のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

キャットアイのVOLT300を買いました(後編)  

キャットアイの高輝度LEDライト「VOLT300」を買いました。
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VOLT300はペットネームで 品番はHL-EL460RCですが
そう呼ぶ人はあまりいないので 以下VOLT300と呼ぶことにします。

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元々 私はナノショット プラス(HL-EL625RC)を持っているのですが
それでもVOLT300を買う理由がいくつかあったので買いました。

ナノショット プラス以前に エコノムフォースの電池式モデル(HL-EL540)を
使っていましたが、これは夜練で重宝しました。
電池の持ち時間が ハイ2時間/ロー9時間でしたが
単三電池4本式なので 充電池を別に持っていれば 倍の時間使えますし、
それがなくとも コンビニでアルカリ乾電池を買えば済みます。

ナノショット プラスの欠点は内蔵電池でUSB充電のため
「出先で充電ができないこと」です。

一応いろいろ悪あがきはしました。
スマホの急速充電器にナノショット プラスをつなげると、
充電中は通常 赤点灯となるはずのランプが 黄点滅になります。
これは説明書によれば「適正な充電器が接続されていない場合」になります。
おそらくですが、充電に必要な電圧が足りないためだと思われます。

ナノショット プラスもVOLT300も、電池がなくなって消える直前まで
明るさが一定で変わりません。
エコノムフォースの説明に「定電圧回路を内蔵」とあるのですが
キャットアイの ある年代以降の高輝度LEDライトは この仕様になっています。
(「電池が無くなりかけになると 芯が薄ぼんやり光るだけ」状態になりません)

これでかえって困るのが「いつ切れるのか判別しにくい」ということです。
定電圧回路のせいで、切れるときはスイッチをオフにしたように
フッと いきなり切れます。
真っ暗な山道を下っているときに 急に切れるとたいへん危険です。

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↑ナノショット プラスの公称値です。
満充電から ローのみ使用で2.5時間くらいしか もたなくなったので
買い換えを検討しました。

上記の機能の ハイパーコンスタントというのは点滅の一種ですが、
消灯と点灯の繰り返しではなく
常時点灯の状態から明るさが明滅するというモードです。

消灯の瞬間がある 通常の点滅は
道交法での 自転車の前照灯の条件の「点灯」にあたらないのでは、
という解釈に対して「この点滅は常時点灯してるから」ということにしたいのでは、
というのが私の解釈です。

街中では明るすぎて車を煽っているようにしか見えず、
真っ暗な山道ではかえって視認性が落ちるので
私は ハイパーコンスタントは使いません。
スイッチ長押しでON/OFF、短押しでハイ/ローの切り替え、
ダブルクリックでハイパーコンスタントに切り替えなので
通常 使う範囲で切り替えることがない点がありがたいです。

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↑つづいてVOLT300の公称値です。
私は使わないので 表から省きましたが「点滅 60時間」という機能もあります。
スイッチ長押しでON/OFFなのはナノショット プラスと同じですが、
短押しがハイ→ノーマル→ロー→ハイパーコンスタント→ハイと循環しており
この中にハイパーコンスタントが入っているのが少しうっとおしいです。
どのモードからも ダブルクリックで点滅に移行します。

ナノショット プラスと比較した実際の明るさですが・・・
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視認した際の主観ですが 1灯あたりの明るさは
ナノショット プラスのハイとVOLT300のハイが同じくらい、
ナノショット プラスのローとVOLT300のノーマルが同じくらいです。
ハイ状態の明るさの公称値がナノショット プラスで600ルーメン、
VOLT300で その名の通り300ルーメンですが、
ナノショット プラスはVOLT300を横に連ねたようなものになるのでしょうか。
点灯時間から見れば大体そんな感じです。
充電時間はナノショット プラスのほうが長いですが。

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ハイパーコンスタントの、明滅のうち 暗いときの明るさ
(常時点灯のベースの明るさ)が ナノショットプラスはローの明るさ、
VOLT300はローの明るさとなっています。
同じ「ロー」という呼称で 明るさが全然違うのが ややこしいですね。
ハイパーコンスタントの持続時間から見ても これは確からしいです。

