のむラボホイール5号を組みました 
2020/01/28 Tue. 23:51 [edit]

のむラボホイール5号の前輪を組みましたた。
エボライトハブ20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

金アルミニップルと赤アルミニップルが1本ずつです。

金アルミニップルのほうは相方の後輪も組めました。

エボライトハブ24H 黒CX-RAYヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
category: のむラボホイール
コンペティション TDF LTDのチューブですが 
2020/01/27 Mon. 23:14 [edit]

ツールドフランス リミテッドエディションですが、
レギュラーモデルのコンペティションより
横っ腹が しなやかだと 以前書いたところ
「インナーチューブがラテックスなのでは?」
というコメントをいただいてました。
プロ仕様のおすそ分けなので ありえる話ですが

お客さんに タイヤ伸ばしを頼まれたので
ストレッチャーYにかけて3日目、
ほぼエア抜けしていないので ブチルチューブのようです。
category: のむラボ日記
SES4.5リムでホイールを組みました 
2020/01/27 Mon. 23:07 [edit]

SES4.5のリヤ用リムで後輪を組みました。
SES(スマートエンヴィシステム)は
スマートさん的に最適だとする穴数とリム高の組み合わせ以外では
展開しないという 押しつけがましい仕様で、
SES4.5の場合 48mm高20Hリムをフロント用、
56mm高24Hリムをリヤ用としています。
リヤ用リムで前輪を組むなどすることも可能ではありますが、
通常 そういうことはやりません。

クリスキングR45ハブ24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

つづいて別件になりますが、
SES4.5のフロント用リムで前輪を組みました。

ノヴァテックAS61CBハブ 20H CX-RAYストレート
強制ラジアル組みです。
category: のむラボ日記
キシリウムESさん 
2020/01/26 Sun. 23:23 [edit]

フリーボディのスプラインに スプロケットの取り付け痕が ほぼ無く、
ブレーキゾーンも 新品ではないと分かるものの 非常にきれいです。


画像では伝わりにくいのですが、
赤のアルマイトカラーが全く退色していません。
キシリウムESは 2006年に出た限定モデルです。
未使用というわけではないですが、
フレームセットに取り付けて(日光ではなく)ほぼ蛍光灯にしか
晒していなくても もう少し退色はするはずで、
ホイールバッグに入った状態で死蔵されています。
ホコリも かぶっていません。
この状態で現存しているのは非常に珍しいです。
点検のほうは前後輪とも うっすらセンターずれありでした。
ところで、これらはホイール単体の状態で お持ち込みされましたが
「ミシュランの黄色サイドのタイヤが付いていませんでしたか?」
と伺ったところ プロ3レースのイエローが付いていたとのことでした。
言い当てられた理由は、以前にも書きましたが


バルブ穴周辺にタイヤのゴムが強く こびりつくのは
ほぼミシュランのタイヤに限られるからです。
category: のむラボ日記
DM18リムで後輪を組みました 
2020/01/26 Sun. 21:19 [edit]

DM18リムで後輪を組みました。

FH-T610 32H 全コンペヨンロク組みで

結線ありです。
結線しなくても良さそうな感じには仕上がってましたが、
まあ せっかく当店で組むんだし、ということでやりました。
category: のむラボ日記
リンクを切られました 
2020/01/25 Sat. 13:13 [edit]
最近 何人かの お客さんから
「十三峠十三分切りというブログからの
十三の十三店舗紹介(→こちら)のリンクが切られているよ!」
というタレコミをいただきました。
人のフンドシで相撲とる図々しさのわりに メンタルが弱いのう。
ちなみにリンク先の記事、妙な人気がありまして
今でも 日に3~4つほど拍手が増えています。
というわけで
採点(→こちら)のほうも3点から1点に下げておきました。
リンクを切ったら1点にするのは 実は前々から決めていたことです。
採点基準を明かしておきますが、
紹介されている各店舗をめぐって
店の前に自分のバイクを置き 自撮り行脚をしたら6点で、
「この店は13秒でイキました!」
「両足には自信がありますが 真ん中の足はまだまだ ひよっ子です!」
「なんと五射精by雲の十三(ジュウザ)」
などと全ての店の体験レビューを書いたら10点にするつもりでした。
category: 新手のスタンド使い
シャマルウルトラさん 
2020/01/24 Fri. 23:57 [edit]

