のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

初代シャマルウルトラのリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから初代シャマルウルトラ(通称 金シャマル)の前輪をお預かりしました。
この画像からも すでに分かるように、

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リムが修復不能なまでにグシャッているので交換となります。
金リムはスペアパーツとしても すでに廃版となっているわけですが、
あえて しれっと当時の品番を調べて金リムを注文しました。
するとやはり廃版であることと、黒リムで対応可能だと言われましたが、
このやり取りには意味があります。
黒リムで対応していいという言質をとった形になるからです。

この件とは関係が無い話になりますが、8年くらい前でしょうか 昔に
コスミックカーボンSSCの20Hの後輪(初代は後輪も16Hなので二代目)の
リム交換を承ったときに、コスミックカーボンSLがすでに出ていて
どちらのリムも入手可能だったことがありました。
SSCのリムは両ハトメでリム穴間の切削なし、
SLは片ハトメでリム穴間の切削ありという違いはあるものの
リム内径が同じなので SSCのハブとスポークを使って
SLのリムで組むということは可能なことに思えます。
SSCとSLではスポークの長さが違うのですが、
これはハブの形状が違うことから 長さが違うだけであって
ハブとスポークをセット(例えばSSC同士)にすれば
リムの内径は同じなので組めない道理は無いのです。
もうひとつ細かいことを言うと、SSCのほうがスポークの扁平幅が広いので
リムにあけてある穴の幅が広いのですが、
これについても リムのみSL・それ以外SSCで
ギリギリ何とかなるのは確認済みです。
で、当時 代理店に SSCのリム交換をSLで対応していいのかと訊いたところ
互換性が無いので無理、という返事でした。
リム内径が同じなので組めるはず、と言ったのですが
とにかく互換性がありませんの一点張りです。
それだけなら 私もそれ以上どうとは思いませんが、
その翌年ごろに SSCのスペアリムが廃版になりまして、
代理店から「SSCのリム交換はSLで対応してください」という
公式なアナウンスが出たのです。
おいおいお前去年それあかんって言ったやんけふざけんな、と
もちろん思ったわけですが「その時はそのとき」というわけです。

で、今回の件に戻りますが
もし私が金リムの修理を「勝手に」黒リムで対応したら
「金リムは金リムでしか直すな、黒リムで実際組めるかどうかに係わらず
そういう対応は認めない、金リムがグシャッたら諦めて買い換えろ」という
狭量な公式見解が返ってくるかもしれません。
もっと言うと、前輪なら間違いなく レーシングゼロのリムで修理できるわけですが
それは建前上さすがに OKとはなりません。


なので 金リムを注文したところ黒リムで対応してちょんまげ※と言われた
やり取りには意味があるということです。
柔軟な対応に感謝します。

※いま思い出したのですが、
語尾は ちょんまげでは無かったと思います

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シャマルウルトラやレーシングゼロの スポーク交換やホイールの組み換えでは
ニップルを使いまわすこともありますが、
このグレーがかったアルマイトのニップルは
ある時期のカンパニョーロのBBカップ同様
さびが浮いてきて 日焼けの皮のようにめくれてきます。

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なので今回は アルミアルミした色の現行品に全て交換します。
現行品と書きましたが、2017年からは またグレーニップルになるらしいので
もうすぐ「現行品」とは呼べなくなります。
新グレーが 旧グレーと同じ色かどうかは知りません。
C17にワイドリム化してからはニップルの形状も違うようなので、
仮に同じ表面処理であったとしても
以前と同じものに戻るというわけではありません。

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全てのスポークを、ねじれを生じさせずにバラせました。
もちろん使いまわします。
お客さんとしては、もしリムがグシャッている部分のスポークなどに曲げがあって
スポークの色が部分的に違う おしゃれ泥棒状態になっても
別に構いません、むしろかっこいいかも、
あまりに多くの本数が要交換なら連絡ください、
とのことでしたが残念ながら全て無事でした。

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あと、多少であればスペアスポークを持っています。

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組めました。

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見慣れない組み合わせだからか、かっこよく見えます。

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ところで今回、お客さんはダークラベルを貼ることを ご希望なのですが
別件の修理と合わせてブライトラベルも合わせて注文し、届いています。
これを貼るのは作業の都合上ホイールに組んでからではなく
リム単体のときにするのが楽なのですが、
それをしなかったのには理由があります。

このステッカー、長いと 貼るのにしくじりやすくなるという気遣いからか
「SHAMAL」「ULTRA」「CAMPA」「GNOLO」の4つに
分割されているのですが、
シャマルウルトラは前後輪でリム高も違うので
ステッカーはさらに 縦幅が狭いフロント用と
広いリヤ用に分かれています。

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↑SHAMAL F×2 R×2

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↑ULTRA F×2 R×2

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↑CAMPA F×2 R×2

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↑GNOLO R×4
というわけで、ニョーロだけ リヤ用が4枚届いているのです。

うおおお困ったこういう攻撃はやめろそれは私に地味に効く

使いさしを混ぜつつも数は合わせている、のは別に構いません。
以前にも こういう形で届いたことはありますし、
ステッカー自体に瑕疵は無いので。
フロント用4枚、というのであれば 一応は 別に構いません。
今回の件で困るわけではないからです。

私はこのステッカーについて、前後で価格を半分に割って
それぞれ別売にしています。
例えば この件で「前後セットで取り寄せる以上不要なほうも買えや」と
お客さんに求めることも可能ですし 実際そうしているショップもあるのですが、
私の方針としては 一生使わないかもしれないパーツを
ショップ側の都合でお客さんに買わせるというのが
どうにも気持ち悪くてできないのです。
これについては あるクソショップの実例を交えて書こうと思っていたのですが、
ここで触れたからといって後日触れないわけではありません。たぶん。

で、かつて使わなかったステッカーの片割れを調べたのですが
ダークラベルのフロント用は在庫がありませんでした。
助けてちょんまげ。

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38mm高カーボンリムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 38mm高カーボンリムの後輪をお預かりしました。
かつて私が組んだものです。
落車で振れが出たので直してほしい、とのことですが
部分的なスポーク交換や振れ取りでなく
必要であればスポークの総交換、
それ以前に リムが引き続き使えるのかどうかの点検をご希望です。
確かに、リムに擦り傷がありますし
スポークもテンションが抜けている箇所があるので
全て新品にしたほうがいいかもしれません。
お客さんが遠方のかたということもあり、私としても
部分的に補修した結果 すぐにまた
別の部分がおかしくなった、というような可能性は排除したいところです。

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リーフハブっぽいハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
組み換え後も同じ仕様にします。

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反フリー側のバルブ穴のところに貼ってあるステッカーが
中途半端にめくれています。糊が強いのでこうなるのですが、
あとで きれいにしておきましょう。
フリー側は そのままにしておきます。

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リムの傷で、目立つものは反フリー側の この部分だけです。

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スポークテンションが抜けている箇所をよく見ると
ちょっと曲がりがあるので

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ゆるめたところ 変形がはっきりしました。
この時点で気付いたのですが この箇所、リムの傷の近くでした。

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バラしました。
カーボンリムですが、シートを固めている樹脂が衝撃で挫滅して
金属でいうところの塑性変形のようになることも まれにあります。
(アルミリムとは違い はっきりした形で微妙に反ったり
リム単体でポテチ状態になったりすることは ほぼありません。
竹を折ったように グシャッと潰れることはよくあります。)

ガラスの定盤で反りが見られず、
リムの傷も深くはないので再使用が出来そうです。
ここから再度 ホイールを組んだときに、
スポークテンションがかかった状態で
リム単体では分からなかった内部挫滅が現れる
(リムサイドが異常に凹むなど)場合もありますが、
結果から言うと それもありませんでした。

