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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

新年の営業開始は1月8日からにしようと思います  

表題の通り1月7日まで お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。
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この間に 没状態になっている記事を上げるかもしれません。
時間があればの話ですが。

category: のむラボ日記

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キシリウム プロ エグザリットさん  

お客さんからキシリウム プロ エグザリットをお預かりしました。
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↑ホイールの名前なんだったっけ?ってならないための画像
普段の記事では上げてませんが
自信が無いときには撮っています。
マヴィックは、年度が変わると ほぼ同じ
または全く同じホイールの名前を変えることを しばしばやりますので。

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振れ取り点検と、必要があればハブのオーバーホールも ご希望です。
まずは後輪から。

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↑そこそこ使っている感じですが、
それが現オーナーだけの使用歴なのかどうかは不明です。
前後ハブとも ベアリングやフリーボディのラチェットに
傷みが感じられなかったので ハブは開けていません。
フロントハブの玉当たり調整が締め過ぎ気味だったので
やや ゆるめたくらいです。

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↑これは先日のキシリウムK10の
固着していたニップルです。

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↑これは今回のキシリウムのニップルで、
つかみしろのスプラインが大きくなっているので
完全固着はともかく 固着予備軍なら何とかなる場合が多いです。
元はR-SYSのニップル部分のためのスプライン形状ですが、
後年 キシリウムにも採用されました。
今回のホイールでも、回らなかったニップルは ひとつもありませんでした。

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↑いつもの傾向です。

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直しました。
横振れは ほぼ無かったのですが、
2ヵ所ほど 妙な縦振れがありました。
私が触る前から ニップルのスプラインに つかみ跡があったので
「横振れだけ取る 振れ取りごっこ」の履歴があるのかもしれません。
点検にしては わりと作業時間がかかっています。

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つづいて前輪。

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マヴィックのタイヤを履いています。
冒頭の後輪の画像、履いていたタイヤを外してから
画像を撮ったのですが ピレリのタイヤが付いていました。
後輪のほうがタイヤが減りやすいので 交換したのでしょうが、
元と同じタイヤを リピートされることは 無かったということです。
といっても ピレリのタイヤもマヴィックのタイヤも
ハッチンソン製なので 大した違いは無いと思いますが。

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↑作業後にピレリを履いた後輪に
前輪から外したマヴィックのタイヤをかぶせた状態です。
文字の間隔や 輪郭のシャープさが異なるものの、
表記自体は全く同じです。

隔絶された全く関係ない2社が
それぞれ独立してタイヤを作ったとして、
サイドの表記が ここまで似通うことはありえません。

前輪のマヴィックタイヤは、
メーカー指定の逆履きになっていませんでした。
作業後は それを尊重して
元あった通りにタイヤを取り付けています。

もし私個人が マヴィックのタイヤを前輪に履くなら
トレッドの向きの指定について メーカーの指定に従うか否か?
と訊かれたら・・・
「そもそもマヴィックのタイヤを使わない」と答えます。
↑イエス ノーで答える質問を まぜっかえして茶化すのはやめろ

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かすかにセンターずれがありました。

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直しました。
後輪と同じく ほぼ横振れ無しで、
後輪とは違い 縦振れはありませんでした。
左右の区別として 黄色いコスメチックスポークが写るように撮りましたが
左側は玉当たり調整用の6つ穴があることから判別できるので
別に写さなくても よかったです。

category: のむラボ日記

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スタンズ ZTRオリンピックリムのホイールさん  

お客さんからスタンズのオリンピックリムで組まれた
後輪を お預かりしました。
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XTRハブで組まれた26インチのホイールです。
スポークが とんだとのことですが、厳密には

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ニップルがテンションに負けて破断しています。

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これは(まだ)破断していないニップルですが、
サピムの14mmニップルです。
CX-RAYのオマケで付いてくるニップルでもありますが、
私は これを使いません。
引っ張りに対して弱いことが 経験的に明らかだからです。
なので DTのアルミニップルを使うのですが、
DTとサピムのニップルの差は 材質的な強度だけでなく
サピムのほうが腐食しやすいので(シルバーは とくに顕著)
破断を よく見かけるというのもあるかもしれません。

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腐ってやがる・・・早すぎたんだ
ただ ここで重要なのは、
「サピムのニップルはダメだ」と 主張したいがあまり
要素の大小を見誤ってはいけないということです。
今回の件で 破断に至った最大の要因は
「サピムのニップルだから」や「腐食が進んでいたから」ではなく

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「スポーク長さが非常に短い」ことにあると思われます。
左右ともに同じくらい短いので、
左右同じ長さのスポークで後輪を組むという
横着をしているわけでもありません。

もし「ニップルとスポークの端面の関係はこれくらいで良い」
と思って ホイール組みをしているのであれば、
そこそこの数を組んでから 痛い目を見るはずです。

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今回は 破断した箇所だけを
DTの12mmニップルで補修しました。
このニップルが新しいから、というのを差し引いても
次にニップルが破断するときも サピムのものが破断するはずです。

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これくらいの仕事は 日常的にしていることで、
わざわざ記事にはしない(写真も撮らない)のですが
今回はこのオリンピックというリムが珍しいからという理由で
記事にしました。
リムの形状は三角断面で、700Cのアイアンクロスに酷似しています。
時系列でいうと「シクロクロス用に700C化されたオリンピックが
アイアンクロス」という可能性が高いですが。

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↑これはアイアンクロスで 後ろにあるのはステッカーが最終版のもの、
手前にあるのが その前のバージョンです(ちなみに私物です)。
リム高といい 稜線の幅といい オリンピックに そっくりです。
この旧アイアンクロスと 今回のオリンピックが同年代だと思っていたのですが、

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↑冒頭の画像を拡大した このノーチューブスのロゴは
旧アイアンクロスにも無い さらに前の年代となります。

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↑これはスタンズのチューブレステープの
袋入り仕様のもののタグで、かなり昔のものです。
ちなみに中身は 今と全く同じものです。

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↑このロゴと同じでした。

category: のむラボ日記

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カッシーニの間隙  

前輪のブレーキをかけたときに
(というか前輪しか ブレーキをかけないのですが)、
ズシャーッと金属を噛んでいるような音がするので
リムサイドを見てみたところ、
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左側に カッシーニの間隙のような白い帯が出来ていました。
異音の原因の100%が これというわけでは無いですが、
ほとんどが これに起因すると考えてよさそうです。

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左ブレーキシューに
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金属片が埋まっているのではなく すき間に入り込んでいました。
こういうのの常時完全除去は不可能ですが、
明らかに目につくというか 耳につくものだけでも
除去するように 気をつけておくと、
リムの寿命が けっこう変わります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。

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エボライトハブ 24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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ボーラウルトラ ツーさん  

お客さんから ボーラウルトラ ツーをお預かりしました。
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このホイールが最新モデルであった当時は
ボーラには50mm高モデルしか存在していないので
モデル名に リム高を入れる必要がありません。
このホイールより10年あとに出たホイールでも
このホイールの性能に及ばないホイールの なんと多いことか、
と考えると 10年進んだホイールだったと言ってもいいです。

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それはともかく前輪から。

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目印のテープを貼ったスポークが曲がっているので
交換しつつ 点検もご希望です。

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曲がったスポークは ホイールの右側です。
なぜラジアル組みの前輪で 左右の属性を断言できるのかというと、
上の画像にあるように ハブ体左側にのみ
玉当たり調整ナットのねじを回すときに
アーレンキーを挿すためのスリットがあるからです。
今回は右側のスポークなので 交換に際して
ハブシャフトを完全に抜かざるを得ませんが、
仮に左側のスポークを交換するとしても
玉押しとベアリング球の位置関係を解除する程度には
ハブシャフトをスライドさせないといけません。

フロントハブの玉当たり調整は CULTの当たりが出ていて
回転がスルスルに こなれていたので
出来れば触りたくなかったのですが、仕方がありません。
結果としては、再組立てしたハブの回転は
元と比べても 濁ったりはしませんでした。

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スポークを交換しました。

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暫定センターを見ておらず、スポークを交換して
かすかに振れていたのも直してから
初めてセンターゲージを当てたのですが、ドンピシャでした。
上の画像は その時点のものです。
最初から まともに組まれているホイールなら
あとから そうそう狂ったりはしません。

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↑交換したスポーク

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つづいて後輪。

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ハブの回転が重い気がする、とのことですが
上の画像のように フリーボディの抵抗が介在しない
「フロントハブ状態」にした リヤハブの回転が
やや重いのは事実です。
が、これは まだ当たりが出ていないだけで異常ではありません。

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リムに貼ってあるテープは、その位相にある
ブレーキゾーンの汚れを掃除してほしいとのことです。
リムセメントがブレーキゾーンに垂れた状態で ブレーキをかけると
こんな感じに引き伸ばされますが、
リムの外周側を見る限り リムセメントで運用した形跡はありません。
また、拭いてみて分かりましたが リムセメントは関係ありません。

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アセトンで
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拭いてみました。

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パーツクリーナーでは ほぼ落ちません。

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テープの端が 汚れに乗っかっていたので
位置を内周側に下げました。

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きれいになりました。

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始めは 鬆(す)かと思いましたが
ブレーキゾーンに傷があります。使用に問題はありません。
ボールレースに発生した ごく小さな傷が
毎周ごとにベアリング球に引っかかって
いずれ 明確な虫食いになるように、
この小さな凹みは ブレーキシューのカスを
漉しとるように溜めるようです。

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後輪も暫定センターを見ていません。
振れ取り後に 初めて当てた時点で センタードンピシャでした。
経年使用でフリー側に寄っている可能性が高いので
それを意識して 反フリー側の増し締め傾向で振れ取りをしていますが、
そもそも あまり振れていなかったので
リムが反フリー側に寄るほど 触ってもいません。
つまり元の状態からセンタードンピシャか
ほぼ それに近い状態だったということです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号のハブ体などを交換しました  

お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。
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すでに バラしていますが。
少し前に組んだものですが ハブ体に不良があり、
上の画像の部分「以外」を新品に交換して
組み直すことになりました。
反フリー側のスポークは結線しているので 使い回せません。
厳密には 不可能ではないですが大変な手間です。

