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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

バレットウルトラさん  

お客さんから バレットウルトラをお預かりしました。
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ハブにガタがあるものの 近所のショップ2件ともが直せなかったので
当店に お持ち込みされたということです。
「バレットウルトラ」にはUSB仕様とCULT仕様がありますが
(今回のはCULT仕様)、
いずれも当然 カップ&コーン式なので ガタが取れない道理がありません。

実は下位グレードの「バレット」はカップ&コーン式ではなく
カートリッジベアリングなので、ハブの仕様に関してはシロッコなどと同じです。
よって CULT化もできません。

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玉当たり調整ナットの固定ねじをゆるめても
調整ナットが締めこめない状態で、現状 ハブにガタがあります。
この程度の問題も解決できないのに ショップが出来るのか。すげえ。
お客さんに 2件ともの店名を訊きましたが
ここに書かないことを約束しているので晒せません。
なんでも、どっちかのショップでは ハブの交換が必要と言われたそうです。
あるいは カンパニョーロと提携しているショップ?から
修理に出す必要があると。

私には原因が分かっていたので 作業前にお客さんに説明してから
結果その通りだったというのを お客さんの目の前で証明しました。
左側の玉押しに センタリング割り入りワッシャーが強く食い込んでいて、
手の力では 調整ナットを締めこめなくなっているだけです。
なので一旦 玉押しからクサビを開放してやればいいだけです。
それを直すだけなら 5分とはかかりませんでした。
こんなことでハブの交換がどうとか抜かす、
自分が対処できない事例に対して 大げさな話をフカしてごまかす
クソショップ
が、みたいな話を ちょうど昨日ここに書いたところだと
お客さんに話しました。

気の毒なのは、こうした案件のうち一部は
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんに
持ち込まれる場合も あるということです。
アホの相手というかケツモチは大変ですな、
私も しょっちゅう そんな事例に相対しているので
心中お察しいたします。

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↑これはニュークリオンの玉当たり調整ナットですが、
昔のハブは21mm幅の2面つかみしろがあったので
工具で ナットが回せました。
なのでクサビが効いていてもゴリ押しできたのですが
そもそも カンパニョーロのこの手のハブの玉当たり調整に
工具を要するほどの締め込みは不要ですし
(クサビが効いているなら一旦 解除すればいいだけ)、
ここに工具がかけられるがために 締めすぎてゴリゴリになったハブも
当時 たくさん見たので、そういうのもあって
カンパニョーロのほうでも ここのつかみ面を廃止したのだと思います。

後輪ですが、横振れほぼ無しで うっすらセンターずれがありました。
フリー側にずれていたのと 伺った使用歴から
経年使用によるものだと思っていたのですが、
ついでに一緒に持ってこられた前輪が ほぼ振れなし、
センターが カンパニョーロの出荷状態ではありえない量で
ガッツリずれていた(1円玉の厚みくらい)ので訊いたところ
先ほどの2件のうち1件のほうでの振れ取り履歴があるということです。
後輪は断定できませんが、
前輪は「振れ取りごっこ」で ずれているのは間違いありません。
経年使用で リムブレーキの前輪が ずれることはないですし、
振れ取り作業をして この量のセンターずれを残したまま
「出来ました」と言って金を盗るのはショップの仕事とは言えません。

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レーシングゼロカーボンDBさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンDBをお預かりしました。
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新品です。先に点検したのが後輪なので まずは後輪から。

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センタードンピシャ、ほぼ振れ無しでした。
前輪も、画像を撮っていませんが同様でした。

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このカーボンリムですが、基本は ユニディレクショナル模様で

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リム穴周りのみ クロス模様となっています。
これは補強の意味合いがあるとのことですが、
スポークテンションが リムブレーキモデルより
極端に高いというわけでもないので、
むしろ補強部分が リムブレーキモデルと同じ厚み、
それ以外の部分が リムブレーキを想定していないので
軽量化のために薄くしてあり 結果
リムブレーキ用リムより軽量に仕上がった、という可能性があります。
それについては いずれリム交換などする日が来れば知ることになるかもしれません。
まあ教えるつもりはないけどな。
↑うわこいつかんじわるい

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リム穴周りの補強なので、お休み位相にはありません。
センターゲージは リムに貼ってあるステッカーの厚みを拾うので
ディスクブレーキ用リムで リムサイドにまでステッカーがある場合
ステッカー無しの位相にセンターゲージを当てる必要がありますが、

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この補強、そこそこの厚みがあるので
センターゲージを当てる位相にしてはいけません。
となると、ごく限られた位相に注意深く当てる形になります。
あるいは 補強の位相同士で見てもいいかもしれませんが。
この点、要注意なのですが
注意するのは私であって お客さんには関係の無い話ですね。

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前輪も点検しました。
先ほど書いたように ほとんど なにもせずに済みましたが。

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前後輪とも2:1組みのスポークのうち

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2側のスポークより

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1側のスポークのほうが厚くなっています。
幅は同じです。
これが、そのうち書くと以前に書いていた「第3のアルミスポーク」です。
別の機会に書こうと思っていて それ用の画像もあるのですが、
とりあえず 触れておきます。

なぜ 2:1組みの1側、左右異数組みの少スポーク側の
スポーク比重を大きくするのかですが、
後輪の場合 ディスクローター側が
ラジアル組みになるという理由が考えられます。
が、このホイールでは 前輪の1側も厚スポークになっています。

左右異数組みに対するカウンターとして
左右逆異径組みをしている後輪といえば
コリマの12:8Hのホイールがありますが、
あれはリムブレーキなので
反フリー側のスポークを太くする理由に
ディスクブレーキ云々は関係ありません。

また、当初 カンパニョーロではディスクブレーキ用のホイールを
ゾンダDBと ボーラワン50DBの2モデルで展開していましたが、
このうち左右逆異径組みを採用しているのはゾンダDBのみで、
現行のボーラDBには 50に加えて35、WTOの45とありますが
これらは いずれも左右同径組みです。
私が最初に アルミスポーク仕様のホイールで
左右逆異径組みを見たのは シャマルウルトラDBです。
コリマの12:8Hの後輪でも、
リム高が高いモデルでは 左右逆異径組みになっていません。
カンパニョーロ/フルクラムも コリマも、
リム高がある程度高くなると 左右逆異径組みをしていません。
ある要素の大小を勘案したときに
おそらくはリム高がどうこうではなく
スポークの短さで 逆異径組みを採用するかどうか
決めていると思うので、仮にゾンダに24インチ仕様があったとすれば
左右同径組みにすると思われます。
カンパニョーロ/フルクラムとコリマと私で
左右逆異径組みを決定する判定基準というか
勘案している要素は 同じか、大筋では違わないと思うのですが
メシノタネコードに引っかかるので 詳しくは書きません。
ゾンダDBを見たときに、仮に今後 シャマルウルトラやレーシングゼロで
ディスクブレーキ用のホイールを出すなら
少なくとも前輪は 逆異径組み用に 幅か厚みの違うスポークを
わざわざ用意するかもしれないと思ってはいたのですが
本当にやったので 驚きました。

