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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

(ファミチキをくれ。ステアでなくシェイクで)  

店員「こいつ直接脳内に・・・!」

あとで気づいたのですが、そのとき受け取った商品は
よく見たら ファミチキではなく












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スパイシーチキンでした。
つづきはあとでかくかもしれないでよ


つづき
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水に溶けるメモ用紙

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カルダングリル

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武装多すぎやろ いくつ銃付いてんねん
あと 回転ナンバープレートとか面白過ぎる
(昔の駅にあった いわゆる「パタパタ」式)

category: 新手のスタンド使い

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RR411dbリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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昨日の続きです。RR411dbリムで後輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 半コンペヨンロクJIS組みです。
結線は あとでやります。

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RR411リムブレーキ用リムには
非オフセットリムとオフセットリムの2種類がありますが、
RR411db(小文字だデシベルに見えるが 多分ディスクブレーキの意)リムは
ディスクブレーキだと 前後輪ともオフセットリムで構わないということからか
オフセットリムの仕様しか存在しません。

ディスクブレーキ用ハブのオチョコに対する
リムのオフセットの向きは 前後輪で逆になりますが、
DTのロード用リムはステッカーを貼っている位相が
リムの左右で90°ずれているので
上の画像のように 同じ側(画像では右側)から見ると
バルブ穴とステッカーの位相の関係が前後輪で 必ず逆になります。
これがMTB用のリムのXR361だと、
リムのステッカーの位相は左右で同じなので この現象は起きません。
が、XR331のみ MTBリムなのに
ロードリムと同じステッカーの貼り方をしているので
前後輪で バルブ穴に対するステッカーの位相が
違うようになる・・・かというと
XR331はオフセットリムではないので
向きを 合わせるも合わせないも自由です。

category: のむラボ日記

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404さんと808さん  

お客さんから ZIPPの404ファイアクレストと
808ファイアクレストでペアの前後輪を お預かりしました。
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スラッシャー(THRASHER)の炎のロゴみたいな色の
ZIPPのステッカーが貼ってありますが、
これは元からの仕様だそうです。

当店にお持ち込みされた理由は、前輪が大きく振れているものの
ニップルが固着しているので 振れ取りが出来ないと
近所のショップ(当店からの距離200kmくらい)はじめ
何軒かで断られたからだそうです。
そして ここには書かないという約束で 全てのショップの名前を聞き出しました。

実際に見てみたところ 完全固着といった状態のニップルは皆無で、
普通に振れ取り作業ができました。
前輪で1ヵ所 ゴクッと振れていた位相は スポークの変形も疑い、
スポークテンションが抜けるまで 一旦 ゆるめたりしましたが
全く 曲がっても反ってもいませんでした。
前輪はセンターずれあり、後輪は暫定ドンピシャで、
後輪は 振れ取りのせいでセンターがずれましたが
最終的にセンターが出て 振れが無くなったのを
お客さんに見てもらっています。

で、この作業 本当に普通の振れ取りの範疇でして、
これが直せないのにショップの看板を上げていられるのが
不思議でなりません。
これが出来ないなら ホイール組み以前に
たとえば ゾンダの振れ取りとか、
シャマルウルトラのスポーク交換とかも出来ないと思うのですが。

これもいつものことですが、
クソショップがのたまう「出来ない理由」は
そいつが出来ないだけのことを 普遍的に不可能なことのように説明したり
そもそも出来ない理由に虚偽があることが大半です。
もし普遍的なら このZIPPを どこに持ち込もうが等しく直せないということになります。
今回の場合は 後者で、そもそもニップルは固着というほど固まっていませんでした。

今回のZIPPは ステッカーが特別な、
しかも404と808の組み合わせというユニークな仕様なので
覚えがあるクソショップどもが ここを見た場合 確実に分かるはずです。
いぇーい 見てるぅ~?ZIPPの振れ取りできる程度で
エラソーな物言いしてごめんね~☆
あと これが出来ない程度でクソショップ呼ばわりして ごめんね~。
まあ事実なんで しゃーないっすわ。

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RR411dbリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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RR411リムで前輪を組みました。
去年いただいたオーダーの分ですが
リムが揃ったのは 今年の4月8日です。
遅くなりまして申し訳ございません。

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レボディスクハブ 24H 半コンペロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやりますが、しなくてもいいんじゃないのというくらいには
スポーク変形量の左右差が近いです。

