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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

アイアンクロスリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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アイアンクロスリムでホイールを組みました。

いま お預かりしているホイール組みの依頼は、
「のむラボホイール5号組み地獄」
「フレーム組みと紐付けされているホイール」
「超難問」
などに 分かれますが(他にもあります)、
これはフレーム組みと紐付けされているホイールです。
これを組まないことには シクロクロスバイクの組み立てが進みません。

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前輪は TniディスクハブII 28H 黒CX-RAYロクヨン逆イタリアン組み、

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後輪は TniディスクハブII 28H 黒半コンペヨンロクJIS組みです。
結線は あとでやります。

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お客さんの希望で 黒スポークながら銀ニップルです。
ほう・・・なかなかやりおるわい。
ニップルの回転時の摩擦、黒アルマイトが
最も大きいのを知ってのことなのかもしれません。
もしそうじゃなかったら 深読みし過ぎてメシノタネコードすれすれのことを
勝手にゲロってるだけになるんですが。

お客さんのフレームセットは フォークが100mm幅クイック、
フレームが135mm幅クイックなので
シマノのCX75ハブのほうが 堅牢且つリヤハブの寸法が悪くない、
ということで そちらをオススメしたのですが、
今後の拡張性を考えて アダプターの変更で
スルーアクスル化が可能なTniハブになりました。

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ボーラ ワン 35さん   

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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フロントハブに 新シャフトだいばくはつが起きているので
必要ならば ハブシャフトの交換もしていいので直してほしいとのことです。

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↑これ
結果から言うと、ハブシャフトの交換は不要でした。

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スペアパーツの在庫はあります念のため。

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右側を専用幅の14mmスパナでつかむと、
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左エンドが5mmアーレンキーで外れました。

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左エンドがボロボロなので、これは交換します。

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右エンドを外し、高強度のねじ止め剤を塗布して強く締め込みました。

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左エンドは ねじ山にグリスを塗って手で締まりきったところから
自然にゆるむことは無い程度に工具で かすかに増し締めしています。
左右エンドに5mmアーレンキーをかけて回した場合
必ず左側が外れるようにしてあるので、
右シャフトの つかみ面(使わない)が ナメていようとも関係ありません。
なので ハブシャフトは交換しませんでした。

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センタードンピシャ、ほぼ振れ無しです。
後輪も 同様でした。

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つづいて後輪。
とくに書くことは無いです。ハブのガタもありません。

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リヤハブ胴のUSB表記が
右側から見て正方向で読める向きに貼ってありますが
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フロントハブ胴のそれが逆だったので
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作業ついでにハブシャフトの向きを反転させています。

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私の一存ですが、高価なパーツでは無いので
バルブブッシュを交換させてもらいました。

上の画像 左が別件で最近交換したもの、
右が今回のボーラワンに付いていたものですが、
左のバルブブッシュは 爪が前後方向になるように付けていても
バルブをゆするとカタカタ音が出るようになっていました。
経年使用で摩耗が出ているように見えます。
たぶん気のせいではありません。
バブルカタカタ音防止ガードの仕事をしていないので
同品番の新型、パイプ型のバルブブッシュに交換しました。

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2つ爪型の最大の問題は、
チューブバルブがすんなり通らない場合があることです。
パイプ型では その問題は起きません。

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一応、予備パーツになりえるので
左エンドと2つ爪バルブブッシュは
お客さんに お返ししています。

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ワイドリム化をしました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 50mm高カーボンチューブラーリムの
前後ホイールをお預かりしました。
かつて 私が組んだものです。

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前輪は BITEX(らしき)ハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪は エボハブ24H 全CX-RAYヨンロク組み結線ありですが、
当時は黒スポークに結線できなかったので
左右でスポークの色が違うという仕様にせざるを得ませんでした。
その節は 申し訳ありません。

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あと、最も汚い箇所を撮っていますが
はんだ付けが汚いのも申し訳ありませんでした。

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シマノ10S時代のエボハブですが、
お客さんのほうで スプラインを旋盤で削って11S化しています。

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このホイールを、同じリム高のワイドリムで
組み換えてほしいというのが お客さんの希望です。

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元のナローリムは、発泡ウレタンを充填していて
コリマのような作りになっていました。

リム高は ほぼ同じで約50mm、厳密にはどちらも49.8mmくらいですが
内周側の穴の厚みが違います。
元のスポークは使い回せましたが、長さを少し切りました。
よって、ワイドリムからナローリムへの組み換えはできません。

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前輪が組めました。

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組み換え前と 同じ組み方です。

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後輪も組めました。

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反フリー側のスポークを黒で新調しました。
結線を解いての再利用は無理なので、
スポーク長さが同じなら リムのお引っ越しは可能ですが
長さが違うので どのみち新調する必要があります。
フリー側のスポークを一旦 ハブフランジから抜くときに
元ヌポークと元反ヌポークを分けて、
再使用時に同じ通し方になるようにしています。

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↑黒結線

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赤ニップルも全交換しました。

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時系列が さかのぼりますが、組み換え前の後輪です。
685gというお客さんのメモが貼ってあります。

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量ってみました。
2gの差は 別に大した問題ではありません。
「軽量化の聖地」という話を近々書く予定ですが、
量った地点の重力加速度の差ではなく
秤の個体差の可能性のほうが高く、
あるいは この時点での後輪を量ったなら
お客さんの秤でも683gになるのかもしれません。
で、いずれ ばれると思うので先に書いておきますが

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↑組み換え前のナローフロントリム(ウェイトは10g程度だと思われる)
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↑組み換え後のワイドフロントリム

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↑組み換え前のナローリヤリム(ウェイトは無し)
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↑組み換え後のワイドリヤリム
と、組み換え前のリムはハイト/ウェイトレシオにおいて
非常に優秀なリムでした。
例えば のむラボホイール2号のリムが38mm/347gといったところです。
この重量増のデメリットを覆すような 剛性的空力的メリットが
この組み換えで得られればいいのですが、うーん・・・。

ちなみに、組み換え直前の状態は
スポークテンションがタレていたので(とくに前輪)、
それの追い増し締めをした場合のテンションと
組み換え後のテンションは同じくらいです。
つまり、組み換え後のホイールに乗って「硬くなった!」と思ったとしても
リムの剛性の差よりは スポークテンションの差のほうが
大きいということです。
組み換え前のリムで 組み換え後のリムのホイールと遜色ない
剛性感のホイールを組めと言われれば、出来ます。
硬いリムで組めば 硬いホイールになるわけではないのです。

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組み換え前のリムが 組み換え後のリムに明確に劣っている点について。
組み換え前のリムのほうがブレーキによる熱ダレを起こしやすい
リムサイドの仕上げになっています。
前輪は おもにイエローキング(エヘン虫のほう)、
後輪は おもにブラックプリンスかどうかは不明ですが黒いシューの
溶着カスが付いています(蟹光線のほう)が、
どちらも ブレーキゾーンがデコボコに変形してはいないので
再利用は可能です。

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びふぉー
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あふたー

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びふぉー
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あふたー
アセトンで拭き取りました。

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といっても 目印のテープ直下だけです。
全周するのは後日にします。

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キシリウム プロ エグザリット SLさん  

お客さんから キシリウムプロをお預かりしました。
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点検の仕事が無い日は ほぼ無いくらいですが、
記事にしないことが増えてきました(そもそも画像を撮らない)。
とくに書くことが無いから、というのが理由としては多いです。
たとえば今日は EC90SLXと EA90エアロをそれぞれ別件で見ています。

で、このキシリウムですが
前輪は センターずれあり(お客さんにも見てもらってます)で ほぼ振れ無し、
後輪は センタードンピシャでほぼ振れ無しだったものの
明らかにテンションがヌルかったので 振れ取りとは別に張りました。
近々これと同じホイールのリム交換をするような気がするので、
一応 前輪とフリー側のH1STを採らせてもらいました。
精度に問題無しのヌルめの個体なので、
下限がどれくらいかという参考になります。

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号を組みました。

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ハブは お客さんのお持ち込みでBITEX(たぶん)、
24H CX-RAY 反ヌポークラジアル組みです。

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オーバーロックナット幅100mm中 87mmがフランジ幅という すごいやつだ!