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組めました。

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黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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コスミックカーボンのリムでピストの後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 初代コスミックカーボンの後期型の
後輪を お預かりしました。
初代で「後期型」ってなんやねん、
と思われるかもしれませんが

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本当に最初の後輪は 16Hというヤバい仕様だったのです。
これはヨンゼロ組み相当の20Hです。
まあ、前後16Hのコスミックカーボンが出る前には
前後12Hのカンパニョーロ・シャマルとか
もっとヤバいホイールが 普通に売られていたのですが。

お客さんの希望は このリムで
ピストの後輪を組んでほしいとのことですが、
無理です。
少なくとも 7600の両ねじ切りリヤハブのような寸法のハブでは
スポークとカーボンフードの穴が干渉します。

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↑フリー側
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↑反フリー側
カーボンフードに開いている穴ですが、
スポークの角度が左右で違うので 穴の位置を左右で変えてあります。
オチョコが無いか、片ねじ切りのように ほとんど無いハブでは
スポークの軌道と リム穴の位置が合いません。

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が、お客さんからお預かりしたのは
フィルウッドのハブでした。

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そこそこオチョコがある(反ギヤ側が広い)ので、
何とか組めるかもしれません。
これについて調べたところ、このハブとリムで
なんと 作例を挙げているブログがありました(→こちら)。
ただ、元のリムが想定しているスポークの幅が
今回のコスミックのほうが狭いので、
リムの穴は 今回のほうが小さいです。

あと、このピストハブは ハブシャフトではなく
ハブに ねじ込んでいるボルト部分が
フレームのエンド直下になっていますが、
その点については 私は あまり好きではありません。
が、20Hのピストリヤハブなんて
他に選択肢が ほぼ無いと思われるので仕方がありません。
なお、これの使用用途は 街乗りではなく純競技用です。

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バラすので どーでもいいですが、センターずれがありました。

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反フリー側に1本、あまり退色していないスポークがあり
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スポークヘッドの模様も違うので、
これは補修によって交換されたものです。

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組めました。

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当たり前ですが センタードンピシャです。
ちょっと引いて撮っているのは
ハブ体まで写るようにしたかったからです。

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全黒CXスプリントヨンヨンイタリアン組み左右全結線です。
20Hの後輪として なるべく完全剛体に近くなるように頑張りました。

リム穴の件ですが、
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↑ギヤ側 最終交差の向かって左スポーク
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↑ギヤ側 最終交差の向かって右スポーク

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↑反ギヤ側 最終交差の向かって左スポーク
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↑反ギヤ側 最終交差の向かって右スポーク
ギヤ側は 元から タンジェント組み前提の穴位置ですが、
反ギヤ側はラジアル組み前提の穴位置なので
穴の端にスポークが接触しています。
これが起こりうることは 事前にお客さんに説明しています。

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実は ハブのフランジ穴は お客さんのほうで
スリットありに加工されていて
サピムのCXで組むことも 検討されていたのですが、
サピムの問屋さんのCXの在庫の最長長さは
このホイールに必要な長さより はるかに短く、
また実質 銀スポークしか在庫が無かったので
CXで組むことは断念しました。
ただ、もしCXで組んだ場合、反ギヤ側のリム穴の横に
スポークが めり込むことになっていたので
結果としては CXスプリントで組んで良かったです。

今回のコスミックカーボンのリムは チューブラーリムですが、
同じモデルの クリンチャーリムより軽いということはなく
なぜか むしろ重いくらいです。
お客さんいわく「バンクで先導のバイクに時速50kmくらいまで
引いてもらってから 以降 その速度を維持するのに
これくらいのリム重量が ちょうどいい」と言うくらいなので、
ロード用ホイールとしては 当時の世界のトッププロ以外には
使いこなせないはずです。
平地に限っても、クリテリウム向きではありません。
コーナーが多く スピードの加減速が続くような場面では
軽いリムのほうが得をする可能性が高いからです。
で、その重量はというと・・・。
なんで教えたらなあかんねん。
↑うわこいつかんじわるい












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オ待タセシマシタ!今年モ オ世話二ナリマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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ENVEの1-45リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 1-45リムで組まれた前輪をお預かりしていました。
9ヵ月前から。
これ以前から欠品していたCXスプリントの入荷待ちで
次のホイールが組めませんでした。

厳密には このホイールをお預かりした時点では
CXスプリントの在庫はあったのですが、
順番通りに これ以前のご注文分からのホイールを組んでいたら
このホイールの番になったときに本数が足りなくなったという次第です。

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パワータップのフロントハブ20H
黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。
パワータップのリヤハブで後輪を組んでいるわけでもないのに
フロントハブだけパワータップを使うとは考えにくいので、
先日お預かりした24Hリムはパワータップのハブで
後輪を組まれていたのかもしれません。

リムのシリアルナンバーは6桁(10万番台)の若いほうだったので
ENVEではなく EDGEブランドの可能性もあるのですが、
このリムに関してはENVEブランドのものだと断言できます。
先日の24Hリムが 完全にステッカーが剥がされていたところ

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このリムはバルブ穴の周りに
ENVEのステッカーが残っていたからです。

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24Hリムと同じく、またもや バルブ穴の対岸の位相にある
バルーン抜きのフタの横にのみ

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熱ダレの跡がありました。
たまたまやろ、と言われそうですが

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本当に ここだけにしか無いのです。

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次のホイールが組めました。

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ノヴァテックのD791っぽいハブ 20H
全黒CXスプリントヨンヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。
左右同径フランジのハブですが、
片切りのピストのリヤハブより オチョコ量が大きく
左右同径同本組みをすると 反ローター台座側のほうが
明確に低テンションになりました。
真の最接線組みで20Hの片側6本組みした場合の
スポークの軌道を調べたのですが、これくらいラージフランジでも
ヌポークの軌道の上に 反ヌポークヘッドが重なったので
ロクヨン組みは断念しています。
半CXスプリントにしなかった
(ローター台座側をCX-RAYにしなかった)のは
いろいろ思うところがあったからですが、
もし左右とも結線が必要だと思われるなら やってしまえと思い
全CXスプリントにしました(片側だけの結線でいけそうです)。
後輪を銀スポークのリムブレーキ用ホイール、
前輪を黒スポークのディスクブレーキ用ホイールで組んでいますが
これは当然 別々のバイクに付けるためのオーダーです。
後輪だけなら 半コンペなので 先に組めたのですが、
CXスプリントが入荷したら前後輪続けて組もうと思っていたところ
入荷が これほど遅れるとは予想できませんでした。
この20Hの前輪ですが、全CX-RAYで組むのは
左右ともに結線したとしても
(ホイールとして全く使えないわけでもないでしょうが)
剛性的に厳しいのではないかと思います。

フロントハブですが、
ノヴァテック製であることは間違いないものの 無銘のハブで、
D791とほぼ同じですが 決定的に違うのは
ハイローフランジではないことです。
詳しくは(→こちら)をどうぞ。
リンク先の記事でも D791のスモールフランジ側で
20Hハブの6本組みの仮組みをしていますが、
それよりもラージフランジな今回のハブでも
ほぼ同じ結果となり 無理でした。

category: のむラボ日記

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CXスプリントの首折れスポークが入荷しました  

今年の2月くらいから欠品していた
サピムのCXスプリントの首折れスポークが、ついに入荷しました!
長かった・・・。
CXスプリントの取り扱いが
1回こっきりのスポット入荷だったのではと疑うレベルの欠品期間でした。
そこそこの数が世に出ているはずの ZIPPのホイールでの
採用例があるので「もう作っていない」は無いはずだと信じていましたが。
日本の問屋さんでの取り扱い品の仕様は
310mmと270mmの2種類で、どちらもプレーン部分が長く
310mmは270mmまで、270mmは240mmまでカット可能で
結果として310~240mmまで対応しています。

今回の入荷で、のむラボホイール8号の前輪を半コンペではなく
半CXスプリントで設定することが可能になりました。
過去に私が組んだ ディスクブレーキ用の前輪で
半CXスプリントにしたかったのに 納期が見えないので
半コンペで組んだものについては、
後付けで「姑息的処置であった」ということにして
コンペをCXスプリントに組み直す作業を
スポーク代(+送料)だけで 工賃無料で承りますので、
ご希望の方は ご連絡をください。
あと、CXスプリントの入荷待ちだったホイールも組んでいきます。
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↑くろ
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↑ぎん

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銀CXスプリントの310mmを、秤量300g・目量0.1gの秤で
計測できる限界の本数まで乗せました。
297.2gです。
黒にしなかったのは 塗膜の重量を気にしたからではなく
(それが無いとも言えませんが)、
表面に 油が回っていて やたらとベタベタしているのを
拭くのが面倒だったからです。

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あと1本足すと 300gを超え、計測も きっちり拒否されます。

私はCXスプリントのスポーク比重を78%だと言ってきましたが
これを用いて秤の上にあるスポークの本数を計算してみます。
スポーク比重は 14番プレーンスポーク1mmの重量を
100%と定義していて、その重量は0.0257gです。
なので 297.2÷310÷0.78÷0.0257で

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47.825・・・と出ました。
そして、実際の本数を数えると 47本でした。
なぜ48本寄りの数値が出るのかというと これには理由があります。

本数が47本と分かったので、
今度は それを基にしてスポーク比重を計算すると
297.2÷47÷310÷0.0257が
0.793699533・・・なので 約79.3%となります。

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が、このスポークは リム側の端の
2.0mmプレーンの部分が長いので
スポーク比重が高めに出ることになります。
これが 実際は47本なのに 計算上48本寄りになる理由で、
ノーカットだと78%より スポーク比重が大きく出る理由です。
310(~270)mmのスポークで量ったのは、
270(~240)mmのスポークだと 全体の長さに占める
プレーン部分の重さが より強いノイズとして出ると思ったからです。

ここで、310mmスポーク1本の重量を計算すると
0.0257×310×0.793699533で
6.323404179gとなります。
ここから、40mmいっぱいまでカットして作った
270mmの加工後スポークの重量を計算します。
2.0mmプレーンスポーク40mmぶんは
0.0257×40で1.028gなので、
先ほどの6.323404179-1.028で
5.295404179gとなり、
270mmのときに5.295404179gになる
スポークの スポーク比重は
5.295404179÷270÷0.0257が
0.763136498・・・なので 76.3%となります。

