のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コメントのお返事(デュアルピボットブレーキの話の続き)  

先日のデュアルピボットブレーキの話についてコメントをいただきました。
「Cアームは(Yアームも)ピボットを中心に円運動するだけなので、
調整ネジを回しただけでリムへの当たり方が変わることはありませんよね。
調整ネジを締めてから固定ボルトを緩めてセンターを出したら、
Cアーム側のピボットの位置が下がってシューもリムに対して下がるのは当然です。
Yアームのピボットは固定ボルトと同軸だから同じことは起きません。」
とのことですが、これについて詳しく書きます。

DSC00370amx3.jpg
↑これは私のバイクのフロントブレーキです。
センターが出ています。
DSC00372amx3.jpg
DSC00373amx3.jpg
そこからブレーキレバーを握りこみました。
シュータッチ位置は左右とも同じくらいで
リムのブレーキゾーンの上端より シューの上端が少し低い位置です。

DSC00374amx3.jpg
そこからブレーキの固定ナットをゆるめました。
配線の済んだ状態から これをするとYアームについているアウター受けを
ブレーキアウターが押す形になるのでYアーム側がシュータッチします。

DSC00375amx3.jpg
DSC00376amx3.jpg
そこからブレーキレバーを握りこみました。
同じ写真の使い回しではないですよ。

何が言いたいかというとセンターを出そうが出すまいが
シュータッチ時のシューとリムの最終的な位置関係は変わらない
ということです。

以前の記事で調整ねじをいじってからセンターを出すとシュー高さが変わる
というような書き方をしましたが、センターを出すのは
整備上当たり前にやることであって、
シューの高さが変わるのはセンター出しに関係なく
調整ねじをいじった時点で発生しています。

調整ねじをいじってからセンターを出すとシュー高さが変わる
↓オッカムの剃刀
調整ねじをいじるとシュー高さが変わる
です。

DSC00377amx3.jpg
↑この上のリムと下のリム、どちらもブレーキレバーを握りこんだときの
シューとリムの位置関係は同じです。

ついでにものすごく細かいセルフ揚げ足取りをしておくと
シューの動きは弧を描いているので 下のリムとCアーム側シューの間隔は
厳密にはA+Bにはなりません。
A+Bになるのはシューがリムのブレーキ面に対して平行に動く場合だけです。

DSC00382amx3.jpg
固定ナットゆるめ状態でブレーキレバーを握ったままで
調整ねじをゆるめてみたいと思います。
締めないのは 締める側の調整幅が少ないことと
Cアームのブレーキシューが上がる方向のほうが観察しやすいからです。

DSC00383amx3.jpg
↑ちょっとゆるめ

DSC00384amx3.jpg
↑だいぶゆるめ
調整ねじを写さないといけないと思ったのでちょっと離して撮ってますが

DSC00385amx3.jpg
接写するとこんな感じです。
当然フネの固定ねじなどは一切さわっていません。
調整ねじを回しただけでリムへの当たり方が変わっています。
先ほど書きましたが 実はセンター出しをするしないは
この当たる位置には関係がありません。

DSC00388amx3.jpg
ブレーキレバーを離しました。

DSC00390amx3.jpg
それからセンター出しをして

DSC00391amx3.jpg
また握りこみました。同じ位置です。

「Yアームのピボットは固定ボルトと同軸だから同じことは起きません」
とコメントにありますし
私も前回の記事で「Yアーム側はブレーキシャフトから絶対的な位置なので同じ」
というようなことを書いていますが、
これも厳密なことをいうとCアーム側のシュータッチ位置の違いで
Yアーム側の最終どん突き位置がほーんの少し変わるので
まったく同じというわけではないのですが、
Cアーム側の動作量に比べれば 実質ほぼ不動といっていいので
絶対的な位置と書きました。
実際でも上の画像のYアーム側のシューの位置、冒頭の状態とほぼ同じです。

ただ啓蒙したかったのは
説明書にシュー間隔の左右調整としか書いていないねじなのに
さわるとCアーム側のシューが上下に動くこと、
締める側には調整幅がないので 多くの人がゆるめること、
ゆるめるとシューが上がる、
しかもCアーム側は すくい上げ軌道なので
シューの磨耗で シューの上端がリムの上端を超えやすい、
この2つがあいまってCアーム側のシューの
逆L字型の段付き片減りが非常に起きやすい
ということです。

105のブレーキアーチですが「調整ねじが勝手にゆるみますよ」という
タレコミコメントがありましたと書いたあとにも
「私のもなりました」とか「ねじの先端を平らにしたらおさまりました」などの
コメントをいただきました。
こっちは私が学んだ点ですね。ありがとうございます。

実際にあのブレーキのねじの先端を見たのですが、
Yアームのねじの接触点はアルミではなく
石突きよろしくスチールが埋め込んであり
それとの磨耗痕がありました。
ただお客さんが実際にさわった覚えがあるということなので
先日の例では自然にゆるんだわけではなさそうです。
一応きつめのねじ止め剤を塗布しました。

追記:
「調整ねじ」が何ヶ所か「調整ナット」になっていたので直しました。
ご指摘ありがとうございます。
アーレンキーで回すにしろ プラスドライバーで回すにしろ
雄ねじなので「ナット」ではないですね。
ねじと書かないなら「ボルト」です。

調整ねじ→YアームについているCアーム押しねじのこと
固定ナット→ブレーキシャフトに付いていてブレーキを固定するナット
今回さわったのは この2つだけです。

category: その他 機材の話

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