リヤメカを巻き込んだとかで

スポークが折れています。


直りました。
折れているのを1撃目として
2~4撃目までのスポークを交換・・・という例が多いですが
今回は1撃目で全て受け止めたようで、
交換を要したのは1本だけです。
リムにダメージも無く、変な言い方ですが うまい壊れ方をしています。

↑交換したスポーク
回収の際に 作業性から やや真っすぐに曲げています。

ニップルは交換しないことが多いのですが、
妙な摺動抵抗があったので 交換しました。
category: のむラボ日記
DM18リムで前輪を組みました 
2020/01/24 Fri. 23:51 [edit]

ALEXRIMSのDM18リムで前輪を組みました。

ハブはT610系デオーレで、ツーリング用のコンポなので
Mではなく T始まりの品番ですが
元々 デオーレというコンポはMTBというカテゴリーが成立する以前からある
ツーリング用のコンポなので ある意味 回帰しています。
HB-T610 32H コンペロクロクイタリアン組みにしました。

リムは ダブルウォールではあるものの、
ニップルの端面と リムテープとが非常に近いので
スポーク長さに マイナス0.5mmくらいの
ビビり補正値を入れようと思ったのですが

入れなくて 端面ツライチになりました。


ちなみに これは初代デオーレのクランクですが、
ワンキーレリーズのフィキシングボルトと
DDペダルの話を書くときに また出します。
category: のむラボ日記
ボーラ ウルトラ ツーさん 
2020/01/21 Tue. 16:23 [edit]

ナローチューブラーリムで内蔵ニップル仕様の時代のボーラです。
点検とタイヤの取り付け、

あと しわが寄っているのが目立つステッカーの貼り換えをご希望です。
現行のボーラはラベルがクリア塗装の下にありますが
この年代のボーラは剥がせる仕様で、交換も可能です。

びふぉー
ステッカーを剥がしたあとの糊残りの処理が大変でした。
リム単体なら割りとやりやすいのですが・・・。

あふたー
同じ箇所です念のため。

前輪で1ヵ所、リム穴の部分に ふくらみがありました。

角度を変えて撮りました。
厳密にいえば かすかなふくらみは他の部分にもあるのですが、
前輪では ここが最も顕著です。
後輪の場合は、G3だからなのか
どのリム穴も 前輪よりは顕著な ふくらみがあります。
これが起こる原因として、小判型(角丸長方形)のワッシャーを
前後方向ではなく左右方向にしたまま
ニップルを締めこんだというのが考えられますが
全数検査したところ ここも含めて
ワッシャーの向きが間違っている箇所はありませんでした。
この程度であれば問題はありません。
以前に レーシングスピードで
ここのワッシャーの向きを間違えたまま締めこんだ
某クソショップの修理ごっこを見たことがありますが
(リム内を照らして見て ワッシャーが完全に横向きなのを確認)、
あのふくらみは こんな程度ではありませんでした。
画像を撮っていないので記事にはしませんでしたが、
言及している記事はありました(→こちら)。

お客さんによれば ハブの回転がゴリゴリしているとのことで、
私が見ても ゾリゾリとした感触がありましたが
玉当たりが まだ こなれていないだけだと思われます。
CULTのワンは、ハブにガタがある状態で
かなり長期間使ったなどしないかぎりは ダメになることがまず無く、
お客さんは このホイールの最初のオーナーではないとのことですが
それほど使用感が無いことからも ベアリングの交換は不要だと思われるのですが
一応 中を見ました。とくに異常はありません。
もし仮にワンを交換するとなると、見ての通り スポークヘッドが邪魔しているので
ホイールの組み直しが必要になります。

玉押しのほうも異常はありません。
きれいな摩耗痕は あります。

びふぉー

あふたー
ハブの回転に 砂を噛んでいるような感触があったので
洗浄して再組立てしたところ ゾリゾリした感触は かなり軽減されました。
このまま使っていると いずれスルスルになると思います。


