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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

負けました  

LOOKをジャパンでゆいいつ扱っている問屋さんから
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フレームが届いたのですが

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当店のATHENA宛名が
暗黒自転車工房 のむラボ となっていました。
問屋さんの中の人は 当ブログのヘビーな読者のようです。
元ネタは(→こちら

これに対してツッコんだり 記事に上げてしまったりすると
私の負けになるような気がするのですが、結果は表題の通りです。

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例によって(→こちら)ホームパイのみみが同梱されていましたが、
今回は黒いホームパイのみみで、チョコ味です。
リンク先の記事では名前を伏せていたのに、今回の件でバラしてしまったぜ。

category: 新手のスタンド使い

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パワータップハブで のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから Tniの50mm高カーボンリムで組まれた後輪をお預かりしました。
リムは のむラボホイール2.5号のリムと同じものです。

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パワータップG3ハブ 28H レース/レーザーロクロク組みです。
左右異径組みを盛り込んでおり、
スポーク比重だけでいうなら半コンペと同じ85/65%です。

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反フリー側を にぎにぎすると 多少ヌルいですが、
それなりに まともに組んであります(上から目線)。
センターずれも無しでした。
張ろうと思えば もう少し張れますが

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チューブラーリムでパワータップハブ(おもに練習用)というのが
不便だというので のむラボホイール5号のリムで組み直しました。

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黒半コンペヨンロク組み結線ありで 銀アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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基本は赤アルミニップル、

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バルブ穴の両サイドのみ黒アルミニップルです。

このブログを見る限り
「こいつ 1日に1本か2本ホイール組んでるだけの
優雅な生活をしてるだけじゃねーか」
と思われているかもしれませんが、
書いていないだけで 現在 コンポの組み付けなどの仕事が非常に多く
むしろ今日もホイー(以下略)。を維持するのがギリギリといった有様です。
今日は3台ぶんの組み付けを進めましたが 組めたのは2台だけでした。

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お客さんの希望で取り寄せた フィジークのハンドルバーに
牛さんの絵が描いてありましたが、

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ウルサスとは とくに関係ありません。

お客さんが「ブル」を選んだ理由は
ハンドルバーの形状と リーチとドロップの数値から検討した結果であり
スパインコンセプトに従ったわけではありません。

スパインコンセプトについては(→こちら)をどうぞ。
記事の最後にある 当店オリジナルのチャートを少し改変しています。

category: のむラボホイール

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AL22Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムで後輪を組みました。
厳密には AL22Wのリムブレーキ用・オフセット形状の仕様です。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み

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結線ありですが、リム側の条件が良いので
結線の有無は どっちでもいいやと思いつつ
やってみれば やっぱりそれなりに化けるのでした(どっちやねん)。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムで前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボ日記

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ENVEの3.4の後輪を組みました  

昨日もホイー(以下略)。
昨日、4月24日(水)は定休日でしたが
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんの
テクニカルセミナーに行ってきました。
セミナー後、ジャパンいち詳しい問屋さんの中の人に頼まれて
会場にあったホワイトボードに
蟹光線とフルクラム犬(→こちら)を描いたのですが
それを見て ドン引きしている同業者の方もいたようです。

そういえば先日、用事で カワハラダに寄ったときに
店長から「あれ描いたん、自分やろ」と言われました。
あれ というのは、ピナレロジャパンでもあるカワシマサイクルサプライの
1階のホワイトボードに蟹光線が描いてあることです。
もう1ヵ月は経ちますが、未だに消されていません。

ちなみに、このブログの蟹光線は 毎回 描きおろしです。
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水曜日は休みですが店に出てホイールを組みました。
先日組んだ ENVE3.4の前輪の、相方の後輪です。

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R45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
お客さんから ホイール組み後の重量を
量っておいてほしいと言われていたので 量りました。

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↑前輪
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↑後輪
リムの単体重量ですが、パッキングされたリムの梱包を
一旦 解いて きれいに戻した跡があったので
お客さんのほうで すでに量っていると思われます。
フロントリムが38mm高、リヤリムが42mm高ですが
なぜかフロントリムのほうが重たかったです。
個体差でしょうか。

SMART ENVEというのは かしこい(スマートな)エンヴィという意味ではなく
スマート氏が提唱する(押しつけがましい)寸法のエンヴィという意味で
かつては 最もリム高が高いモデルのみ
フロント18H・リヤ24Hというのもありましたが
現行モデルは 最もリム高が高い7.8も含めて
全モデルが フロント20H・リヤ24Hとなっています(リムブレーキ用リムの場合)。
で、SMART ENVEは フロントリムのほうがリヤリムより幅広で
非チューブレスだった過去のWOリムでは
付属しているリムテープの幅が前後で違うという 凝りようでした。

なので 前後でリム高がわずかに違っていても
幅広のフロントリムのほうが重たいというのは ありうると思っていたのですが、
現行の2.2(27mm幅)と 3.4(27.5mm幅)は
前後でリム幅が同じなので やはり個体差のようです。
ちなみに(以下 前後で)4.5だと 27/25.5mm、
5.6だと 29/28mm、7.8だと 29/27.5mmとなっています。

具体的に何gだったのかは お客さんは知っていることでしょうから
私のほうから すすんで 晒してやるつもりはありません。
なんで教えなあかんねん。←うわこいつかんじわるい










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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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ふろんとりむデス!
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りやりむデス!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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お休みをいただきます  

