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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

AL22Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムで後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで

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金アルミニップルです。結線は あとでやります。
ちなみに これはオフセットリムですが、
オフセットリムにしているのは
現在 非オフセットリムの24Hの問屋さん在庫が無いからです。

category: のむラボ日記

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2代目バルブブッシュと特定のチューブのバルブとの相性について  

表題を「ボーラウルトラ35ブライトラベルクリンチャーさん」にしてしまうと
あとから この記事が見つけにくくなると思ったので やめました。
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お客さんから ボーラウルトラをお預かりしました。
後輪は 元々うっすら右にずれていたセンターずれに
経年使用の分が加わった程度のセンターずれあり、
前輪は ほぼ問題なしでした。
が、この記事のバリューは そこではありません。

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↑画像左のバルブブッシュは2代目、右が3代目となります。
詳しくは(→こちら)をどうぞ。
お持ち込みされた時点で前後輪のリムに付いていたのは
2代目でしたが、これは穴の呼び径が ややマイナス公差で
ねじ山を切っていないバルブが通りにくいことが
経験上 分かっています。
で、今回のホイールに入っていたチューブは
チューボリートのものだったのですが、
プラスチック製のバルブが バルブブッシュから容易に抜けません。

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かぶせ式のエクステンダーを取り付けて
ハンマーで叩き抜きました。

手で外すのは ほぼ無理、
外側から(ニンジンの葉っぱの部分をつかんで引き抜くように)
チューブの部分を持って無理に引き抜こうとした場合
バルブの根元で もげてしまう可能性大です。
つまり、仮に出先でパンクしてから このことに気付いた場合
対処不能になる恐れがあります。

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叩き抜いたバルブを見ると、バテッドして凹んだように変形しており

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位置も長さも 2代目バルブブッシュのそれと重なります。
これを 3代目バルブブッシュに交換したところ、
3代目は歴代中 最も 寸法的な遊びが大きいので
チューボリートのバルブの抜き差しが 非常にスムースになりました。

レアケースかも知れませんが、
カンパニョーロのボーラや フルクラムのスピードをお使いの方で
チューボリートのチューブを使うという場合は、
バルブブッシュの年代を確認したほうがいいかもしれません。

category: その他 機材の話

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プライムの60mm高リムの前輪さん  

先日 組み直した後輪の相方の前輪ですが
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点検をします。

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ノヴァテックのストレートスポーク用ハブ 20H
黒エアロライトストレートラジアル組みです。
エアロコンプで組んだのかと思うくらい張ってあったので
これ以上の増し締めは不要です。

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画像は作業前ですが、元より センターずれ無しでした。
左右ともに細かい横振れを ちょこちょこ取ったので
振れ取り起因のセンターずれが出たら いやだなー
と思ってましたが 振れ取り後もセンタードンピシャのままでした。

category: のむラボ日記

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キシリウム プロ カーボン UST ディスクさん  

お客さんから キシリウムプロカーボンUSTディスクをお預かりしました。
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買ってから未使用の新品です。
点検を ご希望です。

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↑いつもの傾向
このあたりで お客さんが用事で中座したので
証拠の画像を撮っておく必要があり 記事になりました。

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直しました。

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つづいて前輪。

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後輪よりはマシですが、ずれています。

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直しました。
前後輪どちらも センターを出すのに
「張っている側を より張るか、ヌルい側を よりゆるめるか」
という方向にリムがずれており、もちろん張る方向で直すのですが
後輪は非常に苦労しました。
前輪はマヴィックにしてはセンターずれの量が少なかったのと、
ヌルめの個体だったので むしろ吊るしの上限付近に張りつつ
横振れ取りもしていたら 勝手にセンターが出ていました。

まともなセンターゲージを当てたい都合上
作業に際してタイヤを外しますが、
付属のUSTチューブレスタイヤについて
これは輸送中のホイールのリムを保護するクッション以上の仕事を
期待してはいけないものであり、
でも 一応付いているからと使った場合でも
同じタイヤを買うリピーターが(少なくとも私の知る限りでは)
非常に少ないので もし使わずに売り払うなら
未使用のままがいいですよと言おうとしたところ(いや、言いはしました)
お客さんのほうから 再度の装着は不要だと言われました。
28C幅なので たぶん使わない、
あと28C幅じゃなくても たぶん使わないとのことでした。

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SES3.4の前輪さん  

先日 組み直した後輪の相方です。
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クリスキングR45ハブ 20H
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

もし まだ張れるなら張ってほしい、とのことですが
そもそも わりとキンキンに張っており ほとんど増し締めできない感じです。
「このハブだと これ以上は張っても無駄」と言った近所のショップとやらが
可能な限り張ったのかと思い お客さんに訊いたのですが、
とくに何もしていないとのことです。

それを疑っているわけではありませんが、
メーカーの吊るしでは通常 見られないくらい張ってありました。

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うっすら センターずれがありました。

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絞り出すように、薄氷を踏むように
左右とも4分の1周ほど増し締め、
それに加えて センターずれの修正を
片側偏重の増し締め傾向でしたので
元より締めていないニップルは ひとつもありません。
これでダメだというなら CXスプリントで組み直すしかありません。

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ボーラ ワン 50 ダークラベルさん  

お客さんから ボーラワンをお預かりしました。
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点検をご希望です。
前輪はセンタードンピシャ、ごくわずか振れありで
画像は撮っていません。

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後輪は、センターずれがありました。
近所のショップで振れ取りをしたとのことですが、
なんと 縦振れを取ったとのことです。
G3組み由来の、構造上どうしても避けられない縦振れとは別の
看過できないような縦振れが
ボーラに出ていることは、非常に まれです。
お客さんには、G3直下の7ヵ所の位相で
リムが内周側に寄っているというのを 実際に見てもらいました。
縦振れは ほぼ無かったものの、
G3由来ではない縦振れが ごくわずか1ヵ所にあったので
ニップルを回そうとしたところ

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その箇所のスポークにのみ ねじれがありました。
これは偶然とは考えられません。
この箇所の縦振れを取ろうとして スポークがねじれたのを、
自分がやらかしたと知りながら放置しています。
縦振れが直っていれば まだ良かったのですが、
取り切れていませんでした。

締める方向に ニップルを回す必要がありますが、
ねじれている箇所が パキーンと破断しそうな感触があり
増し締めできません。
このスポークは交換しました。

ていうか 振れ取りを「ちゃんと」やってたら
冒頭の量のセンターずれがあることがおかしいのです。
縦振れに一応 気付きながらもスポークがねじれたので断念、
センターずれも残したままで「振れ取りしました」とか言うなや。

振れ取りとは別に、スポークテンションを
少し上げてほしいと言われたので

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フリー側偏重の増し締めをしました。
リムが お預かり時よりも フリー側に寄っています。
この時点で縦横振れは 一旦 追い込んであり、
ここからセンターが出るまで 反フリー側は一方的に増し締めできます。

センタードンピシャの画像は撮り忘れましたが、
お客さんには 確かに見せました。

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LWCのリムとフルクラムのハブで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから LWCの30mm高(実測は30.5mm高)
チューブラーリムを お預かりしました。
均等間隔リム穴の24Hですが、
これとフルクラムのレーシングライトXLRのハブで
後輪を組んでほしいとのことです。

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組めました。
ハブだけが手元にある来歴は知りません。
レーシングライトXLRの後輪のリムをぶっ壊した、とかでしょうか。

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ハブの都合上 16+8Hの24Hですが、
左右とも 黒CXスプリントストレートとしました。
フリー側をCX-RAYにする
逆異径組みも考えましたが、しませんでした。

私は実はハイペロンのリムを
可能な限り張って組んだこともあるのですが(すっとぼけ)、
あれは つかみしろが六角形の内蔵ニップルに
大きめのニップルワッシャーを噛ませていて、
その接触面も球形なので 張れる限界が 汎用ニップルとは異なります。
この後輪は、そこまでは張れませんでした。
リムが ハイペロンやレーシングライトよりも軽いことも関係していますが。

