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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

謎の超軽量カーボンリムを組みました  

同じ表題の記事が過去にありますが(→こちら)、
そのホイールのオーナーの知り合いの方が「同じ」リムを買ってきて
ホイールを組んでほしいと お持ちこみされました。

が、リンク先のリムの実測重量が243gと232gであるところ
今回のリムは どちらも250gくらいです。
リンク先の記事では 半コンペの後輪で 前後輪合わせて1000gを切っていますが、
お持ち込みされたリムでは不可能だということを事前に調べてきており、
後輪を 全CX-RAYにするなどして
何としても900g台に仕上げたいというのを ご希望です。
リンク先の記事にも同じようなことが書いてありますが、
持って軽いだけのホイールと 大要素小要素を吟味したホイールの
どちらがレースの成績に反映されるのか、という話もしたのですが
今回は全CX-RAYで組むことになりました。

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前輪が組めました。
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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
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421gです。

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後輪も組めました。
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リーフハブ24H 全CX-RAYヨンロク組み結線ありです。
結線は2gも重くなっていないくらいです。
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570gでした。
前後輪合わせて991gとなりますが、
半コンペにした場合の重量増の概算値が プラス15.5gなので
全CX-RAYでなければ900g台にはなっていません。

category: のむラボ日記

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F4Rの後輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。の初出は2013年3月1日、
それ以降丸5年間というもの
店を開けた日でホイールを組んでいない日はありません
(振れ取り台が壊れた期間を除く)。
ホイール組み作業そのものは 慣れれば難しいことでは無いので、
1日に最低でも1本組むこと自体は どうということはないのですが、
需要のほうが途切れないことは すごいと思っています。

それはともかく
今日もホイー(以下略)。
DSC03157amx8.jpg
お客さんから FF山口のF4Rの後輪をお預かりしました。
リムが座屈で逝っています。

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↑フリー側から
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↑反フリー側から
DSC03160amx8.jpg
↑外周から

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スイスストップのイエローキングが溶けて張りついた跡がありますが、
今回は リムの熱持ちが主因では無さそうです。
レース中に他車に横から当たられて、落車を避けるために
大きな縁石にガツンと乗り上げてしまったとのことです。

このリム、幅が20.8mmだったので
のむラボホイール新2号のリムで(20.5mm幅)で
組み換えることになりました。
ベアリングに傷みが無いのでリヤハブは そのまま使います。

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このリム、逆リム扱いで組まれていましたが
調べたところ 本当に逆リムでした。
昔のコリマや 現行のカンパニョーロ・フルクラムなどが逆リムですが、
カンパニョーロ・フルクラムの場合は G3や2:1組みの後輪がほとんどなので
前輪でしか逆リムを意識することはありません。
左右同数組みの後輪で 逆リムというのは本当に珍しいです。

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内周側にも外周側にも穴振りがありました。
内周側には穴振り無しで 工具の軌道の都合上 外周側にのみ穴振りあり、
というリムもあります。

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↑穴振り方向が合っています。

DSC03166amx8.jpg
バラしました。
元は全エアロライトヨンヨン組みですが、組み換えに際して
フリー側のスポーク比重を大きくする許可はいただいています。

で、F4Rは外出しニップルで
のむラボホイール2号のリムは 38mm高で内蔵ニップル仕様です。
もし、F4Rとのリム高の差と 内蔵ニップルによるスポーク長さの補正値が釣り合い
スポークが使い回せるようであれば、
ヨンロク組みではなく ヨンヨン組みになるものの 使い回そうと思っていました。
左右異本組みは 左右異径組みほどには効かないので、
ヨンヨン組みであることは 結線で わりと何とかなるという考えです。
が、F4Rはその名の通りの4cm高リム・・・というわけではなく
OEM元では WH-R38CFという名前であり リム高も38mm高なので、
反フリー側のスポークの使い回しは無理でした。
無理であればヨンヨン組みにする必要は無いので ヨンロク組みにします。

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組めました。

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DT240ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

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↑組み換え前のリムと並べてみました。穴振りが逆です。

category: のむラボホイール

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TniのROAD35 TLで前輪を組みました  

お客さんから Tniのチューブレスレディカーボンリムと
エボライトハブをお預かりしたので
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ホイールを組みました。今日は前輪だけです。

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時系列が前後しますが リムはエキノックスのWH260、
うっすらハンプ有りのチューブレスレディリムです。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みにしました。

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ブレーキシューの位置をビードフック上端で設定するなという
ステッカーが貼ってありますが、
リムのコスメチックステッカーの位置が外周寄りなので、

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シューの位置設定が厳しいかもしれません。

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↑ここだと分かりやすいでしょうか。
ブレーキシューの位置が かなり限られます。
デュアルピボットブレーキの場合だと
ブレーキシューの摩耗具合によって リムとの接触位置が変わりますが、
この幅だと 新品からのシューの減りに応じて
最低でも1回は シューの位置を再調整してやる必要がありそうです。

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ゴキソハブ ROAD38リムの前輪のスポークを黒く塗らずに組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからTniのROAD38リムと
ゴキソのハブで組まれたホイールをお預かりしました。
このリムは のむラボホイール2号のものと同じですが、
のむラボホイール2号でもあるらしいです。
つまり、私が過去に組んだホイールなのだそうですが、
間違いなく違います。
お客さんは このホイールの最初のオーナーでは無く、
当店で組まれたということで これを購入したそうですが
私が組んだわけではないという根拠が いくつもありました。
後輪は 28H全CX-RAY右落としヨンロクイタリアン組み結線無しですが、
私は このゴキソハブの28Hでホイールを組んだことはありません。
このブログの過去の記事、あとスポーク長さの計算式にも
履歴がありませんでした。
後輪を ヨンロク組みしていたことから、
のむラボメソッドで組んだという意味で伝えたつもりが
のむラボ製だと捉えられた、という可能性はありますが。

お客さんの希望はまず 黒スポークにしたい、
あと もし可能なら もっと硬く組んでほしいとのことですが、
前輪は 同じスポークの色違いを同じ組み方で組むので

DSC03130amx8.jpg
これで済まそうと思ったのですが
そういうわけにも いきません。

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リムはエキノックスのWH007の2013年製のものですが、
エキノックスブランドのSP38リムでは無く
Tniブランドのステッカー剥がしで間違いありません。
リムサイドが この仕上げになっている WH007は他にはないからです。
あと、ゴキソのリムでないのも確かです。
ゴキソのリムであれば、画像の注意書きのステッカーの
「エキノックスのブレーキパッドを~」の箇所が
「ゴキソのブレーキパッドを~」に書き換わっているからです。
あと このリム、38mm高のほうなのに
スポークテンションが100kgf指定なんですね。
問題が起きないのが経験上間違いないので
実際は100kgf以上で張ります。
というかお預かりした現状でも100kgfを大きく超えています。

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前後輪とも、逆穴振りで組んでありました。
後輪も、ヨンロクイタリアン組みを右落としで組んでいて
逆穴振りで組んでありましたが これも私の仕事ではないという根拠です。
私物で のむラボホイール2号の逆穴振りの前輪を組んだものを持ってはいますが。

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内周側の穴は穴振り無しに見えますが、
外周側は明確に振っているので
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逆に組んだ場合
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工具が リムに擦ります。
スポークは再使用しないので切りますが、
テンションを抜くのに 20ヵ所中17ヵ所を十分ゆるめてから
スポークをバンバン切りました。

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全くゆるめていない3つのニップルを見ると、
スポーク長さが やや長めなのが分かります。
そこそこ張って組んであったので
そこから大きな増し締めをすることは無いですが、
もしヌルく組んであった場合 ここから増し締めをすると
ねじ山を使い切ってしまいます。
あと、内蔵仕様の しんちゅうニップルで組まれていましたが
私は このニップルを使いません。

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組めました。

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ゴキソハブ20H 黒CX-RAY正穴振り反ヌポークラジアル組みです。
つづけて後輪を組もうと思ったのですが、出来ませんでした。
DTの黒コンペですが、
問屋さんの常備在庫が300~292mmの2mm刻み、
そこからとんで266~254mmの2mm刻みとなります。
292mmのスポークから267mmを切り出せれば
この空白が実質無くなるわけですが、
コンペはカット可能な長さが長めなので それが可能です。
店頭在庫は300mmを常備、
それと長いグループの最短長さの292mmも
なるべく在庫するようにしていたのですが、現状は欠品しています。

なんと今回の後輪のフリー側の長さは267mmよりも長く、
かつ300mmからは切り出せないギリギリの長さということが判明しました。

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↑途中から15番になるので
ニップルがどん突きで止まらずスポークの中に抜けるの図

明日の朝 DTの問屋さんに寄って292mmを買ってきます。

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SES4.5の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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先日の続きです。
スマートエンヴィシステム4.5の後輪を組みました。

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フィルウッド ロードハブリヤ24Hで、
フリー側に お客さんお持ち込みの丸バテッドスポークを使っていますが
スポーク比重でいうと DTのコンペ相当なので 半コンペ相当になります。
あとヨンロク組みにしています。
結線は あとでやります。

DSC03107amx8.jpg
このリム、最近 流行りのブレーキゾーンのヤスリ加工をしてあります。
モールデッド イン ブレーキトラックテクノロジーと名付けた これによって
「ドライとウェットのブレーキ性能がほぼ同じ」
「同じ制動力ならブレーキレバーを引く力が30%減」
を実現したとのことです。

DSC03109amx8.jpg
このリム、バルブ穴のところに左右それぞれが
「ハンドメイド イン USA」「シリアルナンバー」のステッカーが貼ってあるのですが
前後輪とも ハンドメイド イン USA側を みなし右側として組んだところ

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同じシリアルナンバーが明記されている黄色いステッカーが
前輪は右側、後輪は左側になりました。

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実際は このステッカー、ホイールを使う前に剥がせということなので
剥がしたあとの状態で 左右の区別の根拠が揃うようにしました。