2:1組みのリムブレーキ用の完組みホイールは
フロントとリヤ左スポークが同じ長さで共用ということが多いですが、
ハブの寸法を根本から設計できるメーカーであれば
「ディスクブレーキ用の2:1組みホイールは
後輪のほうがオチョコが大きい
=フランジ径が同じなら リヤ右とフロント左では
後者のほうがスポーク長さが長くなる、のを
同じスポーク長さになるように フロントハブの寸法を調整する」
ことで リヤ右とフロント左のスポークを同じに出来ると思うのですが、
実際に調べてみたところ
ボーラWTO45DBでは リヤ右とフロント左、
リヤ左とフロント右がそれぞれ同じ長さで
前後輪で2種類のスポークとなっていました。
私が思いつく程度のことを カンパニョーロがやらないはずがありません。
と思っていたら
ボーラワン50DBと35DBとゾンダDBでは
確かにリヤ右とフロント左が同じスポークではあるものの
リヤ左とフロント右が別個の長さなので 前後輪で3種類、
シャマルウルトラDBでは全て違っていて 前後輪で4種類でした。
スペアスポークの在庫を揃えるのががががっがっがg

category: スポークの話

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XTの後輪のリム交換をしました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからWH-M8020の後輪をお預かりしました。

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WH-M8000が リム高18.8mm、リム幅23.9mmで
想定している用途がXC系、
WH-M8020が リム高18.8mm、リム幅27.9mmで
オールマウンテン系といった感じになっています。
どちらにしても 18.8mm高というのが 今回の要点です。
リム径は 27.5インチと29インチで出ていますが
これは27.5インチです。

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ビードフックがベコッたので リムの交換をご希望です。

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バラしました。

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で、交換ご希望のリムが 同じ27.5インチで28Hの

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レースフェイスの
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ARC27というリムです。
ARCHではなくARCなので 読みはアークでいいでしょう。
ARCシリーズにはARC24、27、30、34、40、45とあり、
ロードバイクのリムだと数字で リム「高」が変わるのが一般的ですが
ARCリムの数字は リム幅(正確にいうとリムの内幅)のことで、
リム高は一貫して20mm高、穴数は28Hか32H、
リム径は27.5インチのみの展開となっています。
元のXTのリムは外幅で27.9mmなので、
リム交換で やや広くなることになります。
メーカーサイトを見ても リムの外幅についての表記はありません。
内幅プラス3mmぐらいだから分かるだろ、
むしろ内幅表記のほうが 必要なチューブレステープの幅が分かりやすいから
ありがたいだろ、ということでしょうか。

ARCのリム高は 公称20mm高ですが、どうしたわけか
XTホイールの公称18.8mm高より うっすら低いです。
お客さんとしては ストレートスポークの使い回しを ご希望ですが、
リム高が低い=リム内径が大きい=スポークが長くなる、ということなので
普通に考えれば スポークの使い回しは出来そうにありません。
が、XTのホイールに使われている専用のアルミニップルは ねじ山長さが長く、
XTのリム+専用ニップルと レースフェイスのリム+汎用ニップルの
組み合わせで計算した場合の 実効リム内径では
かえって スポークを少し切らなければいけないということが分かりました。
その寸法差が スポークのニップル側のプレーン部分から切り出せる範囲だったので、
スポークが使い回せることが確定しました。
もちろん、XTの元のリムで組むことは出来なくなりますが。

あとARCのリムですが、オフセットリムではありません。
XTのリムはオフセットリムです。
ARCオフセットというリムもありますが、
メーカーサイトに「NEW」とあり新製品のようなので
お客さんがリムを探していた時点では 無かったのかもしれません。
ちなみにARCオフセットは 27.5インチ以外に29インチもあり、
リムの内幅を示す数字は 25、30、35、40、
あと 30ヘビーデューティとなっています。
30ヘビーデューティは 30と同じサイズで
あえて100gほど重たくして頑丈にしたモデルです。
リム幅はARCより細めの傾向があり
メーカーサイトでも オールマウンテンやエンデューロだけでなく
XC向けも謳っています。
こちらはリムの外幅表記もあり、内幅25、30、35、40mmに対して
28、33.5、38.5、43.5mmなので
内/外幅の差が 25では3mm、それ以外では3.5mmとなっています。

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組めました。

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スポークは 左右とも同径の丸バテッドですが、
オフセットリムじゃなくなったので フリー側をプレーンにして
スポークの変形量の左右差を埋めつつ、
リム交換に際して切るスポーク長さが2mm以上になるので
ノーカットの元フリー側が
組み直し後の反フリー側のスペアスポークにできる、とか

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最終交差は 左右とも元々編んでいないところ
反フリー側だけでも編んで(これはプライムの後輪でも見られます)
さらに結線すれば、とか 色々思うところはありましたが
今回は余計なことをせずに リムの交換に徹しました。

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ハブはホイール組み前に一応 洗っておきました。

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CLX64さん  

お客さんから CLX64の後輪をお預かりしました。
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「自称ホイールを触れるという知り合い」に やらかされたので
直してほしいとのことです。やらかしに関しては素人さんのことなので
あまり手厳しいことは書かないことにします。

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横振れは あまり無く、センターずれがあります。
これらは やらかしとはほぼ関係ありません。

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ニップルを1ヵ所 ナメています。

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それとは別に扁平部分をねじってしまったスポークが2本あり、

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↑ねじれ1本目
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↑ねじれ2本目

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画像がボケていますが、ねじれスポークは最終交差の隣り合った2本です。
これらが やらかしです。

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それとは関係ありませんが、貼ってあるDTのチューブレステープの
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バルブ穴周りの処理がテキトーです。
これはメーカーの出荷状態からのことです。

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このホイールのニップルは外周側の六角をつかんでも回せます。
外周側で回すこと前提のニップル(※)は
内周側の四角のつかみ幅が短いものが多いですが、
このニップルは汎用ニップル並みのつかみ幅があります。
それでもナメていたのは工具のサイズが合っていなかったからでしょうか。

※ヴィットリアの完組みホイールに
ニップルの内周側の形状が 紙コップを逆さにしたような円錐状で
つかみしろが全く無いものがありますが、
外周側でしか回せないのであれば
内蔵ニップルにしたほうがいいのでは?と思います。

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↑ニップルを交換する都合上外したスポークのスポークヘッド
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↑補修用スポークとして加工したスポークのスポークヘッド

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直しました。

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↑スポークを交換した位相
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↑ニップルを交換した位相
この3ヵ所のニップルの調整だけで ほぼ直ったので、
吊るしの状態からあったであろうセンターずれ以外に
このホイールを触る理由は無かったと思われます。
そのセンターずれを直そうとしたのかもしれませんが。

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センターも出してます念のため。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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CLX50ディスクさん  

お客さんから CLX50ディスクの後輪をお預かりしました。
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ゴクッと振れがある位相がありますが、

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その直下のスポークに顕著な変形があるので
これが原因で間違いありません。
ローヴァルのホイールは、最近のホイールでは珍しく
リム高が高いカーボンリムでも 丸スポークを採用していることがありますが
今回は エアロスポークです。
これは 補修に関して非常に重要なことで、
丸スポークの場合 補修用のスポークが入手しづらいのです。

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あと、スポークヘッドがスライスしたエリンギみたいになっているのも
ローヴァルの特徴です。
これはスペシャライズド傘下のゾンビブランドになる前の、
フランスの完組みホイールブランドだった 旧ローヴァルからの特徴です。
上の画像 右のスポークは 私が加工した補修用のスポークですが、
バイスで はさんだ際の網模様が付いています。

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スポークヘッドの端から見ても 同じような形状なので
加工工程も 同じような感じだと思われます。

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直しました。
作業の都合上 ディスクローターは一旦外しています。