それよりも、ハブの回転がゴリゴリなのでベアリングを交換します。

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フリーボディを抜きました。
画像では 分かりやすいように引き出していますが、
フリーボディとハブベアリングの間に
どん突き防止の薄いスペーサーが 1枚入っています。
これ、フリーボディを抜いたときにグリスのせいで
フリーボディ側に貼りついて一緒に抜けることがあり、
お客さんが何かの折にバラした際に失くして 再度組み立てたところ
フリーボディが固定ギヤ状態になる、ということが何度かありました。
このハブ、POWER WAYや BITEXという名前で売られていますが
(あと リーフハブも)、これらはブランド名であり
ハブの製造メーカーの名前ではありません。
しかも そこは、自社の名前ではハブを出していないOEM専業メーカーなので
その名前で検索しても出てきませ・・・って いま検索したら
出てきたぞ おい。
本当はメシノタネコードなのですが、別にいいでしょう。
LOHASというブランドです。
興味がある方はLOHASではなく「hubsmaster.com」で調べてみてください。
ちなみに、個人向けに販売してくれるかどうかは知りません。
About Usのところに
the worldwide hubs OEM/ODM professional manufacturer
とあるのでOEM専業であることは変わりないようです。

今回のハブはLOHASのR07Rに相当します(たぶん)。
R01Fが欲しいけど100個買えとか言われそうなので却下だ

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で、そのスペーサーが必要になったときに
リーフハブから部品取りしていたのですが、
前回 ハブを100個注文したときに スペーサー単体も注文しました。
嫌味な言い方になりますが、私の落ち度で
このスペーサーの新品が必要になったことは一度もありません。
たのむから なくさないで

一緒に写っているのはリーフフロントハブ(LOHAS R11F) のベアリングです。
サイズが非常に特殊なので、これも常時在庫を努めています。
内径と外径が同じで厚みが半分というものが 規格サイズにあるので、
それを2連にして入れれば一応は対応できますが・・・。

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リヤハブ体のベアリングを抜きました。
フリーボディを抜いた状態でゴリゴリがあったので、
ゴリゴリの主犯は このいずれか、あるいは両方です。
右側が6902、左側が6802なので 入手が容易なサイズです。

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ベアリングを交換して 回転がスルスルになりました。

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フリーボディに「6」とあるのは
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爪が6つという意味です。
フリーボディのベアリングは6802が2つ(画像のものはエンデューロ製)ですが、
たいていのフリーボディは ベアリング2つを「外側に抜く」構造になっているところ
このフリーボディの内側のベアリングは内側に抜く構造になっています。
今回は交換せずに済んだので関係ありませんが。

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どちらかというと 反フリー側のベアリングがダメだったようです。
フリー側は継続使用できなくもないですが、
それほど高いものではないので 気持ちよく交換しました。

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さっ、錆び汁が!

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組めました。

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私のスポーク長さの計算式は
未知のスポーク長さ1つに付き エクセルの1行を使うので
この後輪の場合は左右で2行 使います。
のむラボホイールなど、そらで憶えている長さでは
計算式を使わないので行数が増えることはありません。
今日現在3634行ですが、このスポーク長さは3328~3329行でした。
思っていたよりは最近です。

フリーボディを取り付けたところ、ベアリングのゴリゴリが出なかったので
フリーボディのベアリングは交換していません。

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反フリー側のバルブ穴のステッカーは
予告通り きれいにしました。

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リムの傷は、強めのコーティング剤で埋めました。
つやありカーボンの場合のみ これが可能です。
ブレーキゾーンには塗布していません。
乾燥時間がやや長いので、
ホイールを組んでからでないと これができませんでした。

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303リムの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ZIPPの303リムで組まれた後輪をお預かりしました。
7900ハブで組まれているのですが、
フリーボディを11S化したいということで ハブの交換をご希望です。
組み方は24H 全CX-RAYヨンヨン組みですが、

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反フリー側の最終交差に目印のテープを貼って軽く握ると・・・

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こんなに たわみます。
登りや 平地のもがきで マグネットとセンサーが
干渉するそうですが、納得のヌルさです。

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リムが反フリー側にずれていました。
経年使用でずれる方向ではないので、元からです。

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組み換えました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み 金アルミニップルです。
結線はあとでやります。

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木曜日はお休みをいただきます  

本日10月26日(水)は定休日ですが、
明日10月27日(木)は
のっぴきならない用事があるので お休みををいただきます。

あと、10月29日(土)は最終土曜日なのでお休みです。

申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。

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アサルトさん  

お客さんから アサルトの後輪をお預かりしました。
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反フリー側のスポークに 黄色いテープが貼ってありますが、
ここだけテンションが低く 乗った感触にも現れているそうです。
実際に触っても 他の反フリー側のスポークよりもグラグラと動きます。

原因のひとつは、ニップルのゆるみが出始めていました。
前後輪問わずラジアル組みは ニップルのゆるみが出やすいです。
一度ゆるみ始めると、走行の振動で徐々にゆるんできて
ニップルの首下がリム穴にかからなくなる(実質テンション ゼロ)と
さらにゆるみが加速し ゆるみきったニップルが
リム内部に落ち込むこともあります。
今回はその症状の出始めといったところで、増し締めすれば問題ありません。
一旦ねじ山が見えるところまでゆるめてから ねじ止め剤を塗布して
増し締めしているので 今後この箇所がゆるんでくることはまず無いはずです。

もうひとつの原因は、センターずれでした。
リムがえらくフリー側に寄っています。
反フリー側の一方的な増し締めが出来るので
条件としては むしろありがたいのですが、
レイノルズにしては ずれの量が大きめなので
お客さんに過去の振れ取り履歴を訊いてしまいました。
吊るしの状態そのままで、触ったことは無いそうです。
以前にも書いたように内周側のつかみ面が妙に丸いニップルに、
工具をかけた跡がなかったので 確かに吊るしのままのようです。

センター出しと振れ取りをしつつ なるべく張ったところ、
お持ち込み時よりは明らかに張りましたが
他のスポークと比べて 低テンションなのは変わりませんでした。
これは、スポークの扁平度の個体差や
リム内径の個体差(リム自体の真円度やリム穴部分の厚み)が
不均一なことによって起こると思われます。
あと もちろん、縦振れがひどい場合は
外周側に振れている箇所のスポークテンションが低くなりますが、
今回は調整後の状態で ほぼ縦振れが無いので関係ありません。

反フリー側のスポークのうち、最もテンションが低いスポークが
「振動でゆるみが出ない閾値以上」で張ってあれば
テンションのバラつきが多少あっても ゆるむことはまずありません。
それを反フリー側ラジアル組みで得るのは
フリー側がかなり張れるリムであっても難しい、というのが
私が反フリー側ラジアル組みを嫌う理由のひとつです。

話は変わりますが、昔のアルミリムでハトメを入れていたのは
リム穴部分の厚みの不均一さをごまかすためですが、
それについて「リムの補強目的」と謳うことも
真の理由(少なくとも最大の理由)をごまかしています。

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

こういうシンプルな記事の日は むしろ異常に忙しい日だったりします。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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リーフハブ24H半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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シルベストサイクルに返されてから一度も使っていないEA90SLXを組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから EA90SLXの前輪をお預かりしました。

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スポークが1本とんでいます。
どことは書きませんが あるショップでスポークとびの修理を頼んで
返ってきたホイールを使おうとしたら、
スポークが1本 途中で折れているのに気付いたということです。
これが、交換したスポークなのかどうかは分かりません。