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熱収縮チューブでホイールマグネットをスポークに固定する予定ですが、
チューブが足りなさそうなので これも後日にします。
追加する場合はもちろん、一旦スポークを外すことになります。

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このホイールとは関係がない話ですが、
これは9Sのデュラエースのスプロケットの歯数の組み合わせの一覧です。
四角で囲っているところはスパイダーアームで
1個のカタマリになっているので 分割することができません。
ここで、ラインナップ上 用意されている歯数以外の
組み合わせを パーツのバラ買いで作ろうとした場合
「17Tから21Tにとぶ」「19Tが2枚続く」「19Tから18Tに逆行する」
などの問題が起きるようになっています。

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ラインナップに無い 11-27Tを作った場合です。
赤い線の組み合わせになりますが、14Tの次が17Tまで とびます。

DSC03115amx8.jpg
12-21Tと作ろうとした場合、青い線の組み合わせになりますが
単体の18Tというのが必要になります。
ところが、9Sのデュラエースとアルテグラには
18Tの1枚ギヤという仕様が存在しません。

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105の9Sギヤの場合、カタマリになっているのは
1枚ギヤを3本のピンでまとめているだけなので
分割することは可能です。
上の図でいうと11-30Tか14-25Tの
カタマリギヤを買ってバラせば 18Tは得られますが、
9Sギヤでそこまでして どーしても12-21Tを作りたいんだ!
という人はいないと思われます。

が、やるやらないは別としてシマノのスプロケットの構成は
いらんことをなるべくさせないように うまくできています。

DSC03117amx8.jpg
で、今回のENVEの後輪は お客さんの要望で
14-32Tの11Sギヤを取り付けてほしいとのことなのですが、
現行アルテグラの 上の図の赤い線で揃えれば
おかしな歯数とび無しに作れました。
21Tが無いですが、歯数間の差でいうと
1/1/1/1/1/1/2/3/3/4となり おかしくはありません。

10Sスプロケットで2/3/3/2/3/4/4/4/4となってしまった
例については(→こちら)をどうぞ。

DSC03118amx8.jpg
スマートエンヴィのこだわりについて。
通常、同じモデル名のリムでチューブラーとWOを併売する場合
WOのほうが リム高が高くなることが多いです。
といっても「チューブラーのリム高+ビードフック」とすると
同じリムとは呼べないほどに リム高が変わるので、
WOリムのほうはチューブラーよりも
空洞部分の断面積(上の図 青い斜線)が小さい場合が ほとんどです。
断面積が大きいということは、フレームのチューブと同じく
厚みを薄くして軽くできるということになるので、
ビードフックの有無とは別に
チューブラーリムのほうが軽くするのに有利ということになります。
これといった基準があるわけではありませんが、
上の図の2つのリムの青い斜線の部分の重量がだいたい一緒、
まるまるビードフックのぶんだけ WOリムのほうが重い、
というくらいの差がある感じです。

DSC03119amx8.jpg
で、スマートエンヴィでは 空力的試験によって
リム高とリム幅を厳密に設計している、というこだわりから
リムの形式に関わらず
「このリム高なら このリム幅で アールの曲率も これがベスト!」
というように決めているので
チューブラーリムとWOリムで同名のモデルの場合
リム高を変えるわけにはいきません。
WOのほうがリム高が高いのに チューブラーとリム幅が同じとなれば
縦横比が変わってしまいます。

DSC03120amx8.jpg
なので、スマートエンヴィでは同名モデルのチューブラーとWOでは
リムの高さと幅を まったく同じにしてあります。
同じといっても 同じになるのは空力的特性であって
(それぞれの形式のタイヤを履いた状態では厳密には違いますが)、
重量は やっぱりチューブラーリムのほうが軽いです。

あと、多少「ユーザーのニーズを無視して押しつけがましいな」と
感じないではないこととして フロント用リムは20Hのみ、
リヤ用リムは24Hのみというのが挙げられますが
(廃版モデルの8.9ではフロント16H・リヤ20Hという仕様もあったのですが
現行のラインナップは全てフロント20H・リヤ24Hです)、
そこにも譲れないこだわりがあるようなので仕方がありません。

SES2.2と3.4では前後のリム幅は同じですが、
4.5と7.8では 前後でリム幅を変えており、
フロント用リムのほうが明確に幅広になっています。
なのでWOリムの場合は付属する リムテープの幅も前後で違います。

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のむラボホイール6号のリムについて  

のむラボホイール6号のリムですが、
レイノ○ズの32の名無し版だということは すでに書きました。
ラベルの類を一切廃したとしても、
スワールリップなど レイノ○ズの特許や意匠に
絡んできそうな要素があっては まずいので、
それらの要素も排除してあります。

実は 6号のリムは1回こっきりのスポット生産品で
(少なくとも私は そう聞いた)無くなり次第終了、
20Hと24Hが50ペアあるのを
複数の買い手に募ったうちの 20ペアを当店では取りました。
あとは おもにイギリスに行ったらしいです。

で、完売終了になるかと思っていたら
なぜか再生産をするということで
そちらも鶏合え酢(→こちら)10ペアほど取り寄せたのですが、
DSC03121amx8.jpg
仕様が変わっていました。
画像上が新しいほうです。
画像上のリムを6号、下のリムをプレ6号と呼ぶことにしました。

DSC03122amx8.jpg
6号のリムですが、ブレーキゾーンの仕上げがあり
そのうえ なんとスワールリップ(内周側にある突起)が付いています。
これレイノ○ズに怒られるんじゃないの。

プレ6号のリムの平均重量が305g、
それが6号だと285gなのですが レイノ○ズの32に近いのは6号のほうです。
スポークテンションは プレ6号のほうが気持ちよく張れます。
一応、組み終わりのテンションを同じにはしていますが
プレ6号のほうが はるかに組みやすいです。

あと 決定的に違うのが価格で、
プレ6号はリム1本あたり15000円も 6号より安いので
前後輪で税込138000円(銀スポークの場合)となります。
すでに それなりの数を販売していますが
138000円と ここに書いたのは初めてです。
プレ6号は あと5ペアぶんほどの在庫がありますが、
久しぶりに即納可能な吊るしとして組むかもしれません。
スポークの色は黒限定で。

DSC03123amx8.jpg
問屋さんではなく サピムのミスなのですが、
プレ6号と6号の前輪ラジアル組みの長さのスポークが
どこかの完組みメーカー用に卸すはずだったと思われる
四角いツブシを入れた特注仕様で問屋さんに入荷しており、
私のほうからも「こんなん混ざってるぞ」という連絡は すでにしています。
ツブシありと通常品を選り好みして発注できるように
問屋さんと話はついていますが、
これをわざわざ仕入れるショップはあまりいないと思われるので
私のほうでも積極的に使っていこうと思い そこそこの本数を仕入れています。
1mmたりともカット出来ないことを除けば
性能上の問題はありません。
こいつらを消費したいというのも
吊るしのホイールを組もうかなと思った理由です。

category: のむラボホイール

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のむラボホイールを値上げします  

当店で販売している のむラボホイールですが、
2018年の4月2日から値上げをします。
4月1日にしなかったのは、エイプリルフールだと思われるのを避けるためです。
4月2日以前のご注文分については、値上げ前の価格で対応します。

値上げの理由については 以下の通りです。
・アルミリムの価格が上がりました
のむラボホイール1/4/5号の材料である キンリンのアルミリムですが、
TniブランドのAL300とAL22(それぞれXR300とXR200に相当)が
去年の中ごろから 税別価格で600円値上がりしています。
当店のキンリンのリムは メーカーから直接仕入れていますが、
やはり同程度の値上がりとなっていました。

・ハブの価格が上がりました
具体的な時期は あとで詳しく調べて書き直しておきますが、
Tniのエボライトハブの税別定価が
前後ハブとも1000円ずつ値上がりしています。
値上がり前の注文分については問屋さんの
ご厚意で旧価格にしてもらいましたが、
そのぶんは とうの昔に使い切っています。
当店で独自に仕入れているリーフハブですが、
元々エボライトハブより1000円ずつほど高いところ
価格を合わせていただけなので、
今回の値上げ後も エボライトハブとの価格差は無しとします。

追記:2014年の1月16日に前後ハブを28個ずつ仕入れたのが
旧価格適用、それを使い切って以降は
ハブの差額1個につき1000円は 私が払ってる形になってます。

・消費税が上がりました
2014年4月1日から 消費税が5%から8%になりましたが、
のむラボホイールについては消費税5%のまま
(旧価格表のまま)で販売していました。
2015年の6月に、消費税分だけでも価格に反映させる
目論見があったのですが、結局やりませんでした。

あとスポークやニップルも微妙に値上げをしています。

逆に、のむラボホイール2/2.5/3号のカーボンリムは
去年 少し値下げをしているのですが、計算したところ
今回の のむラボホイールの値上げの差額とほぼ釣り合ったので
ホイールの価格については ほぼ値上がり無しとなりました。
2.5号のリムは2号のリムより 税別1000円高くなった
(昔は同価格だった)のですが、
これについては2号のリムに価格を合わせておきます。


つづいて 新価格の価格表を以下に載せますが、
最近では ほとんどの場合
前輪 20H CX-RAY
後輪 24H 半コンペ(フリー側 コンペティション/反フリー側 CX-RAY)
で組むことが多いので、その仕様の価格のみを載せることにします。
もちろん、それ以外の スポークの仕様や本数でホイールを組むことも可能です。
あと、のむラボホイール3号のみ 旧価格表では全CXで計算していましたが
実際は前輪をCX-RAY、後輪を半チャンピで組むことが ほとんどなので
その仕様での価格を載せておきます。

価格表での仕様は 銀スポーク/銀ニップルの場合です。
黒スポークにした場合
CX-RAYの差額1本80円×32本(前輪20本+後輪12本)で +2560円、
コンペまたはチャンピの差額1本40円×12本で +480円なので
3040円アップとなります。

