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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

たまには書いておきますが  

明日は最終土曜日なので定休日です。
よろしくお願いいたします。
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POLARのアカウントを
名前を 白熊(POLAR BEAR)の絵文字、
苗字を ひらがなで しろくまにして、
V800のトップ画面の設定を時刻表示+氏名表示にすると
氏名の部分は2段に渡って
上段が名前、下段が苗字と表示されるはずが

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上段は 絵文字の目の部分だけ、
下段は ひらがなに対応していないのか空白になります。
ひらがながフォント非対応なのはいいとして、
名前に到底使わないような文字も使用不可です。
(V)0¥0(V)
↑例えば バルタン星人にしようとすると、¥が非対応なので無理でした。

category: のむラボ日記

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スピード40Tの全てのニップルと(結果的にスポークも)交換しました(後編)  

今日もホイー(以下略)。
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昨日の続き、スピード40Tの後輪です。
フリー側は引っかけ式フランジ、反フリー側は通し式フランジです。

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比較的 状態がマシなニップルもありますが、前輪と同様

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腐食が進んでいたり

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割れているニップルが大半です。
そして21ヵ所全てが固着しており
まともに回せるニップルがありません。

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反フリー側のスポークを1本、切りました。
テンションがかかっているスポークを切ると「バツーン!」と音がして
リム穴にダメージが伝わるので、気休めかもしれませんが
切る箇所より外周側をしっかり持って
ハブ側になるべく押し込むようにした状態で切っています。

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見た目上 腐食がないニップルを選んだつもりです。
ニップルが回らない理由のうち スポークテンションを除外しているわけですが、
こいつですら ゆるめることができません。
ニップルをナメるか ラムネ菓子が割れるように崩壊する以前に
スポークがねじれてしまいます。

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フリー側は引っかけ式のフランジなので、

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半周弱のスポークは ニップルをゆるめずともハブから外せるわけですが
これらのニップルもスポークに対して固着しており、
結果 スポークも全交換することになりました。
前輪でスポークを2本使い回せたのが奇跡のようです。

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ハブ単体にして、さらにハブシャフト一式を抜いて洗浄しました。

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フリーボディ抜きでホイールを仮組みして 縦横振れほぼ無し、
リムがフリー側にガッツリ寄っている状態にしています。
この時点で 縦振れを可能な限り追い込むことが重要です。

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フリーボディの外側ベアリングが傷んでいたので
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交換しました。

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リムがフリー側にガッツリ寄っています。
ここから反フリー側の増し締めでセンターを出しますが、
反フリー側を張ると フリー側のテンションも増すので
センターが出た時点で 狙った組み終わりのテンションになるように
調整しておきます。

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第1次増し締め後です。
このあたりで およそ作業前の後輪と同じくらいのテンションなので
ここからの増し締めによって 元の状態より張ることになります。

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第2次増し締め後です。
まだ 紙2枚ほどずれています。

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センターが出ました。
センター出しの前に縦振れをキッチリ追い込んでいれば、
この時点で 縦振れが出ることは ほぼありません。
微細な修正は 後から入れてもいますが。

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組めました。
しまった。リムの重量を量るのを忘れていました。
実は フロントリムは測ってあります。
前後リムとも お客さんのほうでバランスウェイトを貼ってあったので
それを含めた重量にはなりますが、
ワイドリムで40mm高としては 非常に軽量で、
内蔵ニップルでもないのに しっかり張れる、
あまり冒険できないちゃんとしたメーカーのリムだということを勘案すると
軽量どころか 超軽量といってもいいかもしれません。
これより軽いカーボンチューブラーリムはたくさんあるものの、
同じ幅とリム高と許容テンションで これより軽いリムとなると
ほぼ存在しないというわけです。
ボーラ35のチューブラーリムが該当はしますが、
あれは これの兄弟みたいなものなので・・・。
実測重量を さっさと教えろだと?
そんなんタダで教えるわけねーだろ。
↑うわこいつかんじわるい
















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オ待タセシマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
貼ッテアルうぇいとハ 画像ノ範囲ノモノガ全テナノデ
ソレモ含メテ 判断シテクダサイ!
↑やーめーろー!

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アランデルのアートゲッコーバーテープを巻きました  

エクストラムの限定カモ柄バーテープですが、
カメレオンとブルーが完売しました。残りの色も在庫僅少です。
いずれかの色を 私物のシクロクロスに巻いて
「巻いたら こんな感じだでよ」というのを ここに載せようとも思ったのですが
限定品に手を出すと ちょうどその色が手に入らなかった お客さんがいた場合
怒られそうなので 手が出ませんでした。

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その代わりというわけではないですが、
アランデルのアートゲッコーというバーテープが
入荷したので 私物のロードバイクに巻きました。
というか 時系列ではエクストラムの入荷前に すでに巻いています。

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↑こういう柄ですが、エクストラムのカモ柄と同じく
バーエンド付近だけが柄物になっています。
全9色ですが 今回仕入れたのは2色だけです。

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ゴム素材が熱溶着(たぶん)で プリントされていますが、

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柄のパターンが徐々に欠落していって

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最終的に下地の黒だけになります。
この下地の風合いですが、
かつて パールイズミがほんの一瞬だけ出していた
面ファスナー(ベルクロ/マジックテープ)の
グローブ/バーテープのセットの バーテープ側に似ています。
グローブの手の平側とバーテープがベルクロの関係になっていて
セットで使うと 非常にグリップ性能が高いというものでしたが、
下ハンドルからブラケットなどに持ち替えようとして手を離すと
ハンドルバーにグローブが貼りついているために
ステアリングが 不用意にぐるっと動くこともあるという
危険な思いをすることもありました。

アートゲッコーという商品名ですが、
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ゲッコーグリップの初期バージョン(上の画像 茶色)が
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Gecko(ヤモリ)のウロコっぽいことに由来しているのに
現行のラインナップに そういう風合いのモデルはありません。
「アランデルではバーテープの商品名をゲッコーとしています」
というだけになっています。
現行のゲッコーグリップは 画像の黒のようにデジタルパターンになっています。

アートゲッコーですが、柄を溶着させるのに
アランデルのロゴのような深いエンボスに対しては都合が悪かったようで
結果 黒の下地の部分が単調なパターンになっているようです。

私がバーテープで重視しているのは
素手でのグリップ性能と、手汗や濡れで滑らないかどうかです。
夏場は素手で乗り、寒いという理由でしかグローブをしないので
冬用の長指グローブしか持っていない・・・ということもないですが
指ぬきグローブは あまり持っておらず ほぼ使いもしません。
ちなみに素手で乗ると こけて とっさに地面に手をついたときの
手の平へのダメージが全然違うので、私が言えたことではないですが
夏場でも指ぬきグローブは装着しましょう!

