリム高の のむラボホイール2号に組み換えることになりました。
外出しニップルから内蔵ニップルに組み換えるので、
スポークの長さは かえって長くなり 使い回しはできません。
(45mm高くらいの内蔵ニップル式リムであれば可能ですが)

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組み換えました。

DSC05335amx5.jpg
スポークは新品ですが 組み換え前と同じ黒CX-RAY、
ハブはTniウイングハブを使い回して
20H 反ヌポークラジアル組みです。

DSC05339amx5.jpg
DSC05338amx5.jpg
当初は予定に無かったのですが、後輪も組むことになりました。

DSC05341amx5.jpg
24Hリムを 32Hウイングハブで2:1組みしています。
こちらもリムがピリッときていますが、
前輪ほどではないので 一応は使えそうです。

後輪を持ってきていただきましたが、
私は 24Hリムを24Hハブで組むことにしています(笑)ので
この32Hハブは使い回せません。
さらに、フロントハブと違い ベアリングが完全に死んでいました。
リムは、リム高50mmの
のむラボホイール2.5号で組むので 別に用意します。
ハブはエボライトハブの24Hを使います。
(寸法的には ウイングハブより優れています)

そのハブとリムで組むに当たって、
24H 全黒CX-RAYロクゼロ2:1組みの このホイールから
スポークを使い回せるかどうか調べたところ、
フリー側は合致しませんでした。
反フリー側は調べていませんが、8本しかないので
組み換え後の12本に対して 中古が8本、補填した新品が4本というのは
気持ち悪いので使い回しはやりません。

ということは、この後輪は
組み換え後にタイヤとスプロケットを移すために必要なだけで、
バラす必要がありません。
なので、新規の後輪を組んでも
それと 同時に存在することができるということです。
フヒヒ、これは面白い。

追記:
「使いまわせるパーツがない、というだけで
どこが「フヒヒ面白い」なのか分かりませんでした。
よかったら解説をお願いします。」
というコメントをいただきました。
使い回せるパーツが無いことが面白いのではなく、
ホイールをバラす必要が無いので
2つの後輪を同時に比べられるというのが面白い
のです。私にとって。
バラして組み換えてしまった場合は
組み換え前のホイールが残らないので、
お客さんに対して説明する場合 事前に採った数値などで
組み換え前後の差を お伝えするしかありませんが、
両方同時に存在するなら その手間がかなり省けます。
元のホイールも一応は使える状態なので
乗り比べてもらうことも出来ます。
組み換え前のホイールをバラさない機会は めったに無いので
お客さんに 明らかに優劣を見極めてもらえるというのが
「面白い」のです。

DSC05342amx5.jpg
組めました。

DSC05343amx5.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み いまのところ結線無しです。
この状態でも、お持ち込みされた後輪より 剛性が はるかに上です。
(少なくとも数値的には完全に)
その差を、結線によってギリギリ超えたわけではないというのを
調べたくて まずは結線しませんでした。

DSC05344amx5.jpg
結線しました。

category: のむラボホイール

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CX75ハブで のむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05332amx5.jpg
先日組んだ前輪の 相方の後輪を組みました。
CX75ハブは28Hのみの仕様なので これも28Hです。

DSC05333amx5.jpg
半コンペヨンロク組み結線ありです。
この後輪は結線不要かと思うくらいの左右差に仕上がりましたが、
お客さんの希望ということもあり やりました。

category: のむラボホイール

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アクアシールをタイヤサイドに塗りました  

お客さんから お願いされて「アクアシール」を
シクロクロスのチューブラータイヤのサイドケーシングに塗りました。

アクアシールというのは、接着剤ということになっていますが
固まってからも柔軟性を保っていることと
防水効果が非常に優れていることから
防水目的の補修剤といったほうが正確かもしれません。
ウェットスーツや靴の補修にも使えるようです。

DSC05216amx5.jpg
お客さんから2本お預かりしたうちの1本が、
新品・未開封にもかかわらず 中で一部が硬化していました。
(画像の状態はチューブに穴をあけた直後ですが、
どれだけ押さえても 中身が出てきません)

DSC05218amx5.jpg
仕方が無いので反対側を切りました。
アクアシールは この印字のチューブが商品の形態ですが、
これをさらに詰めているブリスターパックは何種類か存在していて
販売元によって変わるようですが 中身は同じです。

