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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

CX22リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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Tniのシクロクロス向けワイドチューブラーリム、CX22で後輪を組みました。
リムのステッカーは むしろ剥がさないのを ご希望だったので
そのままにしています。

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エボライトハブ28H 黒半コンペヨンロク組みで

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赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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コリマのサドルをほぼ買い占めました  

表題の話をするまえに。
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キャットアイの「ストラーダ」シリーズのファーストモデルである
CC-RD100(有線式・ケイデンス無し)が個人的に好きだったのですが、
このモデル以降に採用されているクリックテック
(操作ボタンが本体上面ではなく底面にあり 本体そのものが動くことで
底面のボタンをクリック的に押す機構)には問題があり、
経年使用で 台座に対して本体がグラグラになってきます。
私の使用頻度では 2年はもちませんでした。
別の言い方をすれば電池の寿命3回分くらいでしょうか。
台座側のパーツを交換しても、削れているのは むしろ本体側の溝なので
解決にはなりません。そしてこの点は 未だに解決されていません。

これの有線式ケイデンスありモデルのCC-RD200は
どうしたわけか今でも現役ですが、
ケイデンス無しで無線のCC-RD300W(ワイヤレス)や
ケイデンスありで無線のCC-RD400DW(ダブルワイヤレス)は廃版です。
300と400は2008年ごろのモデルになります。
邪推ですが、高輝度LEDフロントライトと
無線式サイクルコンピュータの距離が近い場合
サイクルコンピュータの受信が妨げられて スピードなどの情報が出なくなることがあり、
300や400の電波の方式ではそれが顕著だったので いち早くやめたのかもしれません。
それ以前に出ていたモデルの 有線式の200が未だ生き残っているのも
その説を補強している気がします。
キャットアイが ライトだけ、またはサイクルコンピュータだけのメーカーであれば
「そんなん知ったことか」で通せたかもしれませんが、
自社製品同士で喧嘩しているというのは やはりまずかったのでしょう。

私がRD100を好きなのは、当時どこのメーカーのものも動作が不安定だった
「心拍計」と併用しても問題が無かったからです。
RD100が廃版になるころには、キャットアイ以外でも
わりと単機能な有線式サイクルコンピュータというのが
絶滅危惧種になりつつありましたが、そうしたときに ふと気付いたのが
上の画像のサイクルコンピュータです。
モデルはまさにCC-RD100なのですが
ピナレロのアクセサリーとして出ていたもので、
RD100が廃版になった数年後でも入手は可能でした
(現在は これも入手不可です)。

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コリマのサドルを仕入れました。
カタログの画像を見ると ベースモデルはセライタリアのフライトで、
コリマのロゴが刺繍してあります。
前々から気にはなっていたのですが
「これ もしかしてフライトなんじゃね?」と思い 仕入れた次第です。

何を言ってるんだと言われそうですが、
上の文のフライトは広義のフライト、フライトは狭義のフライトです。
本当にフライトなのか怪しいので 最初は ひとつだけ、
フライトだと分かってからは大胆に 数を仕入れました。

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話は変わりますが 私はセライタリアのターボのコレクターでして、
これについて そのうち書くと このブログのわりと初めのほうで書いていますが
未だに書いていません。
普通のターボ、縞々模様のバイオターボ、ぶよぶよゲルのターボゲル、
サドルの前後にサンマルコのロールスのような金属がついているターボスペシャル、
中央に溝があるターボトライアスロン、後ろが広いレディターボ、
ターボスペシャルの仕様で後ろが広いレディターボスペシャル、
前後が短いジュニア向けのターボジュニア(ターボユニオーレ)、
アルミレールのターボSLG(スーパーレジェーラ)、
マンガンレールのプロチームターボなどを持っています。

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↑これは鼻先にベルナール・イノーの名前が入った
イノーターボというモデルですが、通常のターボのイノーターボも持っていますが
これはターボジュニアのイノーターボです。
昔、心の師匠のバイクについていたのを拝み倒して強奪・・・譲ってもらいました。
ベルナールとイノーの間にある絵はアナグマです。
イノーのあだ名が「ブルターニュの穴熊」なので。
しかしイノーは、当時 おもにセラサンマルコのロールスを使っていました。
メーカーが 選手のシグネチャーモデルを用意したのに
実際 使われなかった例としては、
マリオ・チッポリーニのライオン刺繍のセライタリア・センチュリー
(セラサンマルコのリーガル以外使わなかった)や
エディメルクスの名を冠した3Tのハンドルバー「メルクス」
(チネリのナンバー64を おもに使用)などがあります。

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で、ターボには復刻モデルとして「ターボ1980」というモデルがあり、
上の画像のものは 茶色のヌバック(バックスキン)がいい具合にヤレた私物です。
ターボ1980は、ターボ鑑定士(国家資格ではない)の 私を以ってしても
真横から見た限りでは 復刻モデルかどうかの判定が難しいほどに
復刻度合いが素晴らしくできています。
まあ、明らかな旧社趣味のバイクについているのでもない限り
見かけるターボのほとんどは ターボ1980で間違いないですが。

フライトというサドルは、形状が大きく変わって別物になったのを
代変わりと数えると 現在3代目にあたります。
2代目は鼻先に穴が開いていて
Fliteの表記があるプラスチックのパーツがはまっているモデルです。
サドルについて個人的に思うことで、
「別物になったのならモデル名を継承しなくていいのに」というのがあります。
3代目は使ったことが無いですが、2代目のフライトを使ったときに
「これ、全然フライトじゃねえじゃん」と思ったものです。
2代目フライトがダメなサドル、というわけではありません。
フライトの名を冠する以上 フライトの大方の部分を継承した
モデルであって欲しかったのです。
セライタリアのサドルで そういう哲学を
あまり枉げずに継承しているのはSLRくらいでしょうか。
で、2代目フライトは廃版ですが 初代フライトには
ターボのように復刻モデルが出ています。
それが フライト1990です。

が、ターボ1980と違い フライト1990は往年のフライトとは言いがたい
なんともビミョーな出来でして、それを記事にすべく
友人Aに「フライト1990が付いてるバイクあったやろ、あれ乗ってきて」
と 頼んだところ すぐに来てくれました。が・・・

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おい これフライト1990じゃなくて旧フライトやんけ!
記事のネタに ならんぞ!(なってますが)
友人Aは フライト1990も間違いなく持っているはずなのです。
なにせ 旧フライトが入手不可になったので
「代わりにならんかも知れんが仕方なく」買ってもらった覚えがあるので。

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というわけで、
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記事用に仕入れました。
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どこが違うか分かるかな~?

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↑これはコリマのフライトです。
フライトというサドルは、当時としては画期的に薄く
従来のサドルから交換することで 2~3cmは余計にシートポストが出せました。
当時は ホリゾンタルフレームしか存在していなかったので
シートポストの出が少ない見た目を気にする人も多かったのです。
シートポストの出しろを増やすには、ベースが薄いだけでなく
「持ち上げレールではない」形状である必要があります。
初代フライトはベースとレールが非常に近く、
現在ある薄いサドルよりも 薄いくらいです。
ベースのクッション(アンコ)の厚みがあるので
カーボン製しゃもじのようなサドルよりは やや厚いですが。

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で、フライト1990では持ち上げレールになっています。
これは、仕方が無い措置であることは理解できます。
なにせ、初代フライトはベースとレールが近すぎて
シートポストのヤグラの レールより上のパーツが厚い場合
あっさり干渉するのです。
それを避けるために 持ち上げレールにしたのでしょうが、
うーん、これを初代フライトの復刻というにはちょっと・・・という感じです。

念のため書いておきますが、フライト1990がダメなサドルというわけではありません。
今まで使ったサドルで最もしっくり来たのがフライト1990だ、という人もいるでしょう。
それとは関係なく
「フライト1990を初代フライトと同じものとして扱うのは厳しい」という話です。

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何か記事の役に立つと思って、ということで
ピナレロ刺繍入りのフライトも持って来てくれたので
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重ねてみました。

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コリマのサドルも重ねてみました。
ちなみに、一番下のヘタッたフライトの いつか必要になる交換分として
友人Aに コリマのサドルが ひとつ売れました。

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↑時系列が戻るのですが
「これ、もしかして旧フライトなんじゃね?」と
思って恐る恐る仕入れたコリマのサドル最初の1個目です。

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コリマの刺繍入りです。
正直 プリントのほうが良かったのですが・・・。
尻の部分に刺繍があると レーパンが傷むのが早まるのです。
とくに顕著なのは、セラSMPの刺繍仕様だった時期のモデルですね。
使ったことがある人は分かると思いますが、
レーパンが毛羽立つどころか 皮膚にまで摩擦のダメージが貫通してきます。

