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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

CLX50の前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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先日の後輪の続きです。
CLX50の前輪を組み直します。

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フロントハブのベアリングの回転が重く、
エンドを持ってシュッと回すと
タイヤ無しホイールの自重で 数秒程度しか回りません。
これについては何度も書いていますが、
ハブのOEM元のDTでは採用していない
6802という小さいサイズのベアリング
(内径15mmのベアリングとしては最小レベル)が
使われていることと、スペシャライズドのスルーアクスルが
シンテースのX-12という 首元のテーパーが食い込むように
よく締まる規格のもので ベアリングのサイズと相性が悪いことが
関係していると思われます。
スルーアクスルの締め込みは
フロントハブの横ガタが無くなればOKですが、
X-12だと そこから1/4周は軽く締まります。
それを詰めると ベアリングの寿命が著しく短くなります。
ハブベアリングは 私が必要を感じれば交換していいということなので
左右とも新品に交換します。

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2層にわたる缶切りカット・・・なのは まあいいとして

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最初の貼り方が汚ねえな おい

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組めました。

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逆異径組みで半CXスプリントです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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CLX50の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから CLX50の
ディスクブレーキ用ホイールをお預かりしました。
直近の件ではないですが 過去にアルピニストCLXを
組み直したことがあるお客さんのものです。

アルピニストCLXの組み直しについては
「もっさりした感じが消えて
これでやっとヒルクライムレースで使えそうです」
とのことでした。

このCLX50は、ネットの評判でアルピニストCLXほど
ヌルくないというのを見て オークションで入手した
とのことですが 確かにアルピニストCLXよりは
マシなものの 同じように もっさりした感触があるとのことです。

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今日は 後輪を組み直します。

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ハブ胴が きれいで、

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フリーボディにもスプロケットの食い込みが
あまり見られないことから
前オーナーも現オーナーも あまり使っていないようです。

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しかしニップルの歯周ポケットに
細かい砂が溜まるくらいには使用歴がありました。

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ホイールを完全にバラさずに
スポークを順番に黒エアロライトから
銀CX-RAYに変えていっている・・・わけではありません。
ホイールを全バラシして リム単体の状態にし、
黒スポークで組む場合 使い回す
フリー側の黒エアロライトを一度全て仮組みしたのですが
お客さんいわく スポークの色は
どちらでもいいということだったので
(黒スポーク希望だけど 銀でもいいです
くらいのニュアンスでしたが)
銀に させてもらいました。
上の画像はその最中の状態です。
あえて銀スポークにするのを
半ば 強行した理由は ここには書きません。
お客さんには伝えますが。

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組めました。

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半CXスプリントにしました。
結線は あとでやります。


おまけ
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これは先日 組み直したアルピニストCLXの後輪の
フリー側を結線してハンダ付けする前の状態です。
ロヴァールの最終交差の摩耗痕は
スポークを握らないと露出しないですが、
元のスポークの表裏を意識せず組んだ結果
ホイールを右側から見て スポークの外側に
摩耗痕があるスポークを見たところ
握っていない最終交差の外に摩耗痕があります。
これは左右逆異径組みによって
フリー側のスポークを 元より締め進められたからですが
ロヴァールのディスクブレーキ用の後輪は
反フリー側をタンジェント組みしているので
前輪ほどには締め進められない、と以前に書きました。
が、一応 ここで分かる程度には締め進められたようです。
これが アルピニストCLXより約90g重いリムである
CLX50のリムであれば後輪とはいえ
アルピニストCLX以上に締め進められる
(=摩耗痕の位置が もっとずれる)のが
観察できるかと思ったのですが
今回は フリー側のスポークを全交換しているうえに
銀スポークなので 判別はできませんでした。

category: のむラボ日記

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続々々・即堕ちロードバイクくん  

最近、夜(朝)練と通勤で ディスクロードに乗っていますが
乗り心地が悪くて たまりません。














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IMG_3821amx15.jpg
だれかたすけて
n番煎じやめろ(→こちら

ディスクロードの定義を間違えている気がしますが
気にしてはいけません。
乗り心地が悪いのは テンション構造や膜構造になっていない
ディスクホイールだからであって、カンパニョーロのギブリは
このマヴィック・コメットの乗り味とは 全く異なります。

横風に対しては それほど敏感ではなく、
前輪に50mm高リムのホイールを履くほうが
ステアリングを持っていかれるぶん
よほど気になるくらいです。
強風の日に履けば危ないとは思いますが。

前輪がディープリムではない理由は、
このコメットはWOリム仕様なのですが
ディスクホイールの場合 タイヤチューブのバルブが長いと
空気を入れられないので 前輪のリム高が低いほうが
スペアチューブのバルブ長さを統一できて 楽だからです。
乗り心地が悪いのは、公称23Cながら細めのタイヤを
最近の基準でいうならば 超ナロー幅になるリムに はめて
9気圧入れていることも関係しています。
タイヤの横幅の実寸は 22Cくらいです。

登りは、決して 軽快ではありませんが
思ったほど登らなくはありません。
平地では 後ろから押されているような感触がありますが
意外なのは2%未満くらいの緩傾斜で
異常に進む感じがすることです。
スポークドホイールに大きなペダリングパワーを加えると
まず ハブだけが回転方向に ひずみ、
つづいてスポークでも変形が起きて
その2つがひずみ切ったあとに
リムが回るわけですが、
ディスクホイールでは その構造上
ハブの回転が 瞬時にリムの回転になるという
剛体感があるので そう感じるのでしょう。
完全な平地よりは 緩傾斜のほうが
スポークドホイールとの感触の差が大きいので
そう感じるのかもしれません。

冒頭の画像は 昨日の朝で、
風吹峠のトンネルで 朝7時過ぎでした。
この日は 通勤を除外した距離で92km走っています。
トンネルの入り口で バイクを持って
方向転換しようとしたら
ディスクホイールのディスク面が
トンネルの入り口と平行になった
(バイクの向きが道を横切るような形になった)瞬間に
バイクが浮いたかと思うほどの風を受けたので
バイクの自重だけだと ディスクホイールの受ける横風が
よく分かります。

家の近くまで戻ると ちょうどいい時間だったので
用事がある問屋さんに2件 寄ったのですが、
その2件目のフルク〇ムとピナレ〇を
ジャパンでゆいいつ扱っている問屋さんで
中の人から用事のあとに声をかけられ、
なんでも今日 カ〇パニョーロの本社から2人
エライ人だか技術顧問みたいな人だかが来ていて
午前でミーティングが終わるから
午後からその2人を のむラボに連れて行っていいか
と言われました。
ホイールの話とかを聞きたいそうです。
断りました。
じゃあ 明日(つまり今日)ではどうかと言われましたが、
それも断りました。

シャ〇ルウルトラDB(アルミリムのほう)や
ボ〇ラウルトラWTOを見る限り
カ〇パニョーロの中の人は
そういう呼び方はしていなくとも
スポーク比重という概念を把握しています。
でなければ あんな構成のホイールは作れません。
スチールスポークのホイールに限れば
カ〇パニョーロに限らず たいていの完組みホイールより
走ると言わしめるホイールを組む自信はありますが、
それは あらゆるホイールで体重100kgちょっとまでの乗り手に
対応させなくてはいけないという条件があるわけでも無く、
結線ハンダ付けという 補修に関する属人性を考慮していない
いわば反則技あってのことなので、
それらを勘案すると ボーラやゾンダというのは
かなり 頭抜けた性能のホイールなのです。
事実 私は、これらのホイールでスポーク比重を変えて組み直したり
結線したことは ありません。

逆に言うと 私に組み直されて
乗り手に「前より良くなった!」とか言われてるホイールは
全然ダメってことです。


問屋さんの中の人には
「クソ忙しいから来るな」とは言いましたが、
実際は もし来られたらメシノタネコード ダダ洩れで
ホイール談義を始めるのが目に見えているからです。

カ〇パニョーロの中の人というのが
イタリア人かどうかは知りませんが、
日本のショップに連れて行くくらいなら
サイゼリヤに連れて行って
全メニューを一口ずつ食べてもらって(※)
その感想を まとめてもらったほうが
ニュースとしてのバリューが高いレポートとかを
書けるんじゃないでしょうか。
味はともかく ナポリタンという料理自体にガチ切れしてたとか
一口でいいと言ったのに ミラノ風ドリアは完食してたとか
そういう話を知りたいです。

※お料理は全て(同行していた問屋さんの)スタッフが
おいしくいただきました。

category: 新手のスタンド使い

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CL50の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから CL50の後輪をお預かりしました。

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こちらは新しいほうの仕様なので
スポークヘッドをスライスされたエリンギ状にツブしており、
ニップルも内蔵式ではありません。
それと、旧型がフロント18H リヤ24Hであったところ
フロント16H リヤ21Hとなりました。
ディスクブレーキ用ホイールだと 反フリー側を
タンジェント組みする(=偶数でないとダメ)関係上
24Hとなっていますが、
21Hだと フリー側の最終交差の挟角が
鈍くなるという利点があるので
スポークの少なさによる問題は
スポーク比重の変更と結線で対処すればいいです。

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※おうちのかたへ
16+8の24Hとくらべて見てみよう!