カラーニップルにした場合
しんちゅうニップルと 銀アルミニップルは0円としていますが、
カラーアルミニップルにした場合は1個40円×44個で
1760円アップとなります。
色は黒・赤・青・緑・金・紫・ターコイズがDT製で
オレンジの場合のみサピム製を使います。
2018年8月1日から1個50円になります。


価格表(2018年4月2日~)税込価格です。
のむラボホイール1号(4号も同価格)
前輪 24270円
後輪 28350円

のむラボホイール5号
前輪 23890円
後輪 27970円

のむラボホイール2号(2.5号も同価格)
前輪 47000円
後輪 51080円

のむラボホイール3号
前輪 52800円
後輪 56640円(半チャンピ24H)
後輪 55800円(半チャンピ20H)←この仕様で組む場合がほとんどです

のむラボホイール6号
仕様については 初出が(→こちら
現時点での最新が(→こちら)ですが、仕様がやや異なります(→こちら)。
レイノ○ズの32mm高モデルの「THIRTY TWO」が廃版になったため
リムの製造元が そのリムを名無しで販売するようになった、
という経緯のリムです。
リムにブレーキシューが付属していないので別売りとなりますが、
レイノ○ズのブレーキシューが合います!と言うわけにもいかないので
使用可能なブレーキシューについてテストする必要がありました。
ブレーキシューは スイスストップのブラックプリンスで問題ありません、
と断言できるまでに 1年以上かかっています。
というわけで別途 ブラックプリンスをお買い求めください。
前輪 78200円
後輪 89800円

のむラボホイール7号
初出は(→こちら
レイノ○ズは そのリムの製造元から生地のリムを優先的に選ぶ権利があり、
4種類のリム高のカーボンチューブレスレディリムの中から
29/41/62mm高のものを抜き出し
それぞれ「アタック」「アサルト」「ストライク」というモデル名で
ホイールを販売していますが、
そのときに選ばれなかった(ので当店が買える)35mm高リムが
のむラボホイール7号のリムとなります。
リム高も重量もアタック以上アサルト未満で、重量は実測435gでした。
サンプルのリムを1ペア組んだだけで 価格は未定ですが、
のむラボホイール6号より 前後輪で1万円ほど高くなると思われます。


ご注文について
以前の価格表の記事では
「記事にコメントをいただければ返事をします」と書いていましたが
これが とても追いつかず、休みの日にも 何とか お返ししているのですが
もう無理です限界です申し訳ありません。
コメントを無視した形となり、機会損失も数え切れないほどあるのは
重々承知しているのですが、この作業に専従すると
他の仕事が出来なくなってしまいます。
そこで、たいへん申し訳ありませんが、
のむラボホイールのご注文は来店されるか
もしくは 電話で お願いします。
現在いただいている ご注文のコメントも お返事は出来ません。
電話ですが、作業中は出ない(出られない)ことも多いです。
あえて無視して出ないわけではありません。
電話番号は このブログの左上にあります。
納期ですが、現状では4ヵ月ほどです。
今回の値上げ前のご注文分で もっと延びるかもしれません。

以上よろしくお願いします。

category: のむラボホイール 一覧

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2951(福来い)  

どことは書けませんが、
当店の取引先で 20日締め翌月10日払いの請求書の発行が
異常に遅いところがあり、だいたい29日くらいに届きます。
締日の20日が金曜日であったとして、
翌月曜日の23日に請求書を発送し 24日か遅くとも25日に届くというのが
ギリギリ許せる遅さですが、
29日だと その取引先以外の支払いが済んでいることも多く、
ムカついたので こちらで請求金額を計算して
請求書到着前に支払うようにしました。
これは、納品書に税込金額の記載があるので
それを合算すれば可能です。

それが出来ない例としては、
たとえばブリヂ○トンサイクルなどの場合、
一般車のカゴやドロヨケや荷台などを買った合計金額が
たまたま税別3000円ジャストになったとしても、
税込金額が3240円・・・ではなく
独自の計算法で 個別に1円未満の端数が計算されていて
請求書の段階での合計が3239円になるといった場合もあるのです。
月単位だと20円くらいの差が出ることもあるので
そういう場合は 請求書に記載の金額を見ないことには きっちり支払えません。

で、その取引先へ 請求書発行前に こちらで先んじて支払いをし続けたところ、
なんと請求書の発行自体をやめるという
荒技を繰り出しはじめ、
それから半年くらいの間は請求書の発行がありませんでした。
あまりにひどいので その取引先の営業の人が来たときに
文句を言ったのですが、改善が見られないので
12月分の請求を わざと1000円多く支払ってやりました。
すると、さすがに過払い金額の記載をした請求書を発行しないと
まずいと思ったのか 久しぶりに請求書が届いたのですが、
29日ごろという遅さは変わらなかったので、その翌月は
1月分(お正月)ということもあるし さらに1951円多く支払うことで
DSC03086amx8.jpg
繰越額を2951円(福来い)にしてやりました。
初詣のお賽銭の小切手に よく見られる金額です。
ここからさらに次月以降 金額を追い足していく形で
4129円(良い福)、11104円(いい年)、
19190930円(イクイクオクサマ)と
段階的に引き上げていこうと思ったのですが、
先日 その取引先から電話がかかってきて
「2ヵ月連続で過払いがあるので今月で調整してください」と怒られました。
なんで こっちが怒られなあかんねん。
という話を先日 営業の人にしたら、今月分からはちゃんとしますということで
23日に請求書が届きました。なんだ やればできるじゃん。
ちなみに もう支払っています。調整もしました。ご確認ください。

category: 新手のスタンド使い

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最近よくBXPを見かけますが  

記事用の画像を撮りませんでしたが レーシングゼロナイトの点検をしました。
ホイール単体でのお持ち込みではなく
乗って来られたバイクに付いていたホイールを外しての点検だったので、
そのときに ブレーキシューを純正の青シューではなく
スイスストップのBXPにしてあったことに気付いたのですが
DSC03036msn.jpg
DSC03037msn.jpg
同じ日に別件で シャマルミレにBXPという組み合わせを見かけたので撮りました。
ブレーキの感触が純正シューより むしろいい(個人の感想です)、
BXPのほうが価格が安い(純正シューが1台分のパックで税別定価4524円、
BXPがシマノ用1台分で同3500円、カンパニョーロ用1台分で同3700円)、
などが理由のようですが
純正シューはBXP比で 減りが異常に早いということなので
実際のランニングコストは価格差以上になるようです。

ちなみに、当店では純正シュー以外の使用を推奨しているわけではありません。
(カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さん向けの優等生的解答)

BXPが最近なぜかよく売れるのは事実ですが。

category: のむラボ日記

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高圧洗浄などに ご注意  

お客さんから WH-9000-C35-CLの後輪をお預かりしました。
回転が重たくて 何かおかしいということですが、
後輪を回してフリーボディを空転させると
グリスが切れている感触と音がします。
DSC03074amx8.jpg
フリー側のグリスが 乳化して汚れ、
DSC03075amx8.jpg
フリーボディ内部のグリスが抜けて錆び汁が出続けていました。
高圧洗浄か何かをしましたかと お客さんに訊いたのですが、
スプロケットを洗うのに 高温のスチームクリーナーを使ったとのことです。
そういうことをしない限りは、シマノのフリーボディの中身が
カラッカラになることはありません。

DSC03076amx8.jpg
12mmアーレンキーで フリーボディの固定中空ボルトを外しました。
この大径アルミ中空ボルトですが、使用回数は1回です。
つまり、外した場合の再使用は不可で 新しいものに交換せよとのことですが、
大きい声では言えませんが小さい声では聞こえませんが再使用しました。

スプラインの内側に、ねじ山から切れたアルミのカスが溜まっていましたが
上の画像に写っている金属片が それです。

DSC03077amx8.jpg
DSC03078amx8.jpg
内側のシールをめくり取り、
パーツクリーナーや 防錆・浸潤系ケミカルで 錆び汁を出しきったあと
グリスを詰めてはみましたが、内部の爪(→こちらの後半)にまでは
うまく差せなかったようで、かなりマシにはなりましたが
新品同然とはいきませんでした。
シマノのフリーボディですが、分解はできません。
今回のようなことが起きた場合 丸ごと交換になりますが、
このフリーボディ、チタン製なので高く 税別定価18508円もします。

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SES4.5の前輪を組みました  

お客さんからSES(スマートエンヴィシステム)の
「4.5」のチューブラーリムを お預かりしました。
モデル名からすると40mm高と50mm高のように思われますが、
実際は48mm高と56mm高で 前後ペアとなっています。
DSC03094amx8.jpg
今日は前輪だけを組みました。

DSC03095amx8.jpg
フィルウッド ロードハブフロント 20H
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
エンドの内側で丸見えになっているベアリングは
6902(外径28/内径15/厚み7mm)で、
接触式シールなので 回転はスムースながら ノッソリとしています。
多くのメーカーがしているような、かすかな すき間があるダストキャップの内側に
非接触式シールのベアリングという形式よりも
こちらのほうが むしろ防塵防水性能が上かもしれません。
ベアリングの位置を なるべく外に出したいというのもあるでしょう。

DSC03096amx8.jpg
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お客さんから「使えるなら使ってほしい」ということで
フィルウッドの黒スポークをお預かりしていましたが、
丸スポークなので 後輪のフリー側にのみ使い
半コンペ相当にすることにします。

DSC03097amx8.jpg
ねじ山無し仕様で、カット可能な幅を大きく取るためか
リム側のプレーン部分が長く

DSC03099amx8.jpg
配慮さんGTが踏んでいるあたりまで カット可能です。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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赤アルミニップルです。
パワータップの後輪の相方用なので、前輪だけの ご注文です。

category: のむラボホイール

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お休みをいただきます  

2月22日(木)ですが、
のっぴきならない用事があるので お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくおねがいします。

