のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06188amx5.jpg
のむラボホイール1号の前輪を組みました。

DSC06189amx5.jpg
エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

VIGOR αさん  

お客さんから ロルフプリマのヴィガー アルファをお預かりしました。
DSC06047e.jpg
買った当初はセンターがガッツリずれていたそうですが、
購入店で調整してもらったということです。


後輪だけ持ってこられた理由ですが、
反フリー側のスポークの交差からする異音が鳴り止まないということです。
これについては輸入代理店さんのサイトに
原因と対策が一応載っていますが、
いくつか不可解な点があるので あまり信用できません。

まず「かなりの走行距離を重ねた場合に起こる」とありますが
この現象は新品でも起こりえます。

次に 原因として「スポークの交差の間に
微細な埃が入り込んだ時に」とありますが
洗浄と脱脂をした交差からも鳴るので
原因はそれではありません。

「交差のスポーク角が大きいから」というのを
鳴りやすい理由に挙げていますが、
これも ほとんど関係ありません。
仮に、スポーク角が非常に小さい角度
(菜箸を持って 先端を軽く交差させたような角度)でも
鳴ると思います。

サイトに書かれていない原因としては、
まず黒スポークであることが大きいです。
同条件で銀スポークだった場合と比べると
音の有無と多寡は かなり変わります。
次に、これのスポークは サピムのCX-RAYですが、
CX-RAYは楕円断面の「エリプティックエアロ」という形状になります。
(DTのエアロライトも同様です)
エリプティックエアロ同士の交差は ほとんど線同士の接触になるので
音鳴りが起きやすいのです。
もっと幅広で平たい「スクエアエアロ」なスポーク同士の交差であれば
面同士の接触となり 音鳴りは あまり起きません。
マヴィックのキシリウムエリートは最終交差を編んでいて
そのひとつ下の交差も接触していますが、
音鳴りの事例は聞きません。これはかなりのスクエアエアロだからです。
(銀スポークにしているのも きっと音鳴りの回避のため)


サイトで提案している解決法は「交差に注油してください」なのですが、
これはごく短期間しか効きません。
さらにどうしても鳴る場合は
買ったショップでスポークテンションの低下を
見てもらってくださいということですが、
十分に張ってあっても音鳴りは起きます。
現に これもそうです。

ちなみに、出し直してもらったというホイールセンターですが
ついでにやった振れ取りの前に見たところ
ゲージで検知されるずれがあったので
私が さらにちょっと直しています。

この問題について、一応 高確率で解決する方法を
私は知っているのですが、それを施工することはできません。
なぜなら、入手不可能な あるパーツを使うからです。

DSC06044e.jpg
↑それがこれです。
シマノの7700系16H完組みホイールの交差にはさむ
専用のワッシャーですが、とっくの昔に廃版になっています。
ちなみに画像はネットから拝借したもので、
私は これを所有しておりません。

DSC06045e.jpg
1セット10個入りです。

お客さんに「何とかこのパーツを入手して、それに加えて注油もすれば
たぶん音鳴りは治まると思うのですが
当店に在庫はありません、すみません」と伝えたところ、
たまたま近くを通りかかった、トレンチコートを羽織り
顔に鉄仮面を付けた2mはあろうかという謎の男が
懐から油紙を取り出し「もしよかったら これをどうぞ」と言って
4つだけ分けてくれました。いやー良かった。

DSC06046e.jpg
ワッシャーに切ってある溝に合うよう
スポークに乗せてみました。
もう片側と角度が合いそうですね。

DSC06049e.jpg
取り付けました。
シマノの7700系ホイールの交差は、JIS組み相当となっています。
その理由のひとつとして、イタリアン組み相当にした場合
このワッシャーを鏡写しに逆にしたものが もう1種類必要になるからです。
ワッシャーに切ってある溝が90°で交差していれば
その必要もありませんが、実際は ひとつ前の画像にあるように
45°くらいの角度差です。
今回は たまたま交差に そのままはさめましたが、
もし反フリー側の交差が逆であった場合、このワッシャーは使えません。
その場合は一旦 半バラしをして
ワッシャーが使える交差に組み換えたと思います。

DSC06048e.jpg
この後輪は16Hですが、16Hの後輪ともなると
スポーク1本あたりのテンションを相当に張らないと
ヨレて危険なホイールになります。
普通の16Hの後輪の場合、反フリー側でも
スポークのたわみを ほぼ皆無な状態に出来るはずですし、
また そうしないと危険です。

このヴィガーですが、16Hの後輪にしては反フリー側がヌルくなっています。
これはローハイフランジのリヤハブであることも一因ですが、
オチョコがきついことも関係しています。
首折れスポークで全ヌポーク または全反ヌポークの1クロスにして後輪を組む場合、
フリー側は ロー側変速時のリヤメカとスポークの
干渉を避けるために反ヌポーク通しにします。
反フリー側は実効フランジ幅を広く取りたいために ヌポーク通しにします。
例として、HED製のアイオロスの16Hの後輪などは そういう組み方をしています。
ではなぜ ロルフプリマではフリー側をヌポーク通しにできるのかというと、
フリーボディのスプラインのどん突きの位置と 右フランジが離れているからです。
つまり、右フランジがホイール中央に寄っているということです。
よって非常にオチョコがきつくなり、
私の見立てでは「オフセットリムで組んだとしても
並みのホイールの左右差より遠くなる」のですが
それをオフセットではないリムでローハイフランジのハブで
組んでいるので「16Hの後輪としては」
反フリー側がイマイチ張れないということになっています。
(フリー側を異常に張っているので、追随度的には厳しくとも
反フリー側もかなりのテンションで張っており、
ホイールとして見れば 並みの手組みよりは硬いです)

