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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール2号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール2号の前輪を組みました。
といっても 今回はディスクロード用のホイールとしてですが。

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レボディスクハブ 24H 黒半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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AL22Wリムと7400ハブで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0854msn5.jpg
AL22Wリムで前輪を組みました。
これがディスクブレーキ用リムであれば
のむラボホイール8号を名乗っているところですが、
リムブレーキ用リムなので記事のカテゴリも
「のむラボホイール」ではありません。
私が組んだホイールであれば
明文化していないワランティが適用されるので
わりと どーでもいいことですが。
先日、ファーストオーナーではない
のむラボホイール5号の振れ取りを
工賃無料でやったら お客さんにびっくりされたのですが、
振れ取り無料くらいであれば
ワランティは人ではなくモノにかかります。
乗り手の落ち度で リムをぶっ壊した場合は
リム代は ご負担いただいていますが、
その際の工賃を通常からどれだけ割り引くかは
ファーストオーナーかどうかで多少変わります。
おっと 明文化してはいけない危ないところだった。

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ハブは HB-7400デュラエースですが、
お客さんから聞いていた穴数は28Hとのことでしたが
28Hリムを仕入れてから 実際に見てみたら このハブ、32Hでした。
あばっばばばばばっばばああああっばああ

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というわけで 32Hリムを仕入れて組みました。
CX-RAYロクロクイタリアン組みです。

category: のむラボ日記

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DT240ハブと650Bフックレスリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0848amx15.jpg
先日の続きです。
前輪はレフティ用のハブでしたが、
後輪は142mm幅の普通のスルーアクスルハブです。
車種は トップストーンということですが、
現行モデルでは AIオフセット仕様が廃止されています。
これも とくに ずらして組めとは言われていないので
普通に組みました。
もし 実はAIオフセットだと後から言われたら
ずらすことも可能ではありますが。

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DT240ディスクハブ 28H 黒半コンペヨンロクJIS組みで
基本は黒アルミニップル、バルブ穴の両隣のみ紫アルミニップルです。

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エボディスクハブよりは ましですが、
逆ハイローフランジです。
半コンペヨンロク組みで非オフセットリムで
AIオフセットではなく 普通にセンターを出していますが、
思ったよりは 反フリー側がヌルくなりませんでした。

RIMG0851amx15.jpg
バルブ穴の隣に
「この穴から出るスポークの向きを こっちにしろ」という指示がありますが
これは別の言い方をすると「正リム扱いで組め」というのと同義です。
非オフセットリムなので 左右の区別は無いですが、
一応 前後輪とも ホイールを右側から見たときに
このステッカーの文字が正向きで読めるように組みました。

category: のむラボ日記

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ホローテックII左クランクの固定ボルトを回収しました  

ドリルがうなる!
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お客さんから、FC-9100の左クランクの
固定ボルトの六角穴をナメたので
破壊してもいいから回収してほしいということで
バイクごと お預かりしました。

上の画像の時点でボルトの頭を ねじ山部分から
削り飛ばしており、さらに イモネジ回収君で
いくらか ゆるめて出しているところです。

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回収できました。

RIMG0843amx15.jpg
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ボルトの頭を飛ばして 面圧を開放しているだけなので、
ドリルの刃はクランクのアルミを一切 削っていません。

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イモネジ状の部分は もう不要ですが、
この頭の部分は ドリル刃の径を覚えておくために
持っておくことにしました。

RIMG0846amx15.jpg
RIMG0847amx15.jpg
やはり専用工具は便利ですね。
これ以外には全く出番が無いのですが。
イモネジ回収君について詳しくは(→こちら)をどうぞ。

category: ドリルがうなる!

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DT240ハブと650Bフックレスリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0839amx15.jpg
DT240ハブと650Bサイズのカーボンリムで前輪を組みました。
バルブ穴の位相に 中華カーボンで よく見かける
注意書きのステッカーが貼ってあり、
130kgfまで張れるらしいですが
ホイールを組んでいる手応えからすると やや疑わしいのと
そこまで張らなくとも十分に硬いホイールは組めるので
指定いっぱいまでは張っていません。

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フックレスリムです。

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最新のDT240ディスクハブ 28H 黒半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みで 基本は黒アルミニップル、
バルブ穴両側のみ紫アルミニップルです。
結線は あとでやります。

このハブはキャノンデールのレフティ用で、
同社のグラベルバイクのトップストーンに付けるホイールです。
上の画像では 逆ねじになっている
ワンキーレリーズのフタを取り付けていますが、

RIMG0837amx15.jpg
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ホイール組みの際は専用アダプターを取り付けており
ホイールセンターの根拠も アダプター準拠です。

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ハブ胴の240表記側の

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反対側は こんな感じ

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の後輪を組みました。
リムのステッカーを剥がしていないのは、何となくです。
あとで剥がします。

RIMG0834amx15.jpg
660ハブではなくエボライトハブ 24H
半コンペヨンロク組みで黒アルミニップルです。
結線は あとでやります。

660ハブですが、どこがダメなのかは知りませんが
フリーボディがシマノ11Sまでで
シマノ12Sには非適合だと わざわざ表明しています。
最新の105はディスクブレーキ仕様のみで展開するようなので、
リムブレーキのコンポで12Sというのは
最新のデュラエースとアルテグラのみに限られます。
当店では リムブレーキコンポのシマノ12S用に
エボライトハブを少数ながら取り置きしており、
今後も あと数本は組む予定があります。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。
昨日組んだ背後霊と区別しやすいように
リムのステッカーを あえて剥がしていませんが、
ステッカーが無くとも 私であれば100%見分けは付きます。

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660ハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
黒アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の前輪を組みましたが  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール5号の前輪を組みました。

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660ハブ 24H CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
黒アルミニップルです。

で、ホイールを組んだのですが 売り物にならないと判断されるので
これは ハネます。理由はメシノタネコードに触れるので書けません。
面白い(←売らないなら何とでも言える)現象が観測されたので
しばらくはバラさないと思います。
明日 同じスペックのホイールを別に組みます。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の前輪を組みました。

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660ハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
赤アルミニップルです。

category: のむラボホイール

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パワータップハブでのむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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パワータップハブで のむラボホイール1号の後輪を組みました。

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G3ハブ 20H 黒半チャンピヨンヨン組みで赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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SES4.5NEWさん  

お客さんから スマートエンヴィシステム4.5NEWの後輪をお預かりしました。
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SES4.5のあとにNEWが付くところまで、一応 正式名称です。

RIMG0772amx15.jpg
↑NEWは4.5の部分が金文字です。
今回 お預かりしているのは後輪だけですが、
旧SES4.5が フロント48mm・リヤ56mmのリム高であったところ
SES4.5NEWは フロント50mm・リヤ56mmとなっていて
リムの幅や形状も全く異なります。
画像では伝わりませんが、旧SES4.5の前後リムと
SES4.5NEWのフロントリムは
内周側の頂点に寿司ネタが乗りそうなくらいのU字断面であるところ、
このSES4.5NEWのリヤリムは かなり尖ったV字断面です。