こらこら、刺繍が余計だなどと言ってはいかん!
この刺繍のおかげで2018年現在 旧フライトが新品で入手できるんだぞ!
そうです この流れ、CC-RD100がピナレロのアクセサリーだったおかげで
本家の廃版後でも入手できた、というのと同じだと書きたかったのです。

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封蝋っぽいのがレールに結わえてあるのが 懐かしい。

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ここに載っているマルコ・パンターニモデルのフライトは
刺繍が後期型です。
私が初めて買ったフライトは パンターニ刺繍の前期型でした。
1996年ごろのことです。

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付属しているミニカタログには1999年とありますが、
このコリマサドルは2001年製です(後述)。

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1999年のミニじゃないカタログがありました。

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うおおー!(勝手に盛り上がって すみません)
初代パンターニフライトを持っているのが、
左からフェリーチェ・ジモンディ、エディ・メルクス、フランチェスコ・モゼール、
ミゲール・インデュライン、マルコ・パンターニと錚々たる顔ぶれです。
ちなみに 最初にパンターニ刺繍がなされたサドルはフライトではありません。
シンテシーTCSというモデルです。
興味のある方は「SINTESI TCS PANTANI」で検索してください。
それも持ってたはずなのですが、見つかりませんでした。

それはいいとして、セライタリアのサドルは製造年月が特定できます。

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これは先ほどのイノーターボジュニアです。
中央の数字が製造年で、周りのアルファベットが月を意味します。
聖闘士星矢のサンクチュアリの火時計とは とくに関係ありません。
G・F・M・A・M・G・L・A・S・O・N・Dの順で
イタリア語の1~12月の頭文字となりますが、
1月と6月と7月以外は 英語の月の頭文字と同じなので
なんとなく分かるとは思います。
で、ドットの欠けた月が製造月を意味するか、
1月から欠けていって 例えばG・F・M・Aまで欠けていれば
4月製というふうに読むのですが、
どうしたわけか上の画像では8月と12月だけが欠けています。
えらく テキトーだな!
1986年は、8月と12月だけターボを1年分 集中的に作った、
ということなのかもしれません。
ちなみに1985年以前だと この製造年月マークが無いものがあります。

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1月と6月と7月がG始まりなのは、イタリア語のアルファベットにJが無いからです。
Jeep(ジープ)やjudo(柔道)やjazz(ジャズ)などの外来語で使うことはありますが。
なのでイタリアが舞台のジョジョ第5部も ジョジョはJOJOではなくGIOGIOです。
それ以前に 誰もジョルノのことをジョジョって呼んでませんが、
これは第5部に限ったことではないので 気にしてはいけません。

製造年月のマークは、現行のモデルだと
「製造年の中央を横切る矢印の先が製造月」
という表記に変わっていますが
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今回のコリマのフライトはドット欠けと矢印が併記されている年代のものでした。
2001年の11月でしょうか、とにかく2001年であることは確かです。

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友人Aの黒フライトは1996年の5月でした。
2001年にあったドット欠けが1996年にない理由は不明です。

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記事中にあるフライト1990は2017年の9月です。
あと、月の表記がアラビア数字になっていますね。

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当店の、ある引き出しにあるシートポストを ざっと並べてみました。
画像左から スギノ75・3Tクリテリウムエアロ・LOOKエルゴポスト・
カンパニョーロCレコードエアロ・スギノ75・スギノエアロマイティー・
スギノ75・デュラエースAX・LOOKエルゴポストです。

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3Tのクリテリウムというシートポストは 丸断面+溝ありの仕様ですが

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エアロの場合は溝無しで前半分が丸、
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後ろ半分がエアロ形状になっていて
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ヤグラはクリテリウムと同じです。

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↑昔の3Tのロゴです。もう一世代 古いロゴもありますが。
27.2mm径というのは当時としては珍しいのですが、
コロンバスのSLXのシートチューブ内径が27.2mmなので 存在します。

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上側が厚いヤグラですが、いっぱいまで引いて取り付けてみました。

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スレスレ・・・ではなく ヤグラの上にあるナットがベースに当たっています。
これが、旧フライトがシートポストを選ぶ理由であり
フライト1990で ビビッて持ち上げレールにした理由です。
スレスレの場合でも たわみのせいで接触は起きます。

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あと、チタニウム表記の裏側あたりでヤグラと接触して
革の この部分だけ四角く凹む癖が付くのも
旧フライトで よく見られることです。

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カンパニョーロのMTBコンポ、ユークリッドのシートポストです。

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私のLOOKのシートポスト径は25.0mmですが、
ユークリッドに25mm径のシートポストがあるということは
当時のTVTなどで MTBがあったということなのでしょうか。

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クイックでヤグラの固定をし、ゆるめているときはサドルの前後位置調整と
後ろのダイヤルで角度調整が可能です。
もちろん、こんなん旧フライトには取り付けられません。

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25mm径のシートポストの候補として、
サンツアーのシュパーブ(シュパーブプロではない)も 出てきました。
先ほどの画像のスギノ75と LOOKエルゴポストも、
27.2mm径と25mm径で持っています。

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次の日にロングを走ることが確定しているとき用の、
ターボ1980が付いたシートポストです。

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カンパニョーロの2本締め梨地ヤグラ地球マークのシートポストで

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25mm径があるのは、当時のTVT用として作られたものだと思われます。
まあ LOOKはTVTの後裔なので フレームの作りが同じなのは当然です。

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ヤグラとベースが かなり空いています。

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ちなみにこのターボ1980は 2007年5月製でした。

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取り付け中・・・

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シートポストはUSEのエイリアン アルミの赤アルマイトの25mm径にしました
(エイリアン カーボンというのもありますが カーボンに25mm径はありません)。
これはエイリアンの後期型ですが、
前期型は横並びM3ロングボルト2本でヤグラを締めるという
ふざけた構造となっていて、
後期型はM4ロングボルト1本でヤグラを締めるという
これまた ふざけた構造となっています。
そのうちトムソンのエリートにするかもしれません。

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いままで使っていたサドルとシートポストは、
セライタリアのシーニョ(SIGNO シグノとの表記もあり)と
トムソンのエリートです。
シーニョですが、サドルレールの つかみ可能な一番前の部分を
サドルの上下からノギスで はさんだときに、
40mm未満の かなり薄いサドルとなっています。
これが最も薄いのはセライタリアの初代SLRのチタンレールや
スペシャライズドの初代トゥーペなどで、35mmくらいです。

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セライタリアの シーニョとソーク(THOORK)は、
AVS(アクシアル ピボット システム)という 2本のレールを一旦まとめて
ベースに対してエラストマーで接している構造になっています。
手で握った範囲でも左右にグニグニ動き、
実際の乗り心地にも反映されています。
ソークにはカーボンレールのモデルがありますが
それはAVSではありません。

このAVS、サドルバッグを選ぶのと
チューブラータイヤをトゥストラップでくくりつけるときに
タイヤの位置が前に ずり落ちてくる格好になるので
ペダリング時に裏ももと かすかに接触するのだけが気になります。
サドルにスペアタイヤをくくりつけなければいいだけのことですが。

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トムソンのエリートは 前後の肉厚が厚い構造になっていますが、
これは同社の特許だったのか カロイで これの丸パクリシートポスト
(私はトムソンのシートピラーではないという意味で
トムンソのツートピヲーと呼んでいました)がありましたが
政治的理由以外には考えられない早さで 市場から姿を消しました。
何かあったのでしょう。
つい先日、PROのアルミシートポストで ここまで極端ではないにせよ
前後の肉厚が左右よりも厚いものを組み付けましたが、特許が切れたのか、
あるいは カロイのトムンソが特許に抵触していたのは
ヤグラのほうだったのかもしれません。

ちなみにトムソンのエリートは通常、ここまで肉厚の差はありません。
これは25.0mmというラインナップ上
最も細い径なので こうなっていると思われます。


で、コリマのフライトで夜練をしたのですが
やはり これは本物です。フヒヒ。←フライト1990がパチモノみたいな物言いはやめろ
ちょっと前の画像を見てもらえば分かりますが、
私は 基本的にサドルを水平でしかセットしません。
例外的に1°までの前上がりは することがあります。
もちろん、セラサンマルコの旧コンコールやストラーダのような
「前半分で水平を出して、それより後ろが反り上がっているようにセットする」
サドルであれば メーカーの意図するようにしますが、
ああいう「実質 前乗り用サドル」は使いません。

採寸台で サドルを必ず水平でセットすることと 高さと交代幅を合わせると、
ほぼ100%といっていい再現性が得られます。
「もうすこし前下がりにすれば より良くなるかも」みたいなことを
試す意味を否定はしませんが、
水平でしかセッティングしないと決めておけば
今まで使ったことがあるサドルは 同じ感触で すぐに使えるようになります。

