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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ロックリングが偏芯しているように見えたので  

お客さんのホイールを振れ取り中に気付いたのですが、
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このスプロケットを取り付けたのは 私ではありません。
理由は(→こちら
私が取り付けていない場合でも リンク先の作法に則った
取り付け方をしている例があるので
印字が揃っている=私が取り付けたとは確定できませんが
印字を揃えていない場合は 私が取り付けていないことは確定です。

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それはいいとして、このロックリングですが
スイスの高精度切削パーツブランドのポッププロダクツ製のものです。
ホイールを回転させると このロックリングが
ぐわんぐわんと偏芯しているように見えるので
これはきっと トップギヤの組み付け不良だろうと思い
ロックリングを外してみました。
シマノのスプロケットですが、
トップギヤだけは間違ったスプラインに取り付けても
一応はロックリングがねじ山にかかるのです。
しかし その場合は、トップギヤも偏芯するはずです。
ところが そうはなっていない・・・
どーゆーことなんだと よくよく見てみたら

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位相によって フチの厚みが全然違うので そう見えていただけでした。

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20Hの後輪のリムを使って 前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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先日、24Hの24mm高カーボンチューブラーリムで後輪を組みましたが、
20Hの後輪から抜いたリムで 相方の前輪を組むのは まだ出来ていません。
でしたが、お客さんが ここを見て
前後輪とも出来ていると思って取りに来られたので

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ちょっと待ってもらって前輪も組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
ちなみに このフロントハブも 後輪を組んだ際の24Hリヤハブも
お客さんのお持ち込み品です。

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前輪のスポーク量について  

スポーク量で 後輪を考えるという話を書いたので
ついでに「前輪のスポーク量」について書きます。

例えば CX-RAYの32Hの前輪だと65×32で2080ですが、
これはCXやチャンピオンで組んだ20Hの前輪
100×20で2000とほぼ同じです。

のむラボホイールの一般的な仕様である
CX-RAYの20Hの前輪だと1300、
シマノのCX-RAY相当のスポークの16Hの前輪だと1040となりますが、
1300で 多くのお客さんが 剛性面で とくに不満を述べないことは
経験的に分かっています。
が、最近では私物の前輪はCX-RAYなら24Hで、
20HならCX-RAYよりスポーク比重が
大きいスポークで組むことが多くなってきました。
状況によっては そちらのほうが走る感触があるからです。
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HB-7700 24H 実はラジアル組み禁止ハブですが
CX-RAY反ヌポークラジアル組み

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ブラッックハブ20H エアロスターブライトII型 反ヌポークラジアル組み

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エアロスターブライトのスポーク比重は一応 メシノタネコードです。
その理由とは無関係ですが、
上の画像はエアロスターブライトII型で 上が254mm 下が276mmです。
サピムやDTの扁平スポークは
バテッド部分以外の両端のプレーン部分の長さが一定ですが
星の場合は これがまちまちでして、スポーク比重の端数に ゆらぎが出ます。


レーシング3(16H)や コスミックエリート(18H)の前輪では
CX-RAYよりスポーク比重が大きなスポークを採用しています。
それ以前に、カンパニョーロもマヴィックも
実は むやみに細いスポークを使って ホイールを組むことをしていません。
体重0.1トンの人とかを除外したほとんどの人がヌルいと思わない
スポーク量の見極めが、スポーク本数と合わせて よく出来ていると思います。
というのも、16Hはもちろんですが18Hも
首折れスポークで前輪を組むには 20Hと比べて途端に危なくなる本数なのです。
ストレートスポークの採用もそうですが、リム穴の周りだけ肉厚を厚くするなど
リムのほうでも 汎用の材料にはない工夫をしてある
完組みホイールの20H未満の前輪は、手組みホイールのそれとは別物です。
レーシング3にチューブラー仕様があれば 前輪だけは欲しいですね。

カンパニョーロの完組みホイールの前輪で、
例外的にCX-RAY相当のスポークを採用しているモデルがあります。
ニュートロン ウルトラです。
22Hというスポーク数は、ニュートロン以外では
同じくローハイトリムモデルのニュークリオンとエレクトロンと
プロトンとハイペロンだけの独自の仕様です。
20Hはちょっとなー、でも24Hは多いよなー、
ラジアル組みだし片側が奇数Hでも別にいいかー、みたいな
葛藤があったのかも知れません。

先日、(WOリムでいいので)前輪だけ買おうとして
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんに注文しようとしたら
無理という答えが返ってきました。
個別の品番でいうと
前輪がWH7-NECFUで
WH(ホイール)
7(2007年初出)
NE(ニュートロン)
C(クリンチャー)
F(フロント)
U(ウルトラ)
という意味です。
WH7-NEUCFという並びではないのは
U(ウルトラ)が あとから追加された仕様だからでしょう。
カンパニョーロ用フリーボディの後輪は
WH7-NECRUですが、
シマノ用フリーボディだと
WH13-NEUX1Uとなります。
13なのは2013年からシマノ11Sフリーボディになったからで、
品番の中のX1がシマノ用フリーボディ仕様を意味します。
カンパニョーロは 2015年からシマノ用フリーボディに
白アルミ仕様を出しましたが、
それ以前のスチール製シマノ11Sフリーボディの品番はFH-BUU015X1で
白アルミフリーボディの品番はFH-BO015X1です。

現行のボーラウルトラ80(チューブラー仕様のみ)は
未だにナローリムですが、
これのシマノ用フリーボディの後輪の品番は
WH15-BOTRX180で
15(2015年初出)
BO(ボーラ)
T(チューブラー)
R(リヤ)
X1(シマノ用フリーボディ)
80(80mm高リム)
という意味です。
2015年モデルということになっていますが
2014年の後期に追加発表された感じなので
ボーラウルトラ80のシマノ用フリーボディは スチール製の旧型が付いています。

現行のボーラワン35のクリンチャー仕様の
シマノ用フリーボディ(白アルミ仕様)の後輪だと
品番はWH18-BOCRX1135となり
18(2018年初出)
BO(ボーラ)
C(クリンチャー)
R(リヤ)
X1(シマノ用フリーボディ)
1(ボーラワン。ウルトラの場合はUが付くのではなく この1が無い)
35(35mm高リム)
という意味です。

何が言いたいのかというと、
ニュートロンのシマノ用フリーボディの後輪の品番が
WH13始まりな時点で 11Sフリーボディはスチール製で確定だということです。
実際に調べても そうでした。

それはともかく、現時点で単品販売を切っているということは
これはどうやら2020年に廃版になる可能性が高いです。
ハイペロンは すでに廃版ですし・・・。
うーん どうしよう。前輪だけ、もっと言えば
フロントハブとフロントリムだけ欲しいのですが。

category: ホイールの話

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のむラボホイール1号(2:1組み)の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
今日は最終土曜日なので 定休日だというのは分かっているんですが
どーしても普段 なかなか手を付けられない仕事があるので 店に出てきました。
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お客さんから のむラボホイール1号の後輪をお預かりしました。
もちろん かつて私が組んだものですが、