ラージフランジの36Hピストハブの8本組みで
超ローハイト700Cリムで組んだ場合で
スポーク長さは304~305mmくらいです
(実際に、ホシの競輪用15番エアロスターブライトの
NJS認定スポークが305mmです)。
ねじり組みだと 計算上315mmあたりとなる組み方がありますが
CXスプリントは丸断面スポークなので
そういう使い方をすることはありません。

なので310mmで使うことは まずありませんが、
310~270mmで スポーク比重が79.3~76.3%、
実際の平均的な使用範囲では
77.5%を下回ることも多いかと思いますが
私は概算値として78%を採用しています。
これを77%にしたところで、
ホイールに使う 12本だの20本だのという範囲では
1gも変わりません。

あと いい機会なので書いておきますが、
「スポーク比重」は 私の造語です。
私以前にスポークの長さあたりの重量比に着目した
用語を見かけなかったので そう呼ぶことにしました。
本来の物理学的な意味での「比重」の定義からすると誤用です。
全く同じ断面形状と長さのスチールスポークとチタンスポークの重量について
比較した場合などにのみ、誤用ではない感じでしょうか。

カンパニョーロ(フルクラム含む)や コリマは、確実に
私が言うところのスポーク比重の概念を
(何と呼んでいるのかは知りませんが)把握したうえで
ホイールを設計しています。
しかし どちらのメーカーも自社の左右異数組み
(14+7の21Hや 12+8の20Hなど)のホイールで
リム高によっては左右逆異径組みをしていることに
カタログなどで詳しくは触れておらず、
そうする理由についても書いていません。

category: スポークの話

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キシリウムK10さん  

お客さんから キシリウムK10をお預かりしました。
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とくに不具合を感じていないということですが、点検をご希望です。
この「とくに不具合を感じていない」という言葉に甘えることになるとは
この時点では知る由も無いのであった・・・。

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日本では 単にキシリウムK10と呼ばれることが多い
このモデル名ですが、それは代理店からして そう呼んでいるからで
海外では キシリウムイクシオンまたは
キシリウムイクシオンK10がモデル名として認知されている感じです。
先にMTBのクロスマックスでやっていたリムサイドの切削
(ディスクブレーキリムだとブレーキゾーンが無いので
サイドを切削する寸法的余裕が大きい)を
ロード用のキシリウムで採用したのがイクシオンで、
K10はキシリウム10周年という意味です。

キシリウムESや キシリウム125と同じく、
記念モデルで数量限定品を いつまでも出すわけにはいかないので
これも翌年以降に ちょっと見た目を変えたレギュラーモデルが出ています。

DSC06450amx14.jpg
前輪ですが、回転が軽いと思ったら
フロントハブの調整に横ガタがありました。
で、横ガタが解消されるギリギリのゆるさまで
玉当たり調整の6つ穴を回して締めたところ、
ハブの回転がゴリゴリになりました。
で、玉当たり調整のパーツを外したのですが
内輪だけを押す段差の部分の黒アルマイトが剥げていて
もらい錆びがあります。

DSC06451amx14.jpg
ベアリングは純正品で、耐久性が非常に高い(はずの)
接触式シールのものです。
この状態からだと ハブシャフトが軽く抜けるはずですが
指で押した程度では抜けなかったので

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プラスチックハンマーで叩き抜きました。

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ハブシャフトのベアリング直下が錆びており、

DSC06455amx14.jpg
ハブ体から抜いたベアリングも
内輪の内側が錆びまくっていました。

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右側の内輪押しパーツも、
ハブシャフトから すんなり抜けるはずですが
錆びていて抜けません。

DSC06457amx14.jpg
なんとか外しました。

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ハブシャフトの錆びを 磨いて可能な限り落としました。

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ねじ山の汚れも
DSC06460amx14.jpg
洗浄しました。

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ベアリングを交換しました。

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ハブのパーツを組み込んでセンターを見たところ、
これくらい ずれています。

DSC06467amx14.jpg
振れに関しても、最もゲージ側に振れている位相で
ゲージがリムにちょうど当たる位置にセットすると

DSC06466amx14.jpg
それ以外のたいていの位相は
これくらいゲージから空きます。

DSC06468amx14.jpg
で、回せないニップルは無かった
(リムのねじ穴との固着は無かった)のですが
スポークとニップルの間で固着が起きており、
ニップルを回すと スポークのほうも完全に同期して ねじれます。
あまり無茶をすると スポークがねじ切れるので 調整できませんでした。
この現象は、つかみしろの形状が大きくなった
後期のジクラルスポークでは起こりにくいのですが
(あるいは 単に時期的に完全固着に至っていないものが多いだけなのか
工具の径が大きいので回しやすいのか)、
キシリウムK10は 前期ジクラルスポークの
最期の年代のモデルです。
ニップル自体は回るので、スポークを切れば回収はできます。
全体の3分の2くらいを切れば 引っかけ式のスポークヘッドを
フロントハブから外せますが、
リムから飛び出した状態の固着したスポークを リムから外して
スポークとニップル単体の状態にすれば
たいていの場合の固着を解く方法はあります。
なので、全体の3分の2くらいのスポークを新品にしてもいいのであれば
調整可能な状態にできるので、センター出しと振れ取りというか
ホイールの組み直しは可能です。
キシリウムK10のスポークが現在 入手可能なのかどうかは知りませんが。

カンパニョーロ・フルクラムのアルミスポークとニップルの形式は
リムにねじ山を切っているわけではないので
完全な固着を除いて何とかなる(何とかできる)やり方があります。
それと、スポークの供給が安定しているのも大きいですが。

DSC06471amx14.jpg
DSC06472amx14.jpg
後輪も いつもの傾向で ずれていましたが、
ニップルとスポークが全数とも固着していたので
どうしようもありません。
冒頭に書いたように、今まで「とくに不具合を感じていない」のであれば
このまま使ってもらうしかありません。
ちゃんと点検していないマヴィックのホイールは
元々このくらいは ずれているので、
センターゲージを使わない 度重なる振れ取りごっこで
ずれていったという可能性は低いです。
あと、リヤハブのベアリングは交換した履歴があるということで
回転には とくに問題ありませんでした。

DSC06449amx14.jpg
↑これは前輪のリムで、振ると カラカラと音がするので
異物を取り出しました。これだけでなく相当な数が入っていました。
アルミ錆びの白い粉が水分で固まったものです。

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↑こちらは後輪です。
前輪と違い 数は少ないものの大きいものが出てきました。
カタマリになっていない白い粉も出てきています。
DSC06470amx14.jpg
ポンチの先を押し付けると 粉状に砕けました。
このこととは関係ないですが、リムの外周側にある突起の線のせいで
チューブ、とくにラテックスチューブを使ったときに
肉割れのような裂け目の癖がチューブに付くのが好きではありません。

DSC06473amx14.jpg
黒アルマイトのリムでも、しんちゅうバルブとの電位差か
水が入りやすいからか バルブ穴周りに白い粉が出てくることはありますが
今回のホイールでは 粉がこんもりと盛り上がっているうえに
バルブ穴自体も腐食していて 穴の輪郭が丸ですら無くなっていました。

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デダのSL48Cの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06327amx14.jpg
デダのSL48Cホイールの後輪を組み直しました。
これは お客さんからの依頼ではなく、
デダを扱っている問屋さんから 特価品として仕入れた
リムブレーキ用のホイールセットです。

気に入らないことがいろいろあったので 売る前に手を加えました。

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後輪は2:1組みですが、どこかのホイールと違って
最終交差の角度が鈍くなるように 設計してあります。
どこかのホイールと違って スポークをにぎにぎしたときに
フリー側のほうが かえって変形量が大きい(ヘタクソ2:1組み)
ということもありません。

ひとつのフランジから2本のスポークが出ていますが
これは私の好みの出し方です。
DSC06589amx14.jpg
どういうことかというと、
DSC06590amx14.jpg
ヤマアラシさん方向のスポークが
全てラージフランジ側から出ていて
DSC06591amx14.jpg
反ヤマアラシさん方向のスポークが
全てスモールフランジ側から出ているということです。
駆動輪は こうあるべきだと思うのですが。

DSC06592amx14.jpg
なので、全ての第1交差で ラージフランジのスポークと
スモールフランジのスポークが交わっており、
横から見たときに ハブ体と第1交差で切り取られる空間も
同じ形を反復しています(24Hの片側16Hなので8回)。
そんなん当たり前やんけと言われそうなので
そうでない事例も挙げておきます。

DSC04100msn4.jpg
↑これはZIPPのハブですが、同じ向きのスポークが
ラージフランジとスモールフランジを交互に繰り返しているので
第1交差が ラージ側のスポーク同士と
スモール側のスポーク同士で交わるというのを
交互に繰り返しています。

DSC06329amx14.jpg
スポークの軌道は ほぼ完全に
接線方向になるように配されています。
これは フランジ穴の径の違いを除けば
ひとつのフランジから出ている2本のスポークが
一直線になることからも明らかです。
というか リム穴が均等間隔でも こうなるように
フランジ径を設計したとしか考えられません。

穴をあけていないリムがあったとして、
フリー側のフランジから ほぼ接線のスポークを出して
リムにぶつかった位置に穴をあける、
その際 当然ながら均等間隔穴に必ずしもこだわらないという
設計の究極形がカンパニョーロのG3です。
スポークの軌道が完全接線で無い
(G3の見かけ上のまとまりの3本のスポークの両端の
フリー側の2本が完全に平行ではない)ことが多いのには
別のバイアスがかかっているからです。
これについては 私ではなく
カンパニョーロのメシノタネコードなので書きません。
カタログなどでも その点については触れていませんが、
偶然ということは ありえません。

このデダのハブには そのバイアスが無いので
ほぼ完全に接線で スポークを引いています。
「スポークの線分を スポークヘッドから完全接線と見なせるまで
延長した場合の仮想のフランジ径と、
実際のフランジ径に ほぼ違いが無い」というホイールは
手組みだと ハブ側の寸法的条件や組み方次第では
実現不可能では無いですが、
左右同数組みだと その条件「だけ」にこだわる
(要素の大小において過大評価する)なら
ヨンロク組みではなくロクロク組みのほうがいいとなってしまうことが多いので
手組みホイールでは まともなホイールを組めません。

DSC06593amx14.jpg
これはロヴァ・・・どこかのブランドのヘタクソ2:1組みのホイールです。
↑お前 ここのホイール ディスるとき やたら生き生きしてるよな!

