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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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カニライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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ボーラウルトラ80(ピスト)さん  

お客さんから ボーラウルトラ80のピスト用の前輪をお預かりしました。
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かつて同名のロード用のホイールがあり、
50mm高と35mm高のボーラでは
フロントが18H、リヤはG3が7ペアで21Hであるところ
80mm高のボーラは フロント16H、
リヤはG3が6ペアで18Hという仕様でした。

ロード用のボーラウルトラ80は
内蔵ニップルではなくなった最初のボーラで、
2012~2019年まで仕様変更無しで継続していました。
つまり、ナローリム(20mm幅)仕様しか存在していないということです。
今回のボーラウルトラ80はピスト用の前輪でのみ展開しているもので、
廃版になっていない現行品です。

ちなみに、2014年にボーラウルトラとワンで35が出ますが
これも80と同じく ナローリム+外出しニップル仕様で
チューブラーのみという展開だったものの、
翌年にワイドリム化するので ボーラ35のナローリム仕様は
2014年にしか出ていません。
これは 私が考える過去最強ホイールの一角です。
この話のソースは(→こちら)です。
ホイール絡みで調べごとをすると ここがよく引っかかるのですが、
こいつが書いてることくらい 私は全て知っています。

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バルブエクステンダーが非純正の中継ぎ式のものですが
(というか かぶせ式にするとバルブブッシュを通せない)、
これを純正のものにしてほしいとのことです。
純正のものは一部 ねじ山が切られており、
バルブナットの取り付けが可能になっています。
機能的には この非純正のものでも問題はありません。

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というわけで仕入れました。
作業時間は1日以内ですが、この仕入れに めっちゃ時間がかかっています。

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UT-WH160Mという品番で、末尾のMは
製品名のMaleのことで おねじ式のバルブエクステンダーということです。

末尾にMが付かない UT-WH160というパーツもありますが、
これはバレットとバレットウルトラのニップルに取り付けて
磁石で誘導するための工具で、ホイール組みの際にのみ使うパーツです。

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↑かつては めねじ式の、つまり かぶせ式の
メス(Famale)バルブエクステンダーで
UT-WH160Fというものも ありましたが、
こちらは廃版になっています。

かぶせ式は バルブブッシュを通せないので、
考えられる使用状況としては バルブコアが露出する程度にしか
出ていないバルブに 後から かぶせて空気を入れるくらいですが、
ボーラ80はチューブラーリム仕様しか無いので
クリンチャーのチューブと違い 80mm高リムに最初から対応している
バルブ長さのチューブラータイヤというのがあるわけもなく、
そもそも中継ぎ式バルブエクステンダーを 絶対に使っているはずなので
かぶせ式のエクステンダーが必要な状況というのは 非常に特殊です。

ところで この 雄(お)ネジ、雌(め)ねじ や
オスメスという呼び方は 性的なイメージを喚起するという理由で
ポリコレ的に使えなくなる日が来るかもしれません。

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じゃあ 実験器具のメスシリンダーや、
それと対になっているオスシリンダーとか
どうなるんだと思いますが、
マジレスが返ってくる前に書いておくと
メスシリンダーのメスに 雌という意味はありません。
ドイツ語のmesszylinderという単語のカタカナ呼びで、
mess zylinderと分けられるわけでもなく ひとつの単語になっています。
メスシリンダーは英語ではgraduated cylinderと呼びますが、
通常、「卒業する」という意味で使われることが多いgraduateには
「卒業する」という意味の自動詞と 「卒業させる」という意味の他動詞以外に
段階的に進ませるというイメージからか
「目盛りを付ける」という他動詞としての意味もあります。

ドイツ語に シャーデンフロイデ(schadenfreude)という単語があり
これは日本語のネットスラングでいうと
細かいニュアンスは違うものの「メシウマ」に相当する単語ですが、
英語圏では細かいニュアンスを訳しきれないからか
ドイツ語そのままの綴りで借用語として使われます。
それとはちょっと違いますが、
英語圏の人でも メスシリンダーはmesszylinder呼びなのでしょうか。

私としては「雌シリンダーは上の図のように
出荷前、製造工程時に 雄シリンダーに「卒業させられた」から
そう呼ばれている」という これまたどこかから怒られそうな説を
捏造(※)しておきます。

※「ねつぞう」ではなく「でつぞう」を変換しています。
ちゃんと変換できるとか なかなか やるやんけ。
ついでに。
どくだんじょう→独壇場
どくせんじょう→独擅場
日本語としては 実は後者が正しく、
2文字目の漢字も違う字です。

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↑こやつ

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一部だけ ねじ切り仕様、といっても
スペシャライズドのチューブとチューブレスバルブ、
あと マヴィックのチューブレスバルブに見られるような
クソアホ仕様(→こちら)とは異なります。
あれは外周側がねじ山で、ねじを切っていない部分は
ねじ山の「谷」の径と同じになっていますが
このオスエクステンダーは 内周側がねじ山で、
ねじを切っていない部分は ねじ山の「頂」と同じ径です。

スペシャライズドなどの 半ねじ山バルブは
ポンプの口金を突っ込む部分の径が細く
噛み込みがゆるくなるので、
フロアポンプを ヒラメの口金などにしていると
それのために絞る必要があり
パッキンの傷みが早くなります。
また、出先での修理時に携帯ポンプやCO2ボンベアダプターの
口金からのエア漏れも起きやすくなります。
スペシャライズドいわく 半ねじ山なのは
全ねじ山よりも バルブが ポッキリ折れることが少ないからだそうですが、
そもそも私は そんな状態を見たことが無く、
絶対に起こりえないとまでは言いませんが
そんな超絶レアケースのために それ以上の
別個の問題が起きている時点で 頭が悪すぎます。
ただ、内部の凹みにOリングを入れてあるバルブナットは
手で回す抵抗が大きいので、その山数を減らすために
内周側のねじ山を削ぎ落しているという可能性はあります。
それを勘案しても 全ねじ山のほうがいいと思うのですが。

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時系列がとびますが バルブを交換してタイヤを張った状態です。
タイヤ側のバルブ長さに個体差があっても
バルブナットをバルブブッシュに当てる形で締めることができるように
ねじ山の範囲に幅を持たせてありますが、それほど広いわけではありません。

ボーラの80mm高用のオス(中継ぎ式)エクステンダーの品番は
先ほど書いたように UT-WH160Mですが、
これが バレット(WO仕様しか無い)の80mm高用だと
WOリムなので やや短いものが必要になるので
UT-WH140Mとなり、
バレットの50mm高用だと UT-WH130M、
ボーラの35mm高だと エクステンダーの設定が無くて
ボーラの50mm高だと WOでもチューブラーでも
UT-WH180Mとなります。
なにより いずれも税別定価でいうと3000~3500円くらいするので、
ホイールに付属していない場合は とくにこだわりが無ければ
純正品を使う人は少ないと思われます。

あと 上の画像、
バルブコアをゆるめた状態だと エア漏れを抑えられず、
今回の場合は 音がする程度には顕著に漏れています。
バルブコアを 手で締められる範囲で(工具を使わないで)
しっかり締めれば エア漏れはしないのですが、
それに気付かず スローパンク疑惑になっても嫌なので
バルブコアを交換しました。