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↑交換したスポーク

作業後に
「ウチではスペシャやってないから見れません、とか(私は)言わんやろ?」
と お客さんに言ったのですが、その経緯について。
これの作業前に別件で のむラボホイール5号の点検をしておりまして
(このローヴァルのお客さんも そのときに待っておられたのですが)、
「のむラボホイール5号の後輪のフリーボディが原因不明だけど何かおかしい」
と近所のショップで言われたので 見てほしいとのことでした。
もちろん見るには見ますが、その近所のショップとやら、
おかしいと思うなら(断言するなら)お前が直してみせろよ、という話です。
やりもせんのに、しかも おそらくは出来もせんのに
テキトーなことをほざくなクソザコが。
ちなみに、フリーボディに異常はありませんでした。
まあ のむラボにびびって手出しをしなかったという可能性はありますが、
どのみち 誤診だったわけです。

「ウチでは出来ません」というハードルが低すぎ、
あるいは やったらやったで触る前以上におかしくするか
ちゃんと直したという結果が出せないという
クソショップが多すぎだと思うのですが、
よく考えれば それが私の食い扶持にもなっているのも事実です。
私自身 安請け合いをして 結果 地獄を見るきらいはありますが、
そうでもしないと いつまで経っても 出来ないことが出来ないままになります。

それはともかく、今回のローヴァルの後輪と同じような件を
今年の9月7日にもしていますが、
画像を撮っただけで記事にはしていなかったので
次の記事にします。

category: のむラボ日記

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ボーラ ワン 50さん  

お客さんから ボーラワンの後輪をお預かりしました。
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スポークに傷があるということです。

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↑反フリー側のスポーク1本に傷がありました。
基本的に この位相で振れが無ければ交換しない、
でも お客さんが希望するなら交換はする、ということにしていますが
このスポーク直下で けっこうな振れがあり、
傷だけでなく 曲がっているのは間違いありません。

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直しました。

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↑交換したスポーク
この交換したスポーク直下のニップル以外は ほぼ触っていません
(2ヵ所ほど うっすら振れ取りしただけ)。

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AL22リムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22リムで前輪を組みました。
昨日の後輪の相方です。

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HB-T780 32H コンペロクロク組みです。
リムのステッカーですが、フレームの色が赤/黒で
色が合っているので そのままということになりました。

category: のむラボ日記

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AL22リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんお持ち込みのTni AL22リムで後輪を組みました。

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ステッカーを剥がして、とは言われてなかった気がするので
一応 そのままにしています。

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FH-T780 32H 全コンペヨンロク組みです。
結線は たぶんやりません。

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このハブ、左フランジより外側がハブ胴より太い・・・のは別にいいのですが
妙に長いのが気になったので 調べてみました。

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シマノの資料によればフランジ幅(シマノは外~外)で57.4mm、
オチョコ量は6.6mmと 分かりにくい書き方をしていますが

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以前にも書いたように これは
「フランジ幅の半分」に「オチョコ量」をプラスマイナスしたものが
左右それぞれのフランジ幅となります。
最初っからこの数値を書いといてくれや、と思うところですが
昔の資料ではそうでした。

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↑これは980系XTRのハブの数値で、
左が FH-M985(135mmクイック+ディスクブレーキ台座)
右が FH-M988(142mmスルーアクスル+ディスクブレーク台座)
となっています。
980系には リムブレーキ(Vブレーキ)仕様が無いので
FH-M980というハブはありません。
で、このハブの左右フランジ幅は 数値そのものが記載されていますが
FH-T780と同じく22.1/35.3mmです。
T780系XTはトレッキング用のコンポで、
これのMTB用コンポはM780ではなく
品番と年代が進んでM8000系となっています。
M8000系の135mmクイック仕様のリヤハブ(ディスクブレーキ台座あり)の
FH-M8000の左右フランジ幅も 22.1/35.3mmです。

トレッキング用コンポは T780系XTが最上位かつ現行モデルですが、
その下のグレードのT610系デオーレのFH-T610は
フランジ幅が59.2mm、オチョコ量が7.8mmとなっています。
これは左右の幅でいうと 21.8/37.4mmです。
さらに下位グレードのT4000やT3000も フランジ幅は59.2mm、
つまり リムブレーキ用のハブで XTだけが
ディスクブレーキ用のハブと同じ寸法になっているということです。
今回の後輪、オフセットリムでもなければ
チャンピ/コンペなどの左右異径組みにもしていないのに
妙に スポークテンションの左右差が少ないとは感じていました。
スポークテンションの左右差は 組み方で ある程度なんとかできますが、
フランジ幅は 私が いじれない要素なので広いほうがいいです。
ちなみに 950系XTRと それと同年代の750系XT、M570系LXでは
リヤハブ(135mmクイック仕様しかない)の寸法は
60mm(23.2/36.8mm)となっています。
9S時代のコンポなので 10SやMTB用11Sスプロケットの取り付けを
想定していないからというのもありますが、
60mm幅というのは かなりのワイドフランジです。

最近ののロード用11Sハブ(130mm幅)の
フランジ幅も57mmくらいではありますが、右フランジ幅が20mmもなく
57mmの配分が 19.5/37.5mmくらいのものが多いので、
57.4mmで22.1/35.3mmというのは
ロード用のハブより はるかに健全なオチョコ量です。

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XR26Tリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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XR26Tリムで後輪を組みました。
先日の前輪の相方です。

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シマノFH-RS400 28H チャンピ/コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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↑フリー側
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↑反フリー側
リヤリムとしてお預かりした
このXR26Tは、オフセットリムです。

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カンパニョーロ・フルクラムのスポークが入荷しました  

カンパニョーロとフルクラムのスペアスポークが入荷しました。
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フルクラムのみ
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パッケージのデザインが変わっていますが
無駄に空気を運んでいるのは相変わらずです。
缶詰でもないので「チェコの新鮮な空気入り!」というわけでもありません。

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これは1本入りですが、同じ箱に入っている
後輪用の21本コンプリートキットであっても
たいがい空気を運んでいる点は同じです。

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空気ではなく配慮さんミニを詰め込むと こんな感じになります。

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ついに、ボーラWTO45のスポークが届きました!
待ってたぞい。

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アルミスポークはチェコ製ですが、
吊るしのホイールを組んでいるのは ルーマニアです。
ルーマニアで作れないんでしょうか。
ルーマニアとチェコは隣国ではありません。
チェコが チェコスロバキアだとしても 隣にハンガリーがあります。

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スチールスポークはイタリア製です。
これはおそらく カンパニョーロ内製というわけではなく、
かつてカンパニョーロの完組みホイール(シャマル12などの時代)の
スポークを製造していた ACIというスポークメーカーの工場で
作られているのかもしれません。
ACIは、別のイタリアのスポークメーカーのアルピナに買収されたので
現在 ACIアルピナというメーカーになっています。
しかし、ボーラのスポークを見る限り
どー見ても ベルギーのサピム製だと思われる部分があるので
「サピムからスポークを買う→
箱詰めという工程無しには 商品の形態にならないので、
箱に詰めて商品になった場所がイタリアなら イタリア製」という感じで、
イタリアでスポークに塗装や加工などをしていなくとも
最終出荷地がイタリアなら イタリア製という理屈なのかもしれません。
その場合でも「検品」という作業はしている、と言い張れます。
あるいは、ゾンダやボーラのフロント/リヤ左スポークの
スポークヘッドにある回り止め加工の形状が
他メーカーに見られない潰し方なので、
その2次加工だけはイタリアで行っているということなのかもしれません。

