のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

コスミックカーボンSLRさん  

お客さんからコスミックカーボンSLRの後輪をお預かりしました。
DSC01814amx3.jpg
への字型カーボンスポークを、フランジをかすめて
リムの対岸同士で結んでいるという 廃版になった意欲作です。
廃版になった理由は察しがつきますが、私はこのホイールが大好きでして
手放したことを後悔しております。
総合的に見れば「よく出来た子」ではないのですが
使い方と状況さえ合えば非常に走るホイールです。

DSC01816amx3.jpg
SLRの2代目なのでリムサイドはエグザリッド仕様です(初代は普通のブレーキゾーン)。
これは後輪なので間違えようがないですが
リムサイドの方向はメーカーの指定があります。

ビバンダム君を見るたびに なぜか思い出し笑いをするという方は、
きっと先日 見てはいけないものを見てしまったのでしょう。

DSC01818amx3.jpg
お預かりした理由は「バイクを左に振ったときに異音がする」です。
確かにスポークテンションがゆるくなっていました。
お客さんの言われる来歴からしても初期状態でないことは明らかです。
で、反フリー側のテンションを上げたいのですが
運悪く?センターが出ていました。
テンションが上がるほどフリー側の調整が困難になるので
こういう場合は 上げたい反フリー側ではなく まずフリー側を上げます。
それによってずれたセンターを取り戻す分だけ反フリー側を上げるのですが
ちょっと困った問題が起きました。
普通のホイールでもそうなのですが、ニップル1周当たりのリムの横移動量は
反フリー側より フリー側のほうが小さいのです。
これはフリー側のほうが よりリム直下にスポークが伸びているからですが、
このホイールは どうしたわけか反フリー側をちょっと上げるのに
フリー側をかなり増し締めしないといけませんでした。
結果 センターを出した状態で反フリー側をそれなりに張れましたが
今後 フリー側は今回のような大きな調整はできそうにありません。
ニップルのねじの調整しろをかなり使いました(振れ取りなどの微調整は可能です)。

あと、非純正のカートリッジベアリングが入っていましたが
あまり状態がよくなかったので ベアリングも交換しました。
新しいベアリングも非純正ですがシールの形式は違います。
新品ですが開けてみたところ グリスがあまり良くない感じだったので
違うグリスを入れなおして さらに稠度もいじりました。
(この稠度(ちょうど)というのはグリスの硬さの具合のことですが
漢字は普通の変換で出てきません)

R-SYSもそうですが、非スチールスポークのホイールでも
スポークテンションの調整(厳密には単なるニップルの増し締め)で
乗ったときの剛性感や異音の発生の有無は変わってきます。
実はお預かりしたのは 今日ではないのですが
異音についておさまったという連絡をいただいたので記事にしました。
お客さんいわく「まるで別物のような踏みごたえになりました」ということですが
すみません、それ狙って出したのではなくてセンター出しの都合上
フリー側もニップルを増し締めしたことが主因なのです・・・。

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2014/05/21 13:28 | edit

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