DSC05219amx5.jpg
中身を絞り出しました。
へらで 塗り伸ばすことにします。

DSC05313amx5.jpg
私は この目地材用マスキングテープを使いますが、
別にこれ以外でもかまいません。
プラモの塗装用などの、厚みが薄いものは
引っ張ったときに破れやすいので不向きです。
これの価格は一巻きで100円くらい、
画像の八巻き分のセットは700円くらいです。
前後リムの左右ともに巻いても 一巻きで十分足ります。

DSC05196amx5.jpg
リムの最外周部が かすかに見えるようにしつつ、
外周部側をしっかり押さえて リムの弧に沿って貼っていきます。
落ち着いてやれば 時間はそれほどかかりません。

DSC05205amx5.jpg
↑こんな感じ
内周側がフリル状に余るのは問題ありません。

DSC05199amx5.jpg
内周側も、あとから指で押さえておきます。
しわが寄りますが問題ありません。
外周側をピッチリ張ることだけを意識します。

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なぜ最外周部を見えるようにしたのかというと、
アクアシールを使う目的が
タイヤサイドを 泥や水から保護するというのもありますが、
フンドシの境目にキッチリ塗りこむことで フンドシへの浸水と
タイヤ剥がれを防止することにあるからです。
繊維へ含浸するように硬化するので、
ちゃんと塗布すれば チューブラータイヤを傷みから
かなり守ってくれます。

DSC05221amx5.jpg
私は「ハブ芯つかみ」という バイスと合わせて使う
ホイール固定ジグを持っていますが、そうでない場合は
何かいい方法を考えてください(投げやり)。

DSC05223amx5.jpg
↑これはちょっと塗りすぎなので、へらで伸ばしています。
(チューブの口から普通に出る場合は、もちろん普通に出して使います)

フンドシに効かせるという点を重視してください。
硬化時間は一晩あれば十分ですが、
試合の前の日というのはやめたほうがいいでしょう。

空気中の水分と反応して硬化するということですが、
チューブの中で使いさしが余った場合
後日また使いたいときに 硬化してしまっていることが多いそうなので、
それを防ぐためには 冷蔵庫に入れるといいそうです。
(もしくはチャック付きポリ袋に入れて
冷凍庫に保存+再使用時にお湯に浸けて解凍)

以上、昔からアクアシールのことを知っていたかのように書いていますが
ここまで書いたことは ほとんど
当店に来られるシクロクロスに詳しいお客さん達から
聞いた情報の 受け売りで、私は これに関して むしろ初心者です。
もっと勉強します。

category: のむラボ日記

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ディスクブレーキハブの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05301amx5.jpg
昨日の前輪の続きです。

DSC05302amx5.jpg


DSC05303amx5.jpg
24H全コンペヨンヨンJIS組みですが、
フロントハブと違い 寸法的な条件が悪いというわけではありません。
前輪ほど ヌルくもありませんでしたが、
こちらも よりカッチリ目に組み換えます。

DSC05304amx5.jpg
組めました。

DSC05305amx5.jpg
半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

このホイール、お客さんが取りに来られたので すでにお渡ししていますが、
昨日書いた「ブレーキ時に スポークから異音」は
組んでもらった当初からで、スポークテンションが経年使用でタレたとか
そういうわけではないそうです。
オーダー時に「剛性高めで」ということで
構成についてはお任せだったのに、
出来上がったものは(とくに登りで)後ろから引きずられる感じがある
ヌルヌルホイールだったそうです。

DSC05306amx5.jpg
DSC05307amx5.jpg
ラバー砥石で ローターの錆びを落としました。
作業前後の差でいうと 昨日のほうがすごいので、
画像を撮り忘れたのが悔やまれます。

category: のむラボ日記

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ディスクブレーキハブの前輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05285amx5.jpg
お客さんから ディスクブレーキハブで組まれた
38mm高カーボンリムの前輪をお預かりしました。

DSC05287amx5.jpg
※ただペガ

DSC05288amx5.jpg
24H 黒全コンペヨンヨン逆イタリアン組みですが、
スポークテンションがヌルいというだけでなく
ある使用上の問題が発生しています。