フリー側を結線すれば化けるでしょうが、
その場合は問題が2つ。
振れ取りは問題なくできますが、
お客さんの近所のショップが
結線をしている後輪は振れ取りできないなどとほざいたり
そもそも結線にビビって手を出せない可能性が高いということ。
もうひとつは、チェーン落ちをした場合
最悪 フリー側のスポークの全交換を
要する可能性があるということです。

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バルブ穴から覗いたときのハブ胴の位相は
フルクラムのロゴにしました。

DSC02022amx14.jpg
この話を お客さんと最初にしたときに、
2:1組み用の右左右×n穴振りのリムは入手困難だろうから
穴振りの無い24Hのリムを探してほしいと言った気がしますが、
届いたリムは ガッツリ左右交互に穴振りがありました。
もう引き返せないので 組んでしまいましたが。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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AL22Wリムで前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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金アルミニップルです。
画像で強調しているのはニップルの色ではなく
チューブレス対応のワイドリムという点ですが。

ちなみに このホイールのお客さんは
チューブレスを一瞬でやめた
(というより MAVICのキシリウムUSTを すぐに売った)ので
チューブレスにすることは無いと思います。

category: のむラボ日記

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初代ハイペロンウルトラの後輪をCULTベアリング化しました   

先日の前輪の続きです。
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初代ハイペロンウルトラの後輪をCULT化します。

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フリーボディが無いのは、このホイールのお客さんが持っている
別のホイールのために外したからです。
ハブシャフトは バテッド無し時代のものなので、
現行のカンパニョーロのアルミフリーボディや
シマノ11S白アルミフリーボディの取り付けは不可能です。

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フリー側は スポークを抜かずとも
ベアリングのワンを交換できますが

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反フリー側は
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前輪と同じく スポークヘッドが邪魔しているので
一旦スポークを抜かないといけません。

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シールとリテーナーベアリングを抜きました。
フロントハブと同じく 内部の不必要な部分までグリスが詰まっています。

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外した反フリー側のスポークを、
フリー側のスポークの上に直行する形で重ねました
(縦方向がフリー側、横方向が反フリー側)。
幅も違いますが、厚みも明確に違います。
ハイペロンは 左右同数組みで反フリー側ラジアル組みですが、
左右異径組みとハイローフランジとオフセットリムで
反フリー側のスポークの変形量は それほどヌルくありません。
リム高が高いと(厳密にはスポークが短くなると)
スポークの変形が少なくなりますが
ハイペロンのリム高は 当然 それが起きるほど高くもなく、
それを勘案すると驚異的な完成度です。
同じく左右異径組み・ハイローフランジ・オフセットリムになっている
アルミリム版のニュークリオンまで さかのぼれば
20年以上前ですが、それより完成度が低いホイールが
未だに散見されるのが 不思議でなりません。

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ワンを抜いてハブを洗浄しました。
画像下に ちょっと見えているのは
シリアルナンバーが入った黄色いラベルなので、
写らないようにしています。

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CULTのワンを圧入中・・・

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↑反フリー側
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↑フリー側
緑色のグリスっぽく見えるものは
ハブの製造工程上 塗布された接着剤で、
非常に硬質なものです。

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旧バテッド無しシャフトでも シマノ11Sスチールフリーボディであれば
取り付け可能なので、一旦 これを取り付けます。
そうしないと 右エンドナットの位置が確定せず、
センターゲージを当てる位置が フリーボディ無しだと内側になるからです。

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DSC01981msn4.jpg
組めました。

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プライムの60mm高リムの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから プライムの後輪をお預かりしました。
60mm高のチューブラーリムで、
時間で100分、距離で60kmしか使っていないとのことです。

あ?平均速 速いアピールしてんじゃねえぞコラ
↑マウント取られたと勘違いして急にキレる小物ムーブ

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ノヴァテックの左右2クロスの24Hストレートスポーク用ハブで、
いつものプライムのあれ、フリー側の最終交差は編み
反フリー側は編まないという仕様ですが

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フリー側はDTエアロコンプ、
DSC01956amx14.jpg
反フリー側はDTエアロライトで
左右異径組みでした。
ここに来るまでで点検したかは不明ですが
センターずれ無しで スポークテンションもしっかり張ってありました
(増し締めしろを使い切るような張り方ではない)。

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が、組み直しをご希望です。
お預かりしたリヤハブは ノヴァテックの482ベースのハブで
フリーボディにスプロケット噛み込み防止の鉄板があるのと
各部の色以外は エボライトハブと同じものです。

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組み痕が無いので 単品販売分のハブのようです。

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組めました。

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黒半チャンピヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
ニップルはDTの黒スクオルクスで、
ホイールの使用歴が浅いので使い回しました。

あと、リムの重量を量っておいてほしいと
お客さんに言わr
↑うわこいt













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オ待タセシマシタ!茶番抜キデ 早速デスガ

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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アダプティブ最終便  

フィジークの ヴァーサスEVOアンタレス アダプティブ祭りですが、
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今日も問屋さんに寄って取ってきました。
その補充を含めた 上の画像の当店在庫分が
祭り価格にできる最後の在庫になります。

画像左から いずれもレギュラー幅で
00のグリーン、00の黒×2個、R1×2個、R3×2個です。

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今日取ってきたものに 00のラージとR3のラージがありますが
これらは お客さんの注文分です。

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↑これは以前に載せた画像です。
00のレギュラーの公称重量は147gですが、
00の黒は それなりの数を調べた結果
実測で167~175gといったところでした。
00に関しては、実は公称重量は
パッドの色がライムグリーンのファーストモデルのものであって
黒パッドのほうが重たいのでは?という説があり
以前に量ったときのものが 上の画像です。
確かに 黒パッドの最軽量個体よりは軽かったのですが、
有意な差とまでは言えないのでは?と 以前に書きましたが

DSC01962amx14.jpg
今回の個体は さらに軽かったので、
ライムグリーンが黒より軽いというのが濃厚になりました。
ちなみに これでも公称重量よりは重いのですが。

category: のむラボ日記

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第3世代(現行)エルゴパワーレバーのラチェット感が薄れてきたら  

表題の第3世代というのは 私の勝手な分類です。
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↑ブラケット体が大きく先端が尖っている これが第1世代、

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↑その次のブラケット体が小さくなり先が丸い これが第2世代、

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その次のブレーキレバーがうねうねと長いのが 第3世代です。
最新のエルゴパワーはブラケットとブラケットカバーの形状が
マイナーチェンジしていますが、
これは第3世代の前期の 初代11Sアテナです。
ブラケット横のレバーが一度に多段変速(ギリギリ変速)できる
アテナは初年度だけで、
この次の年から 多段変速できないパチパチ変速になりました。

後述しますが 中途半端にバラしているのは
ふざけているわけではありません。

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これは過去記事での画像ですが、第2世代のエルゴパワーは
前側(ブレーキレバー側)から入れた長い沈頭ナットに
パーツを組み付けていき 最後に後ろ側から
ボルトで固定する形式になっています。

DSC04178amx9.jpg
これが第3世代では、両側とも ねじ穴になっているシャフトに
前後からパーツを組み付けていき、
前後から それぞれボルトで固定する形式となっています。
前側のボルトはトルクスのT10、
後ろ側は 昔は3mmアーレンキーで
現行ではトルクスのT15で回すようになっています。

で、先ほどのアテナのレバー(左なのでフロント変速)ですが
変速時のラチェットのカチカチ感が かなり薄れていて、
ラチェットのかかりが弱くなり フロントメカの羽根を
アウターの位置に固定できないほどになっていました。
こういう場合、レバーブラケット部分の
ASSYを交換すれば もちろん直りますが、
それを試みる前に 後ろ側のボルトのゆるみを疑ったほうがいいです。

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後ろ側のボルトが
DSC01948amx14.jpg
ゆるんでいました。
上の画像は記事用に ことさらに ゆるめてから撮りましたが、
ねじ頭に工具をかけてから ティッシュの端で こよりを作るくらいの力で
ゆるめられたのは事実です。