さっきの話の続きですが、VOLT300の説明書には
「夜間走行時は点灯でお使いください。
道交法上、点滅はあくまで補助灯としての使用に限定してください」
という一文がありますが、
ナノショット プラスにはありません。
やはり「ハイパーコンスタント=常時点灯」という解釈のようです。

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↑ともにハイで点灯しました。明るさは同じくらいですが、
実は ほんのちょっとナノショット プラスのほうが光の色が黄色いです。
キャットアイには「光色を黄色くして 実際のカンデラ以上の視認性」と
いうようなことを 謳っていたライトもありましたが、
ナノショット プラスの黄色みは そこまで露骨ではありません。
2年ほど使っていることと関係あるかもしれないので
新品同士で比べれば同じような色かもしれません。

当店のお客さんで
キャットアイのトリプルショット(HL-EL700)を持っている方がいまして、
VOLT300も最近買ったのですが 箕面の街灯が全く無い山道を
夜中や早朝に走ると 照射範囲がせまくて使えないという話を聞きました。

ただ 1灯あたりの明るさが同じくらいなことと、
トリプルショットはバッテリーをフレームにぶら下げるタイプなので
配線など無くハンドル上に乗るだけのナノショット系やVOLT系が
使い勝手に優れている点は認めています。

それを聞いてVOLT300を買い控えていたのですが、
ナノショット プラスの電池容量が低下したことで何か買わざるを得ず、
結局VOLT300を買ったという次第です。

ナノショット プラスは電池交換の確実性と安全性から
ユーザーの手による電池交換が出来ません。
メーカーに送って交換してもらう形となります。
バッテリーの交換も考えたのですが、
本体にクラックが入っているので断念しました。
これもVOLT300にした理由です。

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待たせたな!

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中心に白く見えるのが 配慮さんです。
真っ暗な場所探しに苦労しました。
カメラのフラッシュは焚かず、ハンドルバー上のブラケットは
同じ位置 同じ角度でライトを取り付けて比較します。

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ナノショット プラス ロー

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ナノショット プラス ハイ

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VOLT300 ロー

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VOLT300 ノーマル
(画像では分かりにくいですが
VOLT300のローはかなり暗く、ノーマルと全然違います)

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VOLT300 ハイ

ハイ同士を比べてみれば分かりますが、
1灯あたりの明るさがほぼ同じで 照射範囲が全く違います。
(エコノムフォースの照射範囲は丸ではなく四角です。 詳しくは→こちら

私は ハンドルバー上に ごちゃごちゃと物を付けるのが嫌いなのですが
フロントハブのクイックがライト台座になるパーツ、あれも使いません。
ハンドルバー上にライトがあれば 走行中にグジグジと触って
光軸の上下を調整できるからです。
画像の状態のナノショットプラスでは左右に広い部分が手前に来ていますが、
登りなら これくらいで使い、下りの際に少し起こして使います。

実は先日 夜練で
清滝峠から奈良県に入り、下ってR168を南へ、
近鉄の元山上口駅から十三峠を越えて大阪に戻るというコースを走ったのですが
十三峠の大阪側を下るのにVOLT300では怖くて
予備で持っていったナノショット プラスをハイで使いました。
(清滝峠の奈良側はVOLT300でいけたのですが)
十三峠の大阪側は何百回と下ってますが
丑三つ時に下ったのは初めてで、
荒れた道を ゆっくりであれ 下るには 照射範囲も大事だなと思いました。
深夜の箕面を走るのに トリプルショットでないと怖いといっていた
お客さんの言うことが分かった気がします。

とはいえ、ハンドルバー上に付けるだけのコンパクトなライトとしては
VOLT300は非常に明るい部類になるのは確かです。

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ナノショット プラスも VOLT300も
バッテリー容量が減った場合にスイッチ部分が点灯しますが、
これに関しての振る舞いが少し違います。

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ナノショット プラスは電池残量に応じてスイッチの点灯色が変わります。
横に添えている文はキャットアイの説明書の原文ママです。