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↑画像左が古いほう、右が新品です。

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タイヤはコンチネンタルのテンポIIで、
ピスト用ないし パンクのリスクを承知で
ロードTTやヒルクライムに使うこともあるようなモデルです。
これに耐パンクベルトを1枚 中に敷いた 同じような用途のタイヤに
ポディウムTTというのがありましたが、
日本の問屋さんいわく 廃版だとのことです。
メーカーサイトには まだ載っており、廃版が本当かどうかは知りません。
チューブラータイヤでいうと ゾンダークラッセIIなどは
元々 あえて取り扱いしていないですし。

コンチネンタルのタイヤは 最廉価モデルのジロ以外全てドイツ製ですが、
このテンポIIは コンチネンタルのチューブラータイヤには珍しく
フンドシの色が黒ではなく白です。

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が、トレッドを浸潤させている型の跡が
他のモデルと同じなので ドイツ製であることは間違いなさそうです。
あと、自動車のタイヤも作っているメーカー/ブランドで
総合ホームページから自転車用タイヤを選択して
専用ページに飛べるのは おそらくコンチネンタルだけ、
自動車のタイヤも作っていて
OEM生産や 名前を貸しているだけでなく
本当に(廉価帯を除いて)自社生産をしているのも
おそらくコンチネンタルだけです。

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玉当たり調整ナットが無い側、みなし右側のスパナをかける部分ですが、
薄手のハブスパナ(というかハブスパナは薄手ですが)を
斜めにかけたような痕があり、

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180°反対側も 同じ傾向でした。
不可解なのが、これが同時に付いたものなら
スパナの痕が鏡対称になるはずですが そうなってはいません。

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玉当たり調整ナットを回す程度であれば、
ハブシャフトの端に トルクスT30穴があるので
ここをつかめば 余計な傷を付けずとも済むはずなのですが。

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フォークに接触する部分のエンドは、
面積が広く取ってあり ギザが設けてありました。
これについては後日 別記事で触れます。

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CULTベアリングが こなれており、
グリスアップなども不要です。
ハブシャフトの材質と長さから そこそこの自重があるので、

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ハブシャフトを手で回すと 少しの間 ジャーッと回ります。
上の画像は いわゆる「スズメドリル」状態です。

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暫定センターはドンピシャで
振れも ほとんどなく、振れ取りを始めて すぐに残ったのが

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チューベラーテープのカスが
ブレーキゾーンに相当する部分に
ポツポツあるのに対する反応だけで、

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きれいに拭き取ったところ
振れ取り台で検知できる突起が無くなりました。
ブレーキをかけないので いつまでも残っていたようです。

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ボーラのリムですが、ケブラーっぽいものが間に挟まれており
これが振動吸収の仕事をしていると思われます
(いざ壊れる際のことを考えて マイクロクラックの伝播を
防ぐため・・・ではないと思われます)。
これが リム穴から はみ出していることがありますが、
リムとニップルの間に テンションがかかった状態で挟まれているので
むしり取ることはできません。
が、放っておいても問題はありません。

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明日お休みをいただきます  

明日7月29日(木)ですが、
のっぴきならない用事があるので お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。

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カンパニョーロのエカルのクランクに付いているチェーンリングですが、
5000km程度では アルマイトがほぼ剥げていないぜ!と
以前に書きましたが
DSC03944msn4.jpg
現状では 歯先の汚れをぬぐうと
この程度は磨耗が見られます。
おもにチェーンのプレートの内側との磨耗で、
チェーンのローラーが歯先を押す部分の磨耗は
まだ ほとんど確認できませんが。
ちなみに 13S用のチェーンリングに対して
シマノ11S用チェーンをかけています。

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エカルの中空クランクシャフトですが、
スチール系の素材とはいえ ステンレスではないのは明らかで
おそらくはクロモリでしょうが、錆びを生じるようです。
これについては 一時期のスラムがひどく、
最上位グレードのREDでも 右クランク側の穴の周りが
ガビガビに錆びます。

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完全には落とせていませんが
チェーンオイルをペーパータオルに含ませて 拭いてみました。
もうちょっとちゃんとした防錆処理は 後日やってみます。

DSC03974amx14.jpg
↑これは私物のEDGEのリムで、
リムの表記は1・68、カタログ上での正式名称は1・65、
実測のリム高は66mmという
どう呼べばいいのか分からんというリムですが
かつて 白インクのペンで キルロイ参上と描いてあったのを消したところ
「逆 日焼け」で残ってしまったという状態です。

DSC03939msn4.jpg
なので、 エ
    カ
      ルの左クランクアームに描いてある
DSC03940msn4.jpg
カエルくんも いずれ そうなるかも知れません。

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コメントのお返事(7月27日追記あり)  

この記事は 7月18日の記事(→こちら)の追記として
7月19日に上げたものですが、
さらに追記があるので7月20日付けにして
記事の順番も繰り上げました。
が、再度 追記があるので 7月27日時点での
記事のトップに繰り上げています。

7月27日 さらに追記:
ウソを書いていると思われるのが嫌なので
3800msn4.jpg
L03Aディスクブレーキパッドを
3800円で販売していた画像と、
3700msn4.jpg
ここで それを指摘した翌日に
なぜか3700円に価格を変更した画像を貼っておきます。
これについて、「価格の表示ミスであり
3800円や3700円で販売した事実は無い」
とか言い出すかもしれないので
DSC003936msn4.jpg
実際に 3800円で買った人から提供された
伝票のコピー(の一部)も貼っておきます。
個人が特定されない範囲だと これが限界でした。
この件については ひとつ下の追記に詳しく書いていますが、
改めて クレームを入れる気はないのか訊いてみたら
「こういう いやしい商売をする奴に もう絡みたくないから これでいい、
こいつが こういうことをするのは
たぶんこれが初めてでもなければ おそらく最後でもないと思う、
価格だけで判断して2ペア入りだと勝手に勘違いした自分も悪い、
今後は出品者のところをよく見て ここからは買わないようにする、
のむラボが迷惑でなければ 伝票のコピーは ここに載せてもかまわない」
ということでした。

今後 このクソショップが言い出しそうなクチゴタエ釈明として
予想されるのは「定価以上で ものを売っても法的には問題が無い」
という論調ですが、これに対して私見を述べると
たとえば、山小屋の自販機は 下界より価格設定が高く
定価(メーカーの希望小売価格)より高いことが一般的です。
富士山の山頂だと 500mlのペットボトル入りの
飲み物1本が500円らしいですが、
これについては説明されるまでも無く 輸送コストなどを含むことを
理解できない人はいないでしょう。
高いと思うなら買わなければいいですし、
お金を入れて買った場合は 自販機のボタンを押した瞬間に
ある種の「納得」が発生しているはずです。
その「納得」と同じものが、今回のディスクブレーキパッドの購入時に
マウスをポチッた瞬間に発生しているかというと、それは違うと思うのです。

今回の件では、お客さんは 確認不足とはいえ
3800円が2ペアの価格だと思っているので
「高いと思うから買わない」という判断はできなかったですし
1ペアの価格だと知っていたら「納得」できないので買っていません。
メーカーの希望小売価格の1.8倍と あまりに強気な価格設定も、
2ペア入りかもという誤認をしそうな絶妙なラインです。

最後に COZY BICYCLEさまへ。
私がここに書いていることがウソだ、あるいは しばくぞワレなど
言いたいことがあれば 聞いてやらんではないから連絡をください。
私も助かります。「今日はクソカスの寝言を聞いていたので
ホイールの納期が また延びました」と言い訳ができるので。