※サピムがスイスだと書いていたので訂正しました。
DTと間違えました。ご指摘のコメントありがとうございます。


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ゾンダやボーラやスピードなどのスチールスポークは
1箱4本入りですが、同じスポークは ひとつの箱にまとめています。

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↑なので これらの箱は全て違うスポークで、1箱に1種類です。
アルミスポークは 紙の箱ではなく 別の箱にまとめています(→こちら)。

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
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落車をしたので振れ取りと、あと おしゃれ泥棒をご希望です。
ということですが、落車性の振れが見当たらず
全く振れが無いわけではないものの ほぼ無し、
他メーカーのホイールだと 出荷状態で これ以上振れてるのもあるぞ、
という程度にしか振れていません。
後輪のみ かすかにセンターずれがありました。

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前輪のスポーク交換ができました。

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つづいて後輪。
上の画像でも なんとか判別できますが、
赤スポークにしたい 反フリー側のバルブ穴直近のスポークに
自己融着テープでホイールマグネットを付けてあります。

バルブ穴直近のスポークを 赤スポークにして
マグネットのスポークを どこかに移すのは大した手間ではありませんが、
レーシングゼロのリムのホイールバランス的には
マグネットの重量もバルブ側にあったほうがいいので

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赤スポークにマグネットを取り付けるのを
お客さんにお任せすることにしました。

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アイオロス プロ 3さん  

お客さんから ボントレガーの後輪をお預かりしました。
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1ヵ所 横振れがあります。振れ取り台にかけると顕著、
回ったホイール単体を目視だと ほぼ分からないくらいですが、
ブレーキを軽く当て利きさせると 分かるのかもしれません。
横振れの近辺のスポークを触ったところ スポークの変形はありませんでした。

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が、センターが そこそこずれていました。
横振れの影響を なるべく避けるべく
横振れの位相から 90°ずらした位相で当てています。

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振れ取りしつつ センターを出しました。
リムが反フリー側に寄っていたので
増し締め傾向で センター出しをするには
元々張っているフリー側を さらに張らなければならず、
スポークテンションの左右差が そこそこある後輪だったので
反フリー側を さらにゆるめるというのも厳しく、
なんとか ほぼフリー側の増し締めだけで出しました。

気になるのは、おそらくは このホイールを履いているフレームはトレックで
(トレック乗りでもないのに ボントレガーのホイールを わざわざ
単品で買う奴なんているわけ無いだろ みたいな含みはありません念のため)

そこそこ最近のモデルで そこそこワイドリム、
そしてリムブレーキ仕様なので
フレーム側のブレーキがダイレクトマウント仕様である可能性が高いです。
お持ち込みされたのは代理の方なので 詳しくは分かりませんでした。
あの量のセンターずれを修正すると、
ダイレクトマウントブレーキの場合 位置調整が必要になります。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
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まずは前輪から。

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スポークが1本えらいことになっています。
これでも ハブやリムにダメージが無いのはすごい(少なくとも外見上は無い)。

運送屋さんのトラックから荷物を降ろしているところの横を通るときに、
かなり大回りに避けて通ったつもりが
積荷が倒れて避け切れなかったとのことで、
事故なので警察も呼んで処理したそうです。

DSC03946msn2.jpg
DSC03947msn2.jpg
直りました。

DSC03962msn2.jpg
↑交換したスポーク
これ1本だけで全て受けていて、他のスポークに変形はありませんでした。
後輪は画像を撮っていませんが、センターずれ無しで 振れも無しでした。
ていうか 少し前に私が点検してるんですよね、このホイール。

category: のむラボ日記

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クリスキング内製の手組みホイールさん  

コンピュータRPGの黎明期のタイトルのひとつに
ウィザードリィ(Wizardry)というのがありますが、
その中に出てくるモンスターの中にARCH MAGEというのがいます
(原版のApple II版は全て大文字、
ファミコン版では1のみ 英語設定にしても全て大文字)。
mageは魔法使いという意味ですが、
ここでいうarchとは 頭目の~という意味の接頭辞です。
これをカタカナ表記するときには「アーク」とすることが多く、
アークメイジとかアークエンジェルとかアークデーモンといったように
より上位のモンスターだという表現ができるわけですが、
接頭辞のarchの場合に「アーク」と発音するのは
つづく単語が母音で始まる場合のみ、
つまり上の例でいうと arch angelのみ アークエンジェル表記が より正確で、
それ以外は アーチメイジやアーチデーモンと表記したほうが
より正確ということです(英語の発音を カタカナで完全に正確に表記はできませんが)。
これを知ってか ファミコン版のウィザードリィ1のみ
ARCH MAGEを アーチメイジと訳していましたが
2作目以降はアークメイジに変更されてしまいました。
2作目以降と書いたのは、PC版とファミコン版では
2と3の順番が逆だからです(PC版の2はファミコン版の3)。
ドラクエ3にも arch mageを語源とするモンスターがいましたが、
これはアークマージという名前になっています。
海外で(というかアメリカで)展開していた
ドラクエのローカライズ版は、当初DRAGON WARRIORとしていました。
すでにアメリカでDragonQuestというテーブルトークRPGがあり、
DRAGON QUESTという名称が使えなかったためです。
2003年10月に権利関係の問題を解消して
海外版ドラクエもDRAGON QUESTとなりました
(スクウェアとエニックスが合併したのが2003年4月)。
NES(ニンテンドーエンターテイメントシステム・海外版ファミコン)版の
DRAGON WARRIOR Iのテキストですが、
シェイクスピアの時代のような古い英単語が使われています。
ドラクエ1では、死ぬと「あなたは しにました」というテキストが流れますが
これがNES版では「You are dead.」ではなく「Thou art dead.」となっています。
ドラクエは、これまた黎明期のコンピュータRPGのひとつ
ウルティマ(Ultima)に「影響を受けて」いますが(穏便な表現)、
初期のウルティマでも古い英単語が使われています。
たとえば シナリオ1でパブに入って 酒代を払って情報を聞くと
「Thou had best know~(~をするといいよ!)」というテキストが流れます。
ドラクエ1をローカライズしたのは 日本人かアメリカ人かは知りませんが、
ウルティマっぽい雰囲気を出そうとしたのかもしれません。
archに話を戻しますが、
橋の構造や門の形状についての 名詞のarchは「アーチ」と発音します。


お客さんから クリスキング内製のホイールをお預かりしました。
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リムは スタンズのARCH MK3、
ハブは 当然ながらクリスキングで ISOハブです。

このリムですが、アーチなのかアークなのか(多分 アーチ)
判然としなかったので、こういうときは英語圏の動画を見ると早いです。
・・・どう聞いても「アーチ」寄りだったので アーチとします。
ちなみに MK3のところは マークスリーではなく
エムケイスリィといった発音でした。

DSC03923msn2.jpg
前後輪とも32H 全黒レースロクロク逆イタリアン組みです。
リヤハブにのみ「エラソーな札」が付いており、

DSC03924msn2.jpg
組み手の署名が入っています(念のため書いておきますが、
署名の部分にペンギンが印刷されているわけではありません)。
後輪はセンターずれ無し、振れもほぼ無しでした。
さすがに エラソーな札を提げているだけはあるわい。

DSC03926msn2.jpg
つづいて前輪。

DSC03927msn2.jpg
DSC03928msn2.jpg
ずれとるやんけ!