リムが右側(玉当たり調整ナットがある側の反対側)にずれていました。
振れも かすかにありましたが
センターずれのすき間の量を越えない程度なので
全般的に リムが右側にずれているのは確かです。


直しました。

前のオーナーは チューベラーテープ派だったようですが、
お客さんは リムセメントでのタイヤ張りを ご希望で
「剥がすときに苦労しない程度に、でも使っていて剥がれない程度に」
張ってほしいと言われました。
これ、リムセメント派には伝わる絶妙なニュアンスでして、
私も 仕事としてタイヤを張る際には
「出先でパンクしてタイヤ交換するときに
強力に張ってあって なかなか剥がれず
真夏の炎天下で汗だくになろうが
真冬にグローブを脱いで手がかじかもうが 知ったこっちゃないわ
悪いが とにかくビビり気味に 強めに張らせてもらう!」のですが
自分のタイヤは 自己責任で やや甘めに張ります。
とくにブレーキをかけない後輪のタイヤは 前輪よりも甘めです。

できました。

タイヤは パナレーサーのプラクティス デュアルです。
ライオンタイヤ製であることに疑いの余地はありません。
このプラクティスというタイヤは
レギュラーモデルが 黒一色のトレッドにアメサイドで、
末尾にデュアルが付くと 黒/黄のデュアルトレッドとなり、
パンク性能を高めたデュアルTG(ツアーガード)は
黒/赤のデュアルトレッドとなります。
つまり、ひとつの仕様に付き ひとつの色展開のみというわけです。
あと どーでもいいことですが、ソーヨーのチューブラータイヤでは
この手の2色トレッドをツイントレッドと呼んでいます。

つづいて後輪。
ハブの回転は かなり こなれていました。
上の画像では スズメドリルのごとく
ハブシャフトを回転させています。ぎゅいーん


暫定センタードンピシャ、
振れ取り後でもドンピシャでした。優秀です。

タイヤも張りました。
category: のむラボ日記
のむラボホイール6号の後輪を組みました 
2020/01/20 Mon. 22:17 [edit]

先日の続きです。SES4.5リムで組んだホイールから

フィルウッドのハブを抜き取りますが

新たに組むホイールにも これと同じ位置に
同じ処理でホイールマグネットを固定します。

のむラボホイール6号の後輪を組みました。


24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。
category: のむラボホイール
12mmスルーアクスルハブでホイールを組み直しましたたたた 
2020/01/19 Sun. 22:57 [edit]

ENVEの1-45チューブラーリムでホイールを組みましたた。
元は このリムとクイック式のハブでホイールが組まれていましたが、
シクロクロスシーズン途中の
不可抗力によるフレームセットの変更(※)に伴い
前後12mmスルーアクスル用のハブで
組み直さないといけなくなり、
シーズンの残りを棒に振るわけにもいかないので
急遽 組むことになりました。
※フレームが ぶっこわれた→
最近のフレームは軒並みスルーアクスル仕様、という流れ

前輪はレボディスクハブ24H(というか このハブは24H仕様のみ)
全CX-RAYロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。


後輪はレボディスクハブ24H(というか このハブは以下略)
半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。
さらに もう1ペア、

マヴィック リフレックスチューブラーリムでホイールを組みましたた。

前輪は105 HB-R7070 32H
全CX-RAYロクヨン逆イタリアン組み結線ありで、


後輪は105 FH-R7070 32H
半コンペヨンロク組み結線ありです。
category: のむラボ日記
固着BBを外しました 
2020/01/19 Sun. 14:52 [edit]

みぎ

ひだり
スクエアテーパーシャフトのBB小物が固着しており、
近所のショップでも ゆるめられなかったとのことですが、
左右の作業時間3分ほどで両側とも ゆるめられました。
上の画像は すでにゆるめた後で、手で外せるようにしてあります。
いえ~い 外せなかったショップ見てるぅ~(煽り)
category: のむラボ日記
SES4.5リムで前輪を組みました 
2020/01/18 Sat. 23:02 [edit]