あと 助言をしておくと、クソみたいな名前の某ブランドが滅びた原因のひとつに
「お客さんの住所や電話番号などを商品の発送以外に使った」
というのがあり、リムの購入者に対して「のむラボの記事を消すよう
あなたのほうからも言ってくれ」という電話をかけまくったりしていましたが、
同じように 仮に 3800円で購入したお客さんのうち
それが どこの誰なのか特定できたとしても
何らかの形で連絡を入れるのは やめたほうがいいですよ。
それが謝罪であっても。←じゃあなんで3800円で売ってん、って なるしな。

7月21日 さらに追記:
バルク品を売っていると断言していたのは
当店に来られる方で 実際にバルク品をつかまされた人がいるからですが、
それとは別件で 最近 3800円で買った人の話によれば
ブリスターパック入りのものが届いたそうです。
なんで そんな値段で買ったんや、と こちらが訊く前に
その人いわく、15%引きだとすれば2個で3800円くらいなので
2ペア(1台分)だと思ったら 1ペアしか届かなかった、
あとでサイトを見たら あまりにも堂々と1ペアと書いてあったので
クレームも入れず 泣き寝入りしたとのことでした。
実際は1割引きじゃなくて 8割増しだったわけです。
ちなみに現在は価格が見れなくなっていますが、
複数の時系列で証拠の魚拓は取ってますので
必要があれば 後日 上げるかもしれません。

追記:出品している某クソカスショップ様は ここを見ておられるのか、
1日経った7月20日時点では3700円に価格を変更しています。
私が書いた「3800円で売っている!」という内容はウソだと言い張るために
100円下げたのでしょうか(笑)。
狡い商売するやっちゃなー。
これは私見ですが、メーカーの希望小売価格以上で販売することよりも
ブリスターパック入り仕様の品番で
バルク仕様からの抜き出し品を売ることのほうが問題です。
というかそもそも その希望小売価格もブリスターパック仕様の価格ですし。
商品パッケージって、中身が真正かどうかの証明も
兼ねている部分があると思うのですが。

以下 7月18日時点の内容
同じようなコメントを2件ほどいただきましたので
書いておきます。

「L03A シマノ」で検索すると出てくると思いますが、
L03Aディスクパッド(Y8PU98040)のブリスターパック入り
左右1ペアの税込定価は2114円、
25ペア入りバルク仕様の税込定価は37642円で
1ペア当たりの単価は1505円ですが、
このバルク仕様のものをプチプチに包んだだけのものを
ア〇ゾンで3800円(税込)で販売しているところがありますねー。
念のため書いておきますが、2ペアでの販売などではありません。

DSC03875amx14.jpg
販売価格以外にも問題がありまして、
実は25ペア入りバルク仕様の品番は
末尾の数字が進んでY8PU98041なので、
ブリスターパック入りでは無いものを
「Y8PU98040」と称して売るのも 道義的にアウトです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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リーフハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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レーシングゼロ ナイトさん  

お客さんから レーシングゼロナイトの前輪をお預かりしました。
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カンパニョーロのシャマルミレとともに、
2020年モデルを最後に しれっと消えたモデルです。
純正のブレーキシューの供給を続けてくれればいいのですが。
スイスストップのBXPで代用できるというか、
BXPのほうが利き味がいいという人すら そこそこいますが。


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スポークが1本曲がっています。
周りのスポークの変形を疑い よくよく見ましたが
要交換スポークは これ1本だけでした。

スポークが曲がった原因は シューズのつま先を突っ込んだためで、
そうなった理由は ビンディングペダルのキャッチミスとのことです。
私は使ったことが無いので知りませんが、お客さんいわく
LOOKのKeOクリートコンパチブルの
ガーミン ベクターペダル(何世代目かは不明)は
クリートのキャッチミスが LOOKのペダルより起きやすいとのことでした。

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直りました。

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交換したスポーク

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Xiamenのリムで後輪を組みました(後輪だから後編だよっ☆)  

今日もホイー(以下略)。
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先日の続きです。
シャーメンのカーボンリムで後輪を組みました。
外周側にバルブ穴以外の穴が無いチューブレスリムだというのは
以前に書きましたが、ブレーキゾーンが無く
ブレーキゾーンに相当する部分が平面でもないので
ディスクブレーキ専用リムです。

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REVOディスクハブ 24H(24H仕様しかないけど)
黒半コンペヨンロクJIS組みです。
結線は あとでやります。

今日は 結線はあとでやります。と言っていて
放置していた結線を2件やりました。
どちらもホイールのお引き取りに来られたからです。

今回のリムですが、なかなかの軽さでした。
リムテープが必要ないことを考えれば
実質の外周部重量は かなり軽くなります。
リムが入っていた袋に 実測重量の走り書きがあり、
私が 実際に量ったところでも同様でした。
厳密には 走り書きのほうは0.1g単位で量っており、
2本のリムは0.2gだけ違うのですが
1g単位の秤では 同じ数値となりました。
お客さんは リムの実測重量を知っているわけですが、
あとは 私だけが知っていればいいことなので
教える気はありません。
↑うわこいつかんじわるい











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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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ふろんとりむデス!
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りやりむデス!
↑やーめーろー!

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

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Xiamenのリムで前輪を組みました(前輪だからというわけじゃないが前編)  

今日もホイー(以下略)。
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Xiamen(シャーメン/シアメン)のリムで前輪を組みました。
シャーメンというのは地名で、日本では一般的に
廈門(アモイ)と呼ばれる都市のことです。
「xiamen rims」で検索すると
carbonalbike.comというドメインが出てきて、
カーボナルというブランドでリムを作っている
厦門碳帝複合材料科技有限公司/厦门碳帝复合材料科技有限公司
シャーメン カーボナル コンポジット テクノロジーという
メーカーのサイトが見つかります。

そこから さらに「厦门碳帝复合材料科技有限公司」で検索すると
carbonking.comという ページが見れないドメインがトップに来ますが、
先ほどのcarbonalbike.comのサイトの会社概要に
カーボンキングのロゴのプレートも載っているので、
何らかの関係があると思われます。

今回のリムは42mm高で
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外周部に バルブ穴以外の穴が無いタイプの
チューブレスリムで

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リム穴とリム形状はオフセットしています。
↑なぜ こんな書き方をするかというと、
リム形状は オフセットリムのそれなのに
リム穴は真ん中にあいていて スポークの性質的には
非オフセットリムと変わりない
マヴィックのオープンプロディスクリムなどの例があるためです。

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REVOディスクハブ 24H(のみの展開)
全黒CX-RAYロクヨン逆イタリアン組みです。
半CXスプリントにしたかったのですが、
納期が長引けば 左右ともCX-RAYで組むことになっていました。
オフセットリムですが 右側(反ローター台座側)が
やはりヌルく感じるので 左右ともに結線することになりました。
めんどくせえ。
左右6ヵ所の最終交差のうち、5ヵ所までを先に結線しておいて
1ヵ所は結線無しの左右差を見てもらうように
そのままにしておいてもいいかもしれません。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 24H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで

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金アルミニップルです。
結線は あとでやります。

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ボーラWTO45 リムブレーキ仕様 ブライトラベルさん  

たとえば、液体ミルクという言い回しをする状況がありえます。
ミルクは元から液体やんけ!と思うかもしれませんが
あとから出た 粉ミルクと区別するために
わざわざ そう呼ぶことがありえます。
回転寿司でないほうの お寿司屋さんを 回らない寿司と呼んだり、
デジカメ普及以降の それ以前の方式のカメラをアナログカメラと呼んだり、
いろいろ例はありますが そういうのを「レトロニム」といいます。
最近では、世界的に流行しているあれのせいで
スポーツの無観客試合が多いからか
「有観客試合」という言い回しを見かけるようになりました。

現行のほとんどのロードバイクに採用されている
スレッドレスヘッドパーツ用のステムですが、
あれは当初 言いだしっぺのメーカーの商標から
アヘッドステムと呼ばれており、
その時点での それ以前にあったステムは
ノーマルステムと呼ばれていましたが
現在はクイルステムと呼ばれるのが一般的です。


お客さんから ボーラWTO45をお預かりしました。
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点検をご希望です。まずは後輪から。
ボーラWTOには ディスクブレーキ仕様も存在しますが、
このホイールはリムブレーキ仕様です。
近い将来、いま以上に ロードバイクのホイールといえば
ディスクブレーキが当たり前になることで
いちいちディスクブレーキ仕様と断らないようになり
(現状 MTBは そうなっている)、
リムブレーキ仕様のときにだけ わざわざ表記するような
感じに移行していくのかもしれません。

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カンパニョーロのハイエンドモデルにしては
大きく ずれています。

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直しました。
テキトーに振れているくらいのほうが
かえって直しやすい場合もありますが、
これは 振れほぼ無しで センターずれありなので
振れ取りついでのセンター出しというのが できませんでした。

DSC03883amx14.jpg
リムを振ると カラカラ鳴っていたので
異物を回収しました。
青いのは ニップルのねじ留めナイロンのカス、
短いホウキの毛みたいなのは 接着剤の固まったような質感のもので、
触ると あっさり折れます。
リムの中に入っている状態では 上の画像のように
バルブ穴の直径より長いことが多く
(というか 短いのはホイール組みの際に落ちているのかも)、
回収しにくいことが多いです。

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つづいて前輪。

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DSC03886amx14.jpg
暫定センターはドンピシャ、後輪よりは振れていたので
わざわざ探せば 紙1枚ほどずれている位相はあるかと思いますが
振れ取り後も センタードンピシャでした。
こちらは リム内の異物は皆無です。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで

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金アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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なんだよ けっこう違うじゃねえか  

先日 組んだ エリプスのハブの後輪、
結線は不要かもと書きましたが
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片側だけ やった時点で 左右にぎにぎ比べをしたら
けっこう 違いました。やる意味あるやんけ。

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のむラボホイール2号の後輪をディスクブレーキ仕様に組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから のむラボホイール2号の後輪をお預かりしました。

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エボライトハブ 24H 半コンペヨンロクイタリアン組み結線ありです。
これを、ディスクハブで組み換えてほしいとのことです。

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組めました。

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REVOディスクハブ 24H 黒半コンペヨンロクJIS組みで
鶏和え酢 結線無しです。

リムブレーキ用のフロント20H・リヤ24Hのホイールを
ディスクブレーキブレーキ用として組み換えてほしい、という案件を
これも含めて すでに何件か お預かりしておりますが、
たとえば REVOディスクハブは24Hのみの仕様で 20Hがありません。
Tniに限らなくても ディスクフロントハブの20Hというのは なかなか無く、
お客さんには「当店では仕入れられないけど これ見つけて 買ってきて」
とお願いして とあるディスクハブの20Hを買ってきてもらいました。
ところが それを組むのに必要な 首折れ仕様のCXスプリントが
現在 長期欠品中です。
なので CXスプリントの再入荷時に同時に組みます、と言っていたのですが
先日 後輪だけでも先に組んでほしいと言われたので 組みました。

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SPD-SLクリートのパッケージが変わりました  

シマノのSPD-SLペダルのクリートのパッケージが変更になりました。
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上の画像は 固定クリートのSM-SH10で
中身が見えるブリスターパック入りですが、
これは旧パッケージとなります。
SPD-SLペダルのクリートですが、
おそらく中国製の(まず間違いないでしょーが 断言は避けておく)
偽物が 通販サイトで横行するようになったので
対策を迫られたため 箱入りの仕様に変更されました。

あと関係ない話ですが この赤クリート、
稼動域について0°と明言されていますが
グレークリート:完全固定というのが
プロ供給のみの非売品としてあったはずなので
0°というのは 厳密にはウソです。

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これが新パッケージの黄クリートと青クリートです。
赤クリートはあまり売れていないのか、
問屋さんの在庫では まだ旧パッケージのものだけでした。

しかし こういうパッケージになるとですね、
大阪の某ショップでは 万引きというか中身だけを抜かれることと
中身を抜かれた箱入りの商品を それと知らず買ったお客さんからの
「欠品があった!」というクレームを避けるために
全ての箱入り商品の口をテープでふさぐという
大変手間のかかることをしていますが、
これも それの対象になるはずです。

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クリートは、たとえば バーテープなどと違い 偽物を使うと
怪我をしたりする可能性があるうえ
偽物を使っているとは思っていないユーザーは
まず メーカーにクレームを言うことになるので
メーカーとしては たまったものではありません。
なので シマノとしては本気を出して
クリートに シリアルナンバーとトレーサビリティを設けました。
現状ではTAWL001ないし002始まりのものが出回っているようです。

ちなみに(→こちら)は 本物やからな。

AUTHENTIC?(本物かな?)という文言が
(私には)おちょくっているようにも取れて少しイラッとしますが、
イラッとするついでに書いておくと
今年の1月10日に注文して
予定納期が寸前で先延ばしになり続けている
FC-6800のアウター50Tの件、
7月15日予定のだったのが 7月9日時点で
8月23日に延長されました。


話は変わりますが、巷で 無いと噂の
現行のロード用ディスクブレーキのパッドですが
フィン付きとフィン無しのどちらも こっそり買い貯めていたものの
どこからかバレてしまい あっという間に当店の在庫も僅少になりました。
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↑ちなみに当店で販売しているのは ブレーキ1個の左右1ペア分が
ブリスターパックに入っているものですが、
これとは別に シマノでは 左右25ペア入りのバルク仕様という販売形態もあり、
そこから抜き出したものを パッケージ無しの1ペア売りとして
メーカーの希望小売価格以上で ア○ゾンで販売している悪徳業者もいるようです。


私も 買い占めは たまにやりますが(てへぺろ)、
定価というか希望小売価格以上で
商品を売ったことはありません。
以下 悪行の数々
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ホイールとチューブに関しては、
問屋さんの在庫をゼロにしたわけではないので
厳密には 買い占めではありません。
販売価格をなるべく下げるための条件として
大量買いが必要だっただけです。
首筋をつたう客寄的大熊猫の爪の冷たい感触を感じながら。

category: のむラボ日記

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エリプスのハブで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから お預かりしたハブとリムでホイールを組みました。
リムは カーボンWOで

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ハブはマヴィックのエリプスです。
リムもハブも20Hですが、リムはオフセットリムではないものの
外周部に「もし後輪組むなら フリーボディは こっち」という
ステッカーが貼ってあったので リヤリム前提の20Hリムなのかもしれません。