ゆるめるだけなら 後ろ側から工具をかけるだけでいいのですが、
DSC01949amx14.jpg
締める場合は 前後のねじ頭に工具をかけて
キュッ!と締めたほうがいいです。
前側のねじ頭に工具をかけるには ブレーキレバーを
ブラケットから外さないといけないので、
先ほどのアテナの画像では
ブラケットの下までバーテープを剥いて
ブレーキレバーの支点のパーツも叩き抜いていました。

で、結果 変速操作時のカチカチ感が復活し
フロントメカをアウター位置でとどめることが
確実にできるように直りました。

ラチェット感がヌルヌルになった場合、中のパーツが摩耗して
ブラケットASSYの交換を要することもありますが
この「後ろボルトを締めるだけ」で解決することも多いです。
とくに フロント変速レバーはラチェットの山が大きいので
摩耗でイカれることは ほとんどありません。

カンパニョーロの第3世代のエルゴパワーレバーを使っていて
ラチェット感がヌルいのが気になるという方は、
バーテープを巻き替える折にでも 一旦レバーをハンドルから外して
ブレーキレバーのピンを抜かずに
後ろ側のボルトを締めるだけでもいいので
(この場合 締めるときに内部パーツが供回りしますが)
ボルトのゆるみを疑ったほうがいいです。
なお、このTipsは カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんから
教わったものです。今回も助かりました。

category: その他 機材の話

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ラピーデCLX13062さん  

お客さんから 最新のラピーデCLXをお預かりしました。
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リム高がフロント51mm/リヤ60mmで 1セットのホイールです。
従来モデルより さらにリム幅が広くなりました。

当店の近所のショップで買った その足で
箱のまま お持ち込みされています。
私は よく「ホイールの精度を その組み手の妥協点100%まで持っていく
という意味では振れ取り依頼も 組みかけのホイールを渡されるのも一緒」
というようなことを言いますが、これは つまり
「ホイールを組めない奴は 振れ取りも出来ない」ということです。
たまに「おれ、ホイールは組めないけど 振れ取りくらいは出来んねん」
とか言う奴がいますが それはありえません。
一番のポイントは「縦振れを出さずに横振れを取るのに
ニップルを却ってゆるめないといけない局面が分かるかどうか」で、
これが分かれば 精度的に問題ないホイールを
組むところまでは出来るようになります。

これを販売したショップのスタッフは 私もよく知っていますが
ホイールをまともに組める奴は誰一人いないので
まともな点検も不可能です。

DSC01932amx14.jpg
なお、表題はリムサイドに書かれている
かけ算を解いたものですが
正式なモデル名は「Rapide CLX」です。
スペシャライズドは過去に TARMAC SL4の次のモデルを
単に「TARMAC」としたことがありますが、
それと同じようなシンプルなモデル名となっています。

DSC01933amx14.jpg
リムの中央に タイヤのビードを落とし込むためっぽい凹みがあり
チューブレステープっぽいリムテープが貼ってありますが
このホイールはチューブレス非対応です。

DSC01934amx14.jpg
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前作シリーズのときのCLX64ですら やらなかった、
2:1組みが6ペアの18Hとなっています。
シマノの「リム高に関わらず前輪は16Hに固執する病」も そうですが、
風洞実験とかスポークの空気抵抗を云々とか考え始めると
スポークの空気抵抗が 本数を減らしたときの剛性低下よりも
大要素だと思えてくるようです。

以前に別件で CLX64ディスクの前輪を組み直したときの話ですが、
お客さんは 後輪のかかりが悪いとかではなく
前輪が下りのコーナーでヨレるのが本当に怖いのを
何とかしてほしいとのことで 後輪よりも前輪のほうを問題視していました。
その前輪ですら 2:1組みが7ペアの21Hだったのですが・・・。
あっ、私が組み直してからは 下りでヨレなくなったそうですよ。

あと、旧CLXディスクの前輪の左側が2クロスだったのが
新ラピーデCLXでは 1クロスになっています。
このホイールは 前後輪とも左右逆異径組みではなく
左右同径組みで、スポーク比重的にはCX-RAY/エアロライト相当です。
仮に このホイールを組み直すことがあるとすれば
右側を CXスプリントにして左右逆異径組みにするでしょうが、
左側の最終交差がハブフランジに近いので
結線の効果は薄いです。

点検ですが、ほぼ振れ無しで センターずれだけがありました。
お客さんには 作業前後の状態は見せていますが
画像は撮り忘れました。

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つづいて後輪。

DSC01943amx14.jpg
フリー側2クロス16H/反フリー側1クロス8Hの24Hです。

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こう見ると かっこいいかもしれません。

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ラチェットが タケノコバネ両押しから片押しになった
新スターラチェットを採用したDT製のハブです。

DSC01937amx14.jpg
DSC01938amx14.jpg
リムが反フリー側(少スポーク側)にずれていました。
前輪のずれの量も だいたいこれくらいでしたが、
ずれている向きが多スポーク側でした。
やっぱり 点検してないやんけ!

DSC01940amx14.jpg
DSC01941amx14.jpg
センターを出しました。

category: のむラボ日記

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SES3.4の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからスマートエンヴィシステムの
3.4のチューブラーリム仕様をお預かりしました。
前輪は点検、後輪は組み直しをします。
前輪がかすかにシュータッチ、後輪が明確にシュータッチするとのことで
何とかしてほしいとのことですが、近所のショップでは
「このハブではこれ以上は無理、そういうものだと思って使って」
と言われたそうです。
もし ここで私が何とかしたら
どうにかできるものを出来ないとほざいた無能ということがバレて
その近所のショップの面子をつぶすことになります。
いやあ心が痛むなあ(棒読み)。

DSC01914msn4.jpg
クリスキングR45ハブ 24H
全黒CX-RAYヨンヨン逆イタリアン組みです。
メーカー内製だと思われますが、
逆イタリアン組みだということ以外に根拠はあります。
リムの外周部に リム単体のモデル名(これの場合はA42)や
シリアルナンバーが印字された札が
成型時に練りこまれるような形で埋まっていますが、

DSC01921msn4.jpg
このリムには それがありません。
外周部に何らかの文字や数字は一切ありません。

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バルブ穴のステッカーの両側ともが
ハンドメイドインUSAとなっています。
これのうち片側がシリアルナンバーになっているヴァージョンもありますが、
リム単品販売の場合は 片側にシリアルナンバーあり、
メーカー内製ホイールの場合は 両側ともUSAということになるのかもしれません。
少なくとも、年代で決まっているわけではないのは確かです。
私が初めて片側にシリアルナンバーを見てから
今後は そういう仕様に移行するのかと思っていたら、
以後 数年以上に渡り どちらも前後して見かけるためです。
ただ、メーカー内製ホイールであることが確実なのに
片側にシリアルナンバーありのリムで組まれていた例もありました。
その逆も あったかもしれません。

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ENVEの吊るしは 微細なセンターずれがあることが多いですが
ホイールセンターは出ていました。
元からなのか、近所のショップで出したのかは不明です。

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この、根元に 四角い つかみしろがある 特注CX-RAYであることも
メーカー内製ホイールである根拠です。

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↑反フリー側
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↑フリー側
ホイールを丁寧にバラしていって、
一切触らずに残した最後の2本を リムから出して撮ったものです。

とくに フリー側のスポーク長さが長めですが、
ニップルの端面との関係が左右同じくらいであれば
多少 長めでも短めでも「そういう意図でやってるんだなあ」と
思わなくもないですが、これは ちょっと左右差が大きめです。

実際は どうだか不明ですが
「特注CX-RAYの長さが2mm単位での入手になるので
ある程度バラつくのは仕方ない」ということにしておきましょうか。

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組めました。

DSC01923msn4.jpg
黒半コンペヨンロクイタリアン組みです。
フリー側は番手違い、反フリー側は長さ違いなので
元のスポークは どちらも使えませんが、
切らずに丁寧にバラしたので お客さんに返します。