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ローヴァルの2:1組みの後輪のリムが壊れたので
そのハブを使って のむラボホイール1号を組んでいます。

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この後輪ですが、反フリー側のニップル破損が頻発するので
組み直すことになりました。
こうなるのは まったく予期できなかったわけでもないので
無償修理というか、工賃とニップルは私の勉強代です。

手組みホイールで2:1組みをするのは この手のリスクが大きく、
私も のむラボ開店以前に自分の後輪を何本か組みましたが
CX-RAYや真スターブライトなどの
経験上 首とびが非常に起きにくいスポークが
短期間(最短2ヵ月)で プチプチと首とびするので
売り物の仕様としては採用しようとは思いませんでした。

同じような話として、ネダホイールのネダ氏は
一応 自分でもホイール組みをしますが、
2:1組みの手組みの後輪が しょっちゅう首とびすると言っていました。

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今回の後輪の場合は 左右とも黒CX-RAYストレートなので、
スポークヘッドのほうがニップルよりも強いようです。

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組めました。

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しんちゅうニップルにさせて下さいと提案したのですが、
赤は無理でも カラーニップルにしてほしいとのことなので
黒ニップルにしました。

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というわけで 黒しんちゅうニップルにしていますが、

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それは反フリー側だけのことで フリー側は黒アルミニップルにしています。

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↑これは作業中の画像ですが、このように 反フリー側のみ
黒しんちゅうニップルにしてもよかったかもしれません。

しかしこれに際して 赤アルミニップルで組んでいる前輪も
色の整合性のためだけに黒アルミニップルに組み換える予定なのと、
手間の面でも 反フリー側のみの交換と全交換は 同じようなものなので
今回は全交換としました。

スチールスポークで2:1組みするのがダメだというなら
例えば ゾンダやレーシング3、
ボーラやスピードはどうなんだと言われそうですが
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ゾンダやレーシング3の場合、
工具のつかみ面は3.2mmで 汎用ニップルと同サイズながら
根元の部分がごつい 専用のしんちゅうニップルを採用していますし、

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ボーラやスピードの場合は 工具のつかみ面が4mm(3.95mm)で
要求しているリム穴の径も汎用品より大きい
専用アルミニップルを採用しています。
賢いメーカーからすれば ニップルの破断事例は予期されているというわけです。




そういえば前の職場の元同僚が
現行のDTのRR系リム(要ワッシャー)で2:1組みをしたホイールが
よく走ると言っていましたが、
その根拠が「スポークテンションの総和が最も高いから」ということでした。
アホか 笑かすな。

確かに、例えば24Hの後輪で フリー側のスポークテンションを100とした場合、
左右同数スポークだと フリー側100が12本、
反フリー側70が12本といった具合になります。

それが2:1組みだとフリー側100が16本、
反フリー側95が8本となります(一般的な寸法のリヤハブの場合)。
これについては いや、100が24本だとクチゴタエされましたが
そこは瑣末なことなので 別に100が24本としてやってもいいです。

2:1組みの後輪ですが、反フリー側をラジアル組みにする必要があります。
反フリー側をタンジェント組みにすると 反フリー側のほうが高テンションとなり、
スポークテンションを リムの許す限り張るとして
その袋小路を決定するのが反フリー側になるので
反フリー側を100とすると フリー側は100未満になります。
これでかかりの良し悪しに影響がないとは考えにくく、
完組みホイールでは フルクラムのMTBホイールで
2:1組み且つ反フリー側タンジェント組みという例がありますが
一般的ではありません。
ゾンダDBやボーラDBでは 2:1組みのスチールスポーク用ディスクハブで
反フリー側ラジアル組みをしてますが、
1つのスポークヘッドに対して過剰ともいえるフランジ形状になっています。
このあたりのことは記事用の画像が揃っているので 後日 詳しく書きます。

「スポークテンションの総和が高いホイールが最も走る」
(半コンペヨンロク組みより走ると はっきり言われた)、
そのことが それなりの大要素または最重要要素というのであれば
ナローフランジのリヤハブで左右ラジアル組みをして
キンキンに張ればいいんじゃないかと思います。
スポークテンションの総和が高いという条件だけは満たせます。

反フリー側ラジアル組みは、テンションの多寡とは別に
フリーボディの回転方向のひずみに対する耐性が低いので
その組み方を実質 強いられる2:1組みは
少なくとも手組みホイールでは あまりよろしくない、というのが私の考えです。
反フリー側タンジェント組みの最終交差を結線した後輪より
かかりが良いとか ありえないと思うのですが。

ちなみにそのホイールの組み手は、
反フリー側の ニップル破断またはスポーク首とびが
起こりやすいことについては全く知りませんでした。
1本2本組んだ程度では分からないかも知れませんが、
100本200本と組めば ある期間以降に
ニップルやスポークの破断が頻発して それなりに痛い目を見ることになります。
現に いま私も、ローヴァルの補修なので やむにやまれず
たった1本の後輪を2:1組みしただけで 痛い目を見ていますので。


あとついでに書いておくと、
DTのリムは明確な穴振りがあり 24Hだと左右×12となっているので
左右右×8の後輪を組むのに使うのは気持ち悪いですね。

2:1組みはスポークテンションの総和がどうのという話のときに
私のほうから左右異径組みやスポーク量の話をしたのですが、
理解できないのは頭の問題なので別にいいのですが
なんと 鼻で笑われました。
しかしですね、左右異径組みと左右異数組みは
スポーク量の考え方において同じ評価基準なのです。

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左右同径スポークで2:1組み(反フリー側ラジアル組み)をしたとして、
スポーク長さを省いたスポーク量の左右比は 右:左で100:50となります
(スポーク長さを含めるとラジアル組みのほうが
スポークが短い=スポーク量が減るので
リム高やフリー側のX本組み具合にもよりますが 100:48.5くらいになります)。

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ここから、反フリー側のスポークを 割りばしを割るように
きれいに2分割して 2本のスポークに分けたとすると・・・

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スポーク量の左右比は同じままで
左右異数組みが左右異径組みに変換されます。
もちろん、スポーク比重50%のスポークというのは 現実にはありません。
あったとしても ホイールを組み切るまでに
うにょーんを起こすか 首がとぶと思われす。

なので、左右異数組み(たいていの場合2:1組み)というのは
左右同数スポークの異径組みごときでは到底出せない
スポークテンションの左右差の無さを実現しているのは確かですが、
反フリー側のスポークとニップルの負担が非常に大きいとか
実質 ラジアル組みを強いられるとか
汎用の材料では克服しがたい欠点もあるのです。

ゾンダDBの前輪は G3組みなので
スポーク数の左右比が右:左で1:2、
コリマの12:8Hの20Hの後輪は
スポーク数の左右比が右:左で3:2となっていますが、
これらのホイールは 少スポーク側のスポーク比重を
かえって大きくしてあります。言うなれば逆異径組みです。
左右異数組みが効きすぎるので
カウンターとして逆異径組みを入れることで和らげたのでは、
というのが私の見解ですが カンパニョーロもコリマも
カタログなどでのホイールの説明の中で
逆異径組みのことには一切 触れていません。そこが肝要なのに。
これは私が勝手に思っているだけですが、
カンパニョーロもコリマも 私の言うところの「スポーク量」に相当する概念を
ホイールを考えるうえでの モノサシのひとつとして持っていると思うのです。
でなければ 左右異数組み+左右逆異径組みという組み合わせを
思いつくはずがありません。