RIMG0773amx15.jpg
旧がフックドリムだったのに対して
NEWでは内幅25mmのフックレスリムとなりました。
あと、どこまで本当かは分かりませんが
リムの公称重量が 旧→489gからNEW→415gとなっています。
これは(本当なら)非常に優秀なハイト/ウェイトレシオで、
ブレーキ熱からの座屈にビビって リムを重たくしたENVEが
再び神リムに回帰したのかもしれません。
私物のEDGEの1-65チューブラー(リムのステッカーの表記は68)が
実際のリム高は66mmで378gなので、
ワイドリムかつ フックレスとはいえ耳ありリムで
56mm高/415gというのは それに肉薄しています。
ホイールの公称重量が 旧→803gでNEW→790gと
あまり変わっていないのは 旧がカーボンハブで
NEWがアルミハブだからというのが主因です。
ENVEはリムの公称重量を明かしているので
ホイールの中身が類推できるので助かります。
もし非公開なら「新旧とも約800gの後輪かー」という
薄っぺらい捉え方しか出来なくなるので。
ほとんど同じ重量のホイールで、
リムからハブに向かって70gほど重量がスライドしたと考えれば
全体重量は ほぼ同じでも 中身は全く別物です。

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お預かりした理由は、チェーン落ちで
ヌポーク6本に傷が入ったので 交換してほしいとのことです。
逆イタリアン組みなのが気になりますが
その点は 今回はスルーしましょう。
これの組み手は日本人のようですが、
組み方はENVEのそれに倣っているので 逆イタリアン組みです。
一応、逆イタリアン組みのメリットとして
まさに今 起こっているチェーン落ちに対して
ヌポークが曲がりにくいというのがあります。

RIMG0780amx15.jpg
このハブを設計した時点では ENVEはマヴィック傘下だったので、
フリーボディはインスタントドライブ360です。

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ホイールには 大層なインスペクションシートも添付されていましたが、
3日も乗ったら出るだろうというくらいの微細な横振れがあっただけで
センタードンピシャ、縦振れも ほぼ無しでした。
これは助かる。そうで無ければ ヌポーク6本を取り去る前に
一旦 ちゃんとしたホイール組みをしようと思っていたところだったので。

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ヌポーク6本を取り去りました。
スポークを取り去ったリム穴を ○とするなら
左右左○左右左○左右左○左右左○左右左○左右左○
という並びとなりますが、この残った左右左が
センタードンピシャのガイドになるので
最後の微細な振れ取りを除けば ここからヌポークを6本補填して
センターが出るまで均等に締めていくだけで
ほぼホイールとして完成します。

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センターが出ました。作業で出た微細な横振れも取っています。

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直りました。

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↑交換したスポーク・・・と はねたスポーク

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↑交換したスポーク6本です。

RIMG0796amx15.jpg
RIMG0797amx15.jpg
不良スポークが見つかったので はねました。
扁平方向に対する首の向きが
真横・・・ではなく 80°くらい横を向いています。
しばくぞ。

category: のむラボ日記

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ボーラウルトラWTO45さん  

お客さんから ボーラ ウルトラ WTO 45の後輪をお預かりしました。
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スポークが1本とんでおり、回転方向的に次のスポークも
変形しているので とんだ原因は知りませんが
リヤメカの巻き込みなのかもしれません。

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新しく買ったデジカメ、操作には慣れましたが
電源を切ると 保存される設定と されない設定があり、
ホワイトバランスの設定は後者なので
ちょっと油断すると こういう色味の無駄画像を撮らされます。

RIMG0758amx15.jpg
スポークが1本とんでおり、

RIMG0759amx15.jpg
その隣の 同じ位置のスポークに、
お客さんのほうで目印のテープを貼っていますが
変形しているスポークがあります。

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外周側にバルブ穴以外の穴が無いリムなのに
空力的には内蔵ニップル相当にする この特殊ニップル、
どうやって スポークを通すんだと思ったら
専用工具でリムの内周側に引っ張ると
パチン!というクリック感があって
リムに対して はまるような感触があります。
それ以降は、おいそれとリム内に落ち込んだりはしません。
ホイールの仮組みのセットアップについては、
あらかじめ全てのニップルを リムに対してパチンとはめ込めば
それほど手間ではありません。
ニップルを回すのは手間ですが、
それについては専用工具(に柄を付けた工具)があるので
作業の手間は かなり軽減されました(→こちら)。

RIMG0762amx15.jpg
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スポークがとんでいたので 暫定センターは見ていません。
スポークを2本補填して、その直下の振れ取りを終えないうちに
最も振れている位相が それとは全く関係ない箇所で現れたので
その横振れも取り、ただ横振れを追い込んだ時点で
初めてセンターゲージを当てましたが
上の画像のようにドンピシャでした。
紙1枚でもずれていたら どちらか片側のニップル全てを回す必要があり、
このホイールは それが やや面倒なので
元々の精度が高いのは非常に助かります。

RIMG0764amx15.jpg
RIMG0765amx15.jpg
直りました。

RIMG0787amx15.jpg
持ってて良かった スペアスポーク。
前輪の左側と後輪の右側で共用されているスポークです。
前輪の右側と後輪の左側は違う長さなので
このホイールのスペアスポークは3種類となります。

スポーク長さが併記されていますが、
これを公開してくれていると スポークの在庫が無い場合に
スポーク比重が近いスポークで 姑息的処置として
補修するときに助かります。
今回は もちろん 在庫があるので純正スポークで直していますが
仮に このホイールの場合ならCX-RAYで補修しても
純正スポークの入荷まで それで乗っていても問題ありませんし、
何ならレースで使うのも OKです。

RIMG0786amx15.jpg
↑交換したスポーク

RIMG0789amx15.jpg
新品のスポークと並べると 曲がり始め以降
リム側に向かって 距離が離れていくのは普通ですが、

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ハブ側は 一旦 新品のスポークから離れて
また近づくという 複雑な変形をしていました。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0783amx15.jpg
AL22Wリム(リムブレーキ用)で後輪を組みました。

AL22Wリムで、さらにディスクブレーキ用リムの場合のみ
のむラボホイール8号と定義しています。
今回のようなリムブレーキ用リムを
「のむラボホイール8号(リムブレーキ用)」としてしまうと
今後 ディスクブレーキ用リムのほうを
「のむラボホイール8号(ディスクブレーキ用)」と
いちいち併記しないといけなくなるので
ディスクブレーキ用リムの場合だけを
のむラボホイール8号としました。
私の組んだホイールであれば のむラボホイールであろうとなかろうと
明文化していないワランティなどの適用については
変わらないので のむラボホイールとして定義されない場合の
デメリットなどはありません。

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660ハブ 24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

RIMG0785amx15.jpg
今日組んだ後輪は、昨日組んだ
スルーアクスル・ディスクブレーキリム用の前輪が相方です。
お客さんいわく こういうフレームセットとのことです。

category: のむラボ日記

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AL22Wリムの激レア品が見つかったぞ!(一般には不良品と言います)  

昨日、のむラボホイール8号を組んだときに
面白い仕様のリムを見つけました。
RIMG0746amx15.jpg
これはAL22Wリムの24Hの正常品で、
このリムは外周側の穴が中央に、
内周側の穴は かすかながら明確に
左右交互の正穴振りとなっています。