DSC03930msn2.jpg
DSC03931msn2.jpg
直したわ!

DSC03929msn2.jpg
サピムのレースですが、DTのコンペティションと
バテッド部分/非バテッド部分の寸法が同じながら
非バテッド部分の割合(長さ)は異なります。
見ての通りニップル付近といってもいいくらいのところで
バテッドが始まっており、
コンペよりスポーク比重の数値に出るくらいには軽いのですが、
ある長さから スポークカッターを使って得られる範囲が狭いので
私はコンペを多用しています。

DSC03925msn2.jpg
↑前輪
DSC03919msn2.jpg
↑後輪
スタンズのリムテープが1重(バルブ穴近辺のみ2重)で
張ってありましたが、穴のあけ方が よろしくありません。
前輪は 横方向にずれていますし、
後輪は バルブを挿したときに
バシッと前後方向に裂け目が広がりかねない形をしています
(そうなったらエア漏れの原因になるので テープを交換しないといけません)。

DSC03920msn2.jpg
しかもバルブ穴の中心からも やや外れています。
各々 この状態から、ハンダごての熱で バルブ中央に丸い穴をあけました。
リヤリムも なんとかテープの交換無しで使えるようにできました。
スタンズのチューブレステープですが、ハンダごての熱で溶けます。
メーカーによっては(DTやマヴィックなど)溶けないリムテープもありますが、
溶けるタイプだと 2枚重ねの部分が熱で溶着されます。

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レーシングゼロナイトさん  

お客さんから レーシングゼロナイトをお預かりしました。
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点検と おしゃれ泥棒をご希望ですが

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ブレーキゾーンに ブレーキシューに関する注意書きのステッカーが
貼ってあるままなので 新品です。

DSC03354msn2.jpg
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まずは前輪から。すでに作業後の画像です。

DSC03352msn2.jpg
DSC03353msn2.jpg
センターずれが無かったので 作業前の画像は撮っていません。
うっすら 振れはありました。

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DSC03359msn2.jpg
つづいて後輪。

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こちらも元からセンタードンピシャ、振れもほぼ無しだったので
赤スポークのニップル以外 ほぼ触っていません。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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XR26Tリムで前輪を組みました  

表題と ほぼ関係ない話ですが、
イタリアにフォーミュラというディスクブレーキのメーカーがあります。
それとは別に台湾に おもにハブを出しているフォーミュラというブランドがあり、
どちらのフォーミュラもディスクブレーキ用のハブを出しているので
「フォーミュラのディスクハブ」とだけ聞くと どっちのことだか分かりません。
ディスクロード用のコンポが本格的に世に出る前、
デュラエースグレードとしてのディスクブレーキや
カンパニョーロのディスクブレーキコンポが出る前に
コルナゴが油圧ディスクブレーキのロードバイクを
フラッグシップモデルで出していましたが(C59 DISK 2013)、
ブレーキレバーはフォーミュラ製でした。
あっ、ピナレロのドグマもそうですが イタリアンブランドの場合
ディスクの綴りは DISCではなくDISKであることが多いです。

昔のフォーミュラは ローターの規格が自社規格で、
160mmではなく165mm、6穴ではなく4穴(当然ハブ共々専用品)でしたが
さすがに現在では160mmで6穴を採用しています。
デファクトスタンダードが確立される前の揺籃期には
こういう「ウチの自社規格が業界標準になるかも」
とかいう考えが 頭をよぎるようです。

ディスクブレーキの台座も、固定ボルトを横方向から締める
「インターナショナルスタンダード台座」が
インターナショナルでスタンダードには・・・なりませんでした。
固定ボルトを縦方向から締める「ポストマウント台座」のほうが
ブレーキパッドとローターの非平行具合を修正しやすいからでしょうか。
ポストマウント系の台座で、固定ねじの間隔が狭い「RR台座」というのがあり、
クラインはじめトレック系のブランド(トレックやゲイリーフィッシャー)や
シュウインのリヤブレーキなどに採用されていたのですが、
RR台座用のヘイズのブレーキというのが またレアでして、
それを使わず 組むのであれば
RR台座をポストマウントに変換するのは無理なので
インターナショナルスタンダード台座に変換するしかありません。
興味のある方は「Klein 22mm mount」で検索してみてください。
しかし このRR台座、現行のロード用ディスクに採用されている
フラットマウント台座そっくりです。
「フレームに穴が貫通していて
ねじ穴がブレーキ側にある」かどうかの違いはありますが。

ジェイミスのディアブロ カーボンという伝説的名車の
超絶に狭い後ろ三角にあるのもRR台座ですが、
このフレームは RR台座用のヘイズのブレーキを使う以外に手はありません。
インターナショナルスタンダードに変換するアダプターは取り付け可能ですが、
後ろ三角が狭すぎて そのアダプターに取り付けられる
ディスクブレーキキャリパーというのが無いのです
(リムブレーキ用の台座もあるので Vブレーキにすることは可能)。
興味がある方は「Jamis diablo 1998」で検索してみてください。
この手の規格戦争で 最も迷惑をこうむるのはユーザーです。

最近では 圧入BBで、n匹目のどじょうを狙って
色んなメーカー(おもに大手)が好き勝手こいていますが
お前ら マジでいい加減にしろよ。

今日もホイー(以下略)。
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キンリンのXR26Tというリムで前輪を組みました。
キンリンには 他にも XR22TやXR31Tという24mm幅のリムがあり
(厳密にはXR26Tのみ 公称23.8mm幅)、
Tniでは XR22TをAL22W、XR31TをAL31Wという
モデル名で出していますが、XR26TのTni版というのはありません。
というのもこのXR26T、バイクハブストアドットコムの専売モデルだからです。
当店にも BHSの箱で届いてます。

DSC03957msn2.jpg
チューブレスレディリムで、

DSC03959msn2.jpg
ブレーキゾーン以外の部分は サンドブラスト仕上げです。
これは特注仕様で、XR22TとXR31Tは
メーカーの標準仕様も BHS版も Tni版も全て
グロッシー(つやありツルツル仕上げ)仕様です。

DSC03961msn2.jpg
24H 全コンペロクロクイタリアン組みです。
6本組みなのは お客さんの希望です。
ハブは 台湾フォーミュラのOV-31というハブですが、
フォーミュラのロゴがハブ胴に無いバージョンです。

DSC03960msn2.jpg
↑この、ダストキャップ全体がテーパーになったゴムのパーツというのは
ジョイテックのハブの仕様なので、製造元は ジョイテックのようです。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムで後輪を組みました。
昨日の前輪は ブレーキゾーンありのリムブレーキ用でしたが、
後輪のリムは それに加えてオフセットリム仕様です。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みで

DSC03941amx12.jpg
緑アルミニップルです。
結線は あとでやります。

DSC03942amx12.jpg
ワイドリムだと オフセットリムにする際の
リム穴位置のずらし幅が大きく取れる、というのは
メリットのひとつに挙げてもいいかもしれません。

category: のむラボ日記

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DTハブのスターラチェットの山数を3倍にしました  

DTのスターラチェットですが、
DSC03077amx12.jpg
1周18山の通常のラチェットとは別に
山の数を2倍にした36山ラチェットというのがあり、
さらに最近 3倍数の54山ラチェットというのが出たので
普段乗りのバイクのリヤハブに取り付けてみました。
このあと専用グリスをベッタリと塗布していますが、
それをケチるか 経年使用で量が減ってくると
フリー走行時に クリスキングのR45ハブと同じような、
しかし それより不快な(←個人の主観ですが)
「ジィー」ッという かなり大きなラチェット音が鳴ります。

