のむラボホイール2号と同じリムのホイールを組み換えました 
2014/03/29 Sat. 23:39 [edit]
今日は最終土曜日なので お休みのはずですが、
お客さんとの約束が何件かあったので店を開けました。
今日もホイー(以下略)。

エキノックスのSP38という38mm高のカーボンリムで
組まれたホイールをお預かりしました。

のむラボホイール2号のリムはエキノックスのWH007というリムですが、

これも同じリムです。リムサイドの化粧カーボンの仕上げは違いますが
こちらが製造元にして元祖です。

スポークはCX-RAY、組み方はヨンゼロ組みです。
お預かりした理由は「反フリー側ラジアル組みを
タンジェント組みに組み直してほしいから」です。

↑フリー側はリムサイドにブレーキ痕が無いですが、


↑反フリー側はスイスストップの黄色シューの痕が
リムのかなりの範囲にわたって付いています。
シュータッチというのは横剛性がヌルいホイールであることや
ライダーの体重や乗り方、あとはシューとリムの間隔のセッティングによって
起こりやすさが変わりますが、
必ず反フリー側(左側)で起こります。右側はまず擦りません。
右側が擦るくらいなら 左側もそれ以上に擦るでしょう。
右ペダルを上死点から踏み込んだ時に
後輪のリムと左シューの間隔が狭まります。
このときに上に書いた条件いかんで擦るわけです。



ホイールをばらしましたが、これは参りました。
ノヴァテック482ハブをベースとした ちょっと特殊なハブで、
フランジ幅が外~外で約51mmしかありません。
これはアメリカンクラシックのハブより1mm広いくらいです。
どうりでヨンゼロ組みにしては左右のテンション差が近いと思いました。
ナローフランジのハブは 頑張ってスポークを張っても横剛性が稼げません。
これをはっきりと書くと たまにコメントで反論をいただきますが、
スチールスポークのスポークドホイールである限りは 例外はありません。
ぐわんばってテンションを張ればOKというなら リム直下にフランジを設けて
ぐわんばって張ってやればいいんです。
オチョコも無くなるので左右のスポークテンション差も出ません。
それで横剛性が確保できないから オチョコが発生してでも
フランジ幅を広げるようにしているんですよ。
ここにきてシュータッチの主因はヨンゼロ組みではなく
ハブの寸法にある可能性のほうが大きくなりました。
全CX-RAYを半コンペで組むことと結線もするので
(結線は、シュータッチを抑える効果が ほんの少しですがあります)
もし組み換え後にシュータッチするようであれば
再度ハブの交換なども検討します。

組めました。


半コンペヨンロク組み結線ありです。
これは後輪しかお預かりしていないので
相方の前輪が存在するのかどうかも知りませんが、
もし無いならスポークの色が変わることに対する抵抗感が
少し違ってきます。
銀スポークになったのは結線をするためです。
しんちゅうニップルをアルミニップルに換えました。
ホイール全体ではフリー側のDTコンペ化と
反フリー側の6本組化で 重量増になり、
アルミニップル化はそれを取り戻すほどの軽量化にはなりませんが
外周部重量で見れば小さくて大きな違いです。


ついでにスプロケットを洗いました。
ホイールを組む「ついで」です。
これ単体のサービスはありません。ありません。←なぜ二度書いた
お客さんとの約束が何件かあったので店を開けました。
今日もホイー(以下略)。

エキノックスのSP38という38mm高のカーボンリムで
組まれたホイールをお預かりしました。

のむラボホイール2号のリムはエキノックスのWH007というリムですが、

これも同じリムです。リムサイドの化粧カーボンの仕上げは違いますが
こちらが製造元にして元祖です。

スポークはCX-RAY、組み方はヨンゼロ組みです。
お預かりした理由は「反フリー側ラジアル組みを
タンジェント組みに組み直してほしいから」です。

↑フリー側はリムサイドにブレーキ痕が無いですが、


↑反フリー側はスイスストップの黄色シューの痕が
リムのかなりの範囲にわたって付いています。
シュータッチというのは横剛性がヌルいホイールであることや
ライダーの体重や乗り方、あとはシューとリムの間隔のセッティングによって
起こりやすさが変わりますが、
必ず反フリー側(左側)で起こります。右側はまず擦りません。
右側が擦るくらいなら 左側もそれ以上に擦るでしょう。
右ペダルを上死点から踏み込んだ時に
後輪のリムと左シューの間隔が狭まります。
このときに上に書いた条件いかんで擦るわけです。



ホイールをばらしましたが、これは参りました。
ノヴァテック482ハブをベースとした ちょっと特殊なハブで、
フランジ幅が外~外で約51mmしかありません。
これはアメリカンクラシックのハブより1mm広いくらいです。
どうりでヨンゼロ組みにしては左右のテンション差が近いと思いました。
ナローフランジのハブは 頑張ってスポークを張っても横剛性が稼げません。
これをはっきりと書くと たまにコメントで反論をいただきますが、
スチールスポークのスポークドホイールである限りは 例外はありません。
ぐわんばってテンションを張ればOKというなら リム直下にフランジを設けて
ぐわんばって張ってやればいいんです。
オチョコも無くなるので左右のスポークテンション差も出ません。
それで横剛性が確保できないから オチョコが発生してでも
フランジ幅を広げるようにしているんですよ。
ここにきてシュータッチの主因はヨンゼロ組みではなく
ハブの寸法にある可能性のほうが大きくなりました。
全CX-RAYを半コンペで組むことと結線もするので
(結線は、シュータッチを抑える効果が ほんの少しですがあります)
もし組み換え後にシュータッチするようであれば
再度ハブの交換なども検討します。

組めました。


半コンペヨンロク組み結線ありです。
これは後輪しかお預かりしていないので
相方の前輪が存在するのかどうかも知りませんが、
もし無いならスポークの色が変わることに対する抵抗感が
少し違ってきます。
銀スポークになったのは結線をするためです。
しんちゅうニップルをアルミニップルに換えました。
ホイール全体ではフリー側のDTコンペ化と
反フリー側の6本組化で 重量増になり、
アルミニップル化はそれを取り戻すほどの軽量化にはなりませんが
外周部重量で見れば小さくて大きな違いです。


ついでにスプロケットを洗いました。
ホイールを組む「ついで」です。
これ単体のサービスはありません。ありません。←なぜ二度書いた
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