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つづいて後輪。

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BITEX(リーフハブと兄弟だけど どっちが兄かは不明)ハブ 24H
半コンペヨンロク組み結線ありです。

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シリカのシートロールプレミオを買いました  

シリカ(SILCA)といえばイタリアの老舗ポンプブランドで、
シューズのシディや ボトルケージのエリートなどと
「イタリアンブランド協会」的なところに名を連ねていたはずだったのですが、
数年前からはアメリカ資本になりました。
ブランドの方針も「高級路線だけど ものは良い」という転換をして、
廉価グレードでは台湾製のポンプもあるものの
メイドインUSAのポンプは、質感や使用感が確かにいいです。
当店でもスーパーピスタの最上位モデルの
スーパーピスタ アルティメット(問屋さんによって定価が違うものの
税別48700円)を仕入れて販売したことがありますが、
全ての仕事が丁寧でした。

ジャージのポケットに入れるインフレーターで
ポケットインペロというのがありますが、
(問屋定価違)税別13100円です。高い。

インペロというのはシリカの伝統的なフレームポンプのモデル名で、
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↑例えばこれがそうですが、私物です。
全面メッキのものが多いのですが、これは胴体が赤です。

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インペロ(IMPERO)

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ポンプペグ用の頭になっています。
フレームのラグの段差に はまる形状のものもあります。
フレーム内側にバネの力で固定するロングタイプの携帯ポンプとしては
SKSのレンスター、もうちょっと時代が後でいいならゼファールのHPX、
趣きゼロでいいならトピークのロードマスターブラスターの順で
ポンプとしての性能が上ですが、
インペロだけの特徴として

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カンパニョーロ製のポンプヘッドに換装可能という点があります。
これは鼓型、他にも2本角型があります。
ロングタイプのインペロの後継モデルとしては
新シリカよりインペロアルティメットというのが出ていますが、
やはり高くて(問定違)税別18100円となっています。

何が言いたいのかというと、新シリカの製品は値段が高いということです。
ジャージの背中からポケットインペロを覗かせている人がいたら
「それクソ高いポンプですよね!」と褒めてあげてください。たぶん喜びます。
現状 新シリカの価格帯について詳しく知らない人が ほとんどだと思いますが、
他人に「このポンプいちまんえんするねん」と説明して 「ほほー」と言われるのは
自分から説明している時点で寒いので、
新シリカが お高めブランドだと認知される状況を
先に作るべく この記事をしたためました。

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で、新シリカのシートロールプレミオというサドルバッグを買いました。
柔道着のようなステッチが入っていますが、
たたみ方も 柔道着みたいです。

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展開~。

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たたむときにひっかけるやつ

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たたむときにひっかけるやつを ひっかけるところ

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サドルバッグのレールに当てるところ

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boaダイヤル

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ひっくり返しました。内側です。
ポケットが3つありますが、真ん中にWOチューブを1本、
左右にタイヤレバーや CO2ボンベなどを入れるのを想定しているようですが、
私は これにチューブラータイヤを入れたいのです。

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コンチネンタルのジロという最廉価モデルを
キチキチに縛った状態にしました。
ポケットには到底入りません。
また、無理やり入れたところで たためません。

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センタートレッドのスリックパターンが ほぼ消滅してるじゃねーか。
ライオンタイヤのGT30とは別モデルですという
建前(→こちら)が 無くなってしまうがな。

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ジロの横に、

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TUFO(トゥーフォ)の
S3Lite<195g(エススリーライト ひゃくきゅうじゅうごグラム以下)
を並べました。
TUFOのタイヤはフンドシ下に縫い目が無い特殊な製法なので、
小さくたためるのが特徴です。
要注意なのが、あまりに軽量モデルだと
スペアタイヤとして使ったときの再パンクのリスクが高いのと、
トレッドが厚めの通常モデルで8~12気圧、
軽量モデルだと8~15気圧や10~15気圧を要求するタイヤなので
インフレーターだけで入れるのが つらい場合があるということです。
なので もう少し厚手のスペアタイヤを1本目として持つ場合の、
保険の2本目にするのがオススメです。

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その隣に S3Lite<165g、

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さらに隣に S3Lite<135gを並べました。

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分かりにくかったので撮り直しましたが、
135と165にもサイズ差があります。
S3Liteとしては<125・135・145gは廃版で、
同重量のタイヤは Eliteというシリーズで出ていますが
これらは本来 ヨーロッパの板張りバンク用のタイヤであり、
試走をしつつ サンドペーパーでトレッドを適宜 荒らして
決戦用に何度か使うだけというタイヤです。
日本国内では本来の用途で使われることは無いはずですが、
自己責任系山岳軽量決戦タイヤとしての用途はあるようで
問屋さんでの取り扱いがあります。

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経験上、<165gがスペアタイヤとして機能するギリギリの線になります。
真ん中のポケットに入りました。

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それを こうたたんで、

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さらに こうたたんで、

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伸縮するバンドの端がベルクロになっているので

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ぐるっと回してから ここに

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留めます。

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で、boaダイヤルをサドルレールに回して固定すると

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こうなります。

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実際に付けてみました。
見た目に小さくは・・・無いです。

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boaダイヤルで細かく 且つ しっかりと
サドルレールに固定できる点は良いですね。
ダイヤルのレースの位置からして
柔道着ステッチを後ろ側にするのが正解で、
メーカーサイトでもそうなっていますが
検索すると 逆に取り付けている画像もありました。
ペダリング時に干渉すると思うのですが・・・。

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旧シリカのミニポンプも持っていますが、やや大きいので
これには入りませんでした。

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バルブエクステンダーと工具、
携帯用アーレンキーとチェーン切りまでは入りました。
チェーン切りは自己救済では無いですが、
3回ほど使ったことがあります。

ところでこいつの気になるお値段ですが、
(問定違)税別6450円です。

最後に。
カントリーオブオリジンについては、
ちょっと不都合な真実があるので 一部 伏せさせてもらうことにしました。

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違う。そっちじゃない。

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コスミックプロフェッショナルカーボンスーパーライトユニバーサルシステムチューブレスさん  

お客さんから コスミック プロ カーボン SL USTをお預かりしました。
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前後輪とも ほどよくずれていて、
片側偏重の横振れ取りの 増し締めする向きを指定していました。

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センターゲージを当てるのにタイヤを外しています。

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ハッチンソン製の ロードUSTチューブレスタイヤですが、

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マヴィックのWOタイヤが 上位モデルが前後別のタイヤ、
下位モデルが前輪逆履き指定の前後兼用タイヤであるところ、

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このタイヤは前後兼用タイヤです
(これが下位モデル相当という意味ではありません念のため)。

ひとつまえの記事にも書きましたが
脱着が容易で工具は不要、手で出来ます。

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オープンプロUSTチューブレスでホイールを組みました  

お客さんから オープンプロUSTチューブレスリムをお預かりしました。
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今のところは公称重量430gより軽い個体のほうが多いようです。

オープンプロは伝統的に ダブルアイレット(両ハトメ)仕様になっていますが、
そもそもダブルアイレットの発案者は マヴィックです。
なので そこにこだわりがあるのかもしれません。

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が、オープンプロUSTはシングルアイレットになっています。
リム中央に 丸い凹みを設けるためにダブルアイレットに出来なかったのでしょう。
現行のマヴィックのMTBホイールのビードは、
内側へのフックが無い「フックレスリム」ですが
このリムには薄いながらもフックがあります。
ビード部分の厚みが明らかに薄いのでブレーキの摩耗に弱い気がしますが、
ディスクブレーキ用には オープンプロUSTチューブレスディスクという
リムが別にあり、このリムにはブレーキゾーンの切削が設けてあるので
リムブレーキ用リムになっています。
耳が薄いのと片ハトメ化(とくに後者)で軽くなるぶんは
ワイドリム化での重量増より大きいので、
このリムが従来のオープンプロよりも軽くなるのは むしろ当たり前です。

なんとなく嫌な予感がするので 先に書いておきますが、
ビードフックにかける部分の横幅が狭いタイプのタイヤレバーは
このリムには使わないほうがいい気がします。

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組めました。このリムの穴数は32・28・24Hとなっていますが、
24Hを出したのは英断です。

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前輪はHB-9000 24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
お客さんの希望がタンジェント組みだったので4本組みにしました。

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後輪はFH-9000 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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↑この赤いステッカー、リムの片側にのみ貼ってありますが
それは無視して

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レーザーエッチングの表記が右側から見て正方向で読めるように、
というのを左右の根拠にしています。
結果、赤ステッカーは 前輪が左側、後輪が右側になりました。
リム内径は589mmとありますが、
マヴィックには珍しく 実測値とは大きく違っていました。
私のリム内径実測用治具では580mmを基準にプラスマイナスいくら、
というのが0.5mm単位で正確に出ますが
それによるとプラス11mm、つまり591mmでした。
実際に計算に使うのは半径の295.5mmですが、