スポーク量の概念を理解せずに
ただ左右のスポークテンションの総和だけを根拠に
手組みホイールで2:1組みをやってみた、という
薄っぺらいホイール観が通用すると思うのなら
私に講釈をたれるより 数を組んで世に問えばいいのに。

category: ホイールの話

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キシリウムSLさんと キシリウムSLプレミアムさん  

お客さんから キシリウムSLと キシリウムSLプレミアムをお預かりしました。
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キシリウムSLといっても色々ありますが、
今回のは 2006年にヘリウム10周年記念として出た
キシリウムES(エディションスペシャル)を
限定モデルではなく一般化した2007年~モデルとなります。
ちょっと離れた距離から見ると ESと見分けが付きません。

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キシリウムSLプレミアムですが、2008年に出た
プロに供給せず、WOリム仕様のみの展開で、コスメチックが黒基調で、
リヤハブ右エンドと前後クイックの軸部分にチタンを採用した
「プレミアム」シリーズの キシリウムSLとなります。
同年には コスミックカーボンSLプレミアムも出ています。
2008年は 銀リム銀ハブの初代R-SYSが出た年ですが、

2009年には R-SYSプレミアムが出ました。
プレミアムなので 黒基調で、右エンドと前後クイック軸がチタン製です。
2009年のコスミックカーボンSLは リムのステッカーが黒基調となり
ほとんどプレミアムのような見た目となったためか
プレミアムのほうは廃版となっています。
つまり コスミックカーボンSLプレミアムは 2008年モデルのみの展開です。
キシリウムSLプレミアムは2009年も継続で、
ひとつ前の画像の赤いSLと併売されています。

この2ペアのキシリウムSL、どちらも同じお客さんのものですが
ハブのオーバーホールと(必要があれば)ベアリング交換、
振れ取りとセンター出しをご希望です。
ついでに書くと ひとつ前の記事のレーシングゼロカーボンも
同じお客さんのホイールなのですが。

ホイールを触る前に ひと通り洗いました。
バルブ穴にテープを貼っているのは 浸水防止目的です。

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まずは プレミアムの前輪から。
プレミアムのほうはベアリングの交換履歴があるとのことですが、
交換するほどの傷みはありませんでした。
純正ないし 接触シール式の汎用ベアリングが入っています。
これも何度か書いたことがありますが、
マヴィックはベアリングを接触式シールにすることで
防塵防水性能を確保しています。
なので そこまでのハブのダストシールの性能は あまり高くありません。
このベアリングを「回転がノッソリしているから」という理由で
非接触式シールの鉄球ベアリングや
セラミックベアリング(私の知る限り100%非接触式シールのものしかない)に
交換することで 寿命的にはむしろ大幅なデチューンにしている例が散見されます。
ショップで そういう改造を勧めるのは別にいいのです、
リスクも含めて説明していれば。

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ハブシャフトの汚れを
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きれいにして、うっすらグリスを塗って 再組み立てする以外に
ハブに関しては やることがありません。

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この画像の暫定センターではドンピシャですが、
細かい振れをあちこち取っていたら 一時的に かすかにずれが出たので

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振れ取り後にセンターを出しました。

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つづいて後輪。
どちらのキシリウムも フリーボディを手で空転させると
かなりの抵抗があり ラチェット周りの洗浄と 専用オイルの注油を要しました。

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↑これがプレミアムシリーズの独自仕様のひとつ、チタン製 右エンドです。
なぜか青い色を付けてありますが、
マヴィックのチタンクイックの軸も同じ色になっています。

この右エンドは スペアパーツとしての品番が無く、
プレミアムの後輪を買う以外に入手する方法がありません。
なので非プレミアムの後輪を 実質プレミアム化することはできません。

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リムがフリー側にずれていました。
が、反フリー側のスポークテンションが明らかにヌルくなっていたので
ここは さらにフリー側を増し締めして

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センターずれを最大限出しておき、ホイールセンターが出るまで
反フリー側の増し締めをするというのが最適解です。
同じニップルの締め込み量であっても 反フリー側のほうがリムが大きく動くので、
フリー側をなるべく大きく 頑張って増し締めしても
反フリー側を少し締めただけで センターが出ます。

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実際、そんなに締めていないのに センターずれの向きが逆転しました。
フリー側は袋小路寸前まで張ったので
反フリー側をかすかにゆるめるしかありません。

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センターを出しました。

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つづいて赤キシリウムの後輪。

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リヤハブ左側のハブベアリングの回転が濁っており、
交換が必要だと判断したので

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ベアリングを抜いてハブを洗浄しました。

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マヴィックのリヤ左ベアリングのサイズは たいてい6903です。
フロント左右は6901であることが多いです。
なので その2つは接触式シール(オレンジ色)のベアリングも常備を努めています。
上の画像にある黒いシールのベアリングは非接触式になります。

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接触式の新品を取り付けました。
これは汎用品のベアリングになりますが、マヴィック純正の場合は
片側が接触式オレンジシール、
もう片側がメタルシール(非接触どころか すき間だらけ)の
ベアリングであることが多いです。

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リムが反フリー側にずれていました。

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プレミアムの後輪と違い ほとんどテンションがタレていなかったので
フリー側の増し締めでセンター出しをする以上の
意図的な増し締めはしていません。

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最後に 赤キシリウムの前輪です。
ベアリングに傷みはありませんでした。

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位相によってはセンターずれ無しでしたが
ゴクッと振れている位相があり、そこで当てると ずれが検知されました。
大きい横振れの位相は、振れの原因として スポークの変形を疑うくらいでしたが
よくよく調べても曲がっているスポークは見当たりませんでした。

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振れ取りとセンター出しをしました。
振れ取り作業でいうと これが一番苦戦しています。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロ カーボンさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンをお預かりしました。
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まずは後輪から。オーバーホールと

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チェーン落ちで曲げた、印を付けているスポーク2本の交換を ご希望です。

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リムのどこを触っても手が汚れるので ホイールを洗いました。
画像は撮っていませんが 前輪も洗っています。

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チューブレスバルブを仮付けしているのは リム内への浸水防止です。

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びふぉー
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あふたー

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フリーボディを抜きましたが、ハブをバラす必要を感じなかったので
爪起こしバネに変形が無いのを確認して
ラチェット周りのグリスアップだけをしました。

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スポーク交換と振れ取りをしました。

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曲がっているスポークが混じっている状態での
暫定センターは ずれ無しでしたが、横振れがあったので
センターゲージを当てる位相によっては ずれが検知されたかもしれません。
上の画像は作業後の状態です。

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↑交換したスポーク

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つづいて前輪。

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左右エンドに5mmアーレンキーをかけて ゆるめると
ハブシャフトから 別体の右エンド中空ボルトが 先に外れました。
新シャフトだいばくはつ予備軍です。