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以前に組み直した、左チェーンステーに激しく擦る
名前を呼んではいけないブランドのホイールのお客さんに
フレームタッチやシュータッチは治まったのか訊いたところ
バッチリだということだったので、ようやく このスポークを廃棄できます。
よかった よかった。

category: のむラボ日記

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輝くトラペゾヘドロン  

ああ!箱に!箱に!
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28Hの後輪は、横たえて片側だけを見ると
最終交差7ペアの支えによって
ハブが宙に浮いている構造になりますが
私は これを見るたびに「輝くトラペゾヘドロン」を想像します。

DSC03073amx8.jpg
この記事のカテゴリーを「クトゥルフ神話」にしようと思ったのですが
他に書くことも無いので やめました。

category: 新手のスタンド使い

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

今日はホイール組み以外の仕事を進めたので 店内が やや広くなりました。

category: のむラボホイール

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経年使用によるセンターずれと ニップル1回転当たりのリムの横移動量について  

組んだときに間違いなく センタードンピシャであったはずの後輪が、
1年間とか数千kmくらい使ったあとで点検すると
ほんのうっすら リムがフリー側に寄っている、という現象が起きることは
経験的に分かっていました。
スポークのねじ山からニップルがゆるんだ、
というのは もちろん除外しての話です。

経年使用でずれるのは、厳密には「後輪」ではなく
「オチョコがあるホイール」です。
なので、両切りのピストの後輪は ずれず、
ディスクブレーキ仕様の前輪は ずれるということになります。

といってもディスクの前輪では、オチョコ量が少ないためか
実際に 明らかなずれを観測したことはありません。

もし両切りピストの後輪で 片側のギヤのみを使い続けたときに
センターずれが出るようであれば、
ドライブトレインの動作によるストレスも原因だということになりますが、
これも経験上 有意な観測結果はありません。

DSC007495amx8.jpg
↑これは、私が組んだR450リムの後輪を
オープンプロに組み直した件のときに、
後輪をバラすついでに ある実験をしたものです。
画像のデータによれば撮影日は2016年2月13日で、
約2年前ですが そのときからこの記事を書こうと思っていたのです。
ちなみに この件です(→こちら)。
のむラボホイール5号の32Hリムが当時 欠品していたので、
オープンプロの32Hで組み換えています。

実験というのは、
センタードンピシャ横振れ無しの状態で
フリー側のセンターゲージの位置を採り、
それから左右のニップルを きっかり1周ゆるめて
再びフリー側にセンターゲージを当てると
どうなるのか?というものです。

DSC007496amx8.jpg
こうなりました。
フリー側で当てたのは、実験の結果を知っていたからです
(ハブ側のすき間を撮りたいので)。
ニップルをきっかり1周ゆるめた、といっても
厳密に狂いなく360°ずつでは無いでしょう。
358.2°のところもあれば360.9°のところもあるかもしれません。
が、ほぼ360°になるよう かなり気を遣って回しました。
実は、横振れさえなければ 少々センターがずれていてもいいですし
リムがオフセットリムでも構わないのですが(R450は違う)、
一応 非オフセットリムのセンタードンピシャ状態で始めました。

DSC03051amx8.jpg
↑こういうことです。
ここで確かなことは、オチョコがあるホイールの場合
ニップル1周あたりのリムの横移動量が左右で違う
ということです。
条件により異なりますが、経験上
フリー側1周と 反フリー側3/4周が同じくらいになります。
「条件」については あとで書きます。
このことは ホイール組みをするうえでも知っておくと便利です。

で、思ったのですが、
経年使用(あるいは年単位で放置)したホイールは
スポークテンションが低下しますが
(先ほども書きましたが ニップルのねじ山ゆるみは除外します)、
これはスポークに伸びが発生しているためです。
伸びが発生しているということは、かすかながら
スポークの長さが長くなっているということになります。

DSC03053amx8.jpg
なので、多少乱暴に言えば
経年使用のスポークの伸びと 意図的にゆるめたスポーク長さの伸びは
リムの横移動量に及ぼす影響が同じということになります。
これが「経年使用でフリー側にリムがずれる理由」です。

DSC03054amx8.jpg
リムがセンターですら ありませんが、
かなり極端な状態として上の図のようなホイールを描いてみました。
ここから、同じ量だけ(例えば1mm)スポークが伸びるか
ニップルをゆるめるかすると
DSC03055amx8.jpg
リムはフリー側に寄るはずです。
同じ1mmが横に向かって使われる割合が
左右で異なるためです。

DSC03056amx8.jpg
「同じ1mm」という前提ですが、
これはスポークの伸びの場合では正確ではありません。
ニップルをきっかり1周ゆるめた場合は「同じ長さ」だけ
スポークが伸びることになりますが、
オチョコがある後輪は 左右でスポークの長さが異なるので、
スポークの伸びは「長さに対する割合」で伸びると思うのです。
例えば シマノハブとオープンプロリムで32Hの反フリー側が
6本組みだとするとスポーク長さは295mmとなり、
ラジアル組みだと281mmになります。
ここからスポークが0.1%伸びるとすると 6本組みが0.295mm、
ラジアル組みが0.281mm伸びることになりますが、
経験上間違いないこととして
「ラジアル組みのほうが リムのずれが起きるスピードが早い」というのがあります。
ラジアル組みのスポークのほうが リムの伸びに対する角度の損失が無いので、
要素の大小で言うと スポーク長さに対する割合よりは
角度のほうが大要素ということになります。
これは 先ほどのニップル1周ぶんの横移動量の条件のひとつでもあって、
反フリー側ラジアル組みは フリー側のニップルの回転量に比べて
非常に少ない量で横移動量が釣り合います。
フリー側1周に対して 反フリー側2/3周か、半分ちょっとくらいでしょうか。
ハブの寸法的条件でも変わりますが。

DSC03057amx8.jpg
私の想像では こうです。
ここでは左右に厚みのあるホイールではなく平面的な図として見てください。
ラジアル組みのスポークはスポークの軌道そのもの、
タンジェント組みのスポークは最終交差を通るラジアル線(上の図青い線)で
1mmぶんだけリムを押し出すのに必要な長さは、
タンジェント組みのほうが大きくなります。

「ハブとリムの関係はスポークの「引っぱり」だから押し出すという表現はおかしい」
というツッコミをいただきそうですが、すでにテンションによって
内周側に引っぱられたリムが、テンションが和らいで外周側に移動するのを
見かけ上「押し出す」と書いたまでです。

あとこれは 私の気のせいかも知れませんが、
2:1組みの反フリー側のスポークが伸びるのは
左右同数スポークよりも早い気がします。

その原因として「左右異数組みは左右同数組みと比べて
反フリー側のテンションが高いので より伸びやすい」というのは誤りです。
もし そういうことであれば 普通のホイール、
つまり左右同数組みの後輪の場合は
「フリー側のほうが高テンションなので フリー側のスポークが伸びやすい、
よって経年使用ではリムは反フリー側にずれる」ということになります。
が、実際は そうはならないので
経年使用におけるリムのずれに関して スポークテンションは
オチョコによるスポーク角度の差より 小要素ということになります。
反フリー側ラジアル組みは ずれるのが早い、というのは経験上間違いないので
左右異数組みの反フリー側は基本的にラジアル組みになる以上
そういう感覚に陥るだけの事かも知れません。

で、ひとつ前の記事にあるように
4年間ノーメンテの のむラボホイール1号の後輪の点検をしたときに
リムがフリー側にずれていたと書きましたが、
お客さんには事前に
「おそらくは、フリー側で採った寸法を反フリー側で当てると リム側で空きます」
と言って フリー側にずれていることを言い当てました。

あるトライアスリートのお客さんのレーシングゼロの後輪で、
センタードンピシャにした1年後に点検すると
思っていた以上にずれていたということがありました。
ほぼ振れ無し、当店以外で触った履歴は 確実にありません。

私物の常用している後輪を 紙1枚ほど反フリー側に寄せて組み、
チューブラータイヤを交換するたびに
センターゲージを当てて調べていましたが、
1年半ほどでセンタードンピシャになったことがあります。

経年使用でセンターずれが起きることは間違いないのですが、
こういうことを書くと 微細なフリー側へのセンターずれ全てについて
「ああ、これ よく乗ったからですよ」などと言い出す
同業者が出てきそうなのが嫌です。ここを読むまで知らんかっただろ絶対。
実際は、短期間に大きなずれが発生するわけではありません。
私が フリー側への微細なセンターずれには寛容で(あくまで微細な場合)、
反フリー側へのセンターずれには「これは元からずれてるわ」と
断言するのは こういうわけです。

それなりの数の カンパニョーロ/フルクラムの後輪を
点検していれば分かることですが、
リムがずれている場合は ほとんどがフリー側に寄っています。
新品に限ってもそうです。
これは、組んでから売れるまでの 数ヵ月~2年くらいの間に
スポークが伸びてずれた、という現象が起きているような気がします。
とくに アルミスポークのモデルでは。
後輪で散見されるセンターずれの量を
前輪ではほとんど見かけない、というのも そう思う理由です。
前後輪ともメーカーの検品の段階では
センタードンピシャだったのではないかと。


例外的に、ほとんどの場合反フリー側に(しかも思いっきり)
ずれている後輪があります。R-SYSです。
DSC03058amx8.jpg
R-SYS系の後輪ですが、
反フリー側のスポークのみカーボンで、カーボンは伸びません。
スポークの伸びでリムがずれる要素が フリー側のみなのです。

DSC03059amx8.jpg
マヴィックのアルミスポークもカーボンスポークも、
ねじ山の径が大きく ねじ止め剤が強いことから
経年使用でニップルがゆるんでくることは ほぼありません。
しかもカーボンスポークの場合
スポークヘッド、カーボンのスポーク部分、ニップルのねじ山部分が
ひとつのカタマリになっているので なおのこと自然に回ることがありません。