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スポークは黒CXスプリントのストレート仕様で、

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赤アルミニップルです。
結線は、組んでから分かったことですが
個人的には しなくてもいいような気はするのですが
お客さんの希望なので やります。

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リムサイドには、当初 貼ってあったステッカーの日焼け跡がありました。
厳密に言うと 日焼け「していない」跡ですが。
上の画像の範囲で読み取れるのは アルファベットのGです。

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今回のホイールですが、詳しくは訊いていないものの
エリプスのリムをダメにしてしまったようで
残りのパーツと お持ち込みのリムでホイールを組めないかということでした。
元のリムとは リム高(というかリム内径)が全然違うので
スポークは使い回せませんが、
丁寧にバラしたエアロスポークの束も持ってこられていたので
スポーク比重を計算したところ、約97%でした。
これは 14番(2.0mm)プレーンスポークをつぶしたものと
ほぼ同じ・・・ではありません。
例えば カーボンフードリムの初代コスミックカーボン系のホイールは、
スポークのベース部分の番手が13番(2.35mm)となっています。
ストレートスポークの首下と ねじ山部分の 丸断面部分が
ともに13番なので、初代コスミックカーボン系のニップルは13番のねじ穴です。
これがエリプスの場合、ねじ山側の丸断面部分は14番であるところ
首下側は13番となっています
(最近のコスミックやキシリウムのスチールスポークでは
首下のごくわずかな長さが段付きで13番、
それ以降は14番ベースとなっています)。

サピムにストロングというスポークがあります。
あれは首下から しばらく13番、それ以降は14番という
シングルバテッドの丸スポークで、
14番プレーンを100%と定義している スポーク比重において
間違いなく100%を超えるわけですが
メーカーの公称値から計算すると104.29%となります。

エリプスの元のスポークは
首下から 13番丸断面~スクエアエアロ断面~14番丸断面+ねじ山
という構成なので、スクエアエアロ部分は スポーク比重が100%を下回っています。
それはいいとして 上の画像はハブフランジの
ストレートスポークの首下を受ける部分ですが、
スリットの部分は当然 13番スポークが通ります。
ここは純正のスポークであっても、通した後に
スポークが スリットの狭い側の左右でカタカタと動くくらいの余裕があります。
CXスプリントは首下の部分が14番で、そのカタカタの余裕が より大きいうえに
スポークの首下を受ける面積が かなり狭いので
リムに向かって 穴がブチ抜けないか不安になります。

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が、純正の状態であっても それは ほぼ同じです。
上の画像は、別件になりますが
先日のエリプスのもので純正の状態です。

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レーシングゼロ カーボンさん  

お客さんから レーシングゼロ カーボンをお預かりしました。
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前後輪とも お預かりしていて、数年前に当店で点検したものですが
走行距離3000kmほどということなので
常用しているホイールではありません。
振れは ほぼ無しで ハブ体ベアリングにも問題は無く
ここに上げる予定はなかったのですが・・・。

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ハブシャフトが 手で前向きに回せません。
後ろ向きにはフリーボディと同期しながらであれば回ります。
これは フリーボディがハブシャフトに固着しているためで、
前向きに回せないのは ラチェットの山に爪が引っかかるからです。

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この症状、多くの場合は
フリーボディ外側のベアリングが錆びているため起こります。
上の画像は エンドナットとワッシャーを外した状態です。
ハブシャフトを前向きに回すのは 手では無理でしたが
シャフトの端の六角穴にアーレンキーを入れると
固着が解かれて ゴリッと回るようにはなりました。
それでも フリーボディを手の力で引き抜くのは無理なので、
「フリーボディ付きハブシャフト」を ハブ体から取り出して
フリーボディを 裏から叩き抜く必要があります。

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フリーボディを抜き取って ハブシャフトを軽く拭きました。
フリーボディの外側べアリング直下に もらい錆びがあります。

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錆びの帯を 可能な限り落としました。

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↑外側ベアリングの内輪の、
ハブシャフトに接する部分が錆びています。

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内側ベアリングは 交換するほどの傷みはありませんでした。
過去に 外側ベアリングのみ交換した場合を除いて、
外側と内側の両方のベアリングを交換
または外側のみ交換というのは よくありますが、
内側のみ交換という事例は ほぼありません。

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外側ベアリングを交換しました。

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爪と爪起こしバネは 異常が無かったので交換していません。
洗浄しただけです。

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これは別件ですが、たまたま同じ日に交換した
のむラボホイール6号のフリーボディで、
お持ち込みの時点ではハブシャフトに固着していました。
これも「常用していない」後輪です。
とくに 水が入った状態で放置すると 内部の錆びが進行します。

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ENVEの1-45リムの後輪を組み直したものを組み直しました(血涙)  

今日もホイー(以下略)。
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昨日 組んだ前輪ですが、
お客さんの希望は 銀スポークでした。
すでに組み直してある前輪は 銀スポークで組んでいます。
こいつバカじゃねーのあばっばばばっばっばあああ
ばっばあっばばっばっばっばっばばbっばばっばっ
ばばばっばっばああああbbbっばああっばっばあ
   ∧w/)
  彡・ \
  彡ヽ__)つ
  (つ  /   馬
  /  ⌒)
(ノ ̄しノ

∩   ∩
|つ  ⊂|
ヽっ_cノ
⊂ノ・ \
 | __▼
 |・(   )
 |(ノ   |)  鹿
 |・・   |
 <ヽ・_ノ
  ∪ ∪

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組めました。

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ENVEの1-45リムの後輪を組み直しました   

今日もホイー(以下略)。
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先日の続きです。
ENVEの1-45リムで組まれた後輪を組み直します。

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クリスキングR45ハブ 24H 全黒CX-RAYヨンヨン組みで

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前輪は逆リム扱いで組んでいたのに
後輪は正リム扱いで組んでいます。
前輪のときにも書きましたが、別に逆リム扱いしたわけではなく
テキトーに組んだだけだと思いますが。

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センタードンピシャです。
横振れがあったので、探せば紙1枚くらいずれている位相はありそうですが
些細なことなので どーでもいいです。
センターが出ていて、フリー側のテンションは もう少し張れそうなものの
ホイールとして成立していると言えるくらいには張ってあります。

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DSC03803amx14.jpg
その状態で 反フリー側の最終交差の
にぎにぎ時の変形量は これくらいでした。
フリー側を増し締めするとしても 1周は無理そうで、
仮に1周 回せたところで そこからホイールセンターを出すのに必要な
反フリー側の増し締め量は半周ちょっとといったところです。
その程度では ここから大して化けません。

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時系列がとびますが、組み直し後で 結線前です。
公平を期しすぎるためにも こちらのほうが強く握っているくらいです。
リムが リム幅の半分くらい左にずれてもいいなら
組み直し前でも 反フリー側の変形量を これくらいにできると思います。
その場合 ブレーキのセッティングが真ん中なら 常時シュータッチしますが。
ホイールセンターを出しつつ 組み直し前の条件で
反フリー側を ここまで張るのは まず不可能です。
まず、と書いたのはENVEのリムならギリギリ出来るかも知れませんが
たいていのリムは リム穴が耐えられません。
なんか夜逃げした(すっとぼけ)クソみたいな名前の某ブランドのリムでは
公称のスペック上では そこまで張れるはずですが、
そこの吊るしのホイール自体 そこまで張ってはいませんでした。
当たり前です。もしそこまで張ろうとすれば
リムはともかく ニップル(内蔵式ではなかった)が耐えられないはずなので。