で、旧フィジークの ソフトタッチないしタッキーの2mm厚が
私なりの素手用バーテープの最適解だったのですが、
フィジークのラインナップ一新によって 消滅しました。
ソフトタッチは耐久性がやや低く 水を吸い、
タッキーは手触りがやや硬いので、
どちらが優れているというわけではなく
一長一短という感じでした。
現行のタッキーは同名ながら別物です。
それ以降 ベストとはいえないまでもベターな選択肢として見つけたのが
アランデルのゲッコーグリップです。
適度にネトい感じが良く、手汗でも あまり滑りません。

ソフトタッチのグリップとカブトムシさんのパワーについては(→こちら

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LOOKに同じような柄のバーテープがありますが、
こちらのほうが手汗で滑ります。
製造元が同じだと思っていましたが 違うのかもしれません。
が、こちらのほうが いい意味でクッション性に欠けているというか
気持ちのいい硬さがあるので
冬場でグローブをするなら こちらのほうが好みです。

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巻きました。こんな感じになります。
正直に書くと、素手でのグリップはゲッコーグリップに劣ります。
今はグローブをする季節なので 特に困りませんが。
バーテープの青みと フレームの青みが合っていませんが、
青みは パーツの中でも合うことが まれな色なので気にしていません。

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どーでもいい話ですが、
キャットアイのVOLT800が
ブラケットに「カチッ」と はまっているかと思っていたら
はまっておらず 走行中に振動でふっとんで落とした際に
先端部分に 傷と塗装欠けができたので
それをごまかすべく 青のグラデーションに塗装をしました。

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アートゲッコーの黒の部分ですが、
ボトルの水を勢いよくかけたところ
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撥水するということに気が付きました。
なので、手汗や雨中走行などの際 ドライとウェットのグリップ感の差が
ゲッコーグリップよりも小さい可能性があります。
あと、柄になっているバーエンド部分のゴムはグリップ感が非常にいいのですが
そんな端の部分を継続的に握ることも無く、
柄が欠け始めている下ハンドル部分だと
ゴムによるグリップ感は ほとんどありません。
以上、あまりいいことを書いていないように思われるかもしれませんが
私の中では これでも高評価なほうです念のため。

追記:
撥水効果があるのは離型剤が残っているためで
しばらく使うと撥水はしなくなると思います。
というコメントをいただきました。
その通りでして、すでに記事にある画像のような
弾き方はしなくなっています。
新品のタイヤで白い粉に覆われているような状態と同じってことですね。
コメントありがとうございました。

あと もうひとつ。
グローブをした状態で使っていると
ゴム部分の溶着がボロボロと剥がれてきて
グローブの手の平側が 剥がれたカスまみれ・・・になると思っていたのですが
溶着は なかなか強いようで、今のところ なんともありません。

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロをお預かりしました。
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落車をして前後輪とも振れが出たのを
近所のショップに振れ取りに出したところ、
「後輪に取り切れない振れがあるものの直りました」と言われて
返されたホイールが まだ振れている気がして気持ちが悪いので
見てほしいとのことです。
ホイール単体で回しても振れは分からないかもしれませんが、
フレームにセットしてブレーキシューとの間隔で見れば
まず間違いなく分かる、当然 振れ取り台でも分かるくらいの
横振れがありました。
つまり、横振れすら取り切れていないということです。
フリー側の曲がっている疑惑のスポークに
お客さんのほうで緑のリボンを結わえてありますが、

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どー見ても 曲がってます。
これほど曲がっていれば スポークの交換無しに
縦横振れを取るのも不可能なのですが、
縦振れは無視して横振れだけはキッチリと取る、
ということすらできていません。
お客さんに スポークの交換も提案していないようですし、
このホイールのお客さんは かなり遠方のかたですが
地方のショップだと この程度の仕事でも
メシが食えるということは分かりました。
ショップ名は書きませんが、どちらかというと
実業団チームの名前のほうが有名かと思います。

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曲がっているヤマアラシさん方向のスポークの、
最終交差の相方のスポークにも打痕があります。
これも要交換な気がする・・・。

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要交換スポークの位相から
90°直交した位相でセンターずれが このくらいありました。

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直りました。

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結局、最終交差の1ペアを交換しました。
近所のショップも 縦振れが出るのを何とかしようとはしたようで、
交換したフリー側2本の両隣の 反フリー側2本のスポークを
盛大に いじくっていました。
これとて もう少し上手ければ、お客さんが当店に送ろうなどと
思わない程度の姑息的処置に仕上げることは可能です。
少なくとも私はできます。できますが、
あれほど曲がっていたスポークの交換を
提案しないということはありません。

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センターも出とるでよ。

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↑交換したスポーク

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お客さんの自己申告があったスポーク
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明確に曲がっているので かえって気になりませんが、
打痕があります。

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私の判断で交換したスポーク
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この打痕が無ければ 曲がっていることに気が付かなかったかもしれません。

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つづいて前輪。

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ブレーキシューの摩耗痕が途切れている部分があり、
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ビードフックが かすかに凹んでいますが
要交換というほどではありません。
ここに振れ取り台のゲージを当てると
偽の横振れが検知されるので
ブレーキゾーンの内周側の端に当てて 振れを見ましたが、
これとは関係のない位相で
ここ以上に振れている箇所が いくつかあるうえ

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フルクラムの吊るし以上に センターずれがあります。

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直しました。
前輪も「余計な手順」が加わっていましたが、
固着予備軍のニップルを一切ナメずに回してあった点だけは
評価できます。
しかし たぶんこいつは、
組み立てていないレーシングゼロの材料から
まともなホイールを組むことはおそらく無理だと思われます
(なので リム交換なども まともにできないはず)。

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スピード40Tの全てのニップルと(結果的にスポークも)交換しました(前編)  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから スピード40Tをお預かりしました。
まずは前輪から。
落車で ニップルが割れた、とのことですが
それ以前に 塩害?で全般的にニップルが腐食しており
割れた(または割れているのに気づいた)ことと
落車とは あまり関係なさそうです。

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リムの外周部にガガガっと傷がありますが、
継続使用は可能な程度です。

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ニップルがことごとく錆びており、 割れているものも多いです。
スポーク自体は使い回せそうですが、
比較的 腐食がマシなニップルですら 工具をかけて回した瞬間に
ボロッと崩壊します。

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↑こんな感じ
スポークテンションから解放されれば回るかもしれないと思い、
まずは18本中 3分の1のスポークを(スポークに問題が無いにもかかわらず)
切りましたが、やはりゆるめることが出来なかったので
半数ちょっとまで切ったところ やはり同じ、
結局 使い回せるスポークを回収できたのは2本だけとなりました。

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この特殊寸法のニップルは
外周部からも回せる六角形のつかみしろはありませんが、

DSC04009amx12.jpg
どのみち リムの外周部には
バルブ穴以外の穴が無いので それを利用できません。
WOリムなら リムテープを不要にするために
こうする必要はあるかと思いますが、チューブラーリムなので
ニップルを磁石で呼ぶ仕様にする必要があったのかは疑問です。
強度確保や製造工程上の都合があるのかも知れませんが。

私事ですが、かつて所有していた
金シャマルウルトラのチューブラーリムには
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ニップル交換用の穴をあけていました。
ときどき WOリムと組み換えたりしていましたが、
穴があると WO→チューブラーへの変更の際に手間が減ります。

スピード40のスペアスポークは、補修用としては十分な在庫がありますが
総交換に対応するほどの本数は無かったので
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仕入れました。
上の画像は 別件のスポークも混ざっています。

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これについては、ふざけているわけではありません。
意図は はかりかねますが(※)、
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんからの納品に
本当に入っていました。

※今度 訊いてみよう

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ニップルの在庫は たくさんあります。

DSC04539amx12.jpg
レーシングゼロなどは 穴振りが逆リムですが、
スピードや現行ボーラは正リムです。
内蔵ニップル時代の レーシングスピードやボーラは逆リムで、
外出しニップルに変更した際に 正リムに変わっています。
ボーラWTOは なぜか逆リムですが。

