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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

グロータックの30mm高チューブレスリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7823amxy15.jpg
「(のむラボホイール8号-リム)+任意のリム」という式の
任意のリムとして、ハイトウェイト/レシオが優秀で
価格も こなれており 出所も確かなものということで
グロータックのリムのお持ち込みが最近多いです。

RIMG7825amxy15.jpg
↑リムにあるモデル名の6桁の数字は
2桁づつに分けて それぞれ
リム外幅/リム内幅/リム高(mm)となっています。
この場合は 内幅22mmの30mm高リムということです。
24H仕様のみ、オフセットリム仕様のみの
ディスクブレーキ用リムです。

RIMG7824amxy15.jpg
レボディスクハブ 24H 黒半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7819amxy15.jpg
のむラボホイール8号の後輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

昨日も同じホイールを組んでいますが、
今日のは銀スポーク銀ニップルです。
お客さんは かなり遠方のかたですが
サイクルモード大阪の帰りに
受け取りに来られるそうで、
これで銀スポーク銀ニップルの前後輪が組めました。
前輪は2月19日に組んでいます。

category: のむラボホイール

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のむラボホイール8号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7817amxy15.jpg
のむラボホイール8号の後輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 黒半コンペヨンロク組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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スラムのシンタードブレーキパッドの当たり出しをしました  

先日のスラムのブレーキパッドの話の続きです。
シンタード(焼結メタル入り)パッドに交換して
ローターも新品にして 雨の中 乗り出したところ
RIMG7814msn5a.jpg
ブレーキパッドとローターの初期接触の段階で、
調子が悪いママチャリのバンドブレーキと同じような
キキーッ!!という爆音が鳴り響きます。
街中なので それなりに信号に引っかかりますが、
そのたびに周りの人が
びっくりするくらいの爆音が鳴り響きます。
まるで何かの罰ゲームのような
恥ずかしさを感じるほどに うるさいです。
この時点で思ったことと 分かったこととして、
ディスクローターも新調していて良かったと思いました。
「オーガニックパッドの成分が付着しているローターだから
相性が悪くて音鳴りしているのかも?」と疑う必要が無いからです。
分かったことは、音鳴りする初動以降の握りこみでは
音が鳴らないということです。
完全に停止するまで ずっと鳴っているわけではありません。

スラムでは ブレーキのベッディングについて
「中程度の速度から歩行速度までブレーキをかけるのを20回、
それから より高速で走らせて歩行速度まで10回
ブレーキをかけます」としており
文字のマニュアルとは別に YouTubeにも動画を上げていますが、
まず「中程度の速度」ってなんやねん、と思い
英語の原文を見るとmoderate speedとありました。
モデレートとは 中程度の、と訳す場合以外では
適度な という意味になります。
そのあとの より高速で という部分はfaster speedでした。
まあ 常識で判断しろ分かるやろってことです。
歩行速度まで減速としてあるのは
タイヤにフラットスポットが出来るような
急停止をするなということです。
この一連の所作なら レース会場に着いてから
見通しのいいところで アップがてら
ベッディングを済ませられそうではあります。
オーガニックパッドの場合であれば。

シンタードパッドは ベッディングに時間がかかると
スラムが認めている通り、その程度では
当たりが出そうにありません。
というわけで次の日も 雨でしたが
峠を1本下れば 当たりを出せるだろということで
犬鳴山に行ってきました。

その道中の平地で分かったことですが、
初日に 後ろに車などがいないのを確認して
爆音急減速を何度も繰り返したからか
2日目の初動の音は かなり静かになっていました。
ただ それでも、オーガニックパッドでは
絶対に出ない音量ではあります。
あと、初日ではブレーキの初動で毎回必ず鳴っていたのが
2日目では ブレーキをした直後であれば
初動の音が ほぼ鳴らなくなっていました。
2日とも雨でしたが、2日目に限れば
原因としては断定できませんが
ローターの表面に水膜が張っているときに
ブレーキをかけると鳴るのかもしれません。
走り始めの街中の 信号の間隔が短いところだと
初動で鳴った赤信号での減速の
次の赤信号では鳴らないものの、
しばらく信号に引っかからずに 間が空くと
また初動で鳴るようになるといった感じです。

IMG_5704msn5a.jpg
というわけで和歌山との境の
犬鳴山の池田トンネルまでやってきました。
厳密には ここが県境というわけではなく
トンネルの2kmちょっと手前から和歌山県です。
家から同じような時間で行ける峠の頂上として
鍋谷峠と風吹峠がありますが
前者は また通行止め、
後者は 斜度がきつい区間がほぼ無いので
犬鳴山にしました。
天気は小雨が降ったり止んだりで、
高速道路の真下などを除けば
乾いた路面を一切 走っていません。

IMG_5706msn5a.jpg
↑トンネルから大阪側を見ています。
Q:なぜ かたくなにフレームの画像を載せないのですか?
A:呪詛の言葉しか湧いてこないからです。
まあ そのうち「グラベルバイクいちねんせい」
というカテゴリーを作って いろいろ書きます。

IMG_5708msn5a.jpg
↑ほいよ。
ここから、ブレーキレバーを握りっぱなしの
ヘタクソブレーキに加えて、ペダリングもします。
必要なだけでなく
必要以上にブレーキをかけるということです。

RIMG7815msn5a.jpg
下り始めは 初動の音以降は
パッドとローターが擦っている
ソリソリした音以外はしていなかったのですが、
トンネルから1.4kmほど下った
神通温泉(ここも和歌山県)のあたりで
ついにフェードの入り口に入った感触と
キーーッと断続的に鳴る音が発生しました。
いままでブレーキレバーの握りこみの奥のほうで
音が鳴ったことはありません。
また、このときの音は 初動のキキーッ!という音とは違います。
神通温泉の駐車場は広く、自販機もあるので
よく車の走り屋が溜まっているのですが
この日は雨だからか 人がいませんでした。
が、下りの途中でナンバープレートを
「・・ 86」にしているAE86に抜かれました
(当店の近くにも ナンバーを「・5 95」にしているアバルトや、
「・・ 32」にしているスカイラインGTR(R32)が
駐車しているのを見かけます)。
で、そのあたりで(←どのあたりやねんというと頂上から3km弱)
断続的に鳴っていた音が鳴らなくなりました。
以降は ブレーキかけっぱなしでは無く
後ろに気をつけながらコーナー以外の直線部分で
ガツンとブレーキをかけるのを何回もやりましたが
フェード以前とは 明らかにタッチが違います。
ブレーキ熱で溶けたパッドの素材が
ローターに付着したようですが、
この様子だと 温度が必須条件っぽいので
シンタードパッドの場合は「街中での信号待ちごとに
ガツンとブレーキをかけるのを心がける」程度では
いつまで経っても ベッディングが完了しないかもしれません。

追記:車のナンバープレートについて
4桁の場合にしかハイフンが入らない
というコメントをいただき、訂正しました。
例として挙げると
「・・ 12」
「・3 45」
「67 ‐ 89」
のようになるということです。
コメントありがとうございました。


RIMG7816msn5a.jpg
峠の下り以降は、しばらくブレーキをかけていない状態からの
初動で フォーン…という高い音が かすかに鳴るものの
うるさいという感じでは無くなりました。
あと、この段階に至って スラムが言うところの
「イニシャルバイトは それほどでもない」というのが
ああ こういうことかと一応は分かりました。
シンタードパッドには
オーガニックパッドの初動の ガツンと利く感じは無いものの
ブレーキレバーの握り幅に比例して
どこまでも締め上げる万力のような感じの利き方をします。
上のグラフが正しいかどうかは知りませんが
レバーの握り幅と利きの関係が 私には比例直線のように感じました。
絶対的な利きの強さは 当たりが出たシンタードのほうが上です。
握りこんだ果ては タイヤのグリップを超越しているので
(このこと自体はオーガニックパッドでも同様ですが)
試していません。

また、ディスクブレーキは新品から少し乗ると
ブレーキレバーの握りが深くなりますが
(セッティング直後のブレーキレバーの握りこみを除く)、
それ以降はブレーキパッドの減りに応じて
レバーが深くなるだけなので なかなか変化しない、という
新品の消しゴムの角が丸くなるのだけは妙に早く感じ
それ以降は なかなか減らないと感じるような
感触がありますが、
シンタードパッドは 峠の頂上までと 前日走った分で
100kmくらいは走っていますが
パッドがローターにあたるまでの
ブレーキレバーの握りこみ量が非常に浅く、
峠を下りきるまでは いい感じの握りしろの深さになりませんでした。

IMG_5717msn5a.jpg
↑2日目の ほぼ帰宅時点です。
ローターのパッド当たり面に磨耗痕があります。
ローターの外周部分は もっと焼き色が付くかと思っていましたが
それほどではありませんでした(一応 色は変わっています)。

私はディスクブレーキでもフロントしか使わないので
ここまでは全てフロントブレーキの話です。
リヤブレーキですが、無負荷で後輪を回すと
パッドが一切 ローターに擦らず、
乗っても ほとんどの状況で擦っている音がしないものの
出先で急に かすかながらスリスリと音鳴りすることがあり
ブレーキ熱が原因では無いので
巻き上げた砂でも噛んだのだと思いますが、
それが うっとうしかったので
まあまあ使ったフロントのオーガニックパッドを
リヤブレーキに入れたところ
ローターとの間隔が広がったので
スリスリ音すら 一切 鳴らなくなりました。
そのままだと 後ろブレーキの初握りこみが
スカスカになるのではと思い
停車時に後ろブレーキレバーを何度か握りこみましたが、
ブレーキポットが ほぼ飛び出さずに戻っているようで
レバーの握り幅は パッドの磨耗相応に深く、
ポットが飛び出して結局 ローターとの距離が
同じくらいになるように追随したりはしていません。

category: その他 機材の話

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303Sさん  

お客さん(一応)の連れの方から
RIMG7798msn5a.jpg
ZIPPの303Sの後輪をお預かりしました。
実際は後輪単体ではなくバイクごとのお持ち込みです。
1人で当店に来るのが怖かったのか
私の昔からの知り合いと一緒に来られていますが
それはいいとして

RIMG7801msn5a.jpg
スプロケット(厳密にはフリーボディ)が ガッタガタに偏芯しており、
ハブシャフトを指でつまんで回すと ゾリゾリと音が鳴ります。
フリーボディの中のベアリングが 錆びと磨耗でダメになって
外輪に対して 内輪が回転方向以外に揺らいでいるのが原因です。
あまりにひどいので 変速も おかしいらしいです。
行きつけのショップでは直せなかったので
お客さん(一応)の伝手で当店に持ち込まれたそうです。
直せなかったというのは
「フリーボディが抜けなかった」ということですが、
ハブシャフトの錆びたベアリング直下の位置に
もらい錆びのリングが出来ているのでしょう。
ポン当てエンドは すんなり抜けましたが、
左右とも スプロケットとローターのロックリングが
ポン当てエンドのツバに干渉するので 最初に外しています。

RIMG7803msn5a.jpg
穏当な衝撃荷重的手段で
フリーボディ付きハブシャフトを
右側に向かって叩き抜きました。
ハブ胴内部に水滴が残っています。
ハブシャフト側にも 水滴が付いていました。

RIMG7806msn5a.jpg
フリーボディの爪周りは 水と混ざって乳化したオイルに
泥汚れが混ざっています。
※乳化が入荷になってますよー
というコメントをいただき訂正しました。