DSC03813amx14.jpg
例によって バルブ穴隣の左右の最終交差1ペアの4本だけを
一切ニップルに触れずに残しました。

DSC03814amx14.jpg
ニップルですが・・・

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DSC03816amx14.jpg
ENVEのリムに付属しているものではなく
内蔵用ではありますが 汎用品の しんちゅうニップルでした。
つかみしろがやたらと ガビッてますが
どーゆー工具で回せば こうなるんだ。

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↑反フリー側
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↑フリー側
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↑反フリー側
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↑フリー側
フリー側のスポーク長さが短いです。
R45ハブはハイローフランジではないので
同じ長さのスポークを左右で使い回すという手抜きをしたのかと思いましたが、
その場合「反フリー側の」スポーク長さが短くなるはずで、これは その逆です。

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スポーク長さは
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左右で変えていましたが、反フリー側を適正とするなら
フリー側は短めです。

残り4つのニップルは、手で ゆるみました。
前輪のスポークには ねじ止め剤が塗布してあったので
まったく別の組み手の前輪と後輪をペアにしたのかと思いましたが
R45の赤ハブで揃っていることと、
リムのステッカーを貼り直しているのが 前後輪で共通しているので
同じ組み手かどうかは知りませんが
同じショップによるものなのかもしれません。

DSC03808amx14.jpg
フロントリムのシリアルナンバーは11万6000番台でしたが、
リヤリムは14万2000番台・・・ではなく 142万番台で7桁です。
この年代だと リムに付属していたはずのニップルは 確実に4代目です。

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フロントリムには無かった バルブ穴周りのステッカーも、
ENVEの後期型の特徴です。
あと、何やら四角いステッカーを貼っていた跡があります。
店名のステッカーが貼ってあったのでしょうか。
SAPIMのステッカーが こんな形状ですが、
ここまで横に長くはありません。

DSC03806amx14.jpg
このENVEのステッカーですが、

DSC03807amx14.jpg
輪郭に 以前に貼ってあったステッカーの位置の日焼けが
散見されます。画像では分かりにくいですが。

DSC03809amx14.jpg
これは私物の1-45リムですが、

DSC03810amx14.jpg
EDGE時代と同じく ENVEの文字の両脇に
三角形の羽根のような意匠があります。

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シリアルナンバーは10万9000番台です。

DSC03812amx14.jpg
このステッカーの場合、羽根の部分まで含めて1枚なので
「ENVE」の形に 日焼けが残ることはありません。

DSC03824amx14.jpg
↑これは組み直し前のニップルで、内周側に当たる端面に
すり割りが無い内蔵用のものです。
EDGE/ENVEは リムに付属しているニップルを使うことを
要求しているので 組み直しに際しては いずれかの世代の
付属ニップルを使うことにします。

DSC03825amx14.jpg
↑画像左から 初代、2代目、配慮さんミニ、3代目、4代目です。

DSC03826amx14.jpg
↑初代と2代目

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↑3代目と4代目
前輪を2代目で組んじゃったので 後輪も揃えようと思ったのですが、
今後の補修に使う分くらいしか数が無かったので
4代目で組むことにしました。

が、不良が1個あり はねました。このニップルでは初めての事例です。
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まずは正常なニップルから。
外周側は端まで ねじ山が切ってあり、
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内周側は いくらかの歯周ポケットがあります。

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不良ニップルですが、ねじ山がありません。
厳密には 歯周ポケット側から1山くらいはありますが、
スポークをねじ込むのは無理でした。
4代目ニップルは 別売りのものを買っているので余分がありますが、
もし これがリムの付属品で 数が ちょうどしか無く
余分の在庫も持っていないとなれば ホイールが組めません。

DTのハイエンドのリムに付属している
14番の銀スクオルクスニップルは、
リムのホール数に関係なく34個なのと
黒が別売りなので 黒スクオルクスニップルでホイールを組んだ場合
まるまる余ります。

DSC03840amx14.jpg
組めました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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さっきのスポークにぎにぎの画像の前に貼るつもりで 忘れてましたが
センタードンピシャです念のため。

今回の前後リムですが、お客さんから
重量を量っておいてほしいと言われていました。
1-45チューブラーリムの実測重量は、
EDGEの初期型であれば268~274gくらいです。
これがENVEになると300g前後くらいで、
後期型の7桁品番になると それ以上になります。
今回も実際 リヤリムのほうが重く、
リムの横っ腹(ブレーキゾーンより内周側)を 強く つまむと
品番が6桁のフロントリムのほうが 明らかにペコかったです。
なお、実際の重量について ここに書く気はありません。
ていうか なんで教えなあかんねん。
↑うわなにこいつかんじわるい











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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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ふろんとりむデス!

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りやりむデス!
ENVEニ ナッテカラデモ 1割クライ 違ウンデスネ!
↑やーめーろー!

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エリプスさん  

お客さんから マヴィックの練習用ピストホイールの
エリプスを お預かりしました。
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まずは前輪から。
こちらは ほとんど使っていないとのことです。
競技用のピストバイクだと 最近はフロントスルーアクスルがありますが、
そうでない100mm幅9mm径シャフトだと
前輪はロード用のクイックのものでも使えます。
バンクにいる元競輪選手の こわいオッチャンに
ナット留めでない前輪を使っていると怒られる場合などもありますが。


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振れほぼ無しで センターずれありです。

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↑これくらい

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直しました。
ダストキャップ型のパーツに 玉当たり調整用の6つ穴
(うち4つを専用工具でつかむ)がある側が みなし左側です。
このホイールに限っては 前輪がラジアル組み、
後輪がオチョコ無しの両ねじ切りハブでJIS組みなので
前後輪ともひっくり返して使っても 性能上の違いは無いですが。

DSC03767amx14.jpg
つづいて後輪。

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DSC03772amx14.jpg
↑これは作業後の画像です。
暫定センターがドンピシャだったので 画像を撮りませんでしたが、
そこそこ振れており 振れ取りの履歴は不明ですが
後天的に出たと思われる 縦振れもありました。
その名の通り 楕円(ellipse)だな!というほどの
縦振れでは無かったですが。
で、ゴチャゴチャと触っていたら 縦横振れを一旦取った時点で
センターずれが出ました。これも画像は撮っていませんが、
撮っても よかったかもしれません。
そこからセンター出しをして 微細な横振れも取ったのが
上の画像の状態です。

DSC03773amx14.jpg
↑拡大している箇所に他意はありません念のため。
エリプスはWOリム仕様のみのピスト用ホイールですが、
少なくとも昨今のワイドタイヤなどと比べると
タイヤの空気圧は相当高めに入れると思われます。
それなのに、幅は合っているものの どことは書きませんが
すぐに凹みが出る 某社のリムテープと称して売られているもの
張られていました。
交換も考えましたが、まだ凹みは出ていないので
今回は そのままにしています。

DSC03768amx14.jpg
↑みなし右側
DSC03769amx14.jpg
↑みなし左側
左右ともに 小ギヤを取り付ける正ねじ山には
目立った摩耗痕は無いですが、
ロックリングを取り付ける逆ねじ山は
みなし左側のみ アルマイトが剥げています。