ちょっと手厳しいことをエラソーに書いていますが、
私はロルフプリマは面白いホイールだと思います。
所有している人の感想でも 悪い話は聞きません。念のため。

という作業をしたのが 1週間ほど前のことなのですが、
このホイールのお客さんから 4日前にコメントをいただきました。
「先日はロルフのスポーク鳴りでお世話になりました。
帰宅して早々に実走したら残念ながら音鳴りしたんですけど、
付けて下さった樹脂パーツのとこに注油したら消えました♪
スポーク同士の干渉時は注油しても消えなかったので、
これでまた気持ち良く使えます!!
ありがとうございました!!!」
・・・えーと、本当に原文ママです(改行の位置以外は)。
個人情報が無いので まるまるコピペして晒してしまいました。
申し訳ありません。

やっぱりワッシャー+注油で音鳴りは消えるようですね。
スポーク同士の接触では注油が効かなかったとありますが、
もし効いたとしても 持続時間はワッシャー有りのほうが長いです。
これは 旧ロルフでも全く同じで、経験的に明らかなことです。
なので今回も この手がすぐに思いついたのですが、
残念ながら当店には専用ワッシャーの在庫がありませんので
今後 同じ手は使えません(予防線)

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 3

キシリウム SLRさん  

お客さんからR-SYS SLRをお預かりしました。
DSC06137e.jpg
DSC06140e.jpg
間違いなく センターずれがあるということです。
前輪は ほんの少しでしたが、後輪は かなりずれていました。

DSC06138e.jpg
何じゃこりゃ。
さすがにこれは マヴィックの出荷基準を満たしてはいないはずです。
このホイール、何らかの理由(聞いた気がするけど忘れました)
で交換してもらったものだそうで
お客さんにとっては2本目になるということですが、
近所のショップでわざわざ振れ取りをしてもらっているそうです。
このセンターずれは横振れ取りだけ頑張ったとき特有の量なので
おそらく そのときの調整によってずれています。

DSC06139e.jpg
↑トラコンプリングとスポークヘッドの間に
芋グリスっぽい色のグリスが差してあるので
触ったことは間違いありません。
単なるセンター出しだけならフリー側の増し締めだけでも出来ますが、
明らかにヌルいテンションだったのでトラコンプリングを抜き
センターだしついでに 左右とも張りました。
ヌルい原因については、ゆるめる方向で調整されたからなのか
元々なのかは分かりません。
お客さんも「前に使っていた1本目の後輪と比べて
同じホイールとは思えないほど進まない」と言っていましたが、
張ったあとの2本目の後輪は
それと同等か 微増くらいではないでしょうか。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

キシリウムSLEさん  

お客さんから キシリウムをお預かりしました。
DSC06175e.jpg
DSC06173e.jpg
それ専用のクイックに交換していたそうですが、
固定ローラー台から ガチャンと外れて
スポークに傷が付いたということです。

曲がっている疑惑があるスポークを外して見てみましたが
交換を要するような感じではなかったので
塗装が剥げた側を内側にして 再度取り付けています。

あと、前後とも うっすらセンターずれがありました。
マヴィックの吊るしとしては マシなほうですが、
ゲージで検知される量ではあります。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

やっぱり あの件が起きました  

お客さんから レーシングゼロの前輪をお預かりしました。
DSC06165e.jpg
ベアリング径が小さくなった新型です。

DSC06166e.jpg
ハブシャフトと 右エンド中空ボルトが別体ですが、
調整しようと工具をかけたところ
右側が先に外れて どうしようもなくなったということです。

上の画像だとクラックが入っているように見えますが、
DSC06167e.jpg
工具でナメた跡があるだけで クラックではありません。

DSC06168e.jpg
このハブシャフト、当店で常時在庫を努めるスペアパーツに
(私が勝手に)指定したものの中では
最も新しいパーツとなります。

よく似ているものの ちょっと違うスペアパーツで
ボーラ ワンなどに使うハブシャフトがあるのですが、
そちらはシャフト・ダストキャップ・右エンド中空ボルトを組み立ててありますが
シャマル ミレ用やレーシングゼロ ナイト用などの
ハブシャフトキットの場合は この3つのパーツがバラバラの形で届きます。

ハブシャフトとダストキャップは、スカスカではない
かなりしっかりとした圧入の関係になっているので
この2つをきれいに組み立てるのは ちょっと気を遣います。
じゃあ すでに組み立ててあるボーラワン用の
シャフトキットのほうがありがたいのかというと そうでもなくて、
ボーラワン用のシャフトは14mm幅でつかむ部分に
うっすらと組み跡が付いている(←私が見た中では現状100%)ので
どっちもどっちといったところです。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

ボーラ ワン 35 ダークラベル WOさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
DSC06176e.jpg
DSC06177e.jpg
後輪がほんのかすかにずれていた程度で、
前後輪とも ほぼ横振れはありませんでした。

DSC06178e.jpg
当店に持ってこられたときは カンパニョーロ用フリーボディだったのですが、
お客さんの手持ちのシマノ11S用アルミ製フリーボディに交換しました。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

202の後輪も組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06179e.jpg
先日バラしたパワータップハブホイールのリムで、
普通の後輪を組みました。