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一旦エンドを外して

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ねじ山に 強いねじ止め剤を塗布して
14mmスパナ(幅ちょうどに加工)と
5mmアーレンキーで思いっきり締め込み、

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今後は 左エンドのほうが先にゆるむようにしておきました。

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リヤハブと同じく バラさないほうが良さそうな状態だったので
(センタリング割り入りくさびワッシャ―の食い込みも解除せずに)
玉当たり調整ナットを元に戻しました。

玉当たり調整だけなら 左エンドを外す必要はありませんが、
今後ハブのグリスアップなどをする場合
新シャフトだいばくはつを やらかすことが無いようにしておきました。

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20Hの後輪のリムを使って 前輪を組み直しませんでした  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 24mm高カーボンチューブラーリムで組まれた
後輪を お預かりしました。

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エボライトハブ20H 半チャンピヨンヨン組み結線ありで、
過去に私が組んだものですが
このリムを使って前輪を組んでほしいということで
20Hのエボライトフロントハブも お預かりしております。

これと同時に 同じリムの24Hと エボライトリヤハブ24Hもお預かりしており、
20Hの前輪と24Hの後輪のペアを組んでほしいとのことですが

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20Hの後輪をバラさなくても 24Hの後輪は組めるので
そちらを先に組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

スポーク比重(%)×スポーク本数×スポーク長さで表現できる
「スポーク量」のうち、長さを省いた概算でいうと
20H半チャンピのフリー側が 100×10で1000、
24H半コンペのフリー側が 85×12で1020、
つまりフリー側に使われているスポークの材質の体積は ほぼ同じです。
違うのは 反フリー側のスポーク量と
24Hのほうは左右異本組みをしているという点ですが、
何が効いているのか 経験上24Hの後輪のほうが
かかりが良いのが明確に分かると言われます。

リム高が十分に高ければ(60mmくらいから)スポークが短くなるので
後輪は20Hでもいけると思いますが、
ローハイトリムだと 20Hの後輪はちょっとキツイのではと思います。
これは半チャンピで結線ありでの話で、
左右ともCX-RAY相当のスポークで結線無し、
さらに最終交差を編まないなどの場合は論外です。

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ZIPPのディスクホイールさん  

お客さん(一応)が ZIPPのディスクホイールを持ってきました。
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正爪エンドではないTTフレームに取り付けた状態で持ってきましたが、
目視で はっきり分かるレベルでセンターずれがあり、
内側に絞ってある形状のチェーンステーと
ホイールとの左右のすき間が違い、
シートステーで見ると それがさらに顕著です。
ややワイドリムで リヤブレーキがダイレクトマウントのため、
調整幅が非常に狭く(ブレーキシューの厚みも薄いのに)
どう調整しても セッティングが出せませんでした。

正爪エンドのフレームであれば、一般的に 爪の奥にあるイモネジの調整で
ホイールとバックステーのすき間を
見た目上 左右同じように調整することができますが、
逆爪ストレートドロップエンドなので その手は使えません。

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リムが 反フリー側にずれています。
このリヤハブですが、ハブシャフトが左右エンドの両端まで含めて
ひとつのカタマリなので オーバーロックナット寸法を
片側だけ延長することはできません。
どういうことなのかというと、

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ハブシャフトを引き抜きました。
DSC09999amx9.jpg
両端のギザ同士までがオーバーロックナット寸法130mmになっている
ハブシャフトを フリー側から通す構造なので、
オーバーロックナット寸法を いじれません。
例えば 右側(フリー側)だけ1mm伸ばして
131mmにする、ということができません。

DSC00001amx10.jpg
フリーボディとハブ体の間に どん突き防止の薄いワッシャーが入っていますが、
これと同じ内径の任意の厚みのワッシャーを
DSC00002amx10.jpg
フリーボディと右エンドのツバの間に入れることで
(このホイール独自の変速調整を要することになるものの)
右エンド側を伸ばすことは可能です。
ホイールセンターを出すなら 先ほどのセンターゲージの画像にある
ゲージとエンドのすき間の半量のスペーサーを入れればいいのですが、

DSC00006amx10.jpg
DSC00007amx10.jpg
このリヤハブは構造上 右エンド側を伸ばしつつ左エンドを縮めることしかできません。
センター出しに必要なのは 左エンド伸ばしになるので
この後輪を 持ち込まれたTTフレームに適正に取り付けるのは無理だと判明しました。
念のため書いておきますが、リヤハブの組み立てが間違っているとか
パーツに過不足があるというわけでもありません。

DSC00025amx10.jpg
同じ構造のハブを 当店にあったフレーム(TTフレームではない)に取り付けました。

DSC00026amx10.jpg
左側の玉当たり調整ナットをゆるめるか 外すかします。

DSC00027amx10.jpg
今回は ゆるめるだけにしました。

DSC00028amx10.jpg
この状態から・・・
DSC00029amx10.jpg
リヤハブを ガコッと 左側(反フリー側)に
ずらすことはできるものの(画像の状態)、逆は無理という話です。

DSC00030amx10.jpg
ずらす前
DSC00031amx10.jpg
ずらした後
スポークドホイール用のハブで こんなことをすれば
変速位置が独自になるだけでなく オチョコがえげつないことになるので
実際にホイールを組めるかというと 現実的ではありません。
あと、こんなにずらしたら ロックリングが かからないですね。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

のむラボホイール5号の後輪を組みました。
DSC00022amx10.jpg
先日 フロントハブが尽きるまで組んだ前輪の
相方の後輪を組んでいっていますが、
これとは別に あと2本組まないといけません。

DSC00023amx10.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありで

DSC00024amx10.jpg
紫アルミニップルです。

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コリマの47mmリムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09982amx9.jpg
お客さんから コリマの「47mm」リムで組まれた後輪をお預かりしました。
リム高47mmのカーボンリム(WOもあるが これはチューブラー)ですが、
「よんじゅうななみり」というのが そのままモデル名です。

DSC09983amx9.jpg
FH-7801 24H 全レーザーヨンヨン組みです。
反フリー側の最終交差の交点に 目印のテープを貼ったのは

DSC09986amx9.jpg
DSC09987amx9.jpg
にぎにぎした時のヌルさ具合を撮るためです。
センターがフリー側に紙1枚ほど寄っていましたが
経年使用で寄る方向と量なので 問題ではありません。
ここからセンターを保ったまま もう少し張れますが、
たかが知れているので 組み直すことになりました。

DSC09984amx9.jpg
このフリーボディですが、10S専用です。
9Sスプロケットだと スプラインの山の段差以降に通らず(シマノのいつもの商法)、
11Sスプロケットだと スプラインの深さが足りません。
少なくとも今後しばらくは コンポを11S化しないということだったので
リヤハブは使い回すことになりました。

で、ハブシャフトを手で回すと 回転がゴリゴリしていたのですが
よくよく調べるとハブ体のベアリングではなく
フリーボディ外側の6803サイズのベアリングの内部が錆びており、
上の画像の時点では 同サイズの新品に交換していますが
このフリーボディ、ベアリングが外せるような構造になっていません。
かなり苦労しました。