ここの山が増えたことで体感できる変化はあったか、というと
登りで低ケイデンスのときに 足がクランクの逆回転方向に動く感じが無くなったので
パワーロスの軽減が実感できた、みたいなことを書きたいところではありますが
実のところ 全く効果が実感できませんでした
トライアルバイクなどでは ラチェットの山数が重要になってきますが、
ロードバイクでは正直 分かりませんでした。
ただ、機材というのは変えたときより そこから元に戻したときのほうが
効果を思い知りやすいので、18山に戻せば 何か思うところはあるかもしれません。
ちなみに、税別定価2340円のスターラチェット専用グリスが付属した
ラチェットパーツ+スプリング+専用グリスのキットで
(以下 全て税別定価)18山が10000円、
24山が7000円、36山が15000円、54山が17000円となります。

24山ですが、理由は不明ですが問屋さんのカタログには
本国サイトかメーカーカタログで そういう言及があるのを
そのまま直訳したのだと思いますが「Eバイクに最適」とあります。
価格が安い(※)のは、350ハブや 一部のOEMホイールに
最初から入っている18山ラチェットと同じく
パーツの内側に肉抜きが無い仕様だからです。

※スターラチェットのパーツ自体高すぎるだろ
安いハブより高いくらいやんけ、という当然のツッコミは置いておいて

DSC03894amx12.jpg
今朝、朝5時過ぎでしたか 朝練中にパンクをしました。
場所は外環(国道170号線)の岸和田あたりです。
リム打ちパンクで 後輪のビードフックが座屈した感触もありましたが
リム変形は無く、振れも出ていませんでした。
理由は書きませんが、リヤリムにバルブが3つあるのは
54山ラチェットにしたことと関係があります(18山なら やっていない)。

54山ラチェットにしたのは9月6日(カメラのデータより)、
そのとき 一緒にタイヤも交換しているのですが、

DSC03895amx12.jpg
グランプリTTは、私の使用頻度で 2ヵ月もしないうちに
カーカスの最外層の斜めケーシングが浮いて見えてきます。

DSC03896amx12.jpg
↑雨の中走ったので濡れている位相
スーパーソニックほどではないものの
これも 軽い反面 持ちが悪い、のは承知していますが・・・。

ちなみに、レース以外で 常用とする場合は
私は こういうタイヤはリヤにしか使いません。
もう少しだけ 使おうと思っていましたが

DSC03897amx12.jpg
DSC03898amx12.jpg
ヤバそうな箇所が いくつかあったので 交換することにしました。
グランプリTTの新品の23Cの手持ちもありますが、

DSC03899amx12.jpg
グランプリ4000SII 23Cの私物の最後の1本や
DSC03900amx12.jpg
ゲータースキンの23Cを 使いかけで持っているので
まずは これらから消費してみることにします。
画像ではわかりにくいですが
ゲータースキンのセンタートレッドの厚みは本当に頼もしいです。

軽いWOタイヤを履くと 常用(練習用)チューブラーホイールに
肉薄する車重(でも ちょっと負ける)になりますが、
チューブラーのスペアタイヤを2本持つ場合と比べると
全備重量では軽いWOタイヤ仕様のほうが 微かながら軽くなります。

転がり軽さや乗り心地、コーナー限界など性能面は
チューブラー(廉価タイヤを除く)のほうが 全面的に上だと思っているので
全備重量の車重どうこうは 実はあまり気にしていないのですが。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の私物をお譲りしました  

お客さんから のむラボホイール1号の後輪をお預かりしました。
DSC03908amx12.jpg
スプロケット付きフリーボディが異常に偏芯するので
ハブシャフト折れだというのは すぐに気づきました。

パワータップのリヤハブで ハブ体右側ベアリングの外側端面で
ハブシャフトが破断するのを何例か見たことがありますが、
今回は それとは違う壊れ方をしています。

DSC03909amx12.jpg
ハブはTniのエボハブで、10mmシャフトのエボハブIです。
15mmアルミシャフトのエボハブIIは
ハブ体の寸法や 対応フリーボディなど エボライトハブとほぼ同じですが、
エボハブIはハブ体がナローフランジなのと
シマノ11Sフリーボディが出ていないという点が異なります。 

元々 このリヤハブで別の後輪が組んであったのですが、
11S化するつもりが無いバイクに付けるということで
リヤハブを使い回しました。
私は、お客さんの意向(それは尊重しますが)とは別に
使い回せるパーツはわりと使い回す傾向があり、
今回は それが凶と出たようです。

DSC03911amx12.jpg
DSC03912amx12.jpg
ハブシャフトは ハブベアリング外側の端面と
ツライチで破断してるわけではなく、回転で削られた跡があります。

DSC03913amx12.jpg
フリーボディを抜くと チョコスプレーのような
ニードルベアリングのローラーが飛び散りました。

DSC03914amx12.jpg
↑ここのベアリングがニードルベアリング式で、
それが壊れて バラバラになった内部パーツがヤスリになったようです。

DSC03916amx12.jpg
相方の前輪はWH-7801で、

DSC03917amx12.jpg
ブレーキゾーンが かなり摩耗していて
触ると 丸く凹んでいるのが分かります。

DSC03918amx12.jpg
別件で リムがだいばくはつした7900のフロントリムが
当店にあるのですが、ブレーキゾーンの摩耗は
むしろ こちらのほうがマシなので、
近いうちに だいばくはつするのは間違いないと お客さんに伝えました。

後輪のリヤハブ交換+組み直しにかかる費用と時間を考えた結果、
私物の のむラボホイール1号の前後輪を
お客さんに安くお譲りすることにしました(そっちの画像は ありません)。

上の画像の7900リムのだいばくはつについては
書きたいことがあるのですが、未だに書けません。
こうなった理由とかではなく メーカーのワランティ云々についての話で、
そんなんしてたら自分らホイール売れなくなるで、という話です。

category: のむラボホイール

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AL22Wリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03901amx12.jpg
AL22Wリム(ブレーキゾーンあり)で 前輪を組みました。

DSC03902amx12.jpg
エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

DSC03903amx12.jpg
緑アルミニップルです。

DSC03904amx12.jpg
緑アルミニップルですが、2つ はねました。
上の画像 左が通常品、右2つが はねたものです。

DSC03905amx12.jpg
1つめは、色が濃いので はねました。
画像では分かりにくいのですが
現物の色の差は もっと大きいです(黒に近く見えるくらい)。
赤や青のニップルで 1箱100個入り全てが
他のロットより色が濃い、というようなことはありますが
2箱200個中 これだけが極端に濃いので はねました。

DSC03906amx12.jpg
一番右のニップルは一見 普通ですが、

DSC03907amx12.jpg
片側の色が不良です。
色不良のニップルは、理由は不明ですが
緑が飛びぬけて多いです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03892amx12.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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HUNTのリムで後輪を組みました  

今日、廃リムを10本ほど裁断しました。
DSC03867amx12.jpg
その中にキシリウムESのリムがあったので
昨日の話の補足を。

DSC03868amx12.jpg
継ぎ目の処理隠しのステッカーの下は こうなっています。

今日もホイー(以下略)。
DSC03869amx12.jpg
ハントのエアロライトディスクリムで後輪を組みました。

DSC03870amx12.jpg
DT240S 142mmハブ 24H 黒半コンペJIS組み
黒アルミニップルです。結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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HUNTのリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03862amx12.jpg
ハントのリムで前輪を組みました。
ハントについては(→こちら)を どうぞ。