フリーボディのベアリングは 奥と手前の2つを
外側から圧入する形式ではなく、
奥は内側から、手前は外側から それぞれ圧入する形式です。
取り忘れましたが タクティックレーシングや
ニューメンの初期型のフリーボディとは違い
2つのベアリング間の内輪と接触している
長いスペーサーも入っていました。

RIMG7807msn5a.jpg
ハブシャフトのフリーボディ奥側の
ベアリング直下の位置に もらい錆びのリングがあります。
見えにくいですが その少し内側(画像左下側)に
細い線の跡と さらに内側に多少マシなベアリングの跡がありますが
これは どういうことなのかというと

RIMG7808msn5a.jpg
フリーボディ右側のベアリングの次に
フリーボディどん突き防止用スペーサー
(超重要機能部品)を入れ、

RIMG7809msn5a.jpg
この次に フリーボディを入れることから
薄いスペーサーの左右にベアリング2枚が挟まる形になります。
この一帯の もらい錆び固着が強力なので
フリーボディが簡単に抜けなかったようです。
ちなみに 上の画像は撮影用にやっただけで
このあとで洗浄しています。

RIMG7810msn5a.jpg
ベアリングを交換して 爪周りのパーツも洗浄し
グリスアップもしたフリーボディを取り付けました。

RIMG7811msn5a.jpg
↑交換したベアリング
ハブ体左側のみ 要交換というほど傷んではいなかったものの
他の3つよりマシというだけで
回転が全く傷んでいないというわけでは無かったので
結局 全てのベアリングを交換しました。

後輪をフレームに戻す前に、
2年ほどブリーディングをしていないので
ブレーキフルードを入れ換えてほしいというので やりました。
フロントブレーキも レバーを握った感触が妙にヘコく
レバーの戻りも ボソッとしていたので
フルードの入れ換えと 徹底的なエア抜きで直しました。
触る前後の感触の違いも お客さんに確認してもらっています。

変速が おかしいという話でしたが、
スプロケットの偏芯で
変速がおかしかったというのは事実でしょうが、
それとは別に ローギヤに変速したときに
稼動域を調整するイモネジが リヤメカに全く接触しておらず、
出荷状態のままでした。
なので ローギヤにチェーンがかかった状態から
(リヤメカはRD-R8170で電動ですが)
パンタグラフを指で押すと
チェーンがスプロケットより内側に落ちます。
後輪のスポークに チェーン落ちの跡が無かったのは
電動変速なので ローギヤから内側に
オーバーシフトすることが無いためでしょう。
なので おかしかったのは変速ではなく
変速調整です。

余談ですが、カンパニョーロのEPSでは
トップ側の稼動域調整ボルトが存在しません。
落車で リヤメカの取り付けエンドが
内側に曲がることはあっても
外側に曲がることは無いので
変速調整が ちゃんとなされていれば
トップギヤから外にチェーンが落ちることはありません。

ZIPPホイールのお客さんを連れてきた
お客さん(一応)のほうも何か用事があったようですが、
ZIPPホイールのバイクのほうで時間がかかったので
当店に 連れを連れてきたというだけで終わってしまいました。
残念だったな。

category: のむラボ日記

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XR-19Wリムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7812msn5a.jpg
先日組んだ XR-19Wリムの前輪の
相方の後輪を組みました。

RIMG7813msn5a.jpg
シュパーブプロ ラージフランジ 126mm幅
ボスフリーハブ 32H
半コンペヨンロク組みで金アルミニップルです。
結線は あとでやります。
ボスフリーハブは このねじ山に
多段ギヤのボスフリーハブを ねじ込んで取り付けるわけですが、
スラムのXD/XDRフリーボディに似ていると
思った人もいるかもしれません。
それは温故知新というやつです。

今回のリムは 日本の問屋さんの資料での公称重量が400g、
メーカーサイトによれば410gということですが、
同じ穴数の同じリムを前後輪で使うときの習いとして
実測重量を量ったところ
どちらのリムも公称重量から外れていたうえ
それが上下に分かれていました。

RIMG7737msn5a.jpg
RIMG7739msn5a.jpg
うーむ これはすごい。
奴の食指(ハサミ)が動かなかったようで
今回は出番はありません。

category: のむラボ日記

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スラムのディスクブレーキパッドについて  

スラムのディスクブレーキパッドですが、
バックプレートやパッドの材質の違いで 4種類あり、
名称だけでは 何が違うのか分かりにくいので調べてみました。
RIMG7780amxy15.jpg
↑これは4種類のうちの2つ、
オーガニック ブラックと シンタード カッパーです。
箱にある表記、上から まず
スモールとあるのは パッドの形状のことです。
次にオーガニック ブラックや シンタード カッパーとあるのは
「有機的な黒」「焼結した銅」という一続きの言葉ではなく、
それぞれ パッドの材質と バックプレートの色を意味します。
なので オーガニック/ブラックみたいに
斜線を入れてほしいところです。
シンタードとは「焼結した」という意味ですが
この場合は焼結した金属片を含有させたパッドを意味します。
オーガニックのほうには金属は含まれていません。

最後にある クワイエットやヘビーデューティというのは
特徴を示す名称です。

RIMG7779amxy15.jpg
パッドのサイズですが、
スモールが現行のロード用と ハイエンドのXC用、
スモール アシンメトリックが
初期のモノブロック(1ピース)成形だったころの
ロード用と ハイエンドのXC用、
ミディアムとラージが
ハイエンドのXC以外のMTB用といった感じです。
ミディアムとラージは スモール2種より
プレートやパッドのサイズが大きいですが
上の図はテキトーなので そうなっていません。
しかし ミディアムとラージに
サイズ感の違いが あまり無いのは事実で、
その区別のためか ラージの穴の横は
スモールにもあるギザギザ形状となっています。

RIMG7782amxy15.jpg
↑ブラック/オーガニック/クワイエットと
シンタード/カッパー/ヘビーデューティです。
カッパーというのは色名で、材質はスチールです。
残り2種のパッドも オーガニックですが、
オーガニックパッドは バックプレートとツライチになっていて
シンタードパッドは バックプレートに対して凹みがあります。
これは パッドのサイズが違っても同様です。
残り2種は
グレー/オーガニック/パワフルと
アルミ/オーガニック/クワイエット+ライトウェイトです。
グレーは グレー色のスチール製バックプレートで、
アルミは アルミ製の軽量なバックプレートとなっています。

シンタードを除く オーガニックパッド3種は
特徴に関するメーカーの説明文が ほぼ同じです。
RIMG7770amxy15.jpg
良い点をプラス、悪い点をマイナスとして説明がありました。
まず 良い点の一番上から、
ブレーキの音が静かだということですが
ブラックのみ最上級で表現していました。
つづいて、ベッドを出し終えるまでが短いとありますが
これは新品のディスクローターに
パッドの材質が移って ブレーキの利きが良くなる
当たり付け(ベッディング)のことを意味します。
つづいて、イニシャルバイトが いっそう優れているとありますが
イニシャル(初期の)バイト(噛みつき)とは
ブレーキの初動付近の制動力のことで、
ブレーキレバーを それほど握りこまないうちに
初動から グッ!と食いつくように利くことを意味します。
つづいて 悪い点。
ひとつ目に 摩耗が早いこと、
ふたつ目に 濡れている路面と泥には不向きだということです。

RIMG7771amxy15.jpg
シンタードパッドの説明文です。
良い点は 高温時の摩擦によるフェードが
オーガニックパッドより 少ない、
濡れている路面向き、の2点で
悪い点は
音がうるさい、ベッディングに時間がかかる、
イニシャルバイトが それほどでもない、の3点です。

シマノのブレーキパッドのレジンが
スラムではオーガニック、
メタルがシンタードに相当すると考えると
イニシャルバイトは シンタードのほうが
上のような気がするのですが、
スラムでは シンタードのほうが
初め柔らかく利いて(イニシャルバイトが弱い)
レバーを握りこんでいくと利きが増していって
奥のほうでは オーガニックの上限を超える利き方をする、
みたいな性質になっているのでしょうか。

RIMG7772amxy15.jpg
4種のパッドの
・バックプレートの色
・パッドの材質
・バックプレートの材質
・名称
を それぞれ書き出しました。
グレー、ブラック、アルミ、カッパーの順にしたのは
このあとの表で スラムがこの順番にしているからです。

RIMG7773amxy15.jpg
横軸と同じ順番で 縦軸にもパッドを書いて表にしました。
パッドのベッディングによって
ローターが新品よりもブレーキが利くようになる理由について、
ローターに対してブレーキパッドが全面的に当たるようになる
初期摩耗だけではなく、スラムでは
「ブレーキパッド素材の薄い層が ローター上に転写されて
その2つの表面間の摩擦により 強力なブレーキが可能になります」
と 明記しています。
なので、パッドを交換した場合に 以前のパッドの材質によって
ディスクローターをそのまま使えない(交換を要する)
という組み合わせについての説明があります。

RIMG7774amxy15.jpg
まず、新旧パッドが同じものである場合。
当然ながら ローターの交換は不要です。
横軸と縦軸、どちらが新旧パッドなのかというと
この左上から右下までの斜めの○に対して
対称になるので どちらでもいいです。

RIMG7775amxy15.jpg
つづいて、シンタードとオーガニックの間に
互換性が無いので この2つの間は×になります。

RIMG7776amxy15.jpg
つづいて、黒スチールプレートとアルミプレートは
おそらくバックプレートの材質のみの違いなので
(静音性が クワイエッテストとクワイエットで違っていましたが)
互換性があります。

RIMG7777amxy15.jpg
最後に。ここが意外でしたが
パワフル(グレー)は オーガニック寄りの材質のまま
ブレーキの利きを強くしていますが、
パワフル以外のオーガニックとは互換性がありません。
なので 雨の日にレース会場についてから
ブラックまたはアルミから パッドをグレーに交換して
そのまま使う・・・というのは出来ないことになっています。
まあ これはメーカーが言っていることなので
ローターを洗浄すればいいんじゃないかとか
オーガニックとシンタードの間を またがなければ
たぶん問題無いやろとか言われそうですし
私も そう思うのですが。

ちなみに、ブレーキキャリパーに標準装備されているのは
ロード用は ブラック/オーガニック/クワイエット、
MTB用は グレー/オーガニック/パワフルとなっています。
パワフルは 問屋さんの表記によっては
単に「ニュー コンパウンド」とあるだけなので、
何も知らないと 従来品に対する上位互換品だと思ってしまって
ブラックからグレーに切り替えてしまうということも起こりえます。

「スモール」サイズのパッドの
この記事を書いている時点での税込定価は
ブラックとカッパーが3840円、
グレーが4020円、アルミが4610円です。

RIMG7783amxy15.jpg
スラムのブレーキパッドの厚みは
バックプレートとパッドを合わせて 約4mmですが、
これが3mm未満になったら要交換と指示があります。
指定の厚みに バックプレートを含むので、
ノギスで挟んで測るのに
パッドの厚み単体で指定されるよりも 簡単で確実です。
約4mmと書いたのは パッドとプレートの厚みの内訳が
ブラック オーガニックだと 1.8mm+2.2mmで4mm、
シンタードだと 1.8mm+2mmで3.8mmだったからです。
プレートの厚みは グレーはブラックと同じだと思いますが、
アルミは また違うかもしれません。
いずれにしても パッド部分の厚みは1.8mmですが、
メーカーの指示はプレートを含む厚みなので
4mm厚からだと パッドが0.8mm、
3.8mm厚からだと パッドが1mm残っている時点で
交換時期となりますが、これは少し余裕があります。
大台ケ原か乗鞍の頂上で 合わせて3mmだと気付いたとしても
なんとか生きて帰れます。