ブレーキをかけると スポークの交差からバキバキと異音がするのです。
私が乗ったときだけかと思い お客さんにも確認しましたが
やはり鳴るとのことでした。
これは ハブ側ブレーキの制動力が原因ですが、
完組みホイールで黒スポークの場合、交差を編まなかったり
後輪で反フリー側ラジアル組みにするのは、
もがいたときや 立ちこぎのときに
スポークの異音を出さないようにするための 消極的な解決法です。

たぶん、このままのテンションであっても
銀スポークなら 異音は発生しないと思われるので
音鳴りの解決だけならスポークの色を変えれば済みます。

それとは別に このハブ、スポークが立っている側(ローター側)のほうが
スモールフランジになっているという逆ハイローフランジでした。
デュラエースハブのフリー側45mm・反フリー側44mmという
直径で1mm、半径なら0.5mmのハイロー具合でも
ホイール組みの感触に現れると私は思っているくらいなので、
逆ハイローは カッチリ組むのが本当に難しいです。
ちなみに このハブの場合は直径で2mm差の逆ハイローです。
(Tniのディスクリヤハブも フリー側がスモールフランジなので
反フリー側をカッチリさせるのは 容易なことではありません)

というわけでこの前輪、逆ハイローのせいもあってか
反ローター側のテンションが とくにヌルヌルでした。
これをもうちょっとカッチリ目にしてほしいというのが
お客さんの希望です。

DSC05290amx5.jpg
組めました。
リムから キリンビールみたいなステッカーが消えているので
配慮さんも いませんが、剥がしたわけではありません。

DSC05293amx5.jpg
↑はんたいがわ
この前輪、組み換え前は リムの左右が逆でした。

DSC05289amx5.jpg
リムの外周部に かすかに残っていたので助かりましたが
「DS↓(ドライブサイドこっち側)」という指示があります。

DSC05298amx5.jpg
このリムは24Hですが、メーカーの指定ではリヤ専用リムなのでしょう。
のむラボホイール2号のリムでも
24Hと28Hにはドライブサイドの指定があります。
ドライブサイドを指定するということは
リムの穴振りの角度を明確に変えてあるということですが、
正リム扱いでの 明らかな左右の穴振りはあるものの
角度の左右差までは私の目視では分かりませんでした。
なので 正リム扱いさえすれば左右逆に組んでも問題ないかもしれませんが、
指示がある以上 従ったほうがいいです。

このリムを使ったホイールでは、
左右交互の穴振りに対して2:1組みという
穴振りを強烈に無視した組み方をされることもあるので、
こういうことを深く考えない(もしくは知らない)人であれば
リムの左右なんぞ どっちでもいいやといったところなのでしょう。

DS(ドライブサイド)という表現は、
オチョコがあるホイールは 一般的に
後輪だからということで そうなっていますが、
ディスクブレーキ用フロントハブにもオチョコがあります。
その場合はローター側のほうが スポークの角度が立っているので
リヤハブでいうところのフリー側の性質を持ちます。
なので「DS↓」はローター側に向けるべきです。

DSC05296amx5.jpg
というわけで
DSC05297amx5.jpg
こうしました。

DSC05300amx5.jpg
同じような ちょっと違う話ですが、
オフセットリムとディスクブレーキハブでホイールを組む場合
理屈を考えれば
「スポークの角度が寝ている側にリム穴を寄せる」ことになるので
前後で リムの向きが変わります。
これも「オフセットリムの頂点は左側に寄っているもの」と決めつけて
前輪の場合 逆に組む人がいますが、もうちょっと考えたほうがいいです。

DSC05291amx5.jpg
スポークは半コンペです。
右側がCX-RAYなので 逆半コンペと言ってもいいですが。
ロクヨン逆イタリアン組み結線ありにしました。
スモールフランジの24Hハブで ロクロク組みの場合、
最終交差とその手前の交差で スポークの曲がりがきつくなります。
これはラージフランジなので 別に左右同径スポークのロクロク組みでも
いいかなと思ったのですが、逆ハイローなのと
右フランジが割りと広い(フランジ幅が広いのは
横剛性的にありがたい反面 オチョコ量は増える)ので、
左右異径異本組みと 角度が寝ている側の最終交差の結線で
可能な限り スポークの変形量の左右差を生まないように組んでみました。
効果はありましたが、明らかに 条件の良いハブほどには効いていません。
これだけやって、やっと 並み以上といったところです。