DSC06181e.jpg
エボライトハブ24H 全CX-RAYヨンロク組み結線ありです。
半コンペにしようかどうか迷いましたが、
お客さんの希望が 軽さ重視ということなので
組み換え前と同じ全CX-RAYにしています。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

手組みホイールの利点  

お客さんから XR300リムの前輪をお預かりしました。
DSC06103amx5.jpg
Tniエボハブ20H 黒レボリューションヨンヨン組み
とくに希望したわけではないけど赤アルミニップル、という仕様です。
後輪は32Hのエボハブで24Hリムを2:1組みしてます。

落車で 前輪のスポークを1本曲げてしまったということなので
交換をご希望です。

DSC06105amx5.jpg
これは当店で組んだホイールではないですが、
手組みホイ
ールは 組んでもらったショップに持ち込めば
すぐに修理できるというのが いいところですね!

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 2

初代レーシング1さんと R-SYS SLRさん  

お客さんから レーシング1をお預かりしました。
DSC06111amx5.jpg
DSC06114amx5.jpg
他のショップで点検したこともあるそうですが、
それからしばらく使っているので オーバーホールをご希望です。

横振れは、ほぼありませんでした。
ホイールセンターですが、
DSC06112amx5.jpg
前輪は ドンピシャです。
DSC06115amx5.jpg
後輪ですが、紙1枚ほど リムがフリー側に寄っていますが
R-SYS以外の後輪は 経年使用でリムがこちらに寄るはずなので
調整時はドンピシャだったと思われます。
後から シマノ11S用フリーボディに交換しているということですが、
それによって センターが狂うことはありません。

ハブの玉当たりもちょうど良い感じで 濁りなくスムースなので、
オーバーホールをご希望通りするとはいえ ためらいを感じます。

DSC06116amx5.jpg
DSC06124amx5.jpg
バラしました。
洗浄してグリスアップをしました。

DSC06119amx5.jpg
ボールレースですが、きれいな筋がついていて 回転が最高にいいです。
鉄球ベアリングですが、吊るしの新品CULTより 軽く回ります。

DSC06117amx5.jpg
フリーボディの爪起こしバネも曲がっていません。

DSC06122amx5.jpg
バテッドが無い時代のシャフトですが、ベアリング直下の部分に
かすかに擦れた痕跡があるものの もらい錆びや傷などがありません。
かなり状態がいいです。
お客さんの希望は 交換を要するパーツがあれば
換えてほしいとのことですが、交換したパーツはありません。

DSC06118amx5.jpg
スポークヘッドとハブフランジの間に、異音防止のために
接着剤が塗布してありました(後輪のフリー側以外)。
見栄えは悪いですが、ダストキャップで隠れますし
実際に効果もあります(私は しませんが)。


DSC06102amx5.jpg
DSC06097amx5.jpg
つづいて、R-SYS SLRです。
レーシング1と同じお客さんのものなので 1つの記事にまとめました。

DSC06096amx5.jpg
前輪は センターずれ無し、
DSC06095amx5.jpg
後輪は 恒例のずれ方をしていました。

DSC06101amx5.jpg
後輪は スポークテンションがヌルい個体ではなかったので
トラコンプリングを抜かずにセンター出しをすれば
それだけでいいのですが、グリスをスポークヘッドに
塗布したかったので 一旦外しました。
前輪はかすかに振れがあったので 振れ取りのために外しています。
上の画像は前輪です。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

808さんと スーパー9さん  

お客さんから 808の前輪をお預かりしました。
DSC06125amx5.jpg
点検をご希望です。
DSC06127amx5.jpg
ちなみにWOリムです。
DSC06126amx5.jpg
今となっては先代のハブですが、さらに先代のスポークテンションで保持する
ダストキャップが(調整する側からすれば)嫌いなので
それで無いだけ ほっとします。

DSC06128amx5.jpg
遠方のお客さんから送ってこられたホイールなので
作業を目の前でお見せできません。
というわけで こんだけずれてましたという画像です。
もちろん直しました。

DSC06130amx5.jpg
相方の後輪はWO仕様のスーパー9です。
どこに調整する要素が・・・と思いましたが
リヤハブのガタが気になるそうです。
なんでもネットで調べたところ「多少のガタはある」と
書いてあったところもあるそうですが、
えーと、このガタはですね・・・
普通の横ガタです。
玉当たり調整をして直しました。
超絶に微妙な調整!というわけでもなく、
ただ ガタが初めて消えたところで調整ナットを固定しただけです。

DSC06131amx5.jpg
最外層の化粧カーボンのシートを、
まっすぐではなく 渦巻き曲線に張っているのがいいですね。
直線状に張るよりも ペダリング応力に対して変形しにくい、
という効果は たぶんありません。

DSC06132amx5.jpg
反対側は オーバーロックナット寸法120mmのシャフトに交換したときに
トラック用のシングルギヤが付くようになっています。

DSC06133amx5.jpg
タイヤ付きで お預かりしていますが、
DSC06134amx5.jpg
ローテーションを希望だったので 前後を交換しました。
後輪に履いていた側だけが センターラインが消えているので
やるなら 頃合いかも知れません。