なお、この手組みホイールの後輪は かなりヌルく
私がホイール組み直しに取りかかってから
10分と経たない仮組み時点で
元の完成状態のテンションに達していますが・・・

DSC09990amx9.jpg
DSC09991amx9.jpg
同時に点検でお持ち込みされた
WH-9000-C50のチューブラーの後輪のほうが
さらにヌルいとのことでした。
ヌルい手組みホイールを さらに下回るクソホイールということです。
センターずれ無し、増し締めするほどフリー側のテンションが低くなく
チューブラータイヤを剥がしてまで取るほどの振れも無かったので
そのまま お客さんにお返ししています。
これが ヌルいコリマより さらにヌルいというのには
感覚的なものとは別に 根拠がありまして、
シマノホイールのほうは 登りで立ちこぎすると
あっさりシュータッチしまくるのに
コリマでは それが起きないということでした。

DSC09988amx9.jpg
組めました。
かつて コリマのリムは逆穴振りでしたが
初代ミディアムの時点で正穴振りに仕様変更されているくらいなので
ワイドリム化した手組み用リムの 32mm、47mm、58mmも
当然 正穴振りです。
カンパニョーロやフルクラムのカーボンリムも 現在は正穴振りですが、
そうなったのは 割りと最近のことです。

DSC09989amx9.jpg
FH-7801 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09973amx9.jpg
のむラボホイール1号の後輪を組みました。

DSC09974amx9.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みで

DSC09975amx9.jpg
黒アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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レーシング3さん  

お客さんから レーシング3をお預かりしました。
DSC09946amx9.jpg
前後輪のオーバーホールをご希望です。
記事にするつもりが無かったので断片的な画像しか撮っていませんが、
書きたいことが いくつかあるので書きます。

DSC09947amx9.jpg
前輪を 見なし右側(玉当たり調整ナットでは無い側)から見ると
ハブ胴のロゴが逆になっている「逆フルクラム」でしたが、

DSC09956amx9.jpg
後輪は たまたま「正フルクラム」だったので
オーバーホールついでに フロントハブシャフトの向きを
逆転させることにしました。

DSC09948amx9.jpg
銀ボールレース+鉄球ベアリングでした。
これが CULTに次いで虫食いしにくい、
初期性能を長く維持する組み合わせだと思います
(黒ボールレースのUSBが最悪です)。

DSC09949amx9.jpg
ベアリングは交換するほどの傷みは無いものの
片側が もう片側より かすかにくすんでいたので
元の組み合わせで再組み立てする必要があります。

ハブ胴に圧入されているワンは抜かないので、
玉押しの左右を交換します。

DSC09950amx9.jpg
この画像の時点で玉押しを交換しています。

DSC09951amx9.jpg
ハブの内部を洗浄中・・・。

DSC09952amx9.jpg
DSC09953amx9.jpg
ハブ胴の端に パチンとはめ込むプラスチックのパーツですが、
こちら側は ダストシールの仕事をあまりしていません。
飾りに近いです。
これの左右も交換する必要がありますが、
加水分解が進んでいると あっさり割れることがあり、
先日も そういうものだと知っている私が注意深く外そうとして 割った例があり
私のやらかしになるので 無償で交換しました。

このパーツ、常備を努めていますが
そのときに使ったのが最後の1個で 現在注文中、
つまり いま当店に在庫がありません。

「フロントハブシャフトの向きを変える」という
お客さんには説明したものの お客さんの当初の希望ではなく
むしろ私の勝手でやっている作業内容で、
すぐに補修パーツが無いという状況なので
付け外しは かなり緊張しました。

DSC09954amx9.jpg
ハブシャフトをハブ胴から抜く場合
こちら側のパーツは 必ず外す必要があります。
こちら側は 反対側よりはダストシールの仕事をしています。

DSC09955amx9.jpg
ハブ胴のステッカーの向きを リヤハブと合わせました。

DSC09957amx9.jpg
リヤハブをバラす前に
「たぶん爪起こしバネが変形しています」と お客さんに伝えましたが、
やっぱり変形していました。
フリーボディを 手で空転させたときの手ごたえが弱かったからです。
このバネが変形している場合、たいていは 端が内側に曲がっていますが
今回は 外側に曲がっていました。

DSC09959amx9.jpg
DSC09960amx9.jpg
新品のバネだと、真横から見て
重なっている部分が はみ出しません。

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のむラボホイール1号と6号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09961amx9.jpg
のむラボホイール1号の後輪を組みました。

DSC09962amx9.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みで

DSC09963amx9.jpg
紫アルミニップルです。
結線は あとでやります。

DSC09964amx9.jpg
のむラボホイール6号の後輪も組みました。

DSC09965amx9.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
これの結線も あとでやります。

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

のむラボホイール2号の後輪を組みました。
DSC09933amx9.jpg
DSC09934amx9.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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プライムのカーボンホイールのリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09925amx9.jpg
お客さんから プライムのカーボンチューブレスレディリムの前輪をお預かりしました。
6気圧程度まで加圧しようとしたときに リムが だいばくはつしたとのことです。

DSC09926amx9.jpg
DSC09927amx9.jpg
DSC09928amx9.jpg
DSC09930amx9.jpg
ひえええ・・・
カーボンのささくれですが、下手に触ると 手に刺さって残るので危険です。

DSC09931amx9.jpg
代替リムも お預かりしていますが、
元のリムが50mm高で 代替リムが38mm高なので
リムのお引っ越しができません。
リム高が低くなる=スポークが長くなるので
スポークの使い回しも無理です。

仮に逆であったとしても、スポークはCX-RAYなので
カット可能な長さ(マイナス6mm程度、ギリギリでも8mm)以上に
スポーク長さが違うので使い回しはできません。

DSC09932amx9.jpg
ハブは24Hですが、ストレートスポーク仕様で
片側12本に対して スポークの出どころ6Hなので
スポーク長さの計算が やや面倒です。
補正値が正しいかどうか 100%の確信が無かったので(99%くらい)、
ある最終交差に対して 同じ側の対岸の最終交差と
反対側の相方の最終交差、計3つの最終交差まで 仮組みすることで
なんというか、表現しにくいのですが
「強烈な違和感」を感じなければ 長さは合っています。

この仮組みは「12mmニップルにスポークのねじ山が
ちょうど隠れるところまで締め込む」と決めてあり
14mmや16mmニップルで組む場合であっても 仮組みは12mmでやります。
そのときのハブの遊び具合で判断するわけですが、
今回も合っていました。黒CX-RAYは価格も高いので
できれば無駄にしたくないのです。

DSC09935amx9.jpg
組めました。

DSC09936amx9.jpg
RD-010ストレートスポーク仕様ハブ24H
黒CX-RAY 強制ヨンヨン組み相当で

DSC09937amx9.jpg
DSC09938amx9.jpg
組み換え前と同じく左右とも 最終交差を編んでいません。
単なる 完組みホイールのリム交換に徹して
左右異径組みや結線は しませんでした。