で、旧フライトを使うのが10年ぶりくらいだとは思えないほどに
下ハンドルを握ったときの後ろ乗り座りがバチッ!と決まりました。
サドルの鼻先と太ももの抜ける感じも 昔のままです。
これは、かつて使ったことのあるハンドルバーであれば
自分にとってベストな ブラケット位置や握り方を
すぐに引き出せるのと同じようなことです。
なので万人にとって 旧フライトがしっくり来るということではありません。
旧フライトを知っていれば一瞬で使い方を思い出すという話です。

その点だけならフライト1990でも同じだろ、と言われそうですが
コリマのサドルとフライト1990では アンコの具合がずいぶんと違い、
サドル後部を親指で押したときの反発というか感触が全然違います。
旧フライトとて アンコの具合が全ての年代で全く同じというわけではありませんが、
少なくとも今回のコリマのサドルに関しては
旧フライトを彷彿とさせる範疇なのは間違いありません。
ていうかこれ 旧フライトやねんけどな。

これが分かるという方、あるいは旧フライト難民の方のために
コリマのフライトをほぼ買い占めました、というのが今回の論旨です。
問屋さんには1個だけ残しておきました。
「当店が買い占めた」という事実を避けるためと、
少なくとも過去2年間は在庫がほぼ動いていなかったものが
急に無くなった場合 この記事の影響だと考えられる、という実験が出来るからです。
そして、現在の当店の在庫数に関しては売り切る自信があります。フヒヒ。



おまけ
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コリマとフライトの話を書くのに いろいろ取材をしたのですが、
載せなかったら悪いというのと まだ書きたいこともあるので続けます。
上の画像はコリマのカタログですが、廃版になったカーボンサドルが載っています。
このカーボンサドル、他には見られない特異な構造であることと
「全く同じサドルでコリマブランドではないもの」というのを見たことがないので
コリマ内製だと思われます。
右下にコリマのフライトが載っていますが、
レールの具合から どー見てもこれ旧フライトだよな、と 前々から思っていました。
現状、本国サイトでは黒と黄のコリマフライトが載っています。
日本の問屋さんでは 黄が在庫なし、黒がなぜだか(すっとぼけ)残り1個です。
本国にまだコリマのフライトがあるというのなら、
なぜだか急に(すっとぼけ)在庫が減ったので
日本の問屋さんが補充を試みる可能性はありますが、
コリマの旧フライトは 2001年ごろに刺繍入り仕様を
数十個か数百個か オーダーしたときの在庫を
未だに持っているというだけのことなので、間違いなく弾数は限られます。
そしてセライタリアでは もう旧フライトを生産していないので、
これが旧フライトを得る最後の機会になるかもしれません。
あるいは「コリマのフライト」が ある日から
しれっとフライト1990ベースのものに仕様変更になるかもしれません。
その場合でも フライトの画像を使い回しそうなのが怖い。

あと 上の画像、コリマのコーポレートカラーの色の鳥(飛べない)が
混じっていて やたらと平面的に見えますが
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彼は3次元の住人です。

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廃版になったコリマのカーボンサドルの実物を
お客さんの許可を取って 撮らせてもらいました。
フレームを隠す配慮は行き届いていません。

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サドルレールに黄色いエラストマーを貼り付けており、
ヤグラの締め付けダメージを軽減しています。
サドルベースのふちは エッジが立っているのか
丁寧にカバーをかぶせて接着しています。

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サドル後部に黄色い点が2つあるのは、
サドルレールを挿しているエラストマーです。
カーボンレールをエラストマーの下からではなく
横から挿しているのも 芸が細かいところですが、
ベースも完全剛体な感じではなく 適度にしなるので
アンコ無しのサドルとは思えない乗り心地になっています。
なぜこれが廃版なのか。惜しい。日本の問屋さんにも在庫はありません。

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「今度コリマの記事を書くので コリマのシートポストの画像を撮らせてほしい」
と友人Bに頼んでおいたのですが すぐに持ってきてくれました。
ありがたや(源平討魔伝)
しかし先ほどのカタログと違い えらく古いロゴだな。

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リムの年代でいうと このへんと同じくらいだな。

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このシートポスト、フレームに突っ込む部分が丸断面ではありません。
コリマのカーボンフレームに、シートチューブの穴が
これに合った四角断面のものがあるのです。
といっても コリマのフレーム専用品というわけではなく、

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25mmと27.2mm用のシムが付属しているので
そのいずれかの径のフレームであれば使えます。
上の画像は25mm用のシムで
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こんな感じで はさみます。
シートポストの長さはS・M・Lの3種類あり これはMです。

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ん!これ、シートポストの出しろを稼ぐために
わざとヤグラを逆に付けてるな!

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ポスト本体の上が平らなのは これがために削ったのか訊いたところ、
元から こうなっているとのことでした。
あと、このシートポストは前後逆に取り付けて
トライアスロン用に前乗りポジションで使うことも可能です。

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コリマのシートポストが元来 専用フレーム用だという話ついでに書いておきますが、
先ほどのスギノのエアロマイティーと シマノのデュラエースAX、
これらも専用フレームにのみ合う形状なのですが

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それぞれ 対応するシートチューブが違います。
肉薄なほうがスギノです。

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友人Bも 複数の旧フライト持ちですが、
これはカーボンレールの「フライトカーボン」です(そのままやんけ)。
フライトカーボンは、フライトチタンより
さらにレールがベースに入り込んでいる形となっていて、
上の画像では レコードのカーボンシートポストが付いていますが
これはなんとかOK、でもスレスレといった感じです。
画像を撮り忘れましたが、このフライトカーボンは1991年製でした。

あと 思い出しましたが、先ほどのユークリッドのシートポストについて。
TVTのMTBは存在します。友人Bが持っていました。
TVTはフランスのブランドで、フランス語でMTBはVTTとなるので、
TVTのVTTは存在する、とも表記できます。

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最後に。私が高校生のときから お世話になっている某ショップで、
ウェアを吊るハンガーに取り付けるサイズのタグやら
値札を打つための道具一式を管理している箱が
初代フライトの箱だったのを思い出し、
もし まだあの箱を使っているなら画像を撮らせてほしいとお願いしたところ
快く了解してくれたばかりか 店名を出してもいいという許可までもらえました。
ありがたや(源平討魔伝)
取材協力:カワハラダサイクル

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フライトというモデル名は、
超音速旅客機のツポレフ Tu-144をイメージして付けられたようです。

・・・ウソです ごめんなさい。
機首のところに耳(カナード翼)が無いのと
前方の扉の下に2つ黒い点があることから コンコルドで間違いありません。

category: 新着情報!

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のむラボホイール2.5号と6号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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18Hフロントハブの入荷待ちだった
のむラボホイール2.5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ18H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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つづいて別件ですが、
スポークの入荷待ちだった のむラボホイール6号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
のむラボホイール6号に使うスポークの長さは
すべて偶数mm長さなので 仕入れた状態をノーカットで使います。
実を言うと 先日「スポークが無い」と言っていた段階でも
スポークカッターありなら これの長さを切り出すことは可能でした。
が、内蔵ニップル仕様のリムなので あまりにギリギリで切ると
「スポークの丸い部分がリムにほぼ内蔵され、
扁平部分がリム穴のふちに刺さる」ような感じになるので
それを避けるべく ちょうどの長さを仕入れています。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありで

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昨日の前輪の相方なので 青アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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コスミック プロ カーボン SL USTさん  

お客さんから コスミックのUSTをお預かりしました。
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これは新品ですが、今日は これとは別に もう1ペア
同じモデルのちょっと使用品も点検しています。
どちらも タイヤを付けて加圧した状態でもそうでない状態でも
センターずれがありました。それはいいとして、

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前輪を右側から見ると

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タイヤの取り付け方向がメーカーの指定とは逆になっていました。
お客さんのほうで 一旦外したというわけではありません。

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後輪も 逆でした。
これが書きたかっただけです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
表題とは違い、今日はのむラボホイール2.5号の
18Hの前輪を組む予定だったのですが
なぜか18Hのエボライトハブの在庫が見当たりません。
問屋さんの履歴を見ると直近で仕入れたのが8月10日、
それ以降に18Hにフロントハブを使った覚えがありません。

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普段よく使う20Hは それなりの数の在庫を心がけていますが、
その中に混じってしまったのではと思い全品調べたところ
やはり 見つかりませんでした。

一応、8月10日以降で組んだホイールに
18Hの前輪が無いかどうか調べてみます。
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↑8月17日に組んでるやんけ
なにが「覚えがありません」やねん。