DSC06135amx5.jpg
ディスクホイールに空気を入れるとき、この場合はヒラメの横カム式で合いました。
このとき、かなり慎重にカムレバーを倒しています。
DSC06136amx5.jpg
というのも、ヒラメの横カム式の
カムレバーのストッパー部分の爪のような突起(画像の部分)が、
ディスクホイールの種類によっては発泡ウレタンなどの充填剤を
えぐるように傷つける場合があるからです。
ライトウェイトのディスクホイールの先代モデルなども要注意です。
傷つけないという確信が100%でない場合は ディスクホイール用の
キセルの先のような形状のアダプターを使ったほうがいいです。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

エモンダのステム位置を下げました  

お客さんから トレックのエモンダをお預かりしました。
DSC06151amx5.jpg
↑これのステム位置を下げてほしいということです。
トレックのコンセプトストア(トレックの取扱店、
ではなく コンセプトストア)によれば
これ以上下げるのは無理なのだそうで、
トールキャップの交換も出来ないと言われたそうです。

DSC06161amx5.jpg
んなわけねーだろ アホが。
もうお前 ロードバイク触んな。

FSAのトールキャップは汎用品なので、裏のヌスミ寸法が同じで
より低いものがアルミまたはカーボン製のもので入手可能です。
今回は アルミにしました(安いので)。
コンセプトストアによれば 冒頭の画像のピンクアルマイトの
アルミのスペーサーも ステムの下に絶対に必要だと言ったそうですが
そもそも完成車に必ず付属しているものでは無さそうですし、
機能部品然とした何かがあるわけでも無く 単なるスペーサーです。


DSC06152amx5.jpg
トールキャップを外したところ、
ベアリングのシールがありませんでした。
DSC06153amx5.jpg
と思ったらトールキャップの裏に はりついていました。
DSC06154amx5.jpg
こんなことはめったに無いので おかしいと思い、
洗浄してみたのですが
DSC06155amx5.jpg
↑リテーナーリングが曲がっているようです。
DSC06156amx5.jpg
↑ちなみに 曲がっていない部分

DSC06158amx5.jpg
洗浄したリテーナーベアリングを振ってみると、ボールがボロボロとこぼれます。
上の画像の状態は歪んだ部分からこぼれきった状態で、
これ以上はいくら振っても 全くボールが落ちません。
DSC06159amx5.jpg
↑リテーナーリングが曲がっていました。
同サイズ(36/45°、1-1/8インチ)の
新品のベアリングに交換したので
これはもう使いませんが、再組み立てをしてみても
シールがちゃんと収まりませんでした。

DSC06163amx5.jpg
あと細かいことですが
「このねじの長さだと 立ちこぎで膝を切りますよ」とお客さんに言ったところ
「あ、たまにやります」と言われました。
やっぱりそうですよね。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

WH-RS80-C50さん  

お客さんから RS80の50mm高リムホイールをお預かりしました。
DSC06086amx5.jpg
DSC06087amx5.jpg
他のショップで点検をしてもらったそうですが、
後輪のスポークが横を向いているのが気になるそうです。

DSC06088amx5.jpg
DSC06089amx5.jpg
↑確かに。
で、扁平スポークの押さえ工具で元に戻そうとしたのですが、
ちょっとやそっとの力では動きません。
スポークテンションが低い場合スポークが回る(横を向く)ことがありますが
回っているのは おもにフリー側です。
これの原因ですが、間違いなく スポーク押さえ工具を使わずに
ニップルを回したために起こっています。

DSC06092amx5.jpg
元に戻すのも一苦労でした。
スポークがねじれるのが怖いので、スプロケットを外して
ハブ側とリム側の2ヵ所で 2つの工具を使って戻しています。

DSC06090amx5.jpg
あと、リムにかなり大きな切り子が入っていました。
リヤハブにガタがあったのも直しています。
明らかにガタがあるのに どうやって振れ取りをしたのかは不明ですが
横振れ取り「だけ」は できていました。縦振れが出ていたがな!

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

WH-7850-C24-CL  

お客さんから 7850のC24をお預かりしました。
DSC06094amx5.jpg
DSC06093amx5.jpg
常用レベルで使っているはずなのですが、
状態が非常に良く保たれていました。
吊るしの新品でも これより振れ取りを要するものは多々あります。
うーむ素晴らしい。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

404さんと 808さん  

お客さんから 最新のZIPPの404と808をお預かりしました。
DSC05982amx5.jpg
DSC05985amx5.jpg
808の後輪ですが、このリム高なら20Hでもいいというか
20Hのほうがいいと思われるのですが、24Hです。
左右とも2クロスなので 4本組み相当ですが、
反フリー側を3クロスにしたいというのでもなければ
24Hは過剰本数のような気がします。
逆にいうとシマノホイールのC24とC35の後輪は
20Hから24Hにしたほうが 重量増のデメリット以上の
剛性面でのメリットを得られるような気がしますが、
それのおかげで シマノホイールからの履き替えの場合
のむラボホイールとかいう手組みホイールごときの硬さに
驚かれるので、私としては これまで通りの道を枉げず
後輪は左右同数20Hや オプトバル21Hで行ってほしいと思っています。

前輪にセンターずれがありましたが、ZIPPの検品は通りそうな量でした。

DSC05983amx5.jpg
DSC05986amx5.jpg
なんというか、ふつーのハブになってしまいました・・・。
明らかなデメリットがある設計でないだけ マシですが。

DSC05984amx5.jpg
スポークテンションで保持する ハブフランジのリングが
廃されたのは 別にいいのですが、
空力を意識した流線型のエンドキャップでなくなったのは ちょっと残念です。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