DSC09940amx9.jpg
お客さんの希望で スポークをきれいに回収しました。
使えないとはいえ1本500円、24本で12000円相当のパーツです。
私としては不要なスポークなので 切って捨てたかったのですが、
その理由は作業時間が長引くからとかではなく(これも事実)、
ささくれているリムに できれば触りたくなかったからです。

DSC09941amx9.jpg
外側からも回せる14mm黒アルミニップルも 使い回しませんでした。
DTの12mm黒アルミニップルにしています。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC09923amx9.jpg
のむラボホイール2号の後輪を組みました。

DSC09924amx9.jpg
エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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RP-001 WAHOOを仕入れました  

レックマウントのWAHOO用ベースプレート、
DSC09899amx9.jpg
DSC09900amx9.jpg
RP-001 WAHOOを仕入れました。

DSC09898amx9.jpg
↑このベースプレートはGARMIN用ですが、

DSC09901amx9.jpg
それを このようにWAHOO用に変換できます。
スリットの向きがGARMINと90°違うので 要注意です。
最近 これの需要が急増しているのですが、
GARMINから変換されているのは おもにWAHOOではなく

DSC09902amx9.jpg
パイオニアのSGX-CA600です。

DSC09903amx9.jpg
横から見ると こんな感じ
SGX-CA600は WAHOOのサイクルコンピュータ、
エレメントをベースとしてペダリングモニター機能を追加した専用品となります。
ちなみにエレメントの綴りはELEMENTではなくELEMNTです。
一般名詞ではない固有名詞であると主張したかったのかも知れません。

kedge02amx9.jpg
K-EDGEからもWAHOO用の台座が出ています。
上の画像は 日本の問屋さんのサイトから拾ってきたものですが、
メーカーのサイトではWahoo ELEMNT Mount、
問屋さんではWAHOO ELEMNT PRO マウントとなっており

kedge03.jpg
メーカーサイトでの取り付け例は この画像となっていましたが、

kedge01amx9.jpg
問屋さんでの取り付け例では この画像になっています。
この画像での検索では日本語サイトしか引っかからないので
これは問屋さんのほうで撮影したのだと思われますが、
サイクルコンピュータが 逆さに付いてますよ。
中の人は ここを見てると思うので、余裕があれば
エレメントの綴りともども 直しておいてください。
問屋さんでの撮影ではないという場合、あるいは そうでない場合でも
メーカーの画像に差し替えるのが 早くて楽かもしれません。

話は変わりますが、パイオニアのペダリングモニターは
わりとしょっちゅう キャンペーンをやっており
直近だと 去年の12月25日から今年の3月11日までが その期間でした。

キャンペーン中はペダリングモニターの取り付けに際して
なにか特典が付くという形になっていますが
あとのキャンペーンのほうの特典が大きいと
前のキャンペーンで購入した人の気を悪くするということからか
「ペダリングモニターをクランクに取り付けると
税別29800円のSGX-CA500が実質0円で付いてくる」
というキャンペーンの、次のキャンペーンの特典が
「ペダリングモニターをクランクに取り付けると
税別29800円のSGX-CA500が6000円ほどで買える計算になる」
と、内容が ややパワーダウンしたりしていました。
といっても クランクに貼り付けるセンサーも
型番でいうと900系、910系、930系(現行)と
同じものでは無かったりするので
一概に比較はできないのかも知れません。

直近のキャンペーンでは
「ペダリングモニター(税別定価129600円)と
SGX-CA600(税別定価36800円)で
合計で税別定価166400円のところ、
WAHOOのアームバンド式心拍センサーTICKR FITと
ハブ胴に巻くスピードセンサー RPMスピードセンサーが付いて
税別定価163000円になるというものでした。
実質は、心拍センサーとスピードセンサーを無料で付けますよという内容です。

DSC09904amx9.jpg
↑これですね。うわー うれしい!
参考までに、TICKR FITの税別定価は9299円、
RPMスピードセンサーの税別定価は5250円です。

私には理由は分からないのですが、
この2点セットが 最近よくヤ○オクやメ○カリに出ているらしいですね。

DSC09917amx9.jpg
確かに、心拍センサーやスピードセンサーは すでに持っている、
さらに心拍センサーについては
アームバンドではなく チェストベルトのほうがいいという人が多いと思われます。
(上の画像のスピードセンサーはNIW∀9というメーカーのもの)

ううっ、ダメだ これ以上は政治的理由により書けん
あとは配慮さんのありがたいお言葉で締めくくってもらうことにしよう









DSC09905amx9.jpg
もし不要ならオクで捌いてしまいなさい
キャンペーンのクランク送付期間は終わっているものの
作業後のクランクが まだ返ってきていない人もいるはず

(3月29日までに完了予定)
使う予定が無いのであれば決して開封してはなりません
未使用・未開封のまま捌くのです


おお・・・ありがたやありがたや

category: 新着情報!

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロの後輪をお預かりしました。
DSC09918amx9.jpg
後輪に枝を巻き込んで スポークが1本曲がったとのことです。

DSC09919amx9.jpg
↑こやつ

DSC09920amx9.jpg
直しました。

DSC09921amx9.jpg
↑交換したスポーク
このレーシングゼロの後輪を付けていたフレームが
チェーンステーを内側に絞っているような形状だったので
タイヤがチェーンステーに擦ってしまい自走不能となったものの、
一緒に走っていた人と後輪を交換したところ
その人のフレームだと ギリギリ擦らなかったので
ふたりとも自走で帰ることができたということです。

そのときに借りた後輪について
「これなんやねん めっちゃ走るやんけ」と思ったとのことですが、
その後輪は のむラボホイール1号だったということです。
そうですかフヒヒ。

category: のむラボ日記

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シャマル ミレさん  

お客さんから シャマルミレの前輪をお預かりしました。
DSC09911amx9.jpg
ビンディングをはめそこなって 足が前に投げ出すように滑ってしまい、
つま先を 前輪のスポークにぶつけたとのことです。

DSC09912amx9.jpg
↑このスポークが曲がっています。
こちら側のスポークほぼ全てに そのときに擦ったと思われる跡があるのですが
曲がっていて交換を要すると判断されるのは
これ1本だけ


DSC09913amx9.jpg


DSC09916amx9.jpg
た!

category: のむラボ日記

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ボーラ ワン 35さん  

お客さんから ボーラワンの後輪をお預かりしました。
DSC03441msn.jpg
スポークが1本 曲がっているとのことで、

DSC03442msn.jpg
↑G3のうち フリー側の向かって左側、
反ヤマアラシさん方向のスポークがそれですが
G3の内側から外側に向けて 変形しています。
詳しくは訊いていませんが
ワイヤー錠を巻き込んだりしたのかもしれません。

サイクルコンピュータのセンサーであれば
反フリー側のスポークが曲がりますし、
チェーン落ちのダメージとも違います。

DSC03443msn.jpg
直しました。

DSC03444msn.jpg
↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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WH-7701さん  