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組めました。
バラす前にスポークテンションを調べましたが
思ったよりも低く(のむラボホイールよりも明確に低い)、
出荷状態よりも タレていると判断し 元よりは張って組んでいます。
ニップルの総交換ついでに走行感も変わったということですね。
ニップルの総交換ついでに走行感も変わったということですね。
なぜか二度言いました。

後輪のニップルも同じく腐食していますが、
フリー側のフランジが「通し」ではなく「引っかけ」なので
全て「通し」の前輪よりは 使い回しできるスポークを
なるべく多く回収できればいいなあと思っています。

category: のむラボ日記

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DV46UL Tさん  

お客さんから レイノルズのDV46をお預かりしました。
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スポークテンションを もう少し張れるなら 張ってほしいとのことです。
反フリー側ラジアル組みなので
根本的な組み直し無しには 大化けすることは無いですが、
やれるだけは やってみます。

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センターずれ無しに見えますが、実は 紙1枚ほどフリー側に寄っています。
画像の範囲では分かりません。
うまく撮れなかったので あきらめました。

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フリー側がコンペティション、反フリー側がエアロライトなので
公式の半コンペ状態となっており、
全エアロライトよりは かなりマシではあります。
この後輪、吊るしの平均よりは張っているか
あるいは近所のショップで増し締めをしたのかというくらいには張っています。

ヨンゼロ組みですが、仮に組み直しする場合
反フリー側のみ CX-RAYの6本組みにすればいいかというと
それだけではいけません。
このフリー側が逆イタリアン組みと同じなのを
イタリアン組みにするからです。

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ハブシャフトを手で回すと 少しガサつきがあったので
フリーボディを抜いたところ、ガサつきが消えました。
ということは ハブ体ではなく
フリーボディのベアリングに傷みがあるということです。
DTではなく「DT製」のハブのうち、GIANTやローヴァルは
ハブ体のベアリングのサイズが やや小さいのですが
この時代のレイノルズのハブは DT並みに大きいベアリングを採用しています。
なので 耐久性が高く 少々のことでは傷みは出ません。

対して フリーボディですが、
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↑内側
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↑外側
シマノ仕様にのみある「SL」仕様で、
6702という非常に珍しいサイズのベアリングを採用しています。
SLは「ショートライフ」のアクロニムとはよく言ったもんだ。
6702は内径/外径/厚み(mm)が 15/21/4で、
ハブシャフト径15mmに対して
外径を フリーボディのしょーもない肉抜きに押さえられているため
内径と外径の差を小さくせざるを得ず、厚みも4mmと薄くなっています。
しょーもない肉抜きと書きましたが、
このリボルバーのような穴による軽量化は 2gもありません。
SLのフリーボディが通常モデルより軽い理由の大部分は
鉄のカタマリたるベアリングのサイズが小さいためです。

この6702ベアリング、開放型(シール無し)か
金属シール(水に対してはシール無しのようなもの)だと
容易に入手できますが 両側ラバーシールのものは入手困難です。
EZO(北日本精機)のものくらいでしょうか。
今回は要交換というほどではなかったので そのままにしておきました。

DTの問屋さんが、来年からベアリングのスペアパーツの取り扱いを始めます。
品番のあとに 内径/外径/厚みが mmで併記されていますが、
その中の15/28/7というのは 規格ベアリングの6902と同じです。
6902はハブ体右側や フリーボディに使われるようなサイズですが、
外径が28mmだと フリーボディの厚みを稼げないため
6902から外径のみ26mmにした15267というベアリングが
最近では よく使われます。
これは15/26/7という各サイズをそのまま並べただけの
非規格ベアリングで、エボライトハブのハブ体右側や
フリーボディ両側にも使われています。

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その他補修にも需要があるサイズで、
かつては Tniの補修部品としても入手できましたが
なぜか現在では取り扱いがありません(入荷されるたびに買い占めてました)
なにが言いたいのかというと、来年からは
DTから容易に入手可能になるということです(同業者さま向け情報)。

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スターラチェットのグリスアップをしておきました。

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まずは フリー側を張れるだけ張りました。
ヨンロク組みをする場合のフリー側より張ったかもしれません。
リムが フリー側にガッツリずれましたが

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フリー側のニップルの回転数の 約3/4の量だけ
反フリー側を締めると センターが出ました。
ニップル1周あたりのリムの横移動量は フリー側<反フリー側ですが、
ラジアル組みだと角度の損失が無いためか
移動量が さらに大きくなります。

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この後輪の反フリー側は 反ヌポークラジアル組みの跡しかありませんが、
フリー側は イタリアン組みで仮組みして そこそこ張った痕跡があります。
が、メーカーの吊るしであることは まず間違いないので
組むときにイタリアン組みで進めたことに気づいて
バラしたという可能性が最も高いです。

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つづいて前輪。

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後輪が正リム扱いなのに 前輪は逆リム扱いで組んでいます。

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センターずれなし うっすら振れありで、
後輪ほどではないですが増し締めもしておきました。
点検の際には チューブラータイヤを剥がしており、
作業後に お客さんお持ち込みのタイヤを張っています。

最後に。DTのフリーボディが シマノ10S用だったので
シマノ11S用に交換した場合 新しいホイールセンターからは
リムが反フリー側にずれることになります。

category: のむラボ日記

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RR411リムの汎用ニップルをスクオルクスニップルに組み直しました  

お客さんから RR411dbリムで組まれたホイールをお預かりしました。
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過去に私が組んだホイールですが、
汎用のカラーニップルを使ったので
早期にニップルが破断しています。

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スクオルクスニップルには 銀か黒しかないので
破断した箇所のみ 黒で姑息的処置をしました・・・
だけで済まそうとすると
近日中に これ以外のニップルが破断する可能性が高いです。

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で、おそらく ここはヤバイだろうな(※)というニップルを
初手 ゆるめるほうで回したところ
バツーンと破断しました。

※根拠については後述します

DSC04490msn3.jpg
↑こんな感じ
スポークの長さが短いように見えるのは ゆるめてあるからで、

DSC04491msn3.jpg
長さ自体は合っています。

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DTのリムは R(ロード)がハトメ無し、
RR(ロードレーシング)が片ハトメという仕様でしたが
現行のRRは 専用ワッシャーをリムとニップルの間に噛ませることで
片ハトメ相当と見なしているようです。
このワッシャーとスクオルクスニップルとの摺動抵抗が非常に大きく、
汎用ニップルのほうがホイールを組みやすいのですが

DSC04493msn3.jpg
汎用ニップルだと このように接触面が削られてしまいます。

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スクオルクスニップルだと
専用ワッシャーに合わせた形状と厚みになっています。

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ニップルを順次 スクオルクスに変更しているときに
破断寸前のものを見つけました。

DSC04496msn3.jpg
それとは また別に見つけました。
こうなったニップルは

DSC04497msn3.jpg
端面の「割り」が狭くなります。
先ほど書いた「これはヤバイだろうな」という根拠がこれです。

破断前のクラックは 割りに対して水平方向にしか発生しないようなので、
仮に 割りが無いアルミニップルであれば
破断は頻発しないのかもしれません。
スクオルクスニップルは 端面がトルクスつかみ面になっているので、
もちろん 割りはありません。
ワッシャーとの接触面の形状うんぬん以前に
その点だけでも破断に対して強くなっています。

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↑クラックが入っていないニップルの割りは こんな感じ

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組めました。

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つづいて前輪。
後輪があれば前輪もあるということです。
要スクオルクスニップルのリムを 汎用ニップルで組むと
早期に破断が起きる、というのは知らなかったこととはいえ
私のスカタンなので 無償で組み直しをしています。
ここで晒す必要も無く メシノタネコードにしても良かったのですが、
他山の石として供したほうがいいだろうと思い 記事にしています。
この手のニップルの破断は のべ8件ほど発生していますが
(のべ なのは姑息的処置で対処したため
同じホイールで2回以上起きた例があるため)、
全て後輪です。前輪で起きた例はありません。
が、それは組み直ししない理由にはならないので

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組み直しました。
お客さんのシクロクロスのレーススケジュールの
空白期間中にできたことは幸いです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 黒CX-RAY半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みで

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赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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エクストラムの限定カラーのバーテープが入荷しました  

エクストラムの限定カラーのバーテープが
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入荷しました。
あれ?エクストリームじゃないの?