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組めました。

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半CXスプリントですが 左右異数組みへのカウンターなので
逆異径組み、つまり フリー側がCX-RAYで
反フリー側がCXスプリントです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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CL40の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG3432msn5.jpg
昨日の続きです。
CL50CL40の後輪を組み直します。
↑コメントで間違いに気付いたので訂正しました

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左右とも 丸バテッドスポークですが、
昔のハブなので スポークヘッドにツブシ加工が
無いのはいいとして

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反フリー側は 通し式ではなく引っかけ式です。
2.3mm穴を通せない扁平スポークで
かなり極端な逆異径組みができそうとか
妄想が はかどります フヒヒ。

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組み直しました。

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結線は あとでやります。
ハブは16+8Hの24Hで、

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スポークは フリー側が黒CX-RAYストレート、

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反フリー側が 謎のスクエアエアロスポークで
スポーク比重がCX-RAYより絶妙に大きいものです。

category: のむラボ日記

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CL40の前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ロヴァールのCL40の前輪をお預かりしました。
リムブレーキ用のホイールで

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ハブは ストレートスポークヘッドをツブさない
普通の仕様、

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リムは 内蔵ニップル式で

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チューブレス非対応リムです。
旧アルピニストCLXのように
チューブレスリムとして売るのを断念した痕跡の
中央部の凹みもないので
リムテープはストレッチバンドタイプです。

スポークを 吊るしの丸スポークから変更して
よりカッチリするように組み直してほしいとのことですが、
このホイールのお客さんは 私が組み直した
別のロヴァールのホイールを すでに持っているので
だいたいどういう結果になるか分かってもらえています。

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組み直しました。

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黒CXスプリントストレートで組み直しました。
16Hではなく 18HなのでCX-RAYでも良かったのですが、
外周部でもない かすかな軽量化と
体感で分かるであろう硬さの違いを秤にかけると
こういう選択になりました。

category: のむラボ日記

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アルピニストCLXの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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ROVALのロゴが黒いほうの
アルピニストCLXの後輪を組み直しました。
お預かりしているのは後輪だけなのですが。

白ロゴのアルピニストCLXは
すでに お客さんにお渡し済みですが、
お住まいが当店に非常に近く
まず サイクリング帰りに寄られたので
結線が済んでタイヤもローターも取り付けてあった前輪だけを
そのときに履いていたゾンダDBと交換して
インプレがてら乗って帰ってもらいました。
そのあとにFF山口のホイールバッグに入った
ゾンダDBの前輪と 結線が済んだアルピニストCLXの後輪を
取りに来られたのですが、
前輪がどれほど違うのか分かったかと
(比較対象はゾンダDBではなく
組み直し前のアルピニストCLXです念のため)訊いたら
全然違う!ヨレている感触が無いのと
あとスポークの異音が無くなった!と言われました。
先日、別件で銀スポークで組み直した
アルピニストCLXのお客さんから 同じように組み直してほしいと
ディスクブレーキ用のCLX50をお預かりしていますが、
その依頼書にも アルピニストの乗り味が変わったことについて
絶賛してありました。
こういうのを見聞きしたときに、
私のほうから自発的に尋ねた場合でも
「うわ のむラボ信者きっしょ」
と偽悪的な答えを返すことが多いですが 気にしないでください。

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今回のホイールに付いていたディスクローター、

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ロックリングはシマノのものですが

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ローターはカンパニョーロのものです。

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このローター、外周が真円で切り欠きがなく
非常に丁寧な面取りがしてあります。
おままごとのセットで、マジックテープでつながった
おもちゃの人参を切る プラスチックの包丁の刃のように
丸くなっています。
シマノのディスクローターですら ここまでの面取りはしておらず、
さらにギザギザしていないものの 外周に切り欠きがありますが
放熱性や ブレーキパッドのクリーニング性を
やや犠牲にしてでも 集団落車の際の
人体への攻撃性を下げようという考えのようです。
私は もう知っているので触りませんが
(手の脂がローターに付くのも嫌ですし)、
このローターの外周の仕上げは 手で触ると感動します。

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※おうちのかたへ
外周以外の部分は 面取りをしておらず
ナタのように鋭利なので 手を怪我する恐れがあります。

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びふぉー

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時系列が組み直し後に飛んで あふたー
ホイールを一旦バラすので ハブの汚れを拭き取っています。

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ニップルをゆるめると 歯周ポケットから
黒い汚れがポロポロと出てきたので 超音波洗浄をしました。
穴から 汚れが黒いもやのように出てくるかと思ったら
それほどでもありませんでした。

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組めました。

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反フリー側を黒CXスプリントにしています。
結線(フリー側)は あとでやります。

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↑これは昨日の白ロゴアルピニストCLXの
結線前のフリー側の最終交差です。
元の表裏を意識せずに組んでいるので
摩耗痕が外側(右側)に向いている最終交差を撮りました。
カメラのライトがスポークに反射しています。
で、やはり 前輪ほど明確には 元から増し締めできていません。
反フリー側は元の第2STから微増+スポーク比重増で、
フリー側は元の第2STから微増+結線で
変形しにくさを追求するしかありません。

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↑こちらは今日の黒ロゴアルピニストCLXです。
カメラのライトは点けていません。
やはり、摩耗痕が最終交差の域を脱していません。
反フリー側がラジアル組みであれば もう少し張れるのですが。

RIMG3295msn5.jpg
ちなみに先日の前輪の画像です。
摩耗痕が スポークの交差から完全に脱していますが
これができるのは 少スポーク側がラジアル組みなだけでなく
そもそも前輪のほうがオチョコ量が少ないことが大きな要因です。

category: のむラボ日記

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EA90SLさん  

記事にするつもりは無かったのですが、
あまりに内容がエグかったので
記事としてのバリューがあると判断されたので
画像を撮りました。
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お客さんから イーストンのEA90SLの前後輪をお預かりしました。
何年か前に当店で点検したもので、
前後輪とも 振れはほぼ無く
前輪のハブに問題は無いのですが
後輪のハブの回転がおかしく ベアリングがダメなようです。
主な用途はローラー台ということなので、
後輪だけが酷使されたということなのかもしれません。
後輪のベアリングがダメっぽいというのは
お客さんの自己申告でもあります。

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ハブは イーストンのECHO(エコー)というモデルで、
内部が やや特殊なモデルです。
冒頭の画像と この画像は作業後の状態です。

RIMG3297amx15.jpg
右側ポン当てエンドごとフリーボディを引き抜きました。
内径の大きさからして ハブの構成要素に関係なさそうな
スペーサーのようなものがあります。

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↑引き抜いたフリーボディ

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を内側から見ると ベアリングのリテーナーが壊れて
鋼球の位置がバラついた状態になっていました。
先ほどのスペーサー状のものは
このベアリングのシールです。
壊れたリテーナー(保持器)は どこに行ったのか、
すべて粉になったわけではないだろうと思い
フリーボディの内側を下にして トントンと軽く叩きつけると

RIMG3301amx15.jpg
リテーナーのカスが出てきました。

RIMG3303amx15.jpg
鋼球を1ヵ所に集めて・・・

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ペーパータオルをかぶせた指で 下から押すと
内輪が外れました。

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↑内輪と鋼球

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フリーボディに圧入されているのは
外輪と 外輪のフチにはめ込まれたシールだけです。
シールには ベアリングのメーカーやサイズを示す
印字がありません。

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外輪を外しました。

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↑ベアリング一式
かつてベアリングだったものがトレイ一面に広がる

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ベアリングのシールに印字がありませんが、
内径と

RIMG3313amx15.jpg
外径と厚みが同じベアリングは

RIMG3314amx15.jpg
6901でした。

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フリーボディの奥には
1-1/8インチのヘッドパーツ用の
カートリッジベアリングが取り付けてあります。
これ、本来は圧入の関係ではなく
このベアリング付きフリーボディを ハブ体に入れてから
フリーボディを引き抜くと
ベアリングがハブ体側に残るくらいには
内輪との寸法差が スカスカなはずなのですが
錆びが回っていて固着していました。
回転も ゴリゴリしています。
ラチェットの山がフリーボディ側にあり、
爪がハブ体側にあるという たいていのハブと逆の構造です。
フリーボディを交換した際に ラチェットの山が
リフレッシュされるという点ではいいのかもしれません。

RIMG3310amx15.jpg
プーラーを うまくかけて引き抜きました。
フォークの下玉押しと同じように
ベアリングの内角と接触する テーパー形状になっています。
先ほども書きましたが ここのベアリングの接触は
内外角の部分で 左右から受けているだけで
内輪は圧入の関係になっていません。

RIMG3311amx15.jpg
同じベアリングの在庫がありました。
内角36°/外角45°のベアリングです。
これ以外の 1-1/8インチの規格ベアリングには
(ここでいう規格とは国際的なベアリングの規格ではなく
自転車業界でのみ通用する規格のこと)、
36°/36°と カンパニョーロの規格でもある45°/45°があり、
たいていは その3つのいずれかになります。
そして ベアリングの外径も書き加えると
36°/45°が41.0mm、
45°/45°が41.8mm、
36°/36°が41.5mmなので
上の画像のように合わせて ずれていると分からなければ
同じベアリングだと断定できます。
例外的に 36°/45°で41.7mm外径のものがあるのですが
それはそれで判別可能です。

RIMG3316amx15.jpg
フリーボディのベアリングを圧入しました。

RIMG3315amx15.jpg
うかつにも 先にヘッドベアリングを
フリーボディに取り付けてしまいましたが
それを押さずに かけられる治具があったので 問題ありませんでした。
もし ヘッドベアリングにかかるのであれば
外せばいいだけですが。

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フリーボディの内側ベアリングに相当するものは、
マヴィックのFTS-Lフリーボディと同じく
ハブ体内部が右側に突き出した先に圧入されています。
ハブ胴の中に穴が見えますが、

RIMG3318amx15.jpg
左側から覗くと こうなっています。
軽量化でしょうか。
しかしこれ、爪がパチパチと動いている
ラチェットの山の部分につながっているので
ラチェット周りのグリスがハブ体側に流入する可能性があります。
あと、フリーボディを抜いたハブ体ベアリングの回転も
ソリソリしていたので この時点でハブ体左側のベアリングを抜いています。

RIMG3319amx15.jpg
シールの印字は メーカーがエンデューロ、
サイズが71801となっています。
こういう5桁の数字の場合、2桁目が必ず1で
それを除くと一般的な規格ベアリングのサイズが残るようになっています。

DSC01408amx14.jpg
これは過去記事からの引用ですが、
上の画像は セラミックスピードのベアリングで
外輪に61802というレーザー刻印が入っています。
ここから1を除くと6802となりますが、
実際に このベアリングは6802と同じサイズです。
これはハブ体の内側に向く面で 黒シールですが、
外側に向く面は 青シールとなっています。

これと同じ法則でいうと 今回のエンデューロのベアリングは
7801となりますが、そんな規格ベアリングは存在しません。
※後述で訂正していますが存在します。

RIMG3320amx15.jpg
サイズそのものは 6801と同じです。

RIMG3321amx15.jpg
これもゴリゴリしていたので 71801とやらを抜き取りました。
つまり 結果としてベアリングを全交換したことになります。

RIMG3322amx15.jpg
内側は黒シールでした。
カンパニョーロ/フルクラムの カップ&コーンではない
廉価モデルのホイールのハブや
DTのハブのベアリングなどでは、ハブの外側に向く側だけを
接触式シールにしているものがあり
その区別のために ベアリングの表裏で
シールの色を変えているものがあります。
厳密にいうと シールの色を変えているというより
「非接触式シールは黒、
接触式シールはオレンジか茶色にしましょう」という
習いがあるので それに従うと自動的にそうなるだけなのですが。

しかし 今回のベアリングは 両側とも非接触式シールに見えます。
外側のシールは非接触式にしても すき間が大きすぎるので
削れてしまった可能性はありますが。
規格ベアリングの呼び番号の形式は
「6××」または「6×××」または「16×××」などの
形式に限られるのをいいことに 2桁目に1をはさんだり
自転車業界だけで勝手をこいているわけですが、
6×××から7×××に番号を進めてまで
主張したいことは「あれ」に違いないと思い

RIMG3361amx15.jpg
シールをめくりました。
実は 判断するだけならシールをめくる必要は無いのですが。
上の画像は 外側に向いていた面ですが、
内輪の部分の厚みを