本日4月24日(水)は 定休日ですが、
明日4月25日(木)は のっぴきならない用事のためお休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いします。
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category: のむラボ日記

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ENVE2.2の前輪さん  

先日 ENVE2.2の後輪を組み直しましたが、
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相方の前輪を点検しました。

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ENVEのカーボンハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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一応、紙1枚程度のずれはあったのですが
撮るのが難しいので あきらめました。
うっすら振れ取りとセンター出しをしています。
上の画像は作業後の状態です。

category: のむラボ日記

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WH-RS80の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから WH-RS80の後輪をお預かりしました。
リヤハブを交換して11S化してほしいとのことです。

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20H 左右2クロス組みですが、
スポーク比重的には半コンペ相当の左右異径組みとなっており

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XR200リムより うっすら重い程度の軽量WOリムです。
リムに関しては これより上位のデュラエースのリムと
コスメチック以外は同じものです。

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組み直しました。

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エボライトハブ20H 半チャンピヨンヨン組み結線ありです。
結線無しでも 左右のスポークの変形量が
組み直し前より ずっと少ないのですが、
フリー側のスポーク比重15%増しで この硬さが得られるなら
損より得のほうが大きいと思います。

category: のむラボ日記

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Panaracerは  

パナレーサーの
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缶入りリムセメントが入荷しました。

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現状の仕様では、缶の下部に

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謎のシールが貼ってあります。

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例外なく。

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当店にある使いさしの缶にも貼ってあったので 剥がしてみました。

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Panaracerは・・・







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配慮さんディフェンスによって阻まれました。
ぜひ買って お確かめください。
あるいは、いくわけないけど もし500拍手いったら公開します。




追記:なぜか500拍手を超えているので(なんでやねん)続きを書きますが、
その前に いただいたコメントのお返事を。
パナレーサーは・・・
「チョーサイコー
チャンの旦那はギャグのセンスがねぇんだよ。」
とのことです。カッコ内がいただいたコメントです。

ご名答さ、ケツ穴野郎 旦那からてめえに伝える伝言だ
泰山府君 其我也(たいざんふくん そはわれなり)

で、シールの下の表記ですが
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こうなっています。
元々の社名はナショナルタイヤ株式会社、
2008年にパナソニックポリテクノロジー株式会社に社名を変更していますが
その時点ではまだ パナソニックグループに入っていました。
2015年に株式譲渡でグループから離脱し
社名をパナレーサー株式会社としたので
それ以降はこの表記が正しくなくなったものの、
缶自体の在庫がたくさん残っているので こういう処置を取ったと思われます。

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なので、パナレーサーのタイヤのレースEVO2では

おっと うっかり接写し過ぎてしまった
(コメントのお返事の「ケツ穴野郎」に引っかけたわけじゃないよ)
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なので、パナレーサーのタイヤのレースEVO2では
タイヤサイドにパナソニックという表記がありますが
レースEVO3からは ありません。

最近 レースEVO4が出ましたが、
問屋さんがこぞって前作のEVO3を投げ売りしているので
EVO3祭りもやろうと思えば出来たのですが、乗っかりませんでした。
コンチネンタルのグランプリ4000SII(WO)は
グランプリ5000と併売ではなくモデルチェンジなので廃版、
メーカーの生産終了で 問屋さんの在庫も終了、
当店の在庫も25Cを数本残すのみで 23Cは完売しましたが
4000SIIは 5000とは別個に売れる特徴があるモデルなので
併売のほうが良かったと思っています。
なので もし、仮に問屋さんの倉庫から在庫が出てきたというのなら
50本でも100本でも買います。
それくらいなら 過去の販売実績からすればビビる必要はありません。
つまり あれだ、普通に良いものなら次のモデルが出ようが
投げ売りなんぞしなくても いいはずなのです

category: 新手のスタンド使い

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ENVEの3.4の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ENVEの3.4WOリムをお預かりしました。
38mm高20Hフロントリムと 42mm高24Hリヤリムの組み合わせです。

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昨日の、2.2リムで組まれたホイールセットは
このステッカーが左側に貼ってありました。
私も このステッカーを左側揃えでいいと思うのですが
冒頭の画像を このステッカー側で撮っているのには理由があり、

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反対側(見なし右側)には
「シリアルナンバー入りステッカー(ホイールを使う前に剥がしてね)」が
貼ってあるからです。

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今日は 前輪を組みました。

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R45ハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボ日記

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カンパニョーロとフルクラムのアルミスポークが届きました  

カンパニョーロとフルクラムのアルミスポークが届きました。
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レーシング3のスポークキット(1箱にホイール1本分)なども混じっていますが
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ほとんどがレーシングゼロとシャマルウルトラ用のアルミスポークで、
1箱につき1本の個包装となっています。
末端価格だと ざっと1本2000円、80本なので約16万円分です。
この状態で在庫すると場所を取るうえ
すぐに使えないので 仕分けをします。

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R0R-SB01というスポークですが、
刻印が「縦3本」なので 箱のラベルを切り取って
「|||」と描いたシールを貼って管理します。

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同じ刻印のスポークは ブランドが違っていても同じ長さです。
例えば、シャマルウルトラのWH-107SHBも「縦3本」ですが
カンパニョーロの「縦3本」は黒・チタングレー・金の3色があり
フルクラムの「縦3本」は黒・赤・銀の3色があります。
これら同士は おしゃれ泥棒が可能です。

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R0-118Bというスポークは「70」という刻印です。
レーシングゼロの118ブラックという意味で 末尾は色品番ですが