お客さんには このスポーク1本の補修だけで大丈夫だと思いますが、
という提案はさせてもらったのですが
気持ちよく全交換をご希望なので組み直すことになりました。

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バラしました。元のスポークとニップルは一切使いません。

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組めました。

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スポークはストレート仕様のサピム レース、
ニップルは赤アルミにしました。
ニップルのメーカーが サピムからDTに変わっている以外は
元と同じ仕様です。

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VOLT6000を買いました  

キャットアイのVOLT6000を買いました(仕入れました、ではありません)。
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ぜいべつていか じゅうまんえん

これについて書く前に。
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VOLT1600ですが、私の友人が仕事の都合で
あるド田舎の県(※)に異動となり
夜中になると街灯の1本もないので 練習もできない、
というので あげました。

※こういう書き方をしたからには どこの県かは書けません。
ちなみに「異動は1年半ほどの予定」というのは口約束だから
信じるんじゃねーぞ。

VOLT1600は、性能面には これと言って不満はなかったのですが
明るいモードで使用中に ドロップバーの上側を握っていると
本体の熱が手に伝わって けっこう熱いのです。
ライト本体の横幅が広いので仕方がありません。

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あと、LEDバルブ(電球)が2個で最大1600ルーメンということですが、
月明かり以外は真っ暗闇の状況で 片方を指で塞いだところ、
照射範囲は狭くなり 明るさも当然暗くはなりますが
視覚的には半減といった感じではありません。
両方塞ぐと 真っ暗闇になります(当たり前だ)。
2灯で1600ルーメンということは、もしかしてこれは
800ルーメンのバルブ2つを 1つの光源と見なして
足しているだけなのでは?と思い
先日 展示会でキャットアイの人に訊いたのですが、
やはり ざっくり言うと そういうことで間違いありませんでした。
つまり VOLT1600は「2つ並べたVOLT800が
バッテリーと点灯モードを共有しているライト」ということで、
実質は VOLT800+800になるということです。
じゃあVOLT800でいいじゃん、とも思いますが
明るさを控えめで使った際の持続時間は
バッテリーが大きいぶん VOLT1600のほうが優れています。
この件で「バルブが1つの充電式ライト沼」に はまり
キャットアイ以外のメーカーのライトに久々に手を出したのですが
その話は また今度。

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筒状の外箱を引き抜くと、ちょっと豪華なケースが出てきました。

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↑内容物一式です。

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VOLT6000の光源は、メーカーサイトでは
「超高輝度COB」となっています。
COBというのは チップ オン ボードの略で、
LEDチップをシート状に敷き詰めた形式のことです。
これらの合計が最大で約6000ルーメンになるというわけです。

追記:COBをクリップ オン ボードと書いていました。
頭の中ではチップ オン ボードだったのですが
なぜかクリップと打っていました。
その次の行に「LEDチップを」って書いてるのに・・・
ご指摘のコメントありがとうございました。訂正しました。

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ライト本体は、後部に冷却ファンが付いていて 熱くなるバルブを冷やします。
点灯中は常に「ふぃおー」と音がして なかなかうるさいです。

画像に10109というシリアルナンバーが見えていますが
売り物ではなく 私物なので構いません。

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コントロールユニット(後述)と、下4桁の品番が同じなのは偶然とは考えにくいので、
一番上の数字が 1→ライト本体 2→コントロールユニットとして
(スペアパーツとしての出荷は別として)完品出荷分では
シリアルナンバーを合わせているようです。
ちなみにこれ、受注生産品です。

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↑画像右上から
ライト本体、コントロールユニット、バッテリー、充電器です。

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充電器は よくあるタイプの、コンセントコード別体のものです。

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充電器から伸びている、バッテリーに挿す側の端子ですが
これはBCG接種の はんこ注射ににていることと
Blue Connector Guideとのダブルミーニングで
BCG端子と呼ばれている端子です。

という嘘を いま思いつきました。

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バッテリーにはBCG端子のメス側が付いていて、
これらをつなぐと充電できます。

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で、コントロールユニットなるパーツにも
BCG端子のオス側があり
ここにバッテリーを差し込むようになっています。
差し込んだ後は 下側にあるツマミを回すと
脱落防止の爪がかかるようになっています。

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コントロールユニットの外側には このような丸い端子があり、

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ライト本体から伸びているコードと合わせます。
ここで疑問なのが「充電をこちら側から
することが出来なかったのか?」ということですが、
まあこういう構造にしてある以上 無理なのでしょう。
もし可能なら 取り扱いが多少簡便になります。
コントロールユニットは、BCG端子を丸端子に
変換しているだけに思えるのですが、他にも基板などが入っていて
ライトの挙動を「コントロール」しているのかもしれません。

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あとは 付属のベルクロバンドで バッテリーをトップチューブの下に固定する、
というのが基本的なスタイルとなります。

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ところで、出荷状態でのバッテリーとコントロールユニットの
BCG端子の間には このようなものが はさまっています。
要るとも要らないとも説明書に無く スペアパーツとしても出ていないので
単なる養生目的だと思うのですが、
かなり強くBCG端子間に食い込んでいたので

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最初にバッテリーを引き抜いたときに
この部分ごと抜けてしまいました。
私が使うぶんなので 別に交換しろなどとは言いませんが、
自己救済することに関しても文句を言わないでいただきたい。

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やはり 端子の変換のほかに、基板がはさんであります。
ライト本体の放熱のために前面以外を空ける必要があるので
基板をこっちに持ってきたかったのでしょう。
高輝度モード時の熱がすさまじい(レンズの10cm先に手をかざしても熱い)ので、
その意味でも 基板はこっちにあるほうが良さそうです。

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ワイヤーカバーなるものが3本付いています。
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これは、トップチューブにバッテリーを固定する際に
ベルクロバンドが ワイヤーを押さえつけないようにするためのものです。

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ヘルメットへの取り付けを想定して、それ用の固定台座付きバンドと
ライト本体~バッテリー間の延長コードも付属しています。
この場合は、バッテリーはバックパックなどに入れます。

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リモコンスイッチも付属していました。
リモコンと言う以上 無線ですが、本体とのペアリングは出荷時に済ませてあります。
電池交換後や これをスペアパーツとして別に買った場合は
ペアリング作業が必要になります。

あるイギリス人男性がインポテンツの治療として
体内に電子機器を埋め込んだところ、
隣の家のガレージの電動シャッターのリモコンと周波数が合っていたために
隣人が車の出し入れをするたび強制的に勃起してしまう、
という話を思い出しました。


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ボタンを押した感じが 妙にヘコいのですが、
私はこれを使わないので気にしません。
ヘルメットにライト本体を取り付ける派の方は必須です。
ヘルメット側に リモコンスイッチを取り付ける人はいないと思います。

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押すと 一瞬光ります。

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さて このライト、明るすぎるので
「公道での使用は控えてください」という
禅問答のような注意書きがあります。
やむをえず(←やむをえずってなんだ)公道で使う場合、
5つある点灯モードのうち 低輝度なほうの2つで使うことを
厳守してください、とのことです。

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VOLT6000のモード切り換えについて。
VOLT1600とほぼ同様ですが(→こちら)、
今回も Wクリックのダイナミックと
通常循環モードの中にあるダイナミックは別物で、
「ダイナミックから Wクリックのダイナミックに切り替える」
「Wクリックのダイナミックから Wクリックのダイナミックに切り替える」
ことも 可能となっております。あと、点滅モードがありません。

やむをえず(←やむをえずってなんだ)公道で使う場合
ローまたはオールナイトでの使用を厳守するように、とのことですが
オールナイトからローに切り替えるには
それよりも明るいモードを経由する必要があります。

