のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レイノルズの32の前輪のハブを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さん(一応)から レイノルズの
THIRTY TWOチューブラーホイールの 前輪をお預かりしました。
相方の後輪は、当店におけるレイノルズ(あとはシマノ・ZIPP・FF山口など)の
一般的な扱いの例に漏れず カッチリに組み直していますが、
前輪をリーフハブにしてほしいとのことです。
組み換えるのが面倒くさい、というのではありませんが
これはメリットが薄い話です。
組み換えるのが面倒くさい、というのではありませんが。

完組みの状態では DTエアロライトのストレートスポーク仕様で
組まれていて、フランジ幅も超ワイドなので
リーフハブで組み換えるとすれば 黒CX-RAY首折れ仕様といったところでしょうか。

「スポーク比重65%の加工硬化されたスポークで
リムの許す限りの袋小路寸前のテンションで組む」 という条件が
組み換え前後で ほぼ同じ、違いはフランジ幅くらいとあれば
ハブ重量など多少違っていたとて 組み換え前の状態のほうが
総合性能が上に決まっています。
リーフハブの方が回転性能は上ですが、
このレイノルズのハブは玉当たり調整ができるうえ
ベアリング径も大きいので耐久性はリーフハブより上です。
もしこれが私物であれば、後輪を組み換えないことはありえませんが
前輪は そのまま使います。
というわけだ 持って帰るように。

あと 組み換えるの面倒くさい。

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↑前輪の重量です。
先日のコリマのVIVA MCCと ほぼ同重量です。
あちらは ホイール全体に占めるリムの重量が不明ですが、
私の見立てでは リム単体も同じくらいだと思いますので
これと同重量で はるかに硬いVIVAのほうが上位互換、
このリムを ストレートまたは首折れスポークでカンカンに張ったところで
VIVAの硬さには絶対にならないので
あれは汎用材料のホイールを超えた境地にある、という話です。

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バラしました。

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レイノルズのハブ

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リーフハブ

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組めました。

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リーフハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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確かに軽くはなりました。
フランジ幅の損失をスポークテンションで 取り戻せ・・・ませんが
私がリーフハブで組んだ20Hの前輪を、
とくに弱いとは言われないので 別に問題ないかとは思います。

体重が0.1㌧くらいの人であれば、完組みの状態には不満がなく
組み換え後の状態は横にヌルい気がする、
という評価になるかもしれません。

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アイオダイン2 27.5さん  

お客さんから クランクブラザーズのホイール、アイオダイン2をお預かりしました。
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クランクブラザーズのMTBホイールは XCレーシング用が「コバルト」、
エンデューロ用が「アイオダイン」というシリーズとなっており
末尾の数字が大きいほど上位モデルとなります。
ホイールに限った話ではないので アイオダイン2というハンドルバーや
コバルト3というステムやシートポストなどもあり ややこしいです。


これはアイオダイン2ですが、コバルト2というモデルもあり 価格も全く同じです。
アイオダイン2はリム幅が32.5mm、コバルト2は27.5mmで
お客さんの求める用途としてはコバルトのほうがいいのですが、
お客さんのMTBは27.5インチ規格であり、
それに対応するコバルトが無いので 仕方なくアイオダインにしたとのことです。
最近のMTBのハブの新規格にBOOST(ブースト)というのがありますが、
コバルト2は 29インチ・29インチブースト・27.5インチブーストという展開で
従来の27.5インチ規格がラインナップにありません。
アイオダイン2は 27.5インチと27.5インチブーストの2種類なので
前者を選べばOKです。
が、それだけではダメで 別売りのキットを使って
100/142mmスルーアクスルを 100/135mmクイックに変換したうえで
センター出しを希望です。

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リムから出ている餃子の羽根を引っ張ることでテンション構造としていますが、
従来のようなリム穴ではないので チューブレスリムを設計するのが容易です。
スポークヘッドは横が平らに潰してあるので、
丸断面スポークながら調整時に供回りが起きません。

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ハブから伸びている超ロングニップル全体が回ります。
強引に解釈すれば、スポークが短くなるので変形量が減るとか
超ロングニップル部分は実質アルミスポークだとか
ハブ体から伸びているニップルの部分までがハブに相当するとか
そういう見方もできるかも知れません。

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↑超ロングニップルに、3.2mm対辺のニップルレンチのつかみしろがあるので
汎用工具で調整が可能です。

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リヤハブは、まず左側の ポン当て式スルーアクスルエンドを抜きます。
圧入に近いので やや固めです。
そうすると ハブシャフトに12mmアーレンキー用の六角穴があるので、
右側の17mmハブスパナ対応の逆ねじエンドナット(上の画像)と
両方に工具をかけて ゆるめる形式となります。
クイックの右エンドナットは 5mmアーレンキー穴で、
ハブシャフトの12mmアーレンキーと共締めし
ポン当て式のクイック用 左エンドキャップを はめれば
142mmスルーアクスルを 135mmクイックに変換できます。

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142mmの暫定センターを見ていないので、
135mmにしたせいで ずれたのかどうかは不明です。
左のポン当て式エンドキャップの形状が
やたらと凝っているのはポイントが高いですね。

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センター出しをしました。

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↑クイック化した後輪
前輪は、スルーアクスルエンド時の暫定センターを見るぞ!と

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思っていましたが それを忘れてクイック化してしまいました。

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しかし、左右の区別が無い同寸法の
圧入気味ポン当て式スルーアクスルエンドキャップから、
左右の区別が無い同寸法の
圧入気味ポン当て式クイックエンドキャップに変更して
いずれもオーバーロックナット寸法が100mmなので、
前輪に関しては エンドの交換とセンターずれは関係がありません。

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で、ずれていました。
ディスク台座のある側(左側)の寸法を
右側に当てるとハブで空くということは、
「リムが右側にずれている」ということです。

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センターずれを修正しました。

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エラソーに インスペクションシートをホイールに くくりつけてありましたが、
その前にまず センターずれを出すなと思います。
804gとあるので これは前輪ですが、
ドライバーサイド・ノンドライバーサイドとあるのは
後輪と同じ向きだと解釈して それぞれ右と左ということです。
クランクブラザーズのホイールは、日本の代理店のサイトいわく
「左右完全対象のスポークデザイン(原文ママ)」らしいので
左右完全対称であれば スポークテンションは前後輪とも左右均等になるはずです。
実際、表を見ると 右側のほうがやや高めであるものの
左側の最高値が 右側の最低値を超えていて
左右同数スポークのオチョコありホイールではありえない
スポークテンションの左右差になっています。
先ほど、前輪は右側にずれていたわけですが
これを修正するには 左側を締めて上げるか
右側をゆるめて下げることになるので、
センター出しをした後のスポークテンションの左右差は
ほぼ同じくらいになっているはずです。

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WH-9000-C35-TUさん  

お客さんから C35のチューブラーホイールをお預かりしました。
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前輪は、タイヤ付きでも使用可能な簡易センターゲージでドンピシャ判定だったので
タイヤを剥がさず 横振れ取りだけをしました。
後輪は、明らかにずれていたので タイヤを剥がして点検しています。

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フリー側にリムがずれていました。良かったですね。
このホイール、のむラボホイール6号よりも かかりが悪いというか
引きずる感じがして走らない(お客さんの感想)とのことですが、
このセンターずれを 反フリー側の増し締めだけで直せば
確実にホイールがカッチリになります。

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直りました。
が、この程度のスポークテンションの多寡で
ホイールが劇的に化けることはありません。