先日、SES4.5チューブラーの新品のリム単品で
前後輪を組みましたが、
リム重量は フロントしか量っていません。
リヤを量り忘れたので 蟹光線の出番は没になりました。

あのSES4.5のリヤリムは
モデル名的には A48で48mm高です。
今回のリムは A42で42mm高ですが
なぜかリム高が高い A48のほうが軽量でした。
A42のほうは リムセメントのベッドが うっすらあるとはいえ
極端な重量増には なっておらず、
仮に リムセメントを完全に除去しても
A48のほうが軽いと言う結果は覆りません
(少なくとも 今回の1個体同士では)。

スマートエンヴィシステムは
設計者のスマート氏の押し付けがましい仕様により
フロント20H・リヤ24Hのみの仕様だったりしますが
(かつてはSES8.9などのフロントに16Hがあったりもしました)、
リムの高さだけではなく 幅も前後で変えており
フロントリムのほうが幅が広く WOリムの場合は
付属のストレッチバンドタイプのリムテープの幅すら
細かく変えてある・・・のは 昔の話で
最新の設計では 前後とも同じ幅のリムになっています。
最適化するのを 空力特性ではなく製造効率にしたのかな?

で、先日のSES4.5も 今回のSES3.4も
カタログ上での現行最新モデルではありますが
SES3.4のほうが設計的には新しいものです。

WOリムの話になりますが
SES3.4のWOリムはチューブレス対応のフックドリムで、
SES4.5のWOリムはチューブレス非対応のフックドリムです
(AR4.5DISCは チューブレス対応のみのフックレスリムですが、
これはまた別の設計)。

で、今回のSES3.4チューブラーリムは
リム幅が前後とも27.5mm、
先日のSES4.5チューブラーリムは
フロントが27mmで リヤが25.5mmでした。
なお、実際の重量差について ここで晒すつもりはありません。
ていうかなんで教えなあかんねん。
↑うわこいつかんじわるい














DSC01925msn4.jpg
オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

DSC01920msn4.jpg
A42 ちゅーぶらーりやりむデス!
DSC01766msn4.jpg
A48 ちゅーぶらーふろんとりむデス!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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初代ハイペロンウルトラの前輪をCULTベアリング化しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01879amx14.jpg
お客さんから 初代ハイペロンウルトラをお預かりしました。

DSC01880amx14.jpg
カンパニョーロ初のセラミックベアリング採用モデルで、
それ以前からあった鉄球用の黒ボールレースに
セラミック球を入れただけの、今でいうところのUSBに近い仕様ですが
ベアリング球の硬さと ボールレースの硬さが噛み合っていないので
すぐに虫食いが出る失敗作でした。
これは2004年と2005年の2年間だけのモデルで、
2006年からはセラミックベアリング仕様は「無かったこと」となり、
虫食い対策品のCULTの初出は2009年となります。
細かい経緯は(→こちら)に書いています。
リンク先では これに入っているセラミックベアリングと
現行のCULT・USBのセラミックベアリングは別物だと書いていますが
具体的な品番でいうと このハブのリテーナーベアリングはHB-HY023、
現行のCULT・USBのリテーナーベアリングはHB-HY123です。
厳密にいうと 後者は4個セットというのが品番に入っているので
4-HB-HY-123ですが。

DSC01881amx14.jpg
リムテープは ミシュランの硬質なタイプのもので、
汎用品と同じですが これが公式な付属品でもあります。
当時はマヴィックのホイールの標準リムテープも これでした。
色は黄色で ミシュランとは書いていないものでしたが。
カンパニョーロの場合は 色がグレーの場合もあります。

DSC01882amx14.jpg
ハブシャフトを抜きました。
CULTではないので グリスが差してあります。

DSC01883amx14.jpg
ボールレースも旧鉄球/USB用の黒です。

DSC01884amx14.jpg
ニュークリオンもハイペロンも ハブ胴の端の鼓状の部分に
グリスが詰まっています。
ニュークリオンの場合は ハブ胴中央のグリスホールから
グリスガンで グリスを注入すると こんな感じになりますが、
ハイペロンはカーボンハブ胴で グリスホールも無く、
ここにグリスを詰めていれば 適宜ベアリングに充填される・・・
というわけでもないので 意味はありません。

DSC01885amx14.jpg
洗浄しました。

DSC01886amx14.jpg
CULT化のために ハブに圧入されているワンを交換したいのですが、
このハブの場合 スポークヘッドが沈頭でなく
抜き差しの邪魔をしているので
CULT化には ホイールのバラしと再組立てが必須という
面倒なことになっています。

DSC01892amx14.jpg
DSC01893amx14.jpg
ホイールをバラして ワンを抜きました。

DSC01895amx14.jpg
DSC01896amx14.jpg
CULTベアリングですが、
カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんに注文した場合
化粧箱入りではなく このような形態で届くことがあります
(当店だけかもしれません)
CULTベアリングへの交換作業を
エンドユーザーがやるというのは考えにくく、
箱入りでそのまま売ることは まずありません。

問屋さんに通常の箱入りの仕様での在庫が無く、
問屋さんのほうで ショップから送られてきたホイールを
CULT化するとき用の簡易包装版しか在庫が無いときに、
どーしても急ぎで欲しい場合に 簡易包装版のほうを送ってもらっているので
これは手抜きではなく ご厚意です。

ただ、現行の鉄球/USB用のボールレースも
黒ではなく銀色となっており CULTのそれとほぼ見分けがつかないので、
混ざらないように 厳重に管理する必要があります。

DSC01897amx14.jpg
ハブから抜いた黒ワンですが、
セラミック球による摩耗痕は ありませんでした。
この仕様のベアリングは 常用した場合 すぐに摩耗痕が付くどころか
虫食いも すぐに出るので、ほぼ使っていないのは間違いありません。

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DSC01899amx14.jpg
↑どちらの画像も 左がHB-HY023、右がHB-HY123です。
初代のセラミック球のほうが白っぽい色になっています。

DSC01900amx14.jpg
DSC01901amx14.jpg
CULTのワンを圧入して

DSC01903amx14.jpg
DSC01904amx14.jpg
DSC01905amx14.jpg
ホイールを組みました。

DSC01906amx14.jpg
リムに貼ってあるWARNINGのステッカーが2枚なのは、
同じものを貼っているというミスでは無く

DSC01907amx14.jpg
片方は ラテックスチューブを使うなというWOモデル特有の警告で、
DSC01908amx14.jpg
もう片方は カーボンリム全般に貼ってある
専用ブレーキシューを使えという注意書きです。

DSC01889amx14.jpg
DSC01890amx14.jpg
これはホイールをバラす前の状態ですが、
ニュークリオン系のホイールは スポーク長さが長めです。
折れたスポークをニップル回収するための つかみしろ・・・
ではないと思いますが
(スポークとびの場合 ニップルの再使用はしません。
ニップルも その下の専用ワッシャーも 在庫は潤沢に持っています)

DSC01902amx14.jpg
スポークのねじ山部分の長さが
汎用スポークと同程度なので 増し締めしろが あまりありません。
テンションが経年で抜けているだけだと思いますが、
ややヌルめの個体だったので 増し締めしろを稼ぐために
スポークカッターで 長さを かすかに短くしました
(上の画像はカット前です)。

このスポークはサピム製で スポーク比重的にもCX-RAYの同等品ですが、
CX-RAYと同じく 1mm未満の範囲で長さが不揃いなので
スポークカッターで切ると 長さの個体差が無くなります。

DSC01909amx14.jpg
↑これは組み直し後ですが、元の状態と比べると
ニップル1周ぶん/スポークのねじ山1つぶん近く 増し締めています。
スポークを かすかに切り詰めていなければ
長さの余裕を ほぼ使い切ってしまったはずです。

引き続き 後輪もCULT化しますが、
ハイペロンのリヤリムはオフセットリムなので
フロントリムよりは重たいはずです。
また、リヤハブの場合 ハブ体右側のワンは
スポークを抜かなくても交換可能なので
前輪と違い全バラしする必要はありません。
なので リム重量を確実に すっぱ抜く機会があるのは
前輪だけとなります。