DSC03863amx12.jpg
リムのモデル名は・・・こっちじゃなかった

DSC03864amx12.jpg
エアロ ライト ディスクというリムです。
オフセットリムではありません。
お客さんからは 24Hリムを前後輪用に2本お預かりしていますが、
「実は1本だけオフセットリムなのに気付かず
オフセットリムのほうで前輪を組んでしまった」的な やらかしが怖いので
組む前に確認しました。

DSC03860amx12.jpg
リムの継ぎ目の処理は
DSC03861amx12.jpg
わりと丁寧です。
マヴィックのオープンプロやキシリウムでも
(溶接で処理しているという事情あってのことですが)
リムの継ぎ目は きれいじゃないので ステッカーで隠してあります。
ALEXRIMSのリムは総じて 継ぎ目の処理が甘く
段差が ひどい傾向にあり、同じような価格帯のキンリンのリムより
その点で明らかに劣っているというのが
のむラボホイール用のアルミリムに採用しない理由のひとつです
(それ以外には安定供給性など)。
ALEXRIMSの場合、ディスクブレーキ用リムになると
「ブレーキゾーンが無い」というのが 甘えになるのか
段差が さらにひどく、完組みホイールなどもありますが
これは一体どーやって組んだんだと疑問に思うような
継ぎ目の精度のリムが散見されます。

DSC03865amx12.jpg
明確なハンプがあるチューブレスレディリムは
タイヤビードの食いつきが強いので
どのみち シーラントが実質必須だったとしても
エア漏れしにくい傾向があるように思います。
ビードが はまった時の「バチーン!」という音には ビビりますが。

DSC03866amx12.jpg
DT240S フィフティーンハブ、と言いながら
すでに12mmスルーアクスル用にエンドを交換してあるフロントハブ
24H 黒半コンペヨンロク逆イタリアン組み 黒アルミニップルです。
結線は あとでやります。

このフロントハブ、かすかにハイローフランジでして
そのハイロー具合は デュラエースのリヤハブのなんと2倍!となります。
というのは物の言いようで、
9000のリヤハブは フランジ穴の中心間が 左右で44/45mmで1mm差、
このフロントハブでは 左右で44/42mmで2mm差というだけのことです。
気温が1℃から2℃になったのを「気温が倍になった!」と言っているようなものです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の後輪のリムを交換しました  

先日、リムの在庫が無くて出来なかった
DSC03853amx12.jpg
DSC03854amx12.jpg
のむラボホイール1号のパワータップハブの後輪の
リム交換をしました。

DSC03857amx12.jpg
リムのお引っ越し中・・・。

DSC03855amx12.jpg
DSC03856amx12.jpg
ニップルは使い回さず 新品に交換しました。
のむラボ開店以来 銀アルミニップルは0円で計算しているので
お客さんの費用的には 換えようが換えまいが同じです。

DSC03858amx12.jpg
DSC03859amx12.jpg
組めました。

category: のむラボホイール

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ゼンティスのスクワッド2.5の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
DSC03845amx12.jpg
最近のエボライトハブですが、
扁平スポーク用のスリット穴仕様になっているロットが混じってきています。
スリット穴を要するスポークで組むのでないのであれば
丸穴のほうが 理論上いいのですが・・・。

それはともかく 今日もホイー(以下略)。
DSC03848amx12.jpg
ゼンティスのスクワッド2.5のチューブラーリムで 後輪を組みました。

DSC03849amx12.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
ハブ胴のロゴが バルブ穴を覗いて
ちょうど見えるところに合わせて組んだので
リム側の表記が見えませんが、

DSC03850amx12.jpg
↑こんな感じ
そういえば先日もスクワッド2.5のリヤリムで後輪を組みましたが、
あれはWOリムでした。
絶対重量こそ 今回のチューブラーリムには及びませんが、
あのWOリムは「WOリムとしては」破格に軽く、
今回のチューブラーリムより 重量が軽いチューブラーリムというのは
探せば存在するものの、
先日のWOリムより 重量が軽いWOリムというのは まず ありません
(スタンズの29インチMTBカーボンリムなどで存在はしますが、
23Cや25Cのタイヤが付けられるような幅ではない)。

ただ 今回のリムも、アルミリム用のブレーキシューが使えるとか
内蔵ニップル仕様 且つ リムが強いのでビビらずにスポークが張れるとか
そういう付加価値があるので やはりゼンティスのリムは いいリムです。
ホイールがお粗末すぎるので 正直 リムだけ作ってろって感じですが。
重量は もちろん量っていますが、
教える気は もちろんありません。
↑うわこいつかんじわるい













DSC03851amx12.jpg
オ待タセシマシタ!黒まーかーガ 復活シマシタ!
ソレハ トモカク

DSC03844amx12.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

DSC02745amx12.jpg
WOりむノ 画像モ 取リ寄セテオキマシタ!
合ワセテ ゴ参照クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

お客さんから ゼンティスのスクワッド2.5の後輪をお預かりしました。
DSC03809msn2.jpg
ヌルいので 組み直しをご希望です。
何に対してヌルいのかというと、のむラボホイール5号に対してです。

DSC03811msn2.jpg
全黒CX-RAYストレートヨンゼロ組み相当ですが、
フリー側のスポークヘッドの位相が重なっているので
スポーク長さの計算が通常の片側12Hの4本組みとは異なります。

DSC03812msn2.jpg
ハブは XH003、XHはゼンティスハブのアクロニムだと思われます。

このハブには 用は無いのですが、反フリー側のスポークを回収するのに
反フリー側のハブベアリングを抜く必要があります。

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サインが消えかかっていますが、
ゼンティスでは 縦横振れの最大値と 最終チェックをした人の署名を
リムに書く欄があり、精度に自信があるようで、

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今回は センターずれがありませんでした。
反フリー側ラジアル組みの後輪だと 出荷時点でセンタードンピシャでも
経年使用で 紙1枚ほどフリー側にずれていても おかしくないので、
この点では優秀です。
出荷時点で 紙1枚 反フリー側にずれていた可能性はありますが。

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左右ともポン当て式エンドですが、これはヤバイことになっています。
左エンドを回すと ハブシャフトに対して滑るので 分かりにくいのですが、
左エンドを外して 直にハブシャフトを持って回そうとすると
後ろ向きには回るものの 前には回りません。
フリーボディベアリングの錆びのせいで
ハブシャフトとフリーボディがヒトカタマリの物体となってしまっており、
ラチェットで空転する側にしか 回らなくなっているのです。

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フリーボディのスプラインに
「XH002と003ハブ用で 11S、シマノ」とある
位相付近のハブシャフトに目印のテープを貼りました。

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↑このように、フリーボディとハブシャフトが錆びて固まっているので
位相が同期しています。
後輪を フレームにクイックで固定してペダリングすれば
錆びの結着が「ゴリッ」と割れて解除されるので、
異常にゴリゴリした感触で使うことは不可能ではありません。
常用していなかったか、当店に送られるまでの間に
錆びが結着したのでしょう。

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ハブシャフトからフリーボディを抜こうとしたのですが、
なぜか これ以上 進行しません。元に戻すことは出来ます。