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20インチリムとディスクブレーキハブで後輪を組みました  

お客さんから ETRTO406の20インチHEリムをお預かりしました。
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↑すでに完成の図
リムサイドまで真っ黒アルマイトの片ハトメ32Hリムですが、
ディスクブレーキ専用リムであるようです(理由は後述)。

オーバーロックナット寸法135mmのクイック式リヤディスクハブで
黒くて安くて比較的品質がいいもの、という条件だったので
デオーレのリヤハブにしました。

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FH-M615ハブ32H 黒全コンペヨンロクJIS組み結線なしです。
最終交差は編んでいます。これは20インチリムですが、
16インチあたりから穴数次第で 交差を編まないほうがいい場合があります。

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ヨンロク組みは右落とし・・・なのはイタリアン組みのときです。

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今回はJIS組みなので 左落としとなります。
手が覚えているので たまに間違えてしまいます。

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リムサイドですが、外周側に向かって狭くなるテーパーがかかっているので
リムブレーキには対応していません。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボホイール

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レーシングゼロ カーボンさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンをお預かりしました。
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お持ち込みされたのは代理の人なので、
これのオーナーではありません。
点検ですが、ちょこっと振れ取りをしただけで済みました。
1000kmほど使っているそうです。

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ミシュランのラテックスチューブを使っている痕跡がありますが、
カーボンWOリムにラテックスチューブは避けたほうが無難です。

あと、後輪の回転がタルい気がすると
オーナーが言っているらしいですが、なかなか鋭いですね。
確かに、リヤハブの回転はスムースながら やや重いです。
ただ、あと5000kmでも使えば こなれて ちょう度良くなると思われるので
何かする必要はありません。が、一応 手出しはしました。

まず、リヤハブからフリーボディを抜いた「フロントハブ状態」の回転の軽さを
お持ち込みされた代理の人に確かめてもらいました。
それからグリスのちょう度をちょう度良いところにいじって 回転を軽くしました。
これは経年使用で軽くなるのとは作用が異なります。
再度 代理の人にフロントハブ状態の回転を確かめてもらったところ
かすかながら確実に軽くなっているのは見てもらえました。
ただ、ハブシャフトを手で触ったときは確実に感触の違いは分かるものの
実走でそれが分かるかどうかは 私としては正直疑問です。

グリスの硬さや粘さの具合のことを 稠度(ちょうど)と呼びますが、
「稠」は常用漢字ではないので ちょう度と表記することが一般的です。

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なので 漢字テストに このような問題が出ることもありません。たぶん。

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ボーラ ワン 35さん  

某FJTから ボーラワンをお預かりしました。
今から書くことは封印していたのですが、
某FJTが「書いてもいい」とのことなので書きます。
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自転車工房ハイランダーで買ったボーラ ワンです。
仕入れた問屋さんはポディウムでしょうか。
某FJTさんは海外通販に精通しているので、
このボーラワンが いくら安かったとしても
知りうる中で 最も安く買う手段でないことは確実です。

それにも かかわらず わざわざ篠山で買う理由は、ひとつしかありません。
新規にショップを始めた知り合いに対して、
お金を落として 買い支えてやろうという「気持ち」です。
実際に、ご祝儀のような意味で注文したと言っていました。

という経緯のホイールなのですが、購入1年後に整備を頼んだところ
「G3組みは振れ取りできない」という理由で断られたので
当店に持ってきたということです。
さわれないもん 売るなや。
後の面倒も見れないのに売りっぱなしというのでは、
実店舗販売の意味がありません。

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右エンドナットがゆるんでいました。
画像の状態は少し手でゆるめていますが、
「手でゆるんだ」わけではありません。
ある程度 ゆるんでいたということです。
販売前の点検で締めていれば 後からは まずゆるみません。

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変速やペダリングによって
スプロケットごとフリーボディが左右に動いていたらしく、
ハブシャフトに擦った跡があります。
フリーボディ外側のベアリングが腐っていたので交換しました。

カンパニョーロのフリーボディの外側のベアリングが
とくに傷みやすいというコメントをいただいていますが、
それはまた 後日に書きます。

当店で点検したあとに某FJTがハイランダーに確認したところ、
販売前の点検はしていないと認めました。
こういう場合 やってもいないことを「やった」と
しょーもないウソをつく奴だったので、
少しはまともになったのかと感心しました。

当店は自転車工房ハイランダーのスカタンのケツモチを
しょっちゅうしているのですが、
今までは 書かないか 店名を伏せていました。

純粋なスカタンは置いておいて、お金をもらう根拠が薄い仕事や
段取りがおかしい事例が多々あるのが目立ちます。

サーベロのフレームに非真円ギヤを取り付けているバイクで、
アルテグラのフロントメカが変速がおかしいからと
デュラエースのフロントメカに交換したという話。

スラムのフォースのリヤメカの変速がおかしいからと
度々持ち込んだところ 持ち込むたびに金を盗られ、
何度目かに 事前の了解なく新品のフォースのリヤメカに交換されたので、
なぜ交換したのか訊いたところ「プーリーが割れてました」と言うので
それならプーリーだけ換えればいいだろ そのリヤメカ見せてみろと言ったら
「もう捨ててしまって無いです」という対応をされたという話。

イーストンのR4SLハブのセラミックベアリングがゴリゴリなので
新品のセラミックベアリングに交換してくれと預けたところ、
「出来ました」と連絡があったので 取りに行ったら
「セラミックベアリングが無かったので鉄球ベアリングにしときました」
と言われたという話。
出来ました、は おかしいだろ セラミックベアリングが無いと事前に伝えて
それに対して じゃあやめとくわとか 鉄球にしといてくれとかいう選択を
お客さんにしてもらうべきだろーが。

トレックのレディース用マドンで、
ペダルを漕ぐとカチャンカチャンと異音がするということで
リヤメカを105から(おそらくはその場に在庫があった)ティアグラに
交換したものの、カチャンカチャンの原因は
チェーンの中に動きがシブいコマがあったためなので
リヤメカの交換は全く不要だった話。

私がリムセメント3重張りで張ったシクロクロスのチューブラータイヤを、
リバースエンジニアリングでもしたかったのか
お客さん(某FJT)の了解なく勝手に剥がした話。
シクロのフレーム預けたら ワンシーズン店の壁に磔だったというのも
某FJTの話。
預けたロードバイクのフレームに雨が乾いた水垢、タイヤに泥、
チェーンにゴールデンレトリーバーの毛が付いて返ってきて
これ絶対 外に長期間 放り出してたやろ、となった話も 某FJTです。

別に頼んでもいないのに
デュラエースのチェーンより高価な 金色の軽量チェーンに交換されて
「金色のチェーンに換えときました!カッコいいでしょ!」と言われたものの
内心 別に金色がカッコいいとか思っていないのに
しぶしぶ金を払ったという話。

わざわざ篠山まで自走で行ってピナレロのヘッドのガタ取りを頼んだら
帰りの道中で 元の状態よりもガタガタになって怖い思いをしたという話。

シクロクロスのアウターを白・赤・白で組んで
「日の丸カラーで組みました!」と言うも
お客さんは そもそもそんなこと頼んでいないという話。

インテグレーテッドシートチューブをカットした後、
カーボンが断面からササクレてくるのを防ごうとして
アロンアルファを付けようとしたところ、
シートチューブにブビッと とんで どうしようもなくなった跡を
削って 色を塗り(フレームの色は黒)、
お客さんの家まで配達したところ その場で誤魔化しを看破された話。
お客さんが この件を上司に相談したのかと訊いたところ
「相談していない」というので、お客さんが気付かないか
泣き寝入りすれば 御の字というわけですね。