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ホイールセンターが けっこうずれている時点で
すでに 並みのホイールより左右差が小さいくらいで、
反ローター側を まだ張らせてくれるんかい
もういいわ はよセンター出ろやと思いながら 増し締めをしました。
そういう状態になる主因というか 最も大きな要素は
左右異本組みでも異径組みでもなく
そもそも リムがオフセットリムであるからです。
ディスクブレーキのフロントハブ程度のオチョコであれば
オフセットリムの場合は(これもリムのオフセット量で変わりますが)
左右異数組みをしないヨンヨン組みくらいに
調整してもいいかもしれません。

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チタエースのホイールさん  

お客さんから アラヤのチタエースリムで組まれたホイールをお預かりしました。
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チタン製のリムです。
前後輪をお預かりしていますが、今回は後輪について。
ハブは7700デュラエース、32H ロクロク組みで
スポークは DTのコンペかレボです(ちゃんと調べてない)。
タイヤの張り替えで お預かりしたのですが、

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リム穴が ばくはつしています。
前輪のリムは無事でした。
このリム、スポークテンションを張れば こうなるのは自明なリムですが
この後輪の組み手もそれを知ってか 大して張っていません
(ばくはつした穴のスポークのテンションが下がるのも含めて
大して張っていないと評しています念のため)。

が、ばくはつしているリム穴が フリー側のスポークのリム穴に限られるので
スポークテンションの多寡が ばくはつ要因なのも確かです。

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内周側が ばくはつしている穴は
外周側も ばくはつしている傾向にありますが、

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1ヵ所、反フリー側のリム穴で 内周側には問題が無いのに

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外周側で ピリッとクラックが入っている箇所がありました。

あと、フリー側のスポークが短めで
反フリー側が それより長くて適正といったところなので、
左右で同じ長さのスポークを使うという
手抜きをしているのかと思っていたら

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ホイールセンターがガッツリずれていて(なんじゃこりゃ)
リムが反フリー側に寄っていたので、
それでニップルへの巻き取り量が増えていただけでした。

このホイール、タイヤの張り替えだけでなく
フレームへのパーツの組み付けで お預かりしているホイールでして、
ホイールは また別のものを持って来られるらしいですが
このリムは もう使えないのは確定です。

お客さんは 私も昔から知っている人なので、
前輪含めて このホイールはもう使わないとしても
何とかしてあげたいところです。
同じようなリム内径のリムを私のほうで用意して 代替ホイールを組み、
この廃リムをサンプルとして貰うという交渉をしてみます。
チタエースの未使用品などがあればいいのですが、
そんな望みは ほぼありません。

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というわけで魔窟に潜ってきました。

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16Bゴールドの銀とハードアルマイト、あとADX-5がありましたが
銀16Bゴールドはスポークテンションが大して張れません。
現状 競輪に使われている唯一のリムでもありますが、
現行の16Bゴールドは このリムよりは やや重いので
限界が明確に違う程度には別物です。
それでも、私が普段 のむラボホイール5号を組むくらいの
テンションで張れば あっさり割れるでしょうが。
ハードアルマイトのほうはそこそこ強いです。

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フィアーメのイリデ191の銀リム、魔窟にあったんかい!
このリム、真上から見ても リムサイドが見えるくらいに
ブレーキゾーンがテーパー形状なので ブレーキシューが斜めに減ります。

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画像上から GEL280、GL330、パリルーべSSCです。
GL330は10本くらい入っている箱が 魔窟にあるのですが
そこまで たどり着けませんでした。

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GEL280リムの
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650Vラベル版と 650Wラベル版、

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パリルーべSSCの
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650Vラベル版と 650Wラベル版です。

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画像上から レコードモンド オロ7、レコードモンド、
モントレープロ、モントレーレゲロです。

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画像上から 旧エアロ1、あと 先ほどとは別件のADX-5です。

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画像上から マヴィックのX517、
アラヤのRM-940XC、アラヤのRM-395チームです。
おっと これは26インチMTBのリムだった。