RIMG7794amxy15.jpg
↑これはスラムのディスクローターの
中央のアルミ部分です。
スラムのローターには 2mm厚のものと
1.85mm厚のものがあり、交換を指示している厚みは
それぞれ 新品からマイナス0.3mmです。
ロード用のディスクローターは1.85mm厚なので、
上の画像のように 1.55mmが交換時期だという表記になっています。

RIMG7784amxy15.jpg
↑これはブレーキの音と感触がおかしいというので
交換した シマノのディスクローターと
RIMG7785amxy15.jpg
ブレーキパッドです。

RIMG7786amxy15.jpg
まずは ローターから。

RIMG7788amxy15.jpg
シマノはローターの厚みが1.5mmになったら
交換と指示していますが このローターは0.95mm厚です。

RIMG7787amxy15.jpg
パッドが当たっていた部分が
段付きになって摩耗しています。

RIMG7789amxy15.jpg
ブレーキパッドも死ぬほど(比喩ではない)摩耗しています。
上の画像左が 左側(外側)で、右側より摩耗がひどいです。

RIMG7790amxy15.jpg
どちらも おもに上下方向に偏摩耗があり、

RIMG7791amxy15.jpg
↑左側パッド(画像左側が上方向)
RIMG7792amxy15.jpg
↑右側パッド(画像左側が上方向)
上端は かすかにパッドの材質が残っていますが、
より残っている右側パッドの上端の厚みを測ると
実はこれでも 0.4mmあります。
シマノがブレーキパッド交換を指示しているのは
パッドの材質の部分の厚みで 0.5mmですが、
ブレーキキャリパーの位置設定によっては
前後方向に偏摩耗を生じることもあるので
(これは ブレーキパッドだと0.1mmでも大きい)
斜めに減ったパッドの最も薄い部分が
0.5mmになった時点というのは
わりと余裕がなく ギリギリな状態なので
シマノのブレーキパッドは
早めの交換を心掛けるくらいで ちょうどいいです。

シマノには レジンとメタルの2種類のパッドがありますが
メタルパッド非対応というディスクローターはあるものの
レジンからメタル、あるいはその逆にパッドを変更したときに
ローターを交換しろという指示は ありません。

RIMG7797amxy15.jpg
ディスクローターの交換ついでに
ブレーキパッドを
シンタード/カッパー/ヘビーデューティに交換しました。
さっそく試してみます。

category: その他 機材の話

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シャマルウルトラの前輪のリムを交換しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7598amxy15.jpg
お客さんから シャマルウルトラの前輪をお預かりしていました。

RIMG7599amxy15.jpg
WOリムは タイヤの空気圧により
リムの耳を押し広げる力がかかっているので、
ブレーキゾーンが摩耗してリムサイドの厚みが薄くなると
リムが広がってきます。
それでも しつこく使うと リムサイドが ばくはつします。
ばくはつした事例は(→こちら

RIMG7601amxy15.jpg
リムサイドの変形が分かりにくいので
テープを貼りました。
かなり 広がっています。
お客さんは これ以外にホイールを持っていないということなので
リムが入荷して修理が完了するまで
のむラボホイール5号の私物を貸し出していますが、
レーシングゼロやシャマルウルトラのスペアリムは
日本の問屋さんに在庫がなく 本国にも在庫がなく
生産待ちだと言われても 3ヵ月くらいで届いていました。
が、今回の このリムは 9ヵ月くらいかかっています。
まあ リムを用意してくれるだけで上等とも言えますが。
このシャマルウルトラと同年代の
シマノやマヴィックのホイールでは
リム単体の入手は出来ないので。

RIMG7756amxy15.jpg
作業に取りかかったところ
要交換のスポークが3本ありましたが
当店のスペアスポークが尽きたので
今後の補修用の分も含めて 仕入れました。

RIMG7757amxy15.jpg
新しいリムに スポークを移し中・・・。

RIMG7758amxy15.jpg
RIMG7759amxy15.jpg
左右方向にベコベコに変形している
スポークが 何本かありました。
実際の原因は違うでしょうが、
横たえたホイールに尻もちをつくと
こんな感じにスポークが変形するはずです。
前後方向に塑性変形しているものは無かったので
ベコベコを修正して使い回しました。

RIMG7760amxy15.jpg
RIMG7761amxy15.jpg
リムを交換しました。

RIMG7762amxy15.jpg
固着で ゆるまないニップルが3ヵ所ありました。
上の画像で2ヵ所しかないのは
1ヵ所は 通常できない方法で一応ゆるめてみたからです。

RIMG7763amxy15.jpg
↑これはバルブ穴ではありません。
ニップルのリム穴です。

RIMG7764amxy15.jpg
外周側に穴をあけて
リム内のニップルを外に出しました。
リムの内周側の穴の直径より
スポークヘッドの引っかけ部分の幅のほうが広いので
これだけではニップル付き スポークの回収はできません。

RIMG7765amxy15.jpg
↑回収したニップルとスポーク

RIMG7766amxy15.jpg
RIMG7767amxy15.jpg
外側からニップルを炙ったり 注油したりなど
リムの破壊なしには出来ない方法で
一応は ゆるめたのですが、

RIMG7768amxy15.jpg
異常に固い手応えとともに
ねじ山がかかっている部分のアルミが
固着に持っていかれたので
再使用できる状態では ありませんでした。

RIMG7769amxy15.jpg
あと このスポークも まあまあベコっていました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
IMG_5680msn5a.jpg
のむラボホイール8号の前輪を組みました。
デジカメを持ってくるのを忘れて
スマホで撮った画像のほうが きれいなので
超接写以外はスマホのほうがいいのではと思いますが
スマホは ここまでデータを持ってくるのが
デジカメより面倒なので 却下だ


IMG_5681msn5a.jpg
レボディスクハブ 24H 半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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XR-19Wリムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7743msn5a.jpg
キンリンのXR-19Wリムと
サンツアーのシュパーブプロのハブで前輪を組みました。

RIMG7751msn5a.jpg
リムにX-KEYMETという赤いステッカーがありますが、
エックス キーメットというのは
キンリンの自社販売でのブランドです。

RIMG7744msn5a.jpg
サンツアーのラージフランジクイック式フロントハブ 32H
全CX-RAYロクロクイタリアン組みで
金アルミニップルです。

RIMG7745msn5a.jpg
ハブ胴に ホイールの回転方向に向かって表記があるので
これを正方向で読める側が右側というのを
イタリアン組みの左右の根拠にしています。

RIMG7740msn5a.jpg
時系列が戻って 組む前の状態のハブです。
このハブですが、ホイールの組み痕があり

RIMG7741msn5a.jpg
RIMG7742msn5a.jpg
左右どちらのフランジも
自分に近いほうから見たフランジ外側に
反ヤマアラシさん方向のヌポークの食い込み痕があります。
なので このハブで組まれたホイールは 逆JIS組みです。
逆JIS組みを 理論上やってもおかしくない条件は、
固定ギヤのピストバイクでチェーンを左側にする
レフトドライブの後輪を
両切りのリヤハブで組むときくらいです。

RIMG7752msn5a.jpg
↑これは シュパーブプロのラージフランジの
非中空シャフトのナット式のもの、
つまり ピスト用のフロントハブですが

RIMG7754msn5a.jpg
RIMG7755msn5a.jpg
組み痕は 左右フランジとも
ヌポークがヤマアラシさん方向なので
JIS組みです。

RIMG7747msn5a.jpg
今回の 組んだあとのホイールのイタリアン組みの
右側フランジですが

RIMG7749msn5a.jpg
反ヌポークのフランジ穴に
ヌポークの首下痕があり、

RIMG7748msn5a.jpg
これがイタリアン組みの左側フランジでは

RIMG7750msn5a.jpg
現ヌポークと 元ヌポーク痕が合致しているので
ハブに対する 初めてのホイール組みのように
見えています。

元のハブに対するイタリアン組みの見た目は
こうなるか、ひとつフランジ穴がずれるかの
どちらかになりますが
バルブ穴から覗いたハブ胴の位相を
サンツアーの表記に合わせると こちらになりました。

category: のむラボ日記

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6月15日もお休みをいただきます(予告)  

今日の演奏会ですが、
オペラ形式だと 2時間ちょっとくらいの
演目である場合が多いところ
時間にして約50分でした。
前半は 16分と19分くらいの曲、
それから25分の休憩、
そのあとにオペラ形式の演目が50分なので
17時くらいに終わりました。
これなら19時開演でもいいじゃん、と思ったのですが
後ろの ひな壇に並んだコーラス隊の中に
少年少女合唱団がいたので
未成年の就労時間とか拘束時間の関係で
夜に出来なかったのかもしれません。

それはいいのですが、
IMG_5666amxy15.jpg
定期演奏会とは 別のコンサートで
チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」があったので
チケットを買ってしまいました。
なので6月15日(土)も お休みをいただきます。
ベートーヴェンの「英雄」とチャイコフスキーの「悲愴」、
あと ショスタコーヴィチの「革命」は 抗いがたいので
どうか ご容赦ください。

それとは別に 次の定期演奏会は3月8日(金)です。
2ヵ月くらい空くときもありますが
ここしばらくは1月31日、2月17日、3月8日と
間隔が詰まっています。

category: のむラボ日記

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明日お休みをいただきます  

明日2月17日(土)ですが、
のっぴきならない用事あるので お休みをいただきます。
申し訳ありませんが よろしくお願いいたします。
通常は土曜日に定期演奏会をすることは無いのですが、
普段は18時開場19時開演であるところ
明日はオペラ形式の演目をするというので
19時開演だと終わるのが23時くらいになることから
14時開場15時開演となっており、
その時間帯で ホールの空きがある日が
土曜日しか無かったようです。
代わりに来週の最終土曜日を営業しようと思っていたのですが
その日も用事が出来て無理になりました。

大阪交響楽団は 大阪に4つある
楽団(オーケストラ)の1つですが、
先日 ピナレロをジャパンでゆいいつ扱っている問屋さんに
用事で寄ってから店に出たら
その問屋さんに非常に近い電話番号の
固定電話から着信があり、
すぐに取れなかったので その問屋さんに複数ある
公開している番号とは別の
発信専用の電話番号かな?と思いながらも
コールバックせずに番号をネットで検索したら
大阪にある また別の楽団、
日本センチュリー交響楽団の(公開している)電話番号でした。
このブログで「明日は大阪交響楽団の~」と書いているのを見て
寄付してくれるかもと思い 電話をかけてきたのかもしれません。
はっきり書いておきますが そんな余裕はありません。


話は変わって
新型のボーラWTO系について追記
IMG_5524msn5amsn5a.jpg
先日、新型のボーラWTOとボーラウルトラWTOについて
記事を書きましたが(→こちら)、
その中で 推奨タイヤ幅が28~35Cで
28Cが下限だと書きました。
それ自体は問屋さんが公開している情報で
更なるソースは メーカーの発表で間違いないのですが、

今日カンパニョーロにジャパンいち詳しい問屋さんの中の人と
電話で話したときに、28Cというのは「推奨」の幅であって
一応 下限は25C、上限は45Cまで使えるということでした。
訂正というか補足を ここに上げると約束したので 追記しました。
いえ~い見てるぅ~☆

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7731amxy15.jpg
のむラボホイール8号の前輪を組みました。
後輪は 半コンペではなく半CXスプリントで
先日 組んだものですが、