というわけで ハブを仕入れ中です すみません。

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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青アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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TniのDragon35Cチューブレスの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからTniのドラゴンという完組みホイールの後輪をお預かりしました。
ホイールのモデル名では35Cチューブレスとなっていますが、
実際のリム高は38mmほどです。
これは、そもそも先に出ていたチューブラーリム仕様の
ドラゴン35というモデルが 35mm高リムだったからです。

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いずれのドラゴンも このリヤハブですが、
まず 寸法があまりよろしくありません。
エボライトハブ比で 左フランジがフランジの厚み1枚分ほど
内側に寄っている形でナローフランジ、あと 反フリー側ラジアル組みです。
これはストレートスポーク仕様のハブなので どうしようもありません。

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テープが貼ってあるスポークのテンションが抜けているのですが、
これもレイノルズと同じで 反フリー側のニップルゆるみ事例を よく見かけます。

それを差し引いても 反フリー側のテンションがヌルく、
私が必要を感じるようであれば 組み直してもいいとのことです。

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リムが右に寄っていますが、
おそらくは 反フリー側のスポークのゆるみで出たセンターずれであり
ホイールが組まれた時点ではずれていなかったのではないかと思います。
これの修正で増し締めするのは 反フリー側になりますが、
それをしたところで大化けはしません。

スポークがガクガクにゆるんでいる箇所を別にしても
ドラゴンの後輪は 反フリー側が非常にヌルいので、組み直すことにしました。

ナローフランジだから 見かけ上の左右のテンション差は少なくなるはずなのですが、
それでもけっこうな差があるのは反フリー側ラジアル組みだからでしょう。

ナローフランジといえば、
ゴキソでは 自社のハブのナローフランジ具合について
「左右のテンション差が少なくなるのでバランスがいい」などと主張していますが、
自社製の完組みホイールに 左右のテンション差が むしろ広がる
反フリー側ラジアル組みを採用し(これは本当に意味不明)、
左右のテンション差「だけ」で言えば ほぼ同じにできる2:1組みを
カタログで唐突に否定するなど ホイールに関する見識がブレッブレです。

DSC06397amx9.jpg
組み直すのであれば リムの重量を量っておいてほしいということです。
知れて良かった、と なるかどうかは疑問ですが・・・。

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エボライトハブ24H 黒半コンペで・・・まだ組めていません。
画像の時点で 縦振れほぼ無し、横振れは うっすらありですが
反フリー側のテンションは組み直し前より はるかに張っています。

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DSC06402amx9.jpg
が、あえてずらしてある量がこれだけあり
ここからセンター出しまで ほぼ一方的に反フリー側が張れます。
微細な横振れは まだありますが どこでセンターゲージを当てても
この傾向と量は変わりません。

どうでもいい話ですが「この傾向と量」は当初「この蛍光塗料」と変換されました。

DSC06403amx9.jpg
組めました。
結線は あとでやります。

DSC06404amx9.jpg
DSC06405amx9.jpg
もちろんセンタードンピシャです。

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のむラボホイール6号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール6号を組みました。
最終土曜日は定休日だった気がするのですが、
仕事が異常に溜まってきたので こっそり店に出ました。

先月末(→こちら)も 先々月末(→こちら)も
最終土曜日はのむラボホイール6号を組んだから、
というわけではありませんが 結果として たまたまそうなりました。

DSC06389amx9.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
前輪は、組まなかったのではなく スポークの在庫が少ないので組めませんでした。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06375amx9.jpg
のむラボホイール1号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H 全コンペ反ヌポークラジアル組み、

DSC06377amx9.jpg
DSC06378amx9.jpg
後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありで
カンパニョーロ用フリーボディです。

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ENVEの1-45リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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先日のENVEの続きです。
今日は これとは別にすでに2本、ホイールを組んでいる気がしますが
気にしてはいけません。

DSC06371amx9.jpg
組めました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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リムが送られてきた箱に お客さんが黄色首大根さんを描いておられますが、
ホイールが2本は入らないので これでお返しはできません。すみません。
あと、小倉屋製菓の鉄板焼きせんべい(→こちら)を同梱されていましたが
画像を撮る暇がありませんでした。おそろしや。

黄色首大根さんですが、
配慮さんと 何らかの関係があるようなのですが詳しくは不明です。
ひとつ確かなのは、同時に現れたことはないので
ハヤタ隊員とウルトラマン、ブルース・ウェインとバットマンのような
関係なのかもしれません。

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前輪のときに書いていたことの続きを。
今回の18Hリムと24Hリムでは、18Hのほうが後期型となります。
EDGE~ENVE前期型までであれば公称重量が275g、
ENVE後期型だと300gとなりますが、
18Hリムはバルブ穴周りにステッカーがあるのでENVEの後期型で確定です。
シリアルナンバーも 18Hは130××××で7桁、
24Hは108×××で6桁です。
6桁と7桁の間で 90万本くらいリムが売れたわけではありません。
途中からビビりが入って 明確に厚みを変えてありますが、
その境目でシリアルナンバーの桁を増やしたようです。

今回のリムは 公称重量の差だと25gとなるわけですが、
軽いほうが やや重い個体だったので そこまでの差はありませんでした。
そこらへんの細かいことはいちいち教える気はありませんが。
↑うわなにこいつかんじわるっ













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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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りむ二 すてっかーヲ貼ル前ニ量ッテイマス!
↑やーめーろー!

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リムのお引っ越しをしましたた  

お客さんから アイアンクロスで組まれた前輪をお預かりしました。
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かつて 私が組んだものですが、盛大にゲシったのか

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リムがポテチになっており、ビードフックに 目立つ変形もあります。
これのリムを交換するのですが、アイアンクロスは廃版となっているので
なにか 他のリムを考えないといけません。
同じメーカーのスタンズ・グレイルだと
リム内径が違い過ぎて スポークを使い回せず、
全黒CX-RAY28本が無駄になります。しかも リムが80gほど重たくなります。
DTのリムでも いろいろ探したのですが、
やはりスポーク長さが大きく異なるので 使い回せるリムがありませんでした。

最後に検討したのが 同社のクレストですが、
やはり リム内径がかすかに大きく、使い回すのは やや厳しいです。
しかし、しかしですね、
スポークを使い回せるなら使い回すという お客さんの利益も勘案すれば、
普段絶対にしないスポーク長さで ホイールを組むのも一理あるのではと思い
クレストで組み直すことにしました。

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チューブレス用のリムテープがずれていますが、
チューブレスレディは効いていました。

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バラす前のスポーク長さです。ニップルの端面とツライチです。

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アイアンクロスからクレストへのお引っ越し中・・・。

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組めました。

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うーん!これは普段絶対やらない長さですが、
ゆるみ止めさえ効かせれば ギリギリなんとかなりそうです。
ちなみに、クレストからアイアンクロスへのお引っ越しは無理です。
クレストのほうが短いスポークで組まれてあれば いけるかもしれないので、
厳密には「私が組んだクレストからアイアンクロスへのお引っ越しは無理」です。
ただ、結線していない側のスポークは ハブから回収可能なので
長さを切り詰めることで使い回すことはできます。


つづいて、お客さんから DTのRR440で組まれた後輪をお預かりしました。
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これも かつて私が組んだもので、

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パワータップハブです。
リムが反っていることに起因すると思われる振れがあるので
リムそのものを交換するのですが、

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このRR440、アシンメトリックリム(オフセットリム)なので

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現行品で近いモデルのRR411で組み直すことになりました。
RR411ですが、RR440よりリム内径が かすかに大きくなっています。
お客さんからは スポークを使い回せなければ新調してもOKと言われていますが、
後の振れ取りの増し締めしろを勘案しても ギリッギリいけるということを確認しました。
RR411に専用ワッシャーの組み付けが必要だというのも 都合が良かった要素です。
で、組み直すのですが

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RR411は リムに付属している専用ニップルを使わないといけないことになっています。
このニップル、色が銀ですが お客さんの元の後輪が黒ニップルなので

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黒を取り寄せました。
以前の記事(→こちら)にも書きましたが、
このニップルは15mm長さというものの 実効長さは12mmニップルと同じなので
必ずしも これを使う必要は無い気がするのですが、
特段 逆らう理由もないので 従います。

新しいDTの問屋さんでは このニップルを(袋にも表記がありますが)
スクオルクス ニップルと呼んでいるので 今後は そう呼ぶことにします。
問屋さんのほうで 明確なカタカナ表記を提示してくれるのはいいですね。

で、このニップルですが一袋20個入りでしたあっばばばああばああ。
組み直す後輪は28Hです。どーりで みょーに安いと思ったよ!