赤いサーベロを店内で倒して10円玉ほどの塗装欠けを作ってしまい、
ホームセンターで買ってきたタッチペイントで補修を試みるも
赤の色味が合うはずもなく、塗っては ぬぐい
また塗ってと繰り返すうち 塗料も溶剤なので
塗装欠けが500円玉大になったところを
私の友人(塗装ができる)に泣きついて こっそり補修してもらったという話。
その友人が引き受けた条件は 俺が直したと誰にも言うな、です。

おっと、シルベストサイクルのときの話も書いてしまいました。
とにかく、仕事の内容に対して工賃が不可解に高いことが多いことと
お客さんにお伺いを立てず 独断専行で作業を進めたり
高価なパーツを勝手に取り付けたりする例が非常に多いのが問題で、
そのケツモチが 私に飛び火することも多いのです。
それは今現在でもそうでして、

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某FJTからタイムのワールドスターをお預かりしました。
1年前くらいに組んだらしいですが、バーテープが汚れていません。
自転車工房ハイランダーにて スーパーレコードで組まれたものですが、
一度乗ってコーナーで死にかけたので それからは全く乗っていないとのことです。
「このほうがアウターのラインがきれいなので!」という理由で
ブレーキを左前で組んだらしいですが、某FJTは右前ブレーキです。
このレベルのことを勝手にやるというのは、頭がわいてるんじゃないでしょうか。

追記:
コーナーに差し掛かるまでブレーキが左右逆なのに
気付かないほうもどうかと・・・というコメントをいただきましたが、
ブレーキが左右逆であることは 渡された際に聞いたので
事前に知ってはいました。
で、乗ってみたらやっぱり無理だったという話です。
一応乗ってみる某FJTかわいい。

9000デュラエースに組み換えてほしい(もちろん右前ブレーキで)ということですが、
それはいいとして 4月2日の舞洲の帰りに 取りに寄りたいとか言ってます。
このくそ忙しい最中に こういうのが挟まるのが まず迷惑、
店の中が狭くなるのが また迷惑です。
これ、スカタンのケツモチではなく スカタン以前の問題じゃないでしょうか。

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ボーラ ワン ブライトラベルさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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ボーラ ワン 50ではなくボーラ ワンです。
リム高は50mmで チューブラー仕様しかなかった時代のモデルです。
内蔵ニップルなので タイヤを剥がさないことには整備ができませんが、
お客さんは 本当に命拾いしています。

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とくに必要を感じませんでしたが、
お客さんの希望なのでオーバーホールをしました。

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センターずれありを

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修正しました。

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作業前にタイヤを剥がそうとしたところ、
ズルッと手が滑ってタイヤが一気に剥けましたが

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チューベラーテープの剥離フィルムの剥がし忘れがありました。
お客さんが自分でやったわけでなく、
篠山の自転車工房ハイランダーで張ったとのことですが、
あいつは私に迷惑をかけるしか能が無い しょーもない奴です。

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ボーラ ワン 35 ダークラベル クリンチャーさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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点検に際しては、とくに書くことがありません。

珍しくタイヤ付きの画像を撮りましたが、
ついでに バルブ穴カタカタ音防止ガード(バルブ ブッシュ)について
書こうと思います。

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2WAY-FITのアルミリムと ボーラなどのカーボンリムには
バルブ穴にブッシュが付いていますが、
2WAY-FITは90°位相で4つ爪、
カーボンリムは180°位相で2つ爪で
爪の長さも違います。

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いずれの爪もバルブが通りにくいのですが、
とくにカーボンリム用の2つ爪は それが顕著です。
バルブで爪を押した結果 どこかにとんでいったまま、
上の画像の状態で使っているという例も 多々見てきました。
このバルブブッシュは当店の常備在庫パーツでもあります。

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こういう2つ爪になっているのですが、これの取り付け方向で
バルブの通しやすさが変わります。

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リムの前後方向に取り付けると 爪の開きしろがあるのですが、

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左右方向に取り付けるとリム内部のアールに押されて
爪が少し閉じるようです。
この状態でも(普通はやりませんが)内周側からは バルブがスッと通ります。

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あと、バルブにねじ山が切ってある場合 そのぶんだけ外径が痩せるので
ねじ山無しのバルブより通しやすいです。

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延長バルブを使う場合、中継ぎ式はバルブと同じ外径ですが
かぶせ式の場合はバルブそのものよりも外径が大きくなるので
バルブブッシュには まず通りません。
カンパニョーロのホイールに延長バルブが付属している場合
昔はかぶせ式だったのですが、今は中継ぎ式になっているのは
これと関係があると思われます。

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↑中継ぎ式
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↑かぶせ式

バルブブッシュを前後方向に取り付け、そのうえ ねじ山ありバルブであっても
2つ爪のものは かなり通しにくくなっています。

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そういう場合は、

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↑爪の この部分をテーパー状に削ってください。
これで かなり通りやすくなります。

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ところで先日、上の画像のボーラに
ほぼ不可能であるはずのかぶせ式延長バルブが通っていました。
何故なのかというと、

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バルブブッシュが新型になっていました。
こっそり変更しているということは
それなりに苦情があったということです。

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ボーラ ウルトラ ツーとボーラ ウルトラ 80さん  

お客さんから ボーラ ウルトラのツーと80をお預かりしました。
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バレットなどと同じく、80mm高リムの後輪になると
G3の束が1つ減り 18Hとなります。
前後輪の単品売りをそれぞれ買うというのが難しいはずなので
お客さんが どうやって この組み合わせで入手したのかは不明です。

もしこの組み合わせを 同じ年にそろえたのであれば、2014年で確定です。
ボーラ ウルトラ ツー(TWO)というモデルは、35や80が出る以前からあったので
わざわざ断りを入れなくても 必ず50mm高リムなのですが、
2014年は従来のツーに加えて 35と80がデビューした年であり、

2014年は
BORA ULTRA 80  外出しニップル
BORA ULTRA TWO 内蔵ニップル
BORA ULTRA 35  外出しニップル
BORA ONE      内蔵ニップル
BORA ONE 35    外出しニップル
という仕様になっています。
新しいリム高のモデルは 外出しニップルということです。

これが2015年だと
BORA ULTRA 80  外出しニップル
BORA ULTRA 50  外出しニップル
BORA ULTRA 35  外出しニップル
BORA ONE 50    外出しニップル
BORA ONE 35    外出しニップル
という仕様になり、50mm高リムはモデル名が変更(50を名乗る)になっています。
50mm高リムは仕様変更が1年遅れている、ということです。

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↑というわけで、同年モデルで
この組み合わせになるのは2014年だけとなります。

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ボーラ ワン 35 ブライトラベル クリンチャーさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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↑前後輪・・・ではありません。どちらも前輪です。
1本は振れ取り希望、もう1本は新品で点検希望です。

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後輪は新品の点検の1本だけです。
同じホイールを2ペア持っているのは、ボーラワン35を買ったところ
気に入ったので 買い足したとのことです。

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ボーラ ウルトラ ツー チューブラーさん  

お客さんから ボーラ ウルトラをお預かりしました。
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チューブラータイヤが張ってありましたが、
内蔵ニップル仕様なので外さないといけません。
全く振れていなければ その必要もなかったのですが、
前後輪とも 取れる振れが見受けられたので そういうわけにはいきません。

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ボーラ ワン 50 ブライトラベル クリンチャーさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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ワイドリム化&外出しニップルの新型です。
センタードンピシャ、振れほぼ無し、つまり 書くことは とくにありません。

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シャマルウルトラのリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 初代シャマルウルトラの後輪をお預かりしました。
以前に これの前輪のリム交換をしたことがあるのですが、
金シャマルのリムは廃版なので 黒シャマルのリムで補修しています。