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組み終わりでニップルの端面とツライチになりました。

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リムの切削加工は きれいです。

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ビードフック(ブレーキゾーン)の厚みが薄いのが気になります。
ディスクブレーキ専用ということになっている
スタンズのグレイルと同じような感じなので。

先ほども書いたように幅の狭いタイヤレバーは使わないほうがいいですが、
マヴィックのロードチューブレスタイヤ(チューブレスタイヤではなく
USTチューブレスタイヤ)は 脱着が手で出来るくらいに ゆるいので
タイヤレバーは不要です。

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WH-7801Cの後輪を11S化しました(と ゾンダさん)  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから WH-7801Cの後輪をお預かりしました。

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10S専用フリーボディで11Sスプロケットが付かないので
11Sハブで組み換えてほしいとのことです。
このフリーボディ、まさに「10S専用」であり 9Sも11Sも付きません。

9Sのチタン製フリーボディをアルミ製とすることで かすかに軽量化、
ただしアルミのスプラインで低い山だと強度的に不安なので
スプラインの途中から山の高さを上げました、
なので それに対応した10Sスプロケット
(最初期は新デュラエースの7800のみ)しか取り付きません、
つまり デュラエースのホイールを使いたければ
コンポも一新しろ、というわけです。

このときに、10S専用アルミフリーボディ
(シマノ以外で出していた例はイーストンなど)に
10Sスプロケットを取り付ける際は1.0mm厚のロースペーサーが不要
(というより段差で詰まるので使えない)、
従来の9Sフリーボディに10Sスプロケットを取り付ける場合は必要、
という 面倒なことをしたがために これ以降 今に至るまで
お客さんの手による ロースペーサーの入れ忘れ系トラブルが
数えきれないほど発生しています。
先日も ロースペーサーを10枚ほど仕入れましたが、
何かと使うので(もちろん正規の用途です)気が付くと
在庫が尽きかけていることが多々あります。
買い換え需要を喚起するという 一時の商売の都合のために
今でも お客さんに余計な負担を強いている害悪の根源が
この10S専用アルミフリーボディなのです。

11S用フリーボディを10S化する1.85mmスペーサーを入れたときに、
1.0mmロースペーサーを抜く人が多く見られます。

1.85mmスペーサーはハブ側のパーツ、
1.0mmスペーサーはスプロケット側のパーツで
それぞれ別の理由で必要なので どちらも取り付ける必要があります。
さらにややこしいことに、
13~16Tトップの10Sスプロケット(ジュニア用ギヤ)の
ローギヤの奥はロースペーサーを盛った形状になっているので
ロースペーサーは不要です。スプロケットに付属もしていません。
ジュニア用ギヤは 10S専用アルミフリーボディの
高いほうのスプラインに引っかかるので、
10Sスプロケットですが 10S専用フリーボディへの取り付けはできません。

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↑7900系
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↑9000系
7900系以降では、7700系ベースのチタンスプラインに溝を設けることで
7700チタンよりも軽い7800アルミ、よりも軽いチタン製フリーボディになりました。
できるなら最初っから やっとけ。
もちろん、分かっててやってるわけですが。

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バラす前に。
ダストキャップとツライチくらいまで、左フランジ幅が広くしてあります。
これでワイドフランジ詐欺が終わりかと思っていましたが、
7900で一旦狭くなり 9000で「広くなりました!」と
もう一度やりました。
できるなら最初っから やっとけ。
もちろん、分かっててやってるわけですが。

ところで このハブ、玉当たり調整ナットはハブスパナ、
エンドナットはハブスパナまたは5mmアーレンキーをかけて調整するのですが、
その間に薄いワッシャーが噛ませてあります。

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↑これはCX75のリヤハブですが、
エンドナットが5mmアーレンキーのみ対応になっている以外は
7800ハブと同じ方式になっています。

7900ハブ以降のデジタルラチェット式ではなく
ダブルナット式になっているのは このハブのグレードが低いからというわけではなく、
センターロックのローター台座と両立するのが構造的に難しいためだと思われます
(クイック式のXTRハブもデジタルラチェットではなく この方式)。
個人的には無段階調整できる
この方式のほうが 好みなのですが、
ワッシャーが間に噛んでいないのが いつも気になります。
寸法的に入れる余裕が無いわけでもないですし。
ダブルナット間のワッシャーは一応 機能部品なので、
いやらしい商売上の目的で設けた1.0mmロースペーサーよりは
はるかに意味があります。
まあ、グッと締めれば まずゆるまないというのも事実ですが。

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7800系までの黒スポークは 本当に よく錆びます。
・・・バラすまでに書きたいことは もう書いたので
そろそろホイールの組み換えをやりましょうか。

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組めました。

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エボライトハブ20H 半コンペヨンヨン組み結線ありです。
組み換え前と違い 銀スポークなのは お客さんの希望です。
7801Cのリムを汎用ハブで組めるのかと思ったのですが
前例(→こちら)がありました。

お客さんの希望で リム重量と完成後のホイール重量を
晒しておいてほしいということなので、晒します。

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↑リムです。ウェイトが貼ってありますが、
あっても10g程度だと思われます。
のむラボホイール6号のほうが ほぼ同重量か うっすら軽いのに
リム高が高いので優秀!と言いたいところですが
このリヤリム、オフセットリムなので その点では負けます。

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↑ホイール重量です。

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同じお客さんから、ゾンダの後輪をお預かりしました。
フリー側にリムがずれている疑惑があるとのことです。
あと、フリーの爪起こしバネなどの点検もご希望です。

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ハブグリスがまったくと言っていいほど汚れていません。

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爪起こしバネに変形はありません。

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センタードンピシャ、ほぼ振れ無しでした。

category: のむラボ日記

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明日10月26日(木)ですが  

のっぴきならない用事があるので お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。


おまけ
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3本ローラー用のサドル、復刻ターボの茶色なのですが

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そんなに目一杯 引いているわけではないので

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フライト ローフリクションが同じポジション(※)で付きました。

※採寸台にかけてないので「ほぼ」同じポジションです

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サドルをターボにしていた理由を思い出しました。
長時間乗るのに クッション量があったほうが良かったからです。
映画1本見れるかどうか微妙ですが、まずは短いのから慣らしていきましょう。
バルジ大作戦は2時間47分ありますが気にしてはいけません


今日はお休みをいただいていますが、
リム200本の納品があるので ちょっと店に出ました。
アクアシール(乾燥時間10時間)を仕掛けてから出かけます。
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びふぉー
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あふたー
今の私の塗り方では ブレーキゾーンの養生が不要
(実際 マスキングテープには散っていない)だと思いますが、念のため。
お客さんが リムブレーキで使うからというのも理由です。

category: のむラボ日記

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フライト フリクションフリーを買いました  

某ビール酵母(EBIOS)とは まったく無関係ですが、
昔、チネリにエビオス(EUBIOS)というドロップバーがありました。
それの派生モデルの軽量版として
ダイエットエビオスというモデルがあったのですが 何のことは無い、
ドロップエンドの直線部分を短く切り詰めた以外は エビオスと同じもので
バテッドの厚みを変えているなどの工夫をしたわけではありません。

エビオスがデビューしたときは
チネリのバークランプ径が自社規格の26.4mmなので
ステムと径を合わせる必要があります。
あとから26.0mmのエビオスが出ていますが、
そちらはクランプ部分に26.0と表記があります。

それはともかく
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セライタリアのフライトの派生モデル、
フリクションフリーというサドルを買いました。

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フリクションフリーというのは サドルの表面の摩擦が少ない、
とかそういうのではなく

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鼻先の部分が細いので太ももとの干渉が少ないですよ、という意味です。
そういうサドルとしては セラサンマルコのゾンコランもオススメです。

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形状でいうと初代、デザインの時系列でいうと2代目にあたるSLRと比べてみます。
初代SLRも持っていますが、記事の趣旨から これが必要なのです。

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サドルの先端から10cmのところに目印のテープを貼りました。
10cmというのは なんとなくです。恣意的というよりは
「そのあたりだと 違いがはっきりしそうだと思ったから」です。
それを恣意的というなら そうなりますが。

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フリクションフリーのほうが幅が狭いです。

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で、2代目SLRには鼻先が細い「SLRナロー」という派生モデルがありました。
というのはウソで、私が加工して作ったものです。

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SLRの先端から10cmのところの横幅です。
約45mmです。

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SLRナローでノギスを片側に当てると、反対側で これだけ空きました。