R-SYS系の後輪のセンターずれについては
反フリー側にずれていたのが
(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら
(→こちら)←この記事中に 今日の記事の伏線あり
(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら
(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら
(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら)(→こちら
(→こちら)(→こちら)、

フリー側にずれていたのが
(→こちら)(→こちら)(→こちら
(→こちら)←R-SYS系としては珍しく リムがフリー側に寄っていますが、
という記述あり
です。
ざっと調べただけなので漏れが無いとは言い切れませんが
恣意的に抜き出したわけでもないので、これって「統計」と言っていいのでは・・・。
ていうか ずれてる場合のずれの量が えぐいですね。
あと もうひとつ重要なことを。
R-SYSはニップル1周あたりの
リム移動量の左右差が最も大きい後輪です。
フリー側1周の移動量が 反フリー側1/2周か、それ未満で釣り合います。
左右アルミスポークのキシリウムの場合、フリー側がラジアル組みですが
それでもニップル1周あたりのリムの移動量は反フリー側のほうが上です。
ラジアル組みかタンジェント組みかより オチョコのほうが大要素だからです。
R-SYSでは 反フリー側がラジアル組みなので
「スポークの角度が寝ているほう+ラジアル組み」という条件がそろい
キシリウムよりもニップル1周あたりの横移動量の左右差が大きくなっています。

つづいて、先日のレイノルズの後輪の増し締め(→こちら)について
記事中で補足できる量ではなくなったので
ここで しておきます。
DSC03060amx8.jpg
センターずれ無しの最初の状態のフリー側のH1ST(A)を、
お客さんに見せました。

そこから、張ってあるフリー側の増し締めが困難なので
反フリー側を3周ゆるめ、
フリー側を1周+1/2周+1/4周締めました。
このとき、微細な縦振れ取りもしていますが
テンションの多寡には ほぼ関係ありません。
この時点の、リムが最もフリー側にずれきった状態の
フリー側のH1ST(B)をお客さんに見せました。
反フリー側がゆるいのにAとBが ほぼ同じくらい(Bがやや高い)です。
これ以降、微細な横振れ取り以外では フリー側を触りません。

そこから、反フリー側を再び3周 締めました。
フリー側を1と3/4周増し締めているので
リムはセンターにまで戻りません。

そこからさらに、リムがセンターになるまで
反フリー側を一方的に増し締めできるわけですが
この増し締めボーナスぶんの
上の図プラスアルファのニップルの回転量は、
フリー側の増し締め量の1と3/4周より少なくなるはずです。
実際にそうなりました。
最終的にセンターが出た状態でのフリー側のH1ST(C)が、
数値のバラつきの下限が H1ST(A)の上限と同じか
やや上になったのを お客さんに見てもらっています。

追記:さらに別件ですが、かなり前にいただいたコメントで
「後輪を組むときに、左右同量ニップルを回しているのに
センターがずれます」という内容のものがありましたが、
それは左右同量で回しているからです。

category: ホイールの話

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のむラボホイール5号の後輪を組みましたたた  

今日もホイー(以下略)。
DSC03045amx8.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。
DSC03046amx8.jpg
エボライトハブ24H CX-RAY半コンペヨンロク組み結線ありで
青赤アルミニップル半々です。

東京から出張ついで(出張のほうが ついでかも知れぬ)
来店された お客さんの前で、いろいろ話をしながら組みました。
結線を除けば作業時間は30分ちょっとです。
そのお客さんは 4年間ノーメンテで使った
のむラボホイール1号の後輪をお持ち込みされたので
点検をしましたが、1ヵ所うっすら振れありで
リムがフリー側に かすかに寄っていました。
経年使用でリムがずれる理由は、次の記事で書きます。

DSC03047amx8.jpg
さらに もう1本組みました。
DSC03048amx8.jpg
エボライトハブ32H 半コンペヨンロク組みです。
結線はあとでやります。
昨日の24Hの前輪の相方です。

DSC03049amx8.jpg
もうちょっと頑張りました。
DSC03050amx8.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みで金アルミニップルです。
結線はあとでやります。

category: のむラボホイール

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WH-6800さん  

お客さんから WH-6800の後輪をお預かりしました。
DSC03041msn.jpg
リヤハブから ギュルギュルという感じの異音がするとのことです。
フレームから外して触ってみると、ハブシャフトを手で回せませんでした。
玉当たり調整を締めすぎているのかと思いましたが、
このリヤハブのデジタルラチェットは
そういう調整にすることは むしろ出来ません。
で、気付いたのですがハブシャフトを前に回すのは
重たいなりに出来るものの
後ろに回すのは手の力では ほぼ無理でした。
これは・・・覚えがあるぞ(→こちら)と同じ症状です。

DSC03039msn.jpg
やはり、フリーボディのダストシールが逆向きに付いていました。

DSC03038msn.jpg
↑これは新品のFH-6800のリヤハブから
ハブシャフトを抜いた状態です。
たまたま手近にあったので お客さんに見せました。

DSC03040msn.jpg
直しました。
リンク先の件では お客さんがオーバーホールを試みて
失敗しているので別にいいのですが、
これは多店舗展開している あるショップでの仕事です。
ハブのオーバーホールついでに振れ取りもしているはずだそうですが、
ごく最近の話にしては現状の振れの量があまりに大きく、
スポークのニップル側をねじった箇所があるうえ
センターずれもありました。
前輪も点検していますが そちらはほぼ振れ無しセンタードンピシャです。

リヤハブのシールが擦っていて
ハブシャフトが ほぼ手で回せないほどの抵抗と
ギュルギュルした異音が発生していることについて、
作業したショップに お客さんが3回ほど「これ絶対おかしいって」と
お持ち込みされていますが「こんなもんですよ」と突っ返されたので
当店に来られたそうです。
おのれのスカタンを雪ぐチャンスを3度も与えられながら
いずれも見過ごすとは。
ていうかハブシャフト触ったら 何かが明らかにおかしいことに
気付かんわけがないだろ、と思うのですが
それに気付かん奴に それを言っても仕方がないですね。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みましたたたた  

今日もホイー(以下略)。
DSC03042msn.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みましたたたた。
いずれもエボライトハブ CX-RAY反ヌポークラジアル組みで、

DSC03043msn.jpg
画像左から 24H銀ニップル、20H青赤ニップル半々、
20H金ニップル、20H銀ニップルです。

ショスタコーヴィチの交響曲第5番(※)を聴きながら組みましたが、
終わったときは3本目の途中でした。
同じホイールを続けて組むと効率がいいです。

※ちなみに、昔のバーンスタイン指揮の
テンポ激速バージョン(とくに第4楽章)です。

category: のむラボホイール

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アサルトの後輪の結線をしました  

今日もホイー(以下略)。には 該当しませんが
むしろ それ以上の作業時間がかかっています。
DSC03023msn.jpg
お客さんから レイノルズのアサルトの後輪を お預かりしました。
お持ち込みされた方がオーナーですが、友人が組み換えたもので
結線はんだ付けをしてほしいとのことです。
当店には よく遠方から お客さんが来られますが、
関東から高速バスで直接お持ち込みされています。
帰りは新幹線だそうです。

組み換え後の状態は
エボライトハブ24H 黒コンペ/エアロライトヨンロク組みです。
半コンペこと コンペ/CX-RAYとほぼ同じスポーク比重差なので
ほぼ同じ仕様になります。

以前にも書きましたが、
私が組んだわけではないホイールで結線のみを引き受ける場合、
振れ取り精度やテンションが 私の妥協点以下であれば
ダメ出し的調整を入れますし、それをしても妥協点に達しない場合は
結線は やりません。
と エラソーなことを書きましたが
これの組み手は むしろ「これどうですか?見てください!」という感じで
評価を求めているということなので、遠慮なく書かせてもらいます。

横振れほぼ無し、センタードンピシャ、
ナメているニップルが ひとつもなし、という状態でした。

吊るしのレイノルズを、点検と称して触って
センターをかえってずらし ニップルをナメてしまう
プロショップもどき(→こちら)もあるくらいなので、
素人さんの仕事としては優秀です。

縦振れが かすかに取りきれていませんでした。
作業前後の縦振れの量を お客さんに確認してもらっています。
ただこれもイチャモン程度のことで、
乗って分かるほどのものではありません。

スポークテンションですが、まだ張れます。
張れば張るほどいい、というものでもないのですが、まだ張れました。
ここが難しいところだと思います。
当店のホーザンのテンションメーターに出る数値
H1ST(ホーザンの第1スポークテンション)を
3つの段階でお客さんに見てもらっています。

作業内容ですが、まず反フリー側を きっかりニップル3周ぶん ゆるめました。
そこから、フリー側を増し締めしていますが
結果として 2周弱は締めています。
そのうち初手は1周ずつ増し締めました。
このフリー側の増し締めと同時に 微細な縦振れ取りもしています。

それから反フリー側のニップルを再び 3周ぶん締めました。
フリー側を増し締めたので、ホイールセンターがまだフリー側に寄っています。
ここからホイールセンターが出るまで
一方的に反フリー側を増し締められる
ぶんが
「増し締めボーナス」です。

作業前のセンタードンピシャ状態でのフリー側のH1ST(A)と、
反フリー側マイナス3周から フリー側プラス2周弱の時点の
最もセンターずれが大きい状態でのフリー側のH1ST(B)が
だいたい同じか後者のほうが やや数値が大きいのと、
そこから反フリー側の増し締めで
センターを出したあと(結線をする前)の フリー側のH1ST(C)の
スポーク12本の数値のバラつきの最小値が
作業前のH1STのスポーク12本のバラつきのうちの最大値より上で
かすりもしていないのを 確認してもらっています。
これについて お客さんは「レンジが変わった」と言っていましたが
私は「化けた」という表現をします。
反フリー側だけの増し締めでも、ホイール全般でテンションが上がるので
フリー側のスポークテンションも上がります。