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問屋さんいわく
「やっぱりエクストラムにした、これで最終決定だ」とのことです。
エクストリームだと 一般名詞のエクストリームが検索結果に混じるというのと
すでにエクストラムとして認知されているからというのが理由だそうですが、
だから前に私が 一般名詞と混ざるから
エクストリームはやめとけって 言ったやんけ。

DSC04447amx12.jpg
「カモ柄」というのが公称になっています。
ベースは3.0mm厚のタッキーライトの黒で、
バーエンド部分から15センチ程度 カモ柄になっているというデザインですが
以下 公称の色名で
DSC04449amx12.jpg
カモ柄×カメレオン

DSC04450amx12.jpg
カモ柄×ブラック

DSC04451amx12.jpg
カモ柄×ブルー

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カモ柄×レッド

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カモ柄×ピンク
の 5種類となっています。
カメレオンは 柄の一部が 見る角度によって色が変化する仕様となっており、
正直 これだけは多めに欲しかったのですが
仕入れる単位が5個1セットとなっているので
つまみ食い単品買いは無理でした
(もちろんですが お客さんは単品買いが可能です)。

DSC04455amx12.jpg
カメレオンとブラック以外の3色は
バーエンドの端から 名前の通りの色が続いていて、

DSC04456amx12.jpg
しばらくすると カモ柄×ブラックと同じになり、
やがて 黒1色になります。

DSC04458amx12.jpg
当初 1セットだけの注文を入れていましたが、
いただいた ご予約分に充当できなくなる可能性が出てきたので
あとから追加で けっこう仕入れました。

このカモ柄仕様については
「50セット限定生産で再入荷は決して無い!」
という言質を取っていますので
欲しいかたは お早めにお願いします。



DSC04459amx12.jpg
話は変わりますが、「ソウ」という映画について。
シリーズものになった結果 ソウ1~6と
7作目にあたる「ソウ 3D」まで続きましたが
ソウ 3Dの日本の配給会社が製作側に問い合わせて
今後一切 続編や外伝や前日譚を作らないという言質を取ったうえで
邦題を「ソウ ザ・ファイナル 3D」としました。
第1作のソウが2004年、ソウ ザ・ファイナル 3Dが2010年ですが
2017年にジグソウ(邦題 ジグソウ:ソウ・レガシー)という続編が出ています。

重大なネタバレ:
上の画像、部屋の真ん中で配慮さんが死んでいますが
実は死んだふりをしているだけです。
あと、関係ないですが
ブルース・ウィリス演じる小児精神科医は
実は話の初めから幽霊で、
レオナルド・ディカプリオ演じる連邦保安官は
本人がそういう身分だと思っているだけで
実は捜索先の島にある精神病院の患者で
最後にはロボトミー手術を受けることに同意します。

category: 新着情報!

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スルーアクスルハブの穴径を3mm大きくしました  

お客さんから アイアンクロスの前輪をお預かりしました。
DSC04396amx12.jpg
つい先日 当店で RS-770前後ハブで組んだものですが、

DSC04397amx12.jpg
「家帰って付けようとしたらフォークのスルーアクスル径
12mmじゃなくて 15mmやったわ」
と お客さんに言われましたああばっばばばっばばばああああbbっばあばあ

おちつけまだなんとかなるはず
幸いにも このアイアンクロスは32Hです。28Hではありません。
シマノのMTBハブで28Hを出しているのは
XTR(税別定価17624円)だけですが、
32HだとXT(同5824円)にもあるので
出費を抑えつつ組み直しができます。

DSC04398amx12.jpg
半コンペのCX-RAY側は結線をしているので、
スポークの使い回しはできません。

DSC04399amx12.jpg
コンペ側の最終交差2本のスポークを抜き取り

DSC04402amx12.jpg
ヌポークと反ヌポークの関係をそのままに XTのハブに移しました。

DSC04403amx12.jpg
ハブを並列に並べた絵面が欲しかったのですが
さすがに無理だったので CX-RAY側も いくらかバラしています。

DSC04406amx12.jpg
DSC04407amx12.jpg
コンペを移しました。

DSC04408amx12.jpg
コンペが移されました。

DSC04412amx12.jpg
DSC04414amx12.jpg
新たにCX-RAYを補填して 組みました。
結線は あとでやります。
すでに別件で満たしているので どうでもいいのですが、
これは 今日もホイー(以下略)。の条件を満たしません。

DSC04413amx12.jpg
15mm径です。

DSC04416amx12.jpg
DSC04415amx12.jpg
ハブのお引っ越しに際して
チューブレスバルブやリムテープを外したりはしていません。
そのままです。
リムテープを剥がしたほうが 作業時間が短くなり、
コンペぐらいであれば 切って捨てても
それによって浮く 人件費でペイ出来る気はしますが
ハブのお引っ越しの絵面が
記事のバリューとして おいしいという理由で面倒な方法を取りました。
人件費うんぬんといっても この組み直しで工賃は頂かないんですけどね。

category: のむラボ日記

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XR300リムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから XR300リムで組まれた後輪をお預かりしました。
自称元自転車屋だという近所の怪しげなおっさんが組んだものだということですが、
テンションが異常にヌルいので組み直してほしいとのことです。

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エボライトハブ32H 14番プレーンスターブライトロクロクイタリアン組みで

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センターずれありです。
横振れがあるので センターずれの量は位相によって多少変わります。

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↑反フリー側
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↑フリー側
ニップルからスポークのねじ山が やたらと出ていますが、
これは ハンドル式の鉛筆削りのように
ねじ山を転造するスポークねじ切り機で
スポークのねじ山を切り進めていったからであって、
スポークの長さが短いわけではありません。
ねじ切り機はおそらく ホーザンのC-700系
(現行品はC-702-14、14は最初からついている転造コマが
14番用という意味)でしょうが、
3つある転造コマの絞り具合がおかしいのか
ねじ山の頂が平らになっています。
ニップルから飛び出している ねじ山の量は
フリー側と反フリー側でそれぞれ一定で
反フリー側のほうが長くなっており

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↑交互に 長い/短いを繰り返していますが、
バラしたところ 反フリー側のスポーク長さは
ニップルの端面とツライチなので適正で

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フリー側は長すぎでした。
これ、ねじ山部分の長さが普通であれば突き当たっているところですが
この場合だと まだ締められるうえ
リムが反フリー側に寄っていたので締めるべきなのに そうしていません。
まあ、フリー側の増し締めでセンターを出したとしても
それだけでは まだまだヌルいのですが。

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組み直しました。

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サピム ストロング/エアロスターブライト14番ヨンパチ組み結線あり
DTしんちゅうニップルです。
スポークの重量を気にせずに 硬さを追求しました。

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縦振れの無い(少なくとも目視では分からない)リムの
ブレーキゾーンの摩耗痕が、
ホイールを回転させると 上下に暴れるというのを
お客さんにも 確認してもらっています。
元の状態だと 摩耗痕のほうが真円で、
リムの輪郭が上下に暴れていたというわけです。

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お客さんの希望でステッカーを剥がしましたが、
リムは「フォルモサ製」とありました。
フォルモサというのは ポルトガル語で美しい島という意味なので
漢字では美麗島とも書きますが、台湾のことです。

category: のむラボ日記

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驚異の的中率  

「MAVICのクイック」
と聞いて あなたが連想したのは・・・






















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↑これですね?