DSC05295amx5.jpg
やる前の画像を撮り忘れましたが、
ローターの錆びを ラバー砥石できれいにしています。

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ほぼ初代のコスミックカーボンさん  

お客さんから コスミックカーボンをお預かりしました。
DSC05248amx5.jpg
コスミックカーボンのあとにSSCとあるのは2代目ですが、
前輪のスペックは初代と同じです。
初代と2代目の前期の後輪は16Hですが、
2代目の後期からは リスキーだと気付いたのか
以後 20Hに変更されました。
これの後輪は16Hだったはずです。

DSC05250amx5.jpg
ブレーキゾーンに 慢性的にリムセメントが乗っている跡があるので
「これ、トラック用の前輪として使っているものでしょう」と
言い当てようと思ったら
「ブレーキゾーンにリムセメントが」と言ったところで
「あ、それトラック用です」と 先に言われてしまいました。

この時期のコスミックカーボンは両ハトメ仕様のはずですが、
これはチューブラーリムで製法が変わるのか 片ハトメでした。

DSC05249amx5.jpg
↑スポークが1本曲がっていて、かなり大きな横振れも出ています。

DSC05251amx5.jpg
直りました。

DSC05277amx5.jpg
作業中に もう1本曲がっているものを見つけたので
それも交換しています。

DSC05278amx5.jpg
↑スポークの塗装が剥げていたので気付いたのですが、
DSC05279amx5.jpg
テンションがかかっている状態では ほとんど真っ直ぐだったので
銀スポークなら見過ごしていたかもしれません。

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レーシングゼロ ナイトさん  

お客さんからレーシングゼロ ナイトをお預かりしました。
DSC05245amx5.jpg
未走行の新品です。
後輪の全体画像を撮り忘れました。
肝心なところは撮っていますが。
前輪はセンタードンピシャ、後輪はごくわずかにセンターずれがあっただけです。
振れは前後とも ほぼ無しでした。
どこかで点検済みのものを持ち込まれているのかと思うほどでしたが、
お客さんは 私が知っている方なので その可能性はありません。

DSC05246amx5.jpg
ブレーキゾーンの注意書きステッカーを丁寧に剥がし
点検後 きれいに貼る・・・というのも現実的には まず無理です。

DSC05247amx5.jpg
後輪のセンターずれですが、リムがフリー側に寄っていました。
上の画像は点検前の後輪ですが、
よく「紙1枚」などと書いたりするのは このような状態のことで、
私のセンターゲージで検知できるギリギリのずれの量はこのあたりです。
この半分の量だと おそらく「センターが出ている」と判定されます。
安物のゲージだと、この倍の量ずれていても
「センターが出ている」ことになっているものもあります。

category: のむラボ日記

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薄いフタをつくりました  

お客さんから頼まれたので
DSC05165amx5.jpg
薄いヘッドトールキャップをつくりました。
左のものが加工前と同じものです。
DSC05166amx5.jpg
↑FSAの表記の名残
どうやって水平を出しつつ削ぐのかは ひみつ

DSC05276amx5.jpg
元から薄いほうのフタ(上の画像のもの)にすればいいじゃねーかと
言われそうですが、今回つくったのは これの3分の2くらいの厚みです。

category: その他 機材の話

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WH-9000-C50-TUさん  

お客さんから 9000のC50をお預かりしました。
DSC05078amx5.jpg
DSC05075amx5.jpg
シマノホイールの最上位グレードの完組みホイールの前輪は
リム高や組み方に関係なく 一貫して前輪は16H仕様となっています。
ローハイトリムでも とにかく16Hにこだわるというのは
明らかに間違いだと思いますが それはいいとして、
「20Hだとかえってスポークが多く 16Hのほうがいい」のは
このC50からになると思います。