のむラボホイール6号を組むためのハブを抜いた
SES4.5リムで前輪を組みました。

クリスキングR45ハブ マットスレートカラー 20H
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
お客さんからは「効率を優先してください、
スポークを使い回さなくてもいいです」と言われていますが、
効率を優先すると(使い回しが可能な場合は)
使い回すほうが 効率が良かったりします。
前回に組んでからの時間や 使用感などから、
たとえ使い回せても 使い回さないほうがいいと
私が判断すれば別ですが、今回は スポークを使い回しました。
フィルウッドとクリスキングでは ハブ寸法が異なりますが
使い回しが可能な範囲でした。
後輪は 左右とも新規スポークになるはずです。
category: のむラボ日記
明日お休みをいただきます 
2020/01/16 Thu. 23:52 [edit]
のっぴきならない用事のため お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。
つづいて18日(土)と19日(日)ですが、
それぞれ別件で長時間(3~4時間)の
一貫した作業の予約がありますので
ホイールの点検を 飛び込みで持ってきていただいても
見れない、または すぐにお伺いできない可能性があります。
はっきり書くと たぶん無理です。
~業務連絡~



チタン インゴット

チタン ハンガーシェル(BSC)


チタン フォーククラウン

チタン 正爪エンド

チタン ストドロエンド



チタノザウルス(チタン製)
以上を 持ってきました。
チタノザウルスについては映画「メカゴジラの逆襲」に
同名の怪獣が出てきますが 語源が同じなだけであり
これとは無関係です。
category: のむラボ日記
謎の中華カーボンリムの前輪さん 
2020/01/16 Thu. 22:13 [edit]

ハブは DT350ディスクのストレートプル仕様24Hで
スポークは 黒CX-RAYストレートです。
リムは いわゆる中華カーボンですが、
よく考えれば ハブはともかく
スポークには「名も無きブランドの使用例」というのがありません。
作るのが案外 難しいか、新規に製造設備を立ち上げて
初期投資をペイするのが難しいパーツなのかもしれません。

くろんど池のシクロクロスで 杭に激突したということです。
リムにも傷が入っていますが

リムに傷がある側(右側/反ローター台座側)の
スポークが2本とんでおり、
要交換と判断されるスポークは
左右続けてのリム穴で数えて5連続の5本です。
左側の1・3・5本目が変形ありで
右側の2・4本目が折れています。

↑5本目(先ほどの画像 一番右)は
明確に曲がっており、

1本目はかすかな変形だと思っていたら

テンションを抜くと けっこう曲がっていました。

このホイール、チューブラータイヤを
リムセメントで強固に張っており、
スポーク交換の際に ニップルをリム内に1つでも落としてしまうと
タイヤを剥がして 再度 強固に張らないといけなくなってしまいます。
作業時間が大幅に変わるので そういう事故は避けたいとこr

うわああああああー!
というのは冗談で、ニップルに スポークのねじ山が
十分に噛んでいるので大丈夫ですが
こういうことしてふざけていると たまにマジで痛い目に遭うので
よいこのみんなは マネをしないように!
ちなみに、このリムは
外周部にバルブ穴以外の穴が無いリムらしいので
ニップルを落とした場合 タイヤの脱着以外に
その点でも面倒です。

回収するスポークですが、

スポークヘッドが 隣のスポークに当たるので

回収できそうにありません。
もしかして スポーク交換に
全バラしを要求するタイプの構造・・・?

ということはありません。
上の画像、最終交差を編んでいますが
これによって スポークヘッドを抜く向きの指向性が狭まっているので

ニップルをゆるめて外したスポークの最終交差を
編まないように ひっくり返すと

このように 斜めに抜けます。

交換するスポークが1~2本くらいであれば問題は無いのですが、
5本ともなると その位相直下に大きな縦振れが出ます。
そして、縦振れを追い込むには タイヤを外さないといけません。
が、このタイヤの脱着の手間がすさまじいので
タイヤを張ったまま縦振れを追い込みました
(タイヤの外周にゲージを当てるわけではなく 目視で分からなくなるまで)。
シーズン後に タイヤを外して持ってくるそうなので
今日は姑息的処置としました。
で、いつも書いているように
原理的には この5ヵ所のニップルの調整だけで
大方の振れが取れるはずなのですが
なぜか早々に「最も振れている箇所」が この対岸付近の位相に現れ、
その直下のスポークをさすると 当初 気づきませんでしたが
けっこう ベコベコに変形していて、テンションを抜くと