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同じくフリクションフリー。かなり細いです。
サドルの鼻先が細いと 3本ローラーでケイデンス200オーバーを
出しやすい、維持しやすいという特徴があります。
実走では あまり意識される点では無いですが。

で、このフリクションフリーですが、
ダイエットエビオスのように レギュラーモデルを加工しただけの
手抜き派生モデルかというと、そうではありません。
鼻先を細くするための専用設計になっているのですが、
そのために 別の問題が起きています。

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鼻先を削っただけだと 脚がレールと干渉するので、
先端部分でレール幅を絞っている長さを大きく取ってあるのです。
つまり、サドル後退幅を大きく取ることが難しいというわけです。

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SLRと並べてみました。さらに、

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↑SLRのレール
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↑フリクションフリーのレール
シートポストのヤグラのつかみ幅も狭いので
ポジション調整の自由度が低く、

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↑ヤグラのつかみ幅が広い場合は
実質「取り付けて終わり」ということに なりかねません。
(上の画像は 3Tの前後天秤式ヤグラとフィジークのカーボンレールです)

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レギュラーモデルのフライトと画像を並べてみました。
後ろに引けず、調整幅が少ないのが分かります。
もしこのサドルを使って 摩擦フリーペダリングと後ろ乗りを両立するなら、
相当なセットバック量のシートポストが必要になるはずです。

SLRナローを自作したとき、鼻先を相当削ったつもりでしたが
やはりレールとの干渉を考えると あれが限界でした。
その点では専用設計には かないません。

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ところで、私は いまセライタリアのシーニョというモデルを使っています。
とっくの昔に廃版ですが、この頃のシーニョやフィランテなどの名作が
どうして廃版になったのかと思います。

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私のLOOKはホリゾンタルフレームですが、
画像の上端がトップチューブと平行になるように撮りました。
シートチューブ角が異様に寝ているのが分かると思います。
メーカーのスケルトン表では72°となっています。

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TUFOの縦幅が低いチューブラータイヤで、
シートチューブとのクリアランスが けっこうスレスレです
(泥撥ねで クリア塗装が剥げるので保護テープを貼ってます)。
WOタイヤの25Cだと、モデルによっては使えません。
クリアランスが最も狭いところの前後径は28.3mmでした。
このシートチューブは 28.6mm真円チューブを
5角形に潰したような形状になっています。
もし このシート角のままでシートチューブ径が34.9mmになったなら、
タイヤのサイズに関わらず 確実に干渉します。
最近のフレームのシート角が立っているのは、
ここの干渉を避けるためというのが大きな理由です。
73°くらいのフレームを想定したフロントメカを
75°くらいのフレームに取り付けると「歯離れ」が起きますが、
ここ最近のコンポは75°くらいを前提にしているような気がします。

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で、セットバックの無いトムソンのシートポストに対して

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かなり前に取り付けていますが、
これでも そこそこの後退幅が取れています。
LOOKのエルゴポストも持っていますが、
あれは調整幅が非常に広いものの一番前にヤグラを取り付けても
一般的なセットバックシートポスト並みになります。

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フリクションフリーとシーニョの鼻先を揃えて、
トムソンのヤグラで同じ位置につかめるか ざっと見てみます。
ギリギリつかめそうではあります。
今よりも ちょっと前に出るようなら、シートポストを変更すればいいだけです。

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レールのつかみしろの前端部分で、サドルを上下からノギスではさみました。
フリクションフリーだと48mm弱といったところです。
ベースが薄いサドルだとシートポストをたくさん出せる気がしますが、
「持ち上げレール」的な形状をしたサドルだと ここの縦幅が大きくなり、
結果 シートポストの出しろが引っ込むことになります。

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シーニョに当ててみました。
サドル上面とノギスのすき間のぶんだけ
シートポストが下がるということになります。

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シーニョの厚みを測りました。40mm弱です。
これが最も薄いのは 年代にもよりますがSLRで35~37mm、
あとはスペシャライズドの初代トゥーペ(薄すぎて人を選ぶサドル)が
35mmあたりになります。

結局、LOOKに付けるのは やめました。
3本ローラー用バイクに使うことにします。

念のため書いておきますが、
この記事の趣旨はフリクションフリーの悪口ではありません。
レギュラーモデルと設計が違うから
同じようには使えないので注意、という話です。

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LOOKのシートポスト径が25.0mmなので、選択肢は多くはありません。
手持ちであるのは セルコフの66X、サンツアーのシュパーブプロ、
カンパニョーロのユークリッド1本締め、上の画像のスギノ75、
あとはカンパニョーロの2本締めくらいです。

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スギノ75のシートポストは、カーボンとは名ばかりの ほぼアルミ製です。

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いちいち採寸台にかけてセッティングするのが面倒なので
シートポストとサドルのセットを作っておいて、それごと交換します。
横着をして採寸台にかけずに高さと後退幅を出そうとすると エライ目に遭うので。
下げ振り(おもりの付いた糸)で後退幅を測るのも、
私に言わせれば横着になります。
あれは再現性が たいへん低く、もし測った直後に記憶が消されて
もう一度測ったとすると 2度3度続けて同じ数値(1mm単位)を
言い続けることが おそらく出来ません。
あるいは、何人かに下げ振りを持たせて後退幅を測らせたら
かなりのバラつきを生じるでしょう。
もちろん、測る場所の水平を取ったり
前後輪の接地点を入れ換えて測ったりなどすれば
かなり正確には近づきますが。

サドルというのは 反っている前側と後ろ側の一番高いところの高さを合わせた
(その2点を結んだ線が水平にした)状態で使うことを前提に設計しています。
例外は セラサンマルコの 旧コンコールや
ストラーダ(ボントレガーKAやカーボニオ650などを含む)で、
あれは前から3分の2くらいの位置で水平を出して
後ろが反りあがっているようにセッティングします。
上の画像はセライタリアのターボなので 水平でセッティングします。

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地球マークの2本締め、梨地仕上げのヤグラで
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25.0mm径が存在しています。
TVT用でしょうか?

当時(80年代後半)のビチューに23.8mm径シートポストのフレームがあり、
それが 私が知る限り最も細いシートポスト径になります。

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端面の形状からして吊るしの状態であり カットはしていないと思いますが

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シートポストの全長がかなり短いです。
フジタサドルにヒューペルライダーというシートポストがありますが、
あれのレギュラーモデルは もっと短いです(そもそも箱が短い)。

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リミット ギリギリなので、スローピングフレームには使えません。
25.0mmのシートポストを使うスローピングフレームなんて
存在しないと思いますが。

category: その他 機材の話

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号を組みました。

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前輪は エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪は エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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お客さんの希望で金アルミニップルにしました。

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のむラボホイール1号に使っているCX-RAYは、
フロントとリヤ左のどちらとも偶数mm長さなので
カットせずに そのまま使える長さを常備しています。
で、前輪の仮組みをした時点で気付いたのですが、
丸バテッドスポークが混入していました。
もしスポークカッターで加工していたら、その時点で気が付いています。

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↑左がはねたスポーク、右がCX-RAY
扁平加工をする前のCX-RAYの半製品だとすれば
丸バテッド部分は1.5mm径になるはずですが、
丸バテッド部分は1.8mm径です。
つまり、なぜかレーザーではなく レースが混ざっていたことになりますが、
当店では おもにイーストンの補修用として
ストレート仕様のレースを仕入れる以外では
サピムのレースを買ったことが無いので
間違いなく CX-RAYにまぎれています。

category: のむラボホイール

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CX22リムでホイールを組みました(昨日のとは別件)  

今日もホイー(以下略)。
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CX22リムでホイールを組みました。
こちらはディスクブレーキではなく カンチブレーキで使います。

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エボライトハブ28H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
24Hでもよかったのですが、CX22リムの最少穴数が28Hなので
28Hになりました。

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つづいて後輪。

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エボライトハブ28H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
タイヤを張る前に リム穴がリムセメントでふさがる箇所もあるくらいに
ベッドを作ってから、タイヤを張っています。

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今日、アクアシールを塗るのは無理でした。
タイヤ張りたてだから無理とかではなく 単に忙しいだけです。

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昨日のデュガストは やりました。

category: のむラボ日記

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CX22リムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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TniのCX22というシクロクロス用前提の
チューブラーワイドアルミリムでホイールを組みますが、
それぞれ別件の2件とも ステッカー剥がしを ご希望なので
剥がす前の状態を撮っておきました。