RIMG3364amx15.jpg
内側に向いていた面と比べると
内側のほうが薄いのが分かります。

RIMG3363amx15.jpg
再び 外側の面の画像です。
分かりにくいですが 内輪とベアリング球との接触が
カンパニョーロのカップ&コーンのベアリングの
玉押しのような形になっています。
というか 玉押しなのですが。
このベアリングは、アンギュラコンタクトベアリングです。

追記:
6×××サイズのラジアルベアリングが
アンギュラコンタクトベアリングになった場合に
7×××という表記にしようぜ!
という国際規格上のルールは存在しないと思っていたのですが
エンデューロ以外で NTNやNSKのベアリングでも
同様の法則に従って 名乗っているので
71801はともかく7801というのは規格に則った表記でした。


RIMG3366amx15.jpg
内外のシールですが、

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外径は同じですが、内径は 内輪がアンギュラコンタクトなのを
勘案しても すき間が大きいです。

RIMG3368amx15.jpg
シールの内周のフチを見ると オレンジ色が残っているので
削れているわけではなく 元々この寸法であるようです。

RIMG3369amx15.jpg
これは また別件ですが、
直近で組み直したアルピニストCLXの前輪に
入っていたベアリングです。
回転がソリソリしていたので
お客さんに 交換前後の状態を
実際に確かめてもらう形で 交換しました。
シールは めくっています。
上の画像は ハブの外側に向いていた面で
外輪に レーザー刻印の印字がありますが

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内側に向いていた面は 印字が無いだけで
外側の面と見た目は変わりません。
これは ラジアルベアリングです。

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印字は メーカー名と、

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サイズの表記でした。
規格ベアリングのサイズを 内径/外径/厚み(mm)で書くと
6902は15/28/7で 6903は17/30/7ですが、
6902の外径だけ26mmになってくれれば
フリーボディやハブ体に圧入するのに 都合がいいのにな~、
ということで内径だけ26mmにした規格外ベアリングが
15267です。これはミリ寸法の数字を3つ並べただけなので
直感的に分かりやすい表記法でもあります。

6903の内径だけ18mmになってくれれば
スルーアクスルハブのベアリングにとって都合がいいのにな~、
ということで内径だけ18mmにしたのが
同じ表記法で18307となります。

DTでは、規格外ベアリングのミリ寸法表記に倣い
規格ベアリングでも その表記法を採用しており
ベアリングを注文する際は
上の画像のベアリングの例でいうと
「6802ください!」ではなく「15245ください!」と
注文することになります。
DTのハブから抜いたベアリングであれば
どちらの数字も併記されているので
分からなくなることはありません。

RIMG3323amx15.jpg
それはともかく
規格ラジアルベアリングの6801を圧入しました。
マヴィックのここはアンギュラコンタクトではないですし、
エンデューロのベアリングだと ゴリゴリに傷んでいたという
良くない確かな実績があったので
普通のラジアルベアリングでも問題ないかと思います。
むしろ案外 初期性能を維持する期間は
こちらのほうが長いかもしれません。

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ハブ体左側と そこに圧入されていたベアリングですが、
どちらも接触面に電位差によるものっぽい錆びの跡がありました。

RIMG3329amx15.jpg
結局、全てのベアリングを交換しました。
全て交換する前提で作業にかかったわけではありません念のため。
上の画像には写っていませんが、

RIMG3331amx15.jpg
ベアリングのゴミの中に どん付き防止スペーサーが
しれっと まぎれていました。アブネーアブネー。
これが無いと クイックを締めたときに後輪の回転が固まります。
その際に ハブ体に押圧接触するのは
このスペーサーがある6901と71801の間ではなく
先ほどのヘッドベアリングのほうなので、
これを抜いても オーバーロックナット寸法は ほとんど変わりません。
冒頭で フリーボディをポン当てエンドごと引き抜いたときは
フリーボディ内部に油汚れで張り付いていて、
その後にトレイのほうに落ちたので 見落とすところでした。
一応、エコーハブの展開図も調べて
ここに入れることで間違いないのを確認しています。
ちなみに、その展開図では
ヘッドベアリングの品番は3645、71801の品番は7801、
フリーボディ外側とハブ体左側 つまりホイール両端の
名無しのシールのベアリングは6901となっていました。
71801を 7801と4桁に戻しているのが気になります。

RIMG3332amx15.jpg
RIMG3333amx15.jpg
前輪の画像を一切 撮っていませんが、
前後輪とも ごくわずかな振れを取りつつ
センターずれが無いのを確認しています。

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アルピニストCLXの後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG3336amx15.jpg
RIMG3337amx15.jpg
昨日の続きです。
アルピニストCLXの後輪を組み直します。

RIMG3341amx15.jpg
組めました。

RIMG3342amx15.jpg
画像では まず分からないでしょうが、
反フリー側を黒CXスプリントストレートにしています。
結線は あとでやります。

ロヴァールのディスクブレーキの後輪ですが、
禁忌を超える禁忌である
2:1組みでの反フリー側タンジェント組みをしています。
なので フリー側のスポークのほうが
変形量が むしろ大きいという
おかしな後輪になっているわけですが
(フリー側をXI組みにしているというのも関係ある)、
反フリー側の エアロライトことスポーク比重65%のスポークを
CXスプリントこと同78%のスポークに置き換えても
元より反フリー側はキンキンに張っているので
組み換え前後で 第2スポークテンションは変わりません。
というか 変えられません。
反フリー側のスポークの変形量は減少します。
同じ第2STで スポーク比重は上がっているので。
しかし、フリー側のスポークの変形量は ほとんど変えられません。
組み換え前後で どちらもホイールセンターが出ているとして
左右のスポークをにぎにぎしたなら
反フリー側は変形量が減っているのが明確に分かりますが
フリー側は ほとんど変わっていません。
ここから、どうやってフリー側のスポークの変形を殺すのかというと、
結線で補うことになります。
前輪は 結線無しでも化けさせることができますが、
後輪は フリー側の結線が必須です。
じゃあ そもそもロヴァールのディスクブレーキの後輪は
組み直しをせずに 点検+結線だけでも
組み直し+結線に近い結果が得られるんじゃないの?
と思うかもしれませんが それは事実です。
まあ反フリー側は確かに変わるので 無意味ではありませんが。
ちょうど今 当店には 吊るしのままのアルピニストの後輪もあるので
にぎにぎ比べをすると フリー側のスポークの変形量は
ほぼ変わっていないのが分かります。

RIMG3339amx15.jpg
RIMG3340amx15.jpg
これは組み直し後の状態ですが、
ロヴァールのディスクブレーキの後輪で
逆異径組みをするとセンターを出すのが非常に難しいです。
普通のホイールでは 反フリー側のほうが低テンションで、
反フリー側ラジアル組みの2:1組みでは
左右がだいたい同じくらいです。
ここまでなら 反フリー側の増し締めは
スルスルとした感触で容易ですが
この後輪では 反フリー側のほうが高テンションなので
薄氷を踏むように 答えに にじり寄っていくように
増し締めしないといけません。

先ほど 2:1組みでの反フリー側タンジェント組みが
禁忌を超える禁忌と書きましたが、
過去にも書いたことがありますが ディスクブレーキの後輪は
・普通に左右同数組みで 左右異径異本組みでバランスを取る、
それが思いつかないならオフセットリムでも使ってろ、
が 妥当な解で、
・2:1組みで反フリー側ラジアル組み
ホイールの構造体としての評価は悪くないが
反フリー側で強烈なハブ側ブレーキをすることを考えると
ラジアル組みは ちょっと・・・という感じとなり
これが禁忌ですが ストレートスポークであれば
強度的な問題はクリアしていると
経験的に分かってきたようです。
そこから
・ハブ側ブレーキのねじれパワーにビビッて
2:1組みなのに 反フリー側タンジェント組みをする、
スポークテンションの左右差は 均等を通り越して
左右逆転するのは気にしない あるいは過小評価するというのが
禁忌を超える禁忌です。
リムブレーキの後輪であったなら
決して やらない組み方ということからも
やっている理由はディスクブレーキにビビったという
バイアスがかかった結果というのは明白です。
2:1組みが売りのホイールメーカーだから
後に引けないというのもあるのかもしれません。
後輪の2:1組みを あえてしていない
フルクラムのスピード25が 私のホイール観の理想に
ほとんど合致していると考えるのも
このあたりが理由です。

RIMG3344amx15.jpg
今回の後輪の 左側ポン当てエンドです。

RIMG3345amx15.jpg
こちらは 右側ポン当てエンドで、スプロケットのロックリングを
撮影用に 手で軽く締め込みました。
やたらと傷がありますが、
スルーアクスルの締め付けがゆるんだまま
乗っていたことがあるようです。

RIMG3346amx15.jpg
これは今回の後輪に付いていたスプロケットの
最ロー側2枚をまとめたスパイダーアームですが、

RIMG3347amx15.jpg
スパイダーアームとスプロケットのカシメがゆるんで
ガタが出ています。

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洗浄しました。

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11-28Tのロー側2枚の25Tと28Tですが、

RIMG3350amx15.jpg
スパイダーアームと25Tの間にはガタはありません。

RIMG3351amx15.jpg
裏返して 内側に当たる側から撮っていますが
スパイダーアームと28Tの間には
再現性100%のガタがあり、カチカチと音が鳴らせます。

RIMG3352amx15.jpg
スパイダーアームに対して28Tのほうを
ガタの可動域の範囲で 向かって時計回りいっぱいに
動かした状態で油性ペンで印をつけました。

RIMG3353amx15.jpg
という状態から28Tを 反時計回りいっぱいに回しました。
印の対岸の位相のすき間の幅が短くなっているという
見方のほうが分かりやすいかもしれません。

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アルピニストCLXの前輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
昨日のCL50の前輪の相方の後輪を組み直そうと思ったら
銀CX-RAYストレートの本数が足りなかったので
作業は取り寄せ後となりました。
その次はと言えば、アルピニストCLXの組み直しがあるので
そちらを先にすることにしました。
RIMG3273msn5.jpg
お客さんから FF山口のホイールバッグに入った
アルピニストCLXを お預かりしました。

RIMG3274msn5.jpg
FF山口の「口」の右端が切れているので
「山口感」がすごいFF山口です。
下のほうに早送り(FAST FORWARD)とありますが
これの意味は不明です。

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白ロゴのアルピニストCLXです。
なぜ こんなことを書くのかというと

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カンパニョーロのホイールバッグに入ってるほうの
別件のアルピニストCLXと区別するためです。

RIMG3277msn5.jpg
しかし こちらは黒ロゴでした。

RIMG3278msn5.jpg
↑あと このタイヤ、

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先日の記事(→こちら)で触れた
スペシャライズドのタイヤです。