RIMG0748amx15.jpg
で、これは仕様違い品(不良品の婉曲表現)ですが
外側の穴が2:1組み用の右右左穴振りとなっています。
画像右上の左向きの穴が とくに顕著に見えますね。
内周側の穴を見てみると、やはり2:1組み用の穴振りになっていました。
穴振りを無視して組むのは、かなり苦しいというか無理な感じです。
2:1組みのホイールを前後輪問わず
首折れスポークでは組みたくないのですが
2:1組み用のストレートスポークハブの単品販売というのは
あまり無いので、完組みホイールを わざわざツブすか
何かの事情で余ったハブを手に入れるくらいしかありません。
あるいは、32Hの汎用スポーク用のハブで
少スポーク側 穴飛ばしをしても2:1組みのホイールは組めますが、
その際に少スポーク側を サピムのストロングにすれば
13番の首下というのは そうそう とばないでしょうし、
廉価帯の完組みホイールでも14番ベースの首折れスポークで
普通に販売している例がありますので大丈夫かと思います。
少スポーク側を スポーク比重104.29%(公称重量から算出)の
ストロングにすれば、実質 強制逆異径組みになるのも いい感じです。
不良・・・じゃなかった仕様違いの2:1組み用のリムは、
当店在庫を全数検査したところ 2本ありました。
リムブレーキ用のナローリムのAL22(のむラボホイール5号のリム)では
2:1組み用の穴振りの24Hリムが存在していますが(当店での仕入れ履歴ゼロ)、
AL22Wには存在していません。
2:1組み用の穴振りのリムは
3で割れない穴数の20・28・32Hでは ありえず、
AL22Wリムのディスクブレーキ用のオフセット無し仕様の24Hは
当店で買い占m・・・なぜか現在 問屋さんには在庫が無いので
それ以外の リムブレーキ用リムや
ディスクブレーキ用オフセットありリムの24Hで
穴振り間違いのものが無いか 問屋さんのほうでも検品するそうです。

今回のリムですが、問屋さんのほうには
こういうのが混じってたよという お知らせだけで
返品は しませんでした。
今後は この仕様のリムの納品は要らないとは伝えましたが、
いま当店にある2本は「面白い」ので
そのままいただきますと伝えています。フヒヒ。

category: のむラボ日記

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C38さん  

お客さん(一応)から ロヴァ―ルのC38の前輪をお預かりしました。
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スポークが1本曲がっているので交換してほしいとのことです。

RIMG0705amx15.jpg
↑こやつ
画像の状態は、スポークテンションを抜いて
変形が分かりやすいようにしてあります。

この件ですが、初めは断りました。
なぜかというと、このホイールを持ち込んだ人は
昔から知っている人ではありますが
いま現在はスペシャライズドのコンセプトストアのスタッフ
つまり同業者だからです。
それを ここに書いてもいいという条件で引き受けました。
ただし どこの店舗なのかは書くなという条件付きでもあります。

こんな、スポーク1本交換できない程度の技術で
百ウン十万円のターマックの完成車とかエラソーに売ってて
恥ずかしくないの?と訊いたら
「おっしゃる通りです」と返されました。
これはあくまで私物であり、仕事の丸投げではないということで
しぶしぶ 引き受けましたが
もし同じ案件で お客さんがC38の前輪のスポークを交換して
修理してほしいって スペシャライズドのコンセプトストアに
持ち込まれたら どーするの?と訊いたら
そういうのはサービスセンター送りにするそうで、
スポークの在庫すら 勤めている店舗には
(全店舗かどうかは知りませんが)置いていないそうです。
で、サーセン送りだと時間がかかるということで
当店なら 即 直せるだろうと思ったのも
持ち込んだ理由とのことでした。
だっせえなぁ マジで。

今回、自分のホイールのスポークが
交換を要する状態になったという
経験値を積むのに ある意味おいしい状況で
私に頼っているようでは 今後 一生ホイールを組めないのでは?と
嫌味を散々言ってやりました。
スペシャライズドのコンセプトストアでホイールを直せないというのは
今回の持ち込んだ人だけの話でないことは確かです。
白いカラスは少なくとも 2羽以上います。
これくらい直せて当たり前、どれくらい当たり前かというと
カラスが黒いくらいに当たり前、とすると
私の雑感ではスペシャライズドのコンセプトストアのスタッフは
白いカラスだらけな気がするのですが。


今回の件とは別件ですが、
今年の乗鞍の直前に、スペシャライズド岸和田店で
1時間ほどかけた振れ取りごっこで
スポークの扁平方向は回ったままだわ、
テキトーにニップルを回す以外に発生のしようが無い縦振れが出てるわ、
そもそも横振れも追い込み切れていないうえにセンターずれもあるという
ロヴァ―ルの前輪を 当店に持ち込まれた人がいましたが、
記事を上げたときに 名指しで批判したら
「彼らの名誉のために店名だけは消してあげてください」
とホイールの持ち主からコメントが来ました。
メーカーの吊るしの精度にすら戻せない(うえにエラソーに金は盗る)
度し難いレベルのド低能の仕事のどこに「名誉」があるというのか。
そんなに名誉(笑)なショップなら そこでずっと面倒を見てもらえや。
当店に持ち込むなよ。
都合のいいときだけ頼ってきて ずいぶんムシのいい話やんけ。
店名を消すのは お断りです。

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スポークを補填し、ひと通り横振れを取った時点で
リムが右側に ずれていました。
上の画像は、その時点から ニップル半周ほど
センターずれが減る方向に触ったあとの状態なので
元は もっとずれていました。

RIMG0711amx15.jpg
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センターを出しました。
ロヴァ―ルのホイールのうち、
CLX系(ラピーデとアルピニスト含む)はアルミニップルで、
CL系と 今回のC系は しんちゅうニップルです。
いずれも外周側に六角のつかみしろがありますが、
DTのスクオルクスニップルや
ある時期のレイノルズのホイールのニップルのように
内周側の四角が すぐナメるので
実質 外周側でしか調整できない・・・わけではありません。
スポークを1本補填して ほぼそこだけの調整で済むなら
リムテープを剥がさずに ニップルの内周側を回して直せたのですが、
大きなセンターずれがあったので
結局 チューブレステープを剥がして 外周側を回しています。
この前輪のスポークは
DTのコンペティション(2.0-1.8-2.0mm)ではなく
コンペティションレース(2.0-1.6-2.0mm)でしたが、
なんとかなりました。
あと、交換したスポークと別の箇所で 外周側の六角がナメていて
工具が空回りするニップルがあったので(まさに ナメてんのかって感じ)
それも交換しました。
ニップルの在庫?
なんとかなりました。

RIMG0718amx15.jpg
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直りました。

RIMG0712amx15.jpg
↑交換したスポークとニップル

RIMG0715amx15.jpg
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スポークとニップルは別の箇所のものですが、
撮影の都合上 スポークにニップルを取り付けました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール8号の前輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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コスミック プロ カーボン USTさん  

お客さんから コスミックプロカーボンUSTをお預かりしました。
RIMG0649amx15.jpg
オークションで手に入れたものだそうですが、
とにかく状態がひどいので直してほしいとのことです。
状態について ここに上げると
前のオーナーが見て気付く可能性がありますが。