しかし、適当なリムが見当たりません。
GL330か モントレープロあたりにしておきましょうか・・・。

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「あったよ!プロスタッフ400が!」
「でかした!」

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CLX50の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから CLX50の後輪をお預かりしました。
かなり好意的に見れば 乗り心地がいいことだけは事実だが
好意的に見ようが見まいが かかりが異常に悪いのも また事実で
100万円オーバーの完成車に こんなポタリングに最適(笑)な
ホイールを抱き合わせで付けてくるのは本当に悪質だと思う、
とまでは 言われてませんが組み直しを ご希望です。

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フリーボディはXDRです。
あと この画像は 作業前のハブの汚れアピールでもあります。

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バルブコアのねじをゆるめて押して空気を抜こうとしたら
バシューッ!と抜けずに 鼻づまりでもしているかのように
スーッ・・・と少しずつしか抜けないので
バルブコアを外して見てみました。
バルブの筒の部分に シーラントが詰まっているのかと思っていたのですが
バルブコアのパッキンの位置が ずれています。
これを元の位置に戻しても、パッキンが変形しているのと
収まるべき場所から外れたという確かな実績があったということは
再び同じことになる可能性が高いので

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バルブコアを交換しました。

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前輪と違い シーラントは潤沢に入っていました。

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前輪と同じく スタンズのテープの上に DTのテープが巻かれていましたが、
DTのテープは2周巻かれていました。なので都合 計3周です。
DTのテープは ひとつなぎのテープが2周巻かれていたわけではなく、
1周巻いてカットしてから また1周巻いてありました。
1周巻くといっても、実際は1周ちょっとにわたって巻くことになるので
テープの重なりの部分が発生するわけですが、
それが スタンズ・DT・DTごとにあるので
位相によっては テープが4重または5重になっている部分もありました。
あと、テープは やたらと ふんわり巻かれており
テープとテープの間、テープとリムの間に シーラントが浸みこんでいます。
上の画像は DTとDTの間で、

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DTとスタンズの間、

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スタンズとリムの間にもシーラントが浸みていました。

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作業前のホイールセンターは 珍しくドンピシャでした。

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組み直しました。

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反フリー側をCXスプリントストレートにしています。
結線は あとでやります。
あと ついでに ハブを洗浄しましたアピールです。

この作業に際して 一旦 ホイールを完全にバラしていますが、
スポークを交換する側だけバラして
そこからホイール組みをすればいいのではと思われるかもしれません。
リムの重量をすっぱ抜きたいだとか、
今日もホイー(以下略)。を名乗りたいだとかいう理由とは別に
一旦 完全にバラす理由はあります。
理由は書きませんが、完全バラしを経ないと おそらくここまで張れません。

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バラした際のフリー側のスポークです。
スポークの端から一定の距離に同じような擦った痕跡があるけど
これは一体なんなんだろう?(すっとぼけ)

category: のむラボ日記

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ほのおのにおい しみついて  

シマノ12Sコンポの新型バッテリーですが、
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品番が従来のBT-DN110から DN300に変更されました。

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仕様も当然 変わっており、
コードのコネクタ部分が小径化したことにより
接続箇所が3ヵ所に増えました。

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こっ、これは・・・。












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むせる

category: 新手のスタンド使い

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CLX50の前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから CLX50の前輪をお預かりしました。
世の中には このホイールに何の疑問も感じない
ある意味幸せな 貧乏舌の持ち主もいるようですが
自分には この不味さが耐えられないので
組み直してほしいとのことです。
・・・すみません、そこまでは言ってなかったです。

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チューブレスタイヤが すでに取り付けられています。
シーラントが だだ漏れてきたら どーしようと思ってましたが

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あまり入っていませんでした。
IRCの最新のフォーミュラプロチューブレスは
S-ライトが「チューブレスレディ」なのを除き
「チューブレス」タイヤなので
シーラントを少なめで 運用していたのかもしれません。

リムテープが ロヴァ―ル名義のDTのテープではなく
DTのテープそのものになっていますが、
これはあとから貼り直しています。
もしかしたら DTのテープそのものが最初から貼られていたのでは?
という可能性はありません。

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どういう経緯かは不明ですが、リムに まずスタンズのテープを1周貼って
その上に DTのテープを1周貼ってあったからです。

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どーでもいいけど バラす前のセンターずれ

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ニップルの歯周ポケットには 細かい砂が詰まっていました。

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あとで拭いていますが リムにもポロポロとこぼれています。

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タンジェント組み側の最終交差の接点に
摩耗痕と錆びがありました。