というわけで 今日もホイー(以下略)。
RIMG3282msn5.jpg
お客さんから アルピニストCLXをお預かりしました。
「富士ヒルに間に合わせろ」案件のひとつです。
今日は 前輪を組み直します。

RIMG3283msn5.jpg
元の状態は7+14H組みで 全黒エアロライトストレートです。
あと、フロントハブの回転が少しソリソリしていました。
無断でベアリングの交換はしませんが、
したほうがいい感じではあります。

RIMG3284msn5.jpg
バルブ穴の箇所のリムテープの処理は、
リムテープの最外層と

RIMG3285msn5.jpg
そのひとつ下で まとめて缶切りカットしていましたが
これ、つながっているところが プチンと切れて
丸いテープのカスがリム内に落ち込むと
回収が やや面倒なので やめてほしいです。

全周を切ってもチューブレスバルブの
根元の圧着は変わらないと思うのですが。
全周を切ってしまうと うっかり中に落とした場合
落とした奴が回収しないといけなくなるので
その面倒を避けるためでしょうか。

RIMG3287msn5.jpg
ホイールをバラしました。
上の画像は 再度使う 左側・ローター台座側・多スポーク側の
スポーク14本です。
右から3番目や真ん中あたりのスポークが
裏返しになっていますが、
全てのスポークに最終交差の摩擦による磨耗痕がありました。
このうち左から5番目のスポークの磨耗痕が
とくに目立って大きいです。
スポークテンションのバラつきの範囲で
とくに低テンションだったのか、
あるいは スポークヘッドをスライスしたエリンギ状に
ツブしているわけですが
そのツブシの平行と スポークの扁平バテッドの平行が合っておらず
かすかに斜めを向いて最終交差で接触していたのかもしれません。

RIMG3288msn5.jpg
一旦 ホイールをバラしてから まず仮組みをしました。
ここでいう仮組みとは ニップルの内周側の端面に
ちょうど スポークのねじ山が隠れるところで
締め込み量をそろえることです。
そこから ざっと縦横振れ取りをしました。
ホイールセンターだけは出ていません。

という状態でバルブ穴の位相が右側、
ハブが左側になるように ローター台座側から撮ったのが
上の画像です。

RIMG3290msn5.jpg
ここからバルブ穴直近の最終交差にズームしていきます。

RIMG3291msn5.jpg
先ほどの 最も目立つ磨耗痕のスポークを、
磨耗痕が外側になるようにして組み付けました。
すでに磨耗痕の位置は最終交差の中あたりです。

RIMG3292msn5.jpg
組めました。

RIMG3293msn5.jpg
仮組みの時点から そうですが、
少スポーク側を 黒CXスプリントストレートにして
逆異径組みをしています。
多スポーク側の結線は あとでやります。

RIMG3294msn5.jpg
↑これは組み終わったあとの画像ですが、

RIMG3295msn5.jpg
磨耗痕は この位置になりました。
逆異径組みで 張れる限界が変わっているということです。
元のスポークの番手のままで ここまで増し締めするのは
絶対に不可能とはいいませんが 実質的には無理です。
少なくとも私はやりませんし、それが簡単に出来るなら
そもそも メーカーがやっているはずです。
そして、やったところで元の番手のままでは
大して化けません。

あと、少スポーク側だけ スポークを全交換するなら
ホイールの全バラしは不要なのではないかと思うかもしれませんが、
もし元のホイールを組んだのが私なら 確かに不要です。
少スポーク側のみ半バラしした際の多スポーク側14本が
縦振れ取り不要レベルのガイドとして機能するというなら
多スポーク側をバラす必要はありません。
半バラしと全バラしで(元のロヴァールの平均的な精度からなら)
作業時間が それほど変わらないのと、
スポークのねじ山に当店で使っている
ゆるみ止め剤を塗布したいとか
リムの実測重量を すっぱ抜きたいとか
あと メシノタネコードですが 半バラしだと
どうにも気持ち悪い理由があるので
全バラしをしています。
仮に このアルピニストCLXが私物で、
スポークの変更もせず 結線もしないとしても
やはり全バラしして組み直すでしょう。
何が決定的にダメなのかは書きませんが(書けませんが)、
もし ボーラWTOなら 私物でも全バラしはせずに
点検だけして使います。

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リムブレーキ用のCL50の前輪を組み直しました  

先日、ある お客さんから
「最近はロヴァールの組み直しを あまり見かけませんね」
とか言われたのですが
いま当店で お預かりしている ロヴァールのホイールを並べたら
その上で配慮さんがブレイクダンスを踊れるくらいには
数が あります。
ロヴァールの組み直しはTniのハブを消費しないので
いま取りかかるにも都合がいいです。
というわけで しばらくロヴァール撲滅モードに入ります。
ロヴァールだけでなく なにか間に差しはさむ可能性もありますが。

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから CL50の前輪をお預かりしました。
組み直しをご希望ですが、
スポークとニップルは銀色がいいとのことです。

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組めました。

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ハブは ロヴァールの16Hで、
黒コンペレースを 銀CXスプリントに変更しました。

category: のむラボ日記

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404ファイアクレストさん  

お客さんから ZIPPの404ファイアクレストの
WOリム仕様の前後輪をお預かりしました。
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少し前のリムブレーキ用ホイールです。
というか たぶん このころはディスクブレーキ用の
ホイールというものが出ていません。

点検と、後輪の結線をご希望です。

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リムの外周部が1ヵ所 ピリッと表層がめくれているのが
大丈夫か訊かれましたが とくに問題はありません。
ブレーキシューのセッティング位置を
やや内周側にしてください。

RIMG3194amx15.jpg
このリムはブレーキゾーンより外周側が
外周側にいくほど狭くなっている逆テーパー形状なので
最外周部にシューを当てることはありません。

RIMG3024amx15.jpg
↑ちなみに先日のシャマルウルトラDBのリム
これも逆テーパー形状です。
振れ取り台の測定子との すき間を撮っていますが、
この振れ取り台の構造上 リムサイドと測定子の面の
完全な平行が保証されているわけではない点には注意です。

RIMG3192amx15.jpg
RIMG3193amx15.jpg
前輪はセンタードンピシャで、かすかに振れがあったものの
テンションも張り気味で あえての増し締めは
不要というか できませんでした。

RIMG3220amx15.jpg
つづいて後輪。

RIMG3222amx15.jpg
前輪もですが スポークは全黒CXスプリントです。
後輪の組み方はヌポークと反ヌポークが
ラージフランジとスモールフランジの どちらから出ているかが
交互に入れ替わる最終交差を繰り返す 左右2クロス組みです。

DSC04100msn4.jpg
↑フリー側
DSC04101msn4.jpg
↑反フリー側
これは過去記事からの引用で
別件の404チューブラーのハブですが、
第1交差に注目すると
ラージフランジ同士・スモールフランジ同士の
交差になっているのが よく分かります。
厳密には ラージフランジのスポークと
スモールフランジのスポークでは
スポークテンションが違うのですが、
問題ないということになっています。

RIMG3224amx15.jpg
フリーボディのスプラインに
押し出しで えぐれたような痕があるのは
トップギヤの位相を 間違って取り付けたまま
ロックリングを締めた痕跡です。

RIMG3226amx15.jpg
RIMG3227amx15.jpg
後輪もセンタードンピシャで、微細な振れ取りを除き
意識的な増し締めができないほど張られていました。
ハブの回転も見てほしいと言われていましたが、
前後ハブとも問題なしでした。

RIMG3241amx15.jpg
反フリー側のみ結線をしました。
フリー側の結線は不要だと判断したので やっていません。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール5号と2号を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG3245amx15.jpg
お客さんから のむラボホイール5号の後輪をお預かりしました。

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リムがワランティ案件なので交換することになりました。
ニップルは赤黒交互です。
上の画像の時点でニップルを8周ずつくらい ゆるめているので
スポークの ねじ山が見えています。

RIMG3247amx15.jpg
リムのお引っ越し中・・・。

RIMG3248amx15.jpg
RIMG3249amx15.jpg
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組めました。


つづいて 別のお客さんのホイールですが
RIMG3251amx15.jpg
のむラボホイール2号の前輪をお預かりしました。

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↑リムにピント
RIMG3253amx15.jpg
↑ハブにピント
ハブはエボライトハブですが、
確実に これが不良だとか原因だとかは断定できないものの
ハブを別のものに換えれば これが原因かどうかだけは特定できる
ある症状が出ている(らしい)ので ハブを交換します。

RIMG3254amx15.jpg
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ハブのお引っ越し中・・・。

RIMG3256amx15.jpg
組めました。

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660ハブに交換しました。

category: のむラボホイール

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プライムの60mm高チューブレスリムでディスクブレーキ用の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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昨日の前輪の相方の後輪を組みました。

RIMG3244amx15.jpg
ノヴァテックD092センターロック台座仕様 24H
半コンペヨンロクJIS組みです。
結線は あとでやります。

RIMG3261amx15.jpg
このリムはオフセットリムではない
(少なくとも明確に そうは見えない)ですが
左右の穴振りに差があるのか
「フリーボディ側をこっちにしろ」という指示があります。
これだけなら珍しくはないですが

RIMG3262amx15.jpg
フロントリムは ディスクフロントハブのイラストになっていて
左右の指定だけでなく 前後リムの区別もあります。

今回のリムですが、リム高が高くて絶対重量が重いからか
実測重量の振れ幅が大きかったです。
軽いほうの個体の重量だけ見れば
リム高まで勘案した相対重量は
それほど重くはない気がしますが・・・。
たまたまですが、リヤリムのほうが軽くて よかったです。
まったく同じリム2本であれば 軽いほうをリヤリムにするので。
なお、具体的な数値については教えるつもりはありません。
↑うわこいつかんじわるい














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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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ふろんとりむデス!