まずは後輪から。
RIMG0650amx15.jpg
スポークが1本ありません。
このホイールを送ってきた お客さんは一見さんではなく
何度もやり取りしている方ですが、それにしても無茶ぶりが過ぎる。

当店は マヴィックの取り扱いが無いので知りませんが、
スペアパーツの供給が劣悪で
「廃版ではないので入手可能」と のたまうものでも
納期が半年以上かかるものがあるらしいです。伝聞ですが。
当店が カンパニョーロやフルクラムのホイールでやっているように
マヴィックのホイールで 主要なモデルのスペアスポークの
全数在庫を努めているという同業者の方がおられましたら
ぜひ ご連絡をください。ここで紹介しますので。

あっ、今回の件では スペアスポークは
なぜか ありました

もし スペアスポークがどうしても手に入らない場合、
マヴィックのスポークは バテッド部分の寸法が特殊なものが多く
汎用品では代用できないので、ホイールの少なくとも片側を
もう片側と スポーク比重が逆転することが無いように
汎用品のストレートスポークで全交換すればいいのでは、
と思うかもしれませんが マヴィックのスポークは
首元が13番ベースになっているものも多く

RIMG0651amx15.jpg
今回のホイールの場合だと
首下ギリギリだけ13番相当(2.3mm)という
スポークが使われています。
ハブフランジのスリットも 2.3mm径に合わせているので
このホイールのハブに 汎用スポークは使えません。
画像上のスポークは 長さを調べるのに
元のホイールから一旦外したものです。

RIMG0655amx15.jpg
ニップルというか リム穴の径は汎用ニップルに対応しています。
なので、今回のホイールのリムを使って
汎用品のハブとスポークで ホイールを組むことは可能です。
スペアスポークがあったので そんな事態にはなりませんでしたが。

RIMG0656amx15.jpg
RIMG0657amx15.jpg
欠けていたスポークの最終交差の相方に当たるスポークを
一旦 抜いたので、元のスポークと新しいスポークは
最終交差で交差する1ペアの関係になります。
まずは その2本のスポークのニップルだけで
横振れを取れるだけ取り、
その直下が最も振れている位相で無くなって以降は
5ヵ所ほどで微細な振れ取りをして横振れを あらかた取りました。
最初の状態で スポークが1本無かったので
暫定センターは取っていませんが、マヴィックの後輪なので
きっと 反フリー側に リムが寄っているだろうと思い
フリー側の増し締め傾向を意識して 横振れ取りを終えたのが
上の画像です。
リムが かすかに反フリー側に寄っています。

RIMG0658amx15.jpg
RIMG0659amx15.jpg
センターずれは一旦 置いておいて、
フリーボディの回転が ゾリゾリしていて
砂を噛んだような感触があったので

RIMG0662amx15.jpg
バラして洗浄して専用オイルを充填してフリーボディを組み込みました。
今回のホイールは FTS-Lフリーボディ仕様です。
FTS-Lフリーボディに入っている ベアリングの内径は、
8mmまたは9mmです。

ハブをスルーアクスルに対応させるのであれば、
スルーアクスルの外径が12mmなので
ハブシャフトの内径も12mmにする必要があり、
内径12mmのハブシャフトの外径は
15mmまたは17mmとすることで
ハブベアリングの内径と合わせることができます。
現在のマヴィックの インスタントドライブ360は
そういう経緯からできた仕様であり、
元は MTBホイールに採用されていたものでしたが
現在ではディスクロード用のホイール・・・だけでなく
ハブ体や製造工程を共有したいからか
かろうじて残っているリムブレーキ用のホイールにも
採用例があります。

インスタントドライブ360ですが、
DTのスターラチェットと同じ 面ラチェットを採用している うんぬんは
私には どーでもよくて、ハブ体とフリーボディの間のシールが甘くて
ラチェット部分に 水が容易に入り、ハブ体側の面ラチェットのパーツの
さらに内側にある、Cリングで留めてある
おもちゃの銃の火薬のカートリッジ(カネキャップ)のような形をしたパーツが
すぐに錆びて 茶色い錆び汁を垂らすようになる点が気になります。

私は これまで お客さんには口頭で
「インスタントドライブ360の中身を洗浄し、
面ラチェットに専用ペーストを塗布したときの
理想的な初期状態を維持する期間はせいぜい1500kmくらい、
ただし 雨の中を走ると1発で終わり」
と ずっと言ってきました。
これも伝聞ですが、最近 別件で聞いたところによれば
マヴィックが公開しているインスタントドライブ360の説明動画で
専用グリス(ペースト)の塗布間隔が
動画の中では4000~5000kmと言っているところ
字幕の訂正で1000kmに なっているらしいです。
いま調べました。(→こちら)の動画の3分40秒あたりからです。
うん、知ってた。5000kmはフカシ過ぎだって。

なにが言いたいのかというと、スルーアクスル仕様のハブで無ければ
FTS-Lフリーボディのほうがいいということです。
つい最近、記事用の画像は撮りませんでしたが
現行のリムブレーキ用の自称キシリウムSLの点検をしました。
マヴィックは アルミスポークのモデルを辞めちゃったので
キシリウムSLと言えどもスチールスポークのホイールです。
一応、イソパルス組みにはなっているので
アルミスポークでなくとも キシリウムではあることに異存はないですが
リムは オープンプロUSTのリム穴を
ジクラルスポーク仕様にしたもので、つまりオフセットリムではありません。
スポークの材質でいえば 昔のキシリウムエリートと同じようなものですが、
かつてのキシリウムエリートは オフセットリム仕様でした。
1999年にキシリウムSSCが初めて出たときは
10年先を行っているホイールだなあと思ったもので 実際そうでしたが、
今の自称キシリウムSLは 2012年モデルのキシリウムエリートに
ホイールの理屈の上では劣っています。
しかも リヤハブはインスタントドライブ360仕様です。
ここで、「現行のキシリウムSLは買ってはいけません!」
とか言うと 怒られそうなので事実に即した言い方にとどめておきます。
「現行のキシリウムSLは 1000kmごと(←メーカー公称!)に
ハブのラチェット部分をグリスアップする必要があり、
ここまでに書いていませんでしたが
フリーボディのベアリングも すぐに水が浸入して錆びるので
ハブシャフトのベアリング直下の部分に もらい錆びが移って
フリーボディが手で抜けなくなることも多々あり
そのたびごとに 左ポン当てエンドを外して ハブシャフトのツバにかかっている
スナップリングを外して フリーボディ付きハブシャフトを
右側に抜き取る必要がありますが
そういうのを面倒だと思わない、あるいはホイールの純粋な性能部分の評価で
メンテ性の低さに目をつぶることができるという方以外にはオススメできません!」

RIMG0663amx15.jpg
RIMG0664amx15.jpg
センターゲージが使える程度に横振れを取っただけで
センターずれがあるのに フリーボディのオーバーホールをしたのは、
右エンドナットの締め具合で ホイールセンターが変わるかもと
思ったからです。
実際、右エンドが作業前より内側に締め込まれたことにより
ハブに対するリムの位置が 右側に寄った形となりました。
上の画像では判別不能ですが、
実は リム位置はセンターを乗り越えて
紙1枚ほど右に寄っています。
そこからセンターを出しましたが、
ほぼ同じ画像になるので 画像は撮っていません。