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R0-118Nというスポークも 同じく「70」です。
末尾のNはナイト、つまりこれは
レーシングゼロナイト用のスポークキットとなり、
BとNの違いはスポークではなく

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付属しているニップルの色です。
シャマルミレとレーシングゼロナイトの現行モデルは
黒アルミニップル仕様となっています。

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WH-205SHBは 現行シャマルウルトラのフロントスポーク、
WH-105SHMは 現行シャマルミレのフロントスポークです。
あと、上の画像からも分かりますが スポークの生産国が
イタリアからチェコに移行しつつあるようです。

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WH-205SHBは 「斜線3本」のスポーク+銀ニップル、
WH-105SHMは「69」のスポーク+黒ニップルで
「///」と「69」は スポーク長さが同じ、ねじ山長さも同じなので
同じスポークとして扱っても問題ないのですが、
刻印を分けている理由は不明です。

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初代シャマルミレのフロントスポーク
WH-005SHMは「横並び横線2本」ですが、
スポーク全体の長さはWH-105SHMと同じです。

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違うのはニップルで、最近のアルミスポークの相方のニップルは
ゆるみ止めのナイロンが入っているので
スポークのねじ山の長さが少し長くなっています。

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WH-208SHB、現行シャマルウルトラのリヤ右スポークを箱から出したところ

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「斜線1本」「67」「69」の3種類が入っていました。
「/」はシャマルミレのリヤ右スポークで、
スポーク自体は「67」と同じものです。
先ほどの「///」と「69」の関係に相当します。

「69」が混じっているのは 明らかにミスです。
現行シャマルミレのフロントスポークなので。
この件、私は別に困りませんが
必要な本数ちょうどを取り寄せた場合は たいへん困るはずです。
こーゆーのは無くしていこうぜ。

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これでカンパニョーロとフルクラムのアルミスポークを
ほぼ全種類を在庫しているはずです。
ここには写っていませんが、初代レーシング1/ゼロのネクタイスポークと
レーシングゼロコンペティツィオーネの赤コスメチックスポークも 在庫しています。

ほぼ、と書いたのは、現状在庫していないスポークがあるのを知っているからです。
そのスポークはネクタイではなく それ以降のまっすぐとも違う
第3のアルミスポークなのですが、
初めて見たときは ちびりそうになりました。
その話は またいずれ。

category: 新着情報!

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ボ―ラ ワン 50 チューブラー ブライトラベルさん  

お客さんから ボーラワンの後輪をお預かりしました。
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見ての通り スポークが折れまくっております。
全てフリー側で1、2、3、4、5本 折れており

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6本目は折れずに ここで食い止めたようです。

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あと、変形は無いものの
ハブ側の引っかけが外れたスポークが1本ありました。
原因は落車だそうです。
リムが なんともなっていない(リム穴破損や リムサイドの割れなど)ので
スポークの交換で直りそうですが、
この後輪はチューブラーリム、しかもタイヤはリムセメントで貼ってあります。

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もし スポークの交換時にニップルを落としてしまったら
タイヤを剥がす必要が出てきます。

また、交換する本数が1本2本くらいであれば
残りのスポークが縦振れのガイドになるので
縦振れを出さずにスポークの交換ができますが
今回はフリー側のスポークを ほぼ半周に渡って交換するので
明らかな縦振れが出れば 結局タイヤを剥がすことになります。

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(予想に反して)剥がさずに直せました。

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目印のテープを貼ったスポーク、
画像下から反時計回りに6本目までが
ガガガッと折れて曲がったスポークで、
少し離れた7本目は交換していないものの
引っかけを戻すために 一旦ニップルをゆるめています。
この7ヵ所「だけ」の調整で、単純な理論上では
落車する寸前の状態に 復元できると考えられるわけですが、
それが思っていたより うまくいきました。
センターゲージは 普段のホーザンではなく
タイヤ付きでも当てられるパークツールを使っています。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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抜けたリムジョイントを ねじで固定しました  

ドリルがうなる!
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お客さんから コスミックエリートの前輪をお預かりしました。
リムの溶接が外れて異音がするということです。

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バルブの対岸の位相、リムの継ぎ目とその隣のリム穴です。

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リム穴周りに接着剤を塗った跡があります。
リムを振ると音がするのですが、その原因が

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リムのジョイントのカシメが外れて動いていたためでした。
ある範囲でスライドするだけで、これ以上出てくるわけでもありません。
某ショップで「どうしようもない」と言われたそうですが
そこは このホイールの購入店ではないのでセーフ、
購入店なら名指しで書いていたところです。

お客さんに リムの加工をしてもいいと承諾をもらったので
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ジョイントを最も引き出した状態で リムごと ぎゅいーん。

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M3のタップで

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ねじ山を切りました。

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この状態でもスライドします。

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↑ムーンフェイズっぽい。

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イモネジにしてもよかったのですが、
リムのほうに皿ねじ用のヌスミを設けて 皿ねじで固定しました。
ねじ頭は リムと概ねツライチです。
当然ながら カチャカチャ鳴っていたのは消えました。

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リムテープを張りました。
上の画像でいうと 622の右あたりに ねじ頭があるのですが
見た目では分かりません。

category: ドリルがうなる!