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りやりむデス!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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アイオロス プロ 51 TLRさん  

お客さんから アイオロスの51mm高リムの
チューブレスレディホイールをお預かりしました。
RIMG3142amx15.jpg
まずは前輪から。
の前に。

RIMG3144amx15.jpg
どーでもいいことですが
リムに印字されている文字やロゴは、その重力方向が
ホイールの内側に向かっている場合・
ホイールの外側に向かっている場合・
一方向に働いている場合の3種類があります。
今回のホイールは アイオロスの文字などが外側に向かっています。
一方向というのは、カンパニョーロのホイールなどで
ホイール上側でBORAと読める状態のときに
ホイール下側でも正方向で
CAMPAGNOLOと読めるような場合です。
この場合、ホイールが回転してBORAが逆向きになると
CAMPAGNOLOも逆さになります。
・・・それらはリムの話で、これがタイヤだと ほぼすべての場合で
文字の重力はホイールの内側に向かっています。
が、ボントレガーのタイヤは外側に向かっていて
なんだか 見た目に慣れません。
文字が正方向になる 接地面付近にラベルが来たときに
その文字を読もうと思うと 這いつくばる必要があると思うのですが。

RIMG3146amx15.jpg
↑これは別のお客さんから お預かりしている
少し前のリムブレーキ用のアイオロス3で、
タイヤはチューブラーですが 同じく外側に向かったラベルです。

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RIMG3148amx15.jpg
それは ともかくセンターずれがありました。

RIMG3149amx15.jpg
安いホイールなら 手を抜いて
ずれていてもいいという意味ではありませんが、
ホイールの価格を考えると
それに見合った仕事の内容とは言い難いほど ふざけた量です。
振れは ほぼありませんでした。
これを増し締め方向でセンター出しするのであれば
高テンションであるローター台座側(左側)を
さらに増し締めすることになります。
それは低テンション側の増し締めより ずっと難しいのですが
この前輪はテンションがヌルく、
リムが 右側寄りからセンターを乗り越えて
左側にずれるまで 容易に張れました。
という状態から右側を増し締めてセンターを出したので
元の状態から増し締めていないニップルは ひとつもありません。
私がヌルいと思ったら増し締めしていいと言われているので
限度を超えない範囲で 張れるだけ張りました。

RIMG3155amx15.jpg
RIMG3156amx15.jpg
撮り忘れていると思っていましたが、
元のずれ方向から逆転させた状態の画像がありました。
元の状態は左エンドで取った寸法が
右エンドのハブ側で空いていますが、
上の画像の状態は
そこからの左側増し締めで逆転しています。

RIMG3157amx15.jpg
RIMG3158amx15.jpg
という状態から 右側増し締めでセンターを出しました。

RIMG3150amx15.jpg
このホイールは
外周側につかみしろがあるニップルで組まれていて、
テープタイプのリムテープではなかったので
リムテープを外してニップルの外周側をつかんで調整しました。
チューブレスレディリムではありますが
ハンプがなく ビード逃がしの凹みのアールも浅いので
チューブレスレディリムには 通常は不適合な

RIMG3151amx15.jpg
ストレッチバンドタイプのリムテープが使われていました。
純正品で、幅が広く 厚みがあり 硬さも硬めなので
リムの凹みに引きずり込まれて リムの内幅未満に
縮むことが無いようです。
タイヤビードと接触していたために変色している部分を見ると、
たとえば 上の画像では 画像下側の端だけが
リムの側面にかかっていた痕跡があり
すべての位相で 完全にずれずに付いていたわけでは
無いことが分かります。
まあ この程度であれば全く問題はないのですが。

RIMG3179amx15.jpg
RIMG3180amx15.jpg
RIMG3182amx15.jpg
今回のホイール、私は 前後輪とも
外周側のみをつかんで調整していますが、
内周側のつかみしろに 工具との ゆるめ方向の接触による
摩耗痕が見られるものがありました。
出荷状態からあったのか それ以降の振れ取り作業で
付いたものかどうかは不明です。

RIMG3159amx15.jpg
タイヤのトレッドパターンですが、
両ラベルで トレッドの水切りパターンなどによる
方向の区別などが無いタイヤなのに
回転方向の指定がありました。
これに従った場合の向きでいうと、
タイヤ右側にのみ矢印がある形になります。

と、いま トレッドパターンに向きの根拠が無いと書きましたが
少なくとも 今回の前後輪のタイヤについては
矢印を見なくても左右の区別が可能でした。

RIMG3236amx15.jpg
スペシャライズドのタイヤで、
センタースリックの両サイドに
砂目のようなトレッドパターンがあるものの
よく見ると 水切り方向の区別が付いているものがあります。
このトレッドパターンは凸型で、スリックタイヤの表面より
高いノブとなっています(ノブというほどではありませんが)。

RIMG3237amx15.jpg
これに対して今回のボントレガーのタイヤは
センタースリックのサイドに 丸いトレッドパターンが並んでいます。
このパターンは凸型ではなく 凹型で、
ゴルフボールのディンプル加工のようになっています。
右側は。

RIMG3238amx15.jpg
これが なぜか左側では 水切り方向を意識した長穴となっており、
見た目の区別が確実にできる程度には 差があります。
これに性能的な意図があるとは思えません。
製造に使う金型の摩耗などが原因ではないでしょうか。
タイヤサイドの片側のみ(右側)にある矢印も
金型からの転写なので、このタイヤに対する金型が
世界にひとつだけなのであれば
トレッドパターンの形と 矢印の関係は変わらないはずです。

あるいは、これは経年使用によって起きたのでしょうか。
バンクを走り続けて 片側だけ トレッドが摩耗したとか。
ちなみに、バンク走行専用前提の
反時計回り専用タイヤというのは実在します(→こちら)。

RIMG3164amx15.jpg
→→→回転方向→→→
前輪のタイヤを右側から見た状態

RIMG3165amx15.jpg
←←←回転方向←←←
前輪のタイヤを左側から見た状態

RIMG3171amx15.jpg
↑↑↑回転方向↑↑↑
後輪のタイヤを上から見た状態

RIMG3174amx15.jpg
上から見た後輪のタイヤの右側

RIMG3176amx15.jpg
上から見た後輪のタイヤの左側

RIMG3166amx15.jpg
それはともかく つづいて後輪。

RIMG3167amx15.jpg
前後輪とも DTのストレートスポーク用ハブ 24H
全黒エアロライトストレート左右強制2クロス組みです。

スポークの角度が立っている側のスポーク比重を上げるとか
今回のホイールは前後左右全ての最終交差が編まれていますが
それを結線するとかすれば 吊るしの限界以上には化けます。
今回は点検だけということなので そこまではやりませんが。

RIMG3177amx15.jpg
RIMG3178amx15.jpg
前輪とは真逆で、テンションは吊るしにしては張ってある個体でしたが
振れが そこそこありました。
出荷状態以降で 振れ取りの履歴があるのか
意図的な増し締めを試みたのかなどは分かりません。
上の画像の位相では センタードンピシャ判定されていますが
探せば 紙1枚以上ずれている位相は見つかりそうです。

RIMG3183amx15.jpg
RIMG3184amx15.jpg
センターが ずれるのも構わずに
フリー側増し締め傾向で振れ取りを終えました。
いまあるセンターずれは
全て 反フリー側の増し締めボーナスと解釈します。

RIMG3185amx15.jpg
RIMG3186amx15.jpg
センターを出しました。
前輪は元の状態から かなり張っていますが
後輪は「化けた」と分かるくらいの違いは無いと思います。

RIMG3187amx15.jpg
後輪のみ スペシャライズドのチューブが入っていました。
ねじ山無しバルブの外径と
ねじ山ありバルブの ねじ山の頂点の外径は同じですが、
途中まで ねじ山無しバルブの ねじ山無し部分の外径は
ねじ山の谷の径と同じなので 空気入れの口金の食いつきが悪く
携帯用のインフレーターで パッキンゴムをレバーを起こして
締める機能が無いタイプのものだと
かなり空気が入れにくいこともあるので要注意です。
詳しくは(→こちら

category: のむラボ日記

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プライムの60mm高チューブレスリムでディスクブレーキ用の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG3229amx15.jpg
プライムのブラックエディションの60mm高チューブレスリムで
前輪を組みました。

RIMG3232amx15.jpg
リムは完組みホイールのバラし品ではなく、
リム単品の新品が袋に入っていたものを お預かりしています。

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ノヴァテックD791ハブ 24H
半CXスプリントロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

RIMG3231amx15.jpg
おっと。ハブはD791ですが、
D791は通常6ボルト留めローター台座であるところ
これは品番の末尾がCLとなっている
センターロック台座仕様のほうです。

category: のむラボ日記

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パセンティのブルべリムとフィルウッドのハブで後輪を組みました   

今日もホイー(以下略)。
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パセンティのブルべリムと
フィルウッドの片ねじ切り固定ギヤハブで後輪を組みました。

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32H 全コンペロクロクイタリアン組み結線無しです。

シマノのハブで リヤハブないしディスクフロントハブや
ダイナモフロントハブでオチョコがある場合、
「オフセット量」という数値がカタログに明記されています。
これは「(左右フランジ幅の合計/2)プラスマイナス(オフセット量)」
で左右フランジ幅が求められるようになっていますが、
過去に書いたこともあるように
フランジ幅の数値そのものを書けばいいのにと思います。
実際 昔はオフセット量の表記は無く
右フランジ幅と左フランジ幅の数値そのものが書かれていました。

この「オフセット量」について計算例を挙げると、
リムブレーキ用のリヤハブのFH-RS400では
フランジ幅が56.9mm オフセット量が9.75mmとあるので
56.9/2の28.45に 9.75をそれぞれ加減した
38.2mm(左側)と18.7mm(右側)が
左右それぞれのフランジ幅となります。
当然ながら 38.2と18.7を足すと 56.9になりますが、
最初から この38.2と18.7を書いとけという話です。

しかし このオフセット量ですが、
左右異径異本異数組みなどをするときの
評価基準として有用かもしれません。
実際に その考えに至る人は少ないと思いますが。
先ほどのリムブレーキ用リヤハブのFH-RS400は
オフセット量が9.75mmですが、
ディスクロード用フロントハブのHB-RS770だと
オフセット量6mm、
その相方のリヤハブのFH-RS770だと
オフセット量7.5mmです。
M9000系XTRのリヤハブだと
OLD135mmクイックのFH-M9000も
OLD142mmスルーアクスルのFH-M9010も
フランジ幅は同じ57.4mmで
オフセット量も同じ6.6mmです。
これがBOOST規格のFH-M9010-Bだと
OLD148mmでフランジ幅63.4mmと
BOOST化によるOLD6mm増を
全てフランジ幅にぶっこんでいる計算になりますが
オフセット量は同じく6.6mmです
(左右合計フランジ幅に対する
オフセット量の割合が違うという点は 重要)。
デュラエーストラックのラージフランジリヤハブの
HB-7600-Rの片側ねじ切り仕様の場合
オフセット量は5.25mmです。
今回のフィルウッドのリヤハブですが、ノギスによる
実測のフランジ幅から計算したところ
オフセット量は7.35mmでした。
デュラエースの片側ねじ切りハブと比べて
固定ギヤを取り付ける右側の寸法は ほぼ同じくらいなので
左フランジが広くてオチョコが大きいといった形になります。
また、フランジ幅が異なるものの
シマノのディスクロード用リヤハブと同程度の
オフセット量ということになります。
ただ、FH-RS770のオフセット量7.5mmと
今回のフィルウッドのリヤハブのオフセット量7.35mmでは
左右合計のフランジ幅に対する割合が違うので
寸法がほぼ同じだからといって
評価もほぼ同じになるわけではありません。