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これは ラジアル組みの少スポーク側のスポークを換えて
タンジェント組み側の増し締め偏重で
縦横振れを ひと通り取った状態です。
振れが無くて、リムだけがガッツリずれています。
というか ずらしているのですが。
この時点での タンジェント組み側(多スポーク側)のテンションは
組み直し前より 明確に上です。
ここから少スポーク側の増し締めで センターを出しますが、
少スポーク側だけの増し締めでも
多スポーク側のテンションも 少しだけ上がります。

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センターが出たので

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組めました。

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少スポーク側を 黒CXスプリントストレートにしています。
結線は あとでやります。

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←リム側                 ハブ側→
タンジェント組み側のスポークは 元のままですが、
以前もやったように かつての接触面を全て外側に向けました。
左右異数組みへのカウンターとして入れた
逆異径組みによって増し締めしろが出来たので、
元の状態より張れるようになったのを 張った結果
摩耗痕がずれて 合わなくなっています。

category: のむラボ日記

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レイノルズの32を組み直しました(後輪だから後編)  

今日もホイー(以下略)。
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レイノルズの32の後輪を組み直しました。

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ハブはDT製のスターラチェット仕様のものですが、
山数が多いラチェットリングが入っているので
そこそこ高級なモデルに相当するようです。
これを使わないのは フランジ穴に 真エアロスターブライトII型が
通らないというのもありますが、
お客さんが いま使っているホイールから
DTのハブのホイールに交換すると、変速調整を要する程度には
スプロケットの位置が変わるから というのも理由です。

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これより前の年代のモデル、例えば DV46ULなどでは
この後輪と同じく 左右同数組みの反フリー側ラジアル組みという
最悪の組み方をしていながらも
左右異径組みは採用していたことがありますが、
この後輪は 左右とも黒エアロライトです。

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なんじゃ このセンターずれは。
経年使用で ずれていくのとは 逆側です。

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組めました。

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エボライトハブ 24H 半真エアロスターブライトII型
ヨンロクイタリアン正穴振り組みです。
前輪のときに書きましたが、後輪は元から正穴振りで組まれています。
結線は あとでやります。

レイノルズが32を 廃版にしたので、専売契約が解除されて
無銘のリムとして入手できるようになったのが
のむラボホイール6号のリムでした。
が、どう考えてもカタログ落ちしてからも
小遣い稼ぎにホイールを作り続けて
海外通販でのみ出回っていた時期が存在します。
のむラボホイール6号のリムには前期型と後期型があり、
前期型はスワールリップ無し、
後期型は 本来 レイノルズのリム以外に施してはいけないはずの
スワールリップありの仕様となっていて
重量は 前期型が300gちょっと、後期型が270gくらいといったところです。
レイノルズの32のリムは 全てスワールリップありですが、
重量的には のむラボホイール6号でいうところの
前期型と後期型が混在しており 見た目で判別することはできません。
ステッカーなどは同じで、製造時期によって リムが2種類あるので
260~310gという範囲で均等に分布しているわけではなく、
明確に厚みが違う260~275gのリムと 300g~315gのリムが
同じ見た目で出回っているというわけです。

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↑これはENVEの25チューブラーリムの、
ほぼ最終ロットの さらに重量が重いほうに振れている個体です。
EDGEからENVEにかけて、25リムの公称重量は
195g→215g→250gと変遷していますが
これは250g時代のもので とくに重い個体です。

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↑これは195g時代のリムです。
ステッカーがENVEですが、シリアルナンバーが
90000台の5桁と非常に若いので
ステッカーは あとから貼り直していると思われます。

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↑これは実測194gの25リムの リム穴のフチの厚みで、
DSC07937amx14.jpg
↑これが実測273gのものだと こんな感じです。
約80g差、あるいは軽いほうのリムを100%とすると
約40%増しとなるほどの重量差!があれば
リム穴のフチで 判別可能かも知れませんが
レイノルズの32リムを この方法で見分けるのは まず無理です。
で、今回の32リムが どちらの側に属するのかというと・・・
そんなん教えるわけないやろ 考えが甘いんじゃ。
↑うわこいつかんじわるい












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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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ふろんとりむデス!

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りやりむデス!
イズレモ 最後期型ノ ENVE25ヨリモ
りむ高ガ 高イニモ関ワラズ ムシロ軽イノデ、
はいと/うぇいとれしおニ於イテ 完全上位互換デス!
↑やーめーろー!