RIMG7732amxy15.jpg
前輪は LWスーパーハブで組みました。
お客さんの体重が軽いので
20Hの前輪でいけると判断したためです。
スポークは 黒半CXスプリントで、
全CX-RAYにはしませんでした。
もし このハブのような超スモールフランジではなく
組み方が選べる首折れスポーク用のハブで
24Hなら 全CX-RAYにしたかもしれません。


昔 ENVEが、要約すると
「タンジェント組みであれば2クロスも3クロスも同じようなもの」
というようなことを言っていましたが
要素の大小で言えば 確かにそんな感じではあります。
24Hの後輪(駆動輪)を 左右とも同じスポークで
ヨンヨン組みしたものとロクロク組みしたものを
乗り比べて 後輪を見ずにどちらなのかを看破するのは
確実に出来そうなことではありません。
が、左右ラジアル組み(ゼロゼロ組み)の後輪であれば
さすがに分かるはずです。
後輪における 左右ラジアル組みの
マイナス方向の大要素に比べれば
ヨンヨン組みとロクロク組みの差は
かなり小さいということです。
しかしENVEは、左右異本組みに思い至るだけの
頭がありませんでした。
スポーク穴の位相を均等ではなく疎密にして
2クロスで組んだときに 3クロスに近い
スポークの軌道が得られるという
フランジまでカーボンのハブを出していましたが
(左右2クロスより左右3クロスのほうが
良いと思ってるってことじゃねーか)、
疎密フランジにするのを反フリー側だけにしておけば
「そのようにした意図を組み手が理解するかどうかに関わらず
ほぼヨンロク組みの後輪が勝手に出来上がる」
ハブを作れたはずです。

今回の前輪は20Hですが、
24Hからは6本組みが解禁されるので
前輪ならロクヨン組み、
後輪ならヨンロク組みが可能になります。
で、その6本組みした側を結線する場合
結線する最終交差がハブフランジから離れているほど
結線による効力が大きくなります。
厳密には 結線の効力が最大化されるのは
最終交差が リムとハブの中間の位置に
あるときだと思いますが、極端な小径リムや
ごく初期の電動アシスト自転車に見られた
ホイールの半径を越えるような
超ラージフランジのハブでもない限りは
最終交差の位置はハブとリムの中間より
ずっとハブに近い位置になるので
「ハブフランジから離れているほど」という表現で
実際上は問題ありません。

左右異径組みに比べれば
左右異本組みは(片側ラジアル組みを除いて)
スポークの変形量の左右差の軽減に関して
小要素ですが、結線ありきで考えるなら
結線する側のn本組みのnを
なるべく大きく取ることの意義は大きいです。

RIMG7733amxy15.jpg
が、今回のハブは ストレートスポーク用で
左右とも2クロスの同本組みを強制されます。
このハブの構造だと それは24Hであっても同じです。
「24Hで」「首折れスポーク用のハブである」という条件を
2つとも満たした場合にのみ
全CX-RAYにしたことを 左右異本組みと結線で
なんとかカバーできるという感じなので
今回は 半CXスプリントにしました。

category: のむラボホイール

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TniのSUB1リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7726amxy15.jpg
TniのSUB1リムでディスクブレーキの後輪を組みました。

RIMG7727amxy15.jpg
レボディスクハブ 24H 半コンペヨンロク組みで
虹色配列(VAS配列)ニップルです。
結線は あとでやります。

SUB1(サブワン)とは
ホイールに仕立てたときに1kg未満になるという意味ですが、
リムブレーキ仕様の完組みホイールでは
公称重量が910±20g、
ディスクブレーキ仕様の完組みホイールだと
公称重量が960±20gとなっています。

かつて単品販売されていたリムは
20H・24H・28Hの穴数展開で
公称重量235±15gでしたが、
完組みホイールは
リムブレーキ用が フロント18H リヤ24Hで
ディスクブレーキ用が 前後リムとも2:1組み用の21Hなので、
単品販売のリムと同じ仕様のものは
リムブレーキ用のリヤリムだけです。

「かつて」と書きましたが
完全に終売になったかどうかは不明です。
当店では 買い溜めたリムで 2022年の7月から
ホイールを組み始めていますが、
当時 問屋さんに言われたのが
「スポット生産なので 次があるかどうかは分からない」
「仮に 次があったとしても同じ価格にするのは 確実に無理」
という 2つのことを言われました。
あと重要なことが もう1つあります。
「いわゆる飛び道具(←最近聞かない単語ですが)と呼ばれる
軽量パーツは、初期ロット以降は だいたい重たくなる」
という点です。
初めは実測重量が公称重量未満だったのに
やがて それが上限付近となり
挙句かすりもしなくなる・・・というのを
数え切れないほど 見てきました。
なので この手のパーツは早めに確保するに限ります。
単品販売のリムと リムブレーキ用の完組みホイールが
共に完売してから、お客さんの希望で
在庫が残っていたディスクブレーキ用の完組みホイールから
後輪を リムブレーキ用のレーシング3のハブで
組み直したこともあります(→こちら)。

RIMG7729amxy15.jpg
↑前輪
RIMG7728amxy15.jpg
↑後輪
前後輪で 合計1039gです。
リヤハブがレボディスクハブであるならば
前後輪とも全CX-RAYにすれば
サブワンを達成できるかどうかといったところです。
リヤハブをLWスーパーにすれば 70g弱 軽くなるうえ、
ストレートスポークだと コンペが無く
CXスプリントにするので サブワン達成は確実ですが、
持って軽いだけのホイールが欲しいわけではないので
名前負けするのを承知で 左右異径組みをしています。
ホイールのサブワン達成の成否については書けますが
リムの単体重量については教える気はありません。
↑うわこいつかんぐみほいーるを
ぜんごのごうけいじゅうりょうだけをみて
かうようなひとをあいてにしていないみたいでかんじわるい












RIMG7730amxy15.jpg
オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

RIMG7719amxy15.jpg
りむ2本ノ合計重量デス!

RIMG7716amxy15.jpg
20Hト24Hナノデ ばるぶ穴カラ
隣ノりむ穴マデノ 間隔ガ違イマス!

RIMG7717amxy15.jpg
20Hりむデス!

RIMG7718amxy15.jpg
24Hりむデス!
↑や-めーろー!

category: のむラボ日記

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TniのSUB1リムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7720msn5a.jpg
TniのSUB1リムで ディスクブレーキの前輪を組みました。
このリム、お客さんが取り置きしていた最後の1ペアですが
20Hと24Hが1本ずつなので
当初は リムブレーキ用のホイールを組むつもりでした。
が、TniのLWスーパーハブを使えば
ディスクブレーキの前後輪を組めるという選択肢が発生したので
ディスクブレーキ用のホイールを組むことになりました。

RIMG7721msn5a.jpg
LWスーパー 20H 半CXスプリント強制左右2クロス組みです。
結線は あとでやります。
単純な軽さ狙いで全CX-RAYにした場合、
計算上では 約10.44g重たくなります。
ホイールのうち スポークの部分が10.44g重たくなったのを
体感できるかどうかは怪しいですが
半CXスプリントと全CX-RAYの剛性の差は
体感できると思われるので 半CXスプリントにしました。

10.44g差というのは小数点第3位以下を切り捨てたものですが、
それとスポーク比重を CX-RAYが64.5%、
CXスプリントを78%として計算していることを書き添えれば
スポーク長さを言っているのも同然です。
14番プレーンスポーク1mmの重さが0.0257gで
本数が10本なので、スポークの長さをLとすると
L×0.0257×10×(0.78-0.645)=10.44
となります。
Lを求めると整数になりませんが
それは10.44以降を切り捨ているためで、
切り捨てているということは
Lの計算結果の小数点1位を切り上げたほうの整数が
答えになるということです。
切り上げる長さは約0.1mmになります。

RIMG7722msn5a.jpg
SUB1の完組みホイールには リムブレーキ版と
ディスクブレーキ版があり、
そのうちディスクブレーキ版には
リムサイドに カンパニョーロのAC3もどきの処理がありませんが
単体販売されているリムは ブレーキゾーンに
AC3もどきの処理が入っています。
一応、リムブレーキ用ホイールを組んだ場合の
正しい左右と同じようにして ホイールを組みました。
ニップルの色は 上の画像の範囲では緑のみですが

RIMG7723msn5a.jpg
RIMG7724msn5a.jpg
RIMG7725msn5a.jpg
虹色配列(VAS配列)にしています。

category: のむラボ日記

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カデックス50ウルトラディスクチューブレスさん  

お客さんから GIANTのCADEXブランドの
カーボンスポークのホイールをお預かりしました。
RIMG7701amxy15.jpg
振れ取りを ご希望です。
上の画像は後輪ですが 前後輪ともお預かりしました。
LUNやHUNTのカーボンスポークのホイールなどと同じで
汎用ニップルに見える部分は
スポークと一体化した供回り止めのつかみしろです。
それをつかみつつ(ちなみに3.4mm対辺)、
外周側から 六角のつかみしろの
ナット型ニップルを回すという構造なので
振れ取りのたびに リムテープを剥がす必要があります。
フックレスリムなので チューブドでの運用に非対応、ということは
ストレッチバンドタイプのリムテープということはありえず
テープタイプのリムテープを そのたびに交換必須で
シーラントも除去しないといけません。

このホイールの購入店に修理希望で預けていたら
そのショップで修理せずに GIANTに送って
直してもらったというので
スポークを何本かバキバキに折ったりでもしたのかと
お客さんに訊いたところ 単なる振れ取りで預けて、
メーカー送りにしたことは 後で知ったそうです。

MTBのサスペンションのオーバーホールは
問屋さん送りにすることが多いです。
たとえば オイルパンの上で
フロントサスペンションのロワーレッグを引き抜いたら
サスオイルがボトボトこぼれて
それから どこのOリングがダメとか
ブッシュが傷んでるとかが分かったとして、
ショップにパーツが無ければ その状態で
数日以上放置・・・というわけにもいきません。
必要なパーツが確実にあり 知識と経験と技術がある人が
修理するという信頼が メーカー送りにはあります。

が、たかがホイールの振れ取りで
メーカー送りとか ダッセェな!とは思います。
それほど特殊な工具が必要なわけではありません。
どこのショップかは訊いていませんが
そのショップかGIANTの中の人が ここを見れば
たぶん分かるんじゃないでしょうか。

メーカー送りの結果ですが、
前輪が ごくわずかに振れていましたが
そのまま使ってもいいくらいで
センタードンピシャでした。
後輪は 前輪よりは振れていましたが
振れ取り作業をしました!と言っても恥ずかしくないくらい
追い込んであり、リムが紙1枚ほど右側に寄っていましたが
完組みホイールの平均的な出荷基準よりは
はるかに精度が上でした。
前後輪とも カーボンスポークの扁平部分が
かすかにねじれて回っている箇所が多く、
ニップル状のつかみしろ部分を
かすかに回して修正したのが
最も時間がかかった作業です。

RIMG7702amxy15.jpg
後輪は2:1組みで 左右ともタンジェント組みです。
2:1組みの後輪で反フリー側をタンジェント組みすると
フリー側のほうが低テンションというか
スポークの変形量が大きくなります。
このホイールでも そうなっていましたが、
スポークの材質がスチールではないので
フリー側のスポークの変形が
ペダリングでハブを回転方向に絞ったときに
ヌルく感じる、言い方を変えると かかりが悪いと感じるであろう
閾値は(←人によって違いますが)優に超えているので
このスポークによるホイールであれば問題ありません。
つまり、この寸法のハブとリムで
スチールスポークでホイールを組んだら
大したものではないということでもあります。
まあ ロヴァールより多少マシといったくらいじゃないでしょうか。