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↑ここまで
ベアリングプーラーをかけてフリーボディを引っぱる方法(静加重)でも
アダプターというか治具を当てて叩き抜く方法(衝撃加重)でも
これ以上 進行しないので あきらめました。
ハブからスポークを回収するのが 目的なので。

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反フリー側のベアリングは、プーラーで抜きました。
通常は 手で、指輪を抜き取るように抜けるはずです。
ハブシャフトのアルマイトが薄く 仕上げが非常に悪いので
1円玉の錆びと 同じ錆びが広がっています。
たとえば カンパニョーロのホイールのハブシャフトでは
こうなったのを見たことがないので、
ハブシャフトの錆びは ベアリングの異常な錆びと結着に
無関係では無さそうです。

カンパニョーロでも 外側のフリーボディベアリングが錆びて
ハブシャフトと結着する事例が散見されますが、
外せないことはないですし ハブシャフトのもらい錆びも
きれいに出来ます。
そして、ハブ胴直下の部分が これほど腐食することはありません。

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ベアリングのシールにEZOとあるのは
蝦夷、つまり北海道にある 北日本精機のベアリングを意味しますが
EZOベアリングは悪くないです。むしろ いいです。
ピナレロのヘッドパーツのベアリングが
角がテーパーになっていない普通の工業用ベアリングの
6806(上側)と 6807(上下異径の場合の下側)だったときの
ヘッドベアリングに採用されていたこともあります。
ちなみに 6806は フレーム側内径42mmの
BB30のベアリングでもあります。

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↑フリー側ラチェット周り

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↑反フリー側

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このスポークを抜くために ハブをバラしました。

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反フリー側
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フリー側
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反フリー側
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フリー側
嫌な予感がする・・・。
フリー側のスポークが長すぎる気がします。
反フリー側も短すぎとまでは行かないものの 短めです。

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バルブ穴から 24Hのうち20Hまでを順番に丁寧にバラしました。
この4本のスポークのニップルは 一切ゆるめていません。

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↑フリー側

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↑反フリー側
冒頭で フリー側のフランジ穴の位相が重なり合っていると書きましたが、
そういうハブに対して 通常の片側12Hのハブの場合の計算で組むと
スポークは ニップルに対して むしろ短くなるのです。
スポークが長すぎることは 組んでいて気が付かないことは無いですし
(もし気付かないのであればゼンティスの組み手がアホ)、
左右で 長すぎ具合や 短すぎ具合が揃っていれば
そういうスポーク長さの具合に
フィロソフィーを持っているのかなとも思うのですが
左右で具合が違うので そういうわけでも無さそうです。
まさか「フリー側を長めに 反フリー側を短めに、
という フィロソフィーがある」という可能性はないでしょう。
また、1本だけ組むわけではなく量産品なのですから
1本組んでみて 目視で長さがおかしければ
次から加減すればいいのに それもしていないということです。
ゼンティスに限ったことではないですが
(レイノルズもENVEもZIPPも)、
リム自体は悪くないのに ホイールはというと
スポーク比重のことが分かっていないスポークの選定と
前世紀的な組み方で クソホイールに仕上げるということを やらかしています。
ちょっと考えれば良くないと分かるような選択を 平気でやっているあたり、
ちっともホイールのことを考えていないか知らないのでしょう。
反フリー側ラジアル組み以外ができるハブでも
やってしまうあたり(→こちら)もう どうしようもありません。

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ベアリングの錆びが、
ハブシャフトと同期せず回る程度には融けました。

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ハブシャフトを回すと 石臼のように
やばい錆び汁が あふれ出てきます。

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このフランジ穴の位置も どうかなーと思います。
ベアリング位置の左右幅と スポークヘッドの位置の左右幅、
どちらが後輪の横剛性にとって大要素なのかを
盛大にカンチガイしています。
良かれと思って わざわざこうしたであろうというのが
さらに つらいところですが、
それ以前に 反フリーラジアル組み限定という時点でダメです。

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何事も無かったかのように リヤハブを組み立てました。
「今は」異常にゴリゴリしつつもハブシャフトを回せます。
そのうち固まるかもしれませんが。

今日もホイー(以下略)。
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表題を回収します。
ゼンティスとは別件の のむラボホイール5号の前輪を組みました。
ハブに時間を取られすぎて 後輪の組み直しには至りませんでした。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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CX22リムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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TniのCX22チューブラーリムでホイールを組みました。
のむラボホイール4号と ほぼの同じリム高の
ややワイドリムですが、重量は ほとんど変わらない(うっすら重い程度)と
なかなか優秀なリムです。

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前輪は エボライトハブ24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
このリムは24・28・32Hでの展開なので これが最少穴数の仕様です。

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後輪も組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪のリムを交換しました  

お客さんから のむラボホイール5号の前輪をお預かりしました。
DSC03762amx12.jpg
ノヴァテック291ハブ20H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みで
バルブ穴両側を赤ニップル、その対岸のリム穴を金ニップル、
それ以外は銀ニップルという仕様で

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ブルべで使っているので クイックナットを
ライトホルダーにしてあります。

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昨日も ブルべで走ったそうで(台風のせいで参加者激減だったそうですが)
雨中走行の汚れがありますが、
昨日から 前輪のブレーキの感触が何かおかしいということで
よく見ると・・・

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ビードフックが潰れています。

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はい要交換、リムのお引っ越し 始めまーす。
コンチネンタルの特価チューブを買いに来たのに とんだことになったな!
まあ 当店に来られた動機が何であれ リムの交換は避けられないのですが。

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スポークが1本曲がっているのを見つけたので 交換します。

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ニップルは 使い回しません。
元あった 並びと色の通りに新品にします。

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DSC03771amx12.jpg
組めました。
昨日から リムのお引っ越しが続いていますが
XR200やXR300は 重量の割りには
それほど弱いリムではありません念のため。

それでも たとえばレーシングゼロのリムのほうが 耐座屈強度は上なので、
「レーシングゼロだと継続使用可能で XR200リムだと無理だった」
というような端境のダメージの受けようは あるかもしれません。
が、レーシングゼロのリムでも ぶっ壊れないわけではなく
もし壊れた場合 リム代と工賃で3万円弱コースです(当店の場合)。
のむラボホイール1号や5号だと リム代+工賃で
8000円弱くらいで直ります。安いリムで 良かったのう。

category: のむラボホイール

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(サンボルトさん・・・聞こえますか・・・?)  

クランクアームの側面を磨き倒したRIVALのクランク
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DSC03753amx12.jpg
は どうでもいいのですが、

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ウェアメーカーの サンボルトから出ている(出ていた?)

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チェーンホイールカバーは

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ディスクローター(160mmが可なので140mmも可)を

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ホイールバッグ内や 車載の際にカバーする使い方が
出来ないではないです。

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専用品ではないので シュッとした取り付け感にならないのが難ですが・・・。
輪行用品系のメーカーやブランドで
すでにこういう趣旨のものがあるのは 知っていますが、
これの質感そのままにローターカバーを出すというのは いかがでしょうか。
ディスクロードが増えてくると そういう需要も高まると思います。

私信:タイムのワールドスターは まだ出来てません。もうちょい待ってください。

この記事の拍手ボタンは サンボルトの関係者以外はカウントしない
特殊なプロテクトがかかっており、
この記事を見たかどうかの確認用となっていますので
関係が無い方は押さないでください。
どのみち、カウントはされないのですが。

追記:↓関係者多すぎだろ!!

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