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点けました。
当店のマンションの敷地内で、道には向けていません。
これはオールナイトモードです。

どうでもいいことですが、
私のシクロクロスは トップチューブ上に3つあるアウター受けを
ひとつも使っていないのでワイヤーカバーは不要です。

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↑オールナイトモード
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↑ダイナミックモード

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ダイナミックモードを横から。
説明書にもあるように 超広角配光ということですが、
上にも広くなっています。
画像では撮影用にライト本体をほぼ水平にしていますが、
ハンドルバーに取り付ける場合は
光軸をかなり下向きにする必要があり、、
あと できれば逆さに取り付けたほうがいいかもしれません。

DSC02049amx6.jpg
今回は シクロクロスに取り付けて撮影しましたが、
私の通勤用ロードバイクは、回転している前輪に光が当たると
ニップルがキラキラと輝くようにしてあります。
いつも使っているLEDライトでは通常の使用範囲で これを照らすことは無く、
昼間の日なたか 夜に青信号を渡ったとき車のライトに照らされて
輝く程度です。

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前輪を光らせたければ、ライトとしての用をなさないほど
本体を下に向ける必要があります。

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ところが、VOLT6000では水平取り付け時で前輪が輝きました。

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たいていのライトでは y=xの2乗のグラフ状になる照射範囲の境目が、
ほぼ横一文字になっています。

説明書には公道での使用を控えてくださいとしかありませんが、
VOLT6000が想定している用途は(超広角の照射範囲であることから)
オフロードでのナイトランでの、ヘルメットに取り付けての使用だと思われます。
照射範囲が狭いと首を動かしただけで
スポットライトがあっちこっちに向くことになりますが、
VOLT6000のような配光だと視界が安定するからです。

もしVOLT6000に興味がある方は、
なるべく店頭に置いておくようにするので見に来てください。
たぶん買わないものを 見るだけ見るというのは楽しいですよ。



~おまけ~
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これはサンツアーのマグライト型ライトで、

DSC02054amx6.jpg
単3電池2本・クリプトン球というモデルです。

DSC02055amx6.jpg
まだ生きてた

DSC02056amx6.jpg
これは そのライト用のホルダーで、
フロントクイックの反レバー側に取り付けるためのアダプターです。

DSC02057amx6.jpg
クイックを締めると、ワッシャーが
グレーのプラスチックの部分を押し出して

DSC02058amx6.jpg
ライトが固定されるという仕組みになっています。

DSC02059amx6.jpg
取り付けました。

DSC02061amx6.jpg
記事書いてたら 夜が明けてしまった

category: キャットアイのステマ

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TniのCX28リムで前輪を組みました   

今日もホイー(以下略)。
DSC02014amx6.jpg
昨日の続きです。前輪を組みました。

DSC02015amx6.jpg
エボライトハブ32H CX-RAYロクロク組みにしました。
スモールフランジなので、ヨンヨン組みにすると
タンジェント組みながら ラジアル組みに かなり近いスポーク角度となり
そっちでもいいかな、と思ったのですが 思っただけでした。

DSC02016amx6.jpg
激ヤバにカッコいい リムのステッカーですが、
剥がした場合の糊残りが それほどひどくなく
お客さん自身で 後から剥がしてもエライ目には合わないです、
とお伝えしたところ 今のところは剥がさないでOKということになりました。

category: のむラボ日記

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ユーラスさん  

お客さんから ユーラスの前輪をお預かりしました。
DSC02007amx6.jpg
スポークが1本折れています。
丸断面から扁平に切り替わるバテッドの境目あたりで折れていますが、
スポークのねじ山部分とニップルが固着していて
ニップルの再利用はできません。

DSC02008amx6.jpg
直りました。

DSC02011amx6.jpg
↑折れたスポーク

DSC02013amx6.jpg
シャマルウルトラ以前の、ミディアムハイトアルミリムホイールの
フラッグシップモデルだったユーラスと
初代レーシング1にのみ採用されている
5.5mm対辺の六角しんちゅうニップルを、
補修に困らない程度には 在庫で持っていたので
すぐに直せました。
今ではあまり使わないパーツですが、
全く持っていないのは怖いです。

category: のむラボ日記

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コンチネンタルはじめました  

コンチネンタルのタイヤの取り扱いを始めました。
という お知らせではありません。以前から やっております。
DSC02006amx6.jpg
WOタイヤのグランプリ4シーズン 25Cと、
チューブラーのグランプリ4000SII 22Cの常備を決めました。

当店で よく売れるのは WOタイヤは4000SIIの23Cと25C、
チューブラーはコンペティションの22Cですが、
これ以外で よく取り寄せるのが上の2つなので 常備を決めました。
グランプリ4シーズンは23Cもありますが、ほぼ 25Cしか売れません。

ちなみに過去 約15ヵ月ぶんの販売実績を調べたところ
グランプリ4000SIIのWOは
23Cが220本 25Cが54本でした。
WOタイヤの25C標準化がすすんでいる中で
当店では23Cのほうが売れています。
同様に コンペティション チューブラーは
22Cが75本で 19Cが9本(※)でした。
という結果から コンペティション19は
グランプリ4000S II チューブラーのために
売り場を明け渡すことになりました。

※9本中3本は私が買っています。

category: 新着情報!

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TniのCX28リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC02009amx6.jpg
「Tniの」CX28リムでホイールを組みました。
表題にもあるように なぜTniを強調するのかというと、
このCX28リムはキンリン製なわけですが
過去に私が組んだALEXRIMSのCX28というリムの
ERDから スポーク長さを計算して、
危うく スポークを無駄に作るところだったからです。

DSC02010amx6.jpg
エボライトハブ32H 半コンペヨンロク組み金アルミニップルです。
結線は たぶんやりますが、私が思うには どっちでもいいです。
久しぶりに、フリー側のテンションを袋小路寸前まで上げ切りませんでした。
24Hならともかく、32Hで そこまで張る意味は薄いです。
この状態で、24Hの同じリム同じハブで キンキンに張りきった状態と
同じくらいの硬さになっていると思うので 十分だと思います。
32Hにしたのは、このリムが32Hのみの仕様だからです。
これもシクロクロスで使うということで組みましたが、
28Hがあれば28Hにしていますし
前輪だけなら もしあれば24Hでもいいかと思います。
(もちろん、それらの場合はスポーク1本当たりのテンションは もっと張ります)

category: のむラボ日記

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ニュートロンさん  

お客さんから ニュートロンをお預かりしました。
DSC01951amx6.jpg
DSC01958amx6.jpg
ニュートロンの後期型アッパーモデルの「ニュートロン ウルトラ」が
出て以降のスタンダードモデルとしてのニュートロンです。
違いは、リムの内周部に切削加工があることと
チューブラーモデルが廃止になったことです。

上の画像はどちらも作業後のものですが、
DSC01952amx6.jpg
前輪は ダストキャップをはめると左右の区別が付かなくなるので、
目印を付けておきました。
クイックを通すか スポークマグネットを付けるかした後に剥がしてください。

このダストキャップは、かつて「よく必要になるスペアパーツ ベスト20」に
ランクインしていたので 常備を努めていましたが、
現在では需要が激減したので ランク外にしていました。
ところが先日 在庫を使い切ったうえ
お客さんが欲しい数に1つ足りなかったので
やっぱり常備するように努めます。

DSC01945amx6.jpg
ハブの内部は脱脂された状態だということなので、
私が「これがいい」と思うグリスを差しました。
超有名メーカーの とあるグリスなのですが、
そこの営業さんいわく 自転車屋でそれを注文するところは
ほぼ当店だけなのだそうです。