DSC01887amx14.jpg
ニュークリオン系のホイールは内蔵ニップルとリムの間に
ワッシャーが入っています。
これは薄い両面テープで貼り付けてあるので
ニップルとスポークを外しても 通常はリムからは剥がれ落ちません。
この状態で リムを激しく振り回したりすれば知りませんが。

DSC01888amx14.jpg
リム単体の重量を正確に知りたければ
このワッシャーを抜く必要があります。
両面テープの接着が浮く程度に 細いマイナスドライバーで剥がせば、
磁石にくっつく材質なので 確実な回収は容易です
(手間ではないとは言っていない)。

再セッティングの際に 向きを間違えないように
仮組みを終える必要があり、その作業も そこそこ面倒です。

DSC01894amx14.jpg
という苦労をして知った重量を そんなに簡単に教えるわけないやろ
なに勘違いしとんねん。
↑うわなにこいつかんじわるい













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オ待タセシマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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アダプティブ祭りがそろそろ終わるでよ  

今日も問屋さんに寄って
フィジークのアダプティブを取ってきました。
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土日で売れた分の補充と、ご注文をいただいた分です。

DSC01855amx14.jpg
00の黒のラージ(146mm)ですが、今回は黒箱でした。
祭りの期限は あさっての木曜日くらいまでです。

祭りが終了するまでは 00・R1・R3のレギュラー幅(139mm)が
店頭に揃っているようには努めますが
(これを書いている いま現在も揃っています)、
それが無くなったら祭り価格では補充不可となります。
また、ラージ幅は取り寄せ対応のみなので
検討中の方は 早めにご連絡ください。
よろしくお願いします。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで
金アルミニップルです。結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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組み直したアタックの後輪を組み直しました  

お客さんから レイノルズのアタックの後輪をお預かりしました。
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吊るしの ふつーの後輪で、
ある目的のためにオークションで入手したものです。
用があるのは リムだけです。

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こちらは 過去に私が組み直した
アタックのリムとエボライトハブの後輪ですが、
車の上に載せて走ってるときに
高さ制限のある所に思いっきりぶつけて フレームがオシャカ、
ホイールも リム穴にクラックがバシッと入ってるので終了です。

というわけで、吊るしのリムを使って
組み直すことになりました。

DSC01845amx14.jpg
こちらは吊るしのほうのバルブ穴付近ですが、
レイノルズの青いリムテープではなく
スタンズのテープが貼ってありました。
しかし きったない貼り方やな。
チューブレスで使っていたわけではないようですが。

DSC01847amx14.jpg
どのみちバラすので どーでもいいんですが、
外周側から回すのが前提のニップルを
通常より つかみしろが短い内周側をつかんで
振れ取りをした跡があり 何ヵ所もナメまくっていました。

DSC01846amx14.jpg
↑このニップルは、レイノルズのものではなく汎用ニップルです。
リムから出ている部分の長さも違います。
何か やらかして 汎用ニップルに交換していますが、
それもまたナメているのに そのまま突っ走っています。

DSC01848amx14.jpg
別角度から。
角丸正方形のつかみしろが 長方形になっています。

DSC01853amx14.jpg
リムのお引っ越し中・・・。

DSC01856amx14.jpg
DSC01857amx14.jpg
組めました。

組んだほうの後輪が「リム単体になった瞬間」が無いので
今日もホイー(以下略)。の条件は満たしません。


おまけ
DSC01850amx14.jpg
お客さんは ヴィットリアのコルサの
チューブレスレディタイヤを使っていますが、
このタイヤ、チューブレスタイヤにしては
ビードが軟らかく ビード部分からの空気抜けが激しいです。
シーラントも多めに入れないと エア抜けが止まりません。
シーラントはエフェットマリポーサの
カフェラテックスだそうですが ダマが出来まくっています。

DSC01851amx14.jpg
シーラントがリムテープをめくっとる。

DSC01852amx14.jpg
タイヤのほうにも こびりついています。
ビード周りのダマは スポンジでこすって かなり落としましたが、
完全に除去はできませんでした。
また このタイヤは、経年使用で横っ腹が しなやかになり
チューブレスタイヤとして ビードが上がりにくくなります
(再使用しましたが ビードを上げるのに苦労しました)。

ここで、お客さんに「イメジのシーラントがダマにならないよ」
というのを実演するために
DSC01859amx14.jpg
私の後輪を外してきました。

DSC01860amx14.jpg
DSC01861amx14.jpg
前回、IRCのフォーミュラプロ チューブレスレディ S-ライトで
パンクしたのが2月27日で
その翌日にタイヤを交換しているので約1ヵ月前ですが、
タイヤ側もリム側も シーラントが液体の状態で残っていました。

DSC01862amx14.jpg
高圧洗浄機ではない、園芸用のシャワーヘッドで水をかけただけです。
シーラントが きれいに洗い流されました。

DSC01866amx14.jpg
タイヤ側も、裏返して水をかけただけで
シーラントが ほとんど落ちています。

DSC01867amx14.jpg
ビード周りにも残りません。
スタンズやカフェラテックスなどと比べると
少し多めの量を入れる必要がありますが、
この後処理が楽なのと タイヤはいつか捨てるのでいいとして
リム側に ほぼダマが残らない点が優秀です。

で、タイヤを元に戻して まずはシーラント無しで空気を入れました。
グッドイヤーのタイヤが 1ヵ月程度の使用で 横っ腹のコシが抜けて
タイヤが上がりにくくなるかどうか試したかったからです。
それが すぐに上がってくれたのはいいのですが、

DSC01870amx14.jpg
パンクしていました。
実演の直前まで、空気が抜けていた兆候が全くなかったので
シーラントでパンク穴が ふさがっていたことになります。
上の画像、パンク穴の風圧でテープが持ち上がっています。

DSC01871amx14.jpg
↑これ

DSC01873amx14.jpg
それとは別件で ガラス片が刺さっている箇所があったので
DSC01875amx14.jpg
ほじくり出しました(画像右上のやつ)。
こちらは パンクに至っていたかどうかは知りません。
パンクしていた箇所にしても、スタンズのレースシーラントなど
とくに効果が高いシーラントでなくとも ふさいだうえで
このタイヤを引き続き使えるとは思いますが

DSC01876amx14.jpg
ケチらずにタイヤを交換しました。
方向の区別が無いトレッドパターンですが、
回転方向の指示はあるので 一応 従います。

私は「決戦用チューブラータイヤより安いし まあいいか」という感覚で
チューブレスタイヤもパンクが判明し次第 交換しますが、
こういう場合 チューブドで使い続けるのはともかく
シーラントでふさいで使い続ける人って どの程度いるんでしょうか。

追記:
「裏側にパッチを貼ったり 接着剤などで補修して
トレッドが擦り切れるくらいまで使います!」
という内容のコメントをいただきました。
それもありだと思います。
私がチューブレスを使うのは現状 後輪だけですが、
仮に 前後輪ともチューブレスであった場合
明確にパンクが判明しているタイヤを補修して使うなら
後輪だけにすると思います。
高速で下っているときに 一瞬でパヒュって
タイヤがリムから外れた場合 前輪なら死ねるからです。
なーんか信用できないというか、
まだ未成熟な部分があると思うんですよね、
ロードのチューブレスは。

category: のむラボ日記

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SES4.5の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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スマートエンヴィシステム4.5の
チューブラーリムで後輪を組みました。
リム単体のモデル名としては A56となります。

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クリスキングR45ハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。
DSC01801amx14.jpg
理由あって リムを交換することになりました。

DSC01802amx14.jpg
あと、フリー側のスポークに変形があったので
これも交換します。

DSC01803amx14.jpg
リムのお引っ越し中・・・(リムにピントが合ってる版)
DSC01804amx14.jpg
リムのお引っ越し中・・・(ハブにピントが合ってる版)
これ、いつも どっちにしようか迷うところです。