RIMG0665amx15.jpg
RIMG0666amx15.jpg
直りました。

RIMG0667amx15.jpg
つづいて前輪です。
ホイールの全体画像を撮り忘れました。
ハブに横ガタがあり、エンドナットを触った痕跡もあります。

RIMG0668amx15.jpg
こちら側を一旦ゆるめて玉当たり調整をしたのですが、

RIMG0669amx15.jpg
反対側のナットは 向きを間違えて締め込んであったので

RIMG0670amx15.jpg
直しました。

RIMG0671amx15.jpg
RIMG0672amx15.jpg
センターずれ無しで、振れもほぼ無しでした。
前のオーナーは、後輪のスポークが曲がるか折れるかして
近所のショップなどで直せなかったので
前後輪ごと 手放したのかもしれません。

RIMG0673amx15.jpg
マヴィックの この手のスポークですが、
サピムやDTのスポークを 広義のステンレススポークとすると
こちらは ほぼスチール製であるようで、引張強度には勝るのかもしれませんが
塗装の下から湧いてくるように 錆びてきます。

少し前のコリマの「S」シリーズのホイールで
水銀のような色のクローム加工をしたハブ胴のものがありますが、
あれも経年使用でボツボツと錆びが湧いてきます。
そういうの気にしないのか フランス人は。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0674amx15.jpg
お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。

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エボライトハブ 24H 半コンペヨンロク組み結線ありです。

RIMG0676amx15.jpg
エボライトハブ・・・?

ゴバッと大きな横振れがあり、
お客さんいわく ポテチ疑惑があるとのことで
もし 私がリム交換が必要と判断するなら交換してもいいとのことです。
結果として交換したので 記事になっているわけですが、
まず 目についた問題は錆びや腐食の類でした。

RIMG0677amx15.jpg
スポークとハブフランジの接触点に白錆びが出ています。

RIMG0678amx15.jpg
ニップルは全数ゆるめましたが、歯周ポケットから
白錆びの粉がボロボロと出てきて 抵抗が非常に大きく
24個中3個ほどが 内側からの錆びのふくらみに負けて
クラックが入っていました。

RIMG0679amx15.jpg
スポークテンションを完全に抜きました。
この状態では テンションによるリムの変形はありません。

RIMG0680amx15.jpg
新品のリムに添わせてみたのですが、

RIMG0682amx15.jpg
かすかに すき間ができる位相が あるといえばあります。
が、この程度であればホイールは組めますし、
落車や事故の履歴が無く 数年使っただけのホイールをバラしても
これと同程度 ごくわずかにリムが反っていることは普通です。

今回は、ニップルのみ全交換して
リムをそのままで組み直すことにしました。

RIMG0686amx15.jpg
↑フランジの白錆び
拭いたら ほとんどきれいに取れました。

RIMG0687amx15.jpg
一応、完全にバラしたという絵面です。

RIMG0688amx15.jpg
過去に何度も書いていることですが、
「結線をしているホイールは振れ取りが出来ない」などとほざく
クソショップが相当数 存在します。
そういう奴らの ほぼ全ては 結線そのものをしたことが無いはずですが、
では なぜそう断言できるのでしょうか?
リムが同じ、または リム内径がほぼ同じリムであれば
この状態からでも ホイールを組むことができるのに
それより下位の作業である振れ取りができない道理がありません。
あるいは のむラボにビビってるって正直に言えよ カス共。

RIMG0689amx15.jpg
RIMG0690amx15.jpg
エンドナットも 左右とも錆びていました。
異なる金属の接触点に限って腐食が起きているので
海が近い地域なのかと一瞬 考えましたが
このホイールのお客さんは 海に面していない関東の県に在住です。
もしくは、アルカリ性のチェーンクリーナーを
使っているのかもしれません。

追記:このホイールのお客さんいわく
融雪剤も関係あるかもしれない、ということでした。


RIMG0692amx15.jpg
とくに左エンドの この部分、
腐食で表層が持ち上がって ピリッとめくれていました。

RIMG0694amx15.jpg
RIMG0695amx15.jpg
左右のエンドナットを交換しました。
廃版モデルのパーツで、
そもそも この部分の供給自体が無いものではありますが
なんとかできる限りは なんとかします。

で、ここからホイール組みの時間でいうと8割がた、
縦振れを追い込んだあたりまでは 組んだのですが
やはり リムを交換せざるを得ない事情に行き当たったので

RIMG0697amx15.jpg
結局 リムのお引っ越しをすることになりました。
あばばっばっばあばばばばっばあああ

私の勝手でしたことなので 工賃には反映されませんが、
今回の件は 通常のホイール組みの3倍くらい
時間がかかっています。
「なるべくパーツを交換しない方向で直す」という
私の癖というか傾向が 今回は悪い形で出ました。
しゃーない。

RIMG0698amx15.jpg
RIMG0700amx15.jpg
いやー ここまでが長かった。
上の画像は フリーボディが新品じゃないのに
エンドは新品というアピールを含んでいるので
いつもより引いて 撮っています。

RIMG0701amx15.jpg
組めました。

RIMG0702amx15.jpg
リムとニップル(とハブの左右エンド)を 新調しています。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール8号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0647amx15.jpg
のむラボホイール8号の後輪を組みました。

RIMG0648amx15.jpg
エボディスクIIハブ 24H 黒チャンピ/コンペ
JIS組み結線無しです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール8号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0645amx15.jpg
のむラボホイール8号の前輪を組みました。

RIMG0646amx15.jpg
エボディスクIIハブ 24H 黒コンペ/チャンピ
ロクヨン逆イタリアン組み結線無しです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0633amx15.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

RIMG0634amx15.jpg
カンパニョーロ用フリーボディにするために取っておいた
エボライトハブ 24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。


このホイールのお客さんではないですが、
当店のお客さんで ホイールが組める人の見ている前で
このホイールを組みました。質問のレベルが高くて いいぞ。
というか今日 当店に来られた理由も
自分で組むホイールに使う スポークの注文をするためです。

category: のむラボホイール

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イカれたセールを紹介するぜ!  

パールイズミの布マスクを仕入れました。
RIMG0616amx15.jpg
メーカーの出荷形態では1袋に10個入っています。
もちろん 単品売りをしますが。

RIMG0620amx15.jpg
仕入れましたたた。

RIMG0625amx15.jpg
仕入れましたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた。
はい、今回200個 仕入れました。
誤発注ではありません。
この件で泣いているのは当店ではなく、
問屋さんか でなければメーカーです。


RIMG0617amx15.jpg
サイクルジャージと同じ素材の布マスクで、
洗濯して繰り返し使えます。
マスクは二重構造になっており、
間の部分がポケットになっていて
ティッシュなどを入れることも可能です。

RIMG0618amx15.jpg
サイズは1サイズのみ展開(フリーサイズ)で、
税別定価980円、税込定価1078円ですが
今回これを ワンコイン特価500円で・・・






RIMG0631amx15.jpg
鶴・・・じゃない
客寄的大熊猫の一声で200円(税込)になりました。
知らんぞ マジで。

RIMG0632amx15.jpg
RIMG0628amx15.jpg
こっちは 詳細を書けません。
個人的にはマスクより ヤバいというか怒られそうなので。
お電話で問い合わせをいただいても教えられませんあしからず。
ご来店者特典ってことにさせてください。

category: 新着情報!