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これがメ〇タリズムです

category: 新手のスタンド使い

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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赤アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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ディスクホイールのスポークテンションについて  

お客さんから いわゆる中華カーボンのディスクホイールをお預かりしました。
振れ取りなどはできないので ハブの点検をしただけです。
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↑よく見かけるステッカーが貼ってありますが、

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許容スポークテンションの最大値が130kgfとあります。
覚えておこう。

ステッカーの使い回しに対する揚げ足取りというのは分かっていますが、
HEDのディスクホイールで 内部にスポークが張ってあるという構造のものがあり、
内蔵ニップルの締め/ゆるめで
ある程度 振れ取りが出来るというものがありました。
元祖コスミックカーボンの カーボンフード部分のリム高が
ハブまで達しているようなものです。

category: のむラボ日記

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テストサドル  

サドルメーカーが サドルを試供品としてレンタルする
「テストサドル」というやつですが、
あれを最初に始めたのは フィジークです。

サドル選びというのは 本来はバクチでして、ン万円はたいて買ったサドルでも
自分に合わない場合 3日と使えないこともありえます。
「この世には このサドルしか存在していなくて、これを使うほか無い」
という気持ちで使えば たいていのものは使えないというほどではないですが、
私の場合は セライタリアのフルイドや セラサンマルコのリベールが
どうしてもダメだったので 後部がフラットなサドルはダメなようです。
私のシクロクロスバイクには アリオネが付いていますが
これは アルカンシエル柄だからであって、
リドレーのフレームのそこら中にあるアルカンシエルの帯と合わせるためであり
使用感が気に入っているわけではありません(使えないわけではない)。

そういえば 例のコリマのフライトサドル、本国在庫も尽きたようです。
問屋さんの発注欄からも消えました。やったぜ。

で、テストサドルの話に戻りますが
これはメーカーにとって 儲かるというか「得になる」制度ではありません。
テストサドルを使って「これいいな、じゃあ買おう」となる確率より
「合わなかったから買わなくてよかった危ない危ない」となる確率のほうが高く、
メーカーとしては お客さんにサドルをバクチ買いしてもらうほうがありがたいのです。
しかし、フィジークだけが テストサドルという
「お客さん思いの制度」を採用しているとなると、
していない他メーカーが「試供品すら貸せないケチ」と思われてしまうので
結果 セライタリアも、セラサンマルコも、セラSMPも・・・というように
テストサドルという制度が とうとう一般化してしまいました。

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テストサドル全てに当てはまるわけではないですが、
一般的にみられる傾向として 借りパクされづらいように
けばけばしい色や 派手な色にしたり
テストサドルと大きく表記している場合が多いです。

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が、テストサドルと ほぼ同じ色のフレームだから
借りパクしてる奴を 今日見つけたので晒しておきます。
本人は怪しいショップで買った、よってテストサドルではないと
主張していますが とても信じられません。

DSC04395amx12.jpg
DSC04394amx12.jpg
そのとき、おもむろにポケットから
ナノブロックの皇帝ペンギンを渡されました。
・・・そうだよね払い下げ品が出回ることもあるよね
ずっと同じテストサドルを付けている人を
借りパクと疑うなんて良くないよね
3Tのメルキュリオのデモホイール(→こちら)の未使用品を
試乗ホイールとして供さずに
売ったショップが 当時たくさんあったと思うけど
そんな感じで世に出たんだよね きっと。

category: その他 機材の話

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のむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の後輪を組みました。

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ステッカーは剥がさなくていいとのことです。

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エボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。


category: のむラボホイール

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明日お休みをいただきます  

明日11月21日(木)ですが、のっぴきならない用事があるので
お休みをいただきます。申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。
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↑ポークちゃんと ビールくん

category: のむラボ日記

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のむラボホイール6号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール6号の後輪を組みました。

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カニライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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うーん 角度によっては見えやすいところがあるなあ・・・

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反フリー側のバルブ穴の対岸の位相付近に
LOOK蟹光線を描いておきました。

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全くの別件ですが、先日 ある問屋さんから届いた請求書の封筒に
カニさんが描いてあったのですが、
これカニさんではあるけど蟹光線に寄せる気ゼロですよね。

category: のむラボホイール

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あと2本あるでよ  

先日書いたように、黒CX-RAYの286mmの
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問屋さん在庫のラスト6本を買ったのですが、
昨日 問屋さんからの着信があったことに気付き折り返したところ
「あと2本見つかったけど 要りますか?」という内容でした。
それくらいなら勝手に放り込んでてくれてもよかったのですが、
そういうわけにもいかないのが ちゃんとした対応というものです。
その2本も今日 注文したので
282~290mmあたりまでの黒CX-RAYの問屋さん在庫は
再び全滅だぜ フヒヒ。

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電話があったのは、
ライスピュレの6箱限定特価分(消費期限が近い)を
全部いった件かと思っていました。

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↑画像左2つが 黒の300mmのラスト64本です。
右は 銀の300mmの20本入りで、メーカーの出荷状態です。

DSC04364amx12.jpg
メーカーの出荷状態だと袋のコレクションが増えますが、

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64本のほうは 上が切ってあるので 袋は廃棄となります。

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袋に「バラ」とあるのは業界での専門用語で、

DSC04358amx12.jpg
おおよそ このあたりの部位のことです。

DSC04359amx12.jpg
↑左から
ビーフくん
わきちゃん
マトンちゃん(幼名はラムちゃん)
ぼたんくん
です。

うさぎが「わきちゃん」なのは
兎肉を 月夜(げつよ)と呼ぶことから 転じて 腋(わき)となりました。
あと 鹿の もみじちゃんと 馬の ×××くんもいるのですが
馬の名前は 理由あって伏せ字となっております。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムでホイールを組みました。

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前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組み結線ありで

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赤アルミニップルです。

category: のむラボ日記

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「あなたの名前でしょ?カルバン・クラインって。  

ホイールバッグに そう書いてあるわ」

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レーシングゼロ コンペティツィオーネの
前輪を お預かりしました。

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座屈でリムが凹んでおり、交換を ご希望です。

レーシングゼロ コンペティツィオーネは
フルクラム初の おしゃれ泥棒仕様のホイールですが、
リムの仕様は WOではなく2WAY-FITです。
これの組み合わせが 性能上関係ないところながら
私にとっては問題でして、

DSC04321amx12.jpg
2WAY-FITリムの場合、バルブ穴は
リム穴用に盛ってある部分で リム穴1つに寄せて共用しています。
これがWOリムの場合、バルブ穴と左右の直近のリム穴1つずつで共用しています。

なので WOリムではバルブ穴に直近のリム穴は
左右どちらかで その距離は同じなのですが、
2WAY-FITリムだと 直近のリム穴は1つに限定されます。

フルクラムでホイールが組まれる際に
「コスメチックスポークは バルブ穴に直近のリム穴に配する」
という法則が守られており 上の画像でも そうなっています。

コスメチックスポーク(文字入り赤スポーク)は
フロント用とリヤ左用の2種類しか無いので、
後輪の赤スポークは 必ず左側(反フリー側)になります。
なので 前輪の赤スポークも
左側になるように組んでほしいところなのですが