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ENVEの2.2の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ENVEの2.2のWOホイールをお預かりしました。
前輪の点検は後日やりますが、後輪の組み直しをご希望です。

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ENVEのカーボン製ハブ体のリヤハブ疎密位相24H
全黒CX-RAY 左右2クロス・・・

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逆イタリアン組みです。

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リムが左にずれています。
スポークは しっかり張ってあるので、
これ以上大きくは増し締めできません。

お客さんの希望は 結線無し、なるべく硬く、
逆イタリアン組みをイタリアン組みに、の 3点です。

ニップルを時計回りに16ヵ所 丁寧にゆるめていって、
一切ゆるめていないニップル8個を
リムから出せるようにして スポーク長さを見たところ
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反フリー側
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フリー側
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反フリー側
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フリー側
やや ばらつきがありますが、反フリー側のスポークが長めです。
フリー側のスポークを スポーク比重が大きいものに交換して
左右異径組みを盛り込むと、
使い回す反フリー側のスポークは この状態以上に増し締めするので
少し長さを切る必要があります。

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ホイールをバラしました。

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以前にも書いたことが何度かありますが、
タンジェント組みの ヌポークと反ヌポークでは
首元の変形に違いが出ます。

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↑ヌポーク癖
組み換え前の元ヌポークは 組み換え後もヌポークに、
組み換え前の元反ヌポークは 組み換え後も反ヌポークとして
使いたいので

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まずは反ヌポークのみ外しました。

DSC00507amx12.jpg
元反ヌポークの長さを少し切り、

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元ヌポークと入れ換えました。

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元ヌポークの長さを切ったものを

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こちらにヌポークとして通します。
これで 逆イタリアン組みをイタリアン組みにしつつ
ヌポークと反ヌポークを そのまま使い回すことになります。

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組めました。

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黒半チャンピ左右2クロス・・・

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イタリアン組み結線無しです。

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当然ですが ホイールセンターを出してます。

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ホイールの組み方ですが、元は数えで4本組みであるところを

DSC00520amx12.jpg
仮に数えで6本組みにしても
極端な疎密フランジなのでホイールの性質は あまり変わらず、
このために少し長い(つまり新規の)スポークを用意するのも
どうかと思ったので 組み方は変えていません。

ああ そうだ、ホイールを完全にバラした以上
この件は今日もホイー(以下略)。の条件を満たしていますが、
それはいいとして リム単体の状態の瞬間があった以上
もちろん重量を量らなかったわけがありません。
教えてやらんけどな!
↑うわこいつかんじわるい








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オ待タセシマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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オメガ19のWOリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから カンパニョーロのオメガ19の
WOリムで組まれたホイールをお預かりしました。
サイズは650Cです。

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スポークは前後輪全て CNスポークの黒14番プレーンで
ニップルは金アルミ、前輪はヌポークラジアル組みです。
前後輪とも うっすらセンターずれありで
縦振れの追い込みも甘いですが、横振れ「だけ」はありません。
あと、スポークが太いのとリム内径が小さい(=スポークが短い)ので
そこそこ硬いホイールにはなっています。
が、組み直しをご希望なので

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組み直しました。

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エボハブ28H 黒コンペヨンヨン組みで黒アルミニップルです。

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この時代のカンパニョーロのリムですが、同じ側から見ると

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カンパニョーロのステッカーの文字の向きと

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その対岸付近にあるリムのモデル名のステッカーの向きが
逆になっています。

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なので、カンパニョーロ側を地面に置いて
正方向で読める状態から 上を見上げると

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モデル名の側も正方向で読めるようになっています。
これと同じ向きで

DSC00471amx12.jpg
モデル名側を地面に置いたとすると 文字の向きは逆さになり、

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そこからカンパニョーロのステッカーを見上げると
こちらも逆さになります。
どっちで組むのが「正しい」のかという解釈は分かれるかもしれませんが、
私は「ホイールを右側から見て カンパニョーロ側を地面に置いたとき
正方向で読める」ように組むことにしています。
前輪は組み換え前も そうなっていましたが、

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後輪は逆でした。どちらが「正しい」のかはいいとして、
前後輪で揃えるべきだとは思います。

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組み換え前の後輪ですが、
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エボハブ28H ヨンヨン組みでした。
フリー側のスポークをそのまま残して
反フリー側をCX-RAYの6本組みにすれば
半チャンピヨンロク組み相当になりますが、
それはスポーク比重だけの話であって
私はCNスポークのスポークを DTやサピムほどには信用していないので
使い回すことはありません。
今回は半コンペにするので どのみち14番プレーンは使いませんが。

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組めました。

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黒半コンペヨンロク組みで黒アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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シャマル ミレミレミレミレさん  

お客さんたちから シャマルミレをお預かりしましたたたた。
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1件目。シャマルミレの後輪をお預かりしました。
伊吹山ヒルクライムの前日に落車して 後輪のスポークが折れ、
レースの参加も見合わせたということです。

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フリー側のスポークが折れていたり
DSC00344msn2.jpg
曲がっていたりしています。

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直しました。

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↑交換したスポーク


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2件目。シャマルミレの後輪をお預かりしました。
固定ローラー台から外すときに後輪を巻き込んで
スポークが曲がったとのことです。

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直しました。

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↑交換したスポーク

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1本目は前後方向に曲がっているので分かりやすいですが、

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2本目は一見 まっすぐながら、
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打痕がある箇所で
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左右方向に曲がっていました。


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3件目。シャマルミレの前後輪をお預かりしました。
まずは前輪から。
ホイールに異物を巻き込んで スポークが曲がったということです。

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曲がっているスポークには
お客さんのほうで目印のテープを貼ってあります。

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↑外したスポーク
「外したスポーク」です、「交換したスポーク」ではありません。
というのも、