お客さんから WH-7701をお預かりしました。
DSC09856amx9.jpg
ハブのオーバーホールと振れ取りをご希望です。

DSC09861amx9.jpg
洗浄中・・・

DSC09862amx9.jpg
カップ&コーンのハブは 左右で鋼球の傷み具合が違うことが多いので
ワンとボールと玉押しの左右が作業前後で変わらないように
管理する必要がありますが、このハブの場合は 左右ともバラ玉なので
混ざらないように とくに気を付けます。

DSC09863amx9.jpg
先ほどの画像で ハブに残っていたほうの鋼球が上の画像 左側、
トレイに落としたほうが上の画像 右側です。
左側のほうが かすかに色が くすんでいますが 画像では分かりにくいです。
交換するほどの状態では無いので 使い回しました。
このハブは左右とも11玉ですが、上の画像 左側に10玉しかないのは
画像の時点では 洗浄用の容器に ひとつ残っていたからです。

DSC09864amx9.jpg
DSC09865amx9.jpg
うっすら センターずれがありましたが
画像を撮る前に直してしまいました。

DSC09866amx9.jpg
WH-7700とWH-7701は、
ハブ部分が7700系デュラエースハブ相当の中身になっていて
ハブスパナでWナットをかける無段階の玉当たり調整になっています。
7900系と それ以降のデジタルラチェット式では
詰めに詰めたガタの無いギリギリのところで
玉当たり調整をすることができなくなっていますが、
やり方さえ知っていれば 誰が触っても同じ結果が出るという
メンテナンス性能の点では優れています。

7800系のハブも Wナット式の無段階調整ではありますが、
なぜか7700のハブのように 神がかり的に軽い回転に調整することができません。
スムースではあるものの ノッソリとした回転の感触しか出せなくなっています。
7800のハブですが、リヤハブは ラチェットの形式が伝統的なシマノ式ではなく
カンパニョーロのフリーボディと同じようなポールスプリング式になったことが
関係しているのかも知れません。
フロントハブは 7700よりも大径なハブシャフトになっていますが
鋼球のサイズは 7700と同じ3/16インチです
(当初はバラ玉で片側14玉、後期モデルはリテーナーベアリング)。
これは私の推測ですが、鋼球と ワンや玉押しとの接触が
点当たりか やや面当たりかという微妙なところが変わっているような気がするのです。
結果として 私の手元に7700のハブが いくつか残り、
7800は ひとつも無いのは それが理由です。
とくにフロントハブは 今も現役で使っています。

DSC09868amx9.jpg
スポークの最終交差には、パキパキ音を防止するために
スポークスペーサーというパーツが はさんでありますが

DSC09867amx9.jpg
7700の前後輪と 7701の前輪は
JIS組み相当の最終交差になっています。なぜかというと、

DSC09922amx9.jpg
イタリアン組み相当にした場合、
もう片側の最終交差には スリットの向きを
鏡写しに逆にしたパーツが必要になるからです。
最終交差の角度が90°付近であれば
イタリアン組みで左右共用も可能でしょうが・・・。

DSC09869amx9.jpg
つづいて後輪。

DSC09870amx9.jpg
WH-7701の後輪は、WH-7700と違い
フリー側ラジアル組みとなっており

DSC09871amx9.jpg
ハブのフランジ幅も広くなっています。
これ以降フランジ幅を 思いつきで広くしたり狭くしたりしなければ
私も ワイドフランジ詐欺(→こちら)呼ばわりはしないのですが。

DSC09872amx9.jpg
首折れスポークの首折れ側がリムにあり、
スポークワッシャーを介して リムにひっかけている構造ですが、
首折れ部分の寸法が 汎用スポークと かなり違うので
例えば スポーク部分をCX-RAYで補修、といったことができません。
しかも このスポークは とっくの昔に廃版です。
何が言いたいのかというと、スポークが1本とんだ時点で
ホイールが終了するということです。
汎用スポークで無理やり補修するという試みは
私自身 過去に何度も頓挫しました(出来そうで 出来ない)。

DSC09873amx9.jpg
反フリー側のダブルナットをゆるめて ハブシャフトをフリー側に押し出しました。
こう見えて シールは ちゃんと仕事をしており、
砂レベルの異物は ハブ内部に侵入していません。

DSC09874amx9.jpg
DSC09876amx9.jpg
DSC09877amx9.jpg
洗浄中・・・。
フリーボディは 外さなくても よかったかもしれません。
フリーボディをハブ体に固定する中空ボルトですが、
7700系はスチール製です。
7800系はカンパニョーロもどきなので この形式ではなく、
7900系だと中空ボルトがアルミ製になるのですが
使用回数は1回、つまり フリーボディの再取り付けの際には
必ず新品に交換しろという メーカーからの指示があります。
いまスペアパーツを調べたら廃版だったけどな!
実は 再使用したことは多々ありますが、
それで問題が起きたことはありません。

DSC09878amx9.jpg
DSC09879amx9.jpg
センターずれは無し、かすかな横振れ取りのあとに調べても同様でした。

DSC09880amx9.jpg
このホイール、いずれ私が書こうと思っている話に必要なのですが
それ用の画像を今 撮る必要はありません。

DSC09881amx9.jpg
私物で持っているからです。

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初代レーシング1さん  

お客さんから 初代レーシング1をお預かりしました。
DSC09836amx9.jpg
オーバーホール「など」をご希望です。

DSC09837amx9.jpg
洗浄中・・・

DSC09840amx9.jpg
DSC09841amx9.jpg
暫定センターを見ていませんが(ワンの抜き差しや
ハブの再組み立てで微かに狂うことがある)、
再組み立ての時点でセンタードンピシャ、
かすかな横振れを取ったあと(画像の状態)も センタードンピシャでした。

DSC09842amx9.jpg
作業後は お客さんの希望により 1本 赤スポークになっています。
先ほど書いた「など」の部分がこれです。

DSC09843amx9.jpg
おしゃれ泥棒が 流行っているらしいです。

DSC09839amx9.jpg
初代レーシング1/ゼロのネクタイフロントスポークの刻印は
「縦2本」ですが、外した黒スポークは ごく初期のものらしく
刻印無しのスポークでした。

DSC09844amx9.jpg
つづいて後輪。オーバーホールに際して
シマノ10S用スチール製フリーボディを
11S用白アルミ製フリーボディに交換してほしいとのことです。

DSC09845amx9.jpg
外したフリーボディの爪起こしバネが 歪んでいましたが、
使わないパーツになるので 交換はしませんでした。

DSC09849amx9.jpg
外側のベアリングは どう見ても中が傷んでいて
錆び汁が にじんできてもいますが、

DSC09846amx9.jpg
ハブシャフトに もらい錆びはありませんでした。

DSC09847amx9.jpg
洗浄中・・・

DSC09848amx9.jpg
初代レーシング1/ゼロのリヤネクタイスポークは左右共用で、
おそらくは そうなるようにハブ寸法を設計しています。
刻印は「縦1本」で、元の黒スポークにも刻印がありました。