DSC04323amx12.jpg
↑この通り 右側になっています。
ここから左側赤スポークにしようとして
ハブシャフトを抜いて 向きを反転させれば、
ハブ胴のロゴや文字が逆になります。

赤スポークを左側に移すことはできますが、
バルブ穴の直近ではなくなります。

カンパニョーロ/フルクラムの完組みホイールは
ハブ胴のステッカーの向き、
WARNINGステッカーを左右どちらに貼るか
(ハイペロンの後輪などは右側で確定ですが)、
バルブ穴から除いたハブ胴の表記との関係などが
非常にテキトーです。
これを修正するのはホイールの組み直し以外にはできないので、
今回のリム交換に際しては 赤スポークが左側に来るように組むことにします。

DSC04330amx12.jpg
組めました。

DSC04331amx12.jpg
元のリムは あまり使っていない感じなので、
買ってから 間もなく逝ったようです。

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DSC04333amx12.jpg
赤スポークを 左側にしました。
これの相方の後輪は見ていませんが、
仮にリヤハブ胴が逆ロゴだったなら
元の前輪の状態からハブシャフトの向きを逆にすることで
「前後ハブとも逆ロゴで 前後輪とも左側赤スポーク」
という整合性は取れます。
「左は赤」という部分に政治的な含みはありません念のため。

おっと 表題を回収しておかないと。
DSC04334amx12.jpg
カンパニョーロのホイールバッグですが、
補強の当て布が外側にある場合と 内側にある場合があります。
DSC04335amx12.jpg
この年代のホイールバッグでは 外側ですが、
グレーのバッグの年代では まちまちでした。
このへんもテキトーです(→こちら)。
最近の年代では内側になっているようで、
グレーのバッグは 切り替えの時期だったのかもしれません。

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↑別のカンパニョーロのバッグですが、内側です。

DSC04019amx12.jpg
↑これもカンパニョーロですが、
なぜか風合いが違う素材です。

DSC04316amx12.jpg
で、今回の前輪を お持ち込みされた
お客さんのホイールバッグが カンパニョーロだったのですが

DSC04317amx12.jpg
カルバン ・クラインっぽいロゴの当て布になっていました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2号を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号を組みました。

DSC04313amx12.jpg
前輪はエボライトハブ20H CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

DSC04310amx12.jpg
DSC04311amx12.jpg
後輪はエボライトハブ24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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SM-AD91について  

シマノのフロントメカ用バンド、SM-AD91を仕入れました。
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DSC04260amx12.jpg
↑これ
厳密にはバンドにある表記の通りSM-AD91-Lです。
末尾のアルファベットはS/M/Lの3種類で
それぞれシートチューブ径28.6mm/31.8mm/34.9mmを
意味しますが、28.6mmの場合は
31.8mmのバンドにスペーサーを噛ませて対応しています。
電動コンポが出て以降のフロントメカ用バンドには
SM-AD79、67、90、91の4種類がありますが
最初のSM-AD79のみ LとMとMSの3種類があります。
MSは「31.8mm径+28.6mm用のスペーサー付き」という仕様で、
Mの単品販売があったのは79だけで
以降は全て MSまたはLでの販売となっています。
MSとLの価格差は100円前後ですが(MSのほうが高い)、
S用のスペーサーは税別定価465円なので
それが100円くらいで同梱されるなら お得・・・と言いたいところですが
99%以上のユーザーにとって不要なパーツなので 全然お得じゃないです。
28.6mm径のスチールフレームであれば
ほぼ直付け台座仕様なので、そうでないスチールフレームか
大昔のアルミラグ式カーボンフレームなどでしか 使いどころがありません。

以下 全て税別定価で
SM-AD79は MとLが4863円、MSが5095円でした。
非常に高額なパーツですが、
とくに電動フロントメカのFD-7970と合わせる場合
取り付け部分のアールなどが ぴったり合うので
純正品を使ったほうがいいのは確かです。
デュラエースのスペアパーツといえば、
たとえば フネ付きブレーキシューなどは デュラエースの価格だけが
それ以下のグレードに対して飛びぬけて高いですが
これはデュラエースと同じ色の表面加工を
日本国内でしているためだと思われます。
同じ理由で ホイールのクイックも高かったのですが、
こちらは最近は そうでもありません。

また、FD-7970の直付け仕様が47260円で
バンド仕様が52368円なのを考えると
バンド単品が5000円くらいするのも仕方が無いのかもしれません。

SM-AD67は Lが1062円、MSが1118円です。
一気に安くなりました。これだけがアルテグラグレードの品番です。

SM-AD90は Lが3953円、MSが4174円です。
少し安くなりましたがやっぱりデュラエースという感じです。

SM-AD68というのは出ていません。

で、今回のSM-AD91ですが
Lが1056円、MSが1111円となっています。
箱もデュラエースグレードの化粧箱から
スペアパーツ全般の青い箱になったので
91という品番ながら「デュラエースのパーツ」ではなくなったのかもしれません。

SM-AD80というのも出ていません。
AD91が この価格なら不要でしょう。

DSC04261amx12.jpg
SM-AD91は、バンドの後ろ側に突起があり

DSC04263amx12.jpg
R9100系のフロントメカのサポートボルトが
ちょうど 面で当たるようになっています。
私は直付けフロントメカ+バンドだと
サポートボルトは不要だと思っているのですが、
こういうデザインになっているのなら当ててもいいでしょう。
最近の軽量カーボンフレームの直付け台座には
剛性が低いものがあるので(※)、
羽根を内側に振って固定したフロントメカを
サポートボルトで 羽根がチェーンリングと水平になるまで
外側に持ち上げるという どう考えてもヤバい調整を必要としています。
というか シマノのマニュアルでも そうなっています。
台座に常にテンションがかかるのは良くないだろ!と思いますが
そもそもワイヤーをフロントメカに固定した時点で
向きや大きさの違いはともかく 常にテンションがかかっているので
問題ないのかもしれません。

※一部では、みたいなニュアンスで書いていますが 実はこちらが多数派

DSC04309amx12.jpg
SM-AD91が 従来より安くなった理由のひとつが、
フレームへの固定ボルトです。
AD79ないし90では ここがチタンボルトでした。
SM-AD67については(→こちら)もどうぞ。

category: その他 機材の話

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6600だけどデュラエース扱い  

初の10Sデュラエースの7800系のチェーンは
CN-7800ですが、これがどうしたわけか
南半球(厳密にいうとオーストラリア)で やたらと切れたこともあってか
発売から半年くらいでCN-7801に変更となりました。
ST-7800もわりとすぐにST-7801となっていますし、
ST-7901というのはありませんが ST-9001というのはあるので
昔からロードバイクに乗っている人は
少なくともデュラエースの最初期ロットを買わない傾向が 確かにあります。

CN-7800は 誰が切っても新鮮なアウターリンクが残るように
出荷時のチェーンの両端が どちらもアウターリンクになっていました。
CN-7801では 両端はアウターリンクとインナーリンクになっています。
が、現在ではCN-7801も廃版となり 7800系の補修用としては

DSC04306amx12.jpg
7800系列のアルテグラグレードの
CN-6600を使ってくれということになっています。

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が、箱にデュラエースの記載も入るようになったので
これは往時のCN-6600とは違い「デュラエース扱い」をされており、
大げさに言えば 仕様が変わっています。