↑こうなっていました。
要交換6本目です。

直りました。
センターずれがありましたが(元からあったのか 作業で出たのかは不明)、
タイヤ付きでも使えるパークツールの簡易ゲージで出しています。
こいつは 紙1枚のずれを看破できないので あまり使いたくはないのですが・・・。

↑交換したスポーク
上から1・4・3・2・5・6本目です。
category: のむラボ日記
のむラボホイール6号の前輪を組みました 
2020/01/16 Thu. 21:53 [edit]

お客さんから フィルウッドのハブと
SES4.5のチューブラーリムで組まれた前輪をお預かりしました。

黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで、かつて私が組んだものです。
このハブを使って のむラボホイール6号を組んでほしいということなので

組みました。

20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

オレンジニップルをご希望でしたが
内蔵ニップル式リムで見えないので 銀ニップルにしています。
のむラボホイール6号は
終売と言いながら それ以後に何度か組んでいますが、
それら(今回の件も含む)は
予約分のリムを あとから組んでいるだけで
リムの在庫は終了しています。
そして この前後輪のぶんが当店最後の在庫です。
しかし、レイノルズの32のホイールないしリムを入手して
後輪を のむラボメソッドで組み直せば
実質 のむラボホイール6号的なホイールを得られるわけでして・・・
そういうことを 私が提案するまでもなく考える方は多いようで

別件の前輪A

別件の後輪A フリー側

別件の後輪A 反フリー側

別件の前輪B

別件の後輪B フリー側

別件の後輪B 反フリー側
それをやってほしいという案件が いくつかあり
すでに当店に2ペア 32があります。
昨日のキシリウムSLの記事のお客さんからも
「32のリムを すでに買ってあるのですが
組むと いくらぐらいかかりますか?」と問い合わせがありました。
すでに買ってるんかい!←ツッコミ
あと、上の画像の32ですが、どちらも 前輪は逆リム扱い、
後輪は正リム扱いとなっています。
前輪は点検だけで、バラすのは後輪だけになると思うので
前輪は逆リムのままになります。
category: のむラボホイール
キシリウムSLさん 
2020/01/14 Tue. 22:20 [edit]

点検をご希望です。まずは前輪から。

2006年のキシリウムES(数量限定品)の仕様を一般化したモデルなので、
年代からして当然 ナローリム、非エグザリット、非チューブレスリムです。
いま挙げた3つの逆、ワイドリム、エグザリット、チューブレスリム化は
すべてリムが重たくなる仕様変更なので、
その仕様である必要を感じない人たちにとっては ありがたくありません。
お客さんは このホイールの最初のオーナーではなく、
これを入手してから一度も使っていない感じなので
わざわざ この年代のキシリウムを探したということになります。

ニップルの形状は 逆トルクスの部分が小さい旧バージョンです。

キシリウムSLは バルブ穴以外に外周部に穴が無い仕様ですが、
継ぎ目の処理が粗いので それを覆うテープを貼っています。
これ、ブレーキ熱に負けてか 少し縮んでしまう性質があり
さらに経年使用でめくれてきます。

テープの糊を脱脂しました。
ふさがなかった場合 パンクの原因になるかどうかという程度の穴があります。
これを穴というなら「バルブ穴以外に穴が無い」というのは
語弊があるということになります。

最近では、ここのテープの補修に
スタンズのチューブレステープを使うようになりました。
最も幅が狭いものでも合わないので、切って使っています。
ちなみに 上の画像で使っているテープは
最も幅が狭い21mmからでなく その次の25mmです。


うっすら センターずれありです。

本当に うっすらなので 片側偏重の振れ取りだけで消せそうですが
この前輪、スポークテンションがタレていて
スポークをにぎにぎしたときに パキパキと音が鳴らせる再現性100%なので
全般的に張る必要がありました。