H1STのABCについては あとで図を描き加えておきます。
追記:長くなったので(→こちら)に描きました。

DSC03024msn.jpg
せっかく右落としヨンロクイタリアン組みをしているのに、
穴振りを間違えているので バルブ穴の位相が
最終交差左右ペアの中になってしまっています。
そのこと自体は別にいいとして、逆穴振りで組んでいるのが問題です。
アサルトのリム穴は、外周側は左右とも中央になっていて 穴振りがありません。
これは、チューブレスレディのハンプ(ビードを保持する突起)を
リム穴で切らないようにするためだと思われます。
穴振りを設けてハンプを切ってしまっている例は(→こちら)をどうぞ。
といっても リンク先の件では オフセットリムなので仕方が無いことではあります。

そして内周側の穴ですが、穴そのものは中央にありますが
穴の向きを 左右交互にかすかに振ってあるようで

DSC03025msn.jpg
スポークの角度がちょっときびしい箇所が いくつかありました。
全ての箇所で こうなっているわけではないので、
穴の指向性が ものすごく強いというわけではありません。
ただ、穴振りを間違えなければ ほぼ起こらなかったことだとは思います。
あるいは、リム内周側に穴振りを設けていないものの
レイノルズの吊るしの状態が正穴振りなので
1回目のホイール組みで癖が付き、
2回目で それと逆の向きに振ったので
これが起きた箇所が多かったという結果になったのかもしれません。

これについては 完全にバラすほどのことでもないと判断し、
ニップルをゆるめての半バラしからの調整という形で作業をしました。

DSC03026msn.jpg
組めました。
DSC03027msn.jpg
結線もしました。
ホイールの調整作業全てをお客さんの目の前でやりつつ
細かい注意点の説明をし、
結線については 巻きの結線と結びの結線の違いの実演と
結線の有無の違いを確認してもらいました。

あとこれとは関係ないですが、ミドリル処理を見たいというので
処理前の のむラボホイール5号のリムで実演しました。

さらにそれとは別に 今日、のむラボホイール2号のお渡し時に
チューブラータイヤ装着のレクチャー、
チューベラーテープ(誤字じゃないよ)を持ち運び状態にする方法、
スペアタイヤの「サドルの裏たたみ」と
「ジャージ背中ポケットたたみ」のたたみ方、
延長バルブの「中継ぎ」と「かぶせ」の違い、
カーボンリム用ブレーキシューの性質の違い、などを説明していたときに
ミドリル処理について訊かれたので
もう1本 のむラボホイール5号のリムを出してきて実演しています。
明日のホイール組みが ちょっとだけ楽になるぞい

category: のむラボ日記

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ゾンダさん  

お客さんから ゾンダの後輪をお預かりしました。
DSC03019msn.jpg
スポークが1本曲がっているとのことですが、
それは置いておいてハブの玉当たり調整が なんか変です・・・。
異常に重いというか 擦った感触があります。

DSC03018msn.jpg
フリー側のリテーナーベアリングが 逆向きに入っていました。
明らかに どこかおかしいのに 原因が分からず、
これに行き着くまでが 地味に難問でした。
お客さんが オーバーホールをやってみた結果とのことなので
辛辣なことは書きませんが、これで ちょっとだけ乗ったそうです。

DSC03020msn.jpg
↑曲がっているスポークは、反フリー側です。
位置からして リヤメカの巻き込みなどではありません。

DSC03021msn.jpg
一瞬、固着を疑う手応えでしたが
歯周ポケットいっぱいに パリパリ系ねじ止め剤が塗布されていただけでした。

DSC03022msn.jpg
直りました。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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つづいて のむラボホイール5号を
組みまくろうと思いましたが、忙しくて無理でした。
予定通りスポークは届いていますが 梱包を解く間もありませんでした。
この画像を撮るのに箱を開けただけです。

CX-RAYは 軽く検品してから専用のケースに移すので、
袋のままでは使いません。
DSC03034msn.jpg
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↑空の袋が溜まってきました。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号の後輪と 2号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の後輪を組みました。
昨日の続きです。
DSC03015amx8.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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のむラボホイール2号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
後輪の材料も そろっていますが、
ステッカーを剥がしたあとの糊落としと
スポークを切り出すところで力尽きました。

category: のむラボ日記

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キシリウムSLRさん  

コンポ組み換えで お預かりしているフレームに
DSC02987amx8.jpg
キシリウムSLRが付いていたのですが、
後輪のフリー側のテンションが異常にヌルい気がしたので
点検しました。

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DSC02991amx8.jpg
センターずれがありますが、ゴクッと大きく振れている位相があるので
この暫定センターには あまり意味はありません。
探せば もう少しドンピシャ寄りの位相もありそうですし、
もっとすき間が開く位相もありそうです。

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リムに座屈痕があり、
DSC02994amx8.jpg
ビードフックが変形していました。

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完全には元通りではないですが、かなりマシにはなりました。
さらに恐ろしいのは、この座屈の位相が
最も大きい横振れ・・・ではないという点です。
センターずれが減る方向で振れを詰めていき
ひと通り追い込んだところで まだうっすらセンターずれがあったので
最後に それのセンター出しを
DSC02996amx8.jpg
DSC02997amx8.jpg
しました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03007amx8.jpg
明日お渡し予定のホイールバッグが並べてありますが、
順番に意味があるので 一旦どける手間を惜しみました。
それとは別件ですが、のむラボホイール1号の前輪を組みました。

DSC03008amx8.jpg
エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
後輪は、組まなかったのではなく組めませんでした。
スポークの在庫が ありません。
当店に無いだけで問屋さんにはあり、明日にも入荷する予定です。
あと のむラボホイール5号の前輪の銀スポークですが、あさって入荷予定です。
月末の予定が、やや早まりました。助かる。そして忙しくなり死ぬ。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。←疑惑の判定
DSC02998amx8.jpg
お客さん(たぶん)から のむラボホイール2号の後輪をお預かりしました。
リムを座屈で変形させたので交換を ご希望です。
シリアルナンバーから2013年のリムですが、
19.1mm幅の旧リムは18Hと24Hであれば問屋さんに少量 在庫があります。
旧リムの補修用として 旧リムを取り寄せましたが
取り寄せたリムは2016年製でした。

DSC02999amx8.jpg
ライフラインのブレーキシュー(→こちら)を使っています。
これはリムへの攻撃性が高いので あまりオススメできません。

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↑で、ここが座屈で ビシッと逝った箇所になります。

DSC03001amx8.jpg
画像では分かりにくいですが ふくらんでいます。
のむラボホイール2号のリムは わりとブレーキシューを選ばないうえ
耐座屈性能も強いほうだと思うのですが、
座屈したとき(段差に乗り上げた)は
リムの熱持ちが起こっている状況だったのか 訊いたところ
その通りだということなので、
熱持ち無しでの 同じような座屈であれば何も起こらなかったかも知れません。
もしこれが 条件が揃って初めて起こる破損だとすれば、
ブレーキシューが安いからという理由で
条件のほうを揃えてやる必要はありません。

あと、交換後のリムを新リム(20.5mm幅)にしてやれば
今後 同じようなことが起こりにくくなるかもしれませんが
前後輪でリム幅が変わることや リム重量などから
今回は(リムが入手可能なこともあり)旧リムで組み直すことになりました。

DSC03002amx8.jpg
あと、きしょいステッカーをリムに貼るのはやめようね!

DSC03004amx8.jpg
リムのお引っ越し中・・・。
ちょっと前に「リムのお引っ越しをする理由はなんですか?」
というコメントをいただきました。

組み換え前後が同じリム(またはリム内径がほぼ同じリム)のリム交換で
スポークを基本的に全て使い回すつもりであれば、
一旦バラすよりも作業時間が短くなるからです。
作業中に変形したスポークを見つけて そこだけを交換、
というのでない限りは スポークは全て使い回します。

ニップルは全交換しました。
アルミニップルを使い回したくない、というのを別としても
注意深くニップルを回収する手間をかけると
ニップル代より 私の人件費のほうが高くつくからです。

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組めました。

DSC03006amx8.jpg
リーフハブ24H 半エアロSB3ヨンロク組み結線ありです。

リムのお引っ越しは今日もホイー(以下略)。のノルマを
満たさないという内規があるから、という理由ではありませんが
今日はこれとは別にホイールを組んでおります。

category: のむラボホイール

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レコードハブとマヴィックリムでホイールを組みました×2  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 銀オープンプロで組まれたホイールをお預かりしました。
まずは前輪から。

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HB-7400 32Hハブ 星クソステンレス15番プレーンロクロクイタリアン組みです。

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スポークヘッドの刻印が☆マークなので
ステンレス(一般名詞ではなく製品名)ということになっていますが・・・(後述)。

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どうせバラすので関係ないですが、
スポーク長さは短めながら適正範囲です。

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バラしました。
リムは使い回すので、スポークを切る前にテンションを抜いてあります。

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ハブのオーバーホールをしておきます。
グリスの色が抜けて 乳化した感じになっていました。

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HB-7400のダストキャップには
スライド式のグリスホールが設けられており、
汚れているときには分かりませんが
ダストキャップの内側のパーツが 白いデルリン(たぶん)になっています。

DSC02941amx8.jpg
↑グリスホール
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スライドして開けてみました。
7400系のハブを使うときは これが開いていないか注意する必要があります。

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つづいて後輪。リムは前輪と同じです。

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FH-7403 32H 15番プレーンロクロクイタリアン組みで、

スポークは
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反フリー側はH刻印なので スターブライトで
DSC02930amx8.jpg
磁石にくっつきます。