DSC05076amx5.jpg
9000の完組みハブは スポークの回りを起こしにくいように
DSC05077amx5.jpg
スポークヘッドの形状を工夫していますが、
DSC05083amx5.jpg
それでも回っているスポークがあったので フランジを見てみると
DSC05081amx5.jpg
(ちょっと画像が ブレていますが)
工夫の甲斐なく 根元から回っていました。
使ったことで 走行中にこうなったかどうかは分かりませんが、
スポーク押さえ工具でスポークを回すのは無理でした。
無理にやると ねじれます。
なので一旦テンションを開放してからスポークの向きを修正し
再度 増し締めしたわけですが、
これが乗って使ったことによって起こるとは考えにくいので
最初っからではないかと思います。
横振れは軽微でした。
スポークテンションを開放→増し締めの過程は
スポーク交換と ほぼ同じ手間なのですが。

DSC05084amx5.jpg
DSC05086amx5.jpg
つづいて別件。
冒頭のホイールとは違うお客さんですが、お連れの方です。
こちらのほうは 前後輪ともけっこう振れていました。
シマノの検査基準を通るわけがない量だったので
単に 乗って振れただけです。

DSC05085amx5.jpg
↑リムの上端がガガガッと削れていますが
とくに問題はありません。
ブレーキシューを やや下にセッティングするほどでもないです。

以上4つのホイールですが、
示し合わせたように 同じくらいのセンターずれがありました。

category: のむラボ日記

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タンジェント組みの隠れた利点について  

先日 ラジアル組みからタンジェント組みに組み換えた
オープンプロリムの32Hの前輪について、
「素朴な質問です。
32本のラジアル、オープンプロならば、充分な剛性だと思います。
タンジェントにした理由は、剛性過多でしょうか?」
というコメントをいただきました。

タンジェント組みにしたのは お客さんの希望です。
私も詳しく聞いていないので真意は分かりませんが、
お客さんは グラベル走行のためにあれを組んでいるので
振れにくさを重視したといったところではないでしょうか。
あと、性能がどうこうと おカタイ話を抜きにした
「見た目の趣き」というのも ある種のバイクには大事なことかと思われます。

あと私が勝手に思いつくことでは
「28H以上のホイールは、タンジェント組みのほうが圧倒的に掃除がしやすい」
というのもあるかと思います。




以下、極端な例を挙げると怒られそうなので
一般的なホイールでの具体例を挙げます。
DSC05268amx5.jpg
例 その1
32Hで普通に編んだ後輪
DSC05271amx5.jpg
↑ハブが拭きやすい!

DSC05272amx5.jpg
例 その2
元32Hのリム(現63H)でラジアル組みした前輪

DSC05274amx5.jpg
↑ハブが拭きにくい!

category: ホイールの話

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CX75ハブで のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC05252amx5.jpg
のむラボホイール1号の前輪を組みました。

DSC05253amx5.jpg
ハブはシマノのCX75ですが、これは28Hしか仕様がありません。
なぜかスリット穴なので CXなどの扁平スポークが使えるようになっています。
スポークはスリット穴と関係なく 全CX-RAY、
組み方はヨンヨン逆イタリアン組みです。

category: のむラボホイール

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キシリウムSLEさん  

お客さんから キシリウムSLEをお預かりしました。
DSC05236e.jpg
DSC05237e.jpg
前後ともセンターゲージが軽くガタつく程度のセンターずれがありましたが、
すぐに直りました。
タイヤの付け外しのほうが 時間がかかったかもしれません。

キシリウムの上位モデルはアルミスポークを採用しています。
過去何度か書きましたが、キシリウムの目的は
アルミスポークを採用することではなく、
「フリー側ラジアル組みをしたい」ということが
主題だったのではと 私は思っています。

フリー側ラジアル組みの弱点である
ペダリング時のスポークのねじれを起こさない
(または通常のホイール以下にする)ためのアイデアが
アルミスポークなのであって、
単純な剛性アップだけを狙っているわけでは無いはずです。

まず アルミスポーク化したヘリウムのようなホイールがあって
後日 急に思いついたように 次のモデルから
フリー側ラジアル組みを採用した・・・のではなく、
初代キシリウムが出たときに
同時にフリー側ラジアル組みを採用していることも
キシリウムの主題はフリー側ラジアル組みだと 私が考える根拠です。

じゃあアルミスポークでないフリー側ラジアル組みのホイール、
例えばキシリウムエリートであるとか WH-7801みたいなホイールは
ダメなのかと言われそうですが、
あれらは「フリー側ラジアル組みによる スポークバランスなどの性質を
アルミスポークのキシリウムと似たような感じで より安価に得られますよ~」
というのが売りなのであって、当然性能は違います。
アルミスポークの剛性感がスチールスポークで得られるなら、
レーシング3はレーシングゼロを超えうる ということになりますから。