スチールスポークでも 32Hか36Hくらいであれば
これに匹敵する硬さのホイールを組めるかもしれませんが
それは このホイールより確実に重たくなります。
このホイールのカーボンスポークを
全てCX-RAYかエアロライトに置き換えて
スポークテンションの多寡で
これより硬いホイールを組むのも不可能です。
というか それができるなら
カーボンスポークにする必要ないよね、という話になります。
そして、このカーボンスポークは
スポーク比重65%より軽いので
CX-RAYやエアロライトに対して
性能面では完全上位互換です。
困ることがあるとすれば 硬すぎて足にクるとか
スポークが破損した場合に
汎用の材料では修理できないといった点でしょうか。
あと、右から左にホイールを売る程度しか能が無いショップで買うと
たかが振れ取りでメーカー送りにされて
日にちがかかるというのも
書き加えたうえで 線を引いておきます。


RIMG7703amxy15.jpg
RIMG7704amxy15.jpg
あと このホイール、リムのどこにも表記が無いですが
片側フランジでハイローフランジこと DBLを採用しています。
DBLは ダイナミック バランスド レーシングのアクロニムで
レーシングは RacingではなくLacing、編み物のレースと同じ意味です。

上の画像2枚は 反フリー側のフランジですが、
スポークヘッドの金属部分の長さが同じなのに
上の画像のヤマアラシさん方向のスポークは
ハブフランジの輪郭あたりで終わっていて
下の画像の反ヤマアラシさん方向のスポークは
ハブの輪郭から飛び出ています。
この「ハブフランジでのDBL」ですが、
最終交差している2本のスポークで
スポークテンションの高低差が出ます
(後で触れるスポークのDBLに比べれば
はるかに軽微ですが)。
それがスチールスポークだと
低テンション側にゆるみが出やすくなるので
私は DBLは良くないというか
デメリットのほうが大きいと思うので嫌いです。
カーボンスポークだと
たぶん問題は起きないと思いますが・・・。

もっとひどいのは「スポークのDBL」です。
最終交差のスポーク2本の スポーク比重を変える、
具体的に言うと ヤマアラシさん方向のスポークの
スポーク比重を大きくするという仕様で、
これは短期で観測できるレベルで
スポークのゆるみが出ます(つまり その位相で振れが出ます)。
スポークのねじ山に強度が高めの
ゆるみ止め剤を塗布しても無駄でした。
ある程度使ったSLRのホイールなどは、
その全数が ゆるみが落ち着いた状態のまま
それと気づかずに使われていると思われます。
GIANTも スポークのDBLはマズいと思ったのか、
ある時期以降のスチールスポークのホイールでは
採用していないようです。
それに比べれば ハブフランジのDBLは
「なんか賢そうなことしてますよアピール」程度の
かわいいもので、体感することはできません。

RIMG7706amxy15.jpg
前輪も 2:1組みですが、
反ローター台座側をラジアル組みにしていて
2:1組みの束が奇数でもかまわないことから
3本の束が7ペアの21本となっています。

RIMG7707amxy15.jpg
ローター台座側にして タンジェント組み側ですが、
スポークヘッドの金属部分を見れば分かるように
ハブフランジのDBLをしています。
駆動輪じゃないのに やる意味があるのかは不明です。
この片側でのラージフランジとスモールフランジの
中間の寸法で、DBLではないハブで
同じように前輪を組んだとして
(ラジアル組み側のスポークテンションが同じでセンタードンピシャ)、
同じタイヤ同じ空気圧同じディスクローターで
ブレーキをかけたときの制動距離が
体感できるレベルで変わる・・・とも思えません。
というか そもそもこんなブログを読んでいない人だと
「おっ!フロントハブの左側 DBLやんけ!」と
気付くことが 一生ない可能性もあります。
これに気付く人は レーシングゼロDBのスポークを見て
「おっ!横から見たスポークの幅は左右同じだけど
少スポーク側は より厚いから 左右逆異径組みやんけ!」
と気付くような人種です。

RIMG7705amxy15.jpg
マヴィックやエフェットマリポサと同じような
(というか同じかもしれませんが)
茶色いリムテープが貼ってあったのを
剥がしたあとの あのエゲツナイ糊残りを
お客さんの手で糊のリムーバーを使って
一晩かけて きれいにしたそうです。

フックドリムの内幅は 左右のフックの先同士の幅なので、
外幅や リムの耳の厚みが変わらないのであれば
フックレスリムにすると 内幅とされる部分の寸法は広くなります。
このリムは 内幅22.4mmのフックレスリムですが、
仮に フックドリムになったとすると
内幅20mmくらいになるはずです。
このリムに対して それ以外使えない専用品・・・
というわけでは無いものの
GIANTが用意しているチューブレスタイヤは
25C幅のみで、やや細いように思われますが
フックドリムで 内幅20mmなら
ありえなくはないタイヤ幅です。
ZIPPのホイールの場合は
内幅23mmと内幅25mmのフックレスリムで
どちらの場合でも 28Cタイヤが下限(※)となっているので、
23mmで28Cタイヤが下限なら
22.4mmで25Cタイヤは やはり細いです。

※23mm幅の場合は 25Cタイヤが使えるメーカーもあり、
チャレンジ・グッドイヤー・IRC・シュワルベなどがOKで
コンチネンタル・パナレーサー・ピレリ・ヴィットリアなどがNG、
ミシュランは ZIPPのほうから「ミシュランに訊いてくれ」と
なっています。

このホイールのリムの外幅は30mmなので、
タイヤサイドよりリムサイドのほうが
明確に広くなることから グレーチングのフタを通るときに
格子の幅によっては タイヤが スッと落ち込んで
リムサイドにガリ傷が付きやすい点には要注意です。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7708amxy15.jpg
のむラボホイール8号の後輪を組みました。
前輪を組もうと思ったのですが ちょっと特殊なものなので
準備が足りず 今日は組めませんでした。
ちなみに いつぞやのような2:1組み用のリムではありません。

RIMG7710amxy15.jpg
レボディスクハブ 24H 黒半コンペ・・・

RIMG7711amxy15.jpg
ではなく お客さんの体重が軽いので(詳しく訊いていませんが)
黒半CXスプリントヨンロクJIS組みにしました。
結線は あとでやります。

追記:ヨンゼロ組みって書いてますよー
というコメントを2件いただき修正しました。
頭の中ではヨンロクだったのですが
手のほうはヨンゼロと打っていました。

category: のむラボホイール

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レイノルズの32の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7687amxy15.jpg
お客さんからレイノルズの32(サーティーツー)の
後輪を お預かりしました。
実質 のむラボホイール6号に組み直してほしいとのことです。
前後輪とも組み直し希望で
銀スポークにしたいということでしたが、
前輪は20H 全黒エアロライト反ヌポークラジアル組みで
振れ取り調整だけで十分だということになったので
前輪と同じく黒スポークで組み直します。

RIMG7688amxy15.jpg
レイノルズブランドのハブ 24H
全黒エアロライトヨンゼロ組みです。
左右異径組みではありませんでした。
もっと前の年代のものだと
フリー側を太くしているものがあったり、
リム高が 32mmより高い46mmなのに
丸バテッドスポークで組んでいて
左右異径組みにしてあるものもあります。

お客さんは このホイールを入手してから
一切使っていないセカンド以降のオーナーですが、
左右同数スポークの反フリー側ラジアル組みの
後輪が いかに走らないか ちょっと乗ってみればいいのに、
と言ったところ フリーボディが10S用なので
無理ということでした。
のむラボホイール5号を持っているので
それの外周部が このリムに置き換わると
だいたいどんな感じになるか想像できると思うので
説明することが少なくて助かります。

RIMG7692amxy15.jpg
組めました。

RIMG7693amxy15.jpg
エボライトハブの元ネタこと ノヴァテック482ハブ 24H
黒半コンペヨンロク組み結線ありです。
ハブは 660ハブと これと どっちにするか
お客さんと相談して決めました。

RIMG7690amxy15.jpg
元のハブですが、DT製のスターラチェット仕様のものです。

RIMG7691amxy15.jpg
レイノルズ ハブ墓場の画像を撮らせてもらってから
お客さんに お返ししました。

32のリムですが、だいたい280gくらいのものが多いです。
スワールリップという突起が無く レイノルズブランドでもない
単品販売の32リムである
のむラボホイール6号のリムの初期型は310gくらいですが、
後期型は なぜか
レイノルズの特許なので売ってはいけないはずの
スワールリップありのリムに変更され、
おそらくは レイノルズが32を廃版にしたものの
OEM元のLEWでは コスメチック無しのリムが
余っていたので 放出したものなのでしょうが
それらは 280gくらいの個体でした。
そして、今回のリムは かなり軽いほうに振れている
重量的に当たりの個体でした。
実測した重量を教える気はありませんが。
↑ひとつまえのきじでも こんなこといってたようなきがする











RIMG7697amxy15.jpg
オ待タセシマシタ!1ツ前ノ記事ノ画像ヲ
ホボ 使イ回シテイマスガ ソレハ トモカク

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コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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A1022リムで後輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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先日の続きです。
マヴィックのオールロード用リム、A1022で
後輪を組みました。
A1022の末尾の22は
リムの内幅が22mmであることを意味しており、
650Bリムのみの展開になるものの
これの内幅25mm版にA1025というリムもあります。
リムの内幅は3mm違いますが、使用可能タイヤサイズは
どちらのリムも 28~64Cとなっています。
チューブドで使えることになっていますが
リムの耳は ほとんどフックレスに見えます。

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ZTTO R2ハブ 24H 黒チャンピ/CXスプリント
強制左右2クロス組みです。
リヤハブは フロントハブと違い まあまあのハイローフランジです。
結線は あとでやります。

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フリーボディは カンパニョーロ用ですが、
カンパニョーロ用ディスクハブというのが
なかなか無いので このハブにしたのかもしれません。
右ポン当てエンドが カンパニョーロ用フリーボディと
セットで使う寸法なので
カンパニョーロを意味して CPと表記されているのかもしれません。

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何らかの進んだ発明の先駆者になってしまうと
時代が進んでも それに固執するはめになるということがあります。
フルアルミフレームから シートステーをカーボンにする
カーボンバックの先駆者はピナレロですが、
それに囚われたので フルカーボンフレームを
フラッグシップモデルにするまで 他社に後れを取りました。
カーボンバックモデルの最初は1997年のツールドフランスで
フルアルミフレームのパリをカーボンバックにした試作品で、
以後 アルミ前三角のカーボンバックフレームのプリンスが出て
2001年にマグネシウム前三角のカーボンバックフレームの
初代ドグマが発表され、
2004年にドグマFP、2007年にドグマFPXが出ますが
ドグマFPXの最後の年の2009年まではマグネシウム、
つまり金属製の前三角のフレームがフラッグシップモデルでした。
2010年モデルのドグマ60.1から
フルカーボンフレームになります。
が、そもそも2000年以前から
トレックやコルナゴのフルカーボンフレームが
プロレースで使われていました。
当時のカーボンフレームが 当時のアルミフレームに対して
重量や剛性などあらゆる面で
完全に優位だったとは言いがたいですが・・・。