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というわけで 組み直し予定が3日遅れました。

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リムのお引っ越し中・・・。

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組めました。

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12mmニップル+外周側の延長3mmぶんに
スポークのねじ山がかかっていませんが、ねじ山の食いつきは足りています。

で、どれだけやろうとも リムのお引っ越しは
今日もホイー(以下略)。の枠を満たしません。

今日もホイー(以下略)。道では
技ありをいくら取っても 合わせ技で一本にはなりません。

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ニュートロンさん  

お客さんから ニュートロンの後輪をお預かりしました。
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リム穴間の切削無し・超ハイローフランジではないので
ニュートロンウルトラではなく ニュートロンです。
これの先代が ニュークリオン(ヌクレオン)になりますが、
違いといえば スポークが銀か黒かということくらいです。

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お客さんのほうで、曲がっているスポークに目印を付けてくれていました。

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↑曲がってます。

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直りました。
目立つ振れが2ヵ所あり、1ヵ所は曲がっているスポーク直下の位相なので
短いスポーク(曲がっているスポーク)が混ざっているのが原因、
もう1ヵ所は 単なる横振れでした。

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↑交換したスポーク

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シャマルウルトラさん  

お客さんから シャマルウルトラの前輪をお預かりしました。
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クイックのエンドナットをライト台座にするパーツに取り付けていた
フロントライトを、前輪に巻き込んだとのことです。

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スポークが何本も曲がっています。
フロントライトは左側に取り付けてましたか?と お客さんに訊いたのですが
右側(普通はそうする)ということでした。
そんなことを聞いた理由は
玉当たり調整ナット側のスポークが曲がっていたからです。

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直りました。

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片側6連続で 曲がっていました。
こういうの、「ああ、これもう新品買うしかないですよ」とか言う
クソショップも いるんだろうなあ。
この件が そうというわけではありません念のため。

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交換したスポーク
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ハブから同じ距離で 変形や打痕があります。

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号を組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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レーシング1 2WAY-FITさん  

お客さんから レーシング1の後輪をお預かりしました。
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走行中にスポークが1本 バツーン!と折れたということですが

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折れる前に変形していた痕跡があるので、
折れないまでも こらえていた期間があるようです。

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直りました。
外したスポークの目印のテープが2ヵ所なのは、

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超ハイローフランジ以前のリヤハブなので、
ヤマアラシさん方向のスポークを交換するのには
根元で重なっている反ヤマアラシさん方向のスポークを
一旦外さないといけないからです。

今回のホイールは それだけではなく、
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ハブ体左側のベアリング一式と フリーボディ外側のベアリングを交換しました。

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↑玉押しが虫食っています。鋼球が くすんでいます。

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↑ワンも虫食っています。
ハブ体右側は全く傷んでいないとは言えないものの 交換を要するほどではなく、
ハブ体左側とフリーボディ外側のベアリングの交換だけで
ゴリゴリしていた回転が おおかた新品に近い程度にまで改善したので
今回はそれで対処しました。
元の玉押しとワンは黒ですが、補修には後期型の銀色のを使ったので
今後 同じように虫食うことは まず無いかと思われます。

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↑交換したスポーク

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DSC06305amx9.jpg
パカッ!

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↑断面のうち黒ずんでいるのが 広がっていたクラック、
白いのが最後の一撃で折れた箇所です。

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クリスキング内製のホイールさん  

お客さんから クリスキング社内製のENVEリムのホイールをお預かりしました。
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記事にするつもりが無かったのですが、
書きたいことがあったので画像を撮りました。
前輪はうっすらセンターずれあり、かすかに振れありです。

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ホイールに付属していたというバルブエクステンダーですが、
これは空気入れのブランドのシリカ製のもので
リムとの接触点にグレーのゴムの部分を配することで
バルブカタカタ音を防止するというものです。

シリカブランドの場合「丸の中にS」というロゴが
ゴム部分に2つ入っていますが、ENVEの場合はWネームになっています
(上の画像、よく見るとシリカのSロゴがあります)。
で、それはいいとして このバルブエクステンダーには
34mm、45mm、あとはずっと飛んで75mmの3種類の長さがありますが
これは45mmです。
そして見ての通り、ゴム部分が リムの内周側の穴にかかっていないので
バルブカタカタ音防止の仕事をしていません。

このリムはクリンチャーで、マキシスの軽量チューブが入れてありました。
マキシスには、MTBや小径車用のものであれば 36mmバルブのチューブもありますが
700Cのチューブだと48mmと60mmの2種類しかありません(これは48mm)。
そして、このリムで シリカの45mmエクステンダーに
バルブ音カタカタ防止の仕事をさせるなら
チューブ側のバルブ長さが32mmや36mmである必要があります。
軽量チューブや超軽量チューブで
そんなショートバルブの700Cチューブというのは なかなかありません。

R’-AIRには34mmというのがありますが バルブコアが外せません。
でしたが、最近 バルブコアが外せるタイプのR’-AIRが出ており
それには34mm仕様があります。というか34mm仕様のみです。

ブリヂストンのエクステンザでは
マキシスと同じく48mmと60mmの2種類の長さがあり、
軽量チューブと超軽量チューブの それぞれの厚みも
0.6mmと0.45mmで マキシスと同じです。
なぜかというと(思想警察の気配を感じたので 以下自粛)。

ミシュランのラテックスチューブだと 36mmというのがありますが、
カーボンリムには使わないほうがいいでしょう。
あと、単純な重量だけでいうと ラテックスより極薄ブチルのほうが軽いです。

リムに付属していたエクステンダーが34mmのほうであれば
48mmバルブのチューブでも ギリギリいけたかもしれません。
SMART ENVEのリムは前後でリム高が違うので
そのことも この問題をややこしくしていますが。

ところで上の画像、バルブ穴に貼ってあるステッカーが
ハンドメイドインUSAになっていますが(反対側はシリアルナンバー)、
後輪を見ると フリー側(右側)がハンドメイドインUSAだったので、

DSC06278amx9.jpg
クリスキングの公式見解では R45フロントハブでロゴが上に来たとき
正方向で文字が読めるように想定している、ということが確定しました!
と言いたいところですが こいつらテキトーなので
この1件だけをとらえて 断定してはいけません。

DSC06284amx9.jpg
つづいて後輪。

DSC06281amx9.jpg
DSC06282amx9.jpg
ずれてました。修行が足りん!
ていうかこのホイール、日本の代理店を通してるんだから販売前に点検しろよ。
安いホイールだとテキトーでいい、という意味ではないが
このホイールの価格に対する付加価値として
センタードンピシャくらいはしてやるべきだろうが。
前後輪ともセンタードンピシャにしたのを
お客さんに現認してもらっているので 作業後の画像は割愛。

ちなみに前輪のずれの量は これの半分くらいでした。
後輪のずれは経年使用でずれる側ではないので最初からです。
後輪のほうが振れていましたが、
このENVEのリムは ブレーキゾーンがヤスリ加工になっていて
ちょっと振れると ブレーキの当て利きの音に出るので
振れが気になりやすい仕様です。

DSC06283amx9.jpg
アメリカ内製ということなので、やはり 逆イタリアン組みでした。

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シャマルウルトラのリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから シャマルウルトラの前輪をお預かりしておりました。
リムとステッカーを注文したら ステッカーだけ
やたら早く届いたという件の続きになりますが、
リムも届いたので 組み換えます。

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自動車か何かに 横から強く当たられたようで、
リムがポテチになっていますが、
継ぎ目の箇所を横から見ると「メキッ☆」となった跡がありました。

DSC06296amx9.jpg
組めました。

DSC06297amx9.jpg
組み換え前後のリムを バルブ穴の位相で束ねるようにすると・・・

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対岸の位相が これだけ空きます。

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レーシング3さん  

お客さんから レーシング3の後輪をお預かりしました。
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フリーボディのラチェットの爪が滑るときがあるとのことです。
たぶん、爪起こしバネが折れているのでしょう。

それとは別に気になったのが、フリーボディがハブ体に対してガタついています。
右エンドナットがゆるんでいれば横ガタが出ますが、
偏芯的なガタなので フリーボディ外側のベアリングが壊れている可能性が高いです。

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ハブシャフトですが、汚れたグリスを拭うと

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やはり外側のベアリング直下に もらい錆びからのカジリ傷がありました。
この状態から パーツクリーナーなどを噴いても 黒い帯は取れません。

DSC06246msn2.jpg
研磨剤で削り落としました。

DSC06249msn2.jpg
フリーボディ外側のベアリングを交換しました。

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爪起こしバネは ちょうど半分ずつの位相で折れていました。
この状態でも、爪1つは うっすら起きるので
正常な状態ではないものの 自走は出来ることが多いです。
気が付いたら フリーボディが前方向に空転する前に
さっさと交換しましょう。

DSC06247msn2.jpg
ハブのオーバーホールもしていますが、
意外にもベアリングには傷みがありませんでした。

DSC06248msn2.jpg
おぞましい。
ちなみにフリーボディのベアリングは、鋼球が割れて 内輪とリテーナーが吹っ飛び
外輪だけがフリーボディ側に残ったので 作業が多少 面倒でした。
画像下側にあるのが内輪、外輪、片側シールです。

DSC06250amx9.jpg
一応、振れも見ましたが ニップルを2ヵ所だけ ちょこっと触っただけです。
センターは不自然なまでにドンピシャでしたが、
私が過去に点検したことがあるそうです。

ところで、
DSC06237msn2.jpg
DSC06251amx9.jpg
ハブ体がきれいになっていることにお気づきでしょうか?