私は普段 オフセット量5.25mmの
HB-7600-R-Sだと 左右異径異本組みをしないのに、
オフセット量7.5mmのFH-RS770だと
左右異径異本組みをします。
それだと 今回のフィルウッドのハブはオフセット量7.35mmなので
異径組みはともかく 効果量がそれより小さい異本組みくらいは
入れるべきでは?具体的に言うと 全コンペヨンロク組みくらいが
いいのでは?と思ったのですが
今回は左右同本組みのロクロク組みにしました。
客観的な評価が欲しいと思って ここに書いているわけではないので
その評価に必要な数値である
フィルウッドのハブの左右合計のフランジ幅を
ここに至るまで あえて書いていません。
あと、スポーク本数が32本というのも関係あります。
もし 24本なら たぶん左右同径同本組みはしていません。

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パセンティのブルべリムとフィルウッドのハブで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから 当店で以前に組んだホイールをお預かりしました。

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リムは パセンティのブルべ、

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ハブはクリスキングのR45で
32H 全コンペロクロクイタリアン組みです。

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ブレーキゾーンには 摩耗痕があります。
これと別に新品の同じリムをお預かりしており、
フィルウッドのハブで前後輪を組んでほしいとのことですが
新しい前輪は新品のリムのほうで組むのを ご希望です。

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それだけなら元の前輪は 新しい前輪に関わらないのですが、
可能であればスポークを使い回してほしいということです。
ニップルはともかく、スポークの使い回しは
お客さんの希望でなくとも やるつもりではありました。
スポークの長さですが、計算上は1mm短くなることになっています。
しかし、元の長さは0.1mmの位を四捨五入で切り上げ、
新しい長さは 同 切り捨てなので
四捨五入する前の差は0.78mmでした。
これに対して スポークを0.5mm切ろうと思ったのですが・・・

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タンジェント組のうち ヌポーク側のスポークは
首元が お辞儀するためか 観測できるレベルで
スポークの長さが短くなっており、
ヌポークについては カットしなくてもいいと判断しました。

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新しく組むリムとハブのほうに
イタリアン組みのヌポークを移しました。

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↑元のハブと反ヌポーク

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↑次のハブとヌポーク

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仮組みから 一旦外したヌポーク

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元のハブから抜いた反ヌポーク
こちらは わずかにカットして使います。

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組めました。

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フィルウッドのナットじゃなくてボルト留めのフロントハブ 32H
全コンペロクロクイタリアン組みです。
ニップルは新調しています。

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時系列が戻りますが、このフィルウッドのハブ
フランジ穴のザグリ加工がテキトーです。
ドリル刃物の先端角のシャープ感が無く
ヒケているような見た目で、穴の中心に対して
正確な円錐になってもいません。

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AL31Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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TniのAL31Wリムで後輪を組みました。
オフセットリムのほうで組んでいますが
それは お客さんの希望です。

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FH-7900 24H チャンピ/コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
スポークについての お客さんの提案は全チャンピでしたが
反フリー側のスポークは コンペにさせてもらいました。

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シャマルウルトラDBさん  

お客さんから ディスクブレーキ用のシャマルウルトラの
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後輪を お預かりしました。
オークションで買ったものの怪しいので点検してほしいとのことです。
あと、フリーボディをカンパニョーロ用から
シマノ用に交換するのも ご希望です。

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アルミリムのシャマルウルトラDBは
実は すでに廃版モデルで、
モデルイヤーでいうと2018~2020年の間でしか出ていません。
リムブレーキ用のアルミリムモデルは
2023年モデルに残っていますが、
ディスクブレーキ用モデルでシャマルシリーズのものは
カーボンリム仕様のシャマルカーボンDB
(シャマルウルトラカーボンDBではない)のみとなっています。

ブレーキゾーンに相当しそうな位置で
リムサイドのアールが変わっているのが分かる線が見えますが、
最外周部分のサイドは まっすぐ並行ではなく
外周側に向かってハの字型に狭まっています。
かなり大げさに言うと そろばんの玉みたいな
テーパー形状となっています。

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フリーボディを交換するのはいいとして、

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玉当たり調整ナット
(カンパニョーロでのパーツ名はアジャスティングスリーブ)の
固定ボルトが欠品していました。
自然に抜け落ちる類のパーツではないので
オークションで売った人が これに気付いていないことは
無いと思われ、悪意(法律用語)を感じます。

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ここのボルト単品の販売はありません。
玉当たり調整ナットとのセット販売となります。
パーツの品番でいうとHB-SH040ですが、
税込定価で3402円です。
ねじ山の規格は特殊なものではないので
キャップスクリューではなく プラスねじを加工すれば
機能を満たすものを作ることは一応 可能ですが、
ここのボルトは首下の形状が丸く 締め過ぎた場合でも
破断しにくいように 首下直下の部分は ねじ山を切っておらず
しかも凝った形状のインナーバテッドとなっている専用品です。
それの単品販売はないので
ここのパーツ一式を買ってもらうか
汎用規格のねじで姑息的処置を試みるか・・・

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「特例で ボルトの単品を用意したよ!」
「でかした!」


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形状については 先ほど書いた通りです。

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専用ボルトを補填しました。

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暫定センターは ドンピシャでした。
上の画像は すでにフリーボディ換えてますアピールと
玉当たり調整ナットの固定ボルトを
取り付けていますアピールも兼ねています。
振れが かすかにあり、振れ取り後にもセンターゲージを当てて
センターがドンピシャのままなのも確認していますが
上の画像と ほぼ同じ画像を並べることになるので
画像は撮っていません。

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これは 悪意の有無は判定しづらいところですが、
2WAY-FIT用のアルミリムの4つ爪バルブブッシュが
欠品していました。

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リムにバルブブッシュを補填しました。
もう一つ写っているのは、もし相方の前輪が存在していて
そちらも欠品していた場合に 補填してもらう用のもので
こちらはサービスで付けておきます。
前輪には付いていた、あるいは後輪しか買っていない
ということであれば 予備として持っておいてください。

アルミスポーク仕様のホイールで
2WAY-FITリムの場合にのみ
バルブブッシュが付いている理由は
外周側の穴にチューブレスバルブの根本を圧着させるため
アルミスポーク用のニップルが入るような穴を
外周側にあけられないからです。
詳しくは(→こちら

ところで このホイール、メーカーのほうで
ローハイトリムと判定されているのか
左右異数組みのカウンターとしての逆異径組みがされており、
ホイールを真横から見た時の 左右のスポークの幅は同じですが
RIMG3025amx15.jpg
フリー側のスポークは
カンパニョーロの工具のC溝に入るのに対して

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反フリー側のスポークは厚みがあるので C溝に入らず

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A溝で供回りを押さえることになります。
このスポークを リムブレーキ用のシャマルウルトラの後輪に入れたら
もともと最強な剛性が さらにエグいことになると考えてしまいますが
スポークの長さが違う以前に スポークヘッドの形状が違うので
絶対に取り付けできません。惜しい。

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のむラボホイール7号と5号のフリーボディのベアリングを交換しました  

お客さんから のむラボホイール7号の後輪をお預かりしました。
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ハブはリーフハブですが、フリーボディにガタがあり
乗ると すごい音がするとのことです。

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フリーボディを上に押す↑↑
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フリーボディを下に引く↓↓
確かにガタつきがありますが、
無負荷では振れ取りができる状態でした。

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RIMG3038amx15.jpg
で、振れ取りのあとに
右エンドナットを外したのですが
フリーボディ外側のベアリングが壊れていて
外輪が圧入状態でフリーボディに入っており、

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ベアリング球としシールとリテーナーリングが
内部に落ち込んでいました。

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外側ベアリングの外輪を外しました。

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たいていのフリーボディは
内側ベアリング→
内外ベアリングの内輪だけを押すスペーサー→
外側ベアリングの順にパーツを組み付けますが
このフリーボディは 内側ベアリングは内側から圧入します。
絶対に交換を要する感じではなかったのですが
圧入され切った位置から 少し出ていたので
交換することにしました。

RIMG3044amx15.jpg
サイズは どちらも6802ですが、
内側は非接触式で

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外側は接触式のものにしました。

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これは 同じお客さんから同時にお預かりした
のむラボホイール5号の後輪ですが、
ハブの回転がシブくなっているので
フリーボディを抜いたところ
ハブ体ベアリングのみの「前輪状態」の後輪は
とくに傷みもなくスルスルとした回転になりました。
ベアリングの傷みの総量のほとんどが
フリーボディ側由来ということになります。
爪周りが錆びていますが

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フリーボディがハブ体にどん突きするのを防止する
スペーサーの、フリーボディ内部側に もらい錆びがあります。
フリーボディに指を入れて回そうとしたところ、
内外ともに 錆びのせいで回転しない ブッシュ状態になっていました。

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ベアリングを内外とも外しました。

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パーツを可能な限り洗浄して

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ベアリングを交換しました。

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RRC525Rの後輪をプロトンのハブで組み直しました  

今日もホイー(以下略)。の前に。
かつてイタリアにITMというハンドルバーのメーカーがありました。
デダのように 生産拠点を台湾にして製品を安価に提供しつつ
イタリアンブランドという雰囲気を残すという戦略を採らず
廉価グレードのパーツに至るまで
イタリア内製に こだわっていましたが
それが原因なのか倒産という結果になりました。
ITMはイタルマヌーブリの略で、
イタルは「イタリアの」、マヌーブリは「ハンドル」という意味なので
英語でいうと「イタリアンハンドル」となります。
ちなみに、現在あるITMは 旧ITMから名前を買った別のブランドです。

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で、旧ITMに「ミレニアム」という ハンドルバーとステムと
シートポストのシリーズがありました。
ホイールやカーボンフォークの展開もありましたが
日本には ほとんど入ってきていないと思われます。

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ミレニアムのステムは、いわゆるアヘッドステムの
デザインの極致だと 個人的には思っています。

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これはミレニアム アジャスタブルという
角度変更機構を盛り込んだ珍品ステムです。

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で、このミレニアムのシートポストですが
これはITM製ではありません。
同じくイタリア内製に こだわっていた シートポストメーカーの
セルコフに作ってもらっています。

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↑セルコフのシートポストの箱

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丸パイプにヤグラを挿している境目に
はっきりした線があるのと、
無段階調整の天秤式の前後ボルトのうち
前側は 後ろ側をゆるめているときに
8mmスパナで回して調整する方式となっていますが、

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ミレニアムのヤグラも 全く同じ形状です。

これとは逆に、出回っている数は少ないですが
ITM製でセルコフブランドのハンドルバー・ステムというのも存在します。
こちらも まんまITMのステムと同じデザインなので
知っている人が見れば すぐに分かります。

それはともかく今日もホイー(以下略)。
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お客さんから DTの32mm高リムの後輪をお預かりしました。