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レイノルズの32を組み直しました(前輪なので前編)  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レイノルズの32(サーティーツー)と
星スポークの真エアロスターブライトを お預かりしました。
スポークを変更して前後輪を組み直しますが、今日は前輪だけです。

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レイノルズのハブ 20H DT黒エアロライト反ヌポークラジアル組みです。

先日 フリー側を黒チャンピオンストレートにして
組み直したレイノルズのアサルトですが、
元のスポークを DTの黒エアロコンプだと書いていたのですが
正しくは サピムの黒CXスプリントでした。
ご指摘のコメントをいただく前に気付いたので こっそり修正しています。
今日のレイノルズのスポークが DTなのは、
ハブのサプライヤーがDTだからです。
実際、後輪のハブは スターラチェット仕様です。
ハブにDTを採用しているブランドのホイールは
ロヴァ―ルやGIANT、FF山口やボントレガーなど 色々ありますが
当然ながらスポークも DTです。
レイノルズは このDT製ハブの年代の前後ともに
DT製ハブでは無かった時期がありますが、
ハブがDTで無くなると スポークをサピムに変更しています。
性能面で顕著な違いは無いと思われるので、
価格や入手の安定性を考えるとサピム、
ハブにDTを使っているなら スポークもDTを買うしかない、
といった選択になっているのかもしれません。
DTのハブなのに サピムのスポークを
わざわざ選択しているホイールブランドもありますが、
それについては後日書きます。

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ある年代のレイノルズは、穴振り無しのラジアル組みの前輪を
逆穴振りで組んでいます。
これは前輪だけで、後輪は正穴振りです。
これを尊重というか 元の仕様をそのまま継続することもありますが、
今回は組み直しに際して 正穴振りに変更しました。

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これは時計回りに ニップルをゆるめ切っていって、
最後のほうで 一切ゆるめていないニップルを
リムの外に出したものですが スポークが やや長めです。
ニップルから 1mmも突き出していませんが
組み直し後は 元より増し締めするので1mm短くすることにしました。
が、これは レイノルズのフロントハブを使い回す場合の話で
お客さんから お預かりしていたスポークが
真エアロスターブライトのIII型ではなく 要スリット穴のII型だったので
丸穴フランジの元のハブは使えず、エボライトハブにしました。
なので「元のスポークの長さマイナス1mm」といったような決め方ではなく
計算をしていますが、組み直し後で スポークとニップルの端面が
ツライチになりました。

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スポークは 真エアロスターブライトのII型です。

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組めました。

DSC07906amx14.jpg
エボライトハブ 20H 反ヌポークラジアル組みです。
スポークの重量をあまり気にせずに、
軽いリムでガッチガチに組んだホイールというのは いいものです。
昨今のディスクブレーキ用のホイールに よく見られる
ヌルくて重いホイールの 対極のような存在です。

category: のむラボ日記

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グラベルLNさん  

お客さんから DTのグラベルLNというホイールをお預かりしました。
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点検と、現状 チューブドなのを チューブレスにするのを ご希望です。
タイヤは すでにチューブレスレディでした。

全体像は前輪しか画像を撮っていません。
キャニオンの完成車に付いているホイールです。
ざっと調べてみた限りでは DTのキャニオンへの専売モデルのようです。

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ステッカーも、
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注意書きの小さいものを除けば この2枚だけとシンプルです。
モデル名のLNと関係あるかどうかは不明ですが、
DTには「ラチェットLNテクノロジー」という
フリーボディを 3つ爪ポールスプリング式から
スターラチェット(両側バネ押しの旧型)に変更できるという
機構があります。
その場合、ハブ体右側に ねじ込まれている ラチェットの山のパーツを
ポールスプリング用から スターラチェット用に交換する必要があります。
ポールスプリングのラチェットの山は のこぎり波を円状にした形で
スターラチェットのパーツの外周の山は 矩形波を円状にした形なので、
着脱用の専用工具も形状が異なります。

ホイールのモデル名のLNの意味するところが
このラチェットLNと同じかどうかは不明ですが、
もし そうであった場合 フリーボディはスターラチェットではない可能性があります。
ハブは 首折れスポーク仕様で、グレード外の完成車ブランド卸し用といった
見た目なので 3つ爪ポールスプリングかなと思っていたら、
スターラチェット式になっていました。