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CRD351SLさん  

お客さんから、BMCの完成車に付いていたという
ホイールを預かりしました。
RIMG0614amx15.jpg
RIMG0615amx15.jpg
前後輪とも 左右同数タンジェント組みで、
前輪が24H、後輪が28Hの ディスクブレーキ用
カーボンリムホイールです。

お客さんは これ以外に
リムブレーキ用の のむラボホイール5号や
当店で組んだENVEのリムのホイールを持っており、
それらに比べてヌルいので 点検も希望だが
それとは別に 張れるなら張ってほしいとのことです。

今回の件とは関係ない話ですが、
ロヴァ―ルのホイールの組み直しを依頼される方は
当店で組んだ、あるいは組み直したホイールを
すでに持っているという方が多く、
のむラボに 依頼の履歴があるので
頼みやすいという理由もあるでしょうが
当店で組んだホイールが乗り味の基準になってしまったがために
ロヴァ―ルをヌルく感じて仕方がないというのもあるようです。

という話を今回のホイールの お客さんにしたら、
自分のENVEを知り合いに貸したら
知り合いは それ以降 持っていたロヴァ―ルを
使わなくなったということで、
いやーそれは悪いことをしましたな(棒読み)と言ったら
その知り合いの人は 後日 当店にロヴァ―ルを持ち込んだそうです。
どなたかは憶えていませんが、よかったね!(棒読み)

RIMG0610amx15.jpg
RIMG0611amx15.jpg
元から左側(ローター台座側)に 紙2枚ほどずれていましたが、
そこから左側だけを 半周ほど増し締めしました。
今回のホイールは前後輪とも
高テンション側が わりと張られており、
増し締めは あまり出来ません。
上の画像は元からずれているぶん+半周増し締めでずらしたぶんの
合計のセンターずれですが、
ここから右側を半周 増し締めしたところ
センターを乗り越えて リムが右側にずれました。
左側は 今後の振れ取りの増し締めしろを除き
もう締められないので いま半周締めた右側を 少しゆるめて

RIMG0612amx15.jpg
RIMG0613amx15.jpg
センターを出しました。
締めていないニップルは 何ひとつ無いものの、
高テンション側が半周、低テンション側が1/3周程度です。
ということで、体感で分かるほどには化けていません。

後輪は画像を撮っていませんが、
前輪と同じく フリー側(高テンション側)に かすかにずれており
テンションも張り気味だったので 大きな増し締めはしていません。

このホイールですが、XERO(ゼロ)製です。
DSC05151amx.jpg
↑ロゴは こんな感じ
昔はペアスポークの完組みホイールを よく出していました。
XEROは OEMも引き受ける かなり大きなメーカーで、
ハブやリムはともかく スポークもベアリングは完全自社製では無いでしょうが
しっかりお金をかけて自社のロゴを入れたがる傾向があります。

RIMG0607amx15.jpg
汎用品に無いスポーク比重の、扁平率が大きいエアロスポークで
組まれていましたが スポークヘッドに
XEROのロゴが入っています。

RIMG0608amx15.jpg
ハブのポン当てエンドを外して ベアリングのシールを見ると、
ここにも XEROのロゴがあり

RIMG0609amx15.jpg
パーフェクト ユア ライドとか
ちょっとおしゃれなメッセージも入れています。
現在、おそらく XEROのOEM先で 最も有名なのは
キャノンデールのホログラムホイール(→こちら)(→こちら)です。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の前輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0595amx15.jpg
お客さんから のむラボホイール1号の前後輪をお預かりしました。
ハブは ブラッックハブ(←誤字ではない)です。

スマホの地図を見ながら運転のMTBと事故ったとのことで、
フレームのリヤエンドが内側に曲がっていました。

RIMG0596amx15.jpg
スポークが1本 曲がっています。
半コンペのフリー側なので DTのコンペティションです。
が、ホイールはこのスポーク直下を除けば
ほぼ振れていませんでした。
このスポークを交換した箇所のニップルを除けば
振れ取りに際して 3ヵ所しか触っていません。

RIMG0597amx15.jpg
RIMG0599amx15.jpg
直りました。

RIMG0630amx15.jpg
↑交換したスポーク
推測ですが、おそらく このスポークの変形は 事故とは無関係です。
メタルクワガタ(→こちら:恐怖編)(→こちら:戦慄編)に
強くスポークを引っかけると こういう 変形が起こりえます。

RIMG0602amx15.jpg
つづいて前輪。
最も左側に振れている位相に ゲージがギリギリ当たるようにして
最も右側に振れている位相を探すと

RIMG0601amx15.jpg
ここでした。なんじゃこりゃ。
ポテチ状態になっています。
リヤエンドが内側に曲がっていて 後輪がほぼノーダメージなのに
前輪だけがポテチになっています。

左側から飛び出してきたMTBに 前輪の横(左側)から ぶつかられて
右側に こけた、といった感じでしょうか。

RIMG0603amx15.jpg
リムのお引っ越し中・・・。

RIMG0604amx15.jpg
RIMG0605amx15.jpg
組めました。

RIMG0606amx15.jpg
ブラッックハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
緑アルミニップルです。
リム以外に ニップルも新調しています。

category: のむラボホイール

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ゼロライトさん  

お客さんから スピナジーのゼロライトホイールをお預かりしました。
RIMG0490amx15.jpg
チューボリートの ポリウレタンチューブみたいな色の
ザイロンスポークです。
前輪は 振れは軽微でセンターずれあり、
後輪は 事故でリムがポテチになっているようで
指でつまむとガクガクに動くスポークが
振れ取りの理屈の上では さらにゆるめる必要があるなど
振れ取りでの修正が不可能な状態でした。
後輪は いずれリムを換えて組み直すと思いますが
このホイールのお客さんから 別件のホイール組みを依頼されているので
いっぺんに預かると店内が狭くなるので
後輪は 一旦 持って帰ってもらいました。

RIMG0489amx15.jpg
過去に何度も書いていますが、
このニップルに見える つかみしろは 構成上はスポークの一部でなので、
供回り止めとして専用工具でつかむだけで
絶対に回してはいけません。

RIMG0488amx15.jpg
外周側は対辺6.5mmの六角ナットです。
内周側の供回り止めをつかんで
このナットを専用工具(6.5mmというのは他に例がない)で 回します。

これと比べると 工具のサイズは汎用品と同じですが、
HUNTのカーボンスポークも同じ構造です。

RIMG0498amx15.jpg
後輪が修理不能なのを調べるのに
一旦 外した画像です。
スポーク側のねじ山の長さが非常に長いので、
リム側の寸法の冗長性が非常に高いです。

で、先ほどのリムの内外周側の画像ですが
どちらも穴振りが無く、内周側の穴は ニップル状の部分の径に対して
無駄に大きい穴径となっているのが分かります。

RIMG0494amx15.jpg
後輪は左右タンジェント組みですが、
ホイールを見て 自分に近いほうの最終交差が
遠いほうの最終交差よりも時計回りに進む形でずれている
(もし 左右をひっくり返しても その関係は変わらない)ので
ハブは正リム用の設計となっており