リム穴のハトメこと アイレットですが、
あれはそもそも アルミの成形技術が低くて
内周側のリム穴の厚みに個体差が発生し
耐スポークテンションにバラツキがあるのを ごまかすのと
アルミの鍛造技術が低くて 硬さを得られないことから
生まれたものです。
つまり、現代的なアルミリムでは
わざわざ入れる必要が無いものです。
リムの内周側の穴だけのハトメが シングルアイレット、
外周側の穴と まとめてカシめているのが
ダブルアイレットです。
ダブルアイレットはスポークテンションの負担を
外周側のリムウォールにも負わせる効果があります。
マヴィックはダブルアイレットの先駆者なので
アルミリムの成形/鍛造技術が進んでも
基本的には ハトメ無しリムを出しませんでした。
GEL280やモントレー系、初代GP4などは
ダブルアイレットである必要があるでしょうが
オープンプロが出たくらいの時代なら
アイレットは必ずしも必要な工作ではありません。

珍しい例としては
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このブログからの引用ですが
画像のCXP22リムはハトメがありますが

DSC03888amx.jpg
こちらのCXP22には ハトメがありません。
これは年代が違うから・・・ではなく
ハトメが無いほうのCXP22は
完成車メーカーの廉価帯のバイクの
手組みホイール用として作られたものだからです。
たとえばスペシャライズドのアレーの完成車などに
使われていました。

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話が長くなったので 同じ画像を もう一度貼りました。
ダブルアイレットは 真ん中に凹みが必要な
チューブレスレディリムの仕様と相性が悪く、
しかも このリムの場合 オフセットリムなので
外側のリム穴の位置も ずらして あけられています。
が、マヴィックのコダワリとして
シングルでもアイレットリムにはしたかったらしく、
内周側のリム穴には ハトメがカシめてありますが
このハトメ、リムの黒アルマイトとは色つやが違う
塗装された仕様となっており、
リムの内側が銀色なのに アイレットの部分が黒いということは
リムにカシめる前から黒いハトメだったということになります。
上の画像、黒いつやありアルミニップルの周りの
つや無しの黒い円が 塗装された片ハトメです。
かなり丁寧な つくりです。

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バルブ穴の対岸の位相の リムの継ぎ目は
溶接と切削がされていますが、
その処理の跡を隠すのに リムの外周部では
内部形状に全く沿っていない黒いテープが貼られており、
それ以外の部分、タイヤ装着後でも見える部分は
黄色いロゴ入りテープを 最低限のコスメチックとして貼ってあります。

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剥がしてみました。
継ぎ目に かすかなすき間が見られるリムでは
外周部をチューブレステープ、
リムの内側のサイドを タイヤビードでふさぐから
問題ないかと思いきや チューブレスレディで運用すると
リムサイドの継ぎ目から シーラントの鼻ちょうちんが
ぷくーっと膨らむことがあります。
そういうリムは 継ぎ目に瞬間接着剤を浸みこませて
プライマーを噴いて硬化させれば すき間がふさがることが多いです。
このリムでは そういう心配は不要ですが、
この黒いテープの上からチューブレステープを貼ると
変に盛り上がりそうなので、黒いテープを除いて
バルブ穴付近ではなく リムの継ぎ目の少し横から
継ぎ目に向かってテープを貼り始め
リムの継ぎ目を再び越えたあたりでテープを切る、
つまり ほとんどの位相で1重巻きであるところ
この継ぎ目の位相周りだけ 2重になるという
巻き方をすると いいかもしれません。

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可能な限りズームして リムの耳を撮りました。
やはり どー見てもフックレスリムにしか見えません。

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ZTTOの別のハブで 12Sマイクロスプラインのものは
右ポン当てエンドの表記が12S MSなので
やはり先ほどのCPは カンパニョーロを意味するようです。

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今回の後輪のハブは ハブ胴に
32Tラチェットシステムという表記がありますが、
ラチェットが32山というのは わざわざ誇るほど
細かい数じゃないだろ、と思っていました。
上の画像は 先ほどのマイクロスプラインの
BOOSTリヤハブですが、
こちらは 54山となっています。

今回のA1022リムですが、
ホイールを組む前に2本とも袋から出したのは
2本ともホール数が同じなので
軽いほうを後輪に使いたかったからです。
A1022リムは700Cサイズのみの展開で
公称重量は460g、
A1025は650Bサイズのみの展開で
公称重量は同じく460gです。
「リム幅が広い代わりに 径が小さいので
結局 同じくらいの重量」というのは
2006年頃の 共にジクラルアルミスポークだった
キシリウムSLと クロスマックスSL(リムブレーキ用26インチ)の
関係と同じです。
で、実測重量ですが マヴィックには珍しく
どちらも公称重量未満でした。
具体的な数値は教えるつもりはありませんが。
↑うわこいつかんじわるい











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軽イ方ヲ 後輪ニ使イマシタ!
↑やーめーろー!

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キシリウム プロ USTさん  

お客さんから キシリウムプロUSTをお預かりしました。
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点検と、あと後輪のほうは ちょっとした調整を ご希望です。
まずは前輪から。

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ハブの玉当たりに横ガタがありました。
ポン当てエンドではなく 玉当たり調整ナットがある
方式なので ガタを取りましたが、
ベアリングは傷んでいなかったものの
この状態で それなりに長く使っていた期間があるようです。
お客さんは このホイールの最初のオーナーではなく、
調整とタイヤ交換をご希望で 当店に持ち込みされており、
このホイールの使用歴はゼロです。

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マヴィックの ロードUSTチューブレスリムには
マヴィックのカブトムシ色のチューブレステープ(→こちら)を
貼れという指示が書かれた赤いラベルが貼ってありますが、
完組みホイールで すでに貼られているテープを見ると
バルブ穴から貼り終わりまでの 二重になっている箇所の
大部分に テープがめくれてシーラントが浸入しているのが
ほとんど全数で見られるうえ
テープを剥がすと 除去不能なほどの糊残りが
リム側に残るので 非常に不愉快なのですが、
このキシリウムのリムは 外周側にバルブ穴以外の穴が無く
テープが不要なので、シーラントの水分で ふやけたシールが
グズグズになっている程度で タイヤを外したあとの
清掃が楽でした。

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この位相が長期間静置していたときの
真下だったんだろうな、という感じで
乾いたシーラントが タイヤの一部に集中していました。

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リムが かすかに右側にずれていました。

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↑これくらい
スポークテンションは タレていなかったので
これを増し締め傾向で振れ取りと合わせて
センター出ししただけで済みました。
センタードンピシャの状態は お客さんに見てもらったのもあり
画像は撮っていません。

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つづいて後輪。

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アルミスポークのキシリウムであっても
ディスクブレーキの後輪は
20Hではなく24Hになっていますが、
イソパルスの真髄はフリー側ラジアル組みという点だけでなく
反フリー側タンジェント組みのスポークの軌道が
ハブフランジに対して接線方向にあるという点にあります。
G3組みは ほぼ平行な3本のスポークが
1ペアとして見られがちですが
(縦振れを追い込む根拠としては それでいい)
ホイールの理屈的には フリー側は最終交差を成す2本がペアで、
そのどちらも ほぼ接線方向の軌道になっています。
リムブレーキの汎用フロントハブで 20Hでスモールフランジの場合
4本組みすると片側フランジのスポークの形が
ほぼ五芒星になりますが、
20Hのキシリウムの後輪の反フリー側のスポークも
ほぼ五芒星となります。
これは、同じフランジから出ているスポーク2本の軌道が
合わせて見ると ほぼ直線になっているとも言えますが、
これが24Hになると
20Hのときに2本のスポークで直線(180°)となっていた
フランジからのスポーク2本が180°より鋭角になっています。
これを再び180°にしようとすると
左フランジの径を大きくすればいいのですが、
ハブの重量がかさむのを嫌がってか
マヴィックはそうしていません。
そんなことをしたら 逆ハイローフランジになるだろ!
と思われるかもしれませんが 実はキシリウムは
リムブレーキ用の後輪から すでに逆ハイローフランジです。
なぜかというと、イソパルスのフリー側はラジアル組みですが
ラジアル組みはフランジ径に関わらず
スポークの軌道があまり変わらないからです
(ホイールを真横から見た軌道では不変です)。
じゃあ レーシングゼロの後輪の反フリー側は
ラジアル組みだが あのリヤハブが
超ハイローフランジなのは意味が無いのか、
というと それもまた違います。
キシリウムのラジアル組みはフリー側ですが、
フリー側はフリーボディがあるという構造上
フランジ幅に関して設定の自由度が ほぼありません。
レーシングゼロのラジアル組み側は反フリー側ですが、
フランジ幅を非常に広くしてあり、
それに加えてスモールフランジで
前後方向から見たスポークの角度を
フリー側に近づけています。
前後方向から見たスポークの角度は
左フランジ幅が広くなると鈍角になり
スモールフランジになると鋭角になりますが
これは要素の大小において フランジ幅がまず優先されるためで、
フランジ幅を広く取りつつ なるべく鋭角にしたいから
ハイローフランジになるわけです。
ここをカンチガイして ホイールを前後方向から見たときの
反フリー側のスポークの鋭角を得るために
左フランジ幅を狭くして 横剛性がガタ落ちになるのを無視して
スポークテンションの左右差を少なくするほうを
大要素として優先してはいけません。
とくに左フランジ幅が狭い 左右同径フランジで、
2:1組みを自社のカタログで はっきり否定していて
左右のスポークテンション差を気にしているのかと思ったら
自社のリムブレーキ用の完組みホイールは
左右同数組みで反フリー側ラジアル組みという
左右のスポークテンションの差に関して
最悪な組み方をしているのが ゴキソです。
いやー ホイールって難しいですね。
ちなみに、ゴキソの完組みホイールを組み直して
前より走らなくなったと言われたことは
一度たりともありません。

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おっと 話が長くなってしまった。
後輪のタイヤも シーラントが1ヵ所に集中して固まっていました。
コーキングのように固まっており 除去は不可能では無いですが
非常に困難です。
このタイヤは再使用しないので別にいいのですが、
この量のシーラントのカタマリは
ホイールバランスに影響がある気がします。

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暫定センターはドンピシャでした。
いつもみたいに 左側に ずれておいてくれれば
良かったのですが。

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パークツールのスポーク供回り止め工具の
A~DまであるC溝に
反フリー側のスポークが奥まで入りますが、

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フリー側のスポークは溝に入りません。
左右異径組みです。

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キャノンデールのAIに合わせて12mmずらしました。
これがお客さんが当店に持ち込みされた理由です。
お客さんが ワイズロードに訊いたところ
「工賃と時間がすごくかかるので(工賃は不明)
新しいホイール買ったほうがいいですよ」と言われたそうですが、
AI対応の後輪って単品で売ってるのでしょうか?
キャノンデールには あるかもしれませんが。
ウチで新規に買ったホイールであれば
それをAI用に調整してやるのも
やぶさかではないということなのでしょう。
こういうことが さらっと平気で言える程度でなければ
ワイズロードでは働けないのかもしれません。

ちなみに当店では センター出しならぬセンターずらしと
新しいチューブレスタイヤの取り付けと
それをお客さんのフレームに取り付けて
ローターが擦っていれば調整するのを合わせて4000円
(振れ取り台上の作業3000円+タイヤ取り付け1000円)、
時間でいえば ホイールの調整だけなら
20分かからないくらいだったでしょうか。
新たに取り付けたタイヤが ビード上がりが非常に悪く
そちらは結構 時間がかかりました。

category: のむラボ日記

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のむラボホイール8号の前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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のむラボホイール8号の前輪を組みました。