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1本だけは どう見ても曲がっておらず交換を要する感じではありません。
「曲がっているスポークが3本なのは確かで、
目印のテープを貼るスポークを間違っただけ」という可能性も考え
残りのスポークも全数検査しましたが 要交換スポークは2本だけでした。

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直しました。
目印のテープを貼っているスポークは3本ですが
交換したのは2本です。
目印のテープは 作業中の都合上
一旦外したスポークを見分けるために貼っているだけです。
この3本のスポークのニップルの調整だけで
だいたい直るはずですが、
大きな縦振れが他の箇所に出ていたので
曲がったスポークのままでなんとか走れるように
カウンター的な振れ取りをしていた可能性があります。

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つづいて相方の後輪です。

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反フリー側のスポークに1本、傷があります。

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直しました。

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↑交換したスポーク
傷があるだけでなく、左右方向にも曲がっています。

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前輪も当然 センターを出していますが、画像を撮り忘れました。


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4件目。シャマルミレの前輪をお預かりしました。

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いわゆる「新シャフトだいばくはつ」です。
お客さんのほうで 中空右エンドボルトの六角穴を
どうしようもなくナメてしまい、
私のほうでも ゆるめることが出来なかったので
ドリルで抜いて破壊したうえで
ハブシャフトの交換をすることになったのですが、
パーツの在庫を切らしており入荷待ちとなったので
それまで洗浄とグリスアップだけをしたハブを
ラップでくるんで 保存していました。

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パーツが入荷しました。

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ハブシャフトと右エンドの間に
高強度のねじ止め剤を塗布して締め込んでいます。
はみ出したぶんは あとで拭いています念のため。

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ハブ組み立て後の暫定センターはドンピシャ、
振れ取り後に うっすらずれたので センター出しをしています。

「新シャフトだいばくはつ」という表現ですが、
同業者でも使っているという話を聞いたことがあります。

先日、カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんの中の人と
電話で話していたときに

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「しんしゃふ まで打てば グーグルのサジェストに出る」と言ったところ
その場で調べて 愕然としていました。
ショックを受けているところ悪いですが、
いつものリンクも貼っておきますね(→こちら)。

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のむラボホイール5号の後輪も組みました  

今日もホイー(以下略)。
表題が のむラボホイール5号「も」組みました となっていますが
間違いではありません。
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お客さんから AL22リムで組まれた後輪をお預かりしました。
XR200リムと同じものですが、Tniのステッカーを残してあるので
AL22リムで間違いありません。

大阪市内の某ショップで組まれたものということですが・・・。

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Tniウィング32Hハブと サピムのレーススポークで
16+8Hの2:1組みをしています。

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フリー側は
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うにゃうにゃで、

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反フリー側も
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うにゃうにゃです。

リムが右側にずれていましたが、組んで半年とは経っていないので
経年使用が原因ではありません。最初からです。
この ドヘタクソが。
お持ち込みされた理由は ヌルいので何とかしてほしいというのではなく、
組んで2ヵ月目に スポークがとんだりなどしたので
当店のほうでもチェックしてほしいとのことですが、
これを増し締めしたところで たかが知れているのと
2:1組みに起因すると思われるトラブルが すでに起きているので
組み直すことになりました。

で、後輪をバラしたのですが
よくよく考えればバラす必要はありませんでした。
というのも この後輪、32Hハブで2:1組みをしていますが
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リムは24Hではなく 32Hを使っているのです。
つまり この後輪は、
32Hのヨンゼロ組みの後輪から
反フリー側のスポークを半分間引いただけの
クソ手抜きホイール
というわけです。

反フリー側のラジアル組みが通らないリム穴は
コーキング剤のようなもので埋めてありました。
32Hハブ/24Hリムだと フリー側のタンジェント組みの
スポーク長さの計算が面倒なので こうしたのでしょうか。

現行のフルクラムも これと同じ
お休み位相ありの2:1組みになってはいますが、
XR200リムよりも重量とリム高がある
頑丈なリムで後輪を設計しているので
お休み位相直下の縦振れが 許容できる少なさに治まっています。

仮に この後輪を増し締めで しっかりと張ったならば、
ちょっと見れないような縦振れが出ることでしょう。
どうしても2:1組みをしたいのであれば、
XR300の24Hリムにしたほうがいいです。

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コーキング剤は 指でこすると 8ヵ所全てが簡単に取れました。

で、24Hの左右同数組みをするので
ハブは エボライトハブの24Hにしたのですが、
リムが32Hだったので ホイールが組めません。

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というわけで、クソホイールをバラしてしまったことは一旦忘れて
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

DSC00398amx12.jpg
つづいて前輪。

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ウィングハブ20H レース反ヌポークラジアル組みです。
前輪はセンターずれ無しで ややヌルい程度なので
増し締めだけで対処してもよかったのですが

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スポーク長さが やや短く、しんちゅうニップルだったので
組み直すことにしました。
ちなみに、スポーク長さが短めなのと
しんちゅうニップルなのは後輪も同様でした。

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組めました。CX-RAYとアルミニップルにしています。
ハブとリムが同じものなのに
組み換え前が601g、組み換え後が559gで
軽量化の内訳に 外周部の成分が大きいので
やった意味はあると思います。

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最後に。
元の32Hハブと32Hリムで 後輪を組み直しました。