前後輪とも横振れはほぼ無いのですが、
ごく最近 追い込んだかのような いい意味での不自然さがあります。
こういう場合、最後に触った人が
センターゲージを持っているかどうかが問題となりますが

DSC01948amx6.jpg
DSC01947amx6.jpg
↑前輪が これだけずれていたので

DSC01949amx6.jpg
DSC01950amx6.jpg
直しました。

DSC01954amx6.jpg
DSC01955amx6.jpg
↑後輪も これだけずれていたので

DSC01957amx6.jpg
DSC01956amx6.jpg
直しました。
こちらについては、反フリー側の一方的な増し締めで対処できたので
むしろ良かったかもしれません。

DSC01959amx6.jpg
DSC01960amx6.jpg
ニュートロン(とハイペロン)ですが、
スポーク比重65:100くらいの左右異径組みに
ハイローフランジ(とくに反フリー側のロー具合が小さい)、

DSC01961amx6.jpg
あと かなりのオフセットリムなので
左右同数スポークの反フリー側ラジアル組みとは思えないほど
反フリー側がカッチリしています。

反フリー側ラジアル組みで
これほど まともな後輪は ほとんど無いわけですが、
ほぼカタログ重量だけで ホイールを選ぶ層に訴求するのに
フリー側に太いスポークを使うというのは
売れる売れないで考えるとデメリット以外のなにものでもありません。
のむラボホイールでも、全CX-RAYに対して
半コンペでは20gほどの重量増になるわけですが
(スポーク長さで変わるものの だいたいそれくらい)、
その20gで後輪の重量が100g台の境目を越えることも当然ありえます。
例えば全CX-RAY695g、半コンペ715gのように。
以前に同じようなことをblack incのホイールを
引き合いにして(→こちら)書きましたが、
もっとこういう細部のこだわりが分かる人が増えればいいのに、
と思います。

category: のむラボ日記

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ゼロライトさん  

お客さんから スピナジーのゼロライトをお預かりしました。
DSC01962amx6.jpg
DSC01963amx6.jpg
振れがあるとのことです。

前輪は うっすらセンターずれありで、振れもわずかにありました。
後輪は ゴクッと大きく振れている箇所があり、
これが自己申告の振れのことだと思いますが わりとすぐに直りました。
それよりも 前輪以上にセンターずれがあったのですが、
反フリー側にリムが寄っていたので こちらの修正はやや苦戦しました。

DSC01981amx6.jpg
リムテープに凹みがあり、それだけなら交換はしていませんが

DSC01982amx6.jpg
リム穴のきわに落ち込みかけの部分があったので 前後とも交換しています。
画像下側で折り目が付いているのは
リムのビードフックの横にかかっていたためで、
そもそもリムテープの幅が細めで 合っていません。

DSC01964amx6.jpg
このリヤハブ、エンドナット穴に合う工具のサイズが
6mmアーレンキー用なのですが(普通はだいたい5mm)、

DSC01965amx6.jpg
そのせいで クイックのタケノコバネが少し入り込みます。
向きさえ間違えなければ 問題はありませんが。

ところで、このホイールの修理のために
お客さんは そこそこ遠方(大阪府外)から来られていますが、
特殊なホイールなので 見てもらえるところが少ないと
いうようなことを言われてました。
工具さえあれば別に作業自体は難しくないので
そんなことはないと思うのですが・・・。
そういえば、当店がなぜ ゼロライト用の工具を持っているのかですが
シルベストサイクルに預けて かえってムチャクチャにされた
ゼロライトを修理するという、スカタンのケツモチのためでした。

category: のむラボ日記

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ENVE1-45を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01966amx6.jpg
お客さんから 1-45リムで組まれた後輪をお預かりしました。

DSC01967amx6.jpg
かつて私が組んだもので、
エボライトハブ24H 全黒CX-RAYヨンロク組み結線ありです。
ハブベアリングがゴリっているので
クリスキングのハブで組み換えをご希望です。

DSC01968amx6.jpg
組めました。

DSC01969amx6.jpg
R45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
組み換え前以上に硬くできるなら・・・というので
作業前に了解をいただいて 全CX-RAYではなく
半コンペにさせてもらいました。
ハブフランジがハイローではなくなったのも 地味にきついので、
お客さんが どう感じたかは分かりませんが
けっこう半コンペに誘導しています。すみません。

ところで、ベアリングが どこかしら(1~4つ)傷んでいる疑惑がある
エボライトハブですが、ベアリングの交換で直るなら
これもついでに直しておきます。

DSC01970amx6.jpg
反フリー側の、ベアリングの次に通してある
ダストキャップ的なパーツですが、これの向きが逆でした。
ベアリングの内輪だけを押すように段付きになっているので
段付きが内側を向くのが正解です。

DSC01971amx6.jpg
フリーボディとハブ体の間のシールの向きも逆です。
DSC01979amx6.jpg
時系列がちょっと とびますが、画像のように
凸側が外に向くように取り付けるのが正解です。

DSC01973amx6.jpg
ハブ体のベアリングを抜きました。
フリーボディの取り付けの有無で 回転のゴリゴリが消えたりするのであれば
少なくともフリーボディのベアリングは傷んでいますが、
ハブベアリングとハブシャフトだけの回転でゴリっているので
ハブ体側に傷んでいるベアリングがあるのは確定です。

今回は、フリー側のベアリングが傷んでいました。
反フリー側は交換必須というほどでもないですが、
ついでに換えておきます。

DSC01974amx6.jpg
反フリー側のベアリングは6802という規格サイズです。
これは内径/外径/厚み(mm)でいうと 15/24/5で、
ハブに よく使われるサイズです。

DSC01977amx6.jpg
よく使う以下の6つのサイズは、非接触式シールのものを常備するようにしています。
6801 12/21/5
6802 15/24/5
6803 17/26/5
6901 12/24/6
6902 15/28/7
6903 17/30/7
最近は15mmアルミシャフトのリヤハブが多いので、
内径15mmの6802や6902が
ハブ体とフリーボディのベアリングであることが多いのですが、

DSC01975amx6.jpg
エボライトハブではフリー側のベアリングに
15267という5桁の番号のベアリングが使われています。
これは先ほどのサイズでいうと そのまま15/26/7となるので
覚えやすいのですが、やや入手しづらいサイズです。

DSC01976amx6.jpg
これも常備を努めているので 切らすことは まずありません。
(こういうことを書いた直後は急激に減ることが多いのですが)

DSC01978amx6.jpg
交換しました。

外したベアリングには シールをこじ開けて
グリスアップを試みた跡がありました。
これを見かけ上バレないようにするために
私が研ぎ澄ました工具があるのですが、
先日 別の用途で折ってしまったので
研ぎ澄まし前のもの(マイクロサイズのマイナスドライバー)を
買ってきました。

DSC01980amx6.jpg
フリーボディをシャフトに突っ込んでも回転がゴリゴリしないので、
フリーボディのベアリング2つは交換の必要がありません。
現時点では、エボライトハブとR45ハブの
回転性能は 大差ないように感じます。
もし お客さんが、クリスキングのハブを買う前であったとして
ベアリングの交換を まずご希望であったなら
この作業だけで済んだかもしれません。