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前輪が組めました。

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お客さんのフレームセットのフォークが100×15mmのスルーアクスル、
フレームが135mm幅のクイックなので それに応じたハブが必要ですが、
シマノハブで28Hのフロントハブとなると 100×12はRS770にあるものの
100×15はXTRでしかラインナップされていません。

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前輪はHB-9010 28H 黒CX-RAY
ロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。

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つづいて後輪。

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FH-CX75 28H 黒半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

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お客さんの希望で黒アルミニップルです。
タイヤもリムセメントで すでに張ってありますが、
アメサイドの部分のアクアシールが まだです。
もう1日かかります。

category: のむラボ日記

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勝率99%くん  

「シートポストのヤグラが割れて、フレームとも固着気味なので抜けない」
と お客さんから連絡があり、
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持って来てもらいました。
シートクランプは ゆるめてありますが、シートポストは びくともしません。
サドルを取り付けて サドルを持ってグリグリすれば抜けそうですが、
ヤグラが壊れて サドルが取り付けできないので それもできません。

うえむr・・・某ショップに持ち込んだところ
「ドリルで穴開けてどうこうすればいけるかも、
成功報酬じゃないから取りかかった時点で5000円」
と言われたそうです。

当店には27.2mmないし31.6mmの丸シートポストであれば、
かなりえげつない固着も含めて 固着したピラーを
99%抜いた実績がある「勝率99%くん」という工具があります。

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取ったど!(こうちんにせんえん)

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M6ボルト(←重要)4本締めの31.8mmクランプのステムに、
28.6mmの長い棒を取り付けたものです。
31.6mmのシートポストであれば(0.2mm差を無視して)
そのまま つかみますが、27.2mmのときは 竹を縦に割ったような形状で
2分割してあるダウンサイザーをはさみます。
このダウンサイザー、すべりにくいものの
つかんだところに擦り傷を付けやすいアルミのものと
その逆の性質のプラスチックのものがありますが、
再使用不可な こいつにプラスチックを使ったのは、
つかみ幅が短かったためです。
クランプも2ボルトだけでしていますが、固着予備軍であったものの
ひどい固着では無かったので これで抜けました。
ただ、シートポストを手でつかんで抜くのが不可能だったのは確かです。
(それぐらいで抜けるのなら 当店にお持ち込みされないでしょうが)

Tniの このシートポスト、価格のわりに軽量で 私も好きなのですが、
こいつが悪いというわけではありません。
お客さんはブルベによく出る人で、
非常に容量の大きなサドルバッグを取り付けたりなどしているからです。

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鉄フレームから もらい錆びをしているだけで、
電位差による天然アルマイト的な錆びではないので
固着には至っていません。

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↑これは別件ですが、固着の場合は
シートポストがアルミでもカーボンでも 白い粉がでます。
とはいえ こちらも固着ではなく、サドルを持ってグリグリすれば抜けました。
フレームに入っている長さが短かったのが 幸いしたのかもしれません。

もっともっとえげつない固着ですら抜いてきた 勝率99%くんですが、
年々 バージョンアップを続けています。
現行のステム部分はDMRですが、ちょっと前まではFSAでした。
かつては勝率100%くんという名前でしたが、
竹製フレームの固着で どうしようもない件があり
無理にすれば シートチューブが割れかねなかったので諦めました。
DMRのステムになったのは、
ブルーノの小径車でどうしても抜けない固着があり
そのときは勝率98%くんという名前だったものの
DMRのステムにしつつ さらにステムに ある加工を施したことで
お客さんに3回ほど来てもらった結果 ついに抜くことに成功したので
勝率99%くんに返り咲きました。

くだんの竹製フレームは そのフレームのビルダーの方が何とかしたので、
勝率100%くんに返り咲く機会は無くなりました。

category: 勝率99%くん

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のむラボホイール7号(仮)のリムが届いてますが  

のむラボホイール6号(32mm高チューブラー)ですが、
あれは某R社のTHIRTY TWOというホイールのリムと ほぼ同じものです。
なぜそれを 私が取扱いできるのかといえば、某R社が32を廃版にしたからです。
某R社の日本の代理店さんが DWLというブランドの
実質32リムをスポット入荷(1回こっきりの補充無し)で
取扱いしていたのも それが理由です。

某R社の現行モデルの名前なしリムというのは、基本的に取り扱いができません。
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お客さんから レイノルズのホイールをお預かりしました。

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前輪がアサルト、後輪がストライクでチューブレスレディのWOリムです。
これとは別に レーシングゼロを買ってから、ストライクの後輪がヌルいというか
かかりが悪いというか もたつく感じがするということに気付いたそうで、
ニップルの増し締めで何とかならないかと言われたのですが 無理でした。
センタードンピシャ、ほぼ振れ無しで
増し締めのためだけにニップルを回す余地が無いほどに よく張ってあります。
フリー側が袋小路でセンターが出ている以上 どうしようもありません。

そういえば どっかのバカブランドがアルミスポークには意味が無いなどと
ほざいていましたが、反フリー側ラジアル組みのスチールスポークの後輪で
かなりのリム高で 可能な限り張ってある これですら
ある乗り手(このお客さん)に言わせれば レーシングゼロ以下だという
はっきりした感想が出ています。
そのバカブランド、最近になって 2:1組みの後輪を出していますが
これの完成度は前作以下でして、実際とんでもないことをしでかしたために
いま当店に組み直し依頼で届いています。これについては また後日。

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↑これが のむラボホイール7号(仮)です。
アサルトと同じリム・・・では ありません。

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チューブレスレディリムで ハンプも付いていますが、
つくりは どう見ても某R社のそれです。

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アタックとも比べてみました。

このリム、実測が34.5mm高(メーカーのモデル名なら35mmになりそう)で
リム高も重量も アタック以上アサルト未満という
某R社には無いリム高のモデルです。
実測重量は430gプラスマイナス5gでした。
アタックの名無しリムであれば全個体が400g未満だと思われるので、
そっちが欲しかったのですが、某R社が使用中なので無理でした。

鶏合え酢、サンプルだけでも組みたいのですが
そんな暇はありません。

category: のむラボホイール

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アタックを組み直したのを組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レイノルズのアタックの後輪をお預かりしました。
反フリー側のニップルがゆるむそうです。

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実は それだけなら大して珍しいことでは無いのですが
(レイノルズのニップルゆるみは本当に多い)、
この後輪、私が一旦 全バラしして組み直したものなのです。
洗浄したとはいえ元のニップルを使ったのがいけなかったのか・・・。

というわけで、より ゆるみにくい組み方と
ニップルの全交換をすることになりました。
反フリー側ラジアル組みや 28H以上の前輪のラジアル組みなどは、
スポーク1本だけが他所と比べてゆるくなるという現象が起こりやすくなります。

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私が このステッカーを自発的にホイールに貼ったことはありません。

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バラしました。

本当は君が良かった。←これについては次の記事で書きます

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組めました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

ついに、ついに記事用の画像が揃ったぞ!
この話の続きは別件になるので 次の記事で・・・。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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SES3.4の後輪を組み直しました  

真・今日もホイー(以下略)。
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お客さんから スマートエンヴィ3.4のチューブラーホイールをお預かりしました。
ENVEの以前の問屋さんによる、日本内製のホイールです。

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ハブはクリスキングのR45で
前輪が35mm高リムの20H、後輪が45mm高リムの24Hです。
前輪は ほぼ振れ無しセンタードンピシャ、
後輪は ほぼ振れ無しでリムが かすかに反フリー側に寄っていました。
経年使用で寄る側ではないので 最初からですが、
紙1枚くらいなので 粗探しといえば粗探しです。

ホイールの組み直しを ご希望ですが、
お客さんは 私が組んだ半コンペヨンロク組み結線ありの
後輪の硬さを知っているので それに及ばない これを何とかしてほしいとのことです。
あと、平地でスピードが乗ってくると あまり気にならないものの
登りでは リムの重たさを明らかに感じるので
実測重量も量っておいてほしいとのことでした。

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バラしました。
スマートエンヴィ3.4のリヤリムは45mm高で
クラシックエンヴィ(や それ以前のエッジ)の45とほぼ同じリム高なので、
リム高なりの重量を比較できます。
お客さんが持っている EDGEの45は309g(→こちら)なので
リム重量の差は92gです。
リンク先の記事にもありますが 初期型EDGEで309gというのは
かなり重たい個体になります。軽ければ275gくらいのものもあります。
あと、EDGE時代に リムに付属していたニップルは2種類ありますが
いずれにしても対辺5mmの六角で回すアルミ製のもので、
スマートエンヴィのニップルは 対辺3.2mmの四角で回す
しんちゅうニップルなので、ニップルを含めた
総合的な外周部の重量差は100gくらいになります。