増し締めと振れ取りとセンター出しができました。

つづいて後輪。

こちらもテープを交換します。

糊の脱脂の びふぉー と

あふたー


センターずれは リムが反フリー側に寄っている方向で、
マヴィックに よく見られる傾向です。
後輪のテンションは それほどタレておらず、
これのセンター出しを増し締めで取れば ちょうどいいくらいでした。


できました。
ハブの点検もしていますが、とくに傷みはありませんでした。
このキシリウムSLが出てから10年くらいになりますが、
前のオーナーが常用していなかったか
あまり距離を乗らない人だったようで リムやハブの状態は非常に良好でした。
category: のむラボ日記
のむラボホイール5号の後輪を組みました 
2020/01/13 Mon. 23:17 [edit]

のむラボホイール5号の後輪を組みました。

エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

昨日組んだホイールと同スペックですが もちろん別件です念のため。
category: のむラボホイール
シャマル ミレさん 
2020/01/13 Mon. 04:35 [edit]

点検と おしゃれ泥棒を ご希望です。

新品です。


センタードンピシャ、ほぼ振れ無しです。
驚異的なのは、これが組んですぐではなく
ルーマニアからの
箱の外から「なじみ出し」を 受けているはずなのに
振れが無いことです。

ニップルがナイロンナットになっているので
スポークに余計なパリパリ系ゆるみ止め剤が塗布されていません。
これは助かります。

仕様の時系列からして 黒ニップルにはナイロンナット仕様しか存在しません。



おしゃれ泥棒と点検が出来ました。
ほぼ 赤スポークのニップルしか触らずに済んでいます。

つづいて前輪。


ドンピシャです。ほかに書くこと無いや。



おしゃれ泥棒と点検が出来ました。
フランジカバーを外しているのは撮影のためで
あとから取り付けています念のため。
category: のむラボ日記
シャマルウルトラさん 
2020/01/12 Sun. 23:03 [edit]

溝に はまって

スポークが1本折れたとのことです。
リムはWOですが、ビードフックを よくよく調べました。
リムは何とも無かったので スポークの交換と調整で直りそうです。


直りました。

↑交換したスポーク

折れているスポークは もちろん要交換ですが、
回転方向的に隣のスポークにも 同じ箇所に変形があったので交換しました。
折れているスポークを1撃目、曲がっているスポークを2撃目とすれば
3~5撃目のスポークに擦り傷があったのですが
変形に至っていないので 交換はしませんでした。
category: のむラボ日記
のむラボホイール5号の後輪を組みました 
2020/01/12 Sun. 22:52 [edit]

表計算の数式をコピペしたら
昨日のノヴァテックフロントハブ×レイノルズ32リムの
内蔵ニップルの補正値が混じった(間違った)長さの
黒CX-RAYを12本切り出してしまったものの
あばbっばばばあばばばああっばああ
これが のむラボホイール5号24Hの
反フリー側6本組みの長さと同じだったので
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

エボライトハブ24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
category: のむラボホイール
オーエヌワイエックスレーシングのハブの後輪を組み直しました 
2020/01/12 Sun. 21:42 [edit]

お客さんから ONYXレーシングプロダクツのハブで組まれた
後輪をお預かりしました。
以前にも書きましたが、
ONYXの読みは間違いなく オニキスなのですが
日本の問屋さんでは オーエヌワイエックスとしています。
自転車業界で かぶっている商標があるので そうしているとのことです。

リムは イーストンのR90SLで
(ニップルの色が違う理由は後述)、

サピム 黒リーダー14番プレーンロクロク組みです。

ONYXのハブは、現時点でのメーカーサイトによれば
穴数以外での仕様違いによるモデルの展開数が
MTB用が113種類、ファットバイク用が36種類、BMX用が35種類、
シクロクロス用が11種類、ロード用が4種類となっています。
4種類のうち フロントハブが2種類で
ハブ胴に肉抜き穴無しの
ロードフロントハブ(一般名詞ではなく こういうモデル名)と、
ハブ胴に螺旋(helix)状の肉抜きがある
ロードヘリックスフロントハブがあります。
リヤハブは ロードDSリヤハブというモデルのみで、
2種類の仕様というのは
フリーボディがシマノ用かカンパニョーロ用かという違いなので、
ONYXのロード用のリヤハブは
実質 この1モデルだけということになります。