最終交差の挟角が鋭いのも よろしくないのですが、
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スポークの軌道を接線と見なせるまで延長した場合の
仮想上のスポークヘッドは
DSC06595amx14.jpg
↑ハブフランジに描いた白い点のあたりになります。
なので、このフリー側のフランジは ある意味
見た目ほど ラージフランジではないということです。
そして、今回のデダのリヤハブのフリー側のフランジは
この白い点と実際のスポークヘッドの位置が
ほぼ同じになっているということです。

DSC06330amx14.jpg
フロントハブの左右とリヤハブの左フランジは
ラジアル組みで、可能な限りワイドフランジになっています。
このホイール、ハブの形状に関しては
なかなか良く出来ていると思うのですが、

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唯一 スポークを編んでいる後輪のフリー側の最終交差の塗装が
新品なのに剥げていました。

DSC06568amx14.jpg
時系列がとびますが バラしたスポークです。
Aという刻印がありますが これはアサヒ(すでに廃業)ではなく
イタリアのアルピナだと思われます。
文字のシャープさも そんな感じです。
確信に至る根拠もありましたが(後述)。

DSC06569amx14.jpg
フリー側のスポークを並べると
スポークヘッドから一定の距離、最終交差の位置で

DSC06570amx14.jpg
塗装が だいたい剥げています。
2本だけ剥げていないスポークがありますが、
これは 裏側が剥げている面というわけではありません。
バラすときに気付かなかっただけで、
実は 交差を編んでいなかったという可能性があります。

DSC06571amx14.jpg
色が剥げている部分を 爪でカリカリとこすって
塗装欠けを広げようとしたところ、
段差が分かる程度の厚みの塗膜ではありましたが
これ以上は剥げませんでした。
スポーク同士が接触していないラジアル組みであれば
塗装欠けは 容易に発生しないようです。

フリー側のスポークだけを 黒CX-RAYストレートや
黒CXスプリントに換えたいのですが、
それをするなら このスポークのスポーク比重を知る必要があります。
16本もあれば充分です。

DSC06572amx14.jpg
274mmが16本で76.9gなので
スポーク比重は0.682529・・・なので
68%ということでいいでしょう。
このスポーク、私の測り方では274mmでしたが
公称長さは275mmです。
仮に275mmだとすると0.680049・・・なので
やはり68%となります。
2:1組みのホイールは左右同径か
少スポーク側のスポーク比重を大きくする左右逆異径組みにするべきなので、
反フリー側のスポークを そのまま使い回すなら
フリー側はCX-RAYしか選択肢がありません。
CXスプリントにする場合は 左右とも交換する必要があります。

フリー側のみCX-RAYとした場合は
フリー側の最終交差を結線したくなる気がしたので
全CXスプリントで組み直すことにしました。
ちなみに、黒CX-RAY16本よりも
黒CXスプリント24本のほうが安いです。

DSC06333amx14.jpg
時系列が戻ってバラす前の状態ですが、
デダのホイールのニップルは DTやサピムの3.2mmでもなく
星などの3.4mmでもなく、3.3mmです。

ハンドルバーのクランプ径も 31.8mmではなく
公称31.7mmとしているデダのやりそうな
しょーもない自社規格です。

内周側の四角のつかみしろが短く 角も丸いので
まず間違いないと思っていましたが、
外周側にも六角のつかみしろがあったので
バラすのも組み直しも 全て外周側を回しています。

DSC06336amx14.jpg
使い込んで すり減った3.2mm用のニップル回しが
通らないではありませんが、
DSC06598amx14.jpg
専用のニップル回しも 一応 買っています。
応急的な振れ取りは こちらを使ってもいいかもしれません。
書き忘れていましたが SL48Cホイールはチューブレスレディリム仕様です。
ホイールには チューブドタイヤで使う人のために
ストレッチバンドタイプのリムテープが付属しており、
その場合は振れ取りのために
タイヤとリムテープを一旦外すのは それほど手間ではありません。
チューブレスタイヤで運用していて、シーラントを入れていて
チューブレステープを貼っているという場合は
私でも 内周側を触るかもしれません。

DSC06599amx14.jpg
ニップル回しの品番はWD76です。
WDは ホイール デダを意味すると思われます。
スポークの場合はWDSPのあとに公称長さの数字が続きます。
このことから、リム高などに関わらず
どのモデルであっても 同じ番手のスポークを採用していると思われます。
あと、台湾製だと書いてあります。

DSC06337amx14.jpg
内周側のリム穴に2:1組み用の穴振りがあったので、
16+8Hの24Hリムを 12+12Hの24Hリムとして
エボライトハブで組み直す案もあったのですが断念しました。

上の画像ですが、外周側にも工具の軌道に合わせた穴振りがあり
たとえばフリー側のスポークのリム穴は 左側に振っています。

DSC06334amx14.jpg
ハブを換えようと思ったのは、
カンパニョーロ用フリーボディだったからです。
リムの穴振りを確認してからは シマノ用フリーボディに交換して
このハブで組み直す方針で確定しました。

DSC06566amx14.jpg
バラしました。
DSC06341amx14.jpg
リムの実測重量です。

DSC06575amx14.jpg
組め
DSC06576amx14.jpg
まし
DSC06577amx14.jpg
た。

DSC06578amx14.jpg
全黒CXスプリントストレートです。
フリー側の結線は やりません。
フリーボディは シマノ用に交換しています。

DSC06574amx14.jpg
フリーボディの品番はWD17Nで、
カンパニョーロ用を見たときはエドコ製かと思ったのですが
爪起こしバネなどを見ると CHOSEN(チョーズン)製のようです。
これもまた台湾製です。

DSC06580amx14.jpg
つづいて前輪。

DSC06581amx14.jpg
けっこうなワイドフランジで、
アルピナの68%黒エアロスポーク18H ラジアル組みです。
前輪はスポークの交換は やりません。

DSC06582amx14.jpg
DSC06583amx14.jpg
センターずれがあったのと ちょっと振れていたのを

DSC06584amx14.jpg
DSC06585amx14.jpg
直しました。
前輪は 特殊というか入手困難なスポークのままで
販売するわけですが、もしスポークを曲げたり折れたりしたら
どないすんねんという懸念を払拭すべく

DSC06600amx14.jpg
問屋さんから 先にスポークを仕入れてあります。
問屋さんのスポークの在庫が
ホイールを取り扱うつもりとは思えない少数だったので
結果として買い占めています。
他店で このホイールのスポーク交換をできない期間が
少なくとも あと数ヵ月は発生すると思いますが
それは私の知ったことではありません。


スポークの品番が WDSP262なので、
公称長さは 262mmということです。
そして、イタリア製と書いてあります。
これがスポークヘッドの刻印に加えて
アルピナ製と断定した根拠です。

考えにくいことですが、
このスポークの本数以上にスポークを破損した場合などは
全てCXスプリントなどに張り替えてでも修理の対応をします。
直せないホイールが嫌いなんでな。

この SL48Cホイールですが、1セット限定で特価での販売をします。
現状 シマノ用フリーボディですが、
カンパニョーロ用への変更も可能です。元々そうだったので。

税別定価236454円、税込定価260100円のところ・・・。
いつものところに書いておきます。
あと、来店者限定品とさせてください。

category: 新着情報!

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303ファイアクレストDBさん  

お客さんから ZIPPの303ファイアクレストの
ディスクブレーキ用ホイールをお預かりしました。
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通販ではなくショップで買ったもので、点検をご希望です。
箱入りの新品での お持ち込みでしたが、
箱の中の袋の梱包を解いた痕跡が無いので
右から左に売っただけで点検はしていないようです。

DSC06539amx14.jpg
バルブ穴の位相(303のステッカー)と
ZIPPの大きなステッカーとの位置関係は
前後輪で揃っていました。

DSC06534amx14.jpg
DSC06535amx14.jpg
後輪にセンターずれがあったので

DSC06536amx14.jpg
DSC06537amx14.jpg
直しました。
前輪に、振れ取り台にかけたなら
取らないはずが無い振れがあったので
やはり販売店での点検は していないようです。

リムは フックレスなのでチューブレス系タイヤ専用、
リム内幅が25mmで 適正タイヤ幅が28mm、
指定最大空気圧が5気圧です。

DSC06530amx14.jpg
DTのリムテープっぽい材質のチューブレステープが貼ってありましたが、
前輪は 最後がテキトーに貼ってあり 端がめくれていました。


DSC06531amx14.jpg
DSC06532amx14.jpg
後輪は リムの横にテープが乗っているかと思えば
横まで届いていない位相もありました。
リムテープ自体も リム内幅に対して やや細い気がします。
リム穴をふさいで密閉状態にするという仕事を
果たす範囲では貼られていたので、リムテープは交換していません。

category: のむラボ日記

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シャマルウルトラ2WAY-FITさん  

お客さんから シャマルウルトラの後輪をお預かりしました。
DSC06540amx14.jpg
リヤメカを巻き込んで フリー側のスポークが
バキバキに折れたり変形したりしています。
リヤメカのロー側の調整ねじを ゆるめすぎた程度の
巻き込みではなく、エンドが内側に曲がった状態で
ローギヤに変速したということなので
かなり ガッツリ巻き込んでいます。
フレーム側も無事では済まず、交換可能なエンド部分だけでなく
フレームに属する部分も ちぎれていました。

通常なら オシャカ確定ですが、お客さんが
可能であれば修理したいというので
心の師匠に電話で訊いたところ、画像を見せる前に
「直るで」と言われました。
私が言えたことでも無いのですが、
安請け合いは たまに地獄を見るので よくないぞぉ。


DSC06543amx14.jpg
ちょっと巻き込んだ程度であれば
外側にあるヤマアラシさん方向のスポークだけが
曲がったりしますが、ガッツリと巻き込んでいるので
反ヤマアラシさん方向のスポークが折れています。
5本ほど連続して変形があり、