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組めました。

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R45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
前後輪とも 許容範囲ながらスポーク長さがやや長めで、
後輪は 組み直しの際に1mm短くしていますが
前輪は 組み直し(長くする加工はできないので スポーク全交換)をする
までもないと判断し 振れ取りだけにしています。
先ほども書きましたが ほぼ振れ無しだったので
ニップル2ヵ所をうっすら回しただけで 量も大したことが無かったので、
もしタイヤが張ってあれば 振れ取り自体しなかったかもしれないくらいです。

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バラしたときに ハブを洗ったでよ。

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以前に組んだほうのホイールも お持ち込みされていたので
振れ取りをしました。
前輪のクラシックエンヴィ1-45は288gと
年代を考えれば やや軽めの重量で、
35mm高ワイドリムのスマートエンヴィの前輪とジャスト100g差でした。
後輪は105g差です。
もちろん スマートエンヴィのほうが重いです。

リム自体の変形しにくさ(硬さ)はスマートエンヴィのほうが上でしょうが
スポークテンションは どちらも同じにしています。
クラシックエンヴィは ブレーキ熱を帯びた状態での座屈に非常に弱いのですが
スマートエンヴィでは その点が劇的に改善されました。
ワイドリム化の恩恵のひとつであることは間違いありません。
はっきり言ってパクリなので当然ですが
ZIPPのファイアクレストと同じく四角に近い リムの断面形状は
それ以前のリムより空力的に優れている(らしい)ので それも利点です。

で、「熱と座屈に強く 空力的に優れている代わりに
約100gリムが重たくなった」というのを性能面の差し引きで
納得出来るかどうかと言えば、私は無理です。
もし クラシックエンヴィとスマートエンヴィが併売されていたら、
不注意や あるいは避けられない落車で すぐ逝くリムでもいいから
クラシックエンヴィを選びます。

とは言え メーカーの気持ちも分かります。
今までのリムを クラシックエンヴィというカテゴリーにする→
スマートエンヴィをラインナップに加える→
クラシックエンヴィを廃版にする、
という段階を踏んで「無かったこと」にすることで、
メーカーに寄せられる破損事例の報告や
クラッシュリプレイスメントの適用が
明らかに減っているはずなので。

廃版商品の「無いものねだり」をしても 仕方がありません。
現状で ブレーキゾーンに熱ダレやふくらみが出ていない
クラシックエンヴィをお持ちの方は、大事にしてください。
結局はやりませんでしたが、
1-45は のむラボホイール0号にしようかと思っていたリムでもあります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
リムのお引っ越しは今日もホイー(以下略)。として
カウントされないという内規がありますが
今日は これとは別にホイールを組んでいるので問題ありません。
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お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。
リムの交換ありきで話をされていたので どういうことかと思い
シュッと回したところ、ポテチ的な振れ方をしていて
修理どうこうでないのは一目瞭然だったので

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リムのお引っ越しをしました。
ハブが妙にきれいなのは お引っ越し前に洗ったからです。
水滴がリムに入ったりするので、リムが古いうちにしておきました。

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↑あふたー

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DSC00808amx8.jpg
↑びふぉー

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組めました。

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レコードハブ32H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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フリーボディーを外したのは、ホイールを組み換えてからです。
ハブ体のグリスアップは不要と判断しましたが、
フリーボディーのラチェットの洗浄とグリスアップは やりました。
右エンドナットを脱着するので ホイールセンターが狂う可能性があります
(元々ゆるんでいた場合に限ります)が、今回は変わりませんでした。

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爪起こしバネが歪んでいたので
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交換します。

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先ほども書いた通り、ラチェット周りは洗浄しています。

DSC00832amx8.jpg
組み換え前のリムですが、片側を床に押し当てると
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対岸で これくらい浮きます。

category: のむラボホイール

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WTBのフリーケンシーi19リムで 後輪を組みましたた  

今日もホイー(以下略)。
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昨日の続きで 後輪です。同じく CX75ハブで組まれたリムを
アイアンクロスからフリーケンシーi19に組み換えます。

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全コンペロクロクJIS組みですが、
前輪2本目のセンターずれの件があるので

DSC00788msn.jpg
DSC00789msn.jpg
調べたところ、こちらもヌルい側を増し締めした方向でずれていました。
経年使用で ずれる側ではなく 横振れがほとんど無いので、
元からずれているか 後からの振れ取りをセンターゲージ無しで
やったかの どちらかです。

DSC00790msn.jpg
昨日のフロントハブは、回転の濁りが無く グリスが抜けている感じも無かったので
ハブシャフトを ある程度抜き出して すき間からグリスアップをしています。
その際、砂を噛まないように シールの汚れ(上の画像はリヤハブですが同じ状態)を
吹っ飛ばしてからにしていますが

DSC00794msn.jpg
今回はリヤハブの回転にグリスが抜けた感があったので
バラして洗浄してからグリスアップをしています。

DSC00793msn.jpg
びふぉー
DSC00795msn.jpg
あふたー

DSC00797msn.jpg
組めました。

DSC00798msn.jpg
FH-CX75 28H 半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

DSC00799msn.jpg
前輪と同じく もう1本組み直しがあります。

DSC00800msn.jpg
この2本を比べれば、左右異径異本組みがどういうものか
簡単に説明できるのに・・・。

DSC00801msn.jpg
組めました。

DSC00802msn.jpg
結線には至りませんでした。今日は もう無理。

後輪2本目はバラす前に センターゲージを当てていません。
その理由は、

DSC00803msn.jpg
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リムの反り性の横振れがあったからです。
画像の一番上のリム、えらく反っていますが
もう1本 ガラスの定盤で かすかに反りが認められるのがあるので、
お客さんは リムはもう要らないと言っていましたが
再利用可能な2本は お返しします。

category: のむラボ日記

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WTBのフリーケンシーi19リムで 前輪を組みましたた  

お客さんから スタンズのアイアンクロスで組まれたホイールをお預かりしましたた。
DSC00764amx8.jpg
旧ロゴです。
ハブはCX75なので28Hで確定です。

DSC00765amx8.jpg
全コンペロクロク逆イタリアン組みで組まれています。

このホイールをバラして、WTBのフリーケンシーi19というリム(→こちら
での組み換えをご希望です。

DSC00766amx8.jpg
このリム、アイアンクロスよりは重いのですが

DSC00776amx8.jpg
チューブレスタイヤのビードを落とし込む凹みや
ビードを保持するハンプが ちゃんと設けてあって
スタンズのリムよりは チューブレスタイヤが取り付けやすい傾向があります。

先ほど貼ったリンク先には
リムのモデル名にある iの意味は リム内部のI型の補強だ、とありますが
画像が無いので 今日はそれも分かるように撮ってみました。

DSC00770amx8.jpg
組めましたた。

同じスペックで2本 組んでいます。
組み換え前の1本目は 組み方相応にヌルかったので
とくにセンターゲージを当てたりなどしていませんが、
2本目の反ローター側のスポークを握ったときに
左右差の無さにびっくりしたので

DSC00768amx8.jpg
DSC00769amx8.jpg
センターゲージを当てると えらくずれていました。
リムブレーキでは無いので ずれているのが バレにくいのかも知れません。
センターが出た状態から 低テンション側だけをひたすら増し締めするとこうなります。

DSC00771amx8.jpg
DSC00772amx8.jpg
どちらもHB-CX75 28H 半コンペロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。
ディスクハブの前輪を 左右同径スポークで組むのか異径スポークで組むのかは
その場合によりけりですが、今回は異径にしました。
このリムが、アイアンクロスほど ビビらずに組めるリムだからというのが大きな理由です。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC00773amx8.jpg
のむラボホイール2号の前輪を組みました。

DSC00774amx8.jpg
エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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ボーラ ワン 50 チューブラー ダークラベルのリムを交換しました  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
DSC00757amx8.jpg
レース中の落車でリムが「ミシッ」と割れたので リムの交換をご希望です。

DSC00759amx8.jpg
          /ミシッ\
ボーラワンのリムですが、スペアパーツとしての設定がありません。
ボーラワンのリムは、ボーラワンのステッカーが
すでに貼られている点を除けば ボーラウルトラのリムと同じものです。

ボーラウルトラにはスペアリムの設定があり
50mm高のチューブラーでダークラベルであれば
品番はWH-002BO50DKで、116000円くらいします。
ステッカーは すでに貼られています。
念のため書いておきますが「リム単品」の価格です。