リム交換~助けてちょんまげまでは(→こちら)、
助けてちょんまげの顛末は(→こちら

この後輪も、前輪ほどではないにせよ ビードフックの変形があるので
もし修理が可能なら直してほしいとのことです。

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びふぉー
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あふたー
けっこうきれいに直りました。
お客さんの第一希望が「黒リムへの交換」でなければ この状態でも十分に使えます。
ただ、今回のリム交換が完了した時点で お客さんの手には
金シャマルが1ペア、黒リム化した元 金シャマルが1ペアという状態になるので
前者の補修用にするということです。

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金シャマルですが、リムとステッカーの供給は終了しております(生産終了&在庫無し)。
スポークのみ入手可能ということなので、
今後の修理に際して フロント・リヤ右・リヤ左用の それなりの本数を仕入れておきました
(これ以降のシャマルウルトラ(メガG3)はフロントとリヤ右が同じ長さで共有ですが、
初代は3種類のスポーク長さになります)。
結局は杞憂でしたが、作業中にスポークが折れた場合に
すぐ対応できるようにしておきたかったというのも理由です。

上の画像、ステッカーが ペリッていますが 同じステッカーは廃版です。

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↑これは以前に修理した相方の前輪です。
このリムはステッカー無しが仕様となり、
シャマルウルトラのダークラベルステッカーを後から貼っています。
ステッカー無しなのには理由があり、
このリムは シャマルウルトラとユーラスとで同じ品番だからです。

リヤホイールがメガG3化して以降は
シャマルウルトラはカーボン胴ハブ/USBベアリング、
ユーラスはアルミ胴ハブ/鉄球ハブという点が仕様違いで リムは同じものです。
この辺りの差別化が難しいと思ったのか
フルクラムではレーシング1を廃版にしています。

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メガG3以前では、シャマルウルトラとユーラスでリムが違います
(ユーラスがしんちゅうニップル仕様でリム穴径がやや小さい、
リムの切削が 角いか丸いかなど)。
なので シャマルウルトラ「専用」リムであるメガG3以前の このリムは
始めからステッカーが貼ってあるのですが、

DSC04727amx6.jpg
「この当時のリムで、これの相方のダークラベル」という
組み合わせは純正には存在しないので

DSC04731amx6.jpg
DSC04730amx6.jpg
作るしかありません。

DSC04733amx6.jpg
金リムに黒リムをくくりつけて スポークのお引っ越しをすれば
作業的には楽なのですが、ハブ体を洗いたいのでバラしました。

DSC04734amx6.jpg
シマノ10Sフリーボディが付いていますが、
これは 11Sフリーボディへの交換をご希望です。
スプラインに付いている茶色いのは錆びではなく、
チタンネジなどの焼き付き防止に使う 銅粉入りのプレップグリスです。
塗布した意図は知りませんが。

DSC04735amx6.jpg
フリーボディの爪起こしバネは 要交換な程度に変形していますが、
フリーボディそのものを交換するので そのままにしておきます。
一応 洗浄はしてます。

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ハブを超音波洗浄しました。

DSC04737amx6.jpg
↑右がフリー側、左が反フリー側のスポークです。

DSC04738amx6.jpg
びふぉー
DSC04740amx6.jpg
あふたー
スポークも可能な限り洗いました。

DSC04741amx6.jpg
この時代のアルミニップルですが、めっきが剥げてきます。
実際、多少は表面がわいていますが それほどひどくないのと
バラす際に固着ニップルが ひとつも無かったので
洗浄して使い回すことにしました。

DSC04751amx6.jpg
フリーボディ無しで ほとんど組めました。

DSC04753amx6.jpg
最終的なセンター出しに フリーボディが必要なので
組み上がりまでには取り付けています。

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組めました。
DSC02231amx6.jpg
相方の画像を並べてみました。

DSC04756amx6.jpg
金シャマルの前輪も同時にお預かりしていて、
これも オーバーホールをご希望です。

DSC04754amx6.jpg
ハブとリムにジットリとした油汚れのようなものが回っていました。

DSC04755amx6.jpg
ハブのオーバーホールをしました。
再組み立て後 うっすらセンターずれありでしたが、
幸いにもちょっと振れていたので 振れ取りついでにセンター出しができました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号のリム交換をしました  

お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。
DSC04695msn.jpg
前輪が銀ハブ黒リム 後輪が黒ハブ銀リムで
スポークは銀ヌポークと 黒反ヌポーク、
ニップルの色はスポークと反転、という風にして組んだ
くじ引き大会の景品用ホイールですが、
リムに物をぶつけて変形させてしまったので交換することになりました。
リムがポテチになっているのは知っていたのですが
それでも強引に横振れを取ったところ、
テンションがほぼ抜けるスポークが発生しました。
忙しかったのでそれで一度 渡したのですが、
すぐに振れが出ます。やっぱりあかんか。知ってた。

リム交換をするのですが、
TniのAL22の28Hの銀リムは現在欠品中です。
そしてAL22リムに黒の28Hは存在しません(今のところ)。
AL22と同じ(というか元ネタの)XR200の黒の28Hは
当店に在庫がありますが、潤沢な本数ではありません。
仕方が無いので使いますが。

DSC04696msn.jpg
リムのお引っ越し中・・・

DSC04697msn.jpg
組めました。

DSC04698msn.jpg
ハブとスポークは使い回し、ニップルも ほとんどは使い回しています。
使い回せなかったニップルは、前回の姑息的処置の際に
強力な ねじ止め剤を塗布したニップルで、
全く ナメさせずにゆるめるのが難しかったからです。

DSC04699msn.jpg
結線ハンダ付けしているホイールの振れ取りは可能ですか?
ということを たまに訊かれますが、
振れ取りも可能ですし リムのお引っ越しも可能です。

category: のむラボホイール

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キシリウム125のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから、落車に巻き込まれてほとんどのスポークが変形した
キシリウム125をお預かりしていたのですが、
片側5本連続のスポークが無事なのを除いて
残り全てのスポークが要交換という状態でした。

という状態のホイールのリムが無事なわけはなく、
相当なポテチになっているのでリムも要交換です。

DSC04675msn.jpg
このホイール、創業年の表記はありますが ××××/6000の
シリアルナンバーがありません。
これは、このリムがすでに補修用のリムだからです。

DSC04700msn.jpg
新しいリムとスポークに交換しました。
無事だったスポーク5本は使い回しています。
このハブに対して組み付けられるリムは3本目です。
2本目は(→こちら

追記:
リンク間違ってませんか?というコメントをいただきました。
これで合っております。
キシリウム125のリムが破損→コスメチックスポーク(黄色スポーク)が別売りだと知り
黄色スポーク4本で組み直す(それがリンク先の状態)→
正月の鈴鹿で落車に巻き込まれスポーク5本を残して全滅(この記事 冒頭の状態)
という経緯になります。

category: のむラボ日記

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復活!蟹光線!!(キシリウム500さん)  

アメコミのキャラクター並みに「死んだこと」に リアリティが無い蟹光線ですが、
生き返らせるプロセスは毎回 面倒です。
じゃあ死んだことにするなという話になるのですが。
去年の10月14日のコメントに「記事件数が3000を超えたのを記念して
蟹光線を復活させてはどうですか?」というのがあったので、
この記事は3312件目とオーバーランしていますが
3000に絡めて復活させたいと思います。
DSC04678amx6.jpg
柿落としの罠にかかり バラバラになった蟹光線は、
原住民の手によりゴミ捨て場に投棄されてしまったのであった!