DSC01805amx14.jpg
DSC01806amx14.jpg
組めました。

DSC01807amx14.jpg
ハブは エボライトハブではなく その元ネタ、
ノヴァテックの482ですが リムは組み換え前後とも
当店で仕入れたものなので のむラボホイール5号です。

これは今日もホイー(以下略)。の対象にならないので
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それとは別件で 今日もホイー(以下略)。
のむラボホイール5号の後輪を組みました。


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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで
DSC01810amx14.jpg
赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

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のむラボホイール2号の後輪のリムを交換しました  

お客さんから のむラボホイール2号の後輪をお預かりしました。
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このリムにしては珍しいことですが、
ブレーキゾーンが熱ダレで ふくらんでいます。

DSC01775amx14.jpg
↑たとえば これ
リムは シリアルナンバーから見るに2013年製で、
リム幅が19.1mmだった頃のものですが
現行のリムは20.5mm幅となっています。
それを使って リムの交換をすることになりました。

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リムのお引っ越し中・・・。

DSC01777amx14.jpg
組めました。

category: のむラボホイール

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SES4.5の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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SES(スマートエンヴィシステム)4.5の
フロントチューブラーリムで前輪を組みました。
リム単体のモデル名では A48となります。
昨日のSES3.4のリムは、年代が少し違うので
リム単体のモデル名は 42ACで、
数字とアルファベットの順番が逆です。

DSC01770amx14.jpg
スポークは黒でさえあれば お任せとのことです。フヒヒ。
CXスプリントよりCX-RAYで組んだほうが 売り上げが上がるのですが、
ダメだ そんなことでは この衝動は抑えられん・・・!
この件では、誓って私は CXスプリントで組むように
お客さんを誘導したりはしていません。
芸術家気取りはやめろ、ふつーにCX-RAYで組むところだぞ ここは。
自己満足を押し付けるんじゃない!

クリスキングR45ハブ 20H
黒CXスプリント反ヌポークラジアル組みです。

DSC01768amx14.jpg
昨日のスマートエンヴィリムは
バルブ穴の両側とも ハンドメイドインUSAになっているステッカーでしたが、
これは片側がシリアルナンバーになっているタイプでした。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事  

先日の GVOLT70についての記事ですが、
70や100はカンデラではなく
ルクスだというコメントをいただきました。
コメントありがとうございました。訂正しておきます。

しかも、その点について過去に触れてるんですよね(→こちら)。
あっばっばばばあああばっばああ

category: のむラボ日記

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GVOLT140  

キャットアイの GVOLT70を買いました。
DSC01743amx14.jpg
前にも買ってたのでは?と言われそうですが
あれは記事を書くように買って少し使ったあとに
年末の くじ引き大会の景品にしました。

今回買った理由は、ハンドル周りを軽くしたかったからです。
本当は何も付けたくないくらいで、
昼間であれば ライトをブラケットごと外し
心拍計を腕に着ければ
ハンドル周りを ごちゃごちゃ盛るのが当たり前の
最近のロードバイクでは実現困難な
プリミティブなロードバイク本来の操舵感が蘇ります。
これは数十gの軽量化が体感できるところなので、
心拍計を 視認性に勝るセンターマウントから
ステム横のフェルール部分に移し、
ライトを VOLT800からGVOLT70に変更しました。

DSC01749amx14.jpg
自作のセンターマウントブラケットですが、
DSC01750amx14.jpg
ボルトがアルミで
DSC01753amx14.jpg
汎用六角ナットのほうもアルミにしてあるので
なかなか軽量ではありました。
38gのうち12gほどは ポラールの台座の重量なので
実質的な軽量化は26gくらいです。

センターマウントに慣れてしまうと、
ステム横に画面がある場合
ほんの一瞬 見るだけでも視線移動が多く
よそ見の時間が長いことに気付きます。
冷蔵庫の扉を開ける時間を最小限にするために
中身を想像してから 居合のごとく開け閉めをする・・・
と言うと 大げさですが
そんな感じで画面のどこを見るか 頭の中で決めてから
視線移動を最小限に抑えるように見る、
という感じの注意は必要です。
これについては センターマウントに戻すかもしれません。

DSC01754amx14.jpg
ポラールの従来の腕時計型のモデルだと
台座から外すのに いちいちリストバンドのバックルを
触らないと いけなかったのですが

DSC01760amx14.jpg
VANTAGE系のモデル+専用の台座だと
DSC01756amx14.jpg
マウントが片持ち式であれば
横に そのまま抜くことができ
DSC01759amx14.jpg
DSC01758amx14.jpg
DSC01757amx14.jpg
充電も そのままできます。

話をライトのほうに移しますが、
VOLT800(公称重量140g)から
GVOLT70(同96.5g)にしたことで
40gほど軽くなりました。
DSC01735amx14.jpg
VOLT800使用の場合はシートチューブのインフレーターに
替えのバッテリーを くくりつけていましたが、
これも外しています。

VOLT800を使っていたときは、替えのバッテリーがあることから
充電を忘れていても さほど問題なかったですが
GVOLT70はバッテリー一体型なので充電忘れには要注意です。

DSC01744amx14.jpg
GVOLT70は ハンドルバー下向き取り付け専用モデルですが、
私は 生まれてこのかた ステムより下に
コラムスペーサーを入れたことが無く ハンドル位置が低いので
左右どちらに付けても

DSC01745amx14.jpg
何らかの形でアウターに干渉するので
削れ防止に ステッカーを貼りました。

GVOLT70は上方向の配光をカットしたモデルです。
VOLT800だと、かなりお辞儀をして取り付けても
信号機の高さくらいにある青い道路標識が反射して光りますが、
GVOLT70では ほとんどそれが起こりません。

あと これはキャットアイに落ち度が無いことですが、
GVOLT70は 街中だと
夜中に無灯火で逆走してくるアホに気付きにくくなるので要注意です。


最近出たGVOLT100というモデルについて
分からないことがあるのですが、その前に。

VOLT1700という2灯が横に並んだモデルがありますが、
あれの前身のVOLT1600が現役だった頃に
展示会で メーカーの中の人に
「これ、VOLT800+800じゃないの?」と訊いたことがあります。
ぶっちゃけ そういう理解で構わないということでした。
バッテリーが大きくて連結している、
2灯のうち片方だけを点けるというモードが無い、というのが
VOLT800を2つ横並びで使った場合と違う点です。

つまり、
「1つの風防(前面のクリアカバー)の中にある
2灯以上のバルブ(電球)のルーメンを合算して
ひとつのライトのルーメンとして公称してもかまわない」
というわけです。
これはキャットアイ以外のメーカーでも やっていることで、
このこと自体に疑義を呈したいわけではありません。
どこのメーカーかは忘れましたが、
2灯横並びのフロントライトで 左右のルーメンが違っていて
どちらか片方を任意で点ける、
または両方とも点けるというものがありました。
あれ、たとえば200ルーメンと500ルーメンなら
両方点けたときは700ルーメンということになるのでしょうか。

DSC01747amx14.jpg
私は VOLT6000を持っていますが、
DSC01746amx14.jpg
これのバルブ部分はCOB(チップ オン ボード)という方式で、
板にLEDチップを並べています。
チップの数が 正確には いくつなのかは知りませんが、
たとえば 1個100ルーメン×60個で
6000ルーメン、といった感じで合算されているわけです。

DSC01748amx14.jpg
GVOLT100ですが、ハンドルバーの上下どちらに取り付けても
上カット配光になるように考えられています。
GVOLT70と違い バッテリーは別体で交換可能、
先端のライトユニットを バッテリーに ねじ込んで取り付ける際に
上下の属性があるのを間違えなければOKです。