WH-9000-C24-CL  

お客さんから 9000のWOホイールをお預かりしました。
DSC06033amx5.jpg
すでに目印のテープが貼ってありますが、
スポークが曲がっているそうです。

DSC06035amx5.jpg
↑フリー側のスポークが曲がっているのですが、
あまり曲がっているようには見えません。
が、曲がっているスポークの先のリム側では
かなり大きな横振れが出ているので、
間違いなく曲がっています。

DSC06036amx5.jpg
テンションから解放したスポークですが、
思ったよりは曲がっていました。
スポークの在庫があったので 持って来られたその場で直しています。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

WH-9000-C24-TLさん  

お客さんから 9000のチューブレスホイールをお預かりしました。
DSC05961amx5.jpg
DSC05962amx5.jpg
これがセンターずれですよ、と実際に見てもらえる程度に
後輪がずれていた以外は ちょっとした振れ取りだけで済みました。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

レーシングゼロ ナイトさん  

お客さんから レーシングゼロ ナイトをお預かりしました。
DSC05939amx5.jpg
DSC05940amx5.jpg
前輪は センタードンピシャ振れもほぼ無しで ほとんど何もしていません。
やっぱりシャマル ミレとレーシングゼロ ナイトの吊るしの精度は
明らかに別ものだ、と思っていたら
後輪は センターずれのみありました。
振れていないので リムだけずらした感じです。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

初代レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
DSC05934amx5.jpg
DSC05938amx5.jpg
他のショップでオーバーホールされたものだそうですが、
後輪のフリーボディの回転が異常に重いので
あまり使っていないそうです。

前後輪とも センターバッチリで横振れもほぼ無しでした。
一応 ちゃんとはしているようです。

DSC05936amx5.jpg
フリーボディの回転ですが、確かに異常に重いです。
バラしてみて分かったことですが、
ベアリングのリップシールが ワンの溝に
キッチリはまっていなかったのが原因でした。
ハブシャフトを通す前に リップシールをパチンをはめればいいだけなのですが、
シャフトを通してから はめようとしたのでしょう、しくじっています。
(ちなみに、シャフトを通してからでもリップシールの取り付けは可能です)

あと、リップシールとシャフトに透明なみずみずしいオイルが付いていますが
これはマヴィックのフリーボディ用オイルのように見えます。
もしそうであったなら、これは意味がありません。
このオイルは非常に粘度が低いのですが、これは 半クラッチ状態で
ハブ体の奥のゴムシールにフリーボディが常時擦っている
密閉状態だから漏れないのであって、
フルクラムの場合は フリーボディの奥の防水シールは
非接触式で すき間があるためマヴィックのオイルが漏れるのです。

DSC05937amx5.jpg
反フリー側も リップシールがめくれていました。

先に前輪を点検したのですが、不安になって
フロントハブもバラしたところ そちらは問題無しでした。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

レーシングゼロ 2WAY-FITさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
DSC05932amx5.jpg
このホイールを付けた状態で 当店まで乗って来られていますが
フロントハブがガタガタでした。

DSC05931amx5.jpg
あまりにもガタが大きかったので、バラしてみると
DSC05953amx5.jpg
玉押しのうち片側が かすかに虫食っていたので交換しています。
ハブ体側は問題無し、USBなので目視で判別しづらいですが
リテーナーボールにも異常が見られないので
そのまま洗浄とグリスアップをしつつ組みつけたところ、
正常な感触に なりました。

DSC05933amx5.jpg
前後輪とも そこそこ振れていたので細かく追い込みました。
前輪は、触る前に出ていた疑似センターが
振れ取りのせいで一旦ずれてしまったくらい あちこち直しています。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

パワータップハブで のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06169amx5.jpg
お客さんから ZIPPの202リムをパワータップG3ハブで組んだホイールをお預かりしました。

DSC06170amx5.jpg
かつて私が組んだもので、全CX-RAYヨンロク組み結線ありです。
このリムを使って普通のハブで決戦用のホイールに
組み換えてほしいということですが、
今日はまず このハブを使って
練習用ホイールを組んでほしいというのをやります。

DSC06171amx5.jpg
組めました。
のむラボホイール1号です。

DSC06172amx5.jpg
24HのG3ハブで 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

私のスポーク長さ計算式の エクセルのシート上では
組み換え前のスポーク長さは2307&2308行目、
組み換え後のスポーク長さは3184&3185行目でした。
(ひとつの長さで 1行使う)
体感的にはもっと前かと思っていたのですが、そうでも無かったようです。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

初代アクシウムレースさん  

お客さんから 2代目のアクシウムをお預かりしました。
DSC06037amx5.jpg
DSC06042amx5.jpg
表題と矛盾するじゃねーか、と言われそうですが そんなことはありません。
アクシウムシリーズの初代は「アクシウム」、
2代目は「初代アクシウムレース」だからです。

DSC06038amx5.jpg
フロントハブは、初代と同じ 斜めにスリットが入った
首折れ式エアロスポーク用の穴ですが 20Hとなっています。
初代アクシウムは前後24H仕様で、リムも前後で共用となっています(品番も同じ)。
この初代アクシウムレース(2代目アクシウム)から 前輪が20Hとなりました。
2代目アクシウムレース(3代目アクシウム)は リムが同じで
フロントハブがストレートスポーク仕様となります。
このあたりのアクシウムのリムの重量を それなりの数 測った結果
まず間違いのないことですが、マヴィックはこの価格帯でも
リムの肉厚などをコントロールして 前後リムの重量を作り分けています。
初代アクシウム(前後とも24H)のリムは約590gですが、
2代目以降の20Hフロントリムは約540gとなっているのです
(24Hのリヤリムは2代目以降でも約590gです)。
前後でリム高が違うわけではないので、これはわざわざ 狙ってやっています。
フルクラムのレーシングゼロなどでは
前後でリム高が違うので 当然リヤリムのほうが重いわけですが、
こういう作り分けを「フロントリムを軽くした」と見るか
「リヤリムを重たくした」と見るか 意見が分かれるところです。
アクシウムの場合は 2代目以降の結果からすると
「初代のリムは 前後ともリヤリム」ということになるので
フロントリムを軽くしたということになります。