ハブのベアリング交換については、今回はサービスでやっているので
お客さんには 事前に知らせていません。
新品同然になったと知れたら
「じゃあ そっちのハブで練習用ホイールを組んでください」と
言われるかも知れないので
ここを見られる前に さっさと出荷しておきたいと思います。

category: のむラボ日記

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へびはうすをつくったのですが  

「へびはうす」をつくりました。
DSC01739amx6.jpg
↑これ

DSC01740amx6.jpg
そのなのとおり、

DSC01741amx6.jpg
へびさんのおうちです。

DSC01742amx6.jpg
わにさんが おってきましたが、

DSC01743amx6.jpg
にげきれました。

DSC01744amx6.jpg
ふがー。








DSC01737amx6.jpg
DSC01738amx6.jpg
それとは全く関係のない話ですが、エアロバーに
プロファイルのUCM(ユニバーサル コンピュータ マウント)を
付けている お客さんから
「ガーミンの画面とエアロバーの高さがツライチになるようにしてほしい」
と言われたので

DSC01746amx6.jpg
DSC01747amx6.jpg
偶然にも ちょうどいい形をしていた へびはうすを
このために使いました。
へびさんが その後どうなったのかは知りません。

category: 新手のスタンド使い

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初代R-SYSさん  

お客さん(たぶん)から R-SYSの後輪をお預かりしたというか
明らかにおかしかったので フレームから外しました。
DSC01878amx6.jpg
画像の状態ではフリーボディも外しています。
これを見てほしいという用件で来たのではないのですが、
バイクの整備をしていたところ
リヤメカのプーリーが錆びているようなキュルキュル音が
「空転している後輪」から鳴っています。
つまり、プーリーが回転していない状態なので
プーリーが原因ではありません。

DSC01879amx6.jpg
フリー側の中身が腐っていますが、驚くには当たりません。
このお客さん(たぶん)の普段の行状と、
反フリー側で起こっていたことに比べれば。
ちなみに、リドレーのヘリウム(→こちら)と同じ奴ですが
今回 乗ってきたのは また違うバイクです。
が、ドロドロに汚れていて乗りっぱなしの整備不良という点では同じです。
もっときれいにして乗ろうぜ。
しょーもない整備不良でレースの順位を落としたことも すでにあるでしょーが。

DSC01880amx6.jpg
反フリー側ですが、初代の赤トラコンプリングが割れていました。
不思議なことに、割れたかけらが見当たりません。

DSC01882amx6.jpg
手で外れます。
画像の状態ほどではないですが、
C型になったリングの端が 少しめくれた状態になって

DSC01883amx6.jpg
玉当たり調整機構付きダストキャップの裏側に擦っていたというのが
キュルキュル音の原因でした。

DSC01884amx6.jpg
DSC01885amx6.jpg
洗浄しました。

DSC01886amx6.jpg
新型トラコンプリングを圧入して
シリコーングリスを塗布しました。

DSC01887amx6.jpg
振れ取りもしましたが、
それとは別の増し締めをしてもいいヌルさだったので
カッチリ張ろうと試みたのですが、
ニップルがリムに固着している箇所が多く断念しました。

category: のむラボ日記

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404さんと202さん  

お客さんから ZIPPの404と202をお預かりしました。
DSC01918amx6.jpg
DSC01920amx6.jpg
前輪も点検しましたが、うっすら振れていたのを
直しただけで 大したことはありませんでした。

お客さんいわく 404の後輪に
センターずれ疑惑があるとのことだったのですが、
404と202の前後輪4つのうちセンターずれがあったのは
202の後輪だけで、それもわずかです。
センターずれ疑惑を抱いた理由は
「ブレーキシューとリムの間隔が左右で違う」からですが、

DSC01917amx6.jpg
それはダイレクトマウントブレーキのセッティングの問題で
ホイールのせいでは ありませんでした。

DSC01919amx6.jpg
↑404の左右タンジェント組みのリヤハブです。

DSC01921amx6.jpg
↑202の左右タンジェント組みのリヤハブです。
フランジリング式の旧型ハブから フランジリングを抜いた格好になっています。

category: のむラボ日記

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シャマルウルトラ ダークラベルさん  

お客さんから シャマルウルトラをお預かりしました。
DSC01934amx6.jpg
後輪のフリー側のスポークの多くにダメージがあります。

DSC01937amx6.jpg
ヤマアラシさん方向のスポーク全てに擦り傷があり、
DSC01935amx6.jpg
あまりに深くえぐれているものは要交換です。

DSC01936amx6.jpg
あと、向きにかかわらず 曲がっているスポークもあり、
上の画像のものは反ヤマアラシさん方向です。

こうなった原因ですが、
リヤメカプーリーの掃除をしようとして
チェーンのミッシングリンクを外したところ、
再度取り付けるときに 内側のピンが ちゃんとかかっていなかったため
翌日に走った際 登りでチェーンが切れ、
その反動でチェーンがはねてリヤメカにジャムった状態で
ペダルを踏み込んでしまったため
フレームのリヤエンドごと引きちぎれたリヤメカが
後輪の中でからんだから、だそうです。
ちなみに、フレームのほうはオシャカになっています。

DSC01938amx6.jpg
直りました。

DSC01944amx6.jpg
結果、8本 換えました。
画像の上3本は どちらかといえばスポークの傷が理由で、
下4本は どちらかといえばスポークの曲がりが理由ですが
どちらも複合的にダメになっています。
あと1本は、スポーク専用のゴミ入れに入れちゃったので
画像を撮った段階では もうありません。

今回の修理でスポークの在庫本数がやや厳しくなったのですが、
ちょうど都合がいいことに まさにこの作業中に
シャマルのスポーク屋さんから電話がかかってきまして、
電話注文で スポークをすぐに追加できました。
「シャマル ミレのフロントハブは小径ベアリングのため小径フランジなので
スポークの長さが従来のシャマルウルトラと違うので それもどうですか?」
と、ポテトのLサイズ化が今なら無料ですよ的なノリで
オススメしてこられたので、それも いっときました。
たぶん使う日も来るでしょう。

category: のむラボ日記

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グレイルリムとTniディスクハブでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01939amx6.jpg
ノーチューブスのグレイルリムでホイールを組みました。
アイアンクロスリムと同じお客さんのシクロクロス用ホイールです。

DSC01940amx6.jpg
前輪はTniディスクハブ28H 黒CX-RAYロクロク逆イタリアン組み、

DSC01941amx6.jpg
DSC01942amx6.jpg
後輪はTniディスクハブ28H 黒半リーダーヨンロクJIS組み結線ありです。
お客さんに、逆ハイローが条件的にきついので
フリー側をコンペではなくチャンピ相当のものに
させてくださいとお願いして 了解を得ました。
フリー側のスポークをサピムのリーダーにしたのは、
黒い14番プレーンスポークの入手性が
DTのチャンピオンよりも良いからです。
銀スポークの場合はチャンピオンにします。

やっぱり、全然違いますね。半コンペと。
よほど特殊なハブ寸法などでない限り
左右異本組みよりも異径組みのほうが「効く」のですが、
これは本当に大きかったです。
左右のスポークの組み方と長さを無視した
スポーク本数とスポーク比重の左右差を
それぞれ左:右で表すと、
ゾンダなどの例外を除いた一般的な2:1組みホイールの場合
1:2と100:100となります。
これが半コンペの場合1:1と65:85になるわけですが、
スポークの組み方と長さを無視して
(もしくは左右ラジアル組みの前輪だとしてください)
この2つをかけて左右のスポークの「量」の比として表すと
2:1組みホイールのスポーク量の差は50:100ということになります。
これは、反フリー側を スポーク比重50%の超軽量スポークで
左右同数組みした場合とスポーク量は同じになるということです。
(そんなスポークが実際にあれば うにょーんの発生は避けられませんが)
左右のスポーク比重が同じ2:1組みのホイールの状態
(例えば レーシングゼロ)から、
反フリー側のスポークを 割り箸をきれいに割るように2分割して
左右同数スポークのホイールにしたものが
スポーク量50:100のホイールということです。
今回の後輪はリーダー/CX-RAYなので
左右同数スポークで スポーク量65:100となり、
スポークの本数が左右で同じなのに テンション差の是正度は
2:1組みに かなり近づく、というわけです。
といっても ふつーのホイールと比べてという話であり
是正度「だけ」なら やっぱり左右異数組みのほうが上です。
さらに実際は オチョコと逆ハイローがマイナス条件に加わり、
これらはスポーク量の話で無視した左右異本組みの是正度よりも
「強い」ので この寸法のハブで反フリー側を張るのは
非常に難しいのです。
実際ふつーに組めば どうなるのかは
先日 アイアンクロスを組んだときの記事で触れました。
あれは本当に勉強になっています。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01932amx6.jpg
のむラボホイール1号の前輪を組みました。