RIMG0495amx15.jpg
ホイールも 実際に正リム扱いで組まれていますが

RIMG0491amx15.jpg
RIMG0492amx15.jpg
ラジアル組みの前輪は 逆リム扱いで組まれていました。
リムの内外周の穴に穴振りが無く、
ラジアル組みの前輪のほうのみ逆リム扱いで組んである
完組みホイールといえば レイノルズがそうです。

カンパニョーロやフルクラムの
リムブレーキ用のラジアル組みの前輪も
逆リム扱いで組まれていますが、
あれは リム穴が 明確な逆穴振りになっており
とくにレーシングゼロなどのアルミスポークのモデルは
リム穴の指向性が非常に強いので
間違えて 正リム扱いでホイールを組むことすら不可能です。

昔のコリマのリムには 逆穴振りのリムがあり、
とくに後輪では 反フリー側ラジアル組みの場合は
フリー側タンジェント組みのスポークを通すリム穴に注意が必要で、
もし左右ともタンジェント組みなら
汎用ハブにスポークを通す初手の 右落とし/左落としを
逆に しないといけません。
あまり考えられないことですが、正リム前提の左右タンジェント組みの
ストレートスポーク用ハブで 逆穴振りのコリマのリムで組む場合、
リム内部に充填されている発泡ウレタンの穴の指向性が
かなり強いので 穴振りを間違って組むのは ほぼ無理、
よってバルブ穴の位相が 最終交差の左右1ペアのスポーク4本の中に
なってしまうことが避けられません。

category: のむラボ日記

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レーシングゼロさん  

お客さんから レーシングゼロの後輪をお預かりしました。
RIMG0572amx15.jpg
前輪は 点検だけで済んだので画像を撮っていません。
前後輪セットで中古品を入手したとのことですが、
後輪のスポークが何本か曲がっていますと言われていたところ
実際は曲がりではなく いぢくった結果のねじれでした。

RIMG0573amx15.jpg
↑これが 最も ねじれていたスポークです。
この記事中で1番目と呼ぶことにしましょう。

RIMG0574amx15.jpg
↑その次に要交換だと判断したスポークです。
これは2番目と呼ぶことにします。
これらのスポーク、ニップルが固着しているのに
無理に回して ねじれた・・・わけではありません。
まずは それを証明します。

RIMG0575amx15.jpg
↑1番目
RIMG0576amx15.jpg
↑2番目
ねじれの状態を保ったまま ニップルが普通にゆるみましたけど?
実は このホイール中に固着予備軍のニップルはあったのですが、
この2本のスポークは むしろ固着していないほうでした。
固着していれば回せず、むしろ なまじ回るがために
不適切な手段で回して スポークをねじってしまっているわけです。
ねじれを無理に戻そうとしてはいけません。
スポークが破断する可能性があります。

これ以外に もう2本 ねじれているスポークがあり、
当初は交換するつもりは無かったのですが
1番目と2番目を交換したあとだと やはり ねじれが目立つので
交換することになりました。

RIMG0577amx15.jpg
RIMG0579amx15.jpg
スポーク4本を交換後、ざっと横振れ取りだけをした時点での
センターずれです。
これだけ反フリー側にずれているのは
振れ取りごっこの履歴の蓄積以外にありません。

RIMG0580amx15.jpg
RIMG0581amx15.jpg
センターが出ました。
ここに至るまでに、お休み位相に由来する
絶対に取れない縦振れとは 別の縦振れがあり、
それを直すのに時間がかかっています。

RIMG0582amx15.jpg
RIMG0584amx15.jpg
直りました。

RIMG0588amx15.jpg
↑交換したスポーク

RIMG0589amx15.jpg
画像上から1~4番目で、個別に見ていくと

RIMG0590amx15.jpg
1番目
RIMG0591amx15.jpg
2番目
RIMG0592amx15.jpg
3番目
RIMG0593amx15.jpg
4番目です。

RIMG0594amx15.jpg
4番目だけは固着に近かったのですが、
どうせ交換するなら ニップル付近で ねじ切ってしまうより
ハブに近いところで スポークを わざと切って、
スポークテンションから解放しつつ
リム穴とニップル周りのアルミ錆びの抵抗を取り去ったところ
スポークからニップルをゆるめられました。
ということは、完全固着では無かったということです。
非常に手間で 現実的ではない手段になりますが、
ホイールの中で ゆるめられるニップルを 全てゆるめきれば
4番目のスポークも切断せずに ニップルをゆるめられる可能性はあります。
また、ねじれているスポークのニップルをゆるめるのは
そうでないニップルを ゆるめるのよりも難しいので、
4番目のスポークが もし ねじれていなければ
ニップルをゆるめることができた可能性が高いです。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0585amx15.jpg
のむラボホイール5号の前輪を組みました。

RIMG0587amx15.jpg
660ハブ 20H 黒CX-RAY反ヌポークラジアル組みで
赤アルミニップルです。

category: のむラボホイール

tb: 0   cm: 0

AL22リムの後輪さん  

お客さんから AL22リムで組まれた後輪をお預かりしました。
RIMG0549amx15.jpg
のむラボホイール5号と リムとハブは同じですが、
当店で組んだものではありません。

RIMG0550amx15.jpg
お預かりした要件は この画像の時点で すでに済んでいます。
左エンドナットが ハブシャフトに焼き付き、
無理に回したところ ぶっ壊れたので 助けてほしいということでした。
エボライトハブのハブシャフトの単品販売なるものは
そもそも設定がありませんし、
さらに エボライトハブ自体が問屋さん在庫終了で(←なぜだろう?)
入手困難です。
今回はハブシャフトに適当な価格設定をして
単品販売することにしましたが、
ハブシャフト自体を送っても 交換が困難だと思い
ホイールを 当店に送ってもらいました。

RIMG0569amx15.jpg
RIMG0570amx15.jpg
↑交換したハブシャフト
予想されていたことですが
右エンドナットも ハブシャフトに焼き付いており、
右エンドをゆるめるのに ハブ芯つかみとバイスを要したので
ハブシャフトだけを お渡ししても 交換は非常に難しかったと思います。

で、ここまでが本来の依頼の件なのですが
RIMG0551amx15.jpg
ホイールの組み方は 32H 全黒レーザーヨンヨンJIS組みで、
一応 状態を見てみるかとセンターゲージを当てると

RIMG0552amx15.jpg
RIMG0553amx15.jpg
リムが 異常に反フリー側にずれていました。
なんじゃ こりゃ。

勝手に直すわけにいかないので
お客さんにいろいろ訊いたのですが、
まず このホイールは自分自身で組んだのか訊いたところ
近所のショップで組んだものだそうです。
そこからの振れ取りの履歴は1回で、
そもそも こんなにずれていたら リヤタイヤの左側が
フレームのチェーンステーに擦ったりすると思うのですがと訊いたら
そういう問題は起きていないとのことです。
直す許可は いただきました。
これをホイールと称して飯が食える地域があるんだ
見習わんけど勉強になるわマジで。