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半コンペヨンパチ組みです。
結線は今のところ やりません(あとからでも できます)。
まずは お客さんに この状態で使ってもらって
組み直し前より走ると感じるのかどうか知りたいからです。
この後輪については、私のスカタンの補償なので
スポーク代も含め 無償で組んでおります。

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のむラボホイール5号の後輪を組みましたた  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みましたた。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありですす。

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レーシング7さん  

お客さんから レーシング7の後輪をお預かりしました。
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クイックの端にひっかけるタイプのスタンドを巻き込んで
スポークを曲げてしまったとのことです。

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フリー側に 明確に曲がっているスポークが見つかりました。
が、横振れが最も大きく出ているのは この位相ではなく、
その直下を調べると

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反フリー側にも 曲がっているスポークがありました。
これらは同じ時にではなく、別個に起こった変形だと思われます。

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直りました。

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↑交換したスポーク
リムサイドのステッカーの色が青になっているのは
ホイール単体の市販バージョンではなく
完成車メーカー向けの特別仕様ですが、
スペシャライズドだと思って お客さんに訊いたところ
そうではなく コラテックだということでした。

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レーシング ゼロさん  

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お客さんから レーシングゼロの後輪をお預かりしました。

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後輪にリヤメカを巻き込んで、
フリー側のスポークが 少なくとも1本曲がっているとのことです。
上の画像でも なんとか判別が可能ですが、
これは分かりやすくするために すでにテンションを抜いてあります。

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直りました。

DSC00362amx12.jpg
反ヤマアラシさん方向のスポークだけを
2本続けて曲げていましたが、
最後に全て受け止めたのか 2本目のほうが ひどく曲がっています
(回転に巻き込んで2本目なので 上の画像左側)。

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↑交換したスポーク(上の画像 上が2本目)

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のむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペではなく
半チャンピヨンロク組み結線ありで

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濃い赤アルミニップルです。

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のむラボホイール5号の前輪を組みましたた  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みましたた。

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エボライトハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み
赤アルミニップルですす。

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のむラボホイール3号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号の後輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒半チャンピヨンヨン組みです。
結線は あとでやります。

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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました。

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HB-9000 18H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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濃い赤アルミニップルです。

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濃い赤アルミニップルですが、
DTの赤アルミニップルが一時期 色が濃かったことがあり、
濃いほうに完全に切り替わったのかと思っていたら
薄いほうが再び主流となり
現行は全て(濃いほうに比べると)薄い赤になっています。
わざわざ濃いほうを指定された場合はそうしていましたが、
今回の前後輪に必要な分を除けば
補修用の数を残す程度となるので 一旦 終了となりました。

category: のむラボホイール

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ナストロ  

キャットアイの有線式サイクルコンピュータを
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必要最低限の長さにしたうえ コードの途中で分割できればいいなと
昔から思っていたのですが、ついにそういうのを作りました。

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防水コネクタです。

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当然、マグネットに反応します。
以上、これから書く話には全く関係ありません。
キャットアイつながりなだけです。

表題の「ナストロ」というのは、
イタリア語で テープやリボンを意味する単語ですが、
自転車のパーツで使われるのは ほとんどの場合バーテープ、
あとは まれに リムテープのことを指すこともあります。

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↑例えば これ、ピナレロのバーテープですが
ナストロ コルクとあります。
意味はそのまま コルクのバーテープという意味です。

去年の乗鞍のチャンピオンクラスで入賞した ある選手に、
みみっちい軽量化の一環として
キャットアイの「シャイニー」というバーテープを勧めて、取り付けました。
レース後に受けた取材で「特に こだわった機材はなんですか?」と訊かれて
「シャイニーバーテープです」と答えたそうです。
そこは「レース直前に買ったライトウェイトのホイールです」とか答えとけよ。まあいいや。

一見すると ナイロンの幅広ひもにしか見えないものですが、
素手で握って手汗をかくなどしない限りは 意外に滑りません。
つまり、単なる軽量パーツとしてではなく
実用上でも普通に使えるバーテープなのです。
要注意なのは、バイクをデコボコした壁に立てかけたときに
ハンドルがズリッと動くと あっさり破れる場合があることです。
立てかけるときに気を遣うのは シャイニー使いの嗜みです。

で、その彼はシャイニーを気に入るあまり
いろいろと探したそうですが、
とっくの昔に廃版なので状態の良いものが
そうそう見つかるわけはありません。フヒヒ。

で、あるとき 別のレースでキャットアイのブースが出ていたので
そこにいたキャットアイの人に「シャイニー、再販しないんですか?」と訊いたら
「ウチはバーテープなんて やったことが無い」
という衝撃の答えが返ってきたそうです。
みんながみんなとは言いませんが、
過去の自社製品を知らない社員もいるということなのでしょう。

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シャイニーについては あとで詳述しますが、
確実な反例を 先にひとつ挙げておきます。
「キャットアイのバーテープ」で

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これはコットン製です。

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あと、付属のバーエンドキャップが
「MODEL-100」だというのを覚えておいてください。

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私が持っている「ロードバイクが丸ごとわかる本 3」という本に
ミヤタ(当時)の真鍋選手のバイクが載っていますが、

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このハンドルバーに巻かれているのは キャットアイのシャイニーです。

DSC00301amx10.jpg
製造中止になって久しいと書かれていますが

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この本が出たのは 約20年前です。

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同じ本にベルナール・イノーの1985年の実車が載っており、

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これにも シャイニーっぽいバーテープが巻いてありますが
これはシャイニーではなく「ベノット」です。