ボーラワンの場合は、WH-15BOTRX11DKという品番で
後輪単品の設定があり、これが135000円ほどなので
ボーラウルトラのリムに交換するか ボーラワンの後輪を買い直すかでは
リヤハブも新品になることを考えれば 後者のほうがお得というわけで、
ボーラワンのリム単品の供給はありません。

というのが 私が出せる答えになるのですが・・・。

DSC00761amx8.jpg
リムを交換しました。

DSC00762amx8.jpg
お客さんのほうで 2万円もしない中華カーボンチューブラーリムで、
G3のリム穴間隔とリム内径が ほぼ同じリムを見つけてきた、とのことです。
ニップルは4mm対辺のカンパニョーロのものではなく
3.2mmの汎用品を使う必要がありましたが。

ちなみに このリムは450gほどでしたが、
元のボーラワンのリムは リム高なりの重量として見れば
かなり優秀だったので驚きました。

ハブとスポークを取り去った後は 廃棄するだけのリムから、
実測重量を量るためだけに バルブ穴からニップルを全摘出する
無駄な苦労を分かっていただけないと思いますので
ここに晒すことはしません。
マウスをグリグリしただけで実測重量が知れると思ってるとか 甘えんな。
↑うわこいつきわめてかんじわるい














DSC00763amx8.jpg
オ待タセシマシタ!

DSC00760amx8.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
DSC00754amx8.jpg
組ミ換エ前
DSC00755amx8.jpg
組ミ換エ後
ヘッヘッヘ 行キガケノ駄賃ダ しゃまるみれノ りやりむモ晒シテヤルゼ
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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シャマルミレのリムを交換しました(ペンギン丼)  

今日もホイー(以下略)。
DSC00749amx8.jpg
お客さんから シャマルミレの後輪をお預かりしました。

DSC00750amx8.jpg
使って2回目のシャマルミレがががが!
・・・リム交換になりました。

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シャマルウルトラは、リヤリムのほうがリム高が高いので
ステッカーの縦幅も前後で異なるのですが
シャマルミレは前後兼用の細いものになっています。

DSC00752amx8.jpg
貼る作業のしやすさの都合上 一旦 個別に切りだすので、
あまり間隔を詰められると 慎重に切るのが難しくなります。
表題は ここで回収していますが とくに意味はありません。

DSC00753amx8.jpg
バラす前にH1STを さっと見ておきました。
たまたま最初に当てたフリー側で231ですが、
平均235で組むと ちょっと張り気味、
バラツキの下限を235にすると
ヌルいと文句を言う人がいなくなるといったところです。

DSC00756amx8.jpg
組めました。
H1STの上限237、平均が232くらいなので
キンキンに張ったというわけではありません。

リムがすでに入荷していて近日中に組む予定ではありましたが、
お客さんから今日 別件で(マヴィックの修理)来られると 電話があり
お足元の悪いなか 遠方から来られるということもあるので
遊ぶ金欲しさに急遽 組みました。

category: のむラボ日記

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あまちゆぁ とてちて けんじゃ  

カンパニョーロのパワートルクの左クランクを抜くためのプーラーを新調しました。
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↑先っちょの部分を改造する必要がありますが、
パワートルク用のプーラーとして使えます。
2017年モデルのポテンツァ11などの
後期型のパワートルククランク(パワートルク プラスという規格名)は
ワンキーレリーズになっているのでプーラーは不要です。
2018年モデルのポテンツァ11や新ケンタウルは
ウルトラトルクになっているので やはりこの工具は不要です。

というわけで 買い換えるのが初めて(買うのは2回目)ですが
今後この工具を使うことは ほとんど無いかもしれません。

話は変わりますが、カンパニョーロには「オーバートルク」という
無かったことにしたい規格のクランクセット(2014年~)があり、
オーバートルククランクセットのカタログ落ちは もちろん
2017年からはスペアパーツカタログから
専用の着脱工具の表記も無くなりました。

DSC00697amx8.jpg
で、この工具、アマチユアベアリングプーラという名前になっていますが、
アマチユア(アマチュア)が もし「素人」のことを指すのであれば

DSC00698amx8.jpg
右上にある「プロ用」という表現と矛盾することになります。
が、ここでいうアマチュアとは素人という意味ではありません。
プーラーをプーラと表記しているように長音符を省いているので分かりにくいのですが、
電機子(アーマチュア:armature)のことを指しているのです。

DSC00699amx8.jpg
実際、パッケージ裏のイラストでもアーマチュアコイルから
アーマチュアベアリングを抜き出しているのですが

DSC00700amx8.jpg
文章中のアーマチュアの表記を
素人(アマチュア:amateur)と誤字っているので
やっぱり怪しくなってきました。
どっちやねん。

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パワータップのGSハブのホイールを組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC00665amx8.jpg
お客さんから パワータップのGSハブで組まれたホイールをお預かりしました。
リムはエキノックスのカーボンWOです。
お客さん自身で組んだホイールだそうですが、組み直しをご希望です。
元の組み方は 全CX-RAYストレートヨンヨン組み相当
最終交差の編み無し、ですが
ストレートスポーク用のハブなので ヨンヨン組み相当の部分は変更不可、
やれることと言えば 最終交差の編みの有無とスポークの番手、
あとは結線(編んだ場合)くらいです。

DSC00667amx8.jpg
DSC00668amx8.jpg
センタードンピシャ、テンションも ちゃんと張ってあって
縦横振れも手出しできないほど取ってあります。
つまり、スポークの変更をしないのであれば
これでも別にいけるのでは という感じではあるのですが・・・。

DSC00666amx8.jpg
逆穴振りで組んでありました。
DSC00669amx8.jpg
あと、バルブ穴の位置が
スポークの最終交差の左右の束のなかに入っています。
リム穴1つぶんだけ リムを時計回りにずらせば 全て解決する格好です。

スポークの長さですが、
DSC00670amx8.jpg
フリー側ニップルの端面ツライチ~
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反フリー側ニップルの端面マイナス4山~
DSC00672amx8.jpg
フリー側ニップルの端面ツライチ~
DSC00673amx8.jpg
反フリー側ニップルの端面マイナス4山~
を 交互に繰り返しています。
左右同じ長さのスポークを使っていましたが、
これはお客さんの落ち度や横着ではなく
パワータップの指示(→こちら)がそうなっているので 仕方がありません。

DSC00674amx8.jpg
ホイールをバラしてから、
スポークのねじ山を使いきったときの見た目を調べました。
ニップルの端面プラス7山くらいです。
もちろん、7山で どん突きになるようなスポーク長さにはしません。
仮に左右 同じ長さで組むとすれば 反フリー側マイナス2山、
フリー側プラス2山くらいに出来れば ちょうどいいかと思います。

組み直しに際して、反フリー側のスポークは使い回すことにしました。
フリー側は このCX-RAY24本より1mm弱 短く切って
ニップルの端面マイナス1山、
反フリー側は同じスポークを使って
ニップルの端面マイナス3山くらいになりました。
組み直し前も後もセンタードンピシャですが、
左右異径組みのぶんと ニップルの締めの追い込みで
反フリー側のニップルの締め込みが 約1周違うということになります。

DSC00728amx8.jpg
組めました。

DSC00729amx8.jpg
GSハブ24H 黒半リーダーヨンヨン組み相当
最終交差左右とも編みあり 結線ありです。

DSC00730amx8.jpg
リムは前後ともエキノックスのWH156というモデルですが、
エキノックスの他のリムと同様(もし仕様として存在していれば)
18Hと20Hがフロント用(20Hはリヤ用としても使える)、
24Hと28Hがフリーボディの向きの指定があるのでリヤ用、と なるはずです。
実際に このリムも24R(24Hでリヤ用)という表記と
フリーの向きの指定がありますが、

DSC00735amx8.jpg
それに従って組んだ場合、

DSC00733amx8.jpg
エキノックスのシューを使え、限界テンションは いくらだ、
といった注意書きが

DSC00734amx8.jpg
必ず左側(反フリー側)に来るようになっています。
これはリヤ用リムだけの話で、フロント用リムは別にどっちでもいいのですが

DSC00736amx8.jpg
前輪も合っていました。

DSC00737amx8.jpg
当初、ハブとリムの関係が逆だと思っていたのですが
これで合っています。
ハブフランジのシリアルナンバーの表記は
通常 左側に入るはずだと思っていましたが
ハブ胴のパワータップのロゴが上に向いたときに正位置になるのが
正解だとするなら リムとハブの関係は間違っていません。