DSC01933amx6.jpg
リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
これに対応する後輪を組む予定は(今のところ)ありません。
前輪のみの ご注文です。

今日はこれを含めて3つのホイールを組んでいますが
ここに上げられるのは これだけでした。
2つめは のむラボホイール5号で
リムの継ぎ目に段差があったもののリム交換をしました。
3つめは お客さんの利益を守るため 概要すらここに書けない
あるカーボンホイールの組み換えです。

category: のむラボホイール

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アタックの後輪を組み換えました  

お客さんから レイノルズのアタックをお預かりしました。
DSC01904amx6.jpg
お客さん自身で振れ取りを試みたところ、
ニップルを割ってしまったということです。

DSC01906amx6.jpg
↑ここですね。
これの補填+振れ取りだけなら のりテープ式リムテープを剥がさずに
フルクラムのレーシング3のニップルを呼ぶ工具で
何とかしたのですが、

DSC01905amx6.jpg
このホイール自体がヌルいのが気になるということで
半コンペヨンロク組み結線ありにしてほしいということです。
ちなみに、おそらくですが お客さんの調整がゆるめる側傾向だったのか
レイノルズの吊るしとしては反フリー側がヌルく、
スポークのたわみが大きくなっていました。

割ったニップル以外にも、ナメたニップルが多数あったので
使い回しはしません。
あと、画像のもそうですが スポークの扁平方向が
あっちこっちに向いているのも素人くさい仕事ですが
本当に素人さんの仕事なので何も言わないよ!


このホイールのニップルは外周側からも回せますが、

DSC01907amx6.jpg
それをするには 先ほど書いたように
のり式のリムテープ(再利用不可)をめくらなくてはいけないので
内周側で調整したこと自体は仕方ありません。
外周側での調整が前提なのか、
1:内周側の四角のつかみしろが非常に短く
2:しかも角が立っていない(妙に丸い)うえ
3:ねじ止め剤が強く効いているので
ナメやすい条件が これでもかと揃っています。
お客さんによれば さらに、
4:安い工具で回した
そうです。

DSC01910amx6.jpg
組めました。

DSC01912amx6.jpg
リーフハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

結線ホイールとしては←この予測変換おかしい
決戦ホイールとしては初めての のむラボホイールと言われましたが、
私が組んだパワータップの後輪を普段使っているとのことでした。
お世話になっております。

なお、リム重量の実測値についてですが、
蟹光線亡き今すっぱ抜かれることはありません。

category: のむラボ日記

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グランボアのハブとクロノ20リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01914amx6.jpg
昨日の続きです。後輪も組みました。

DSC01915amx6.jpg
スポークは 半コンペでした。
厳密に言うと、半コンペになりました。
32Hヨンロク組み結線ありです。

このリムの28Hで、ある年代のものに限り
穴振りが逆リムになっているものがあるので要注意です。
28Hが逆リムの年代であっても 32Hなどは正リムなので
気が付きにくいのです。

DSC01903amx6.jpg
スポークを張る前は リムの継ぎ目にすき間がありましたが、

DSC01916amx6.jpg
組むと 無くなりました。
これについては(→こちら)をどうぞ。
なお、リンク先の28Hリムは正リムです。

category: のむラボ日記

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グリコのCCDが入荷しました  

わざわざ ここに書くほどのことでもないのですが、
グリコのCCDが入荷しました。
先日 ある展示会で グリコの担当の方に
CCDを「2箱」お願いしたところ、
DSC01893amx6.jpg
↑「1箱」とはこれを意味したようです。
まあいいや よく売れるし 仕入れのスパンが多少伸びただけだぜ

DSC01894amx6.jpg
1箱に10袋入りです。

DSC01895amx6.jpg
まとめ買いをしても単価が変わらないのにお得に見える商法

category: 新着情報!

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コスミックカーボン40Cさん  

お客さんから コスミックカーボン40Cをお預かりしました。
DSC01896amx6.jpg
DSC01899amx6.jpg
前輪は お客さんの自己申告があった程度の振れがあり、
暫定センターは出ていましたが 振れ取り後にずれたので
そこから出し直しました。
後輪は ほぼ振れ無しで、フリー側にかすかにリムがずれていましたが
すぐに直りました。

category: のむラボ日記

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グランボアのハブとクロノ20リムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01900amx6.jpg
お客さんから GRAND BOIS(グランボア)というブランドのハブをお預かりしました。
これを見て「あっ、あのポン当てエンドを
イモネジでハブシャフトに固定するフロントハブは
ジョイテック/ノヴァテック系で よく見られるものだし
エンドに圧入してあるギザ付きリングや
パワータップハブと同じアルマイトカラーのアルミハブシャフト、
Tniハブと同じ表面処理のフリーボディの どれをとっても
ノヴァテック系のハブの特徴だぞ。」
と思った方は 相当に毒されています。
まあ もっと言うとトラディツィオーネの「クラッシクハブ」と同等品で、
付属のクイックも同じものです。


cllasic hub
クラッシクというのは メーカーサイトの原文ママです念のため。
スペアのフリーボディに「クラシックハブ用」というのがありますが
これとは別の「クラシック」というハブに合うというのであれば
クラッシクハブには合わないかもしれません。


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アンブロージオのフォーミュラクロノ20リムで組みました。

DSC01902amx6.jpg
32H CX-RAYロクロクイタリアン組みです。
後輪ですが、組む時間はあったものの
半コンペか全CX-RAYか伺うのを忘れていたので組めませんでした。
その結果、打ち消し線が入った行数のほうが多い記事となっております。

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アイアンクロスリムとディスクハブで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01888amx6.jpg
先日の続きです。
アイアンクロスで後輪を組みました。

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Tniディスクハブ28H 黒半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

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このハブ、逆ハイローフランジなので
反フリー側を張るのが非常に難しいです。
ふつーに組むと ふつー以下のホイールにしかなりません。
普段 エボライトハブやリーフハブで後輪を組んでいるときに
あまり意識せずして受けている ハブ寸法の恩恵に
マイナスの符号を付けて返されると こんなに厳しいのかと思い知ります。

DSC01891amx6.jpg
リムが28Hの場合、ローターの固定方式が6ボルトでなく
センターロックでもいいというのであれば
シマノのCX75ハブをオススメするのですが、
今回は このハブがお持ち込みなので 与えられた条件下で頑張りました。
左右同径のディスクハブで左右同径同本組みをした後輪よりは
まともに仕上がったとは思います。