DSC02931amx8.jpg
フリー側はステンレスのはずですが、
DSC02932amx8.jpg
磁石にくっつきます。
このあたりの作り分けがちゃんとしていないのが
私が現行の星スポークをたいへん嫌悪する理由ですが、
最近では まともになったという人もいます。
そんなん知るか。怖くて買えんわ。
スターブライト仕入れて磁石にくっつかなかったら
無償で交換してくれんのか。

あと、磁石へのくっつき具合も 昔のスターブライトとは違います。
素材か製法 またはその両方が変わっているとしか思えません。
実は 前輪の自称ステンレスも磁石にくっつきました。

DSC02934amx8.jpg
↑フリー側のスポーク長すぎ
DSC02935amx8.jpg
↑反フリー側も長いですが、おそらくは同じ長さのスポークを左右で兼用しています。
不可解なのが、前輪のスポーク長さが
反フリー側の長さとほぼ同じになるはずなので
十分な本数があれば すべて兼用したとしても
前輪が適正、フリー側が短い、反フリー側が適正、ということになったはずなのです。
フリー側が短いのはもちろんNGですが、これくらい飛び出すよりはマシです。

DSC02933amx8.jpg
バラしました。
7400系リヤハブのうち、7Sの7400ではなく
8Sの7403だと断定できた根拠ですが、

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ひとつは この左エンドです。このリヤハブの
実測オーバーロックナット寸法は129.6mmで ほぼ130mmでしたが、
このハブの時代はリヤエンド幅が126mmから130mmに移行する
過渡期だったので、126mmのエンドに「ずりっ」と広げつつ入るように
左エンドがこういう形状になっています。

DSC02946amx8.jpg
もうひとつはダストキャップです。
FH-7400もスライド式グリスホールを備えていますが、
内側のパーツが黒いプラスチックなので
閉じている状態でも穴の色は黒になっています。
白い穴なのは7402からです。
さらに、7402では左右ともグリスホール付きダストキャップになっていますが
7403ではフリー側は単なるキャップになっていて
グリスホールがあるのは反フリー側だけです。

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時系列が戻りますが フリー側はこうなっています。

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グリスが固まっているうえに汚れていますが、

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ベアリングに傷みはありませんでした。
洗浄とグリスアップをしていますが、今回 これは使いません。
玉当たり調整を ゆるめにしておいたので
ホイールを組む途中でガタが出ると思います。

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使うのは お客さんからお預かりしたレコードのハブです。
この時期だと32H以外に 28Hと36Hもありましたが、これは32Hです。
ハブ胴がきれいに見えるのは気のせいではなく
お客さんのほうで磨いています。フランジ穴に研磨剤が詰まっていました。

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組めました。
DSC02978amx8.jpg
前輪はCX-RAYロクロクイタリアン組み、
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後輪は半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。


じつは今日は もう1ペアあるんじゃ


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お客さんから フォーミュラクロノ20で組まれたホイールをお預かりしました。

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レコードハブ32H チャンピオン15番プレーン反ヌポークラジアル組みです。
カンパニョーロのハブはラジアル組み禁止、ということについて
どうこう言うつもりはありません。
ラジアル組みしたことによって ちぎれたフランジというのを
見たこともありますが、このハブではありません。
私見ですがハブ穴の位置的にちぎれることは
まずありえないと思うのです。

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↑スポークが やや短い点と
DSC02953amx8.jpg
DSC02954amx8.jpg
ラジアル組みの前輪くらいセンター出そうや、
という点については どうこう言います。

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ハブのオーバーホールも お願いされていたのでやります。
シールの外側にグリスがついていることと、

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ハブ内側に レストランで供されるバターのように
みっちりグリスが詰まっていることから、
確証は無いですが 出荷時のグリス充填を
ハブ胴中央のグリスホールからしているのではないか、と思います。
外側からグリスを塗ってこの状態にするのは無理じゃないでしょうか。

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洗浄しました。
これ以降のハブにはグリスホールが無く、
ハブ胴の内径とハブシャフトの外径が すれすれでもありません。
完組みホイールの場合は
グリスがハブ胴内部に流入しないようにグリスガードが付いています。
当初それは プラスチックのリングでしたが
ワンと一緒に圧入する膜付きのリングになりました。

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つづいて後輪。リムは前輪と同じです。

DSC02961amx8.jpg
レコードハブ32H チャンピオン15番プレーンヨンゼロ組みです。
前輪はそこそこ張ってましたが 後輪はややヌルめで、
とくに反フリー側が たゆんたゆんです。

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スポーク長さは すり割り未満なので論外です。
仮に 張ってもすり割りに届くかどうかなので短いことには変わりません。

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経年使用でずれる側と逆にずれているので
センターずれは元からです。

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フロントハブ(純正グリス)と違い、デュラエースグリスが充填されていました。
玉当たり調整ナットの裏側までグリスが漏れていたので、
グリスホールからグリスを充填したと思われます。

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このリテーナーにグリスを塗布するのに

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それより内側に こんなにみっちりグリスを差す必要は無く、
外側から塗りこめたとしても こうはならないと思うのです。

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洗浄しました。

DSC02968amx8.jpg
バテッド無し旧シャフトに合う シマノ用フリーボディが付いていましたが、
お客さんは カンパニョーロ用フリーボディへの交換をご希望です。

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時系列が戻りますが、ハブの洗浄前です。
このバテッド無しシャフトの品番はFH-RE201、
これに合う丸穴のカンパニョーロ用フリーボディ
(先ほどのオープンプロのレコードハブに付いていたもの)の
品番はFH-RE415です。
このうち、FH-RE201は価格表に載っていないので廃版です。
この点については、新シャフトは旧シャフトを兼ねるので問題はありません。

FH-RE415は入手可能ですが、
なぜかフリーボディ+ハブシャフトの抱き合わせとなり
定価で 17000円ほどします。
FH-RE415は本来フリーボディだけの品番のはずですが、
なぜかFH-RE201とセットでの状態の品番になっているわけです。

なので FH-RE201旧シャフトは 厳密には廃版ではなく、
単品販売が無くなったということのようです。

そうであれば 新シャフト+三角穴の現行カンパニョーロ用
フリーボディにするほうが 納期的にも価格的にも都合が良いので
今回は新シャフト+現行フリーボディに交換することにしました。

DSC02982amx8.jpg
組めました。

DSC02983amx8.jpg
前輪はレコードハブ32H CX-RAYロクロクイタリアン組みですが、
リムは前後輪とも フォーミュラクロノ20ではなく

DSC02984amx8.jpg
マヴィックの いわゆる「赤ラベル」のGP4です。

DSC02985amx8.jpg
DSC02986amx8.jpg
後輪はレコードハブ32H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
この手の昔のリムですが、最近のリムと同じようには張れません。
私はスポーク比重65%の丸バテッドスポーク、
例えば DTレボリューションを「うにょーんが出るから」という
理由で使いませんが、
昔のリムだと リムのほうの限界が低いので うにょーん発生前に組めたりします。
逆にCX-RAYと昔のリムの組み合わせだと、
躊躇なくニップルを締め続けて リムを割ることもおそらく可能です。
なので ビビりながら抑え気味にホイールを組むのですが、
今回のGP4はなかなかどうして そこそこ張れました。
それでも、例えば リフレックスと同じようには張れませんでしたが。

フリーボディがシマノ用のままですが、
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新ハブシャフトには交換しています。
フリーボディは在庫が無かったので入荷待ちです。
お客さんのお渡し予定日には間に合います。

おまけ
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張る前
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張った後
すき間がもっと大きい場合は、
ステッカーに しわが寄ることもあります。

category: のむラボ日記

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WTBのi23リムでホイールを組みました  

先日の続きです。
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WTBのi23ASYM(アシンメトリック=オフセットリム)で 前輪を組みました。

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HB-CX75 28H 全コンペロクヨン逆イタリアン組みです。
前輪をオフセットリムで組んでいますが、
ディスクハブでオチョコがあるので
リム穴をローター台座と逆側に寄せれば 理屈的には合います。

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ローター台座をフリーボディに見立てて
ヨンロクイタリアン組みしたものを
ひっくり返したと考えてもいいです。

DSC02900msn.jpg
画像はかなり恣意的に撮っていますが、
リム穴がハブ胴中央直下に近いほど オチョコが減るということです。
実際はリムのオフセット量のほうがオチョコ量よりも小さいのですが、
もしハブ胴中央直下がリム穴なら 左右異本組みなどをしてはいけません。
オフセットリムが効いているのは組んでいて分かります。

リヤハブよりもオチョコ量が小さいので
逆半チャンピか 逆半ストロングなどの極端な左右差の異径組みを盛り込めば
スポークテンションが逆転する(ローター台座側が低くなる)可能性もあります。

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先日のXTハブ32Hの前輪と合わせて、前後輪ならぬ前前輪のペアが出来ました。
このXTとCX75のハブは、ホイール組みに関する寸法でいうと
同じハブと言ってもいいですが CX75は28Hのみ、XTは32Hのみとなっています。

で、シマノの この手のハブの場合
DSC02915msn.jpg
スポークの長さが4種類になるところ
ハブとリムと組み方が同じであれば
フロント右とリヤ左、フロント左とリヤ右が だいたい同じ長さになります。
前後輪ともロクロク組みやヨンヨン組みでも もちろんOKですが、
私はこのハブであれば前輪をロクヨン組み、後輪をヨンロク組みするので
フロント右とリヤ左が6本組み、
フロント左とリヤ右が4本組みで揃うので ほぼ同じ長さ同士になります。

厳密にはフロント右とリヤ左は1mmくらい違いますが
間をとって0.5mm単位でスポークを用意すれば共用も可能です。

DSC02916msn.jpg
ところが、今回の件では前輪が28Hなので
4本組みや6本組みのスポーク長さが32Hとは違ってしまうため
スポーク長さが明確に4種類になってしまいます。

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ところがところが、ここまでの話は「リムが同じ」という前提での話です。
フロントリムがKOM、リヤリムがASYMであった場合
リム内径の差と うまく噛み合いスポーク長さが2種類になることが分かりました。

が、今回の件ではKOMが32H(リヤリム)、
ASYMが28H(フロントリム)なので この偶然にあずかることができません。
くそおおおおおおおお!