DSC04308amx12.jpg
その仕様というのは「コネクトピンが2つ付属している」ことです。
デュラエースのチェーンのみ2つで、それ以外のグレードは1つというのが
コネクトピン始まって以来の伝統です。
CN-7801があった当時のCN-6600は間違いなく1つ入りです。
じゃあ ショップの死蔵品などで旧CN-6600を見かけたら
コネクトピン1個分 損をするのかというと、
その時点からでは ピン1個どころじゃないほど
チェーンが値上がりしているはずなので
もし 当時の価格で旧CN-6600が売っているのであれば
かえって得になります。まあ、ほぼ現存していないでしょうが・・・

category: その他 機材の話

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

私は このスポーク長さを ある奇数mmにしていますが、
サピムのCX-RAYの問屋さん在庫は
2mm刻みの偶数長さのみなので
直近の長さからであっても 1mmはカットしないといけません。
が、CX-RAYは 公称長さより短い傾向があるので
1mm切ろうとしたら 刃がスカッたり 1mmくらい切れたりと
わりとテキトーです。少なくとも 吊るしのCX-RAY20本より
私が切って作った長さのCX-RAY20本のほうが
長さの個体差が少ないのは間違いありません。

それはいいとして、問屋さんの黒CX-RAYの在庫が軒並み尽きており
これに必要な直近の長さと それ+2mm、さらに+2mmが全滅となっております。
そこからさらに+2mm以上はカット可能な範囲を超えてしまいます。
当店には、黒CX-RAYの問屋さんの次回入荷までには
困らないだろうというくらいの在庫はあります。
過去に痛い目を見たので さすがに学びました。
今日も 問屋さん在庫の 286mmのラスト6本と
300mmのラスト64本を買い占めましたが、
問屋さんの厚意に甘えず 20本単位で買ってあげようぜマジで。
300mmを60本にすると 残り4本余るのが不憫だから 全部いったぞ。

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↑これは直近の長さ+4mmからカットしていますが、
プレーン部分を あと2mm詰めるのは やめたほうがよさそうですね。

category: のむラボホイール

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310のリムをお引っ越ししました  

先日の続きです。
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いきなりですが リムのお引っ越し中・・・

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28Hのうち ちょうど半分の14Hだけ
お引っ越し状態にしたら
どっちが不備のあるリムか 分からなくなりました。

というのは 冗談です。
よくよく見れば分かります。お客さんにも説明しています。

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組めました。結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロ カーボンさん  

お客さんから レーシングゼロカーボンをお預かりしました。
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まずは前輪から。
新シャフトだいばくはつを やらかしたので何とかしてほしいとのことです。
やらかしたのは お客さん自身なので あまり手厳しいことは書きません。

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↑右エンドは14mmスパナのつかみしろがナメており、
14mmハブスパナを5~6ヵ所ほど かけたような痕があります。

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左エンドは六角穴が割れています。

少なくとも左エンドは要交換、今後の整備性を考えて
ハブシャフト+右エンドも交換していいということなので
左エンドにする荒事が ハブシャフトにまで及ばないように
気を遣う必要はありません。
気を遣う場合変わるのは ドリル刃の径と作業時間です。
玉当たり調整ナットは使い回します。というか使い回せるように回収します。

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↑荒事は こんな感じ
左エンドのツバをとばせば ハブ体からシャフトは抜けますし、
ツバの面圧が無くなれば エンドの残骸のねじ山は軽く回る場合がほとんどです。
慎重に少しずつドリル刃の径を大きくしていけば
もっときれいに壊せるのですが、今回は わりと大径のドリル刃から始めました。

新シャフトだいばくはつ(グーグルのサジェストにも出る のむラボ用語)とは別に
ハブベアリングがゴリゴリなので交換をご希望、
しかも 元の仕様のUSBではなく CULTにしてほしいとのことです。

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錆びていたUSBのワンを抜きました。
ハブ胴内に浸入したメーカー純正の白グリス(現在は一般売りは廃版)が
きれいなのに、ベアリングは かなり傷んでいました。

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CULTのワンを圧入しました。

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ハブシャフト+右エンドと
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左エンドナットを交換しています。
在庫は常備しています。
立て続けに数件連続で同じ案件が来ない限りは大丈夫です。

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センターずれがあることになっていますが、
振れもあったので 探せば 暫定センターがドンピシャという
位相があったかもしれません。

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振れ取りとセンター出しをしました。

DSC04164amx12.jpg
つづいて後輪。

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ひどいセンターずれがありますが、
お客さんいわく振れ取りの履歴は無いということで、
振れ取りごっこで ずれたわけではありません。
お客さんは このホイールの最初のオーナーなので、
前のオーナーの履歴を知らない、ということもありません。
厳密にいうと この後輪は ずれていません。
ずれているように判定されるだけです。
それについては あとで書きます。

フリーボディ外側のベアリングが、中身が錆びで削れ切っていて
ガタが出ておりフリーボディを持つと
ハブシャフトに対して偏芯するようなガタがあります。
これは異音の原因にもなりますし、スプロケットごとでつかめば
より顕著にガタが分かりますが、
フリーボディ単体で分かるのは よほどのことです。
DSC04167amx12.jpg
エンドを画像下側に押すと ベアリングの内輪がエンドに隠れて、

DSC04168amx12.jpg
上側に押すと見えるようになる、くらいには ガタがあります。

DSC04170amx12.jpg
外側のベアリングを抜きました。

DSC04171amx12.jpg
うわあ。

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しかし ハブシャフトの外側ベアリング直下に
傷や もらい錆びは ほぼ無く、
要交換と私が判断しなかった 内側ベアリング直下には
こすれたような痕があります。
ベアリングの傷み具合と ハブシャフトのもらい錆びのひどさは
因果関係があることが多いですが、こういう場合も まれにあります。

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ハブベアリングは絶対に要交換というわけではありませんが
お客さんの希望なので CULT化をします。
その際に気が付いたのですが、ハブシャフトと中空エンドボルトの間に
入っているはずのスペーサー(ワッシャー)がありませんでした。
お客さんのほうでバラしたことがあるそうなので、手厳しいことは書きません。
前後ハブとも ここにスペーサーが入っていますが、
フロントは薄く リヤは厚いもので
とくに リヤはオーバーロックナット寸法が
無視できないほど狂います(もちろん ホイールセンターも)。
先ほどのセンターずれっぽいのは ここのパーツの紛失が原因でした。

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CULT化しました。

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ワンの交換による圧入具合の微妙な差と
センタリングワッシャーの食い込み具合が微妙に変わることから
仮に この後輪が振れ無しで暫定センタードンピシャであっても
ハブの作業後にセンターゲージを当てたときに
紙1枚くらいはずれていることがあります。
が、ハブのCULT化+純正スペーサーの補填をした時点の
ホイールセンターはドンピシャでした。
うっすら振れ取りをしていますが その程度では狂わなかった、
というのが 上の画像の状態です。

category: のむラボ日記

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キシリウムSLさん  

お客さんから 銀キシリウムSLをお預かりしました。
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前後輪の点検や修理をご希望ですが、
とくに フロントハブの回転が異常に重く 異音もするとのことです。