DSC06542amx14.jpg
少し離れた位相でも1本 変形がありました。

DSC06544amx14.jpg
このシャマルウルトラのフリー側のスポークの刻印は
縦5本「IIIII」です。
これはメガフランジ化以前のシャマルウルトラでしか
使われていないスポークで、黒以外だと 初代の金スポークや
それの色違いのチタングレースポークにも 縦5本は存在します。
初代レーシングゼロのネクタイスポークが 縦1本と縦2本、
初代シャマルウルトラのきしめんスポークが
縦3本と縦4本と縦5本のスポークで組まれています。

縦4本や縦3本は ネクタイスポークでなくなった
レーシングゼロなどでも採用例があるので
赤や銀のスポークもありますが、
縦5本には赤や銀は無く 金・黒・チタングレーの3色しか存在していません。
今回は おしゃれ泥棒をしないので 全て黒スポークで修理しますが、
めったに使わない縦5本のスポークながら
このホイールを直せるだけの本数の在庫がありました。

DSC06546amx14.jpg
直りました。
目印のテープを貼ってあるのは9本ですが、
実際に交換したのは7本です。
テープは「ニップルを一旦ゆるめ切ったスポーク」の目印で、
交換したスポーク以外だと
1本は変形疑惑を調べるのにテンションを抜いた箇所、
もう1本は

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↑画像の、テープを貼っているスポーク3本の真ん中の
反ヤマアラシさん方向のスポークを交換するのに
DSC06549amx14.jpg
ハブフランジ側で上にかぶさっている
ヤマアラシさん方向のスポークを
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一旦外す必要があった箇所です。

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↑交換したスポーク

category: のむラボ日記

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ENVEの1-45リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ENVEの1-45リムをお預かりしました。
今年の3月28日に。
約9ヵ月、組まなかったというか
組めなかったのには理由がありますが
後輪だけは 先に組むことも可能でした。
それについては あさっての火曜日に書く予定です。

DSC06555amx14.jpg
リムがEDGEではなくENVEだと断定したのは
シリアルナンバーが7桁(100万番台)だからです。

DSC06556amx14.jpg
年代から考えると 315gくらいあっても おかしくないのですが、
これは軽めの個体でした。
EDGE時代だと 268~274gくらいの
個体がゴロゴロしていましたが。

DSC06557amx14.jpg
組めました。

DSC06558amx14.jpg
FH-6700 24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

DSC06559amx14.jpg
このハブは FH-6600と ほぼ同じものので、
違うのはアルテグラのロゴの字体くらいです。
6600の前後ハブにも 24H仕様がありましたが、
ハブの穴数の仕様を絞ったり ハブそのものをやめるという
近年のシマノの方針により 6800からは24H仕様が無くなりました。
11S対応の24Hハブをデュラエース以外で出してくれていたなら
確実に のむラボホイールにも採用していました。
ハブの展開を縮小した代わりに これを買えとばかりに出した
完組みホイールのほうは、10Sホイールの11S化非対応により
総スカンを食らったのか とんと見かけなくなりました。
それを別にしても 性能面で大したホイールではなかったのも
大きいと思いますが。

DSC06552amx14.jpg
時系列が戻りますが、ハブは組み跡の無い新品でした。

DSC06560amx14.jpg
リムは新品ではないですが、
チューベラーテープで運用していたので
外周側に リムセメントの跡がありません。
上の画像はバルブ穴の対岸の位相で
バルーン抜きの穴をふさいでいるフタですが、
ここは フタが無ければリムの全幅に近い幅の穴があいているので
ブレーキ熱を持ったリムが 座屈で広がるのは
たいてい この位相になります。

DSC06561amx14.jpg
フタの位相直下のブレーキゾーンに 熱ダレの跡がありました。
この程度では 使用には問題ありません。
スマートエンヴィになってから この点はかなり改善されましたが、
展開している全てのリム高で
ハイト/ウェイトレシオが最強だった(※)のが
むしろ その点で劣っているブランドになり
飛び道具という感じが無くなりました。

※ 25mm高で195gのリムが他にあるのか、
45mm高で275gのリムがあるなら見せてくれよ、
66mm高で378gのリムなんて自転車の歴史上これしかないやろ、
といった感じです。
一応、25mm高近辺で200g未満のリムは
AXライトネスの完組みホイールにも存在していました。
1-65リムですが、初期のリムに貼ってあった
ステッカーの表記は1-68で カタログ上のモデル名は1-65、
そして 実際のリム高は66mmです。

category: のむラボ日記

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テレ〇ホ〇ンカード  

私は毎週土曜日に行われる十三峠での朝練を主催していますが、
年間の最終土曜日(まさに今日)は
毎回の申告タイムによって累積されていくポイントによる年間表彰と、
参加条件ありですが くじ引き大会をしています。

それの景品とは別に、今年は「最終戦の2位」に景品を付けました。
これは年間の累積ポイントとは関係なく、
今日の朝練で2位を取れば 獲得できます。












DSC06521amx14.jpg
↑それがこれ、「2位じゃダメなんでしょうか賞」です。
物としては テレホンカードですが、この場合に限り
テレンホウンカード(テ蓮舫ンカード)という呼び名になります。

category: 新手のスタンド使い

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白ロゴCLX50の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06522amx14.jpg
先日の続きです。白ロゴのCLXの後輪を組み直します。
この色のピレリのタイヤを このホイールに履いているのが
半分 個人情報のような気がしますが気にしてはいけません。

DSC06525amx14.jpg
バラしました。

DSC06528amx14.jpg
組み直しました。

DSC06529amx14.jpg
反フリー側を黒CXスプリントにしています。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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404NSWの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06503amx14.jpg
お客さんから ZIPPの404NSWの
リムブレーキモデルの後輪をお預かりしました。
現行モデルではなく ひとつ前の年代のもので、
ロゴやリム幅が異なります。

DSC06504amx14.jpg
ハブはZIPPのコグニッション、
フリーボディはスラムXDR用です。
これそのものには瑕疵は無いのですが、
シマノ用フリーボディに交換しようとして
ここには書けない問題が発生したので、
フリーボディの価格などを考えると
リヤハブをエボライトハブにして 後輪を組み直したほうが
いいだろうということになりました。
これはどちらかというと お客さんからの提案です。

DSC06506amx14.jpg
チューブレスレディリムですが、
往時のZIPPとは比べ物にならないほど
外周側の仕上げが きれいでした。

DSC06509amx14.jpg
組めました。

DSC06510amx14.jpg
エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組み結線ありです。

DSC06511amx14.jpg
つづいて、相方としている前輪の点検です。
ちょっと振れていただけで ほぼ問題ありませんでした。
相方ではなく「相方としている」と書いたのは、
前輪のほうは現行モデルで リム幅も広い別物だからです。
グレードも リム高も違い、後輪は404のNSWで
前輪は303のファイアクレストです。

先日、このコスメチックのディスクブレーキ用のホイールで
バルブ穴に対するZIPPのロゴの向きが前後輪で違うのを
揃えたいからというだけの理由で 後輪のリムの左右をひっくり返して
組み直した件がありましたが、
あれはディスクブレーキ用だから出来たことで
リムブレーキ用のホイールでは出来ません。

DSC06512amx14.jpg
↑こちらの側では バルブ穴から反時計回りの隣に
ZIPPのロゴの上半分が見えていますが、
DSC06513amx14.jpg
↑反対側では バルブ穴から時計周りの隣に
ZIPPのロゴの下半分が見えています。
仮に この関係が前後輪で違っていたとしても、
リムブレーキモデルの場合は

DSC06514amx14.jpg
←←←回転方向←←←

DSC06515amx14.jpg
→→→回転方向→→→
ブレーキゾーンのヤスリ仕上げに 左右の属性があるので
リムの左右の変換は出来ません。

DSC06516amx14.jpg
前輪のスポークは 首折れの黒CX-RAY・・・
ではなく CXスプリントです。
20Hではなく18Hなので、こちらのほうがいいと思われます。

このフロントハブ胴ですが、リムブレーキ用なのに
ペッパーミルか チェスのポーンのような
左右非対称の形状になっています。

DSC06517amx14.jpg
DSC06518amx14.jpg
↑こんな感じ

ZIPPのホイールですが、
モデルによって ハブがいろいろ違っています。
たとえば ディスクブレーキ用のホイールであれば
76D(フロント)と176D(リヤ)ハブ、ZR1ハブ、
コグニッションハブなどで組まれています。
これでは、あるホイールの リム以外のパーツ(ウニ)の重量を
抜き出したところで、同年代の全てのホイールの
リム重量の概算値を すっぱ抜くことはできません。
なので、ZIPPのリムは 機会があれば
なるべく実測重量を採るようにしています。
今回も そうしました。
そして、教える気はありません。
↑うわなにこいつかんじわるっ!












DSC06519amx14.jpg
オ待タセシマシタ!

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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即堕ちロードバイクくん  

グラベルバイクとか、冷静に考えたら
日本で流行るわけないよねw













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imagyd0amx14.jpg
だれかたすけて

category: 即堕ちくん

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白ロゴCLX50の前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
今年の4月に ロヴァ―ルのアルピニストの点検をしたのですが、
それは 買ったその足で当店にお持ち込みされたものなので
ホイールを買った日に記事を上げると
売ったショップが ここを見たときに気を悪くするかもしれないうえ
私が買ったものだとバレるから
記事にするのは ちょっと日にちを空けてくれと言われていました。
このアルピニスト、画像は没にはしていませんが
未だに記事にはしていません。
エートスの完成車の付属品ではない単品販売分としては
日本最速レベルで買っているはずなので
撮影日に記事を上げていたら
売ったショップは分かるはずです。

お客さんは 一見さんでは無かったので、
そのときに アルピニストについて
「ただ無駄に軽いだけのホイールで この構成で走るわけがない、
ボーラWTOとか のむラボホイール8号とか持ってたら
それに比して ヌルいのが分からんわけがないでしょ」
などと ボロカスに言ったのですが、
それから何度か来られた時に 感想を聞いたところ
「リムが軽いのは分かるけど、それより リムが重いのが間違いないはずの
ボーラWTO45(ウルトラではない)のほうが 登りが進む、
あと平地も登りも 全体的に もっさりしている」ということでした。
で、それを組み直してほしいと 以前から聞いていたのですが・・・。