ベノットというのはメキシコのブランドで、
バーテープ以外に フレームも出していたのですが
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ロゴが似ているからやめろと ピエールカルダンに訴えられた
旧ロゴ(上の画像)時代のパールイズミのポスターで、
当時の女子の強豪選手レベッカ・ツイッグ
(ウィ○ペディアではトゥイッグ表記)のものがあり
現物も持っているのですが すぐに見当たらないので

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ネットから画像を拾ってきました。
チームはセブンイレブン、フレームとバーテープはベノットです。


ここから怒涛の自撮り画像じゃあ
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シャイニー系バーテープの始祖と思われる
3Tの「セロ ナストロ プロフェッショナル」です。
意味はそのまま セロテープとなりますが、
シャイニー系のバーテープには 粘着テープの類は付いていません。

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パッケージとバーエンドキャップのロゴも 最も古い3Tの時代のものです。

DSC00310amx10.jpg
つづいて、セロ ナストロ プロの
次のロゴの時代のものです。

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カンパニョーロの昔のスモールパーツの小袋にも見られる、
日本の標準的なものより幅が短い ステープラー(ホッチキス)の針です。

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セロ ナストロ プロと関係があるかどうかは不明ですが、
ベノットの「セロテープ」です。

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一部 紙パッケージで BENOTTOロゴ入り
バーエンドキャップ仕様のものが初期型で、

DSC00316amx10.jpg
後期型は このパッケージとなります。

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メキシコ製です。

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後期型のバーエンドキャップは、ロゴ無しでメッキをした
プラスチックのものに変わっています。

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つづいて キャットアイのシャイニーの初期型です。

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初期型は「ベノット キャットアイ」とWネームになっています。
商品としての品番はNo.2500です。
ここまで「シャイニー」と表記してきましたが 正式には「シャイニィ」のようです。

DSC00321amx10.jpg
バーエンドキャップは MODEL-100です。

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後期型のシャイニーは

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キャットアイ単独ブランドの表記となりますが
モデル名はNo.2500と同じもので、

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バーエンドキャップは 基本的にはMODEL-100ですが
なにも書いていないMODEL-100のようなキャップ(形も やや違う)に
仕様変更されているものも混じっています。

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シャイニーには、No.2500の後に
No.2600という仕様のものが出ており

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DSC00327amx10.jpg
これらは簡素な包装になっています。
ベノットや No.2500と比べて
風合いというか 手触りがやや違う気がしますが
古いセロテープやシャイニーが かすかに劣化しているので
そう感じるというだけのことかもしれません。

DSC00328amx10.jpg
DSC00329amx10.jpg
あと、No.2600にはMODEL-300という バーエンドキャップが付属しています。
バーテープと同じ色のキャップで、指で潰すように押すと
ブニブニと かすかに変形するような材質ですが、
バーエンドキャップとしては重たい部類に入るので
軽量化目的の場合 これは使われません。

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MODEL-100系のバーエンドキャップです。
チネリのロゴのものはキャットアイではなく 昔のチネリ製です。

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この手のキャップは軟らかく、バーテープを巻く前に
先にバーエンドに嵌めるタイプのもので、非常に軽量です。
先日も レース仲間が これの水色を持っていないかと訊いてきたので
譲りました。貴重品やぞ

というわけで、キャットアイは過去に
バーテープを商品展開していたという話ですが、
最近 気になるものを手に入れました。

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キャットアイがサイクルイベントなどで配布している
非売品のバーエンドキャップです。

DSC00333amx10.jpg
MODEL-330という表記があり、MODEL-300と似ていますが
やや軟らかいナイロン製ではなく 硬質なプラスチック製で、
メッキ仕上げになっています。

DSC00334amx10.jpg
MODEL-300が重たい理由のひとつが
ねじで呼んで拡げるパーツが金属製だからですが、
MODEL-330は ねじ以外のパーツは
全てプラスチックなので それほど重たくはありません。

先ほど書いた「気になる」というのは、
バーエンドキャップを出すくらいだから
シャイニーの復活も考えていたりするのかなと・・・思ってみたり・・・です。

とくにキャットアイのステマじゃないけど
記事のカテゴリは「キャットアイのステマ」にしておこう


追記:この記事用に用意したけど使うのを忘れてたボツ画像
DSC09943amx10.jpg
シャイニーを巻いたバイク、何でもいいから乗ってきてくれと
レース仲間に頼んだところ これを撮らせてくれました。
結果として 私物だけでも間に合いましたが。
これを巻いているハンドルバーは
チネリの「ダイエット エビオス」というモデルで、
サイクルコンピュータの取り付けバンドに隠れていますが
EUBIOSの右上にDietと書いてあります。
ダイエットエビオスは エビオスというアナトミックバーの
バーエンドの最後の直線部分を短くカットしてあるモデルで、
それ以外の違いはありません。
つまり、エビオスのバーエンド部分を少し切れば
実質ダイエットエビオスになるわけです。
が、上の画像のハンドルバーは
ダイエットエビオスのバーエンド部分を さらに切っており
直線部分が ほぼありません。
よって言うなれば ダイエットダイエットエビオスです。

DSC09942amx10.jpg
あと ついでに、新旧デルタブレーキの内部構造の違いも撮っておきました。
旧型は 単純な菱形パンタグラフのほうで 形状が正三角形に近く、
新型は 構造がやや複雑になり縦長になっています。
厳密には この旧型のほうも初期型ではなく、
初期型は白い蛇腹が無く カバーのカンパニョーロのロゴが
プリントではなく 打刻になっています。