DSC06033amx9.jpg
今回の このハブは、
バルビエリのバイシクリーンできれいにしました!!
(ドキュメンタリー番組かと思っていたら
実はに○にく卵黄の長編CMだった的な不意打ち)

DSC06239msn2.jpg
噴きかけた直後から 汚れが浮いてきました。
やたらときれいになっている箇所があるのは 指で拭ったからです。

DSC06240msn2.jpg
複雑な形状のフランジ周りは、

DSC06241msn2.jpg
バイシクリーンを ブラシにつけて

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こすっています。
すでに汚れが浮いていて、以後は ハブのほうには付着しません。

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クレストMK3リムで前輪を組みました  

お客さんから スタンズのクレストMK3で組まれた後輪を
DSC06228amx9.jpg
お預かりしていました。
去年のシクロクロスシーズンの終盤も終盤、
関西シクロの全日程も終わったあとに
四国などで1~2戦使うためだけに急遽組んだものですが、
お渡しして二日後に コンビニの駐車場の車止めに
乗り上げ失敗して 座屈でビードフックが変形し、
チューブレス状態を維持できなくなってしまいました。

ひとことで言うと「2日でホイールを潰して レースにも使えなかった」ということです。

そろそろシクロクロスシーズンなので 組み直すことにしたのですが、
クレスト以外のリムでやる場合 リム内径がごく近いリムでないと
お引っ越しができないので、スポークが全て無駄になります。
というわけで 同じクレストで組み直すことになりました。

DSC06229amx9.jpg
DSC06230amx9.jpg
↑座屈した箇所
画像の状態は、悪あがきとして つぶれたビードフックを戻した状態なので
座屈時点では もっとベッコリ凹んでいました。

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当店には今 クレストMK3が3本ありますが、
むしろある程度 重たいほうが耐座屈性能が高い気がするので
あえて 重たいリムを選ろうと思います。
370gよりも重たいと良いのですが・・・。

DSC06231amx9.jpg
DSC06232amx9.jpg
DSC06233amx9.jpg
あかん こいつら軽すぎる
どういうわけか たまたま軽い個体しかありません。
組み換え前のリムですら374gなのに・・・。
仕方がありません、一応 この中で最も重いリムに

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お引っ越しすることにしました。

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組めました。

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めったにしないことですが、アルミニップルは
5つだけ捨てた以外は使い回しました。

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5つ捨てた理由は、先日組んだ のむラボホイール5号の後輪だけのご注文分で、
お客さんの希望でやった「バルブの対岸の位相にアルカンシエル」というのを
このクレストのお客さんのホイールで丸パクリ参考にさせてもらったからです。

と、ここまではリムのお引っ越し案件です。つづいて

今日もホイー(以下略)。
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先ほどのクレストの後輪ですが、
当時 リムが問屋さんに1本しかなかったので 後輪しか組めず、
前輪は 私物のグレイルリムを お客さんに貸す形で組んでいました。
これを クレストで組み直します。

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嫌がらせ的な感じで組んだ組み方ですが、悪目立ちするのと
お客さんが「こーゆーのがかっこいいと思うセンスの持ち主」だったので
なぜか喜ばれました。なぜだ。

一応、性能面でも 他に持っているディスクブレーキハブの前輪より
軽くて走るらしいです。ふーん。

DSC06257amx9.jpg
組めました。
クレストとグレイルは リム内径がけっこう違うので
リムのお引っ越しはできません。できたとしても やりませんが。

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HB-RS770 28H 黒半コンペロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

DSC06259amx9.jpg
ニップルは基本的に銀ですが、ここだけ後輪と同じにしています。

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アタックの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レイノルズのアタックの後輪をお預かりしました。
どー見ても新品なのですが 組み直しをご希望です。

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レイノルズですが、最近 リムが新しくなりました。
ロゴデザインだけでなく、内周側の突起の
SLG(スワール リップ ジェネレーター)も 廃されています。

DSC06177amx9.jpg
ハブはDT製ではなく、オリジナルとなり
反フリー側ラジアル組みをやめてくれました。

記事用の画像は撮っていませんが、
3日ほど前に レイノルズのアサルトの後輪で
反フリー側のラジアル組みのスポークが1本
指でガクガクに動かせるほど ゆるんでいたのを修理しています。
低テンションだと 前輪でも起こりますが、
ラジアル組みは ニップルのゆるみが出やすいのです。

今回の後輪のハブですが、フリー側のスポークを スポーク比重が大きいものに換えて
反フリー側を結線すれば リヤハブを換えずとも化けさせることは可能です。
が、首折れスポーク用のリヤハブで組み直していいとのことなので バラします。

DSC06180amx9.jpg
ハブがDTではなくなったので
スポークもDTに限らなくても よくなったのか メーカーが変わっています。
WId∀Sと読める刻印がありますが、詳しいことは不明です。

DSC06182amx9.jpg
組めました。

DSC06183amx9.jpg
リーフハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

アタックですが、前後輪の公称重量が1365g、
リム単体だと396gとなっていますが、
リムの実測重量は 私が量ってきた範囲では375g前後です。
これは のむラボホイール5号と だいたい同程度ですが
アタックのほうが 平均重量が10gほど軽いと思われます。
5号のリム(XR200)は369~397gくらいで、
385gプラスマイナス10gに 9割の個体が収まる感じです(当店調べ)。
私の知る限り、汎用ホイール用のWOリムとしては
アタックが最も軽いリムで、次いで XR200となります。
XR200が4000円くらいのリムだと考えると
とんでもないコストパフォーマンスですが、
XR200がもうひとつ いい意味で異常なのは「かなり張れる」ということです。
ALEXRIMSのクロスティーニR3.1や スタンズのZTR340は、
のむラボホイール並みに張ろうとすると
グニャグニャに振れたり リム穴が ばくはつしたりします。
クロスティーニR3.1で調べたら
過去におんなじようなことを書いていました(→こちら)。

アタックのリム高は29mm、XR200は22mmなので
アタックは絶対重量に(微かながらでも)勝るうえ
ハイト/ウェイトレシオも優秀ということになります。
あとは チューブレスレディという付加価値、
それと 私にとっては どーでもいいことですが
カーボンリムなので 取り付けると車格が上がった気がするという人もいます。
かっこいいと言い換えてもいいでしょう。

今回のアタックのリムの実測重量を ここに晒そうかとも思ったのですが、
よくよく考えれば 複数本のリムを継続的に量りつづけて
その傾向を掴む 私とは違い、
一般の方が ある一個体の重量を知ったところで
大した意味は無いと思いますので 晒すのはやめておきます。
↑うわこいつなんでこんなえらそうやねんかんじわるい







(ここの空白 驚きの白さ)







DSC06184amx9.jpg
オ待タセシマシタ!

DSC06181amx9.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号のリムを交換しました  

お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。
DSC06160amx9.jpg
これは後輪ですが、前後輪とも シマノのRS400ハブの28Hで組んでおり

DSC06161amx9.jpg
前輪は銀ハブ/黒リムで スポークの色を交互に変えて

DSC06162amx9.jpg
ニップルは スポークと色を逆転させています。

DSC06163amx9.jpg
RS400ハブのハブ胴の色には 銀と黒があるので
当初 後輪は黒ハブ/銀リムで組んであったのですが、
そのリムが潰れたので 交換を余儀なくされたときに
問屋さんに銀リムの在庫が無かったので 黒リムで補修しました。
これをまた銀リムに戻そうというのが 今回の件になります。

DSC06164amx9.jpg
リムのお引っ越し中・・・

DSC06166amx9.jpg
↑この反フリー側の最終交差、スポークが2本とも曲がっています。
この後輪の 振れ取りをしたことはありますが、
スポークの変形については テンションを抜いた今 はじめて分かりました。

対岸のフリー側のスポークが何とも無いことから
後輪にワイヤー錠をかけたまま走り出した、などでは無さそうです。
ガーミンのセンサーを巻き込んだか、あるいはメタルクワガタにでもやられたのでしょう。