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レボディスクハブ 24H 黒半CXスプリント
ロクヨン逆イタリアン組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボホイール

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A1022リムで前輪を組みました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから マヴィックのA1022というリムをお預かりしました。
ディスクブレーキ用のチューブレスレディアルミリムです。

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これは まだマシですが、
ステッカーを リムサイドの上端にかかる位置に貼られると
ホイール組みや 振れ取りがやりにくいので
やめてほしいです。

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これは別件で コスミックSLR45というホイールですが、
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ステッカーをここまで貼るなという話を
書こうと思って 撮ったものですが
いま見てみると これも それほどひどくはありません。

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フランス製だと フランス語で書いてあります。
ピナレロのフレームも かつてMade in Italyではなく
Fatta de Italiaとイタリア語で イタリア製だと
書かれていたことがありました。

伝統的なオープンプロリムは
生産設備を動かすコストがあったのか
フランス製のままでしたが、
それ以外の完組みホイール用のリムや
単品販売用のリム、
あと完組みホイールの組み立ては
ルーマニアに移っており
フランスで新製品のリムを製造することは
もう無いかと思っていましたが
高級グレードは そうでもないようです。
これ以前から出ているオープンプロディスクリムも
フランス製なので これがルーマニアに
製造拠点を作って以降初めての
フランス製リムというわけでもないですが。

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↑リム穴間のリムサイドの傾きが寝ている側
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↑リム穴間のリムサイドの傾きが立っている側
見た目に分かりにくいですが、
リム穴間の部分のリムサイドの形状が左右で違っており、
リム穴周りが膨らんでいるので
リムの左右で凸凹具合が かすかに違います。
これは オープンプロディスクリムの場合は
ツヤありの仕上げだったので
分かりやすいのですが、
オープンプロディスクは リムの形状が左右非対称であるものの
リム穴自体は中央に基準に均等に穴振りをしているので
構造的にはオフセットリムではありません(→こちら)。
ただ、オープンプロディスクリムと
同じリムで作った完組みホイールでは
例外なく リムサイドの傾斜が寝ている側と
ハブのフランジ幅が狭く
スポークの角度が立っている側を
同じ側にして組んでいました。
このリムとハブの関係を間違って組んだ場合、
スポークテンションの左右差などは変わりませんが
センスが無くて きしょいなーとは思います。
そういうホイールが いま当店に1ペアありますが、
どうしたわけか 前後輪とも逆になっています。
何らかのこだわりがあって やったわけではなく
リムの形状が違うことに気づかぬまま組んだだけで
2回連続で1/2を外しただけだと思いますが。

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A1022リムは リム穴がオフセットになっています。
上の画像でいうと バルブ穴の両隣のリム穴が
どちらも バルブ穴より下側なのでオフセットしており、
さらに言うと 右のリム穴より左のリム穴のほうが
より下側に振っているので 正穴振りです。

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で、前後輪それぞれに組むときに
こっちをディスクローター台座にしろという指示も
リムに印字されていました。

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↑これは先ほどの話に出てきた
オープンプロディスクリムのホイールですが、
お客さん(一応)から ハブだけ回収できれば
リムは要らないということで お預かりしているものですが


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(シリアルナンバー載せてもええやろ)
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リムのどこにも ホイールに組む際の向きについて
指定がありません。
ところで、A1022ではSpoke Bed Diameter、
オープンプロディスクではERD(Effective Rim Diameter)として
それぞれリムの寸法が書いてありますが、
SBDとERDは定義している長さの範囲が違います。
今回のA1022リムが示しているSBD598というのを
ERDに換算すると600~600.5mmになるはずで、
私が このリムを組むのに採った実測値は597.3mmですが
これは 一般的な意味でのERDに近い寸法です。
うーん わけわからん。
まあリムに何と書かれていようとも 一切 信用せず
全て実測すればいいだけなのですが。

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組めました。

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ZTTOの

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R2というストレートスポーク用ディスクハブで
24H 黒半CXスプリント左右強制2クロス組みです。
結線は あとでやります。

category: のむラボ日記

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アイオロスプロ37の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから ボントレガーの

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アイオロス プロ 37というホイールの
後輪を お預かりしました。

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DT製ハブ 24H 全黒エアロライトストレート
強制左右2クロス組みですが、
これのフリー側のスポークをCXスプリントに変更して
反フリー側を結線してほしいとのことです。

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片側しか撮っていませんが、
左右のスポークとも信用できる長さでした。
スポークのねじ山の長さは汎用品と同じですが、
ニップルは外周側が六角のつかみしろになっているもので
リム穴との接触点よりも外周側が 汎用ニップルより長く、
それに対してスポーク長さが
ニップルの端面とツライチから やや低いくらいです。
もし このホイールが汎用ニップルで組まれていれば
スポークのねじ山がニップルから
かすかに出ている形になります。

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なんじゃ こりゃ。リムがフリー側に大きくずれています。
メーカーの検品は通りそうにない量なので、
当店に持ち込まれる前に センターゲージを使わない
増し締めごっこをしたのかもしれません。

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左右のスポークを1本ずつ抜き取って 長さの差を調べました。
ハブがハイローフランジなのもあり 明確に長さを変えています。

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完全にバラしました。
フリー側だけの半バラしから組み直すことも可能ですが
完全にバラしたほうが 最終的に完成度が高くなるうえ
作業時間は それほど変わりません。

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ハブ単体の状態でないと出来ない

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徹底的な洗浄をしました。
お客さんからは ハブの回転に異常があれば
ベアリング交換など 私の判断でやってもいいと
言われていましたが

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それらに異常は無く、スターラチェットのパーツに
専用グリスを塗布しただけです。

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↑反フリー側のスポーク
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↑フリー側のスポーク
反フリー側のほうが低テンションなので
最終交差の摩耗痕が大きくなる、と思っていたら
実際の結果は 逆でした。
フリー側はスポークの角度の都合上
最終交差の接触圧が大きいので(※)
こうなるのかもしれません。

※単なる予想で根拠はありません

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アルミニップルは 先ほども書いたように
形状が優秀なので使い回します。

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縦横振れを ほぼ取り、
記事用に極端にしたことは否定しませんが
フリー側にずらすように組んだ状態です。
この時点でフリー側は お預かりした時点より硬いのですが
ここから反フリー側の増し締めで センターを出すと
フリー側のスポークテンションは微増となります。
当然ながら 下がることは絶対にありません。
なので、結線無しでも 元のホイールより
ヌルくないホイールになるのは確定です。

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センターを出しました。

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組めました。

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フリー側を黒CXスプリントにしました。
結線は あとでやります。

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このリムですが、シリアルナンバーのラベルの表記の形式が
ラベルの両側にQRコード、上段に210~から始まる数字の羅列、
下段にCD~から始まる英数字の羅列という形式になっています。
私は このリムの製造元の「メーカー」の名前を知っていますし
そのメーカーが自社で販売している「ブランド」の名前も知っていますが、
政治的理由で ここには書けません。

このリムは そのメーカーがボントレガーという「ブランド」向けに
OEM生産したものですが、シリアルナンバーにある
210~とかCD~とかいう表記の意味は
単に生産時期によって決まっているだけで
OEM先のブランドによって使い分けているわけではありません。

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リムサイドにプリントされた
ボントレガーやアイオロスなどの表記ですが、
これも そのOEM元のメーカーだけの特徴です。
この 少し厚みがある表記ですが、
実は カーボンを成形する金型から出した時点でプリントされています。
カーボンの成形と同時に 製品にエンボスでプリントする技術は
プリント面が平面の場合は独占技術ではありませんが、
リムサイドのような曲面にプリントするのは
このOEM元の特許です。
なので私は ここのOEM先のリムは見ればすぐに分かります。

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秘技・蟹不要(かにいらず)!
リムの重量をあえて晒すことで
奴の出現を抑制するというテクニックです。
リークする情報が無ければ 奴が現れることもありません。














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オ待タセシマシタ!コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

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らべるノ左右ニ QRこーど、
210~/CD~始マリノ品番ノ
りむデ組マレタ ほいーるデス!

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↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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スポークの長さについて  

ひとつ前の記事の補足ですが、
リムは ダブルウォールリムではあるものの
リムサイドの高さのうち ブレーキゾーンが
それ以外の部分より占めている割合が多く、
WOリムではありますが
仮に ビードフックを取っ払ったとすると
かなりローハイトな チューブラーリムになる構造です。
何が言いたいのかというと、
リムテープを貼る(テープタイプ)
または 張る(バンドタイプ)面とニップルの端面が
非常に近いリムだということです。

RIMG7597amx15.jpg
↑これはバルブ穴ですが、リムの外周に
中央から ずれた まっすぐな突起の線があります。
マヴィックのアルミリムでも同じような線が見られますが、
別に リムの製造元が同じであるとか
匂わせたいわけではありません。
というか まず間違いなく関係ありません。

リムの外周側の穴に 穴振りがありますが、
この突起の線が ガイドとなって
穴振りが分かりやすくなっています。
バルブ穴から順番にリム穴を追っていくと・・・

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右穴振り
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左穴振り
RIMG7591amx15.jpg
右穴振り
RIMG7592amx15.jpg
左穴振り
と なっています。
で、スポークの長さですが ニップルの端面とツライチか
うっすら出ているくらいに なっています。
バンドタイプで柔らかいリムテープが 極限まで凹んだときに
リムテープがニップルに接触するくらい
上下のウォールが近いので、
ニップルから明確に何山もスポークが飛び出していた場合
パンクの原因になりえます。

これくらいならセーフで、リムテープは
テープタイプを2重巻きする予定なので
問題は ありませんが。

スポーク長さの計算上の1mm未満の端数は
0.94mmで、それを切り上げた長さにしました。
たとえば(実際の長さではありませんが)
計算上 299.94mmだったのに対して
300mmのスポークを選んだという感じです。
といっても 当店では14番プレーンの場合
銀も黒も315mmのチャンピオンを切って作っているので
0.5mm刻みくらいで 任意の長さに切り出せるので
必要であれば299.5mmなども作れます。

私は普段 スポーク長さに関して
ニップルの端面とツライチが適正だと思っていますが、
もし ねじ山が1山長いのと短いのでは
長いほうがいい(まだマシ)とも考えています。

カンパニョーロの完組みホイールのスポークでは
ニップルから3山以上も はみ出しているものがありますが、
あれは スポークのねじ山部分の長さが汎用品より長いので
見た目とは違い 計算間違いではなかったりします。

シマノの完組みホイールでも ニップルから3山以上
スポークのねじ山が突き出している場合がありますが、
ねじ山長さが特殊なんだろうと思ったら
汎用スポークと ほぼ同じ(プラス1山もなく
長くても せいぜい半山程度)なうえ
ディスクブレーキの前輪で左右同じ長さにするという
手抜きをこいているうえ
短い左側で適正、長い右側で突き出すのかと思ったら
左も右も長く とくに右は間違いレベル、
という場合もあります。

WH-R8170の後輪で
2:1組みで 左右のスポーク長さが
全然違う(286mmと267mm)のに
どちらも ニップルからの突き出し量が多いうえ
ねじ山長さが汎用スポークと同じ
という話については(→こちら)をどうぞ。