DSC06040amx5.jpg
シュワルベの16mm幅リムテープが付いていましたが、幅も合っておらず
凹みからリム穴が見えている箇所がいくつかあったので 交換しました。

DSC06041amx5.jpg
このホイールの件とは別ですが、
タイヤを外してこられた お客さんのホイールを見て
「ミシュランのプロレースの赤サイド履いてたでしょ」と言い当てて
ビックリされることがあります。
というのも、ミシュランのタイヤは バルブ直下でなぜかタイヤサイドが溶けて
ビードフックに こびりつくことが多いのです。
今回のアクシウムレースは タイヤ付きでお預かりしましたが
黒のリチオンでした。
この こびりつき、パーツクリーナーで拭けば取れます。

点検ですが、細かい振れ取りをそこら中でしていたら
センターずれも直っていました。
(作業前にずれの方向を見て、修正する側で振れ取りするからですが)

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

FUSEE SLX23さん  

お客さんから ローヴァルのフュージーSLXをお預かりしました。
DSC05923amx5.jpg
DSC05929amx5.jpg
期間的には そこそこ使っているそうなので、点検をご希望です。
振れもセンターずれも少しありました。
スポーク比重65%くらいの丸断面スポークでそれなりに張っているので、
ニップルを回すのが一苦労です。
これが扁平スポークだと また違うのですが。

DSC05924amx5.jpg
↑ホイールの名前を失念しても大丈夫用画像

DSC05925amx5.jpg
リムとの接触面を特殊な形状にしているとは思うのですが、
形式的には 汎用ニップルを逆さにしたものと ほぼ同じです。
リム高が低いのでリムテープを張る面とツライチ近いのが ちょっと危ういですね。

DSC05930amx5.jpg
後輪は2:1スポークですが、
横から見て フリー側の最終交差の上を
反フリー側のラジアル組みのスポークが通る「Ж(ジェー)」組みではなく
通らない「XI(エックスアイ)」組みとなっています。
これがもし左右同数スポークで 左右のスポークテンション差を近くしたいのであれば
XI組みでもいいのですが、2:1組みで これをやると
フリー側のスポークの角度が Ж組みよりもラジアル組みに近くなるので
反フリー側のほうがスポークテンションが高くなる、という状態になります
(計測しても実際にそうなっています)。

あと このハブ、フリー側のフランジ径が大きいことで
けっこうなハイローフランジに見えますが
DSC06147amx5.jpg
スポークヘッドの位置の間隔は不均等です。
DSC06148amx5.jpg
ここからスポークを内側に延長してやって
スポークヘッドの位置の間隔が均等になる位置で見れば、
スポークの角度の性質だけは同じな 仮想スモールフランジが現れます。
実際は仮想スモールフランジのハブで組んだ場合より
フランジ径が大きくてスポークが短いので、同じスポークテンションなら
スポークの変形量はラージフランジのほうが少なくなりますが。

DSC05926amx5.jpg
スターラチェットの中身も見てほしいということなのでバラしました。
純正グリスが汚れてしまっています。
DSC05927amx5.jpg
↑奥のほうでは かすかにピンク色を保っていました。

DSC05928amx5.jpg
洗浄したあと 純正グリスを塗りました。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06141amx5.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。
ちょっと前に組んだ 黒スポーク・赤ニップルの後輪の相方です。

DSC06142amx5.jpg
エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06106amx5.jpg
のむラボホイール1号を組みました。

DSC06107amx5.jpg
前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC06108amx5.jpg
DSC06109amx5.jpg
後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

DSC06110amx5.jpg
お客さんの希望で黒アルミニップルにしています。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

オープンプロCDリムでホイールを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06050amx5.jpg
DSC06056amx5.jpg
お客さんから 手組みのホイールをお預かりしました。
ハブはレコード、リムはアンブロージオのエクセレンスです。

DSC06052e.jpg
このリム、エクセレンスの
DSC06051e.jpg
コルナゴスペシャルバージョン・・・と言いたいところですが、
このリム自体が コルナゴの完成車に付ける
手組みホイール用のために作られたリムで、
このリムのステッカーシートには
元からCOLNAGOステッカーが付属しています。
それを使えばコルナゴ用リム、
使わなければエクセレンスという汎用リムというわけです。

このホイールのハブを使って、
一緒にお預かりしているオープンプロのCD(他社でいうハードアルマイト)のリムで
組み換えをご希望です。

DSC06053e.jpg
組み換え前の前輪ですが、
全コンペロクロク逆JIS組みでした。
DSC06054e.jpg
後輪は全コンペロクロク逆イタリアン組みです。

DSC06057e.jpg
バラしました。

DSC06058e.jpg
ハブは洗いますが、それだけでなくオーバーホールもします。

DSC06060e.jpg
ベアリングは「後からUSB状態」にしてありました。
DSC06059e.jpg
黒ワンに ボールが走った筋がついていますが、
前後の左右4つともに虫食いは無しです。