DSC04679amx6.jpg
ゴミ捨て場に落雷が発生し 奇跡的に再起動を果たした蟹光線であったが、
そこに同じく投棄されていたセガのSC-3000と融合した結果

DSC04680amx6.jpg
「蟹光線3000」として復活し、

DSC04681amx6.jpg
左わき腹にSC-3000用カートリッジのスロットを備え、
従来の思考プロセスに Z80A 8ビットマイクロプロセッサCPUを付加し
復活以前以上の演算能力を手に入れたのであった!

「コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!」

DSC04604amx6.jpg
DSC04603amx6.jpg
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こりまノ VIVA MCCデス!

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きしりうむ125+125+125+125デス!
因ミニ 全テ ふろんとりむデス!
↑やーめーろー!


おまけ
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蟹光線の復活がもう少し遅れていれば
「ガザ美」というキャラクターにバトンタッチする予定でした。
タイワンガザミがモデルなので 台湾製パーツのOEM事情に
異常に詳しいという 危険な一面があります。
今後の出番はありません。

category: 新手のスタンド使い

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初代レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロの後輪をお預かりしました。
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赤ネクタイスポークの初代モデルで、カンパニョーロ用フリーボディが付いています。
ゴクッと横振れがある位相のスポークを よく見ると

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↑スポークが曲がっています。

DSC04687amx6.jpg
スポークを交換して 振れ取りもしました。
リムがフリー側に寄っていました。

DSC04688amx6.jpg
お客さんお持ち込みの シマノ11Sスチール製フリーボディに交換しました。
10Sで使うので スペーサーも取り付けています。

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ネクタイスポークも たまに需要があるので(→こちら)、
本数は多くないですが 常備は努めています。

category: のむラボ日記

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EC90エアロさん  

お客さんから EC90エアロをお預かりしました。
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前輪は センタードンピシャ振れほぼ無し、
後輪は 振れほぼ無しながら

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センターずれがありました。
過去に振れ取りの履歴があるとのことですが、
イーストンの吊るしの後輪が これほどずれているとは考えにくいので
過去の横振れ取り「だけ」作業の際にずれた可能性が高いです。

category: のむラボ日記

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ラピーデCLX32さんと アルピニストさん  

お客さんから ローヴァルのCLX32をお預かりしました。
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新品です。
買った その足で 当店に点検にお持ち込みされています。
前後輪とも センタードンピシャで 振れもほぼ無しでした。

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ようやく分かってくれたか。
ちょっと前のローヴァルは、そこそこ以上のリム高であっても
頑なに 丸バテッドスポークで組まれており、
ねじ止め剤が効いて以降の振れ取りが非常にやりにくかったのですが
ついにエアロスポークを採用してくれました。

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同じお客さんから、同じくローヴァルのアルピニストSLをお預かりしました。
かつてスイスストップのイエローキングを使っていた痕跡が ブレーキゾーンにあり、
やや熱ダレで変形をしていますが ギリギリ使えないではありません。
現状はブレーキシューをブラックプリンスに変更しているので、
ブレーキをかけっぱなしで峠を下らない限りは
熱ダレの症状は これ以上悪化しないと思われます。

熱ダレのデコボコを微細な横振れとすると、
絶対に振れが取り切れないので 妥協点を下げました。
ブレーキ時以外にシュータッチをするような横振れはありません。

ローヴァルが全てのリム高で 丸スポークを採用するよりも
さらに前のモデルなので、これもエアロスポーク仕様です。

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ALPINISTではなく ALPINISTEなところに
元はフランスのブランドだった名残があります。

category: のむラボ日記

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銀輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 銀の後輪をお預かりしました。

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リムのメーカーは不明で ハブはノヴァテック製、
スポークは14番プレーンで ニップルはセミロングのしんちゅう、
組み方は 32Hロクロクイタリアン組みになっています。

リムがポテチ状態で、振れ取りでの修理は不可能です。
リムの交換をすることになったのですが
14番プレーンスポークなので フリー側のスポークを切り詰めれば
ヨンロク組みなどにも使い回せます。

DSC04694amx6.jpg
スポークは台湾のリッチマンズというブランドのものですが、
製造元は ピラーです。
組み換えに際して なるべく低予算で行きたいところなのですが、
再使用がためらわれる感じがするので 使い回しはやめました。

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ハブ以外を交換しました。

DSC04692amx6.jpg
AL22(XR200)リム32H 全コンペヨンロク組み結線無しで、
ニップルはアルミにしました。
リムはお持ち込みではなく 当店で仕入れたものなので、
形式上は「お持ち込みのハブで のむラボホイール5号を組みました」でもあります。

category: のむラボホイール

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モントリオール メタドールオロで後輪を組みました  

一昨日、スポークが無くて組めなかったホイールを組みました。
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リムはアンブロージオ モントリオール メタドールオロです。

メタドールオロという呼び名について、
「la médaille d'orはフランス語で
ラ・メダイユ・ドールと読むようです 」
というコメントをいただきました。
フランス料理で メダル型の丸い肉の切り身をmédaillon(メダイヨン)と呼ぶように
確かにそうなのですが、
super champion(スーパーチャンピオン)というリムメーカーが
かつて存在しておりまして(ウォルバーに買収された)、
フランスのメーカーなのに なぜかシュペールシャンピョンとは呼びません。
そのスーチャン(と よく略します)にmédaille d'orというリムがあるのですが、
輪界ではなぜかそれをメタドール オロというカタカナで表記するのが習わしなので
これもメタドール オロとしました。
おそらくは、当時の輸入代理店が そう表記したのが始まりだと思われます。

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FH-6401(実質6402)ハブ32H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
リヤハブを振るとカラカラと音がしますが、
これは フリーボディの空転部分の小さな鋼球の並びに 一玉弱のすき間があり、
そのすき間の位置が変わることによるもので異常ではありません。

あと、7400デュラエースに付いていた9Sスプロケットと、
それにかぶせてあったギヤカバーとしての軍手をお返しし忘れておりました。
これの出荷時に同梱しておきます。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。
一昨日、リムのステッカーの糊残り剥がしと
ハブにスポークを通した時点で断念した件の続きです。

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リーフハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボホイール

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VIVA MCCさん  

お客さんから コリマのVIVA MCCをお預かりしました。
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バトンホイールやディスクホイールと同じく、
振れ取りやセンター出しなどの調整要素はありません。
(センター出しについては 多少の例外はありますが)

ハブの回転が もし少しでも悪ければ、
セラミックスピードのベアリングに打ち換えてもいいとのことですが
そうする必要は無いと判断したので そのままにしています。

DSC04611msn.jpg
ステッカーを剥がしてありますが、貼ってから剥がすまでの間の
退色の差で うっすらと文字が読めます。
画像の部分は CORIMAのCOです。

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コリマの このアルマイト(めっき?)のハブですが、
ドット状の腐食が出てくるのが避けられません。
新品のときは 水銀のような光沢があってかっこいいのですが・・・。

DSC04600msn.jpg
前輪のホイールセンターですが、

DSC04599msn.jpg
左側のエンドにゲージを当てて

DSC04601msn.jpg
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右に当てると こんな感じです。
リムが右側に寄っています。

DSC04607msn.jpg
DSC04608msn.jpg
後輪は こんな感じです。リムが右側(フリー側)に寄っています。
構造上、どうしようも無いので こういうものだと知ったうえで使うしかありません。
ワッシャやスペーサーなどを 間に噛ませて厳密にセンター出しをする、
というのはホイールの固定の妨げになるので してはいけません。
オススメしません、ではなく安全面からの禁止です。