というわけで 今日もホイー(以下略)。
DSC06477amx14.jpg
お客さんから 白ロゴのCLX50DBをお預かりしました。
アルピニストじゃなくて こっちが先かよ!
これも たいがい走らんとのことです。
まあ、そうでなければ 当店に持って来ないわけでして・・・。

DSC06479amx14.jpg
ライムグリーンアルマイトのアルミバルブキャップを
わざわざ付けている人のフレームが
ほぼ黄緑の キャノンデールかメリダであるように、
オイルスリックカラーのバルブキャップを取り付けている人は
バーテープとかボトルケージを
スパカズのオイルスリックカラーのものにしてそうです(偏見)。
というか このバルブキャップ自体も スパカズの製品ですが。

DSC06480amx14.jpg
フロントハブの右側ポン当てエンドですが、
DSC06481amx14.jpg
ハブ体とツライチではなくエンドのほうが かすかに内側です。
それはいいのですが、どの前輪も
ベアリングが ちゃんと圧入されているはずなのに
なぜか この「ツライチではない具合」は個体差があります。

DSC06482amx14.jpg
CLと同じく外周側に六角のつかみしろがあるニップルですが、
CLとは違い しんちゅうではなく アルミニップルです。
外周側からも回せるニップルの 内周側の四角のつかみしろは、
つかみ部分の縦幅が短かったり 角が妙に丸かったりして
実質 外周側のみで調整するのが前提のようなものが多いですが
このニップルは内周側をつかんでも ナメずに調整できます。
ホイール組みは外周側を回しますが、ちょっとした振れ取り程度であれば
内周側をつかんで回しても 問題ありません。

DSC06483amx14.jpg
内周側をつかんでホイール組みをするのであれば
リムテープを剥がさずに組み直すことも可能ですが、
今回は剥がして 外周側をつかむことにしました。
スポークは 全エアロライトなので、21Hの少スポーク側7本を
CXスプリントにするだけですが

DSC06488amx14.jpg
DSC06489amx14.jpg
DSC06490amx14.jpg
スポークのねじ山の ゆるみ止め剤の効きが甘く
(上の画像は すべて別のスポーク)、
初動を工具で回せば あとは指で ゆるめられるくらいだったので
全バラしをして スポーク全数のねじ山に
ゆるみ止め剤を塗布しています。
今日もホイー(以下略)。の条件を満たしたかっただけだろと
言われそうですが 否定はしませんできません。

DSC06487amx14.jpg
そこそこ使っているはずのホイールですが、
雨天走行が皆無なのと
チューブレスではなくチューブドで運用しているので
腐食しているニップルは ありませんでした。
先日のロヴァ―ルの腐食ニップル(→こちら)は
しんちゅう製だからというのもあるので
単純に比較はできませんが。

DSC06484amx14.jpg
時系列が戻り バラす前の画像です。
ベアリングの回転が ややゴリッていました。
交換が必須というほどではないので お客さんに聞いてみます。
ロヴァ―ルのフロントハブは、ハブ胴のサイズに対して
ベアリングのサイズが かなり小さく、
わざわざ寸法を埋めてまで ベアリングのサイズを小さくしています。
これは製造委託元のDTのハブでは やっていない
ロヴァ―ルオリジナルのクソ要素のひとつで、
ベアリングの寿命が 非常に短いです。
CLは ともかく セラミックスピード製のセラミックベアリングが
入っているCLXは、そこそこ使ったものは
たいてい回転がゴリゴリしています。

セラミックスピードのベアリングは 青シールのものが多いところ
このベアリングは黒シールですが、
おそらく内側に向いている面は青シールです。
DSC06485amx14.jpg
外輪の横に CeramicSpeed 61802とあるので
セラミックスピード製で間違いありません。
このハブはスルーアクスルですが、
クイックではなく 回して締めるスキュワーは
カートリッジベアリングの回転が
明確に重たくなるほどの力が 内輪にかかるので
カートリッジベアリング、とくにポン当てエンドの
ハブには不向きです。
DTのハブは、同社自身がスキュワーを出している以上
それに耐えられるサイズのベアリングを採用していますが
OEMのハブにまで そのことを徹底しているわけではありません。
GIANTでも 同社のDT製ハブのホイール用にと
スキュワーを出していましたが、後ろめたいことがあったのか
(GIANTのハブも 不用意に小径ベアリング)、
ロード用スキュワーを早々に廃版にしました。

で、スルーアクスルであっても 6802サイズのベアリングだと
過度に締めれば 傷みが早まる気がします。
スキュワーの一種ではありますし。
クイックは、あのレバー部分に 過度に締めようとしても
レバーが倒しきれず カムが自壊しそうな感触がするので
過度に締めることができないという
ある意味 フールプルーフが内包されていたということを、
スキュワーが出回ってから 実感させられました。
実は スルーアクスルの締め過ぎが
ベアリングの傷みを早めることについては
(→こちら)で すでに触れています。

DSC06491amx14.jpg
バラしました。

DSC06493amx14.jpg
組みました。
ROVALの表記の白い部分はシールではなく プリントですが、
横振れ取りの追い込み時に振れ取り台のゲージが当たると
振れと誤認される程度の厚みがあります。

DSC06494amx14.jpg
画像では分かりにくいですが
少スポーク側をCXスプリントにしました。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06445amx14.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

DSC06446amx14.jpg
エボライトハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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シラクCX TLRの普通とエッジが入荷しました  

先日、12月中旬から「生産」とされていた
IRCの新シラクCXチューブレスレディについて
「生産 即 供給じゃないだろ、どうせ来年になるか
最悪2月を過ぎて シーズンほぼ終了になってから出すくらいなら
実質 来シーズンにデビューということになるだろうが!」
と書いたような気がしますが
(後半部分は書いてなかった気もしますが)、
DSC06436amx14.jpg
入荷しました。
IRCさん、疑って すみませんでした!
これは自転車通勤の道中で
給水所のコップのように取ってこれる問屋さんから
最速で仕入れたものです。
明日には もうちょっと追加される予定です。

旧シラクCXチューブレスの公称重量は
非X-ガードが トレッドパターンに関わらず380g、
X-ガードが トレッドパターンに関わらず435gで
55g違いでした。

これが新シラクCXチューブレスレディでは
非X-ガードが トレッドパターンに関わらず345g、
X-ガードが トレッドパターンに関わらず405gで
60g違いとなっています。

旧チューブレスは リム側の条件次第では
理論上はシーラント無しでの運用が可能ですが、
ほとんどの人はシーラントを入れて使っていたので
旧TLから新TLRにした場合
ほとんどの人が タイヤの重量差の分だけ
軽量化になるはずです。

タイヤサイドが明らかに薄く しなやかになっていますが、
サイドカットが怖いという人は旧TLの非X-ガードを使う感じで
新TLRのX-ガードを使うという選択肢もあるかもしれません。

DSC06437amx14.jpg
↑ふつう
DSC06439amx14.jpg
↑エッジ
旧TLと違い ラップに包まれた包装形態ではなく
箱入りなので、実測重量が量れました。
個体差レベルの差しかないので 普通とエッジについては
ほぼ同重量としていいと思います。

category: 新着情報!

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レーシングゼロ コンペティツィオーネの後輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06430msn4.jpg
お客さんから レーシングゼロ コンペティツィオーネの
後輪を お預かりしました。

DSC06431msn4.jpg
ビードフックが座屈で変形しており、
リムの交換をすることになりました。

DSC06432msn4.jpg
このリムは2WAY-FITリムなので
バルブ穴の内周側には バルブブッシュが必要ですが、
無くなっていました。
スペアのリムには バルブブッシュも付属しているので
この件では 別に買う必要はありません。

DSC06433msn4.jpg
組めました。

DSC06434msn4.jpg
ステッカーは別売りですが、
お客さんが希望しなかったので貼っていません。

category: のむラボ日記

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WTBのCZR i23リムでレフティの前輪を組みました  

イロイッカイズツ(原文ママ)
色 一回ずつ、という意味ですが
イロイッカイ「ヅツ」ではなく「ズツ」が正式な表記となります。
もっと厳密には「イロ イッカイ ス゛ツ....」ですが。
ヅとズの書き分けを出来ていないのかというと そうでもなく、
モンスターとの遭遇時は「ナニカ チカツ゛イテキタ!」、
戦闘後のゴールド獲得は「○○○ ツ゛ツ ノ gold ヲ ミツケタ!」
となっています。
ああ、何の話かというと

DSC06416amx14.jpg
ザ・ブラックオニキスの話です。
ちなみに ここまでの話は このホイールとは何の関係もありません。


それはともかく 今日もホイー(以下略)。
DSC06414amx14.jpg
WTBの軽量ローハイトカーボンチューブレスオフセットディスクリム
(↑属性多すぎ)、CZR i23で
キャノンデール レフティ規格の前輪を組みました。
レフティなんだから「前輪」なのは 当たり前で
わざわざ書くことでもないですが 一応 書きました。

DSC06415amx14.jpg
ONYXレーシングのレフティ規格ハブ 24H
全黒CX-RAYロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。
このリムはグラベル用のリムで24Hと28Hの展開があります。
より リム幅が広いMTB用を想定したCZR i30リムでは
28Hと32Hの展開となっています。
理由はよくわかりませんが、ディスクブレーキ用のハブには
「頑なに32Hしか出さない問題」があります。
ディスクロードだと24H、29インチ用の軽量カーボンリムだと
28Hあたりで組むのがいいかと思われるのですが、
R7000系105のハブは 32Hと36Hという展開となっています。
とくに36Hなんて リムを探すほうが難しいのですが。
DUKEやスタンズなどのMTB用カーボンリムには
28H仕様がありますが、
BOOST規格のハブは 32H仕様のみの展開というものが
非常に多いです。
シマノのM9100系XTRやM8100系XTには
28Hの仕様がありますが、リヤハブについては
レースの現場では政治的理由で使っているのを除いた
自腹購入者が都市伝説レベルで少ないと思われる
(さすがにニホンオオカミやツチノコよりは目撃例がある)
マイクロスプラインのハブになるので
条件として除外される お客さんが多いです(※)。

※現スラムユーザーと、
いまはシマノ11Sだけど 次はスラムにするわという人、
あと M9000系の電動コンポのインフラがフレームに通っているので
12Sの電動MTBコンポを待っている人などです。