DSC06065e.jpg
リヤハブは まずフリーボディを外しましたが、
DSC06074e.jpg
↑爪起こしバネが曲がっていたので これは交換します。
ハブのオーバーホールで交換したパーツはこれだけです。
DSC06071e.jpg
リヤハブもバラしました。

DSC06070e.jpg
びふぉー
DSC06073e.jpg
あふたー

DSC06064e.jpg
びふぉー
DSC06075e.jpg
あふたー

DSC06077amx5.jpg
DSC06080amx5.jpg
組めました。
スポークは前輪がCX-RAY、後輪が半コンペというのを ご指定ですが
組み方は お任せということです。

DSC06079e.jpg
前輪ですが、本来禁止されているラジアル組みを
お客さんが希望すればしないことはありません。
が、今回はお任せということなのでロクロクイタリアン組みにしました。

DSC06081e.jpg
後輪は半コンペヨンパチイタリアン組みです。
ちなみに前後とも32Hです。

DSC06082e.jpg
結線の有無については お客さんに再度伺ってみます。
今回の後輪は、リヤハブの条件としては
オチョコがきつめなので 決して良いとは言えないのですが、
左右異径異本組みのお手本みたいな状態になりました。
反フリー側が かなり張っています。
(もちろんホイールセンターが出た状態で)

なので結線は してもしなくてもいいかなと思います。

DSC06084e.jpg
ブレーキゾーンが磨耗していないほうのリムを前輪に使いました。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06029amx5.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

DSC06030amx5.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペです。
結線は あとでやります。

DSC06031amx5.jpg
お客さんの希望で赤アルミニップルにしました。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

ちょっとした記念品について  

ひとつ前の記事で、カンパニョーロ50周年記念の
コンポセットに付属している葉書を本社に送ると
「粗品が届く」と書きましたが、
粗品は謙譲語なので「記念品」とかのほうがいいと思います、
というコメントをいただきました。
確かにそうですね。
「本当につまらないものですが・・・」というのを
受け取る側が書いている形になりますので。
訂正しておきます。
コメントありがとうございました。

で、その記念品について書くのですが その前に。
ヨーロッパでは、記念モデルを出す場合 ○十周年ごとだけでなく
四半世紀ごとを一つの節目にすることも多いようです。
(50周年の場合は この条件をどちらも兼ねますが)
なのでデュラエースの記念モデルも25周年ですし、
カンパニョーロの場合は50周年と75周年です。
そういえば昔あったスギノ75というコンポセットも
スギノ社75周年記念ということで出ています。
スギノ75にも本社返送用の葉書が付いていて、
それを送るとスギノ社にあるレリーフに スギノ75の購入者として
未来永劫 名前が刻まれる、ということだったのですが
スギノはその後 不渡りを出し倒産しているので
そのレリーフがどうなったのかは分かりません。
今のスギノ(スギノエンジニアリング)は
歴史的には続いていますが 再建した会社です。

カンパニョーロのコンポですが、リヤブレーキに
デュアルピボットタイプとシングルピボットタイプの2つの仕様があります。
シングルピボットのほうはスケルトンとか Dスケルトンと呼ばれることもありますが、
DスケルトンのDは ディファレンシャル(差)という意味で、
カンパニョーロいわく ブレーキの力はフロント:リヤで7:3なので
リヤはロックしにくいよう あえて制動力を落としつつ あと軽量化も兼ねて
シングルピボットブレーキを選択できるようにしたということです。
いま「シングルピボットブレーキを選択できるようにした」と書きましたが、
この書き方だと Dスケルトンブレーキはあくまでオプションであって
本来リヤブレーキはデュアルピボットのほうが標準仕様ということになります。
下位グレードのコンポでは リヤブレーキにはデュアルピボットのものしか無い、
ということも それを後押ししているようですが
これはコストの問題もあるかもしれません。
(固定用シャフトの長さを変えるだけで 前後の区別になる)
ところが、日本国内のほとんどの代理店では
ブレーキの形式を指定せずに コンポを注文した場合
リヤブレーキはDスケルトンとなります。
(今はどうだか知りませんが奈良県のある代理店さんだけは
デュアルピボットブレーキでした)
これは「ユーザーの希望の多くがDスケルトンだろう」という
代理店さん側の配慮であって、
カンパニョーロとしては Dスケルトンは
あくまでオプションとしての扱いになるようです。
・・・という説の裏付けのひとつが75周年記念コンポです。
75周年記念のリヤブレーキは デュアルピボット仕様しか存在しないので、
カンパニョーロが標準としている仕様はデュアルピボットのほうというわけです。

DSC06019amx5.jpg
カンパニョーロのデュアルピボットブレーキですが、
DSC06020amx5.jpg
YアームとCアームを連結しているパーツと
Cアームの間の固定ボルトの長さが長く、
フレームによっては干渉します。
実際は 画像の状態からブレーキの固定シャフトに
ギザ付きワッシャを1枚以上入れるので
ここはもう少し空くはずですが、それをしても
75周年記念のリヤブレーキが取り付けられなかった例が実際にあります。