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前輪しか撮っていませんが、前後輪とも センターずれがありました。

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ニップルはDTのスクオルクスですが、
これは ロヴァールに使われているニップルなどと違い
内周側をつかんで回すことは 基本的にできないと思ったほうがいいです。
後輪は センターずれの量が少なく、リムがフリー側にずれていたので
増し締めするのが反フリー側(低テンション側)ということもあり
なんとか内周側を慎重につかんで 作業をしましたが
前輪は無理だったので

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チューブレス用のリムテープを剥がすことにしました。
もちろん、剥がしてしまうと 再使用はできません。

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このホイールですが「キャニオンがDTに依頼して作ってもらったホイール」なのか
「キャニオンが DTとは関係無しに たまたま全てのパーツをDTのものにして
完成車用に企画しているホイール」なのか、気になります。
リムのステッカーが特殊なので 前者だとは思うのですが。

なぜそれが気になるのかというと、スクオルクスニップルを
PHRワッシャー無しで使っているからです。
PHRワッシャーを使う場合には
ニップルは必ず スクオルクスである必要がありますが、
PHRワッシャーの使用を指定されているリム以外のリムに
スクオルクスニップルを使うことは問題ありません。
が、そういうリムは汎用ニップルで組んでもいいわけで、
実質 内蔵ニップルのようになってしまう
スクオルクスニップルを使うメリットが思い当たりません。
スクオルクスニップルは、リムとの接触面の形状から
回転時の摺動抵抗が大きく ホイールが組みにくいのです。
私が今まで見てきた中では プライムのホイールで
「PHRワッシャー無しでスクオルクスニップル」というのがありましたが、
DTのホイールで 公式にやっている例を見たことがなかったので
「別に やりたければやっても良い」ことだという確証が
今までには ありませんでした。

あと 上の画像、下側が しんちゅう色に焼けているように見えますが
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リムの向きを180°回しても その関係は変わらないので
カメラの拡大鏡モードのときの ライトの反射です。

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振れが こまごまとあったので
センターずれが減る方向に増し締め偏重の振れ取りをしていたら
横振れ取りが終わった時点で 勝手にセンターが出ました。

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これは後輪のリムテープの画像ですが、
バルブ穴の箇所を 缶切りのフタのように切っていって
最後をカットせずに リム内に押し込んでいたのを
内側から起こしたときのものです。
テープの巻きは1重ですが バルブ穴付近のみ2重で、
バルブ穴部分の模様が周りと合っていないので
起こしたフタの部分は 下側のテープです。
上側のテープの切れ端は リムの中に落ち込んでいませんでした。

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このホイールが付いていたバイクのコンポは
ライヴァルのeタップでしたが、
完成車にありがちなコストダウンパーツが とくに見当たらず、
だいたいは分厚いチューブが入っていることが多い完成車にあって
シュワルベの薄手のチューブが入っていました。
今回は チューブレス化で外したわけですが
こういうところをケチらないのはエライです。

チューブドの場合、リムの内幅と合ってすらいない
梱包用のPPバンドみたいな材質のリムテープが
入っているホイールも 未だに見かけます。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2.5号の前輪を組みました。

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エボライトハブ 20H 現行エアロスターブライト反ヌポークラジアル組みです。

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スポークをエアロブライトにした理由ですが、
お客さんは のむラボホイール2号の前輪と
のむラボホイール3号の後輪を すでに持っており、
それと同じような、でもちょっと違うホイールが別に欲しいということなので
前輪は リム高が38mmではなく50mmの2.5号、
後輪は 先日 組んだものですが 24Hの のむラボホイール3号を組みました。
お客さんが現状使っている のむラボホイール3号の後輪は20Hです。
前後輪とも 今回 新たに組んだホイールのほうが硬いです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の前輪のスポーク以外を交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから のむラボホイール5号の前輪をお預かりしました。
これを書くと一部の方に特定されるでしょうが、
お客さんは 日本でも有数にブルべに出場している方で、
ブルべのシーズン中に 自分が出られる限りの全てのブルべに
出ているといってもいいくらい走っています。
雨の中でも構わずに 使いまくっているので、
お客さんのホイールへの扱いそのものは丁寧だと思いますが
リムの摩耗スピードは かなり早いです。
この前輪、というか厳密には このフロントハブの使用歴は
10万kmを超えており、このハブに対するリムは3本目です。
以前のリム交換は(→こちら)で 約2年半前です。