以下 私物バイクの画像
DSC09970amx10.jpg
先ほどのベルナール・イノーの実車と
フレーム以外のスペックをほぼ同じくする
チネリのスーパーコルサを持っていますが(→こちら)、
その再現のために ベノットの白を巻いています。

DSC09972amx10.jpg
4kg台を実現するために軽いバーテープが必要なので
シャイニーの青を巻いています。

DSC09968amx10.jpg
使い込んでも 汚れが目立たないという理由で3本ローラー用のバイクに
シャイニーの茶を巻いています。
茶色にしているのは 最も余っている色だからです。
DSC09969amx10.jpg
ハンドルバーエンドに肉抜きがあるのですが、
バーテープが薄すぎて 肉抜き穴が透けています。

「貴重なので自重しよう」とは思いつつ、よく考えれば けっこう浪費しています。
再販してくれれば オリジナルを消費する必要が無くなるのですが・・・。

category: キャットアイのステマ

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クリスキングのクラシックハブとオープンプロリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC00284amx10.jpg
クリスキングのピンクアルマイトハブと
オープンプロリムでホイールを組みました。

DSC00285amx10.jpg
前輪はクラシック ローフランジハブ32H 黒コンペ反ヌポークラジアル組みです。
クリスキングには 左右ラージフランジとまではいかないものの
そこそこラージフランジな「クラシック」というハブがあり、
これはそのスモールフランジ版の「クラシック ローフランジ」となります。
ハブフランジの径と幅は R45フロントハブと
ほぼ同じといっていいくらい近くなりますが、
ハブ胴は こちらのほうが太く、
クラシックとクラシック ローフランジが 28・32・36Hの展開であるところ
R45が 24・28・32H(フロントのみ20Hもあり)という展開となっています。

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後輪も組めました。

DSC00287amx10.jpg
クラシック ローフランジハブ32H 黒チャンピ/コンペヨンパチ組みです。
結線は あとでやります。

クラシック リヤハブは フランジ穴間寸法が 左右とも53.0mmであるところ、
クラシック ローフランジリヤハブになると
フリー側は同じく53.0mmで 反フリー側が44.0mm、
つまりスモールフランジになるのは反フリー側だけなので
スモールフランジというよりは ハイローフランジになります。
フランジ径を小数点以下1桁まで表記したのは
クリスキングの公称値が そうなっているからで、
ハブによっては下1桁がゼロでないものもあります。
ちなみに実測値も 53.0mmと44.0mmですが、
このフランジ穴間寸法のことを クリスキングでは
Flange Diameterと表記しています。
先日も書きましたが、普通「フランジ径」とか「フランジ寸法」といえば
フランジ穴間寸法のことを指すわけで、
フランジそのものの外径を指すことは まず無いと思うのです。
クラシック ローフランジハブの反フリー側、
44.0mm穴間径のフランジの
フランジそのものの外径は実測で52.3mmですが、
これがなにか有用になるという場面はありません。
シマノのカタログでは、例えば XTRのリヤハブ
FH-M9000の反フリー側だと
「スポーク穴ピッチ径」が44mmで 「フランジ径」が52.8mmとなっています。

私が「フランジ径」、クリスキングが「Flange Diameter」と呼んでいる寸法は、
シマノでは フランジ径ではなく「スポーク穴ピッチ径」となります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みましたまでの遠い道のり  

今日もホイー(以下略)。
DSC00264amx10.jpg
お客さんから パワータップのG3ハブで組まれた
のむラボホイール5号をお預かりしました。

グランジの「タイヤインストール」という
タイヤ装着用のヤットコのような工具でタイヤを取り付けようとしたところ、

DSC00265amx10.jpg
工具が滑って リムのビードフックを変形させてしまったとのことです。
・・・リムを交換することになりました。

DSC00268amx10.jpg
リムのお引っ越し中・・・

DSC00269amx10.jpg
組めました。
後ろにあるのは 組み換え前のリムです。
ホイール組みではありますが リムのお引っ越しなので
今日もホイー(以下略)。の条件を満たしません。
誰だ そんなルールを考えたのは。←お前だ


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つづいて別件ですが、お客さんから
のむラボホイール5号の前輪をお預かりしました。
後ろにあるのは 先ほどのリムです。

DSC00271amx10.jpg
ウッドマンのカーボン胴ハブ24H CX-RAYヨンヨン組みです。

DSC00273amx10.jpg
巻き込まれ落車で リムに傷が付いたので 交換することになりました。

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わりと昔に組んだものなので、サピムの14mmアルミニップルを使っています。

DSC00275amx10.jpg
ニップルをゆるめると 歯周ポケットから白錆びがボロボロと出てきました。

DSC00276amx10.jpg
これが、私がサピムのニップルを使わない理由のひとつです。
DTのニップルでは同様の事例が絶対に起こらない、
というわけではありませんが 起こる頻度が全然違います。

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リムのお引っ越し中・・・

DSC00278amx10.jpg
組めました。
アルミニップルを DTの12mmに交換しています。

後ろにあるのは 組み換え前のリムです。
ホイール組みではありますが リムのお引っ越しなので
今日もホイー(以下略)。の条件を満たしません。
誰だ そんなルールを考えたのは。←お前だ


ここからようやく今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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7700ハブで のむラボホイール5号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんお持ち込みの7700ハブで
のむラボホイール5号を組みました。

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前輪はHB-7700 28H CX-RAYヨンヨンイタリアン組み、

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後輪はFH-7700 28H ヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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