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同じお客さんで、さらにグレイルの28Hリムを
Tniディスクハブで組まないといけないのですが
こちらの後輪は半チャンピ相当(黒スポークなら入手性からサピムのリーダーになる)で
組んでいいですかと了解を得ようと思っています。
グレイルで組むときのフリー側のスポーク長さ×14本で
スポーク比重を85%→100%にしたときの重量増は概算で約16gです。
アイアンクロスとグレイルでは それ以上の重量差があるので、
アイアンクロスが軽さに振った仕様、グレイルが剛性に振った仕様になるという
使い分けを提案させてもらいます。



おまけ
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以前 別件でTniディスクハブで組まれたホイールの組み換えをしたのですが、
前輪が24H 全コンペヨンヨンイタリアン組みで組んでありました。
リムを写すと お客さんが身バレするような特殊なリムなので
ここには上げないでほしいということだったのですが、
ハブ周りだけを撮るということで許可をもらいました。
今日もホイー(以下略)。には使えなかったので
この日は別のホイールを さらに組んでいます。

一応プロらしいですが、ままごとレベルのお仕事ごっこで組まれたホイールを
ここで組み直したとあっては そのショップに行きづらくなるらしいです。

前輪は かすかに振れありで、それ自体は
乗って出るくらいのものなので問題ありませんが
縦振れが大きく センターずれも かすかにありました。
妥協点が低すぎます。
あと、ディスクハブだと フロントでもオチョコがあるので
左右のスポーク長さが違うわけですが、

DSC01063amx6.jpg
↑右側
DSC01064amx6.jpg
↑左側(ローター側)
どちらもスポークのねじ山かかりが非常に浅く ねじ山が見えていました。

DSC01065amx6.jpg
後輪も24H 全コンペヨンヨンイタリアン組みです。
この後輪、リムが反フリー側にガッツリ寄る形でセンターずれがあり、
その場合 センターが出ている状態よりも
スポークテンションの左右差が少なくなるはずなのですが、
反フリー側がヌルヌルでした。
ふつーに組んだら ふつー以下になるとは このことです。
私が 逆ハイローハブで左右同径同本組みをするということは
まずあり得ないので、実際にやってくれたサンプルとしては
有用なので助かります。

DSC01066amx6.jpg
↑フリー側
DSC01067amx6.jpg
↑反フリー側
光の加減で黒く見えますが、銀スポークです。
反フリー側のニップルを、フリー側と同じくらいまで
ねじ山が出るようにゆるめると ほぼセンターが出ました。

DSC01389amx6.jpg
組み換えました。
前輪は 全コンペロクヨン逆イタリアン組み、
DSC01390amx6.jpg
後輪は 全コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

前輪は ロクロク組みでも よかったかもしれません。
後輪は かなりまともになりました。
半コンペが予算的にOKではなかったので
全コンペで何とかしました。
アイアンクロスと比べて、張っていいリムだったのは幸いです。

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乗鞍を1時間切れなくなるホイール(重いコンダラ)を組みました  

先日、お客さん(一応)が
「職場の自転車チームで走りに行くときには(他の人がロードバイクのところ)
あえてシクロクロスで行くんですよ、そのほうが足が合うから」と
クソ生意気なことをほざいていて、重いホイールが欲しいというので
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組みました。
重いホイールを使えば練習になるのかというと、
ごく限定的な状況を除いては そんなことは無いというのが 私の考えです。
複数人で練習に行って、登りなりスプリントなりで駆け合いをして
一人ではまず出さない全力を出すことで
ほんのちょっとだけ自分の天井を叩いて上げる というのが
一番いい練習だと思うのですが、
例えば 登りで重たいホイールを履いていって
いつもの練習相手からも千切れて 下を見てダラダラ走る破目になると、
それは一人で練習しているのと変わりません。
レース機材か それに近いもので練習したほうがいい、という意見もあります。
このホイールとは全然別のお客さんに言われたのが、
例えば テニスで極端に重たいラケットを使って練習して、
本番で軽いものに換えたところで 調子が狂うだけじゃないのか
というようなことを言われたこともあります。
あと、普通のラケットなら返せるボールが
ラケットが極端に重たいために追いつけない返せないとなると
練習そのものが破綻していることになります。

先ほど書いた 重たいホイールが有効な限定的な状況というのは、
一人で練習に行って 登り坂に相手をしてもらうような場合です。
これも、極端に重たいホイールだと
バイクの振りの感触や コーナーやブレーキの挙動が変わるので
その点は要注意です。

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前輪はHB-5800 32H
全ストロングロクロク組みしんちゅうニップル、
DSC01869amx6.jpg
後輪はFH-5800 32H
全ストロングヨンパチ組みしんちゅうニップル結線なしにしました。
とにかく重量だけにこだわって もっと重たい仕様で組むことも可能ですが、
リムの精度が比較的ましなメーカーのもので ブレーキもそこそこ利き
ロードバイクに取り付けられるリム幅で 11S対応フリーボディにするとなると
このあたりが落としどころとなります。

落としどころと言いつつも「極端に重たい」練習機材になったのかというと・・・

DSC01867amx6.jpg
↑前輪です(念のため)。

DSC01872amx6.jpg
↑後輪です。

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RR585の名の通り 公称重量は585gです。
それはいいのですが、リム内径(ERD)582mmというのは
完全にウソなので要注意です。
以前にも書きましたが、DTのリムにある
Effective Rim Diameterを信用するとエライ目に遭います。
これは直径なので 半径にすると291mmになりますが、
私が今回使った数値は289.5mmです。
291mmで計算した場合のスポーク長さでは、
ホイールが組めないことはないですが ニップルの端面からスポークが飛び出します。

このホイールのお客さん(一応)ですが、
ライトウェイトのホイールを使ったときに乗鞍で1時間を切る奴なので
「絶対に乗鞍の1時間切りが出来なくなるホイール」というコンセプトで作りました。

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SES7.8の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから SES(スマートエンヴィシステム)7.8の
後輪を お預かりしました。
今回のものはWOリムで、78mm高です。

DSC01860amx6.jpg
ガーミンのあれが巻きつけてありますが、
クリスキングR45ハブ24H 黒CX-RAYヨンヨン組みを
まだまだ張れる程度で 組んであります。
乗り味が明らかに軟らかい(もちろんいい意味ではなく)ので
何とかならないかということですが、
この構成で増し締めしても知れているので
組み換えることになりました。

組み換え前が「クリスキングとENVEの無駄遣い」といっていいほどの
状態だったので、組み換えてもっと良くなると断言できるのがいいですね。

DSC01861amx6.jpg
↑これでも、思っていたよりは軽かったです。
WOリムの場合、リム高が低いとアルミリムのほうが軽くなるので
カーボンであるメリットは薄いのですが、
50mm高を超えてくるとカーボンリムのほうが軽くなります。
というより アルミリムで50mm高や80mm高の
リムというのが無いだけなのですが。
少なくとも、競技用として出ているものでは皆無です。

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組めました。

DSC01863amx6.jpg
黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
今回は お客さんがバイクに付けて乗って来られた後輪を
その場でバラして組み換えていますが、
以前から組み換えしたいと言っていたのを
私が お持ち込みの時期を指定して今日来てもらったので
順番抜かしをしたわけではありません。
今日あたりに来てくれといったわりには
なぜかたいへん忙しい日で、作業に入るまでに かなり待ってもらいました。
申し訳ありません。

組み換えてからそのあたりを ちょろっと乗っただけで「全然違う」と言われました。
まっすぐ走るようになったそうです。
じゃあ今まではまっすぐ走ってなかったのかと思いますが、
ビールを飲んで開口一番 生き返った!と言う あれと同じようなものかもしれません。
組み換え前の状態がしょぼかったので、
硬さの落差を作りやすかっただけなのですが。

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