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ブレーキゾーンが減ってリムサイドが丸く変形しているので、
ばくはつする前に 交換をご希望です。
これだけなら リムのお引っ越しで済むのですが、

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今回はハブも交換することになりました。
このハブはノヴァテックの291で、Tniだとエボハブに相当します
(エボライトハブは 291SL)。
このハブ、ベアリングの交換履歴があるのですが
圧入されるアルミのハブ体側が摩耗しており
新品のベアリングであっても ガタが発生する状態になっています。
スポークは使い回せそうなので 使い回すことにしました。
このホイールの場合 スポーク20本の値段はリムより高いので
使い回せるかどうかは重要です。
ホイールの組み換えに際して アルミニップルは新調します。
もし仮に 将来、これの組み換え後から
さらにスポークを全交換するようなことになれば
まさに テセウスの船であり、この前輪という概念を保ったまま
全てのパーツが交換されたことになります
(初期メンバーの4人と 最終メンバーの4人が全員入れ替わってしまった
C.C.ガールズのようなものです)。
今日の組み換え作業後の時点でのスポークは
「自分の両端のパーツ、ハブは2個目で リムは4本目だ」という
語り部的な初期メンバーとなります。

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組めました。

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Tniのウィングハブ 20H CX-RAYヨンヨンイタリアン組みです。
ウィングハブは セラミックベアリング仕様ですが
それは わりと どーでもよく、元の291ハブは
ハブシャフトとエンドが ねじ山の関係になっているところ、
エボライトハブだと ポン当てエンドになり
ベアリングのサイズも小さいので、
ベアリングサイズが やや大きく
ハブシャフトとエンドが ねじ山の関係になっている
ウィングハブにしました。

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アルミニップルは新調していますが
元と同じく 基本的に銀で バルブ穴の両隣が赤、
その対岸の位相のリムの継ぎ目の両隣を金にしています。

category: のむラボホイール

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アサルトの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レイノルズのアサルトの後輪をお預かりしました。

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レイノルズのストレートスポーク用ハブ 24H
全黒CXスプリントストレート左右2クロスです。
ハブは このままで 左右異径組みに変更して
反フリー側を結線してほしいとのことですが、
反フリー側のスポーク比重をCX-RAYで下げるのではなく
フリー側のスポーク比重を14番プレーンにして上げてほしいとのことです。
なかなか イケてる選択やんけ。

ハイローフランジではありますが、
それでもフリー側のスポークのほうが短かったので
外したフリー側のスポークは 反フリー側のスペアスポークには使えません。
逆なら いけたのですが。

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↑画像のリムにある突起の線は スワールリップです。
それはいいとして、レイノルズの外周側からも回せるニップルは
内周側のつかみしろが短く、四角の角も妙に丸いので
高テンションになると 実質 内周側をつかんで回せません。
このリムはチューブレスレディリムで
ハンプも はっきりと盛り上がっている形状なので
たとえチューブレスで運用しないとしても
ストレッチバンドタイプではなく
テープタイプのリムテープを使う必要があり、
となると 純正のニップルだと 振れ取りのたびに
テープを剥がさないといけなくなることから
後々のことも考えて ニップルの全交換をすることにしました。

ニップルの全交換=ホイールの全バラしで
今日もホイー(以下略)。という方向に
恣意的に持っていったわけではありません。ありません。

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どーでもいいけど 元のホイールセンター

DSC07856amx14.jpg
組めました。

DSC07857amx14.jpg
フリー側を 黒チャンピ14番ストレートに変更して、
DSC07858amx14.jpg
反フリー側を結線しました。
この年代のアサルトのリムは のむラボホイール7号のリムより
リム高が6mm高いことと スワールリップの有無以外は同じリムで、
7号のリムが435gほどなので それより軽いことはありません。
この作業は お客さんの目の前でしているので
一旦 完全にバラしたことは証明されています。
なので 仮にリムの重量を量っていたとしても
それを提示する必要はありません。
ていうか そんなんタダで教えてくれるようなサイトがあるわけないやろ。
↑うわこいつかんじわるい













DSC07859amx14.jpg
オ待タセシマシタ!

DSC07855amx14.jpg
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

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