DSC09850amx9.jpg
DSC09851amx9.jpg
フリーボディを交換して ハブの再組み立てをした時点では
リムが反フリー側に ずれていました。それ以前の暫定センターは見ていません。

DSC09853amx9.jpg
DSC09852amx9.jpg
センター出しと振れ取りをしました。

DSC09854amx9.jpg
出来ました。

DSC09855amx9.jpg
流行っているらしいです。

category: のむラボ日記

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シャマルウルトラさん  

お客さんから シャマルウルトラの後輪をお預かりしました。
DSC09804amx9.jpg
フリーボディを手で空転させると
こすったような重い感触があるということでしたが、
お客さんのほうでハブを触ったときに
ワンの溝にダストシールをパチンとはめておらず
それがフリーボディと擦っていたのが感触の原因でした。
それはいいとして、それとは別に回転に虫食い感があります。

DSC09805amx9.jpg
上の画像の時点で すでに外していますが、
DSC09806amx9.jpg
フリー側の黒ワンが傷んでいました。
玉押しのほうは なぜか 黒ではなく銀だったので
お客さんに 交換履歴があるのか訊いたのですが、
とくに何もしていないということなので
純正で 黒ワン/銀玉押しという組み合わせだったことになります。

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フリー側のみ 銀ワンに交換しました。
これに限ったことではないですが、当店では
カンパニョーロのベアリングの販売単位が左右セットであっても
とくに傷みが激しい側だけの分割販売をすることが よくあります。

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リムが思いっきり フリー側に寄っていました。
センターを出したあとの画像を撮り忘れましたが
お客さんには見せています。

category: のむラボ日記

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RR411dbリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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DTのRR411dbリムでホイールを組みました。

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前輪は HB-M9010 32H 半コンペロクヨン逆イタリアン組み結線あり、

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後輪は FH-M9000 32H半コンペヨンロクJIS組み結線ありで

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濃いほうの青アルミニップルです。

ハブは前後ともM9000系XTRですが
品番の末尾が00だとクイック仕様、
10だとスルーアクスル仕様となり
今回のホイールは 前輪がスルーアクスルで 後輪がクイックです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号と6号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありで

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緑アルミニップルです。

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のむラボホイール6号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号と6号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の前輪を組みました。

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リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
昨日組んだのは黒スポーク、これは銀スポークですが
できれば これも昨日組みたかった分です。

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のむラボホイール6号の前輪も組みましたた。

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リーフハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
黒スポークと銀スポークが1本ずつです。

DSC09889amx9.jpg
ここ最近前輪ばっかり組んでいますが、
そろそろ 相方の後輪を組んでいきます。

エボライトフロントハブの在庫切れの件は解決しました。
もうちょっと リーフフロントハブを消費してもよかったのですが・・・。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール2号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の前輪を組みました。

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リーフハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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金さえ出せば誰とでもヤるプッシー  

という表題で記事を書く用のツール缶を 最近 手に入れたのですが、
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欲しいという お客さんがいたので
差し上げる前に画像を撮っておきました。

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OGKカブト製で 2012年頃の製品、現在は廃版です。

表題にあるプッシーというのは 子猫ちゃんという意味であり
スラングのほうではありません念のため。

category: 新手のスタンド使い

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BORA WTO 60さん  

お客さんから ボーラ ウインドトンネルオプティマイズド 60を お預かりしました。
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後輪の画像しか撮っていませんが、
買ったばかりの新品の前後輪を点検しています。

どことは書きませんが 買ってから当店まで手運びで持ち込める範囲の
某ショップで買っており、そこで
「振れ取りなど最終チェックをするのでちょっと待ってください」と言われて
渡されたものの 横振れはあったうえ 前後輪ともセンターずれがあり、
とくに前輪は むしろ振れ取りごっこによって
ずれたんじゃないのというほど ずれていました。
前輪のセンターずれは どんなに精度が悪いセンターゲージでも
看破できないはずがない量だったので
振れ取りごっこのあとにゲージを当てていないのは確実です
(元からずれていたのか 作業でずれたのかは どーでもよくて、
最終的に渡した段階で ずれているというのが問題)。
まあ お客さんも そのショップの初期点検を信用していないから
当店に お持ち込みされているわけでして。

このボーラWTOですが、
リムの内幅で C15とかC17と呼ぶカンパニョーロの表現でいうと
C19に相当し、外幅は26.5mmとなっています。
CULTベアリングの77mm高リムの前輪(後輪は無し)と、
USBベアリングの60mm高リムの前後輪、
あと 2019年のカタログに載らなかった新モデルとして
USBベアリングの45mm高リムの前後で展開されます。
従来のボーラに対して 完全上位互換というわけではなく
リム重量では(ハイト/ウェイトレシオを勘案しても)WTOのほうが
重いのですが、空力的には優れているということになっています。
あと、WTOのリムは全て2WAY-FITとなっているので
チューブレスタイヤにも対応しています。

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リムだけでなく ハブの形状も空力を追求したとのことです。
WTOの登場により 2019年のカタログでの分類は
ディスクホイールのボーラウルトラTTとWTOシリーズが
「エアロ カーボンホイール」で、
従来のボーラが「パフォーマンス カーボンホイール」という
分け方になってしまいました。

ボーラウルトラTTはチューブラー仕様のみなので
「後輪をボーラウルトラTT、前輪をボーラWTO77」
という使い方は 普通しないと思うのですが。

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フロントリムは そうでも無かったですが、
リヤリムからはカーボンのカスが ボロボロと・・・簡単には出てくれなかったので
リムを振って音がしなくなるまで抜くのに けっこう手間がかかりました。
上の画像にバルブブッシュも写っていますが、
バルブ穴の直径より長いカスは 簡単には出ていってくれませんでした。

ところで、WTOというのは「世界貿易機関」ではなく
「風洞実験で最適化された」という意味になりますが
かつて カンパニョーロではディープリムのホイールのことを
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フルイド ダイナミック(流体力学)ホイールと呼んでいました。
厳密には「フルイド・ダイナミクス」が「流体力学」の訳語になりますが。
fruidをフルードではなく 古井戸(ふるいど)のように表記しているのは
私見ではなく、

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当時(1999年)の日本語訳カタログの表記を尊重しているだけです。

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2000年にはフルード ダイナミクスという表現になりますが

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1999年にはボーラという表記であったホイールが

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2000年から しばらくはボラになっています。

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1999年のVELOCEは ヴェローチェですが、

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2002~2003年頃は ベローチェだったりします。

これとは関係ない話ですが、私の勝手な区分では
初期のユーラスをエウラス、初期のニュークリオンをヌクレオンと呼んで区別しています。

あと ROVALをローヴァルと呼ぶのは昔からの癖です。
スペシャライズド傘下のゾンビブランドの公式表記が
「ロヴァール」なのは知ってはいますが、どうにも馴染めません。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロ カーボンさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンの後輪をお預かりしました。
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振れ取りもご希望ですが、それは ついでのようなもので

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お客さんの希望で .。*゚+.*.。 おしゃれ泥棒 ゚+..。*゚+をやりました。

category: のむラボ日記

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