DSC06418amx14.jpg
このハブのベアリングですが、6805の規格サイズなので
内径25mm・外径37mm・厚み7mmです。
SM-FC7800などの 初期のホローテックIIのBBに入っていた
ベアリングも6805で、ベアリングの内径25mmに対して
クランクシャフトの外径が24mmなので
BBに付いている ダストキャップ兼ダウンサイザーの
プラスチックのスペーサーで内径24mmにしてあります。
カンパニョーロのウルトラトルクのベアリングは
6805ベースで 厚みのみ1mm薄くした専用品で、
ウルトラトルクのクランクシャフト外径は25mmなので
そのままシャフトとベアリングが接してします。

DSC06419amx14.jpg
リムのステッカーにあるスポークテンションの上限は
135kgfとなっていますが、スポーク(CX-RAY)は ともかく
ニップルやハブがヤバそうなので 上限いっぱいには張っていません。
それでも たいていのホイール以上には張りましたが。

DSC06420amx14.jpg
内周側のリム穴には補強があり、
DSC06421amx14.jpg
オフセットリムで 穴振りも明確にあります。

DSC06422amx14.jpg
WTB独自の ビード落としの溝だけをきれいに埋める
ストレッチバンド型リムテープ、ソリッドストリップが付属していました。

今回のリムですが、
300gを切るスタンズのグレイルCB7リムのような
イカれた軽さではないものの、
限界スポークテンションの高さや オフセットリムであることを考えると
相当に軽いと言えるリムでした。
同じリム内幅のクレストCB7が 公称325gで
限界テンションが105kgfですが、
それと比べても 数値上の総合性能は上だと思います。

といっても このリムの実測重量については教える気は無いのですが。
↑うわなにこいつかんじわるっ!












DSC06423amx14.jpg
オ待タセシマシタ!

DSC06413amx14.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
DSC06399amx14.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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XX1イーグルDUBクランクの折れたボルトを回収しました  

ドリルがうなる!
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お客さんから スラムのXX1イーグルの右クランクをお預かりしました。

DSC05960amx14.jpg
チェーンリングを固定しているM4ボルト8本のうち 5本が
ほぼツライチで破断しているのを 抜いてくれないかということです。
このクランクは 片側だけの販売というのが無いらしく、
同じクランクセットは 仕様にもよりますが
税込定価9万円くらいするので
何とか抜いてほしいということですが・・・。

DSC06373amx14.jpg
テーパーの付いた穴の底なので
イモネジ状のボルトをつかむこともできません。

DSC06375amx14.jpg
ぎゅいーん。
なるべく中心に、超硬ドリルで穴をあけます。
たいていは半穴で充分ですが、必要があれば貫通穴にします。

DSC06376amx14.jpg
↑こんな感じ

DSC06396amx14.jpg
ボルトの中央にあけた穴に ドライバー型のオリジナル工具
「イモネジゆるめ~る君」を挿して 反時計回りに押し回しをすれば
ボルトが抜けてきます。
イモネジゆるめ~る君の先端の形状は メシノタネコードです。

DSC06377amx14.jpg
ゆるみました。
ねじ山に 青いゆるみ止め剤が塗布されていますが
これは それほど問題ではありません。
今回は無かったですが、錆びなどで完全に固着している場合が困難です。

DSC06378amx14.jpg
DSC06379amx14.jpg
DSC06380amx14.jpg
抜けました。

DSC06381amx14.jpg
これは また別の箇所です。
あける穴は、中心から多少ずれても問題は無いですが
ねじ穴側の山を削るほど ずれたり 斜めになってはいけません。

DSC06382amx14.jpg
DSC06383amx14.jpg
抜けました。

DSC06386amx14.jpg
5本とも抜けました。

DSC06384amx14.jpg
一応、8ヵ所全てに M4のタップをかけています。

DSC06394amx14.jpg
↑抜いたボルト

DSC06395amx14.jpg
4本は 半穴で何とかなりましたが、

DSC06390amx14.jpg
DSC06398amx14.jpg
この1本は断面が切妻屋根のようになっていて
ドリルの刃先が滑り 中心を捉えにくかったので
半分ほどを ねじ山の谷の径ギリギリの大きな穴にして
もう半分を それより細い径のドリルで貫通穴にしています。

DSC06391amx14.jpg
DSC06392amx14.jpg
↑先端側
もうちょっとボルトが長ければ ヤバかったです。

DSC06393amx14.jpg
このボルト、材質は スチールかクロモリかは知りませんが
磁石に 非常に よく付きます。
超硬ドリルは新品をおろしましたが
この作業で 明らかに先が鈍るくらいには硬い材質でした。

category: ドリルがうなる!

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おわかりいただけただろうか  

今日(12月16日)も 夜明け前に鍋谷峠を登ってきたのですが、
その話の前に。
image40msn211217.jpg
12月6日にも鍋谷峠の朝練をしています。
この日は時間が やや遅く、登っているときに
日の出の時間を またぎました。
フロントライトはVOLT800で、上の画像は
スタート地点のガードレールに立てかけていた状態で
ライトの照射範囲に息を吐きかけたら
白い煙が出ているように見えるぜ!という図です。

image35msn211217.jpg
斜面の向きや状態によって、
落ち葉が全く無いゾーンも多いのですが
ひどいところは こんな感じです。

落ち葉は ともかく、気温が氷点下になると
大阪側に多い橋が「地熱が無い+アスファルト舗装ではない」で
薄く凍るので、非常に滑りやすくなって危険です。
暖冬でない年は 万年日陰の路肩の部分に
春先まで雪が残ることもあり、路面がきれいになったとはいえ
路面が凍結する季節の鍋谷峠は 大阪側の下りが危険なので
大阪在住の人は 高野山の帰り道に選ばないほうが無難です。
いまのところは路面が凍結するような気温まで下がってはいませんが。

image33msn211217.jpg
頂上です。完全に日が出ました。
この日はドイターのバックパックに
ゴミ袋と雑巾と花と榊を入れておりまして、

image32msn211217.jpg
お地蔵さんの祠を掃除しました。
過去にお供えされていた花の茎を縛っていたビニール紐などが
けっこう 周りに落ちていたので ゴミ袋に入れて持ち帰りました。

image29msn211217.jpg
image30msn211217.jpg
お、いい感じに なったやんけ。

image20msn41.jpg
↑ちなみに びふぉー

image27msn211217.jpg
ステンレスの花立ても 雑巾の水拭きで
可能な限り 磨きました。

image31msn211217.jpg
ロングボトルに 水をいっぱいに していったのは
花立てに入れる水と 雑巾用の水のためです。

というのが10日前の話で・・・。
image23msn211217.jpg
image19msn211217.jpg
12月16日時点の状態です。
榊は ともかく、花は枯れているだろうと思っていたら
わりと生き生きしていました。
お地蔵さんの前にあるのは 6本まで立てられるロウソク立てです。
掃除のときに お地蔵さんの周りに お賽銭があったので、
土と同化するほど黒くなっているものは ともかく
比較的状態のいい(ATMに通りそうなくらいの)硬貨は
賽銭箱が無いので ロウソク立ての上に置いておいたのですが
それだけ きれいさっぱり 無くなっていました。
おそらくは動物のしわざでしょう。

追記:何件かコメントをいただいていますが、
そうですよ、アルミには見向きもせず
銅やニッケルだけ選り好みする畜生がいるってことです。
この祠の世話をしている地元の人なら 別にいいかと思うのですが
(それで次の花を買ってくれるでしょうし)、
その可能性は まずありません。
あと、書き忘れていたので ついでに書いておきますが
この記事中の2回ともハンドルバーにカメラを取り付けていましたが
野生動物との遭遇は無く deer seeker的な意味での撮れ高はゼロでした。
へへ・・・分かってるんだぜ、
どうせカメラが無いときに限って遭遇するんだろう・・・?(疑心暗鬼)

image25msn211217.jpg
時系列が15分ほど戻って頂上の画像です。
この日のフロントライトは VOLT6000です。
画像にある白い看板を 6000ルーメンで照らすと、
スマホの画像のほうに反転した看板の像が写りこみ、
心霊写真じみた画像になりました。
上の画像では 反転した光が
看板に重なっているので見えませんが、
スマホを横に回すように角度を変えると
看板から 霊体のようなものが出て来ます。

image24msn211217.jpg
!?








もう一度 ご覧ください








image42msn211217.jpg
おわかりいただけただろうか

category: 新手のスタンド使い

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ボーラウルトラ WTO 45 DBさん  

お客さんから ボーラWTO・・・ではなく
ボーラ「ウルトラ」WTOの45mm高リムモデルを お預かりしました。
image18msn211217.jpg
ウルトラのほうはディスクブレーキモデルでしか出ていません。
フロントハブ胴がカーボンで、WTOのベアリングがUSBであるところ
ウルトラではCULTとなっています。
それよりも まさにこれこそWTO(世界貿易機関ではなく風洞実験による最適化)
と呼べる ウルトラからの ある新仕様のせいで、作業が非常に面倒でした。
画像は前輪だけですが、前後輪の新品の点検をしています。

image17msn211217.jpg
ある新仕様というのは これのことです。
WTOでは対辺4mm(3.95mm)の四角ニップルですが、
ウルトラWTOでは 空力的に内蔵ニップルと
ほぼ同等になるようなトルクス穴の特殊ニップルを採用しています。

タイヤの接地面の変形を考慮しないなら、
地面からリヤハブ軸中心までの高さをXとすると
タイヤの頂点の高さは2Xになります。
リヤハブが(それを取り付けているフレームが)
時速40kmで走っているとすると、
回転しているホイールの ある箇所の速度は高さXに比例するので
ホイールの頂点(2X)は時速80kmとなります。
ホイールの上半分は ハブやフレームの速度より
速く前に進んでいるということです。
時速40kmであれば、ホイール上側の
リムサイドやニップルの部分は60~70kmで風を切っています。

そのため、ホイールの外周部の空気抵抗を減らそうとして
(乱流の発生を抑えようとして)
リム高を高くしたり スポークの本数を減らしたりなどします。
最近では、リムをV字断面のナローリムから
U字断面のワイドリムにすることで
タイヤとリムを含めた断面形状が
より空力的に優秀だということで
そういう形のリムが増えてきました。
が、そこまで気にするなら 外出しニップルの
四角柱や 六角柱や ギザギザした円柱というのは
実は相当な空気抵抗(というか乱流の元)となっています。
そんなことは昔から分かっていたことなので
初期の完組みエアロホイールの時代から
内蔵ニップルを採用したものが多々ありました。