お持ち込みされた理由は、ニップルの破断が頻発するから
なんとかしてほしいとのことです。

お持ち込みされた時点で唯一 破断していたニップルは
斜めに割れています。
破断が頻発する理由ですが、何度も書いているように
サピムの14mmアルミニップルを信用してはいけません。
CX-RAY1本につき スポークと同色の銀か黒が付属していますが
私は これを使いません。
サピムのアルミニップルを やむなく使うのは、
DTに無いオレンジ色が必要なときに 長さ12mmのものを使うだけです。
しかし今回の破断の頻発の主因は
サピムの14mmニップルということではなく おそらくは

↑フリー側

↑反フリー側
スポークの長さが短く、すり割り未満なことにあると思われます。
スポークテンションを受けているねじ山の数が多いほど良い、
と考えると スポークの長さは 短いより長いほうがマシです。
もちろん限度はありますが。

バルブ穴から連続したリム穴2つが黒ニップルなのは、
破断したのを補修した箇所だということですが

ニップル長さが変わっても 外周側の端面の寸法は同じなので
スポークが短いことには変わりありません。

青(ターコイズかも)の14mmニップルは
工具のつかみしろが3.2mm対辺でしたが

黒の16mmニップルは 3.4mm対辺でした。
青ニップルで後輪を組んだショップと 黒ニップルで補修したショップが
別々なのかと お客さんに訊いたのですが、
なんと同じところだそうです。ふざけてんのか。
ここに書かないことを条件に教えてもらったので 店名は書けませんが、
高いパーツで下手くそな組み付けをするのが得意ということを
私が知っているところなので、
どこなのかが分かれば不思議には思いませんでした。
組んだのが店長、補修したのが丁稚ということなのかも知れませんが
どっちも下手くそなので 同じようなものです。
リムとハブから もし当人らが ここを見ていれば 一発で分かると思いますが
何回でも書いてやる、お前らは あとの対処まで含めて
どーしよーもない下手くそどもだ。
ニップルの破断を別としても テンションがぬるく、
反フリー側の交差をにぎにぎすると
黒スポーク特有のギチギチ音が 簡単に鳴らせます。
DTのニップルに全交換しただけでも(スポークが短いままで)
破断の確率を格段に下げられると思われます。私が組めば。
全黒リーダーロクロク組みのままだとしても、
元の状態よりは張るので スポークの端面が
すり割りをギリギリ超えるくらいの関係には持っていけるからです。
それとは別の提案として、プレーンスポークは任意の長さに切れることから
フリー側の黒リーダーを4本組みの適正長さにして、
反フリー側を黒CX-RAYの6本組みにし、結線するのは
どうだろうかというのを お客さんに提示したところ
それでいくことになりました。

リムの中に 破断ニップルのかけらが残っていましたが、
お持ち込み時点で破断していたのは1ヵ所です。
上の画像、右にある斜めに割れているのが それで、
もうひとつは以前の破断のぶんが リム内部に残っていました。

組めました。

24H 半黒リーダーヨンロク組み結線ありです。
例によって フリー側のスポークの 元ヌポークはヌポークとして、
元反ヌポークは反ヌポークとして使い回していますが、
首元のヌポーク/反ヌポーク特有の変形が顕著ではなかったので
これは テンションの低さが関係していると思われます。

モデルによっては無い場合もありますが、
フリーボディの肉抜きは ONYXハブの売りのひとつです。
一番の特徴は無段階ラチェットですが。
ONYXは ディスクハブの場合 逆ハイローフランジのリヤハブもありますが、
このハブは ハイローフランジです。

↑フリー側

↑反フリー側
スポークは黒ですが ニップルは銀をご希望だったので 銀にしています。
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レイノルズの32の前輪を組み直しました 
2020/01/11 Sat. 22:54 [edit]

お客さんから レイノルズの32リムで組まれた前輪をお預かりしました。
全コンペ20H 反ヌポークラジアル組みでリムブレーキ仕様ですが、
これを100×12mmスルーアクスルの
ディスクハブで組み直してほしいとのことです。

組めました。

ノヴァテックD791SBハブ 20H 半コンペヨンヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

時系列が戻りますが、レイノルズの前輪は 逆リム扱いで組まれています。
後輪は 正リム扱いです。
この銀ハブは 完組みホイールらしからぬ見た目ですが、
レイノルズ製のホイールです。
同じ前輪の別件は(→こちら)

レイノルズのリムのリム穴は 穴振りが無いので
(公式で前後リムの正逆扱いが違うことでも確か)
どっちで組んでもよく、私自身 32リムの組み直しや
のむラボホイール6号の前輪は 正リム扱いで組みますが、
今回は 逆リム扱いで組みました。
タンジェント組みなので ハブにスポークを通すときの
右落とし/左落としが 反転する点には要注意です。

ノヴァテックの赤帯ハブ(上の画像は291と482)は
バルブ穴との位相の関係を どこで合わせますか?
というコメントを少し前に いただきました。


私の場合は NOVATECの NOVの部分、
ハブの名前が見えるところで合わせますが
前後輪のペアで整合性が取れていれば
どこでも好きなところでいいと思います。
たとえば デュラエースハブの場合
私は DURA-ACEのロゴに合わせます。
ロゴのちょうど反対側にはHB-9000など品番が入っていますが、
シマノの完組みホイールでは
WH-9000などの品番のほうに合わせてあります。
ほぼ同時期に前後輪を組めば
整合性について間違うことはないかもしれませんが、
時期に差があると 相方を見て合わせるということができないので
整合性合わせを しくじる場合もあります。
以前に「バルブ穴の対岸の位相付近 5連続のリム穴のニップルを
アルカンシエルカラーにしてほしい」という前後輪を
別々の時期で組んだときに、
片方を 時計回りに青→赤→黒→金(黄)→緑としたのに
後日 もう片方を組んだときは その逆の並びにしてしまったので
さらにそのあとで 直したことがあります。
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ボーラ ワンポイントファイブ(1.5)35さん 
2020/01/11 Sat. 00:03 [edit]

後輪だけ画像を撮っていますが、前後輪の点検をしています。
振れほぼ無しで 前後輪ともセンターずれありでしたが、
このボーラワンは お客さんのほうでCULT化しており
(そのために工具も買ったらしい)、
その際にワンの圧入を強めにしたか
あるいはハブをバラして再組み立てしたこと自体で
センターずれが発生した可能性が高いです。
お客さんが悪いというのではなく、私がやっても同じ結果になります。
メーカー出荷状態のワンの圧入は やや甘い場合があるので、
仮に CULT化でなく USBのワンにそのまま工具をかけて
圧入の動作をしただけでも 紙1枚ちょっとの
センターずれが出る可能性があります。
表題のボーラ ワンポイントファイブというのは
あとからCULT化したボーラワンを意味する造語です。
しかし このホイールの
記事としてのバリューは また別にありまして、
前輪が入っていたほうのホイールバッグのみ

またもや(→こちら) 内側の当て布が
カルバン・クラインのロゴっぽい柄になっていました。
しかし前回は フルクラムのバッグだったので、
もしかしたら フルクラムとカンパニョーロはホイールバッグの製造元が同じ、
さらに飛躍した考えとして ホイールそのものも
製造元が同じ可能性があります。実は前々から怪しいと思っていました。
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808の後輪を組み直しました 
2020/01/10 Fri. 23:46 [edit]

先日 組めなかった件(→こちら)の続きです。
スポークが入荷したので 808チューブラーリムの後輪を組みました。

エボライトハブ20H 黒半チャンピヨンヨン組み結線ありです。
前後輪とも バラした以上は一応 重量は測っていますが、
それがこのブログの読者にとって
有益な情報かどうかは分かりませんし、
仮に 有益であってもタダで教えてやる義理も無いので
ここに晒すつもりはありません。
↑うわなにこいつきわめてかんじわるい

オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

404ちゅーぶらーデス!

808ちゅーぶらーデス!
808ノ方ハ りむ二 うぇいとヲ貼ッテイルノデ
実際ハ コレヨリ ヤヤ軽イ点ニ ゴ留意クダサイ!
↑やーめーろー!
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