ただ、GVOLT100は公称重量が181.5gと
VOLT800より さらに40gほど重く、バッテリーが交換できるといっても
ライトユニットを除く 本体ほぼ全体がバッテリーなので
携帯性に優れているとは言えません。
私が まず敬遠したのは重量の点ですが、
それ以外にも疑問がありまして・・・。

gvoltamx14.jpg
↑これはキャットアイのサイトより
左がGVOLT100、右がGVOLT70のビームチャートで
左右とも モードは「ハイ」にしています。
GVOLT100のほうが光軸が先のほうにあるので
少し手前側だけで見るとGVOLT70のほうが
明るく見えるのは 別にいいのですが、
気になるのは GVOLT100の
異常なまでのランタイムの短さです。

DSC01761amx14.jpg
ひとつ前の画像にも載っていますが 書き出しました。
ルーメンが違うとはいえ、この短さは異常です。
GVOLTのモデル名の後の数字は、
100が ハイのときに100ルクス、
70が ハイのときに70ルクスという意味です。
公表している明るさは ハイ・ミドル・ローのときのルーメンと
ハイのときのカンデラのみになっていますが。

GVOLT100は70とは違いバッテリー交換可能とはいえ、
ハイの場合だと ブルべなどで1時間半ごとに交換するというのは
現実的ではありません。

さらに分からないのは、ミドルモード同士だと
GVOLT70のほうが ルーメンが高いのに
ランタイムが3倍以上だという点です。
まず疑ったのは バッテリーの容量が違うのでは?ということですが
どちらも3.6V 3400mAhのリチウムイオン電池でした。
GVOLT100の先端のライトユニットに、
何か電池喰いな要素があるのかもしれません。

DSC01762amx14.jpg
↑これはボルト800のバッテリーですが、
3.4とあるのは 容量が3400mAhという意味です。
バッテリーのモデル名はBA-3.4で、
これの前作の VOLT700も同じバッテリーです。
VOLT400や、その前作のVOLT300に標準で付いているのは
BA-2.2で、容量は2200mAhです。

メーカーサイトを見ると・・・
DSC01763amx14.jpg
↑VOLT800は3400mAh、

DSC01764amx14.jpg
↑VOLT300は2200mAhとなっていますが

DSC01765amx14.jpg
↑VOLT700では6800mAhとなっています。
これはVOLT1700のコピペミスによる誤植です。
256.3gという公称重量はVOLT1700のものなので。
ていうか やっぱりVOLT1600とか1700って
3400mAhのバッテリーを中で2本束ねてるだけやんけ。

DSC01761amx14.jpg
先ほどの表を また呼び出しました。
GVOLTの後の数字を ハイモードのときのカンデラではなく
ルーメン準拠で表現すると
GVOLT100は320、
GVOLT70は260となります。

光源を 隣同士になるほど ごくごく近づけた場合
ルーメンを合算してもいいというなら、
GVOLT70を ふたつ束ねたものをルーメン準拠で呼ぶと
GVOLT520となります。
ルーメンと違い カンデラやルクスを単純に合算するのは
厳密には誤りだと思うのですが
それでも記事の表題は「GVOLT140」としました。

ライトの公称重量は本体のみの重量で、
GVOLT100が181.5g、GVOLT70×2個では193gです。
ブラケットの重量はバンド部分が未カットで約18gなので
それを含めると199.5gと229gとなります。
これくらいの差なら、ブルべなどで長時間 使うとしても
ランタイムを考えると GVOLT70を2つ並べたほうが
有用な気がするのですが、どうでしょうか。

私の場合は ハンドル周りを軽くために
GVOLT70 1個で十分なので この話には関係ありませんが。

あと、GVOLT100のことは知りませんが
GVOLT70はハイとミドルの明るさの差が非常に少なく、
公称ルーメンでは260と200となっていますが
夜中に ハイからミドルに切り替えると
フッと ほんの一瞬ライトが消えたかのような挙動になるだけで
明るさが変わったのが ほぼ分かりません。
本当にミドルに替わったのか 不安になるくらいです。
その次のローは、ミドルに対して一気に暗くなります。
体感ですが、ハイの明るさを10とするなら
ミドルは9か8.5くらい、ローは2くらいでしょうか。
これも体感ですが、GVOLT70のハイが7000カンデラだというなら
ミドルは6000カンデラ、少なく見積もっても5500カンデラはありそうです。
ルーメンからの比較でも まず間違いないと思いますが、
GVOLT70のミドルの2本束は GVOLT100のハイよりは明るいはずです。

「10000カンデラ相当の上カット配光のフロントライトを
キャットアイの製品だけで得る」という条件にこだわるとして、
バッテリー交換不能(充電しながらの使用も不可)でランタイム9時間半と、
バッテリー交換可能ながら それと同程度の明るさ(たぶん やや劣る)で
ランタイム1時間半、この比較でGVOLT100を選ぶ理由が
私には思いつきません。

category: キャットアイのステマ

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シマノのパーツですが  

最近 信じられないような遅延をしています。
世界を騒がせている例のあれが
関係していなくはないのでしょうが、
どうも それだけでも無い気がします。
去年、FC-9000のアウター50Tギヤが
8ヵ月かかった話を書きましたが
同じようなことが いまも続いています。

今年の1月10日に
FC-6800のアウター50Tギヤを注文しました。
在庫無しで2月17日入荷予定ということでしたが
予定の10日~2週間前になると納期を延ばすという
いつものふざけたマネが始まり、
2月17日→3月5日→3月25日と勝手に延長され
今日現在で確認すると4月15日となっていました。
もし1月10日時点で4月以降になると分かってたら
別の手の打ちようもあるんじゃボケふざけんな。


先日、GRXの電動コンポでシクロクロスを組みましたが
あのときも ST-RX815レバーの左右セットが無く、
左レバー単品と右レバー単品をそれぞれ仕入れました。
単品ずつで買った場合 額面の上では
左右レバーセットよりも かすかに安いのですが、
そんな うまい話はありません。
レバー単品の場合 ブレーキホースや
各種ホース用接続パーツ、ブレーキフルードなどが付属しないので
やはり かえって割高となるのです。
ちなみに今日現在のST-RX815は
左右レバーのセットが 在庫無しで5月26日予定、
左レバー単体は在庫あり、
右レバー単体は在庫無しになっていて なんと8月12日予定です。

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↑これは少し前に仕入れた 105とSLXでグレードを共有している
ディスクローター、SM-RT70の160mmですが
お客さんが 付属のロックリングを
内締め仕様で ご希望であったところ

DSC01712amx14.jpg
在庫が無いので(4月19日予定)
外締め仕様を仕入れ、

DSC01713amx14.jpg
DSC01714amx14.jpg
内締めのロックリングの単品販売分を別に買いました。
ロード用のディスクローターで
この手の買い方を強いられたことが 去年から何回もあります。
ちなみに今日現在ではSM-RT70の160mmの
外締め仕様も在庫無しで、入荷予定は7月3日です。

よく使うローターとしては
デュラエースのSM-RT900の160mmが
在庫無し、6月3日入荷予定となっています。

デュラエースの電動変速/ディスクブレーキレバーの
ST-R9170は左右セットが8月21日予定、
右レバー単体が6月18日予定、左レバー単体が8月4日予定です。
アルテグラの電動変速/ディスクブレーキレバーの
ST-R8070は左右セット、左右単品のいずれも在庫無しで
納期については「納期不明」となっています。
ディスクブレーキホース SM-BH90の30m巻きも
在庫無しかつ納期不明で、これはかなり困っています。

欠品しているパーツをいろいろ見ていると、
ものによっては 予定日が12月8日とか
11月25日とかになっているものもありますが、
そんな先の予定日が一応出せるというのも逆にすごいと思います。
11月15日くらいに「そろそろ11月25日予定のやつをやらなくちゃ!」って
取りかかったりするんでしょうか。
それより怖いのが、いま「納期不明」となっているパーツは
おそらく今年中には生産が上がってこないということです。
12月くらいまでであれば一応 日付は出してくるわけなので。