というところまでは事前に調べてあったので、
ASYMの前輪のスポークは新たに切り出しています。
なので 前輪が2つある状態を撮れました。

DSC02918msn.jpg
というわけでASYMとCX75のスポーク長さは
上の図でいうとGとHになるわけですが、
KOMとXTの前輪のスポーク長さは 上の図のEとFとほぼ同じはずなので
XTのリヤハブのFとEとして使えるのも確定しています。

DSC02904msn.jpg
前輪をバラしました。

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フロント左のヌポークを リヤ右ヌポークとして移植しました。
DSC02905msn.jpg
↑ヌポーク

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フロント左の反ヌポークをリヤ右の反ヌポークとして移植しました。
DSC02907msn.jpg
↑反ヌポーク

DSC02909msn.jpg
同様に、フロント右反ヌポークを
リヤ左反ヌポークとして移植しました。

DSC02910msn.jpg
JIS組みにするので 左右同本組みであれば右落としですが、
ヨンロク組みするので左落としです。
フロント右→リヤ左については
0.5mmほどスポーク長さが違うのですが、そのまま使い回しました。
組んだあとに見ると ニップルとスポークの端面がツライチだったので
長さに関しては問題ありません。

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組めました。

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FH-M8000 32H 全コンペヨンロクJIS組みです。
結線は無しをご希望、あと しんちゅうニップルで組んでいます。

category: のむラボ日記

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リフレックス CDセラミックで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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師匠(競技のほう)から 後輪のリム交換をお預かりしておりました。
お預かりしたのは かなり前になりますが、
組めてたら取りに行くぞと電話があったので(組めてねーよ)
来店予定の30分後なら組めてるか ほぼ組めてるかくらいだから
大丈夫と言って急いで作業にかかったのですが、
30分ちょっとで組めました。
スポークは 左右合わせて32本すべてをカットして作っているので
それを考えれば上々です。

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交換前のリムはアラヤのプロスタッフ340で、
リムが反っている疑惑があるということですが 私の見立ても同じ、
実際にそれに起因すると思われる振れがあるので
振れ取りは無理ではないですが 無駄です。

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ハブは7900の32H、

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スポークは磁石に対してくっつかない 星のクソスターブライトで
15番プレーンロクロク組みで組まれています。

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スポーク長さが異常に短いですが、これは師匠自身が組んだからです。

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急いでいるのと スポークやリムの再利用をしないことから
スポークを切ってバラしましたが、ガラスの定盤にかけるまでも無く
リムが反っているのが分かります。

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ハブのフランジ穴ですが、ヌポークの引っぱり痕が2つあるので
何度か リムを組み換えたことがあるようです。

交換用にお預かりしていたリムがまた とんでもないものでして、
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マヴィックのリフレックス チューブラーの
DSC02887msn.jpg
CDセラミックです。
CDとは 濃いグレーのハードアルマイトカラーのことですが、

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セラミックとは ブレーキゾーンの黒い皮膜処理のことを指しています。

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しかも化学式のレーザーエッチング入りの年代のものです。
先ほど リフレックス チューブラーと書きましたが、
リフレックスにWOリムは無いだろ!と言われそうですが
オープンプロ発売前に存在していました。
そのあたりのことと CDセラミックについては(→こちら)をどうぞ。

このリム、1本しか持っていないのであれば
フロントリムに使うほうが理に適っているので
リヤリムはオープンプロチューブラー(という名の現行版リフレックス)で
組んでおいて このリムは大事に持っておいたほうがいいのではないですか
(あるいは私にくれ)、と提案しようとも思いましたが
反ってはいないものの リムセメントの痕があるので
新品ではありません。
なので ご希望通り後輪を組むことにしました。

DSC02891msn.jpg
組めました。

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FH-7900ハブ 32H ヨンロクイタリアン組みです。
結線しますか?と訊いたところ
予想通り「要らない」と言われましたが
それを予期していたので

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スポークは半コンペではなく 半チャンピにしておきました。フヒヒ。

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のむラボホイール2号などを組んだり組み直したりしました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号を組みました。

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前輪は エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC02874msn.jpg
DSC02875msn.jpg
後輪は エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
画像の時点では結線をしていますが、
理由あって これの結線は後回しにしました。



DSC02856msn.jpg
お客さんから TniのROAD38リムで組まれた後輪をお預かりしました。
のむラボホイール2号のリムと同じもので、
仕様からして Tniの問屋さん内製の吊るしホイールです。

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エボハブ24H 全レースヨンヨンイタリアン組みです。
問屋さん内製の吊るしですが、
問屋さんの近くにあるアンテナショップで組まれています。
かつてZIPPやEDGE/ENVEを扱っていたときも
ショップの希望がリム単品ではなくホイールであった場合
ショップの代わりにホイールを組んでいました。

15年ほど前に ZIPPの280リムについて、リム単体で買うショップと
ホイール組みを希望するショップのどちらが多いのか訊いたところ、
リム単体で買うショップのほうが はるかに少数派だと言われました。

完組みホイールもですが、そうやってホイール組みの経験値を得る機会を
積極的に放棄し続けてきたせいで
ホイールひとつロクに組めないプロショップが増えてきたのでしょう。
というわけで、このアンテナショップは
ホイール組みのレベル上げを肩代わりさせられているので
私が過去に何度も見たホイールから判断する限り
上から目線で恐縮ですが 非常によく組めていることがほとんどです。

DSC02858msn.jpg
リムは2009年製なので、組まれたのは2009年か
どんなに遅くとも2010年までのはずですが
センタードンピシャ、ほぼ振れ無しでした。
内蔵ニップルかつチューブラーなので
振れ取りの機会が限られていることを考えれば、非常に優秀です。
センタードンピシャについてですが、
経年使用で リムがフリー側にうっすらずれていてもおかしくないところ
ちゃんと出ていました。
ブレーキゾーンを見る限 り7~8年に渡って激しく常用していた、
という感じではなかったのも事実ですが。

DSC02859msn.jpg
↑やっぱり当時の限界テンションは130kgfとあります。
この当時の のむラボホイール2.5号のリムは100kgf、

DSC02861msn.jpg
現行では どちらも120kgfです。
リムの内周側の穴の厚みなどが違うようには見えないのですが。

先ほど組んだ のむラボホイール2号の後輪の結線無し状態、
それと この後輪、
あと別件で 半コンペヨンロク組み結線ありの
のむラボホイール2号の後輪、という3つの後輪が一堂に会したので、
それら3つの後輪のオーナーは一人もいませんが
居合わせた何人かのお客さんにスポークテンションと
にぎにぎ時の変形量(とくに反フリー側)を確認してもらいました。
全レースヨンヨン組みと半コンペヨンロク組みの比較、と
半コンペヨンロク組みでの結線の有無の比較ができる貴重な機会です。

で、全レースヨンヨン組みの この後輪ですが
DSC02862msn.jpg
反フリー側をCX-RAY6本組みにして結線する、というのをご希望です。
スポーク比重ではサピムのレースはDTのコンペに相当するので
(実はレースのほうが うっすら軽い)、
半レースは半コンペと ほぼ同じです。
フリー側のニップルを スポークのねじ山が見えるところまでゆるめて
ねじ止め剤を塗布していますが、
全バラしと 大して手間が変わらなかったかもしれません。
なので組み換え後のニップルは、フリー側のみ しんちゅうです。

DSC02863msn.jpg
組めました。

DSC02864msn.jpg
エボハブ24H 半レースヨンロク組み
DSC02865msn.jpg
結線ありです。



DSC02866msn.jpg
お客さんから のむラボホイール2号の後輪をお預かりしました。

DSC02867msn.jpg
リーフハブの兄弟ハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
これとは別に 同じお客さんに半チャンピで組んだ後輪を
お渡ししたことがあるのですが、それのカッチリ感が半端ないので
こいつも半チャンピにしてほしい、とのことです。

左右異径組みですが、安定給される
まともなメーカー(DTとサピム、次点でピラーとホイールスミス)のスポークの
スポーク比重が実質100%・85%・65%近辺の3種類なので
左右差をつけられる組み合わせは
65:100、85:100、65:85の3種類ということになり、
そのうち65:85(半コンペ)が最も軽いので標準的に選択しています。
あと一応書き添えておくと、65%のスポークだけは
丸断面の場合 うにょーんが出るので 扁平スポークである必要があります。
要素の大小を勘案して半コンペと半チャンピのどちらが優秀なのか
はっきりした答えはありませんが、
ヨンヨン組みせざるを得ない20Hの後輪ならともかく
24Hでは半コンペのほうがいいのではないかと思っています。
事実 ほとんどの24Hの後輪でそうしていますし。

と言いつつも私物の のむラボホイール68号は
フリー側CX/反フリー側CX-RAYで組んでいるので
スポーク比重的には半チャンピ相当だったりしますが。


組み換え自体はご希望であれば やりますが、

DSC02873msn.jpg
リムに きしょいステッカーを貼るのは やめようね。

DSC02869msn.jpg
というわけで先ほどと逆、フリー側をバラしました。
反フリー側もある程度かつ均等量ゆるめていますが、
これが縦振れを抑えるガイドになったようで
仮組み以降の縦振れが ほとんどありませんでした。

DSC02870msn.jpg
組めました。

DSC02871msn.jpg
24H 半チャンピヨンロク組み結線ありです。

DSC02872msn.jpg
フリー側のスポークにぎにぎが ほぼ不動です。
明らかに半コンペより硬いのですが
ここまで必要かどうかというと難しいところです。

category: のむラボホイール

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