お客さんいわく 左右どっちか忘れたけど
ねじ山がイカれている疑惑があるので 一応見てほしいとのことです。

DSC03774amx14.jpg
↑画像は みなし右側ですが、
左右ともに小ギヤを取り付けようとしたところ
最初の山かかりは 指で軽く回せました。
とくに問題ありません。

DSC03775amx14.jpg
↑画像は みなし左側ですが、
左右ともにロックリングを取り付けようとしたところ
未使用っぽい みなし右側の回転が やや固かったです。
が、ねじ山はイカれていません。
取り付け時にグリスを塗るのと、
最初の山かかりを きれいに通すのだけ意識すれば 問題は無さそうです。


話は変わりますが、
DSC09685amx5.jpg
↑調整可能なカーボンスポークのコスミックカーボンSLR(→こちら
DSC03909amx3.jpg
↑スチールスポークで いわゆるコスミックカーボンSLと同じながら
モデル名がコスミックSLだった時期のもの(→こちら

これらのCOSMICの 最初のCの左上にある切り欠きは、
3ヵ所ある四角いマヴィックのステッカーに合わせるための位置ガイドです。
なので、ステッカー交換の際に剥がしてはいけません。
この年代のコスミックカーボンには 補修用の白以外に
赤や黄色などのカスタムカラーも出ていました。
ちなみに 上の画像にある青はお客さんの手製です。

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今回のエリプスも、MAVICの四角いステッカーに
リムのモデル名の左上が食い込んでいて
先ほどのコスミックと同じようなデザインとなっています。

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が、よく見ると

DSC03756amx14.jpg
四角い部分とモデル名の部分が 一体となっていました。
なんじゃそりゃ。デザインがコスミックに準拠してるってだけで
形に意味は無いんかい。
しかし、現在 手に入るかどうかは知りませんが
エリプスは純正で スペアのステッカーの販売があります(ありました)。
カラーバリエーションは無く 吊るしと同じものが
補修用として用意されているだけです。
が、実は それ以外にも MAVICの人気モデル全般に言えることですが
社外品のカスタムステッカーが数社から出ています。
興味がある方は「MAVIC ellipse custom stickers」などで
検索してみてください。

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AL22Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC03776amx14.jpg
AL22Wリムで後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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オーエヌワイエックスのハブでのむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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ONYXレーシングのリヤハブで
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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24H 黒半コンペヨンロク組みで

DSC03748amx14.jpg
前輪と同じく ニップルは右側から見て時計回りに
ターコイズ・赤・金・緑を 6回反復にしました。
結線は あとでやります。

DSC03749amx14.jpg
クリスキングのハブなどと同じく、
ハブ胴のロゴは前後方向に向かって表記されています。
こうなっているので、左右方向に表記がある
フロントハブ(あれの場合はハブ胴ではなくハブシャフトでしたが)の
左右の属性の根拠について
リヤハブを参考にすることができませんでした。

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ENVEの1-45リムの前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ENVEの1-45チューブラーリムで組まれた
前輪をお預かりしました。

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クリスキングのR45ハブ 20H 黒CX-RAY
反ヌポークラジアル組みで組まれていますが、
これをTniのエボライトハブで組み直してほしいとのことです。
クリスキングのほうが フランジ穴間径が大きいので、
エボライトハブで組み直す場合 スポークの使い回しはできません。
もし 逆であれば可能です。
組み直しに際しては 銀スポークをご希望なので
どのみち使い回せないので 関係ありませんが。

ハブの玉当たり調整のパーツが ゆるみ切った箇所で
ハブシャフトに食いついており、
ホイールとして使えないほどの大きな横ガタがありました。
引き続き このハブを使うわけではないですが、
一応 玉当たり調整をしておきました。
その時点でのセンターずれは紙1枚ほどで、
ホイールとしては組めています。

DSC03720msn4.jpg
穴振りの無いリムでの ラジアル組みの前輪で たまに見かけますが、
この前輪は 逆リム扱いで組まれていました。
厳密には 意識して逆リム扱いしたわけではなく
テキトーに組んだ結果 そうなっただけだと思いますが。

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曲がっているスポークが1本ありました。

DSC03723msn4.jpg
バラしているときに あることに気が付いたので、
バルブ穴の隣から4穴ぶんのニップルを一切ゆるめずに
それ以外を取り除きました。

DSC03724msn4.jpg
リムから 一切ゆるめていない状態のニップルを出します。

DSC03726msn4.jpg
EDGEからENVEにかけて 4世代ある内蔵ニップルのうち、
第2世代のもので組まれています。
初代と2代目のニップルは つかみしろが六角形ですが、
さらに初代は 片側に ゆるみ止めのナイロンが埋め込まれているので
ナイロン側が外周側だとアホでも直感的に分かります。
3代目と4代目は つかみしろが四角形で
汎用ニップルを逆さにしたような形状なので
向きを間違えて使うことができません。
そして 2代目だけが 向きを間違えて使う可能性があるわけですが、
今回の組み直し前のホイールは
ニップルの向きを間違えて組まれていました。

このニップルの長さは、汎用スポークのねじ山部分と
同じくらいの長さです。
これの 何が まずいのかというと、
ニップルの向きを間違えた場合 いきなりねじ山始まりになるので
スポークのねじ山を使い切った状態になり、
後日の振れ取り(増し締め)ができなかったり
スポークのねじ山始まり部分での破断が起きやすくなります。

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ニップルからスポークの端面が出ていますが、これは長すぎです。
このニップルは 歯周ポケットの深さも少ないので
正しい向きで使った場合でも 適正とされるスポーク長さの範囲がシビアです。
あと、付着している水色はホイールスミスのねじ止め剤です。

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↑向きが間違っているので 歯周ポケットが外周側にあります。

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↑内周側は いきなりねじ山始まりになっているわけですが、
ねじ山を使い切っている気がします。

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使い回さないので スポークを切り取りました。

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スポークの端ギリギリに 目印のテープを貼って

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いくらか ゆるめて

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裏返しました。
やはり スポークのねじ山を使い切っています。
アルミニップル相手であれば どん突きから
さらに1周くらいは 無理に ねじ山を進められますが、
これはそこまでも ねじ込んでいる感じです。

この2代目のニップルは ENVEではなくEDGEの頃のリムに
使われていたものなので、ありえなくはないですが 年代が合いません。
リムに貼ってあるENVEのステッカーは
おそらくは リムに当初から張ってあったものではなく
いろいろな色がある 別売りのステッカーのうちの白を
あとから貼っている可能性が高いです。
じゃあ これはEDGE時代のリムに
ENVEのステッカーを貼っているのかというと そうでもなく、

DSC03736msn4.jpg
シリアルナンバーが11万6000番台と 6桁なので
ENVEになってから さらに後期の年代のものです。
2代目のニップルが使われている理由は分かりません。
割れたEDGEの1-45リムから ニップルを使い回す形で
リム交換したのかとも考えましたが、
同じ年代のリムの後輪も組み直し希望で お預かりしているので
その可能性は低そうです。
また、このホイールの現オーナーは 最初のオーナーではないので
ニップルの向きとスポーク長さを
間違って組んだクソショップが どこかなどの

詳しいことは分かりません。


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組めました。

DSC03743msn4.jpg
エボライトハブ 20H 銀CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
普段 銀スポークを使ったときは 銀CX-RAYではなく
単にCX-RAYと書きますが(半コンペなどでも同様)、
今回は 黒から変更したというのを強調する意味で
銀CX-RAYと書きました。