DSC01742amx14.jpg
先日組んだ シクロクロスでは、当初は間に合うはずだった
ブレーキホースの予定日が勝手に延長されたので
別ルートで仕入れたために、
お客さんにバイクを渡したあとで ホースだけ届きました(上の画像)。
どーしても堺浜シクロクロス(2月21日)に
間に合わせないといけなかったのですが、
内蔵バッテリーは 私のものを未だに貸しています。
この内蔵バッテリーBT-DN110Aの納期も
勝手に延長され続けており
今現在では3月25日ということになっています。

category: のむラボ日記

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SES3.4の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC01736amx14.jpg
お客さんから SES3.4のチューブレスレディリムの
前後輪をお預かりしました。
前輪は 画像を撮っていませんが点検、
後輪は シュータッチをするということで組み直しを ご希望です。

ブレーキゾーンにヤスリ目加工をしているため
シュータッチ時に キュッキュッという音がするので
シュータッチが分かりやすくなっています。

DSC01737amx14.jpg
ハブはENVEのカーボンハブですが、
ラージフランジの疎密位相のフランジ穴のものではなく
スモールハイローで均等フランジ穴のものです。
24H 全黒CX-RAYヨンヨン組みで、

DSC01738amx14.jpg
DSC01739amx14.jpg
リムが けっこう反フリー側にずれています。
スポークテンションの均一化を狙って
あえてずらした、という可能性はありません。
前輪も点検しましたが これほどひどくはないものの
ずれていたので、単に吊るしのホイールの精度が甘いだけです
(お客さんは このホイールの最初のオーナーで、
振れ取りの履歴が無いのも確認済み)。

DSC01740amx14.jpg
組めました。

DSC01741amx14.jpg
黒半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。
このホイールは お客さんの見ている前で組んでおり、
その際に ホイールの理屈の話などを
あれこれ話しながら組んだのですが
リムの実測重量を量るのをマジで忘れてました すみません。
↑お客さんも知らないままです。

category: のむラボ日記

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コメントのお返事  

先日のバルブ穴拡張の痕跡について、
DSC01726msn4.jpg
ドリルじゃなくてテーパーリーマーを使ったのでは?
というコメントを3件いただきました。
なるほど!それは全く思い至りませんでした。
2つの穴の径の差と 輪郭のガリガリ具合から
間違いなく そうだと思います。
コメントありがとうございましたたた。

category: のむラボ日記

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久しぶりに蒸留酒以外のお酒を飲んだわい  

記事のネタ用に買ったロゼのスパークリングワインですが
DSC01733msn4.jpg
口当たりが良く「食前酒」に最適でした。
なお ここでいう食前酒とは 一般的な意味でのアペリティフではなく、
キッチンで ショットグラスに入れた酒を
ちびちび やりながら 料理を作るというタチの悪い行為を指します。
普段は ボンベイサファイアやアブソルートペッパーなので
アルコール度数は スパークリングワインのほうがはるかに低いです。

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「ウイスキーは飲むと減る」、
この不可解な現象について論文が書けるのでは?
なぜ この謎について書いた先人がいないのか、
じゃあ私が書いてやる!などと
(いわゆる「深夜のテンション」も手伝ってか)
飲んでいる間は真剣に考えるのですが、
酔いから醒めると すっかり そんな気は すっかり失せてしまいます。

category: 新手のスタンド使い

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ライノライトリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから サンのライノライトリムをお預かりしました。
MTBに まだ チューブレスタイヤやディスクブレーキが
一般化していなかった頃のDH系リムです。
これとは別に ライムライトというXC用の軽量リムもあり、
26インチ リムブレーキ用のリムの最高傑作かもしれないと
個人的には思っています。
いや、アラヤのRM-395 Team XCかも知れん。
出回っていた数も評価するならMAVICのX517ですが。

DSC01727msn4.jpg
組めました。

DSC01728msn4.jpg
サーリーのウルトラ ニュー ハブ 32H
全チャンピロクロクJIS組み結線無しです。
このシングルスピードハブには左右の仕様が色々ありますが

DSC01729msn4.jpg
今回は 片側が固定ギヤ用台座、
DSC01730msn4.jpg
もう片側が6穴ディスクローター台座となっています。

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DSC07850amx9.jpg
これは過去記事からの引用で
右側がシングルフリーギヤ用台座となっていますが、
ギヤ側のフランジのほうが 外側に出ていて
通常の多段ギヤ用のハブとは逆向きのオチョコになっている点は同様です。

オチョコの量は デュラエーストラックの片ねじ切りのハブよりは少ないので
左右異本組みなどを しないといけないほどではありません。

DSC01720msn4.jpg
お客さんの希望が「なるべく頑丈に」とのことなので
全ストロング、あるいは逆異径組みで
チャンピ/ストロングなども考えました。
上の画像は ハブフランジに
ストロングを通そうとしているところですが

DSC01721msn4.jpg
首下13番、以降 端まで14番のシングルバテッドのうち

DSC01722msn4.jpg
14番<<<フランジ>>>13番

13番部分が通らないフランジ穴径だったので
全チャンピで組みました。

DSC01724msn4.jpg
バルブ穴には 米英式バルブ径相当の穴があいていますが、
これは仏式バルブ穴を 後から加工しています。
ということが私にバレる程度には テキトーなドリリングです。

DSC01725msn4.jpg
ピントが合わん(さりげないハブ胴の位相アピール)。
DSC01726msn4.jpg
リム外周側の穴のほうが大きいです。
ドリル貫通後に 円錐状にグリグリしたのかもしれません。
しかし 輪郭が真円に程遠いのは なぜなんだ。
ツバのついた筒状の、米英式穴を仏式穴サイズにする
アダプター(レデューサー)を取り付けた上での
仏式バルブのチューブを使うのはいいですが、
シュワルベのチューブに付いているような
段付きのバルブナット+仏式バルブでの運用は やめたほうがいいです。
バルブ根元付近でのパンクの原因になります。

おそらくは ディスクブレーキ(ハブ側ブレーキ)で使うと思うので、
リム側ブレーキよりは バルブが斜めになりにくいと思いますが。

街乗り用(※)とのことなので、タイヤサイズが極端でないなら
いっそ英式バルブで使うのがいいかもしれません。

※ギヤ台座が固定ギヤ用だった気がしますが
気にしてはいけません。

DSC01731msn4.jpg
ハブのエンド部分は 通常のクイック式ハブと同じで
フレーム直下の部分を ハブシャフトで受ける方式となっています
(PAULやホワイトインダストリーのリヤハブなどでは
フレーム直下の部分がハブシャフトではなく
呼び径10mmのハブボルトになっているものがあります)。

ハブシャフトの内側に切ってある ねじ山で
DSC01732msn4.jpg
ハブナットならぬ ハブボルトで固定するもよし、
またはクイックも使えますが
固定ギヤの場合は ハブボルト留めのほうがいいでしょう。
ハブボルトだと、ハブベアリングに圧縮の力がかからない点も良いです。

category: のむラボ日記

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ゼロゼロゼロゼロゼロゼロロゼゼロゼロ  

フィジークのアダプティブサドルですが、
土日で売れた分の補充と いただいた注文分として
今日、00とR3を取ってきました。
問屋さんの00の黒のレギュラー幅の在庫が少ないので
DSC01707amx14.jpg
やや厚めに仕入れました。
相当イカれたことをしている自覚はあります。
先日も書いた通り 00はパッドの色が黒であっても
箱がライムグリーンの場合がありますが、
今回は全てライムグリーンでした。
ライムグリーンの箱入り仕様に移行したわけではなく、
問屋さんの中の人が 棚からピッキングするときに
色をそろえて出したという可能性のほうが高いと思われます。

DSC01709amx14.jpg
00は黒であっても ファーストモデルの名残で
サドル中央部に入っている線がライムグリーンです。

DSC01708amx14.jpg
たぶん こんな画像は 二度と撮れないので
記念に撮っておきました。
次の画像を撮るまでに ひとつ売れてしまったので
間を よく似たもので埋めておきます。

DSC01717amx14.jpg
上の画像 左から
ゼロゼロゼロゼロゼロゼロロゼゼロゼロです
(タイトル回収)。

category: のむラボ日記

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