RIMG0556amx15.jpg
RIMG0555amx15.jpg
ひどい縦振れもありました。
上の画像は振れ取り台のゲージがギリギリ リムに触れる位置で、
つまり 最も外周側に振れている位相です。
下の画像は、そのゲージ位置から
リムの中で最も内周側に振れている位相です。
ゲージの位置は どちらの画像も同じです。

ブレーキゾーンに白っぽい帯状の摩耗痕がありますが
ゲージと白い帯までの距離も 当然ながら同じです。
上の画像のリムの最外周部は、ホイールが組まれて以来
一切 ブレーキシューが当たったことが無い
きれいなままの箇所があります。
この状態でホイールを回すと、リムの輪郭が ビクンビクンと跳ねながら
回転しますが ブレーキゾーンに付いた摩耗痕は真円になっています。

RIMG0557amx15.jpg
RIMG0558amx15.jpg
横振れもありました。
テンション的に増し締め可能な範囲で 横振れを取りつつ
センターずれが減る方向で 片側偏重の増し締めを終えた時点での
縦横振れが ほぼ無い状態が上の画像です。
まだ センターずれが残っています。
ここからは、スポークテンションを なるべく保ちつつ
リムをスライドさせるように フリー側を かすかに締めて
反フリー側を かすかにゆるめるやり方でしかセンターを出せませんでした。
上の画像の状態から 反フリー側のゆるめ方向だけで
センターを出したら 反フリー側が とんでもなく ゆるくなってしまいます。
左右同径同本組みだからというのも ありますが。
フリー側の増し締めだけで センターを出そうとしたら、
スポークが レーザー(2.0-1.5-2.0mm)なので
うにょーんの発生域に突っ込んでしまいかねません。
その点、今回のホイールは 32Hという本数で助かりました。
24Hの後輪を 全レーザーで組むとなると、
フリー側12本のテンションが まとなホイールとして成立させる
テンションの下限だとしても うにょーん発生域に突っ込むので。

あと このホイール、フリー側のスポークの適正長さで
左右同じ長さのスポークでホイールを組むという手抜きをしているので、
反フリー側のスポーク長さは ニップルのすり割りから3山ほど短いです。

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RIMG0566amx15.jpg
センターを出しました。

RIMG0559amx15.jpg
RIMG0560amx15.jpg
RIMG0561amx15.jpg
↑上の3つの画像は全てホイールが回転しています。
縦横振れが ほぼ無いのが分かると思います。
静止画像では伝わりませんが、
ほぼ上下していないブレーキゾーンの中で
元々の摩耗痕が上下に踊るという状態になっています。

今日の 今日もホイー(以下略)。は
たまたま のむラボホイール5号の後輪でしたが、
さすがに こちらのほうが作業時間は短いものの
もし今日もホイー(以下略)。が 前輪だったら
同じくらいになったのではないかというくらいには
時間が かかりました。

元の状態の縦振れを見る限り、
このハブとこのリムで ホイールと呼べるものが組み上げられたのは
今日が初めてだと言っていいでしょう。

category: のむラボ日記

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キシリウム プロ エグザリッド SLさん  

お客さんから キシリウムの後輪をお預かりしました。
RIMG0467amx15.jpg
琵琶湖一周、いわゆるビワイチ中にスポークが折れたとのことです。
そのまま走るとバイクが壊れるかもと思い(※)
数km歩いたところで知り合いの車に
乗せて(+載せて)もらって 帰ったとのことです。

※タイヤやリムがフレームに接触していなくて、
シュータッチくらいなら 自走してもOKです。

RIMG0468amx15.jpg
スポークが固着した状態から、ニップルの中で破断しています。
近所のショップに持っていったら、
マヴィックのホイールは問屋さん(サービスセンター)に送って
修理することになると言われたそうです。
MTBのサスペンションの修理やオーバーホールなどは
サービスセンター送りが当たり前になっているようですが
ホイールでは あまり聞いたことがありません。
ヴェロマックスと その後継のイーストン、
あと シマノホイールのリム交換サービスくらいでしょうか。

レースが近いので(来週)、
納期的にもサービスセンター送りは無理なので
どーしようと思っていたら
知り合い3人が全員 当店の名前を出したので
お持ち込みされたということです。
書いていいと言われたので書きますが
お客さんは滋賀県の方です。

RIMG0469amx15.jpg
RIMG0470amx15.jpg
スポークを補填して、その箇所だけの横振れを取ったところ
それ以外に大きく振れている箇所が2ヵ所ありました。
それも ざっと振れ取りした時点でのセンターずれが 上の画像です。
お持ち込みされた状態だと ポテチのように振れているので
暫定センターは見れません。
作業の都合上 反フリー側増し締め傾向で触ったので
上の画像の暫定センターに 今やった振れ取りのぶんが
かすかに混じっているのは確かですが、
スポークがとぶ前でも ほぼこれくらい ずれていたはずです。
あと、お客さんにも見てもらっていますが 縦振れがありました。
それについては これまでの振れ取り履歴で出たものです。
ホイール組み精度が甘めのマヴィックとはいえ
メーカーの出荷基準を超えているくらいの 縦振れだったからです。

RIMG0471amx15.jpg
RIMG0472amx15.jpg
縦横振れを追い込んで「センターだけがずれている状態」から
少しずつ追い込んで ドンピシャまで出せました。
とんだスポークとニップルは固着していましたが、
それ以外のスポークも固着予備軍が多かったです。

RIMG0482msn5.jpg
↑交換したスポークとニップル

RIMG0484msn5.jpg
RIMG0487msn5.jpg
RIMG0485msn5.jpg
固着したニップルの中でアルミが破断しています。

RIMG0486msn5.jpg
低度の固着であれば この状態から
ニップル側を ニップルレンチでつかみ、
スポークの頭を ペンチ系の工具でつかめば
(もう ホイールに戻せるわけではないですが)
スポークとニップルの固着を解除して 回したり外したりできますが、
今回のこれは それすら無理でした。
ひとつのカタマリのようになっています。

あ、なぜ当店にマヴィックのスペアスポークがあるのかというと
マヴィックの取扱店が 1袋10本入りのスペアスポークを取り寄せた際に
修理には1本や2本しか必要でないのに
お客さんに10本入りの袋まるごとの購入を強いる
クソショップが あまりに多くて、そういう場合 使わなかった
残りのスポークを 当店で 買い取っていたからです。
こうして得られるスペアスポークは
よく出回っているホイールの よく壊れる事例に限られることから
別件のマヴィックホイールでの修理事例も
同じ箇所になる可能性が高く「運よく」助かった人も多いです。

マヴィックの問屋さんはですね、法的な拘束力は無いかもしれませんが
ショップ側に お客さんに対して スペアスポークの不要な本数の
購入を強いるのを 禁止するよう告知するべきだと思うのです。
これが まかり通っているのは本当におかしい。
問屋さんのSNSで #スポークのまとめ買いを強いられた
とかの タレコミ窓口を設けてチンコロ報告があれば
ショップ側に事実確認を行うなどすれば
割りと簡単に撲滅できる気がするのですが。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG0567amx15.jpg
のむラボホイール5号の後輪を組みました。

RIMG0568amx15.jpg
660ハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みで赤アルミニップルです。
結線は あとでやります。

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