内蔵ニップルは、外出しニップルに比べて
リムの限界テンションが高くなるなどのメリットもありますが
チューブラーリムの場合は 振れ取りでタイヤを剥がす必要があり、
チューブレスリムの場合は 再利用不可な
テープタイプのリムテープを剥がす必要があるなど
整備性が非常に悪いです。
「メンテナンス性能も 性能のうち」という考えであれば
内蔵ニップル仕様にしないほうがいいです。
カンパニョーロのボーラも マヴィックのコスミックカーボンも、
かつて 内蔵ニップル仕様であったものが
そうでは無くなったという歴史があります。
ボーラの場合は 初代のベースであったコリマのリムが
内蔵ニップル仕様だったというのもありますが。

内蔵ニップルとは ちょっと違いますが
WH-7800系のハブ側ニップルも、整備性の悪さから
プロチームのメカニックに非常に嫌われたので
WH-7900系には継承されませんでした。

で、今回の このトルクス穴の方式ですが、
外周側にバルブ穴以外の穴が無いリムで
実質 内蔵ニップルにしたという点が
性能面だけで見れば 非常によくやったと評価できます。
ただ、整備性が劣悪で
新品ながら ゆるみ止めのナイロンナットが効いていて
ニップルが スッと回らず グググ・・・と 力をかけると
あるところからパキーン!と回るような
感触のものが多かったので 肝が冷えました。
そのくせ 前後輪とも 紙1枚以上のセンターずれがあり
片側すべてのニップルを触ることが確定したので
やや苦戦しました。

このトルクス穴、経年使用で 砂が詰まったり
ニップルが固着したら さらに整備しにくくなること必至です。
構造的には 非常に良く出来ているんだがなあ。うーむ。

category: ホイールの話

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303Sの後輪のリムを反転させました  

家にデジカメを持って帰ったのを 店に持って来忘れたので
この記事と次の記事の画像は スマホで撮ったものです。
スポークのねじ山レベルの接写をしないなら問題はないのですが、
画像を PCに落とす手段が面倒です。それはともかく

今日もホイー(以下略)。
image16msn211217.jpg
お客さんから ZIPPの303Sの後輪をお預かりしました。
303Sファイアクレストと違い リムサイドにディンプル加工が無く、
303Sが リム高45mmでリム内幅23mm、
303Sファイアクレストが リム高40mmでリム内幅25mmと
リムそのものも 仕様がけっこう違います。

上の画像の時点では、バルブ穴を頂点(12時の位置)にして
フリー側からホイールを見たときに
ZIPPのロゴが12~3時と6~9時の位相の2ヵ所にあります。
このZIPPの大きなロゴは、

image12msn211217.jpg
リム片側が ZIPPの上半分で
image13msn211217.jpg
同じ位相の反対側が ZIPPの下半分という形で
プリントされています。

image14msn211217.jpg
で、フリー側から見るとバルブ穴から
時計回りに すぐに ZIPPと書いてあるところ、

image11msn211217.jpg
反フリー側では

image15msn211217.jpg
これが逆に なっています
(リムに貼った矢印のテープは
現時点では回転方向と逆になっています)。

この、バルブ穴に対するロゴの位相が前後輪で違うので
後輪を一旦バラして リムの左右を入れ換えてほしいというのが
お客さんの希望です。
要注意なのは リムの穴振りで、
穴振りが無い または左右交互に同じだけ振っているのであれば
問題は無いですが、
右・左・右・左・・・ではなく
真ん中・左・真ん中・左・・・といったように
反フリー側のみ穴振りがあるリム(←2:1穴のリムに多い)だと
左右の反転は できません。
お客さんいわく いろいろ調べたところ
ZIPPの このホイールのロゴは テキトーで、
前後輪でロゴの位相が揃っていることもあれば
そうでないこともあるということです。

リムの頂点に1ヵ所 シリアルナンバー入りのシールが貼ってありましたが、
それはホイールを右側(フリー側)から見たときに
正方向で読める向きでした。
リムの左右を ひっくり返すと シリアルナンバーのシールが
逆方向になりますよと お客さんに言ったのですが、
前輪は 右側から見たときに
逆向きに そのシールが貼っているとのことなので
かえって前後で向きが揃うとのことです。

後輪ではなく 前輪を反転させてもいいのでは?
と言ったのですが 前輪と同じ向きのロゴがいいということなので
後輪を組み直すことになりました。

image10msn211217.jpg
ホイールをバラしました。

image9msn211217.jpg
リムの中にニップルが落ちないようにテープで固定しているのは、

image8msn211217.jpg
チューブレステープを剥がさずに
リムの向きを変えたかったからです。
元のニップルは しんちゅうでしたが、
これは そのまま使い回します。
スポークは 左右とも首折れの黒CXスプリントでした。
これも そのままで組み直します。

もし ニップルをひとつでもリム内に落とした場合は
リムテープを剥がすかというと、数個程度であれば
バルブ穴から回収して フルクラム方式で磁石で呼んで
リカバリーします。
今回は やらかしませんでした。
もし全数をアルミニップルに交換するというのであれば
リムテープを剥がしています。

image4msn211217.jpg
組めました。
フリー側から撮った画像ですが、
矢印と回転方向が一致しています。

image5msn211217.jpg
バルブ穴の両側のスポークに目印のテープを貼っているのは、
組み直し前後で リムとハブ胴との位置関係が
変わらないようにするためです。

ホイールの組み直しに際して
チューブレスバルブは外していませんが、
振れ取り台にかけたホイールを 静止状態から回した初動で
洗濯機のドラムの初動のような 水がチャポンと はねる音がします。
リム内に 水が入っており、ホイールを左右方向に振ると
チャポチャポと音がします。
チューブレスタイヤに シーラントを入れた状態だと
シーラントの音かと思うでしょうが、
タイヤの無い状態で リムの中から音がしています。
リムサイドには水抜き穴がありません。

image6msn211217.jpg
バルブナットをゆるめたあとの チューブレスバルブが
手の力で外周側に抜けなかったので、
米式バルブアダプターを取り付けて
プラスチックハンマーで軽く叩いて抜きました。
この チューブレスバルブ食い込みすぎ問題、
出先でパンクしたときに抜けなかった場合
地獄を見る可能性があります。

image7msn211217.jpg
けっこうな量の水が出てきました。
バルブ穴を真下にして一晩 放置したかったのですが

image2msn211217.jpg
取り付けられていたタイヤのシーラントが
無駄になるかもしれないのと、
チューブレスのエア漏れの経過観察をするほうが
優先順位が高いと判断したので
ホイールを振って なんとか水を抜き、

image1msn211217.jpg
シーラントは 少し追い足して

image0msn211217.jpg
タイヤを取り付けて ビードを持ち上げました。
このリム、冒頭で書いたように リムの内幅が23mmですが
バルブ穴の位相の横に
最大空気圧が5BARだという表記があります。

category: のむラボ日記

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初代R-SYSさん  

お客さんから 初代R-SYSの後輪をお預かりしました。
DSC05972msn4.jpg
後輪が回転している状態で 簡易スタンドを巻き込み、
スポークが1本折れたということです。

DSC05973msn4.jpg
↑こやつ

DSC05976msn4.jpg
直りました。

DSC05977msn4.jpg
両端のアルマイトの色が違いますが、
長さが合うので補修には使えます。
これが 当店での「なぜか持っているR-SYSの補修用スポーク」の
最後の1本なので、今後は当店でR-SYSのスポーク交換は出来ません。
これはマヴィック全般に関しても ほぼ同様です。

マヴィックの修理は お近くの信頼ある
マヴィックホイール取扱店にて やってもらってください。
先日も「レース2週間前に コスミックカーボンのスポークが折れた、
ほうぼうのショップに訊いたけど スポークの在庫が無くて
1ヵ月以上かかるといわれたけど 何とかならんか」という
電話がかかってきましたが、
あとで純正のスポークに戻すというのであれば
姑息的処置で使うには十分な状態には出来ると返事をしました。

昔、ENVEの取り扱いがマヴィックに変わったときに
呼び出しをくらったので展示会に行きましたが、
そのときに 天下のマヴィックを取り扱いたければ
アパレル(ウェアだけでなくシューズやヘルメットも!)も
買えと言われたので 断りました。
「もし当店がマヴィックを取り扱うなら 出回っている主要なホイールの
すべてのスペアスポークを潤沢に常備在庫しますよ」と言ったところ
「そーゆーのは我々が求めてる商売じゃないから」と言われたのを
はっきり覚えています。あっそ。

よく出回っている完組みホイールの
補修スポークを常備在庫するというのは
私の知る限り 相当大きなショップでもやっていないと思うのですが
(ということはスポーク折れを即日で修理できないということ)、
当店ではカンパニョーロ/フルクラムについては それを実現しています。
シマノホイール?
「よく出回っている完組みホイール」って書いてるだろうが。


マヴィックの問屋さんもですね、年間のノルマとか設定するなら
その中にスペアスポークの購入義務とか
盛り込んだらいいんじゃないでしょうか。
↑なぜかヤフ○クやメル○リで スペアスポークが大量に出回りそう

ライトウェイトやディスクホイールなど、
性能とトレードオフにしたのが「振れ取りができないこと」という例を除いて
私は「直せないホイール」というのが大嫌いでして、
汎用の材料以外で組まれているのに
スペアパーツの供給が まともではないホイールを買うのは
ちょっと考えたほうがいいのではないかと思います。
これは ものの良し悪しとは また別の話です。
完成車に付いている場合などは避けられないかも知れませんが。

DSC06345msn4.jpg
↑交換したスポーク

DSC06346msn4.jpg
初代R-SYSのスポークは 一方向(縦方向)だけのカーボンで
スポークを作っており、前輪に関してはリコールで回収されましたが
後輪は片側がアルミスポークで直ちに死なないからか
リコールの対象ではありません。

DSC06348msn4.jpg
縦繊維だけなので シャクシャクと ほぐれます。
これについては(→こちら)も ご参照ください。

category: スポークの話

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