汎用品のニップルとスポークの関係において
スポークの端面が ニップルのすり割りとツライチまでであれば
これも私見ですが「短い」とは思いません。
が、それより2山か それ以上短いのは
手抜きか計算ミスだと思っています。
ホイール組み機で あらかた自動で組むのであれば
すり割りとツライチくらいの長さが都合がいいので
廉価帯のクロスバイクや街乗りMTBのホイールなどは
スポーク長さが短い傾向にあります。

今回のリムですが、シングルウォール扱いで
1mm短くする補正値を入れても よかったかもしれません。
同じようなリムは WTBなどにもあります(→こちら)。
全数とも 1山 突き出すようであれば
スポークを切り直していました。
その場合、組み切るまでには気づきますが。
ハブはオチョコがなく、その点では
リムブレーキの前輪や
ピストの両切りのリヤハブと同じですが
最後にセンター出しをするときに
たいていは 締め傾向で出すところ
ゆるめ傾向で出しました。
ホイール片側の全ニップルからスポークのねじ山が
1/4周 引っ込む形です。

category: スポークの話

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内装5Sハブで後輪を組みました  

表題、内装変速ハブ=リヤハブなんだから
後輪なのは当たり前なのですが
今日もホイー(以下略)。
RIMG7571msn5a.jpg
お客さんお持ち込みの内装ハブと
当店で仕入れた700Cリムでホイールを組みました。

RIMG7572msn5a.jpg
ハブは SG-5R30内装5Sハブで

RIMG7574msn5a.jpg
RIMG7570msn5a.jpg
リムはALEXRIMSのDM18の700Cです。
700Cと わざわざ書いているのは
同じリムで違うサイズのものもあるからです。

RIMG7573msn5a.jpg
36H 全チャンピロクロクイタリアン組み結線無しです。
ハブ体左側にローラーブレーキを取り付けるスプラインが
あるものの ゴムのカバーでふさいでおり、
お客さんに訊いたところ リムブレーキで使うとのことなので
イタリアン組みにしました。

category: のむラボ日記

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CL50の後輪を組み直しました  

今日もホイー(以下略)。
RIMG7439amx15.jpg
RIMG7440amx15.jpg
先日の前輪の相方、
ロヴァールのCL50の後輪を組み直します。

RIMG7442amx15.jpg
前輪と同じく しんちゅうニップルが腐食していました。

RIMG7449amx15.jpg
ホイールをバラしてから フリー側の最終交差8つのうち
1つ飛ばしの4つを仮組みしました。

RIMG7450amx15.jpg
最終交差の挟角が鋭く、タンジェント組みとしては
ラジアル組みに近いので

RIMG7451amx15.jpg
ハブを 前に向かって、ペダリング時にひずむ方向に
絞るとスポークが このように変形します。
このスポークの数が倍になり、
スポークテンションをかけているので
検知しにくいだけで こういう負荷は かかっているということです。
これがラジアル組みだと もっと変形量が大きくなります。
私がやっているヨンロク組みも フリー側の最終交差を
ロクロク組みより鋭くしているじゃないか、
と思われるかもしれませんが
あれは左右ともタンジェント組みであり
左右異本組みで 反フリー側のほうの
n本組みのnを大きくすることに 重きを置いており
手組みホイールで可能な範囲の
マヴィックでいうところのイソパルスのようなものです。
2:1組みの多スポーク側は 可能な限り
最終交差の挟角を鈍く設定すべきです。
ひとつ前の記事のボーラWTOの24Hや21Hの
多スポーク側を見ると カンパニョーロは
そのあたりのことを よく分かっています。
偶然の産物ではありません。
これも何度も書いていることですが、
最終交差の挟角が 後輪の駆動時のひずみにとって
重要でなく、どーでもいい小要素で
スポークテンションの多寡だけで解決するというなら
後輪も 左右ともラジアル組みでいいはずです。
経験上、少なくとも 36H以下のスチールスポークでは
それが無理だと分かっています。

RIMG7452amx15.jpg
組めました。

RIMG7454amx15.jpg
黒半CXスプリント逆異径組み赤アルミニップルです。
結線は すでに していますが
画像の時点では していません。
なお、組み直しに際してホイールを全バラししたというこt・・・












RIMG7569amx15.jpg
(ヤヤ 食イ気味ニ)オ待タセシマシタ!
コチラノ画像ヲ ゴ覧クダサイ!

RIMG7435amx15.jpg
ふろんとりむデス!

RIMG7443amx15.jpg
りやりむデス!
↑やーめーろー!

category: のむラボ日記

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新型のボーラWTOを見てきました  

ひとつ前の記事の「おまけ4」の内容にするはずでしたが
独立した記事に分割しました。
カンパニョーロのホイールを
ジャパンでゆいいつではないが扱っている問屋さんに
用事があり 寄ったのですが、
そこの若い子に「いつもブログ拝見してます!」と
声を かけられました。
あんなものを読んでいると頭が悪くなるぞと
忠告をしたのですが、それはいいとして
新型のボーラWTOが入荷したので
見ていかないかと言われたので
見せてもらいました。
IMG_5524msn5amsn5a.jpg
↑画像を撮るのと ここに載せる許可は得ています。
どちらも60の前輪です。
旧モデルは WTOもウルトラWTOも前後輪とも
G3組み×8の24Hでしたが、
新モデルでは WTOが前後輪とも24H、
ウルトラWTOが前後輪とも21Hとなっています。
上の画像でも G3組みの束の数が違うのが分かります。
今 これの現物があるのはこの問屋さんが
ジャパンでゆいいつ らしいです。

IMG_5525msn5amsn5a.jpg
WTOも
IMG_5526msn5amsn5a.jpg
ウルトラWTOも リムのコスメチックを変えてあります。
そうしないと 旧作と見た目で区別しづらくなるので
ありがたいのですが。
あと、見ての通り WTOは外出しニップルで
ウルトラWTOはトルクス穴の
リムの外側から回す特殊内蔵ニップルという点は変更無しです。
リムブレーキモデルは出ておらず
ディスクブレーキ用のみ、
かつ 2WAY-FITリム仕様のみの展開で
最も大きな変更点は リムの内幅が23mmになったことです。
これまでは WTOの全モデルが19mm、
ウルトラWTOの45と60が19mmで
33のみ21mmだったので 一気に広げてきました。
推奨タイヤ幅は28~35Cで28Cが下限となっています。
追記:「推奨」とは別に「取り付け可能サイズ」は
25~45Cだということです(→こちら)。
リム高のラインナップは33・45・60mmから
35・45・60mmに変更されています。

旧WTOより後で 新WTOより前に
ウルトラのみの展開で
ボーラウルトラWTO80DBというモデルが出ていますが、
これは内幅が21mmのリムで
スポーク本数が21Hなので
まさに過渡期の仕様といった感じです。
80mmは常備在庫ではなく取り寄せ対応で
納期が1年以上かかるらしいですが。

リムは幅広にしたぶん 薄くしたのか、
60の前輪を手に持った重量が
明らかに軽かったです。
新旧ウルトラWTO60DBの 前後輪の公称重量の差が
1530g→1395gとなっていますが、
これは 新ウルトラWTOが
24Hから21Hになったことを含めても異常な軽量化です。
スポーク本数の変更が無い
旧WTO60DBと 新WTO60では
1590g→1460gなので リム高なりの
リム重量が軽くなっていることは まず間違いありません。

1015030001msn5a.jpg
↑旧 非ウルトラWTOのフロントハブ
1065600001msn5a.jpg
↑新 非ウルトラWTOのフロントハブ
これはメーカーの公式の画像で
新旧のWTOのフロントハブです。
ラジアル組み側のフランジ形状が違っていたりしますが
もっと気になるのは ハブシャフトの仕様が変わっていて
新しいほうがダストシールが より外側になっていることです。
ベアリング位置の幅は 広げてはいないと思いますが、
もし やっていれば かなりの改良になります。

今回のリムの仕様の変更によって
メーカーの公称重量を列挙すると
旧 WTO33 C19リム      1450g
旧 ウルトラWTO33 C21リム  1385g

新 WTO35 C23リム      1370g
新 ウルトラWTO35 C23リム  1285g

ハイペロンDB C21リム     1340g
ハイペロンウルトラDB C21リム 1240g
となっており、軽量ホイールのカテゴリーで
新WTO35が ハイペロンを食おうとしている
展開になっています。
ちなみにハイペロンDBのリム高は37mmで、
ウルトラのほうにのみあるチューブラーリム仕様は
公称1160gなので
ウルトラWTOでチューブラーを出さない限りは
究極的な部分では 棲み分けはあります。

IMG_5527msn5amsn5a.jpg
↑これはバルブ穴の対岸の位相にある
リムの継ぎ目ですが、

IMG_5528msn5amsn5a.jpg
IMG_5529msn5amsn5a.jpg
そこから120°ずつ ずれた位相にも
同じ継ぎ目があり 計3ヵ所となっています。

旧WTOとウルトラWTOでは
この継ぎ目のリムサイドと頂点を削って仕上げていましたが
リムサイドの上端付近で 丸く内側に巻き込む部分に
バリのような突起がありました。
新WTOとウルトラWTOでは
それも削って仕上げているのと、
それ以外の部分の仕上げも
全般的にシームレスになっているので
これは 聞いた話ですがチューブレスタイヤのビード上がりも
良くなっているとのことです。

税込定価は
旧WTO DBが446600円、
旧ウルトラWTO DBが610500円に対して
新WTOが469700円、
新ウルトラWTOが667700円となっていますが
旧WTOとウルトラWTOは
去年の12月に それぞれ387200円と
532400円から値上げしているので
そこから見ると かなりの値上げです。

ちなみに、新WTOとハイペロンDB、
新ウルトラWTOとハイペロンウルトラDB 2WAY-FITは
定価が同じです。
ついでに書いておくと
ハイペロンウルトラDBチューブラーは
税込定価702900円、
ボーラウルトラWTO80は それ以外のウルトラWTOが
リム高違いによる価格差が無いのとは
別枠のモデルなので 税込定価851400円となっています。

IMG_5531msn5amsn5a.jpg
話は変わりますが、
ピナレロのパーツブランドのモストから
IRON 6という携帯工具が出ているのを
個人的に買いました。

IMG_5536msn5a.jpg
4・5・6mmアーレンキーと
トルクスのT15・20・25のシンプルなセットです。
右にあるのは88mmですが 今回の話には無関係です。
軽くて小さく、マイナスドライバーなど
最近では使わないものが付いていないものを探していました。

IRON 9というモデルでは
これに2mmと8mmのアーレンキー(なぜか3mmが無い)、
あとマイナスドライバーが付きます。
8mmは 5mmの六角の部分に
ソケットを はめ込んでいますが、
8mmアーレンキーを要求するような部分、
たとえば クランクの着脱などは到底無理そうです。

IRON 11というモデルでは 9に加えて
3mmアーレンキーとチェーン切りが追加されます。

そこまでいくと サイズ的に ありふれたものになるので
IRON 6にしました。

IMG_5532msn5a.jpg
今まで使っていたレザインの3・4・5・6mmアーレンキーと
プラスドライバーの工具に対して
IMG_5533msn5a.jpg
モストのほうが幅広ですが
IMG_5534msn5a.jpg
薄いです。
今回の工具が レザインの代わりになるというわけではなく、
レザインのほうは 私のリムブレーキバイクに対して
理想形といってもいい仕様なので引き続き 使います
(2回くらいしか使った覚えが無いですが、
無いと非常に困る場面だったので やはり必要です)。

ディスクブレーキバイクのほうに 何かとトルクスが多く
ドライバーを使う箇所が無いので
それに合う コンパクトな携帯工具を探していました。

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