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DTの240Sに相当するっぽいハブの
ハブ胴に RRC

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525

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Rとあります。
DTのリムのうち、R(ロード)とRR(ロードレーシング)は
あとに続く数字がカタログ重量という法則になっています。
MTBのリムは これに当てはまらないので
たとえば XR361リムが361gくらいというわけではありません。

厳密には、DTがリム事業を始めたときの
最初のアルミリムに RR1.1とRR1.2というのがあり
それの名前違いの後期型で RR1.1がRR415、
RR1.2がRR585となって以降が 数字=重量です。

今回の後輪は RRC525Rというモデル名ですが、
これも公称重量をモデル名にしているだけだと思われます。
3文字目のCはクリンチャー・・・ではなく カーボンを意味します。
同じリムで組まれた これの相方の前輪の
モデル名は RRC425Fなので、
RRC525Rの末尾のRは後輪を意味します。

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24H 白エアロライトヨンヨン組みです。
塗膜が弱く すぐに割れる
白または赤のエアロライトというのが
一時期出ており FF山口のホイールなどにも採用されていましたが、
DTでは 白と赤のエアロライトは
最終交差を編むなと 当時アナウンスしていました。
で、DT本家の完組みホイールで なんで編んでんねん。

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このリムですが・・・、どう見ても
レイノルズの32(サーティーツー)または
のむラボホイール6号の後期型と同じリムです。
内周側に スワールリップジェネレーターなる突起もあります。

つまり これ、レイノルズが
DTからハブとスポークを供給されていた時期に
DTがレイノルズからリムを供給されて組んだホイールであり
レイノルズの32のDT版ということになります。

これを見て かつてのITMとセルコフの関係を思い出したので
冒頭の話を書きました。

このDT版32ですが、
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このカンパニョーロのプロトンのリヤハブで
組み直してほしいというのが お客さんの希望です。

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カンパニョーロやフルクラムの後輪で たまにある
「片側だけストレートスポーク」という仕様のハブです。
一時期のレーシング7の後輪にも
片側だけストレートスポークのものがありますが
あれは フリー側が汎用フランジ、
反フリー側が強制ラジアル組みという仕様でした。

今回のプロトンのハブは フリー側が強制4本組み相当で
反フリー側が汎用フランジです。
吊るしのプロトンでは 反フリー側は反ヌポークラジアル組みです。

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↑画像下は 私物のニュートロンのハブで、
今回のプロトンと同年代のものです。
ニュートロンのほうは レコードグレードの
ハブということになっているので
ハブ胴にグリスホールがあり
それをふさぐCリング型のキャップも付いています。

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ニュートロンやハイペロンは左右同数組みで
反フリー側ラジアル組みという仕様ですが、
かなり極端な左右異径組みなのと
見ての通り 左フランジを かなり外に配しているので
横剛性が低いという感じはありません。

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元のホイールをバラしました。
上の画像は低テンション側である反フリー側のスポーク12本ですが、
最終交差の接触箇所の塗装が剥げています。

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リムには リムセメントのベッドが乗っていましたが

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それで280gを切っていました。レイノルズの32や
のむラボホイール6号後期型のリムと 同じ重量です。

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レイノルズの32ですが、内周側のリム穴には
左右の穴振りがありません。
そして なぜか前輪のみ逆リム扱いで組まれています。

カンパニョーロの左右同数組みのホイールは
前後輪とも 逆リム扱いで組まれています。
なので 今回の後輪も逆リム扱いで組むことにしました。
逆リム扱いで組んでもいいのは
レイノルズの前輪で証明済みです。
上の画像は フリー側の仮組みを終えたあと
反フリー側にイタリアン組みの最終交差を1つだけ通しました。

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反ヌポークのスポークを通したフランジ穴の
後ろ側に隣のフランジ穴をふさぐように
目印のテープを貼りました。
この最終交差の2本ですが、

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バルブ穴をまたいでしまっています。

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最終交差のスポークの穴を
前側にひとつ ずらしました。
目印のテープは 先ほどの位置のままです。
この操作は 汎用フランジのハブに最初にスポークを通すときの
右落とし/左落としの変換に相当します。

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左右の最終交差1ペア4本の束が
バルブ穴をまたがない 逆リム扱い組みになっています。

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組めました。

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プロトンのハブ 24H 黒チャンピストレート/黒CXスプリント
ヨンロク組み結線ありです。
コンペのストレートスポークというのが無いので
(存在しないわけではなく入手困難という意味)、
半コンペから 左右ともスポーク比重を上げた形になります。

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フリーボディを カンパニョーロ用から
シマノ用に換えてほしいと言われていましたが、
右エンドナットを外したところ 錆びが顕著なうえ
フリーボディが手で抜けません。
年代でいうと ハブシャフトはバテッド無しの旧型のはずですが、
その場合 白アルマイトのアルミ製フリーボディは取り付け不可です。
アルミ製フリーボディを取り付けるなら
バテッドありの新型シャフトに交換しないといけません(在庫はあります)。
スチール製のフリーボディであれば
旧型シャフトにも取り付け可能です(在庫はあります)。

フリーボディを抜き取るのには
ハブシャフトをハブ体から外すのが早いので
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フリーボディ付きハブシャフトを抜き取りました。
フリー側のハブ体ベアリングに傷みはありませんが

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反フリー側の鋼球は錆び色になっていました。
ハブの回転に濁りは無かったのですが。

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ワンも

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玉押しも きれいに摩耗痕がついていて
虫食いは予備軍すら無いので
リテーナーベアリングだけ交換すれば大丈夫です。

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ハブシャフトから フリーボディを外しました。
やはり バテッド無し旧シャフトでした。

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さっと 拭き取りました。
研磨して もっときれいに錆びを落とすことも可能です。
内外ベアリングの内輪直下の部分に
もらい錆びのリングが形成されており、
とくに外側が顕著です。

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↑フリーボディ側の状態
フリーボディやハブシャフトを交換しても
ホイールセンターは ずれないはずですが、
なぜか紙1枚くらい ずれることがあるので
ハブを 再度組み立て後にチェックして
ずれていれば修正します。

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レイノルズのKOMの後輪を11S化しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから レイノルズの
シッロSV KOMの後輪をお預かりしました。

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ローハイトリムのシッロSVで組まれた
軽量完組みホイールが このKOM(キング オブ マウンテン)です。
ステッカーにも ツールドフランスの山岳賞ジャージの意匠があります。

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レイノルズのオリジナルハブ 24Hで
丸スポークでヨンゼロ組みしていますが、

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丸スポークなので 供回り押さえにはなりませんが
スポークのバテッド部分の径を見るのに
カンパニョーロの工具に当てたところ
フリー側のスポークはC溝に入りませんが

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反フリー側のスポークは奥まで入ります。
つまりこのホイール、左右異径組みです。
具体的にはフリー側がレース、反フリー側がレーザーです。

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スポークヘッドに打刻印がなく
首がとんでもメーカー名がバレる位置(自信の表れ)に
SAPと刻印を入れているので サピムのスポークです。

レイノルズは この後にDT製のハブを採用した時期があり、
さらにその後にまた 非DT製のオリジナルハブ仕様となりましたが
DTのハブを採用していた時期だけは
さすがにDTのスポークを使っていました。
DTハブと決別した後でも スポークに関して
サピムよりDTのほうがいいと思っているなら
DTを使うはずですが、サピムに変更しています。
ZIPPの完組みホイールは すべてメーカー内製のハブですが、
スポークは昔から一貫してサピムを採用しています。
DT製の特注ハブを採用していて スポークもDTなのは
ロヴァール・ボントレガー・GIANTなどがあり
ENVEも自社ブランドのハブでない場合
DTの汎用品のハブを採用しているからか
スポークもDTを使っています。
汎用品のDTハブの完組みホイールとしては
FF山口などもありますが
これも当然 DTのスポークで組まれています。
DTのハブを採用すると スポークもDTを採用せざるをえないものの
その制約がなければ サピムが選ばれる傾向にあるようです。
私は スポーク比重65%の扁平スポーク、
つまり エアロライトとCX-RAYでは
CX-RAYのほうが優秀だと思っていますが、
丸バテッドスポークだと別に どちらでも構いません。
事実、半コンペで DTのコンペティションを普段 使っており
同じバテッド寸法のサピムのレースは ほぼ使いません。
これはコンペのほうがカット可能な長さの範囲が大きいからです。
DTのエアロライトですが、サピムのCX-RAYよりも価格が高いのも
DTのハブを採用していない完組みホイールで
敬遠される理由かもしれません。
先日、パソコンが急逝して 復旧できないデータがあると書きましたが
その中に ONE AER(ワンエアー)のホイールについて
記事を書くための画像もありました。
いずれチャンスがあれば書くかもしれませんが、
一言でいうと「すごく いい」です。
ふつーの全CX-RAYヨンヨン組みで
可能な限り 張っているだけですが
頭の悪い2:1組みをした結果
ふつー以下のホイールになったりしていないだけ上等です。
わざわざ例を挙げるまでもないかもしれませんが
それに当てはまるのは
シマノの後輪とロヴァールの前後輪のことです。
これらは私が組み直して 前のほうが良かったと
言われたことは 一度もありません。
で、ワンエアーですが DTのハブ(240)を採用しておきながら
サピムのCX-RAYでホイールを組んでいます。
これも「なかなか やるやんけ」と思っているポイントです。

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左右異径組みでも 左右同数組みの反フリー側ラジアル組みだと
やはり うにゃうにゃでした。

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経年使用による可能性が高いですが
リムがフリー側にずれていました。
これを 反フリー側の増し締めで
センターを出したとしても 大して化けませんが。

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11S化が最大の動機で組み直しました。
元のハブは シマノ10S対応までですが、
もし 11Sに対応していたら
組み直していなかったかもしれません。

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660ハブ 24H 黒半CXスプリントヨンロク組みです。
結線は あとでやります。
元のレイノルズのハブは 外~外のフランジ幅が
約59mmと非常に広いハブですが、
660ハブのほうが さらに広かったです。

RIMG2995amx15.jpg
元のリムの状態ですが、
ミヤタのチューベラーテープが リム側に けっこう残りました。
タイヤがヴェロフレックスだからです。
コンチネンタルであったなら ほぼ全てタイヤ側に残ります。
あの黒いコットンのフンドシからテープを剥がすのは
実質 不可能なのですが。

RIMG2996amx15.jpg
それを きれいに除去しました。
リムの重量を なるべく正確に量りたかったからです。
この作業の時間をホイール組みの時間に含めるならば
1/3以上には なります。
ちなみに重量を知りたかったのは
私にとって 非常にバリューがある情報だからであって、
ここを読んでいる方に教えてやるつもりはありません。
↑うわこいつかんじわるい














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オ待タセシマシタ!
今回 私ノ腕ガ細イノハ 軽里北デス!
軽量化(ケイリョウカ)ナラヌ
軽里北(カルサトキタ)ニ ツイテハ
(→コチラ)ヲ ドウゾ!