どのみち やらない上で書きますが、
リムが反フリー側に寄っているのであれば
反フリー側のエンドを伸ばせばいいわけですが、
この場合はフリー側に寄っているので、
フリー側のエンドを伸ばせば変速調整の位置も変わります。

DSC04597msn.jpg
DSC04606msn.jpg
スポークは、ヤマアラシさん方向だけを残すという
理に走りまくりの構造ですが、びくともしません。
この構造ゆえ前輪にも左右の区別があります。

私は リム単体での ハイト/ウェイトレシオという表現を使うことがありますが、
ホイール全体での スティフネス/ウェイトレシオというのもあります。
「ホイール全体の重量なりの剛性」です。

例えばレーシングゼロのWOホイールですが、
明らかに手組みホイールを超えています。
「レーシングゼロよりも俺の組んだホイールの方が走る!」と断言するなら
(なんか昔そんな人がいた気もしますが)、
「レーシングゼロと同重量で より硬いホイール」か
「レーシングゼロと同じ硬さで より軽いホイール」の条件を
どちらか ほんの少しでも満たせばOKということになります。
が、私の見立てでは それは不可能です。

まず、レーシングゼロより軽いホイールを組むことは簡単です。
のむラボホイール5号のほうが断然軽いです。
しかし、のむラボホイール5号は レーシングゼロほどの硬さにはできません。
また、36Hと太いスポークで可能な限りガチガチに組めば
レーシングゼロ「並み」の硬さのホイールは一応 組めます。
(並み、というのは横は勝てても 縦は無理な気がするからです)
しかし、そのホイールは間違いなくレーシングゼロより重たくなります。
そもそも汎用の材料で レーシングゼロの
スティフネス/ウェイトレシオを超えられるなら
フルクラムは特別な材料(とくにアルミスポーク)で ホイールを作る必要がありません。
ただ、レーシングゼロも 完組みホイールなので
どこで誰がどんな風に使うかという想定を
かなり高い側に持っていかないといけません。
例えば 体重0.1トンの人が下りで80km/h出しても ビビらない、といった風に。
そんなホイールは、そこまで体重やパワーの無い人が使うぶんには過剰剛性であり
ある乗り手にとってヌルいと感じる閾値(当然 人によって違う)を
下回らない範囲であればホイールは 軽ければ軽いほうがいいです。
(軽くしすぎてヌルく感じたらNG)
というわけで、のむラボホイール5号をヌルいと思わない人は
レーシングゼロより軽いので そちらを使えばいいということですし、
もしヌルいと感じるなら、私は乗り手の体重に係わらず
スポークテンションは袋小路寸前に張るので
あと変更可能な要素はスポークの本数と番手、
それとリムそのものです(1号のリムにする、など)。
その辺りを 乗り手に応じて調整できるのが、手組みホイールの利点です。
ただ、スティフネス/ウェイトレシオで レーシングゼロの完全上位互換になる
ホイールを組むのは不可能です。

ここで、例えば シマノのC24のWOホイール以上のレシオの
手組みアルミWOリムホイールが組めるのかと言われれば、組めます。
FFWDのF4R以上の手組みカーボンチューブラーリムを
組めるかと言われても、組めます。
別に これらのホイールが悪いというわけではありません。
スチールスポークの完組みホイールが相手なら、たいていの場合
それを超える手段や構成が 経験上分かっているという話です。

前置きが長くなりましたが、
このコリマのVIVA MCC、剛性が高いうえに 非常に軽量なのです。
これのスティフネス/ウェイトレシオを超えるのは
手組みホイールでは無理ではないでしょうか。
280gくらいのリムを渡されれば、VIVA MCCより
うっすら軽いぐらいのホイールを組むことは出来ると思います。
が、その手組みホイールがVIVA MCCより 硬いとか
かかりがいいと言われるように仕上がるイメージが 全く湧きません。
先ほどのレーシングゼロと同じで、
ヒルクライム限定の飛び道具として 200gのカーボンリムでホイールを組み
ある乗り手にとってヌルいと思わないうえ VIVA MCCより軽いホイール、
というものを組むことは可能ですが 剛性基準で考えると
これの上位互換ホイールは組めないという話です。
それが出来るならコリマは 12本カーボンスポークのホイールを作る必要がありません。

こういう話をするのであればVIVA MCCの重量を明かすべきなのですが、
残念ながら それは私には出来ません。

そしてそれをしていた「奴」は・・・すでに死んだ!








↓蟹光線復活ボタン

category: のむラボ日記

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モントリオール メタドールオロで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
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今日組んだホイールは 昨日の旧エアロ1と同じお客さんのものですが、
7400デュラエースハブのオーバーホールもお願いされていたので やりました。

DSC04639amx6.jpg
ダストキャップの内側にデルリンっぽい 白いリングが入っていますが、

DSC04640amx6.jpg
ダストキャップを回すと 白リングにあいている穴と位相が合うところがあるので
グリスガンでグリスを注入することも出来ます。
バラしてグリスアップしたので今回は関係ありませんが、
ダストキャップの穴が白い=穴が通っていない、ことは確認しないといけません。

今日もホイー(以下略)。
DSC04641amx6.jpg
今日組むホイールは 6400ハブです。
600というコンポのグレードですが、
600→600アルテグラ→アルテグラという流れなので
デュラエースの次のグレードということになります。
シマノ・サンテ?ああ ありましたね デュラとアルテの間に。

DSC04642amx6.jpg
ハブの回転を見た限りではバラす必要を感じなかったのですが、
お客さんの希望であることと 長い間 何もしていないそうなので
オーバーホールをしています。
玉押しの筋も きれいに付いていて、虫食いなどはありません。

冒頭のデュラエースと違い ハブ単体の状態なので
ややシブめで玉当たりを調整すれば
スポークテンションで ちょうどの軽さになるはず・・・という目論見は
だいたい当たりはしましたが 後から少しだけ調整を要しました。

DSC04643amx6.jpg
DSC04644amx6.jpg
リヤハブは、オーバーホールをしてよかったと言えると思います。
ダストキャップに FH-6401とありますが、
6401はオーバーロックナット寸法126mmで 7Sフリーハブであるはずのところ、
このハブは6402の中身を移植したようで130mm/8Sフリーボディになっています。
つまり、この時代のシマノは前規格のユーザーを切り捨てずに
ちゃんと対応していたということです。
「ユーザーのほうで勝手にパーツを換えただけだろ」と言われるかも知れませんが、
7900のハブに9000のフリーボディは付かないので(→こちら
7Sハブを8S化するように 10Sハブを11S化するのは無理です。
ユーザーのほうで勝手に換えることができない罠を
わざわざ仕込んでいる点が違います。

DSC04645amx6.jpg
リムはアンブロージオのモントリオールですが、
現行の同名モデル(480g)とは全くの別物です。
画像の状態は 358g+360gです。
同名リムのまま別物レベルに重たくなるというのは
マヴィックのGP4と同じような話です。

モントリオールのほかに メタドール オロ(金メダル)とありますが、
イタリアメーカーのリムでありながら ここはフランス語です。
(フランス語→médaille イタリア語→medaglia)

DSC04647amx6.jpg
リムの中に異物が入っていましたが、
両ハトメのリムなので バルブ穴以外の出口がありません。
リムの中から見れば、穴振りが付いた両ハトメは
長い廊下の中で 左右交互にそびえる柱のような状態になりますが、
それを縫うようにして バルブ穴の部分まで誘導してきました。