DSC06167amx9.jpg
↑ちなみに、何ともない最終交差です。

DSC06168amx9.jpg
組めました。

DSC06170amx9.jpg
↑スポークを交換したので ここだけ結線がありません。
あとで やります。

DSC06171amx9.jpg
↑曲がっていたスポーク
DSC06173amx9.jpg
曲がってます。

ほどいた黒リムをガラスの定盤に当てましたが、
意外にも 反ってはいませんでした。

つい先日 気が付いたのですが、
記事カテゴリが「のむラボホイール」の記事、この記事で993本目で
あと少しで 1000本を超えます。
ひとつの記事中で組まれているホイールは
まれに4~6本のときもありますが だいたい1本か2本、
あと 今回のように 新規でないホイールを2重にカウントしないとしても
ざっと計算して千数百本は のむラボホイールを組んだことになります。
のむラボホイールではない、汎用スポークの完組みホイールや
他店での手組みホイールの組み直しは この数には入っていません。

のむラボホイールの定義は「当店で仕入れたリムで組んだホイール」です。
ハブは お持ち込みの場合があります。
お持ち込みされたXR200リムで組んだホイールと
のむラボホイール5号では何が違うのかというと、
明文化していないワランティの有無です。
明文化していない理由は、濫用されるのを避けるためです。

あ、今回の件はリムのお引っ越しなので
今日もホイー(以下略)。の枠を満たしません。うへぁ。
やってることはホイール組み そのものなのですが。
誰だ!こんなわけの分からんルールを考えた奴は!←私でした

category: のむラボホイール

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ENVEの1-45リムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06136amx9.jpg
お客さんから EDGEないしENVEの1-45チューブラーリムをお預かりしました。
18Hと24Hが 1本ずつです。
ステッカーが無いので、この画像の範囲からでは
このうち1本は EDGEかENVEか判別できません。
手前のリムには バルブ穴周りにステッカーが貼ってありますが、
これはEDGEのリムには無いものなので ENVEで確定です。
もう1本も、シリアルナンバーからEDGEの可能性はありません。

ENVEのリムであっても 前期型であれば
バルブ穴周りのステッカーは無いので、そのことだけでの判別はできません。
それ以上詳しいことについては 後輪のときに書きます。

DSC06140amx9.jpg
お客さんから ステッカーもお預かりしています。
リムの片側に3枚、それが左右で6枚、
それが前後リムで合計12枚必要ですが 13枚あります。
しくじった場合の保険でしょうか。

DSC06141amx9.jpg
別件でお客さん(一応)が置いていった 20HのENVE1-45リムが当店にあり、
ステッカーは これの貼り付け位置に倣うことにします。

DSC06142amx9.jpg
このリムはENVEの前期型なので バルブ穴周りのステッカーはありません。

DSC06143amx9.jpg
お預かりしたステッカーは文字の端の三角が白、
このリムでは黒になっているので バージョン違いかと思いましたが
この部分、クリアなので リムに貼ると黒三角になるので
純正のそれと 色違いではありませんでした。

DSC06145amx9.jpg
↑よく見ると 分かりますが、ENVEのステッカーを剥がして
大きな四角いステッカーを貼っていた時期が それなりにあったようです。

DSC06146amx9.jpg
ステッカーの位置を倣う用リムに目印のテープを貼りました。
このリムのお客さん(一応)が

DSC06147amx9.jpg
マヴィックのチューブレスリムテープで 私が以前に作った
カブトムシ(自称)が欲しいというので 差し上げます。どーぞ。

DSC06148amx9.jpg
お客さんから 18Hリムと24Hリムのアルミニップルをお預かりしていますが、
18個あるほうが後期型のニップルです。
24個あるほうの表面に腐食がありますが、これは使い回します。

DSC06157amx9.jpg
今回のニップル2種類は 長さが違いますが、
どちらも「いきなりねじ山始まりの側を外周部」にして
組むように指定されています。

DSC06151amx9.jpg
DSC06152amx9.jpg
で、このニップルですが 間違った側で組んだ跡があります。
内周側にしたほうが リムに擦って黒くなるのです。
ENVEのリムは内周側の厚みが非常に薄いので、
いきなりねじ山始まりを内周側にすると
スポークのねじ山終わりがすぐに突き当たることになります。

ニップルの向きを間違って組むのは最悪だ、と思っていましたが
想像だにしなかった まだ下の段階がありました。

DSC06153amx9.jpg
DSC06154amx9.jpg
↑正しい向きで使われているニップルもあるのです。
つまり、ニップルの上下を勘違いしていたわけでは無くて
「そもそもニップルの向きに 全く頓着していない」というわけです。
これは 新しい。

DSC06155amx9.jpg
組めました。
付属のニップルもそうでしたが、
バルブ穴のステッカーがある 18Hのほうが後期型となります。

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エボライトハブ18H CX-RAY反ヌポークラジアル組みにしました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06123amx9.jpg
のむラボホイール5号を組みました。

DSC06124amx9.jpg
前輪はエボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで、

DSC06125amx9.jpg
DSC06126amx9.jpg
後輪はエボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

DSC06127amx9.jpg
お客さんの希望で 金アルミニップルにしています。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06115amx9.jpg
のむラボホイール1号を組みました。

DSC06116amx9.jpg
前輪はエボライトハブ20H CX-RAYヨンヨンイタリアン組み、

DSC06117amx9.jpg
DSC06118amx9.jpg
後輪はエボライトハブ24H ヨンロク組み結線ありで

DSC06119amx9.jpg
銀とオレンジアルミニップルを半々・・・ではなく 交互にしています。
交互にした場合 例えば左側のスポークのニップルは全てオレンジ、
右側は全て銀となるわけですが
それが前後輪で違うとなると かっこ悪い気がするので
今回は 左オレンジ・右銀にしています。
なので ハブの印字の方向を前後輪で合わせて 右側から見た場合、
バルブ穴から時計回りに隣が 前後輪ともオレンジになります。

category: のむラボホイール

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404さん  

お客さんから ZIPPの404リムで組まれた後輪をお預かりしました。
DSC06109amx9.jpg
ニップルが1個、破損していて 振れが出ています。

DSC06110amx9.jpg
ハブは ポールの片側が固定ギヤ、
DSC06111amx9.jpg
もう片方がフリーギヤ用の台座になっている 24Hピストハブで、
サピムレースヨンヨンJIS組みになっています。

DSC06112amx9.jpg
で、これが破損したニップルですが
サピムの16mmアルミニップルです。
レースのスポークに付属しているのは 12mmしんちゅうニップルなので
何か意図があってこうしていると思われますが理由は不明です。
スポークの長さが間違っていて
それをごまかすため、では ありませんでした。

つい昨日に書いたことと関係しますが、
私が ニップルの端面までをスポークの適正長さと考えているのは
この手の破断を起こりにくくするためです。

上の画像の状態は破断の状況を保持したものではなく
そこから締める側に回っています。

今回の件では スポーク長さが端面までなのに
破断が起こっているわけですが、
やはり サピムのアルミニップルは経験上 信用ならない気がします。
CX-RAYに付属しているからといって使うと
あとあと面倒なことになります。
このことは のむラボ開店前から知ってはいましたが
ごく初期の のむラボホイール1号にはCX-RAY付属のニップルが使ってあり、
明らかにDTのニップルより 嫌なことが起きています
(破断以外にも 白い錆びが湧いたりなど)。

これには おそらくですが長さも関係しているようで、
12mmアルミニップルは それほど悪いものではありません。

で、今回の件では 割れた端面側の欠片はお客さんのほうで回収済み、
あと他のニップルを全般的にゆるめてあるので
ニップルの全交換が確実かつ むしろ手っ取り早いです。
少なくとも 私がやる場合では。
このあたりの年代のZIPPのリムですが、楕円形のニップルワッシャーを
リムとニップルの間に はさんでいるものと そうでないものがあり、
こちらは後者です。
本来の仕様とは別にワッシャーを入れようにも非ワッシャー仕様のリムは
外周側の穴が小さく 楕円型ワッシャーは入りません。
丸穴ワッシャーは入りますが スポークテンションの負担の分散に関して
ほとんど仕事をしないので やる意味は ほぼありません。

あと、ZIPPのカーボンリムは ニップルとの摺動抵抗が大きく
何らかの工夫無しには あるテンション以上に張るのが困難、
もし色が濃いカラーアルミニップルなどの場合は さらに難しくなります。

DSC06113amx9.jpg
ニップルを全交換しました。

DSC06114amx9.jpg
DTの12mm銀アルミにしました。
ニップルをひとつひとつ交換していったので、
この件は今日もホイー(以下略)。の枠を満たしません。

あと、お客さんの前で作業をしましたが
最も時間がかかったのは ある必要から
リム内のバルーンを抜いた工程です。

category: のむラボ日記

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コリマっぽいリムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06078amx9.jpg
お客さんから、最外層の化粧カーボンが コリマっぽい
カーボンWOリムで組まれた後輪をお預かりしました。
メカニコのリムとのことです。