DSC00738amx8.jpg
前輪は点検だけをご希望でした。
センタードンピシャ、ほぼ横振れ無し、増し締めを要するほどヌルくもない、
という状態で1ヵ所だけ かすかな縦振れがあったので直しています。
他がきれいな状態だったりすると、かえって直しづらかったりします。
縦振れを取った直後の横振れが、お預かりしたときより大きくなったくらいなので。
後輪と違い 穴振り間違いなどが無いので組み直しの必要はありません。
スポーク長さはニップル端面ツライチでした。

category: のむラボ日記

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スピード55C祭り  

フルクラム屋さんに行ってきました。
fulcrumyasanamx8.jpg
の:あれを いつつつつんでくださいな。
問:あいよー


DSC00711amx8.jpg
届きました。

DSC00712amx8.jpg
スピード55Cです。
2018年モデルですが、箱に書いたのは私ではありません。

DSC00713amx8.jpg
マヴィックと同じく、フルクラムも ミドルグレードモデルまでは
ホイールバッグが付属しない仕様になりました。
「スピード」は「レーシングスピード」に代わる 新フラッグシップだからか、
ホイールバッグが付属しています。

ホイールバッグのデザインが新しくなり、
DSC00714amx8.jpg
ジッパーの部分に紐が付いて 開けやすくなりました。

DSC00715amx8.jpg
ホイールの色展開が、ダークラベル寄りの この色のみとなりました。
種類が少ないのは 仕入れるほうとしては都合がいいです。
ちょっと前のカンパニョーロ バレットにも似ています。

DSC00717amx8.jpg
すべてシマノ仕様で仕入れました。
カンパニョーロ仕様との違いは フリーボディとブレーキシューですが、
今回の入荷分に限っては差額無しでの仕様変更を受け付けます。

DSC00718amx8.jpg
気付いたら拭いていますが、
白アルミフリーボディが うすら汚れているのは
私ではなく ルーマニア人のせいです。

DSC00719amx8.jpg
AC3リムについて。
(とくに雨天時の)制動力が向上したという
ブレーキゾーンの鮭の切り身的な処理ですが、
私はこれに否定的というか 元々ブレーキが利くカーボンリムなので
ありがたみが薄いのでは、と思っています。
ブレーキシューの摩耗が早まるというデメリットもありますので。
しかし ある人から聞いたところによると、ブレーキシューが
スイスストップのブラックプリンスだと ゴリゴリ減るところ
純正のシューだと そうでもないとのことです。

純正のシューのほうが ブラックプリンスよりも安いので
わざわざメーカーの指定外のそれを使う理由は薄いですが、
色んなメーカーのカーボンホイールを ブラックプリンス一手で
とっかえひっかえしているので そういう状況になったということでした。

スピード55Cですが、本国サイトと 私の手持ちの資料どちらとも
前後別での公称重量が書いてありません。
それによれば55Cが1470g、40Cが1420gとなっています。
前後で50g差ということは40Cと55Cのリムの重量差が25g、
55Cのほうがスポークが短いことを勘案すれば
実際は30gちょっとといったところでしょうが、
15mmのリム高の差で 約30g差(たぶん)というのを
実質トントンと見なすのは ちょっと甘いかもしれません。
私は外周部重量至上主義で、特定の競技形態を除いて
ホイールの空力特性というものを低く評価しがちなので。
リム高が高くてもそこそこ軽いリムであればいいのですが、
クソ重いディープリムで リムの重さのデメリットより
空力特性のメリットのほうが大きくなる、ということはありません。


スピードのクリンチャーモデルはUSBベアリング仕様のみ、
チューブラーモデルはCULTベアリング仕様のみなので
これをカンパニョーロのボーラと比較するなら
ボーラワンのクリンチャーと ボーラウルトラのチューブラーが対象になります。

DSC00725amx8.jpg
というわけで、それらの公称重量を書き出してみました。
ボーラウルトラ50Tより スピード55Tのほうが65g重いです。
これは リム高5mmの差と、2:1よりG3のほうが
スポーク長さが短いことが理由だと思われます。
が、ボーラワン50Cと スピード55Cでは
なぜか スピードのほうが15g軽くなっています。
なのでクリンチャー仕様を買うならボーラワンよりスピードですよ!
という論調で〆たいところなのですが、
この逆転の理由について正直に書きますと

DSC00724amx8.jpg
DSC00722amx8.jpg
理由の大半はフロントハブにあると思われます。
ボーラワンは前後ともアルミハブ胴ですが、
スピードCのフロントハブは スピードTと同じく
ハブ胴がカーボンになっているのです。

DSC00720amx8.jpg
DSC00721amx8.jpg
ゴチャゴチャと付いているものを取っ払った、
クイック無しの実測重量を量りました。前後ペアでは1508gです。
5ペアのうち1つを抜き取っただけなので
これが軽い個体なのかどうかは知りません。

スピード55Cですが、
もし私がスピード40Cと合わせて 2ペアしかホイールを持っていないとして
必ず前後セットで(フロント40C・リヤ55Cというのを禁止)使うとすれば
55Cより40Cのほうが 使用頻度が高くなるはずです。
が、ボーラの点検の件数を参考にした 十分に信頼出来るデータからすれば
お客さんの傾向としては「ボーラは35mm一択!」というわけでもありません。
それを踏まえて、スピード55C祭りをすることにしました。
2017年まではスピードは40C・40T・55Tの展開だけなので
欠けていた部分を埋める新モデルだからというのも理由です。

擁護すれば、40Cに普通のブチルチューブ、
55Cに薄手のブチルチューブを使ったとすると
外周部重量がほぼ同じなのにリム高は55Cのほうが15mm高い!
くらいなら55Cも 外周部重量の評価的に そう悪くない気がしてきたぞフヒヒ。

そう言ってるお前も 冒頭の画像で 後輪はディープリム使ってるやんけ、
と言われそうですが あのEDGEの65mm高リムは実測378gと非常に軽量なのです。
もしあれが仮に500gあったとしたら絶対に使いません。

DSC00726amx8.jpg
今回の祭りに際して、問屋さんから販促品として
フルクラムのレーシングキャップが送られてくるはずなのですが
こちらは遅れていて入荷は未定です。
仮に届いたとしても4個のはずなので ホイール5ペアに対して数が足りません。
なので フルクラムのタイヤレバーも おまけの選択肢に加えることにしました。
スピード55Cをお買い上げの際に
タイヤレバーかレーシングキャップを選んでください。
どちらかが先に無くなった場合は 残ったほうが自動的におまけになります。
配慮さんGTは付属しません(念のため)。


肝心の価格ですが、税込定価362,880円のところ・・・
ここに書けるくらいなら ここに書いてるっちゅうねん。
ということで よろしくお願いします。

あと 最後に。在庫のお問い合わせは 来店されるか電話でお願いします。

category: 新着情報!

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のむラボホイール5号を組みました  

以下、10月10日(火)の23時過ぎに上げるはずだった記事ですが
下書き状態のままだったことに さっき気づきました。
振れ取り台が壊れたときを除き、
「店を開けた日でホイールを組まなかった日は無い」というのは
ここ4年ほど継続中です。
毎日ホイールを組む作業自体は大したことがないのですが、
これほどまでに需要が多いのは 私も想像していませんでした。
聞いた話では、どこかに
手組みホイールという選択肢を喚起させるような内容の
悪名高いブログがあるらしいですね。
どこの誰かは存じませんが ありがたやありがたや。


今日もホイー(以下略)。
DSC00684amx8.jpg
のむラボホイール5号を組みました。

DSC00685amx8.jpg
前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC00686amx8.jpg
DSC00687amx8.jpg
後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みで
前後輪とも 青アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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レーシングゼロ祭りですが  

レーシングゼロ祭り(→こちら)ですが、あれから 3日ほどで 完売しました。
お買い上げありがとうございました。
価格について コメントでお問い合わせをいただいていますが、
そちらでは お答えできません。
書いてある記事に たどり着けなかった方も多かったようなので
リンクを貼っておきます(→こちら)。

先日、このリンク先の記事がどこにあるのかについて
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんから 問い合わせの電話がありました。
情報の秘匿対象が それを訊くのは えげつないと思ったのですが、
問屋さんとしての質問ではなく
「スケボーマン」という一個人としての質問だということなので
教えておきました。
リンク先の記事では不当廉売特価品の情報を
ごくまれに更新しています。

category: のむラボ日記

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