DSC04648amx6.jpg
こんなん出ました。

DSC04649amx6.jpg
タイヤ張り面にある轍のような模様は、昔のリムには よく見られるもので
リムセメントの食いつきをよくするための加工です。
これは けっこう控えめですが。
リムの継ぎ目は、プレート状のジョイントを挿してあって さらにピンを打ち込んでいます。
このピンは 内周側まで貫通しているのですが
つい先日も書いたようにリムのステッカーは この手の跡を隠す仕事を

DSC04650amx6.jpg
しています。

DSC04651amx6.jpg
DSC04653amx6.jpg
もう1本は してへんやんけ。ちゃんと貼れや。

DSC04655amx6.jpg
組めました。

DSC04656amx6.jpg
HB-6400 32H CX-RAYロクロクイタリアン組みにしました。
旧エアロ1リムと同じお客さんのリムだから書きますが、
より重たいこちらのリムの方が むしろ許容スポークテンションが低いです。
おそらくは、スポーク比重約65%の丸バテッドスポークである
DT レボリューションや サピム レーザーでも、
うにょーんを起こす手前で ホイール組みを終えることができます。
レボとCX-RAYは 本当にスポーク比重が同じくらいで、
同じ長さのスポーク100本の束同士で1g違うかどうかといった結果になります。
つまり、この前輪のスポークがレボに置き換わっても
ホイールの重量は変わりません。
(バテッド部分の断面形状(丸かエリプティックエアロか)による
ホイールの前後と左右それぞれの変形しにくさや
空力効果についてはもちろん違ってきます)

こういうオールドリムを組むためのレボリューションの用意も
多少はあるのですが、今回はCX-RAYにしました。
結果としては、思ったよりは張れたのですが
旧エアロ1ほどではありませんでした。
仮にレボで組んで うにょーんが起きたかどうかというと、
たぶんギリギリ起きなかったと思います。

DSC04654amx6.jpg
スポークテンションがかかって リムのすき間が減りました。

後輪は、今日は組めませんでした。
スポーク長さ1mm(四捨五入前は0.7mm)を妥協するか、
CX-RAYのカット可能長さの内規「マイナス6mmまで」を
少し破るかすれば 反フリー側の16本を用意できますが、
そういうことをして後悔したくないので諦めます。

のむラボホイール2号の後輪のみ リーフハブ黒半コンペ結線ありの
ご注文分を組もうと思ったのですが、
先日の宇都宮で落車して フレームのエンドが曲がったのと
ホイール4本振れ取りしてくれという お客さん(一応)が
夜中の22:30に来たので出来ませんでした。
預かって店が狭くなるのが嫌なので やりましたが、
そんな時間でもいるはずという確信を持って
飛び込みで来るのは やめなさい。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事(ビードフックについて)  

昨日の記事、レーシングゼロ「チューブラー」について
作業前にビードフックの変形が無いか確認したと書いたことについて

「チューブラー仕様なのにビードフックのダメージを確認したとは、
どこの事を仰っているのでしょうか?」
というコメントをいただきました。
確かに おっしゃる通りです。チューブラーリムにビードフックはありませんね。
リムの角のラインに変形が無いかどうか確認した、
という意味だということで お許しください。

ではなぜ ビードフックと書いたのかについてですが、
最近ちょっと 痛い目を見たからです。

DSC04427amx6.jpg
お客さん(一応)からレーシングゼロ(WO)をお預かりしました。
最初のオーナーは お客さん(一応)ではありません。
最初のオーナーが別の人にずっと貸しっぱなしにしていたものを、
最初のオーナーの指示で 借りっぱなしの人から譲渡されたというのが経歴です。

その際、借りっぱなしの人から最初のオーナーの手には
戻っていないと思われます。

DSC04428amx6.jpg
ハブをピッカピカに洗浄したのですが、

DSC04429amx6.jpg
DSC04430amx6.jpg
それからビードフックの変形に気がつきました。
あっばっばあばばあっばあああ

リム交換の費用をかけてまで 使う気はないということなので
後輪はポイになりました。

ということが ほんの数日前にあったので
昨日のレーシングゼロも 事前にチェックしたのです。

コメントありがとうございました。

DSC04537amx6.jpg
ちなみに前輪ですが、ほとんどのニップルが固着しており 回せません。
スポークがバツーンしたら ごめんな!と言いながらニップルを回した瞬間

DSC04538amx6.jpg
やはり バツーンしました。

DSC04637amx6.jpg
ゆるめられるニップルだけは ゆるめて、
ハブの引っかけを解いて ハブを抜きました。
これでニップルが回らない理由のうち、
スポークテンションのぶんは排除できたことになります。
が、これでも 回らないニップルがけっこうあります。
固着しているものの 振れほぼ無し、センターずれ無しであれば
「これで乗っといてちょうだい」でいいのですが、
最初の状態で 看過できない量のセンターずれがあったので
少なくとも片側全てのニップルを回す必要があります。

直りません、とは言えない政治的理由がある相手なので
何としても直しはしますが・・・。
相方の後輪は「のむミックカーボン」を使うとのことです。
あの呪われた後輪の現所有者が このお客さん(一応)だということを
初めて知りました。
のむミックカーボンについてはここで書いたことはありませんし、
今後 書くこともありません。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロ チューブラーさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
DSC04541amx6.jpg
まずは後輪から。
廃版のチューブラー仕様が欲しくて手に入れたということですが、
前後輪とも かなりひどい状態でした。
現オーナーは これを使っていない、使う前に当店に送ってこられたと思われます。
まず確認したのは、ビードフックに座屈痕がないことと
リムに明らかに反っている感じが無いことの2点です。
手をかけてから「うわこれ直せない」と判明するのを避けたいので。

ハブの状態がゴリゴリなので、CULT化をご希望です。
リヤハブの回転の感触ですが、私が今まで触ったなかでもワースト5には入ります。

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リムのステッカーを 単に剥がしただけなので、
全周に渡って糊残りがあります。

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↑リムの継ぎ目の位相です。
リムを継ぐ方式にもよりますが、リムのステッカーは
継ぎ目隠しの役割をしている場合が多いです。

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綺麗にしました。
これはフロントリムも同様にしています。

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ハブをバラしました。
フリーボディの爪起こしバネが曲がっていますが、

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11Sフリーボディに交換するので バネの交換はしません。
外して分かったことですが、リヤハブのゴリゴリ感のうち、
フリーボディの外側のベアリングが腐っていることが
原因として大きいことが分かりました。
といっても ハブベアリングのほうにも、虫食いは無いものの傷みはあります。

DSC04548amx6.jpg
ワンを
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抜いて ハブを洗浄しました。

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スポークが1本曲がっています。
あとで交換します。

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CULTのワンを圧入しました。
CULTの場合、金魚すくいのポイ膜は不要なのですが、
ポイ膜の枠の厚みは ワンの内側に必要です(→こちら)。
膜を破って枠だけにしようと思ったのですが、
これがなかなか頑丈で 意外にも指では ちぎれたりしません。
結局、そのまま再度圧入しました。

DSC04554amx6.jpg
フリーボディを新調しますが

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グリスがネトいので爪を押さえると寝っぱなしになります。

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ひとつ ピッと起きました。
グリスをぬぐって 別のグリスを差しなおし、スムーズに起きるようにしました。

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スポークを交換しました。

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ワンの交換をするので 暫定センターは見ていませんが、
ハブのオーバーホールをした時点では これくらいのセンターずれでした。

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振れ取りとセンター出しをしました。

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後輪の修理が終わりました。

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つづいて前輪です。
おしゃれ度:★★★★☆

スポークが1本だけ銀色で おしゃれ泥棒状態となっていますが、
後輪が そうではなかったので 応急処置でそうしたと見なし
赤スポークに交換します。
銀スポークは一応 お客さんにお返ししてスペアスポークにしてもらおうと
思ったのですが・・・。