似たような感じと書いたのは、
スポークの材質や断面積、ハブの寸法が変わると
スポークテンションが高い側に対する
低い側の追随度も変わるからです。
20Hゼロヨン組みで組んだ後輪は
疑似キシリウムなので キシリウム的性質を示しますが、
キシリウムとスポークテンションの左右差などまで
まったく同じにはなりませんし、
キシリウム並みにフリーボディの回転方向のねじれに
耐性があるわけでもありません。

ここまでで 何が言いたいのかというと、
今日見たキシリウムは久々に 生粋のキシリウムだということです。
後輪の左右ともアルミスポークで、フリー側ラジアル組みです。

R-SYSでは
・カーボンスポークをフリー側に配するとチェーン落ちで すぐ壊れる
・カーボンスポークは(自称)コンプレッションスポークなので
ハブに対して真っ直ぐ立つ必要があり、ラジアル組みになる
・フリー側に配するのが金属スポークならタンジェント組みにしておきたい
という論法(たぶん)により反フリー側ラジアル組みとなっています。
私は昔R-SYSのフリー側にカーボンスポークを配する場合、
タンジェント組みにするほどの横幅を
ハブ体に設定するのが困難だと書きましたが
カーボンスポークはコンプレッション構造にする必要があるので
ラジアル組みでないといけません。
(まさに「R-SYSの前輪にオチョコが出来てフリーボディが付いた状態」です)
それこそが真・R-SYSだと思うので、
片側がアルミスポークであるR-SYSの後輪は
仕方が無いとはいえ 色んなことにビビった妥協が入っていると思うのです。
ということで、R-SYSがやりたかったことを ちゃんと体現できているのは
いまのところ前輪だけです。

最近、最上位のキシリウムはR-SYSと後輪を共用しています。
そちらのほうが重量的に軽いとか 高価な材料を使っているとかで
グレード的には 上になってしまうのか、
フルアルミスポークのキシリウムの後輪は
2番手以降のモデルとなっていますが、
私はR-SYSより 本来のキシリウムのほうが
後輪としての理屈がより進んでいると思いますので
「何も知らない人が、高価なホイールのほうが より良いのだろうと思い
キシリウムと名の付くホイールを買った場合
後輪は知らぬ間に実質R-SYSを買ってしまっている」
という状況が好きではありません。
レースで使うにしても、トラコンプリング周りの異音などのトラブルが無い
フルアルミスポークのキシリウムのほうが有用だと思います。

キシリウムSLRの後輪は、キシリウムではなくて
R-SYSだということを事前に知っておいてほしい、
そのうえで それがいいと思って買うのなら別にいいのだけど、という話です。

中には、後輪が実質R-SYSであることを避けたくて
セカンドグレードのキシリウムSLを選択するという人もいるかもしれません。
今日のお客さんが このキシリウムにした理由がそうなのかどうかは
知りませんが、やっぱりいいホイールだなと思いました。

最後に書いておきますが、私はR-SYSが嫌いなわけではありません。
振れ取り調整にトラコンプリング外しを要する点は大嫌いですが
完組みホイールしか出来ないことをやっているという意味では極致です。
疑似キシリウムと違い 疑似R-SYSは手組みホイールでは絶対に組めません。

category: のむラボ日記

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ラジアル組みから タンジェント組みにしました  

お客さんからオープンプロリム、クリスキングハブの前輪をお預かりしました。
DSC05238e.jpg
DSC05239e.jpg
32H 全コンペ反ヌポークラジアル組みです。
かつて私が組んだものですが、
これをタンジェント組みにしてほしいということです。

DSC05240e.jpg
DSC05241e.jpg
おりゃー。
全コンペロクロクイタリアン組みにしました。

圧縮前の画像のデータを見たら
組み換え前の2枚が18時25分、
組み換え後の2枚が18時59分なので、
組み換え前の状態から バラす時間を含めて
34分で組んだということになりますが、
これはリムがオープンプロだということと たぶん関係があります。
こんなにすんなり精度が出るような、
仮組みからゴールがすぐ見えるリムは他にありません。

category: のむラボ日記

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