DSC06082amx9.jpg
24Hハブ ヨンヨンイタリアン組みで、
ピラーのスクエアエアロスポークで組まれています。

DSC06080amx9.jpg
反フリー側が
DSC06081amx9.jpg
ヌルいとのことです。
実は、もっとヌルい手組みホイールや それ以下のホイールもどきに比べれば
異常にヌルいというほどでも ありません。
お客さんいわく、過去に私が組んだ後輪(それも どこかの手組みを組み直したもの)と
比べると やっぱりヌルいということらしいです。
そうですか フォッフォッフォッフォッ (V)0¥0(V)←バルタン星人

DSC06083amx9.jpg
黒半コンペでの組み直しでメモをしていますが、
今回のピラー製スクエアエアロスポークは
CX-RAYの左右異径組みの相方として使えます。
なので、反フリー側のみ ピラーの4本組みから
CX-RAYの6本組みにすればいいのでは・・・と 考えました。

これとは別件で今日、メカニコの赤ハブ・黒CX-RAY・赤ニップルで
24Hヨンゼロ組みしている後輪の振れ取りをしていますが、
反フリー側のラジアル組みのニップルにゆるみが出ていたのが
横振れの主因でした。ラジアル組みはタンジェント組みより ゆるみが出やすいです。
それはいいとして、経年使用で出る側ではないほうのセンターずれがあり
それを直すのに ニップルの増し締めしろを 念のために確認したところ
スポーク長さが ニップルのすり割りとツライチでした。
私の基準からすれば短いのですが、ダメというわけではありません。
完組みホイールで 同様の長さにしているものも見受けられます。

DSC06084amx9.jpg
フリー側から見て バルブ穴を始点に反時計回りで丁寧にホイールをバラしてゆき、
最後の4本は一切 ニップルをゆるめていない状態にしました。
リムの中のニップルのねじ山は、目視はできますが 撮影はうまくできないのです。

DSC06085amx9.jpg
この束の左側から、スポークをリムから出して ねじ山の具合を撮ってみます。

DSC06086amx9.jpg
↑反フリー側
DSC06087amx9.jpg
↑フリー側
DSC06088amx9.jpg
↑反フリー側
DSC06089amx9.jpg
↑フリー側
フリー側は すり割りとツライチくらいですが、反フリー側は 明らかに短いです。
左右同径フランジのハブで左右同本組みした場合、
スポーク長さの左右差は2mm前後になります。
なので 反フリー側だけが短い場合「左右を同じスポーク長さにして手抜きをした」と
ほぼ断定できる場合もありますが、
今回のリヤハブは けっこうなハイローフランジなので
反フリー側のスポークのほうが むしろ長く、よって 手抜きをしたわけではありません。
単純に計算を間違っているだけです。

で、ここで考えたのが
「反フリー側のスポークをカットして フリー側に使うことで
ニップルの端面ツライチの長さで組み直すことができる」ということですが、
その場合 当店で入手できないピラーの このスポークを使い切ってしまうことになります。

一応、フリー側は元の状態でも すり割りには達しており
テンションも袋小路よりは少し手前だったので、
組み直した場合 ニップルの端面には達しないものの
元の状態よりは ねじ山を進めることになります。

清濁併せ呑むというか、
メンテ性も 性能と考え 大要素小要素を勘案すれば
ここは「フリー側のスポークは使い回し、
反フリー側のスポークはフリー側の補修用としてお客さんにお返しする」
というのが最善ではないかと 考えました。

DSC06090amx9.jpg
というわけで、反フリー側のみ スポークを外します。

DSC06091amx9.jpg
↑画像左がヌポーク、右が反ヌポークの首元です。

DSC06094amx9.jpg
フリー側のスポークは一切外さずに ハブを洗いました。

DSC06099amx9.jpg
スポーク単体の状態でなくとも ねじ止め剤を塗ることは可能です。

DSC06095amx9.jpg
元反フリー側の12本のスポークも洗いました。
6本ずつに分けよう、と意識せずとも

DSC06097amx9.jpg
元ヌポークと 元反ヌポークの判別は容易です。
画像上の束が 反ヌポークですね。
補修として使う場合でも なるべく この点を合わせたほうがいいです。

DSC06100amx9.jpg
組めました。

DSC06101amx9.jpg
24Hハブ 黒ピラースクエアエアロ/黒CX-RAYヨンロク組み結線ありです。
反フリー側のスポーク長さは、リム内径やハブの寸法から計算せずに
経験上の長さの差から出しました。
例えば、前輪24Hのラジアル組みと4本組みの長さの差は
ハブの寸法が極端でない限り 約10mm差になる、といったようなことです。
今回の場合だと 4本組みと6本組みの長さの差、それと
明らかに短かったスポークを すり割りではなく端面まで延長した場合の補正値を
元の長さに足せば スポーク長さは分かります。
結果、組み直し後の長さは フリー側がすり割りと端面の間、
反フリー側が端面とツライチになりました。

記事用の画像を撮るための工程を省き、
元の状態から フリー側を均等に ねじ山が3山ほど見えるところまで
ゆるめて ねじ山にゆるみ止め剤を塗布し、
反フリー側のスポークだけを丁寧にバラせば
もっと楽に組み換えできたのですが、
それをすると リムのお引っ越し案件となり このホイール組みを
今日もホイー(以下略)。枠に することができないので
一旦 完全にバラしました。
(ハブからフリー側のスポークを外していませんが、
ハブとリムの結合が離れれば OK)
もうひとつ言うなら、元の状態で使われていた
14mm黒アルミニップルが気に入らなかったので
DTの12mm黒アルミニップルにしていますが、
これも 時計回りに1個ずつ交換していくと
お引っ越し案件と同じになるので 完全にバラすという手を取りました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号を組みました。

DSC06073amx9.jpg
前輪はエボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC06074amx9.jpg
DSC06075amx9.jpg
後輪はエボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありで、
前後輪とも 黒アルミニップルにしています。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号を組みましたた  

今日もホイー(以下略)。
DSC06059amx9.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。
DSC06060amx9.jpg
エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました。
DSC06062amx9.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。


DSC06063amx9.jpg
つづいて、別件で のむラボホイール5号の前輪を組みました。
DSC06064amx9.jpg
ブラッックハブ20H 銀黒半々の全コンペ反ヌポークラジアル組みで
DSC06071amx9.jpg
スポークと逆の色の アルミニップルにしています。

DSC06066amx9.jpg
相方の後輪も組みました。
DSC06067amx9.jpg
FH-RS400ハブ28H チャンピ/コンペヨンロクイタリアンモランボン組みで
DSC06068amx9.jpg
銀ヌポークと黒反ヌポークにしており
DSC06070amx9.jpg
スポークと逆の色の しんちゅうニップルにしています。

この2ペアのホイールのうち1ペアは 私物として組んだのですが、
どちらがそうなのか分かるまいククク・・・。

category: のむラボホイール

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ピレリのタイヤに哲学を感じる  

お客さんから ZIPPの202クリンチャーをお預かりしました。
DSC06053amx9.jpg
それはいいとして(←いいんかい)、

DSC06054amx9.jpg
ハッチンソン・・・じゃなかったピレリの
P ZERO VELO TTというWOタイヤが履いてありましたが

DSC06055amx9.jpg
このタイヤ、もし片ラベルであれば 習わしに従い
右側にラベルがくるように取り付けるところですが、
実際は 完全スリックパターンで 両ラベルという仕様なので
どっちに取り付けてもOK、かと思いきや・・・

DSC06056amx9.jpg
なぜか 回転方向の指定があるので要注意です。

なんでやねん、というツッコミにマジレスするなら
「左右の区別がある他のモデルと
製造工程を共有しているから」なのでしょうが・・・。

表題ですが、
ピレリというメーカーのタイヤづくりの哲学に感心させられる、という意味ではなく
左右を指定している表記以外に 左右を区別する概念が無いということは
タイヤサイドの表記を見るまでは 実は左右が確定していないのではないか、
そこに哲学的問題を感じるという意味です。

このタイヤを使っているけど 方向指定の有無は今まで知らなかった、という場合
タイヤサイドを見ない限り 取り付け方向は その時点では100%間違っていない、
という解釈が「正しい」のかどうかは不明ですが 私はそう考えます。
いや、知らずして ランダムに取り付けたのであれば
50%の確率で間違ってるはずだろ、という意見もあるかと思いますが
どちらにしろ、知ってしまえば タイヤサイドを見ずにはいられないのが
人間のサガというものです。

category: 新手のスタンド使い

tb: 0   cm: 1

のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06050amx9.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

DSC06051amx9.jpg
エボライトハブ28H 黒半コンペヨンロク組みで
DSC06052amx9.jpg
赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

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