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↑曲がっていたスポーク

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ありがとうビートルズ  

少し前の話になりますが、
DSC02907amx14.jpg
シマノのプロフェッショナル ディスク ブレーキ
ブリード キットなるものを買いました。

2種類の「じょうご」と 現行モデルでありうる4種類の
ブリーディング時にブレーキ本体に挟む黄色いブロック、
あと新型のシリンジ(注射器)のセットです。

DSC02908amx14.jpg
黄色いブロックに関しては、
おそらく当店では使わない種類のものも付属しており
それ以外は すでに全て持っています。

DSC02909amx14.jpg
じょうごは 2種類あり、
取り付け部分のねじ径が細い(M5)のがフラットバー用で
太い(M7)のがロードのSTIレバー用です。
少し前までは

DSC03699amx14.jpg
細い径のじょうごに アダプターを噛ませて太い径に変換していました。
これを取り付けた状態では

DSC03701amx14.jpg
細い径のときに使える台座が使えなかったのですが、
新型では どちらの径にも それぞれ台座が付属しています。

DSC03703amx14.jpg
最近になって オイルが飛び跳ねにくくなる
黒い穴あきのフタが付くようになりました。
フタは着脱可能ですが、
これについては あとの洗い物が増えるので
使わないことが多いです。

ちなみに「ろうと」を漢字で書くと「漏斗」となりますが
「じょうご」を漢字で書いても(変換しても)「漏斗」となります。
これは熟字訓というやつで、
たとえば「烏賊(いか)」や「灰汁(あく)」や「足袋(たび)」は
それぞれの漢字1文字に 烏(い)賊(か)や 灰(あ)汁(く)や
足(た)袋(び)という読みがあるわけではありません。
この部分のメーカーの公称は「じょうご」ですが、
漏斗と書くと「ろうと」と読まれる可能性が高いので
ひらがなで「じょうご」としました。
ちょっと違いますが、男女が混じった「姉弟」や「兄妹」を
「きょうだい」読みするのも これに近い感じでしょうか。
さらに また別の話ですが、
経緯←「けいい」を変換 経緯←「いきさつ」を変換
この2つは字面では見分けがつきません。
意味はほぼ同じなので 問題はありませんが。

DSC02910amx14.jpg
このセットの目玉ともいえる、新型のシリンジです。
ホースの途中に AVIDのシリンジなどにもある
ストッパーが付いています。

DSC02911amx14.jpg
テーパー形状なのは外径だけで、
内径のテレスコピックはまっすぐな円筒です。

DSC02912amx14.jpg
ブレーキキャリパーに挿す部分ですが、
圧がかかったときに 不意に抜けないかどうかと、
抜くときに ブビッとオイルが飛び散らないかが重要です。
どのみち ペーパータオルで押さえながら抜きますが。

このセットのうち、シリンジの単品販売分は
TL-BR001という品番で(以下全て 税別定価)4340円です。
ロード用のじょうごは TL-BR002で1435円、
フラットバー用のじょうごは TL-BR003で1435円です。
バラで買ったときの金額を合算すると7210円ですが、
キットで買うと5278円なうえ 黄色いブロックが全種類付属します。

TL-BR001と002と003というのは
いかにも新規のシリーズという品番ですが、
細いほうの径のじょうご単体は それ以前から
SM-DISCという品番で存在していて、
それに旧タイプのシリンジが付属するセットは
TL-BT03Sという品番でした。
(当たり前の話ですが)これらは すでに持っています。

なので 無いものを求めるなら 太いほうの径のじょうごと
新型のシリンジを買えばいいのですが、
その2つの単品買いをすると5775円となり
TL-BR001~003のセットの5278円より高くなってしまいます。
なので 細い径のじょうごと黄色いブロックの一部が
重複してでも セットを買ったほうが得ということになり、
実際に そうしました。

これは アルバムが出る以前に発売されていた
シングル曲のレコードを持っているのに、
アルバムにも同じバージョンが収録されていて
同じ曲に 2重にお金を払っているようなものです。

表題ですが、ビートルズは基本的に
「シングルで買ってもらった曲が アルバムで重複しないように」
という ファンに対する配慮をしていました。
これは、解散前まで かつイギリス本国での展開分では
例外は ほぼ無いはずです。
近年のベストアルバムなどになると また別ですが。


おまけ
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↑これはシマノのミネラルオイルの1リットル入り容器の
以前(そこそこ昔)のパッケージで
DSC03713amx14.jpg
6穴ローターに 4ピストンのXT BR-M755とおぼしき
ブレーキが描いてありますが、

DSC03715amx14.jpg
これが現行品だと
DSC03714amx14.jpg
センターロック式ローターに
M9100系XTRの4ピストン版の
BR-M9120とおぼしきブレーキとなっています。

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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新品ではないエボライトハブ(カンパニョーロ用フリーボディ) 24H
半コンペヨンロク組み赤ニップル結線ありです。

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のむラボホイール2号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H カンパニョーロフリーボディ
半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

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シャマルウルトラ 2WAY-FITさん  

お客さんから シャマルウルトラの前輪をお預かりしました。
DSC03417amx14.jpg
ハンドルバーから下げた買い物袋を巻き込み、
スポークが曲がり 振れも出たとのことです。
買い物袋を持つときは前輪に巻き込まないように気を付けましょう。
↑信号無視するときは車が来ていないかよく見ましょう、的な
ダメなアドバイス

上の画像の時点で 要交換スポーク4本を特定して
目印のテープも貼っていますが

DSC03419amx14.jpg
お客さんが当初 曲がっていると思っていたのは
この1本だけで、

DSC03418amx14.jpg
テープに書いた字でいうと「ニ」に相当します。

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DSC03421amx14.jpg
直しました。

DSC03429amx14.jpg
↑交換したスポーク

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レーシングクアトロカーボンさん  

お客さんから レーシングクアトロカーボンの前輪をお預かりしました。
DSC03463amx14.jpg
ちなみに当店で販売したものです。
走行中にスポークが パチーンと とんで、

DSC03464amx14.jpg
スポークが ガラガラ暴れて うるさいので
曲げて留めたとのことです。

DSC03465amx14.jpg
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↑リムの中に残っていたニップル

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ねじ山始まりで破断しています。

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直りました。

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↑交換したスポーク

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EC90SLの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから イーストンのEC90SLの後輪をお預かりしました。
リムはチューブラーです。

DSC03694amx14.jpg
ハブはR4SLで、その名の通り ショートライフなので
ベアリングの回転がゴリゴリになっています。
これのベアリングを換えるか、それとも そこに金額をかけずに
別のハブで組み直すかで 双方の金額と納期をお伝えしたところ
組み直しになりました。

DSC03695amx14.jpg
が、24Hかどうかに注意です。これは24Hでした。
リム高が高いモデルだと 20Hの後輪も存在しますが、
現在 安定供給されているリヤハブに20Hのものが無いので
組み直しができません。

たまたまですが昨日 別件で、WH-7950-C24の
カーボンチューブラーの後輪の組み直しをお願いされましたが
ハブが無いので 無理でした。
クソホイールを何とかしたい!というよりは
11S化に非対応を貫いたクソ対応について
非公式の手段ながら何とかしたい!という気持ちのほうが強いのですが
20Hのリヤハブが無いことには どうにもできません。

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組めました。

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エボライトハブ 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

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