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その銀スポークが曲がっています。

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その隣の赤スポークも曲がっていました。
これの反対側、銀スポークを挟んで向こう側の隣のスポークも曲がっています。

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3連曲がりスポークとは別の位相で、傷が深いスポークがありました。

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多少の傷は無視しますが、これは要交換です。

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銀スポークの根元付近に

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リムサイドが白んでいる部分がありますが
指で触って分かる程度の凹みがありました。
幸いなことに ブレーキゾーンは凹んでいません。

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CULTベアリングに交換しました。
セラミックベアリング球も、傷めば くすみます。
新品は みずみずしい光沢があります。


銀スポークと その隣合わせて3本の位相は、
曲がったスポークなりに 無理に調整した跡があり
工具も合っていないのか ニップルにも無理に回した跡がありました。
ゆるめる側で 横振れだけを頑張って取ったためか、
この3本の直下のみ外周側へのひどい縦振れが ありました。
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リムについている
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ブレーキ痕は
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こんな感じですが
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銀スポーク直下のみ こうなっています。
縦振れがあるまま それなりの期間使ったようです。

スポークを交換したうえで 縦振れをきっちり直したので、
「回転しているリムのブレーキゾーンの中で ブレーキ痕の縦振れが見える」
状態になりました。

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大きめのセンターずれがあります。

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センター出し1回目

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紙1枚 取り切れてません(よくあること)。

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ホイールセンターを出しました。
これより、縦横振れが手間でした。
一からホイール組みするのと 大して時間が変わりません。

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前輪の修理が終わりました。
おしゃれ度:★★

交換したスポークは4本です。

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↑傷スポーク

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↑銀スポーク一味

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旧エアロ1リムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 旧エアロ1リムのホイールを長らくお預かりしておりました。
たいへんお待たせして 本当に申し訳ありません。

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HB-7400ハブ32H 星ステンレス15番プレーン ヌポークラジアル組みです。
ヌポークラジアル組みですが、私が組んだものではありません。

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スポークヘッドが☆マークのステンレススポークです。
ステンレスというのは「ステンレス製のスポーク」という一般名詞ではなく
「ステンレス」という商品名です。

ハブのフランジ穴にタンジェント組みした痕跡が無いので、
ヌポークラジアル組み→ヌポークラジアル組みという経歴でない限りは
このスポークが このハブの初めての相方ということで間違いなさそうです。
何が言いたいのかというと、これは 旧エアロ1や7400ハブと
同時代のスポークだということです。
かなり強い磁石に対しても、ウンともスンとも反応しません。
同時代の星のスポークで、Hマークのスターブライトは 磁石にバチッとくっつきます。

これが後年になると☆マーク(ステンレスのはず)が ややくっつきを示すようになり、
Hマーク(スターブライトのはず)が くっつき具合が弱くなり、
磁性に関して ☆とHの性質がかなり似通うようになります(もしかして同じかも?)。
完全に作り分けていたものがそうでなくなったという時点で
まともなスポーク屋として認められなくなったので 私は星のスポークは使いません、
ということを過去に何度も書きましたが、最近のスターブライト(Hマーク)は
往時並みに バチッとくっつくものに変わっています。
だからといって採用はしませんが。

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旧エアロ1なので、カマボコ型ワッシャが必要です。

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組み換えました。

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CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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つづいて後輪。
FH-7403ハブ32H ロクロクJIS組みで、

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反フリー側が星のステンレス、

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フリー側が旭(アサヒ)のステンレス(という商品名のスポーク)です。
左右でスポークが違うのは左右異径組みを意識したものではなく、
番手は左右とも15-16番でした。
長さが合う在庫の都合でこうなったといったところでしょう。
旭スポークのステンレスですが、私の知る限り 最もよくとぶスポークです。
首元が15番だと さらに顕著です。
このホイールでは とんでいませんが、それなりの数 ホイールを組むと
明らかにとびやすさの違いを感じます。

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星の丸バテッドは くっきりバテッド、

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旭は のっぺりバテッドです。

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FH-7403は、8Sフリーボディ仕様です。
10Sギヤが付かない8Sフリーボディもあるのですが、
このハブは 10Sギヤまで対応しています。

左エンドが丸い形になっているのは、多段化に対応させるため
フレームの幅が126mmから130mmへと変更された過渡期のリヤハブであったため、
126mmのフレームに対して 広げるように無理に突っ込むことも 想定しているからです。
オーバーロックナット寸法を実測したところ、
129.9mmか130mmジャストといったところでした。

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カマボコワッシャは32個で
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これくらい、
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リムは この通りです。これと同時代のリムで、
ウォルバー(WOLBER)にプロフィル(PROFIL)というモデルがあるのですが、
旧エアロ1と同じような形状とリム高になっており
幅の違いで プロフィル18と20があります。
この旧エアロ1は19mm幅なので ちょうどその間になりますが、
プロフィルのほうがやや重いにも関わらず 旧エアロ1のほうが張って組めます。
カマボコワッシャのおかげでしょうか。
といっても それはハードアノダイズドカラーに限っての話で、
銀リムになると 明らかに軟らかくなります。

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組めました。

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半コンペヨンロク組み結線ありです。
のむラボホイール4号のリム(410g)ほどには張れませんでしたが、
この時代のリムとしては かなりカッチリと張れました。
組み換え前の前後輪は どちらもヌルかったのですが、
経年使用のタレと スポークの番手からすると
与えられた条件下の最善くらいであったと思われます。

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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ18H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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メカニコのホイールさん  

お客さん(一応)から メカニコのカーボンWOホイールをお預かりしました。
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人に譲るので、中継地点としてホイールをお預かりしただけです。
前のオーナーも 次のオーナーも 私が知っている人ですが、
次のオーナーは これをインドネシアで使うということなので
その手続きができる人に渡さないといけません。

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後輪は 全CX-RAYヨンゼロ組みで いっぱいに張ってあります。
もっとカッチリに組み換えることも出来ますが 私にそんな暇はないあきらめろ

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次のオーナーより指示があり、

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カンパニョーロ用フリーボディを シマノ用に交換しました。

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バルブ穴の位相の外周部に「リムの外周の端にシュー位置を設定するな」ステッカーが
貼ってあったはずですが ブレーキで削れてしまっています。
シューの摩耗で シュー位置が上にずれたのでしょう。

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あと、コンチネンタルのグランプリ4000SIIタイヤと
パナレーサーのRエアーチューブの取り付けを希望なので やりました。

Rエアーのチューブですが、2017年の1月から大幅な値上げをしております。
といっても、希望小売価格は据え置きで
小売店への出荷価格のみの値上げという形をとっているので
一般に告知はされていません。
定価で販売しているショップには関係がない話ですが、
当店はそうではないので 大幅値上げとなります。

これに使った60mmバルブチューブは税込定価1923円ですが、
当店での税込売価は300円アップになりました。
定価と値上げ幅からして 割合的に どれだけ大きいかは察していただけると思います。

これに使った2本が旧価格の最後の在庫になりました。

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パナレーサーの自称リムテープが入っていました。
個人的に これが嫌いなので換えたい、という理由で換えることはしませんが
15mm幅のものが入っていて 幅が合っていないので交換します。

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ヴィットリアの18mm幅のものに換えました。

DSC04536amx6.jpg
外したフリーボディと、クイックやブレーキシューなどの付属品は箱に同梱しています。
このままで空港に持っていってください。

追記:
次のオーナーはKiller killer Paul(殺し屋殺しのポール)の通り名を持つ
名うてのプロなのですが、何のプロなのかは私も知りません。

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