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ソレハ トモカク コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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TniのROAD35TLリムでディスクブレーキの後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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Tniの35mm高チューブレスリムで後輪を組みました。

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リムは エキノックスのWH260とありますが、
これはTniのROAD35TLリムのことです。


RIMG2975amx15.jpg
ブレーキゾーンがあるので リムブレーキ用リムです。
実際に、前歴としてリムブレーキの後輪として組まれていました。
U字断面のワイドリムですが、シリアルナンバーから断定できる
製造年は2017年なので 当時としては先進的な仕様となります。

RIMG2976amx15.jpg
レボディスクハブ 24H 半コンペヨンロクJIS組み結線ありです。

レボディスクロードハブですが、のむラボホイール8号や
シマノホイールの組み直しなどに まだまだたくさん必要ですが
これでリヤハブの在庫が無くなりました。
再入荷時期は未定です。
去年の年末に 旧定価のうちにアルテグラのチューブレスの
前輪だけを8本仕入れて うち4本を後輪に組み直したこともあり
リヤハブだけ使うことが多かったのもあります。

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アルミのエモンダのボトルケージ台座を打ち直しました  

ドリルがうなる!
RIMG2937amx15.jpg
↑フレームが何だったか忘れないようにするための画像

お客さんから トレックのアルミのエモンダをお預かりしました。
これは お預かりした本題では無かったのですが、
ダウンチューブのボトルケージが 抜けかけの歯のように
左右にグラグラと揺れていました。
ボトルケージの取り付けボルトの締め付けが
ゆるんでいるわけではないことは すぐに分かりました。
リベットナットのカシメ自体がゆるんでいます。

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フレームが割れているわけではありません。
割れているのは リベットナット周辺の塗膜だけです。
拭き取ってしまいましたが、ボトルケージの陰に隠れる部分に
リベットナットがガタガタと動き続けたことによる
アルミが削れた粉の垂れた汚れがありました。

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↑見ての通り、リベットナットがクルクルと回ります。

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ぎゅいーん!
ドリルの刃で リベットナットのツバを薄く削いでから曲げて
フレームの中に落としました。

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新しいリベットナットを打ち直しました。

RIMG2945amx15.jpg
経年のガタガタにより 下穴の径が広がっており
リベットナットのカシメられる面積が少なくなっているので
かなり強く カシメています。
これらはダウンチューブのボトルケージ穴ですが、

RIMG2940amx15.jpg
シートチューブの上の穴も カシメがゆるんでいました。
ただ、リベットナットが無限に回転するほどではなく
ある角度の範囲で回転方向に動くといった感じで
このリベットナットのまま 工具をかけてカシメたところ
ガタツキが治まったので 今回は打ち替えまではしていません。

RIMG2964amx15.jpg
RIMG2965amx15.jpg
↑元のリベットナットです。
シートポストを抜いた状態で
フレームを逆さにしたりして振っても
出てこなかったので、
フォークを一旦外して回収しました。

category: ドリルがうなる!

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のむラボホイール1号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の後輪を組みました。

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カンパニョーロまたはスラムXDRフリーボディ仕様の
ために残しているエボライトハブ(今回はカンパニョーロ)
24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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パソコンが急逝しました  

当店で使っていたゲートウェイのパソコンが急逝しました。
急に画面が固まったまま カーソルも動かせなくなり
EnterキーやWindowsキーも動作しないので
電源ボタンを長押しして再起動したところ、
RIMG2957msn5.jpg
この画面の次に

RIMG2956msn5.jpg
こうなります。

RIMG2959msn5.jpg
F2キー押しっぱなしで管理画面に入りましたが、
HDDが無いことになっています。
ここから ひと通りのことを試しましたが直りませんでした。

RIMG2960msn5.jpg
本体裏を見たら バッテリーや
メモリの交換すら想定していない作りでした。
悪あがきは出来ますが、直ったところで
データを回収するだけで 以後 使おうとは思わないので
取り急ぎ新しいノートパソコンが必要です。
バックアップは取っていましたが、
記事用の画像としてデジカメから抜いて
パソコンに移した最近のデータは失われました。
アレックスモールトンにカンパニョーロを組み付ける場合の話や
右エンドのスペーサーを欠品していると知りつつ
オークションに流されたレーシングゼロを
私物を割いてまで直した話や
ボトルケージのエリートとは関係が無い
ホイールブランドのエリートから出ている
HUNTと同じか あるいは同じような
カーボンスポークのホイールの話が書けなくなりました。
あと、ワイヤー引きのブレーキの力率の話のための
画像も とんでしまったのが痛いです。
スポーク長さの計算式は無事ですが
直近のものは吹っ飛びました。
あと、私独自の「ソナー論」に基づく
SONAR式スポーク長さ計算式というのがあったのですが
それはバックアップを取る対象になっていなかったので
全て吹っ飛びました。
最近では WH-RS300の後輪をバラしたハブや
WH-S500の前輪をバラしたハブで組んだホイールの
スポーク長さの計算に使っています。

RIMG2952msn5.jpg
これは新たに買ったノートパソコンのフタの部分ですが
NECのLAVIEのロゴです。

RIMG2955msn5.jpg
やや お高めのモデルを買いましたが、
性能をもてあますこと必定なので
家のノートパソコンと交換してもいいかもしれません。
画面は 少し小さいですが、右側にテンキーが無い範囲で
なるべく大きいのものにしました。
NECはテンキーの7の上のキーが /(スラッシュ)ですが、
今までのゲートウェイはじめ 多くのノートパソコンが
7の上がNumLockとなっており
知らぬ間に押したようで 3を押したつもりが
ページダウンになるという誤爆が
頻繁に発生していました。
NumLockキーに奪われた人生の時間は、
合算すると計り知れません。
というわけで これが初めてというわけではないですが
テンキー無しのモデルを選びました。

ひとつ前の記事で のむラボホイール1号を組んでいますが、
あれはスポーク長さを計算するまでもなく
そらで覚えているので選びました
(直近の計算式が 家のほうにしかないため)。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール1号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール1号の前輪を組みました。
銀リムバージョンです。

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660ハブ 20H CX-RAY反ヌポークラジアル組みです。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号の後輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから のむラボホイール1号の後輪をお預かりしました。
リム穴が割れており、交換が必要です。

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というわけで リムのお引っ越し中・・・。

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組めました。
リムのステッカーは あとで剥がします。

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元から黒スポーク銀ニップルでしたが、
リムだけでなく ニップルも全数交換しました。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール1号の後輪の反フリー側のニップルを全交換しました  

先日組んだばかりの のむラボホイール1号の後輪で、
反フリー側のニップルの初動ゆるみが出ただけでなく
ゆるみ切ったニップルが リム内に落ちる事例が発生しました。
そこまでゆるむこと自体が極めて まれですが、
これほど短期間で起きたのは初めてです。
こういうときに考えるのは、私にとっては1/1000未満の事象でも
引き当てたお客さんにとっては1/1だということです。
原因として思い当たることが無いではなかったので

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RIMG2891amx15.jpg
反フリー側のニップルを全てバラし、
スポークのねじ山を脱脂してから ねじ止め剤を塗布し、
ニップルは全て新品にしました。
ニップルの内周側の端面に スポークのねじ山が
ちょうど隠れるところでそろえた時点の暫定センターが 上の画像です。
ふざけているわけではありません。

RIMG2892amx15.jpg
一応、測定子の先端は ゲージ本体よりは出ています。

RIMG2893amx15.jpg
RIMG2895amx15.jpg
反フリー側を ジャスト3周ずつ締めてから
増し締め傾向で横振れ取りをしました。
反フリー側の増し締め傾向というより
フリー側のスポークのニップルは
組み終わりの状態の
リムの縦位置とセンターの情報を保持しているので
最後の微調整以外では触っていません。

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RIMG2897amx15.jpg
もうちょっとだけ センターを詰めました。

RIMG2904amx15.jpg
その時点で、DTのスポークフリーズという
ねじ止め剤をホイールの外から垂らしました。
昔は赤色の液体だったのですが 現行品は緑色です。
ねじ山のすき間と ニップルのすり割りに
シュッと浸みこんでいるのが分かります。
このスポークフリーズですが、ホイールを組む前のスポークのねじ山に
あらかじめ塗布するものではありません。
そんなことをすれば 一晩も経てば
ニップルが固着したように回せなくなります。
組んだあとのホイールに、リム穴の中に垂らして塗布するのが
正しい使い方です。
が、今回は最終的なセンター出しの直前に垂らしました。
ここまでで縦横振れを追い込み直しているので
あとは反フリー側の均等な増し締めだけです。
スポークフリーズを垂らしてからの
ニップルは 一気に手応えが固くなりました。

RIMG2906amx15.jpg
RIMG2905amx15.jpg
センターが出ました。
これで ニップルのゆるみは まず出ないと思います。

RIMG2929amx15.jpg
DTのスポークフリーズですが、
現在では2本1セットの販売単位となっています。
これ、見る人が見れば すぐに分かりますが

RIMG2930amx15.jpg
ヘンケル社(メーカー名)のロックタイト(ブランド名)の
ねじ止め剤と 容器を変えてもいないので
OEM元がバレバレです。
で、このスポークフリーズ2本セットですが
現行の価格を調べると税別20000円/税込22000円となっていました。
2000円じゃないですよ、にまんえんです。
サッと調べられる範囲の過去価格は
2021年と2022年が税別10000円/税込11000円でした。
2023年から倍の価格になっているということです。
これなら ロックタイトで似た性質のものを
探すほうがいいんじゃないかと思います。
上の画像にある220は低強度のものですが、
私の推測では 旧スポークフリーズは262、
現行のスポークフリーズは290に相当すると思われます。

DTで、替えが効かない(代用品が無い)ケミカルに
スターラチェット専用グリスがありますが
(マヴィックのインスタントドライブ360の専用グリスがありますが
入手性が悪いようです。それをスターラチェットグリスで
代用する人はいますが その逆は聞いたことがありません)、
価格推移(定価)を調べてみると
2021年が筒状の容器に25ml入りで
税別2340円/税込2574円でした。
同年中にチューブ型容器に20g入りという仕様に変更されましたが
その時点では お値段据え置きです。
ちなみに25mlと20gはスターラチェットグリスの場合
同量です。詳しくは(→こちら
2022年は税別2500円/税込2750円で
2023年は税別3400円/税込3740円となっています。
スポークフリーズほどでは無いものの
(↑というか こいつがおかしい)
けっこうな値上げとなっています。

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