画像のブレーキでは
四角いナット2つ+固定イモネジで ガタを取るようになっていますが、
これより前のレコードでは ナット1枚で固定するタイプになっていました。
昔、オンセチームのバイクは ここのナットが
厚みが3分の2くらいのチタン製のものに交換してありましたが、
これはオンセのマノロ・サイス監督が機材オタクだからです。
当時のジャイアントのフレームでも 純正の状態で干渉は起きないので
軽量化を別にすれば 薄いナットに交換する理由はありません。
マノロ・サイスといえばオンセ時代のローラン・ジャラベールのバイクに
肉抜きしたレコードのアルミクランクを付けたりしていましたが、
ホセバ・ベロキのバイクの レコードの文字を金色にしたり
リバティセグロスのBHに付いていた
カンパニョーロのコンポの文字を青色にしたりなど
軽量化と関係の無い改造も多々やっていたので
やはり軽量マニアというよりは機材オタクです。
選手の改造(イケナイお薬の投与)がバレた件では逮捕されていますが。


と、ここまでが 前置きです。
50周年記念に付属してくる葉書を本社に送ったときに届く記念品ですが、
DSC06021amx5.jpg
↑これです。
ネットに落ちていた画像を拾ったものなので
私がこれを所有しているわけではありません。

DSC06022amx5.jpg
50周年
DSC06024amx5.jpg
トゥーリョ・カンパニョーロの「カンパニョーロ トゥーリョ」サインが
箱に入っていますが、これはコンポに入っている刻印と同じものです。

DSC06025amx5.jpg
入っているのはペーパーナイフです。

DSC06026amx5.jpg
50周年のマークが彫られたメダルをカシメてありますが、
DSC06027amx5.jpg
裏側はトゥーリョ・カンパニョーロの肖像になっています。

DSC06028amx5.jpg
・こうげき力 +30
・たまに 2回こうげき

ケースに敷いてあるベロア生地にトゥーリョ氏の顔が
聖骸布のように浮かび上がっていますが
気にしてはいけません。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

オープンプロリムの前輪を組み換えました  

お客さんから オープンプロの前輪をお預かりしました。
DSC05988amx5.jpg
かつて私が組んだものです。
DSC05989amx5.jpg
ケンタウルセンチュリーのハブですが、
これのハブを交換してほしいということです。

DSC05990amx5.jpg
バラしました。

DSC05992amx5.jpg
組み換え後のハブは
DSC05993amx5.jpg
カンパニョーロ50周年記念のフロントハブです。

50周年記念のスーパーレコードですが、
右クランクの裏にシリアルナンバーが打刻されており、
当初は5000セット限定だったはずが
実際は15000セットほど生産されています。
5000より若い番号のロットは
クランク裏の切削の仕上げが比較的きれいなのですが、
それ以降のロットは やや粗くなり
爪切りに付いている爪とぎのような仕上げになります。
この番号の若さと 専用箱の有無などで 価値が細分化されるわけですが、
さらに細かいポイントとして 菱形の切手状の「1933-1983シール」を
紛失していないかも重要です。
このシールの名前を「いちきゅうさんさん いちきゅうはちさんシール」と
丸覚えしているので 私はカンパニョーロの創業年を忘れることがありません。
あと、50周年記念を買ったということをイタリアの本社に伝える
専用の葉書が付属していますが、
これを送った場合ちょっとした記念品が届きます。

DSC06002amx5.jpg
それはいいとして、組み換えます。
DSC06003amx5.jpg
スポークの首下につく曲がり癖が ヌポークと反ヌポークで異なるので、
ヌポークはヌポークで、反ヌポークは反ヌポークで通し直したほうが
首折れのリスクが軽減される気がします。
上の画像は ヌポークだけを移した状態です。

DSC06008amx5.jpg
組めました。
長さがほぼ同じだったので スポークは使い回しています。
ニップルは、使い回せなくもないですが 全交換しました。

DSC06010amx5.jpg
32H CX-RAYロクロクイタリアン組みです。
フランジが引っ張られたために ハブの玉当たりがゆるくなり、
ハブ単体の状態では無かった横ガタが出ました。
逆に、ケンタウルセンチュリーのハブは
ハブ単体の状態になって回転がやや渋くなっています。

こういうことはよくあるので
ハブ単体の状態では玉当たり調整をしないほうがいいです。

これとは別件ですが、シマノのセイントなどのスルーアクスルのリヤハブは
必要ガタがあえて設けてあり、単体で見れば かなりのガタなのですが
ホイールに仕立てて フレームに固定すると ちょうどよい具合になります。
これを知らずに ガタを煮詰めて取ってしまうと、
フレームに固定したときに 回転が異常に重たくなるので要注意です。

DSC06006amx5.jpg
で、玉当たり調整をしたのですが エンドナットのつかみ幅が16mmでした。
めったに無いサイズです。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

WH-6700さん  

お客さんから WH-6700をお預かりしました。
DSC05994amx5.jpg
DSC05997amx5.jpg
オークションに流すのではなく、リアルな知り合いに譲るということなのですが
その前に一度ちゃんと点検しておきたいとのことです。
前輪に少し振れがあったのと
後輪のセンターが かすかにずれているのを直しました。
しかし問題はそこではなくて・・・

DSC05995amx5.jpg
DSC05996amx5.jpg
DSC05998amx5.jpg
汚い!
長い間 放置していたそうです。

DSC05999amx5.jpg
DSC06001amx5.jpg
というわけで洗いました。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 0

のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06004amx5.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。
昨日の続きです。

DSC06005amx5.jpg
エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

昨日の夜から今朝まで、背骨が寒くて寝込んでましたが
なんとか治りました。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター