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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

LWCの25mm高カーボンチューブラーリムでホイールを組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから LWCの25mm高カーボンリムをお預かりしました。
こういう形で重量を載せると 蟹光線のアーカイブに残りません。
なので 一応、形だけも やっておくか。

(V)=○ =○  (V)
オ待タセシマシタ!
コチラノ画像ヲゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

DSC07961msn3.jpg
組めました。

DSC07995msn3.jpg
前輪は エボライトハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組み、

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後輪は エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで

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赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

ホイールとは関係ない話ですが、
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バテッドの向きが90°横向きの不良CX-RAYが
また見つかったので はねました。
画像上が前回のもので、下が今回 はねたものです。

DSC07967msn3.jpg
なめてんのか。

どちらも 加工前の長さが同じだったので、
この長さの ある時期のロットにのみある不良の可能性が高いと思い
同じ長さの当店在庫を全数検査しましたが、
不良品はありませんでした。

もうひとつ 今回のホイールとは無関係な話を。
今回のホイールにも使った DTの赤アルミニップルですが、
問屋さんのほうで欠品が続いていたところ
今日 補充されていたのを確認したので注文したら
再び欠品になりました。
私が これを買うと たいてい最後の1個を買う形になるんですが
なぜなんでしょうね(すっとぼけ)。

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箱代税込5000円(同業者さま向け記事)後編  

先日書いた OT-SP41シフトアウターの箱代についての記事ですが、
反響があったので 続きを書きます(前編は→こちら)。
内容は「最も安い単価で買うための お買い物ガイド」なので
同業者さま向け記事ですが、これによって
私は別に得をしているわけではありません。

50m箱無しの品番 Y6009858Aですが、
これで検索すると現時点では このブログしかヒットしません。
あまり知られていない存在だったのでしょうか。
Y6009858Aと半角で検索しても同様です。
ついでに書いておくと、このブログで
文字間のプロポーションが間抜けに開くのを承知なうえで
基本的に 数字やアルファベットを全角で書いているのは、
FC2のブログ内検索が 全角と半角を区別しているからです。
というか区別しないというほうが システム的に手抜きなのですが。
例えば、303とブログ内検索するとZIPPの303の記事が出てきますが、
303だと 一件もヒットしません。
これは私自身の調べごとのためです。
ALEXRIMSに対してALEXRIMS、
SMART ENVEに対してSMART ENVEと書くと間抜けに見えますが
わざとやっているので 気にしないでください。
例外は、ウェブサイトのアドレスや
最近でいうと腕時計の品番などは 半角で表記したりします。
ちなみに「やーめーろー」でブログ内検索すると
リムの実測重量を すっぱ抜いた
ちょっとしたアーカイブが抽出できます。


それはいいとして
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シマノのSP41シフトアウターは 元々 黒とハイテックグレーの2色展開でした。
50m箱入りの品番はY600985・・・の末尾が
80だと黒、90だとグレーとなります。

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それから 黒とグレー以外の色のアウターが
ずっと後年になって出ましたが、
これらには末尾81~86が割り当てられています。
また、箱無しの黒のみ末尾8Aとなっています。
調べたところ 箱無し仕様は(現時点では)黒のみでした。
もし今後 箱無し仕様を他の色で出すとなれば
末尾8B~8Hまでを 白からオレンジに割り当て、
9Aをグレーとするというような法則になるかもしれません。

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50m箱入りとは別に 25m箱入りという仕様もあります。
こちらは比較的 使用頻度が低いと思われる
黒・グレー・白以外の5色のみの展開で、
品番はY600985・・・までが 50m箱入りと同じで
末尾91~95に青からオレンジまでを 割り当てています。

白アウターの25m箱入り仕様を 今後出すかもしれない可能性を考えて
青からオレンジに割り当てる末尾を92~96にしたほうが
いいのでは、と思いますが 品番に空きを作りたくないという
メーカー内での事情があるのかもしれません。

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さらに、箱入りではない 10m袋入りという仕様もあります。
こちらは品番Y6Y1980・・・のあとに
末尾10~80で 8色全てが並び、
グレーも黒からの続き品番となっています。

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25m箱入り仕様の箱ですが、50m箱入りと同じ箱です。
25m仕様のために スリムな箱とリールを
別個 新たに作るというのが手間だったのでしょう。
なにせ この箱、税込の評価額で約5000円しますからね!

DSC07956amx12.jpg
↑OT-SP41の長さ別の税別定価を書き出しました。
今日は6月30日ですが、SP41シフトアウターは いずれの長さも
明日からのシマノ製品の値上げ価格改定品リストに
載っていないことを確認しているので
2020年7月1日時点での価格、としています。
1mあたりの単価(小数点切り捨て)を調べたところ
大差はありませんが、なぜか25m箱入りが
最も安いという結果になりました。

ここから、箱の評価額を税別4602円として
箱代を引いたシフトアウターのみの価格から
1mあたりの単価を計算すると
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↑こうなりました。
25m箱入りの1m単価がとんでもないことになっています。
いや、その りくつはおかしい。と言われそうなので
先に書いておきますが、
「箱の評価額を税別4602円として」という前提を
50mの黒以外に持ち込んでいるのが おかしいです。
しかし50mの黒に限っては
1mあたりの単価が130円なのも事実です。

結論としては
・黒→50m箱無しを買う
・グレーと白→50m箱入りを買う
・それ以外の色→25m箱入りを買う
が最も単価が安いということになりました。

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202ファイアクレストの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ZIPPの202の後輪をお預かりしました。
WOリム仕様です。
このお客さんは ZIPPの101、202、303を持っています。
101は記事にはしていませんが これのお預かりのときに
幸いにも!?センターがずれていたので
センター出しついでに増し締めをしました。
といっても 体感レベルで化けることはありません。
101はアルミリムモデルで 後輪は なぜか20H、
フリー側ラジアル組みのクソ仕様ハブで
反フリー側は1クロスなので 最終交差はハブ胴に近く、
ゆえに結線の効果も薄いです(やってませんが)。

303の後輪は お持ち込みのハブで組み直しましたが、
これのお預かりのときに訊いたところ
シュータッチが無くなって かかりも体験レベルで良くなった、
組み直し前と全然違うとのことでした。

今回のお客さんは つい先日組んだ
「以前に組み直した404の後輪が 明らかに化けたので
303もやってくれ」と頼まれた方とは また別です。

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フリー側ラジアル組みではなく 左右2クロス(スポークヘッドの位置でいうと
うっすら疎密位相穴なので4本組みとは書きません)で
スポークは左右とも 黒CX-RAYストレートです。

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フリー側のスポークが チェーン落ちで ベコベコに曲がっていて、
色も剥げています。

今回は このハブを使い回して組み直してほしいとのことです。
・・・これは難しい。半チャンピというか
半リーダーにしようかとも思ったのですが、
ニップルワッシャーありでも 24HのZIPPのリムのフリー側を
14番プレーンで張るのは 非常に難しく、
リムを壊すつもりで 躊躇なくニップルを回せば
リム穴を ばくはつさせることすら可能です
(同じことをENVEでやった場合 ニップルのねじ山が壊れて抜けます)。
しかし、スポーク比重85%前後の丸ストレート黒スポークというのは
安定供給されたものがありません。
完組みホイールに使われているものから
流用できる長さのものを探してもいいのですが、
今回は 黒CXスプリントストレートを使うことにしました。
ヨンロク組みできない(小要素)、ハイローフランジでない(小要素)、
オフセットリムでない(前者2つに比べれば大要素)うえに
半コンペより小さな影響度の左右異径組みとなるので、
必要を感じれば 左右ともに結線をするかもしれません。

フリー側のスポークの全交換だけであれば
ホイールの全バラしは不要ですが、
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ニップルも全交換するので 全バラしとなります。
今日もホイー(以下略)。枠の確保のためにバラしたわけじゃないよ。
ニップルは外周側からも回せる「はずの」ニップルでしたが、

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おわん状に反り返ったワッシャーが 工具の端面に 先に当たるので、
六角(ちなみに対辺5.5mm)のかかりが浅く
むしろ 外周側をつかまないほうがいいくらいでした。

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あと、ワッシャーの材質による電位差と
無関係ではなさそうな錆びかたをしているうえ、
錆びで固まって ニップルと供回りするので やはり使い回しは厳しいです。
スポークとニップルの関係も固着気味になっているものが多く、
使い回しをする反フリー側のスポークは ねじ山に付いた白錆びを洗浄しました。

リム穴にサピムのニップルワッシャーB(上の画像 右)が
ぎりぎり通ったので 組み直しにはこっちを使います。
元のニップルワッシャーですが、磁石には付きませんでした。
(サピムのニップルワッシャーBは磁石に付きます)。

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組めました。

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ZIPP V9(ヴァージョン ナイン)188ハブ
24H 半CXスプリント左右2クロスです。
結線は あとでやりますが、フリー側については
不要だと思えるくらいに 張れたのでやりません。
めんどくさいからじゃないよ。

あと、ZIPPハブについて ちょうべんりな あーかいぶ(→こちら

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シマノのスプロケットですが、
トップギヤだけは スプラインを間違っても
斜めになりながらも 何となく はまり、
ロックリングの最初のねじ込みも軽いので
そのまま工具で強く締めてしまうこともできます。
その場合、トップギヤのみ偏芯して回りますが
トップギヤに掛けない限り 使用上は気付きません。
というのを 過去やらかした痕が 上の画像のスプラインの削れです。

今回のリムは202ファイアクレストのWOですが、
全バラしするなら重量を量っておいてほしいと
お客さんに頼まれていました。
アルミリムの101は別として、ZIPPのリムは 同年代であれば
当然 リム高が低いほうが絶対重量が軽いわけですが、
リム高を勘案した相対重量でいうと
303や404も案外 重たくはないと考えられるので、
エアロの追求は別にしても 純粋なヒルクライムでない限り
202より 303や404のほうが常用適性が高いかもしれません。

303が 202よりヒルクライム要素で損しているとしても
平地で それ以上においしければ
純粋なヒルクライム以外は 303履きっぱなしでいいや、
という感じになると思われます。
あくまで「ZIPPのリムの中だけで選択すれば」の話ですが。

そういう判断の材料とするには
リムの重量を正確に知っておく必要があります。
そして知っておく必要があるのは ホイールの所有者と私だけです。
今これを読んでいる あなたには関係ありません。
↑うわこいつかんじわるい










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オ待タセシマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

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レーシングゼロ コンペティツィオーネ DB カスタム レッドスポーク祭り  

初代レーシングゼロといえば赤リムですが、
レーシングゼロの赤リムは 初代のWOと2WAY-FITを除けば
2013年にCULT仕様で出た
レーシングゼロ リミテッドエディション(リムは2WAY-FIT)
くらいでしか復刻していないはずです。
細かいことを言えば シャマルウルトラゴールド以外に
金リムのカムシンが出ていたように、
レーシング7で赤リム仕様が出ていたことはあります。

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↑これは 初代レーシングゼロ2WAY-FITの赤リムで
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2WAY-FITなので お休み位相があります。
初期のフルクラムのアルミスポークモデルは
均等リム穴のネクタイスポークでしたが、
あとから出た2WAY-FIT仕様が
カンパニョーロと同じアルミスポークで
お休み位相ありとなり、
それ以後のWOモデルも同じ仕様となりました。

1本だけ赤スポークや 全部赤スポークという
限定版のレーシングゼロはいくつかありますが、
赤リムとなると ほぼ復刻されていません。
が、この度 日本の問屋さん企画で
赤リムのレーシングゼロを復刻するというので
2月に注文していたホイールが
5月入荷予定だったのがコロナウイルスの影響で遅れ
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先日 ついに入荷しました。
しかし これ・・・

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ディスクブレーキ仕様です。
こういうのを「復刻」と言うんじゃねーよ、という話を
先日 書きましたが(→こちら)、
問屋さんのほうでは 口頭ではともかく資料では
「圧倒的人気を博した初代レーシングゼロのデザインを踏襲」
などと書いており「復刻」とは明言しておりません。

C15リムでネクタイスポークのレーシングゼロを再販すれば
これに劣らない数が売れると思うのですが・・・。

ハブベアリングはCULT仕様で、価格は
税別定価178000円/税込定価195800円となっています。

これはこれで売れると思うのですが、私にとって重要なのは
これが日本の問屋さん企画のモデルであり
グローバルモデルではない、もっと はっきり書けば
海外通販のルートに乗ることが無いということです。
世界最安値で売り抜けてやるぜ。
グローバルモデルは ハブ/スポーク/リムが 黒/黒/黒ですが、
日本限定モデルは黒/黒/赤または 黒/赤/赤となっています。
黒スポーク/赤リム仕様もあるということですが、
今回は 赤スポーク/赤リム仕様のみ仕入れました。
売価は いつものところに書いておきます。

DSC07929amx12.jpg
リムの内幅は19mmです。
リムブレーキモデルのナローリム時代のものをC15、
そのあとのワイドリムをC17と呼ぶのに倣えば
C19ということになります。
もし私が 仮にC17のホイールを使うとすれば
やや引っ張りタイヤになるのを承知で
23Cのタイヤを履くと思うのですが、
さすがにC19となると 23Cのタイヤを履くのには無理がある気がします。
が、問屋さんの資料では装着可能タイヤ幅が 23~50Cとなっています。
50Cはいける(※)と思いますが、23Cはやめたほうがいいです。
念のため メーカーサイトを見てみると、23~40Cとなっていました。
私見ですが、この下限の23Cというのは 明らかに無理があります。

もちろん、グローバルモデルと日本限定モデルのリムは同じ寸法です。
日本限定版の赤リムだけ 50Cが履けるように
太くなっているわけではありません。

※50Cはいけると思う根拠について。
のむラボホイール1号と5号のリムは
カンパニョーロ的表現でいうと C13.8となりますが、
45Cまでは履いたことがあります。
ナローリムとワイドタイヤの制限は、逆の場合より ゆるいです。
ついでに書いておくと、私の普段乗りのバイクの後輪は
カンパニョーロ的表現でC20となる
DTのXR331リムに23Cを履かせていますが、
これは自己責任レベルの話であり オススメはしません。

category: 新着情報!

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箱代税込5000円(同業者さま向け記事)前編  

シマノのシフトアウター、OT-SP41の
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50m巻き(箱入り)の
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在庫が少なくなってきたので
補充することにしました。

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品番は Y60098580です。
が、OT-SP41の50m巻きには「箱無し」という仕様があります。
アウターを巻いただけのものが
袋に入っているのかというと そうではなく、

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↑このように、箱入りで買った場合の中身と同じ、
段ボール製のリールに巻かれた状態となっています。

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品番は、末尾の0がAに変わったY6009858Aです。

DSC07922amx12.jpg
リール付きなので、専用の箱があれば
それに入れるだけ、つまり中身を交換するだけです。
製品そのものは全く同じですが、
箱付きのY60098580は税別定価11129円、
箱無しのY6009858Aは税別定価6527円で、
その差は なんと4602円、
冒頭の画像の箱が4602円!というわけです。
毎回 箱付きで補充しているという同業者の方がおられるかも
知れないので 補充ついでに書きました。
ちなみに 箱無し仕様があるのは黒だけです。

追記してたら長くなったので別記事にしました(→こちら

category: のむラボ日記

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イタリアがオーストリアになりました  

お客さんから、エリートの「アリオン」3本ローラーの
ローラーが1本 割れたので取り寄せてほしいとのことで、
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取り寄せました。
ところが、お客さんが使っているのは
限定モデルの「アリオン イタリアンフラッグ」であり、
ローラーの色が前から 緑・白・赤となっています。
割れたのは緑であり、スペアパーツとしての供給は赤のみなので
今後は赤・白・赤のオーストリアフラッグモデルとなります。

アリオンイタリアンフラッグは2011年モデルで、これは
「2011年にイタリア共和国建国150年を記念したモデル」だと
当時の問屋さんの資料および
それを丸々コピペしたサイトに書かれていますが、
1861年に成立したのは「イタリア王国」であり、
国旗は現在知られている三色旗の中央の白に
サヴォイア家の紋章が入っています。
現在の国旗が制定されたのは
国体が共和制に移行した1946年からですが、
細かいことを言えば国旗に変化は無いものの
1992年からは第二共和政となっています。

イタリア王国の建国150周年を記念するのであれば、
同時代のオーストリアはというと
オーストリア帝国(1804~1867年)になりますが
その国旗は上半分が黒、下半分が黄という二色旗です。
現在のオーストリアの国旗は横三分割の赤・白・赤ですが、
フランスやイタリアのような縦三分割の三色旗で
赤・白・赤になっている国旗はというとペルーになります。
ただ、ペルーの場合 公的機関が使っているバージョンは
中央の白の部分に国章が入っているので
赤・白・赤となったアリオンは
表題にあるようにオーストリアモデルとするのが
妥当かな、と勝手に判断しました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
赤アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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303ファイアクレストの後輪を組み直しました  

お客さんから ZIPPの303の後輪をお預かりしました。
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このお客さんの別のホイール、ZIPPの404を組み直したところ
結線した後輪は全然違う!とのことなので
303も同じようにしてほしいということで お預かりしました。
手紙には エボライトハブ20H半チャンピで、とありましたが
エボライトハブの20Hはかなりの長期 欠品しており
問屋さんが持っていなくて当店にあるという状態でしたが
それも使い切ってしまいました。
これが理由で組めない のむラボホイール3号のオーダーなどもあります。
というか おそらく最後の20Hを使ったの、
このお客さんの404の後輪なんですよね。
と思っていたら・・・

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これ・・・

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24Hやんけ!
というわけで、24Hハブの在庫は潤沢にあるので
組み直しができます。

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反フリー側の1クロスは 最終交差がハブフランジに非常に近く、
フリー側のテンションの割りにはヌルめです。
これ、もっと接線方向に近い軌道になるようにすれば
かなり マシにはなったと思うのですが・・・。
それをやっていて、しかもアルミスポークなのに
左右異径組みだったりするのが キシリウムになります。

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パリパリ系ねじ止め剤は
ゆるみの初動を防ぐ程度の仕事しかしない、はずですが
今回の後輪は それすら無い感じで
スポークを押さえなくとも 軽く ゆるめられるくらいでした。
見ての通り ねじ山には効いていません。
ただ、歯周ポケットに錆びがわくのを防いでいる感じはあります。

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組めました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
あと、書き忘れていましたが リムはWOです。
お客さんの希望は 20H「半チャンピ」でしたが
24Hで半チャンピをするのがヤバそうだったのと、
24Hの結線ありであれば半コンペで十分だと判断し
半コンペにしています。

category: のむラボ日記

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SES3.4チューブラーの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから スマートエンヴィシステムの
3.4のチューブラーの後輪をお預かりしました。
リムとしてのモデル名はA42で、42mm高です。

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クリスキングR45ハブ 24H 全黒CX-RAYヨンヨン逆イタリアン組みで、
メーカー内製ホイールとのことです。
シュータッチするとのことですが、メーカー自ら
まともなリムでクソホイールを組むとか いったい何がしたいのやら。
お客さんとしては組み直しをご希望です。

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組めました。

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黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

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シャマルウルトラさん  

お客さんから シャマルウルトラの後輪をお預かりしました。
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ビンディングのリリースをミスって

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左シューズのかかとを後輪に突っ込んだとのことです。
上の画像でも、反フリー側のスポークが曲がっているのが分かります。

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直りました。

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お客さんの希望で おしゃれ泥棒をしているので
赤スポークに目印のテープは貼っていませんが、
その隣のスポークにテープを貼っているのは
ホイールの回転で2撃目の接触があったかどうか
疑わしかったので 一旦テンションを抜いたからです。
結果は 変形なし、交換不要でした。
普段、おしゃれ泥棒をする場合は
バルブ穴直近のスポークを 色が違うものにしますが、
要交換スポークの位置が バルブ穴の直近でない場合
そうしたいがために わざわざ
「バルブ穴直近のスポークを外して補修位置に移す
→バルブ穴直近のスポークを色が違うものにする」
という手順を踏むことになります。

今回の後輪は、要交換スポークが
バルブ穴の ほぼ対岸の位相でした。
バルブ穴直近の位相の黒スポークは
お客さんが 自己融着テープでマグネットを取り付けています。

シャマルウルトラやレーシングゼロの バルブの対岸の位相の内部には
重量バランス取り 兼 補強の壁があり、この壁の重量は
対岸のバルブの重量程度では釣り合いません。
なので、レーシングゼロ(アルミリムモデル)などでは
ホイールマグネットはバルブ直近のスポークに付けるのが
いいということになります。
今回のホイールのマグネットの位置は
お客さんのほうで意識したわけではなく 偶然とのことですが、
バルブ穴直近に赤スポークを配する場合
私の作業的な手間と お客さんのほうでマグネットを取り付ける手間が
かかることになります。
なので、赤スポークの位置はバルブ穴直近ではなく
補修の位置にするということになりました。
これが たまたまバルブ穴の対岸だったので、

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同時にお預かりした前輪のおしゃれ泥棒化も
「バルブ穴の対岸相当の位置で左側」とすることで
このホイールのペアでの整合性を取っています。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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ゾンダさん  

お客さんから ゾンダの後輪をお預かりしました。
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見ての通り
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フリー側のスポークが1本とんでいますが、
お客さんが回収したスポークを見せてもらうと

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首下ではなく ねじ山始まり側で破断していました。
スポークの変形もあります。

で、作業に入ろうとしたのですが ハブの玉当たりにガタがあり、
さらにフリーボディの外側ベアリングの内部の磨耗に起因する
偏芯的ガタがあるので 少なくとも外側ベアリングは要交換、
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フリーボディを抜いてみたら 爪の起き上がりが
不均等かつ弱いので

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爪起こしバネを外したところ やはり変形があったので

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パーツ交換をしました。
スポーク交換より こちらのほうが時間がかかっています。

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直りました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪が組めました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組み赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組み直しました  

お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしましたが、
確実に直すには ハブを交換する必要があると(私が)判断したので
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ホイールを組み直しました。
リムのみ使い回すという 珍しい事例です。

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エボライトハブ 24H カンパニョーロ用フリーボディ
黒半コンペヨンロク組みです。結線は あとでやります。

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お客さんの希望で緑ニップルです。元のホイールも緑ニップルです。
緑ニップルのホイールが ここに載るたび ほとんどの場合
「ふふふ、緑ニップル、いいですね」というようなコメントをされる
通称 緑ニップルおじさんという方がいますが、
これに関してはコメントが来ないと思われます。
このホイール、緑ニップルおじさんのやつなので。

category: のむラボホイール

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F4Rの前輪をのむラボホイール2号に組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから FF山口のF4Rの前輪をお預かりしました。

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スポークが1本 走行中に とんだとのことで、
これだけであれば すぐに直せますが

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リム穴が ばくはつしたので 直せません。

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リムサイドも ふくらんでおり、永久変形しています。
カーボン製品というのは、風船に 布を何枚も重ねながら
(最外層はきれいな模様の柄物にしたりする)
常温で溶けない水飴で固めたようなものですが(最後に風船を割る)、
その水飴が ガラスのように割れてしまっています。

お客さんの提案で のむラボホイール2号のリムで
ホイールを組むことになりましたが、
スポークの長さが使い回しできないのを 事前に確認しています。
のむラボホイール2号のリムのほうが リム高が低く 内蔵ニップル仕様で、
これらはどちらもスポーク長さが長くなる条件ですが、
もしF4Rのみ内蔵ニップルという条件であったなら
スポークの使い回しができた可能性があります。

今回の件は FF山口からTniのカーボンリムに組み換えるわけですが、
DSC07861amx12.jpg
実際のところは同じ製造元のWH211リムから
WH199リムへの組み換えとなります。

DSC07862amx12.jpg
↑フロント用20Hという意味
リム幅は F4RWH211のほうが やや広いです。

DSC07863amx12.jpg
WH211は2016年製、WH199は2020年製でした。
このブログの初期のころに、FF山口のホイールについて
メーカーが値打ちこいてるほどの値打ちは無いというようなことを
書いたところ(後輪でいうと24H全CX-RAYヨンヨン組みの
ふつーのホイールで、凡百の手組みの域を出ていない)、
FF山口というブランドに 妙な幻想を抱いている方から
お叱りのコメントをいただいたことがあります。
今回と同じような事例(→こちら)を書いたときも
それなりに騒がれましたが、
最近では みんな馴れっこになっているようです。
このブログに毒されているぞ。

DSC07864amx12.jpg
組めました。

DSC07865amx12.jpg
一見DT350かと思うような色の240Sハブ 20H
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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フーリガンの前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC07846amx12.jpg
お客さんから キャノンデールの小径車、フーリガンの前輪を組むべく
レフティフォーク用のフロントハブを お預かりしたのですが、

DSC07848amx12.jpg
ハブ単体では このフタを外すことができなかったので
ホイールを仮組みしました。
ボスフリーやシングルギヤを リヤハブに取り付けたまま
スポークを切ってしまうと 外せなくなる現象と同じです。

DSC07849amx12.jpg
なんとか ゆるめられました。ちなみに 逆ねじです。

DSC07853amx12.jpg
フタが外せれば・・・
DSC07852amx12.jpg
あとは こういう(実走に使うなと書いてある)
ホイール組み/調整用のアダプターを使って

DSC07855amx12.jpg
ホイールを組めます。
リムはALEXRIMSのR390の
ETRTO451mmの20インチWOリムで、
ブレーキゾーンは お客さんのほうで黒く塗ってあります。

DSC07854amx12.jpg
レフティ6穴ディスクハブ 32H
全黒リーダー15番ロクヨン逆イタリアン組み
結線無し青アルミニップルです。
相方の後輪は 少し前に組んであります(→こちら)。
後輪は 当店で取り寄せたハブで組んであり
元々フーリガンに付いているホイールとは
まったく別個のものですが、
前輪は フーリガンから外したハブなので
これを組まないと お客さんはフーリガンに乗れません。
常用しているバイクとのことなので、
ハブをお預かりして なるべくすぐに組めるよう見計らったので
後輪とは違う お渡し時期となりました。

category: のむラボ日記

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ファストップの55mm高カーボンチューブレスレディリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC07842amx12.jpg
ファストップの55mm高カーボンリムで後輪を組みました。
前後輪ともオフセットリムではなく、リム高も穴数も同じです。

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レボディスクハブ 24H 黒半コンペヨンロクJIS組みで
赤アルミニップルです。結線は あとでやります。

DSC07844amx12.jpg
↑リムテープを貼る面の表面仕上げは こんな感じで、
おそらく最外層以外は これと同じだと思われますが

DSC07845amx12.jpg
最外層の化粧カーボンの模様が
平面充填できる形状の不等辺六角形となっていて
なかなか凝った仕上げとなっています。

category: のむラボ日記

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いかのおすし  

今日、お客さん(一応)が車で来て お寿司の差し入れを持ってきました。
DSC07841amx12.jpg
表題の「いかのおすし」とは
これとは関係がない防犯標語で、
・しらないひとについていかない
・しらないひとのくるまにらない
おごえをだす
ぐにげる
・なにかあったらすぐらせる
の一部を つなげたものです。

ネットスラングに「ハイエースする」という動詞(サ行変格活用)がありますが、
これと似たような例として アメリカにはFREE CANDY、
またはFREE CANDY VANという都市伝説があります。
キャンディをタダであげるよ、と言って
子供を誘拐する悪い車のことですが・・・
よいこのみんなは がぞうけんさくしないようにね!

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それはともかく 差し入れのお礼として

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車を きれいにしました。

category: 新手のスタンド使い

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のむラボホイール5号の前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから のむラボホイール5号の前輪をお預かりしました。
少なくとも5年以上前に組んだものですが、
お客さんが選手なうえ 通勤も含めて常用されているので
使用時間も 大抵のお客さんの比ではないほど長いです。
10年使っても これよりホイールが傷まない、
という人のほうが多いのは確かです。

DSC07811aamx12.jpg
スポークが1本 首とびしていますが、
このホイールでの首とびは初めてではありません。

DSC07812amx12.jpg
それとは別に、ブレーキゾーンが丸く摩耗しているので
リムの交換時期でもありました。

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真正面から直線を引いたのを
DSC07814amx12.jpg
斜めから見ると こうなります。
内周側で シュッと線が細くなって折れているのは
ブレーキゾーンより内周側の黒アルマイトに
ブレーキシューがかかったからです。
先ほど、これは並みの使用歴の10年以上に相当すると書きましたが
それに加えて ブレーキシューに食い込んだ金属片を除去するなどの
普段のお手入れが杜撰だという点についても はっきり書いておきます。
打ち消し線を入れてはおきますが。


赤アルミニップルは白錆びがわいているので 使い回しは不可、
スポークについては・・・

DSC07819amx12.jpg
ニップルに工具をかけて 初手ゆるみ方向なのに
いきなり破断したものがあったので、
スポークも全交換することにしました。
なので リムのお引っ越しではなく一旦 完全にバラしています。

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DSC07822amx12.jpg
通常の首とびとは違う箇所で破断しています。

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DSC07826amx12.jpg
組めました。

DSC07827amx12.jpg
リーフハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
赤アルミニップルです。
実は ハブの左右ベアリングも交換しているので
以前のホイールから引き継いでいるのは
ハブ体とハブシャフトと左右エンドだけです。

これとは別に、
のむラボホイール1号の後輪のベアリング交換もしました。
4つのうち 要交換と判断されるのが2つ、
今 換えておかないと近い将来ダメになりそうなのが2つだったので
結果 4つ全てを新品に交換しています。

「もういいや」とか お客さんのほうから言われたり
パーツが入手不可にならない限りは
明文化していないワランティの割引適用で直し続けるぞ
おう また壊してみろよ 直すからよ。

category: のむラボホイール

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鍋谷スト氏が来ました  

今日、当店に鍋谷スト氏(→こちら)が来ました。
例のせんべい(→こちら)が 今ならまだあると思って(ありますが)
取りに来たようです。
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コスミック プロ カーボン SL USTを お預かりしました。

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ずれてたので

DSC07800amx12.jpg
DSC07801amx12.jpg
振れ取りもしつつ直しています。
画像は撮っていませんが 前輪もずれていました。
後輪は、ほんのうっすら反フリー側にずれていても良い
合理的な理由が無いではないですが、
リムブレーキの前輪にはありません。

最近は 単なる点検では記事用の画像を撮らないことが多いです。
今日は これとは別件で同じホイールの
年代違い(ステッカーがほぼ無いリム)も点検しています。

DSC07802amx12.jpg
まだ あるってよ。
レーシングゼロの後輪を お預かりしました。

DSC07803amx12.jpg
スポークが途中で折れています。
走行中に突然 バツ―ン!と折れたとのことなので、
それ以前に 何らかの原因でクラックが入っていたと思われます。

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DSC07805amx12.jpg
直ったでよ。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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ファストップの55mm高カーボンチューブレスレディリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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ファストップの55mm高リムでディスクブレーキの前輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 黒半CXスプリントロクヨン逆イタリアン組み結線ありです。

DSC07808amx12.jpg
知っていればFTと読めるロゴの このブランドは
ファストップというところで、FasTop Bikeで検索すると
同じロゴの製品が出てきたりもしますが

DSC07810amx12.jpg
ホームページでは よく見かける「いつもの」中華カーボンの
ステッカーを貼ったリムが載っているだけです。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロの後輪をお預かりしました。
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知り合いに半年ほど貸したら振れが出ていた、とのことです。
上の画像でも判別可能なほどに スポークがゆがんでいます
(ほぼ真上の位相のフリー側2本)。

DSC07757amx12.jpg
最初は「空間がゆがんでいてスポークが真っすぐに見えないだけ」
という可能性も考えたのですが、

DSC07758amx12.jpg
DSC07759amx12.jpg
やはりスポークそのものが真っすぐではないようです。

回転方向に巻きこんだ向きで変形しているのですが、
位置からして チェーン落ちやリヤメカの巻き込みではありません。
「施錠したまま発進」では 2連撃にはならないので
メタルクワガタ的な何かによる可能性が高いです。

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DSC07761amx12.jpg
直りました。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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ゾンダの前輪のスポークを全交換しました  

ひとつ前の記事の件は今日もホイー(以下略)。の条件を満たさないので
今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ゾンダの前輪をお預かりしました。

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目印のテープが貼ってあるスポークに 変形があります。
指でさすると 確実に分かります。

このスポーク、2.0-1.5-2.0mmの丸バテッドで、
DTのレボリューションやサピムのレーザーに相当するスポークです。
それらの黒ストレートスポークというのは
問屋さんで取り扱っていませんし、純正の補修スポークも廃版です。
他メーカーでも このサイズのスポークを採用している
ホイールというのは ほぼ無く(GIANTのSLRの一部など)、
同じような長さのものはありません。
縦横振れと 今後のゆるみを出さずに補修するには
同じスポーク比重のCX-RAYストレートを使えばいいのですが、
1本だけ扁平スポークというのも あれなので 全交換でもいい、
そして全交換をするのであれば
16Hなので CXスプリントにしたほうがいいのでは、
と お客さんのほうから提案されました。
もし提案されていなければ 私のほうから全く同じことを言っています。

DSC07782amx12.jpg
片方のダストキャップに ピリッと亀裂があったので 交換します。
先日このパーツについて書いたときに
「売ってほしい」とのコメントをいただいていますが、
たいへん申し訳ありませんが お電話をください。
コメントでの注文や質問には お答えしないことにしています。

DSC07784amx12.jpg
DSC07785amx12.jpg
ピリッときているのは2ヵ所ありました。

DSC07787amx12.jpg
筆で塗るタイプの瞬間接着剤を 裏から塗布して
スプレープライマー(瞬間接着剤用硬化促進剤)を噴きました。
亀裂が進むのを止める効果が期待できます。

DSC07786amx12.jpg
外側は白んでいません。
といっても これは予備として お返ししているだけで、
ハブのほうには新品を付けています。

DSC07788amx12.jpg
DSC07789amx12.jpg
組めました。

DSC07792amx12.jpg
↑変形していたスポーク

話は変わりますが、少し前に 今回のゾンダと同年代の
エウラスのフロントリムの重量を量りました。
あのエウラスのリムは リム穴間を切削しているので、
その切削が無いゾンダのリムより 軽くなっているはずです。
もし 大した重量差が無いのであれば、
切削は「いかにも軽さを追求してますアピール」なだけであり
意味が無いということになります。

キシリウムのリムですが、最初に銀リムになった
2004年モデルのキシリウムSSC SLの初期ロットが
明らかにリム穴間をえぐり過ぎており、
それ以降のロットと補修用のリムは
「強度確保のため切削が浅くなります(重たくなります)」
というアナウンスが わざわざされるほどでした。
キシリウムのアルミリムの歴史全体で見ても
2004年の初期ロットが最も軽く、
次いで キシリウム125系のリムが軽いのですが
キシリウム125(とそれ以降のキシリウムSLR)のリムは
色がハードアルマイトことCD仕上げで ブレーキゾーンがエグザリットなので
その点を勘案すれば 2004年の初期ロットより実質的に軽いと言えます。
ただ、その間の年代の キシリウムES系や
サイドも切削したキシリウムK10系のリムは
「切削を見せるために あらかじめ材料を盛っている」感がありました。

話を戻すと、エウラスのリムの切削はそうした
「見栄えとしての切削」なのかどうか
今回のゾンダのリムで判断できるということです。
それを知るのは私だけで十分だと思うので、ここには上げませんが。
↑うわこいつかんじわるい












DSC07791amx12.jpg
オ待タセシマシタ!

DSC07783amx12.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

DSC07465amx12.jpg
探シテモラウノモ オ手数ナノデ
えうらすノ りむノ画像モ貼ッテオキマス!
コノ重量差ダト「見栄エ切削デハナイ」トイウコトデ
イイノデハ ナイデショウカ。

すてっかーノ文字ガ 大キイノデ
えうらすノ りむノホウガ 高ク見エルカモシレマセンガ、

DSC07796amx12.jpg
DSC07795amx12.jpg
公称ノ りむ高ハ ドチラモ 30‐mm(※)デス。
※原文二倣ッタ表記
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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XR300リムの前輪をAL300リムで組み直しました  

お客さんから キンリンのXR300リムで組まれた前輪をお預かりしました。
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リムの色は銀で、
DSC07764amx12.jpg
ダイナモハブで組まれています。
かつて私が組んだものですが(→こちら)、
DSC07763amx12.jpg
リムが座屈で逝っています。
XR300リムには黒アルマイト・銀アルマイト・金アルマイトと
白塗装・ピンク塗装などの色展開がありますが、
TniブランドのAL300リムとしての仕様は黒アルマイトのみでした。
そういう事情があり このXR300リムは お客さんの持ち込み品なのですが、

DSC07765amx12.jpg
補修用のリムを 別件で私が組んだ前輪をバラして得てほしいということで
もう一つ 前輪をお預かりしています。

DSC07766amx12.jpg
こちらはダイナモハブではありません。
これをバラしてもいいのですが、

DSC07767amx12.jpg
現在では TniブランドのAL300で 銀リムが入手可能
(Tniステッカーは元々貼られていない)となっているので
こちらを使うことになりました。

DSC07769amx12.jpg
DSC07770amx12.jpg
ハブダイナモじゃないほうの前輪は
少し振れていたので直しています。
センタードンピシャです。
イタリアン組みなので 左右の区別の判別要素として
ハブフランジまで写しています。

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それはともかく ダイナモハブのほうで リムのお引っ越し中・・・。

DSC07777amx12.jpg
組めました。
これは当店で仕入れたリムなので のむラボホイール1号です。
何が違うのかというと、明文化していないワランティが付いています。
といっても今回の組み直し、元のホイールを
のむラボホイールと見做した工賃にしていますが
(私が組んだのは間違いないので)。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール3号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール3号の後輪を組みました。

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ポールの両切りシングルスピードハブ(130mm幅) 24H
黒チャンピヨンヨンJIS組みです。
結線は あとでやります。

DSC07773amx12.jpg
片側は固定ギヤ用の段付きねじ山、
DSC07774amx12.jpg
もう片側はフリーギヤ用のねじ山になっています。

category: のむラボホイール

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FH-M760ハブでMTBの後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC07753amx12.jpg
お客さんから リヤハブを預かって、26インチMTBの後輪を組みました。

DSC07754amx12.jpg
リムは アラヤのTM-840-Fの銀リムです。
ハイフンはアラヤのカタログの公式表記に倣いました。
26インチのHEリムですが、どのメーカーも廃版続きで
入手が非常に困難となっています。

このホイールの趣旨は「リム穴がばくはつしたリムの交換」なのですが、
同じリムでなくてもいいので「銀リム」にしてほしいとのことで
かなり探しました。ちなみに 元のリムは知りません。
ママチャリのリムと同じようなシングルウォールリムであれば
無いでは無いですが、ダブルウォールリムとなると本当にありません。
ALEXRIMSのDM-18に 銀リムがありますが、
問屋さんに在庫が無かったので
別の問屋さんにアラヤのリムを探しに直接 行ったところ
TM-840-Fの黒リムはいくらかあったものの
銀リムは見当たりませんでした。
が、後日 1本だけ見つかったという連絡があり
取ってきたのが 今回のリムです。

DSC07755amx12.jpg
FH-M760 XTのハブ 32H
チャンピ/コンペヨンロク組み結線無しです。

DSC07748amx12.jpg
時系列が戻りますが、
お預かりした時点のハブ単体で横ガタがありました。
スポークテンションがかかると さらにガタが大きくなるので
ホイールの仮組み後に玉当たり調整をしたのですが、
ある程度以上に締めると 急にハブ軸が固まりました。
回転しません。
なるほど、これは・・・

DSC07749amx12.jpg
予想通り、右側ベアリングのダストキャップの向きが
逆に取り付けてありました。
お客さんのほうで 当店に持ち込む前にグリスアップをしたようで、
その際に間違えて組み立てています。

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向きを直しました。

category: のむラボ日記

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謎のマーク  

特定のお客さんに向けたメッセージです。
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↑これのことやな。

話は変わりますが、
針金を曲げていると のむラボ最後の日(→こちら)を思い出しました。

category: 新手のスタンド使い

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それは復刻ではなくオマージュという  

ハミルトンのミリタリーウォッチ(の民生用バージョン)に
「カーキ」というシリーズがあります。
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↑これはそのカーキのうち「9415A」という品番のもので、
かなり長い年代に渡って展開されていたので
バージョン違いが非常に多いですが
比較的 新しいものになります。

プラ風防、手巻き、ノンデイトという仕様で
DSC07728msn3.jpg
ロゴは HAMILTONとありますが、
これが斜体の文字になっていて
その上に 蝶ネクタイ型のHのロゴが入っているものもあります。
興味がある方は 9415Aで検索してみてください。

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針の夜光はルミノバです。
古いものだと トリチウムで、
トリチウムの場合は針以外に 1時間ごとのインデックスにある
▽の部分の中央にも小さく盛ってある場合もあれば、
○型のインデックス全体に トリチウムが塗られているという場合もあります。

この9415Aですが、最近 ハミルトンから復刻モデルが出ました。
販売サイトなどではなく メーカーのサイトで「復刻」と明言しています。
品番はH69439931です。興味がある方は検索(以下略)。
針とインデックスの夜光はルミノバですが、
トリチウムが経年焼けした色に似せてあります。
メーカーサイトでも「1960年代のオリジナルモデルを忠実に復刻し~」
とありますが、機械は最新のもので パワーリザーブも80時間となっています。
あと、風防はプラではなくサファイアガラスです。

復刻と謳ってはいますが、9415Aのケースサイズは約33mm、
これがH69439931では38mmとなっています。

手巻きでノンデイトという あまり需要が無さそうな
(高級価格帯のドレスウォッチでは むしろ多いですが)仕様で
80時間パワーリザーブで33mmケースに入るような
ムーブメントというのが無い(たぶん)というのも
理由のひとつかも知れませんが、
自称復刻モデルのケースサイズを
現代風にデカくするのは よくあることで、
以前にも書きましたがチュードルのヘリテージ レンジャー(→こちら)も同様です。
が、自称復刻カーキの場合 針やインデックスの大きさも
オリジナルモデルのバランスを損なわないように 巧妙に拡大しており、
ぱっと見では 5mmもケースサイズが変わっていることに気が付きません。
横に大きさが比較できるような対象があれば(→こちら)話は別ですが。


とにかく、大きさや仕様まで含めて
オリジナルモデルをなるべく忠実に再現してこそ「復刻」であって、
あまりに仕様が違うのは オマージュとでも呼ぶべきだと思うのです。

なぜ この話を書いたのかというと、
明日あたりにやるであろう フルクラム祭りに関係しているからです。

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ケースサイズも含めて「復刻」と呼べそうなのは、
この ラドーのダイヤスターです。

DSC07731msn3.jpg
DSC07732msn3.jpg
ケースサイズまで含めて
わりとオリジナルの佇まいを再現していますが、
不自然に きれいなのと

DSC07734msn3.jpg
やはり細かい部分がオリジナルとは違うので
当然 見分けは付きます。
完全にオリジナルと見分けが付かないとなると
それはそれで問題なので 別にいいのですが。

セライタリアのサドルでいうと、
フライト1990は 元祖フライトとの違いは すぐに分かりますが
ターボ1980は 再現度が非常に高く 裏側を見ないと断定できません。

追記:
DSC07743amx12.jpg
この記事を見たその日に
ハミルトンのミリタリーウォッチを自慢しに
お客さん(一応)が来たので 画像を撮らせてもらいました。

DSC07745amx12.jpg
かなり年代が古いもので、
カーキというペットネームが成立する以前のモデルです。

DSC07746amx12.jpg
H3とあるのは トリチウム(三重水素)のことで、
針とインデックスの夜光塗料に使われています
(半減期を とっくに過ぎているので
夜光としての機能は無くなっています)。
トリチウムは放射性同位体なので
放射能のハザードシンボルも描かれています。

DSC07747amx12.jpg
モデルの品番は9219でした。
9219でも 後期モデルは
文字盤にカーキの表記入りのものがあります。

category: ヘッドホンとか時計とか

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

お客さんから のむラボホイールの前輪をお預かりしました。
DSC07718msn3.jpg
座屈でリムが

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DSC07720msn3.jpg
変形しているので 要リム交換です。


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リムのお引っ越し中・・・。

DSC07722msn3.jpg
DSC07723msn3.jpg
組めました。
これは今日もホイー(以下略)。認定行為ではないので



それとは別に 今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

DSC07725msn3.jpg
エボライトハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC07704amx12.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

DSC07705amx12.jpg
エボライトハブ 28H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
28Hのエボライトハブは 問屋さん在庫が数ヵ月に渡って切れており、
それが復活してから組もうと思っていましたが
納期的に そういうわけにもいかなくなったので
当店の在庫を使いました。

category: のむラボホイール

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年間のせんべい費15万円  

だったのは一昨年で、
去年は10万円くらいだったはずです。
例の雑司ヶ谷の小倉屋製菓の鉄板焼せんべいの話です。
毎回、買ったうちの95%ほどは お客さんに配ったり
政治カードとして切るのに使うので、経費的側面が強いことから
表題では「せんべい代」ではなく「せんべい費」としました。
DSC07702amx12.jpg
今日、お客さんから その鉄板焼せんべいを1袋いただきました。

DSC07706amx12.jpg
DSC07699amx12.jpg
しかしちょうど つい先日、当店でも取り寄せたところだったので

DSC07701amx12.jpg
1袋いただいたお礼として 2袋さしあげました。

DSC07703amx12.jpg
↑お客さんからいただいたもの
DSC07700amx12.jpg
↑今回取り寄せたもの

今回 注文しようとして 小倉屋製菓のホームページから
注文用紙のPDFファイルをダウンロードしようとしたら
ページが 404NotFoundとなっていたので、
小倉屋製菓に電話をかけて 注文用紙をFAXしてもらいました。
コロナウイルス関連で休業しているのかもと心配しましたが、
とくにそういうのは無いそうです。

category: のむラボ日記

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