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ハブシャフトが 手で回せ・・・ますが かなりゴリゴリしています。
こうなる原因は おもに3つ、
1つめは セラミックベアリングまたは非接触の鉄球ベアリングにして
あっさり浸水、結果 中が錆びるというもの。
2つめは 単なる経年使用です。
出て10年ちょっとのホイールなので それも考えられますが、
このお預かりしたホイールは 非常にきれい(※)で使用感が少なく、
リヤハブのベアリングが なんともないので
経年使用で傷んだというのは考えにくいです。
※当店に送ってこられる前に洗っているようです。
フランジやニップルなど角ばっている部分に
スポンジのかけらが引っかかっていました。
3つめは 玉当たり調整を過度に締めこみ過ぎた状態で使ったというものです。
マヴィックは このフロントハブのベアリングに6901を使っていますが、
これはフロントハブに使うにしては かなり大きなサイズになります。
そもそもが堅牢なので 玉当たり調整が適正な純正のベアリングを
経年使用で壊すのは非常に困難です。
おっと 4つめを思いついた。
高圧洗浄機の水圧で
ベアリング内部のグリスが抜けたというのを追加しておきます。
あとの話になりますが、ベアリング内部が錆びていたので。

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ポン当て式エンドの取り付けの向きが逆です。
作業に際して直しておきます。

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ハブ胴の文字の向きとハブシャフトの差し込み方向が
マヴィックの出荷状態と逆です
(つまり少なくとも一度はハブシャフトを外した履歴がある)。
これも 直しておきます。

DSC04198amx12.jpg
玉当たり調整側のパーツを外しました。
やはり締め過ぎてはいたので、原因の一つかもしれません。
ベアリングは純正品です。

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あとは ハブシャフトを指で押せば
簡単に抜け出てくるはずなのですが、
なぜか固着感があり 抜けません。

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プラスチックハンマーで 叩き抜きました。
ハブ胴との関係が出荷時と逆でしたが
こちら側を右側、玉当たり調整側を左側と呼ぶことにします。

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ベアリングも抜きました。

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右側のベアリング(画像でも右側)の中身が どう見ても錆びています。

DSC04203amx12.jpg
同じようにパーツクリーナーを噴いても
右側ベアリングからのみ 錆び汁が出てきます。
こちらがゴリゴリの主因です
(ベアリングを抜く前に確認していますが、
左側も新品同然という感じではなかったので
交換と判断しています)。

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ハブシャフトですが、なぜか右側ベアリング直下には
もらい錆びが ほぼ無く、

DSC04205amx12.jpg
左ベアリング直下には ありました。
ハブシャフトが抜けない固着感の主因は こちらのようです。
ベアリングの中身の錆び具合と ベアリング直下のもらい錆び具合に
因果関係が無い場合というのが、
カンパニョーロ/フルクラムのフリーボディのベアリングで たまに見られます。
それについては 次の記事で。

DSC04206amx12.jpg
可能な限り きれいにしました。

DSC04207amx12.jpg
ベアリングを・・・
DSC04208amx12.jpg
圧入しました。
たまたまですが マヴィック純正が採用している
同じメーカーの同じものでした。
といっても 同じブランドの同じホイールでも
ロットによって ベアリングのメーカーが変わることもあります
(スウェーデンのSKFのイタリア製ベアリングが多い気がする)。
非接触シール式ベアリング(上の画像の黒シールのやつ)の在庫もありますが、
マヴィックのホイールに非接触式ベアリングはやめろ、
やるならリスクを理解しろ(というかショップ側が説明しろ)と
私は いつも書いているように、お客さんの強い希望が無い限り
非接触式には交換しません。

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このエンドの どこにシールがあるねん ベアリングのシールが
いきなり最後の砦やんけ、という話です。

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ハブシャフトの向きとハブ胴の関係を
マヴィックの出荷状態と同じにしています。

DSC04212amx12.jpg
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センターが盛大にずれています。
振れ取りごっこでこうなった、と断言できないのが マヴィックです。
いや でも前輪を これで出荷しないとは思うのですが・・・。

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ビードフックに こびりついているタイヤのゴムの
こびりつき方から、ミシュランのタイヤを履いている(履いていた)
という ほぼ間違いない推測が成り立つのですが
冒頭の画像にあるように プロ3レースが履いてあったので
「なぜか言い当てた」という手品にはなりませんでした。
ここから もうちょっと飛躍して、これが赤や青だったら
「乗っているフレームの色、赤い(青い)でしょ」などと言い当てて
お客さんにびっくりされることも あります。
とくに 青は確度が高いです。
カーボンフレーム(黒)の差し色に 赤や黄は多いですが
青というのは あまり無く、青いフレームというのはカーボンに限らず
カーボンまたは金属フレームで青主体の塗装であることが多いので
青サイドのタイヤを履くのはそういうフレームと合わせている場合が ほとんどです。
そういえば先日、レーシングゼロのリムに ミシュランの赤いカスが付いていたので
「フレーム、赤色でしょ」と言ったら お客さんいわく赤いフレームでもなければ
ミシュランのタイヤを履いたことも無いそうで、
しかし ミシュランどうこう以前に黒タイヤしか履いていないのに
リムに赤いカスが付くわけがありません。
これの答えは「そのホイールの前のオーナーが
赤いフレームで ミシュランタイヤだった」でした。
ホイールを譲り受けたのが知り合いからでなかったら
謎になっていたところです。
あと、キシリウムSLRで「乗ってるのがGIANTのTCRかプロペルで、
このホイールは完成車の付属品ではなかった」というのを
ホイール単体を見て言い当てたことがあります。
完成車の付属品ではない、というのは
そういうスペックの完成車が無いことから断定するのは容易ですが、
なぜGIANT乗りか分かったというと、お客さんには説明していません。
ここにも書きません。

DSC04215amx12.jpg
センター出しをするにあたり、固着予備軍のニップルが多かったのですが、
どうしても回らない固着ニップルがひとつあり、
当店になぜか これのスペアスポークがあるという退路を確認したうえで
躊躇なく回すことにしました(ゆるめる方向で)。
リム側のバテッド始まり付近で パキーン!と折れるはずですが、
不注意でやらかしたわけではなく
事前に そうなると知っていたと主張するために
こういうのを書いたのですが

DSC04216amx12.jpg
スポークが塑性変形で ねじれた先で 固着が解除されました。
これは予想外でしたが、ニップル付きスポークの交換を要するという点は変わりません。

DSC04218amx12.jpg
↑白錆びポロポロ

DSC04222amx12.jpg
スペアスポークのニップルは
そろばんの玉のように 範囲内を軽く動かせますが、
元固着ニップルは どうやっても これより内周側にニップルが動きません。
注油や洗浄をすれば いけるかもしれませんが。

DSC04223amx12.jpg
直りました。

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センタードンピシャです。

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つづいて後輪。

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ハブベアリングの回転は滑らかなので何もしません。
玉当たり調整も適正です。
フリーボディの空転がやや重いので 洗浄と注油をします。

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中身が傷んでいる場合、ラチェットの2つ爪の外側に
傷と汚れのリングが出来ますが、

DSC04229amx12.jpg
ぬぐっただけの状態で そういう痕跡が一切無いほどなので
ラチェット回りには 傷みはありません。

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DSC04231amx12.jpg
リムがフリー側にずれていますが、

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フリー側のテンションがヌルめだったので
振れ取りついで以上に増し締めしました。
この時点では センターずれは かえって増えています。

DSC04234amx12.jpg
DSC04235amx12.jpg
そこから 反フリー側の増し締めでセンター出しをしたので
締めていないニップルはありません。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04266amx12.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

DSC04267amx12.jpg
エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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