ここで経験的なことを書きますが、ナノショットプラスは
満充電から使って 初めて黄色になったとき、
消灯→すぐに再点灯 とすると 緑色が30分ほど続きます。
これを私は「イケる黄色」と呼んでいます。
それから またいずれ黄色になりますが、ここから消灯→すぐに再点灯とすると
緑色が一瞬点きますが すぐに黄色に変わります。
これは「ヤバい黄色」です。
おそらくは 点灯時にバッテリーの電圧をたびたびチェックしているので
緑色が一旦点くのだと思われます。
赤色になった場合、再点灯時は緑色ですが
すぐに(黄色をすっ飛ばして)赤色になります。
消えるときは本当にフッと消えるので 赤色になると ビビリタイムです。
フッと消えてから しばらく(30分くらい)あとに
スイッチを長押しすると緑色→すぐ赤色→すぐ消える となりますが
一応 再点灯は可能です。

これがVOLT300ではちょっと違います。
ナノショット プラスと違い 普段は無点灯ですが、
赤色が出てから 消灯→すぐに再点灯とすると
赤色スタートとなります。無点灯の時間がありません。
どうも「一度でも赤色が出て 充電もされない場合、赤色スタートになる」という
機能が組み込まれているようです。
そして電池が切れて消灯した場合、スイッチを長押ししても
うんともすんとも反応がありません。
30分以上置いてから再点灯を試みましたが、
やはり一瞬たりとも点きませんでした。

機械的にセーブしているのではと思い 1秒だけUSB充電したところ、
無点灯スタート→すぐに赤色となりましたが
20分くらいは ハイで点いていました。
内部の回路に「USB充電された」という刺激がない限り
バッテリーの容量が完全に無いふりをするようです。
もちろん これはバッテリーに悪いのでやってはいけません。
未検証ですが バッテリーを 一旦外すことで
「交換したふり」をして最期の電気を搾り出すことが できるかも知れません。

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先ほど「山道で急にバッテリーが切れると危ない」ということを書きましたが、
ナノショット プラスも VOLT300も
説明書に「不意の電池切れに備えて予備のライトの携行をおすすめします」
というようなことが書いてあります。
私は 予備ライトはもともと携行しなかったのですが、
バッテリーの持ちが悪くなってからは携行しています。
山のふもとまでの街中は予備ライト、暗い山道はナノショット プラスと
使い分けることで ナノショット プラスの使用可能時間を伸ばすようにしました。
キャットアイのいいところは
取り付けブラケットが多くのモデルで共通だということです。

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VOLT300では、満充電から常時ハイの時間と
私の夜練の最大時間が 約3時間でちょうど合致します。
が、念のため 先ほどの予備ライトも持って出ます。
それだと買い換えで 下位互換のライトになっただけですね。
ただ、バッテリーが取り外しできるので
予備バッテリーを持っていれば「ゴキブリの卵方式」で交換が可能です。
この最悪なネーミングは公式のものではありません 念のため。
急速充電クレードルと予備バッテリーを買えば
夜練で2本とも使ったとしても 1本は本体に挿して、
もう1本はクレードルで充電すれば便利です。
(本体は6時間、クレードルは3時間充電ですが
同時にすれば 充電し忘れがなくなります)

私は今回VOLT300だけのパッケージを買いましたが
予備バッテリー1本とクレードル付きの
お得な(バラで買うよりちょっと安い)キットもあります。

VOLT300の上位モデルに VOLT1200というのがありますが、
なぜVOLT1200を買わなかったのかというと「ボディがごついから」です。
ナノショット プラスも取り付けブラケットから横に大きく張り出す形になるので
アップバーの内側を持つと 手に干渉します。
VOLT300は横への張り出しがないので アップバーポジションで
「こいつ うっとうしいな」と思うことがありません。

ただ、暗い山道ではVOLT300はちょっと 厳しいです。
そこまでの明るさを求めている人はむしろ少数だと思いますが・・・。

VOLTの開発意図だと思われるブルベでは
バッテリー交換機能は重宝すると思います。

ナノショット プラスには意図したものかどうか知りませんが(←多分違う)、
自転車用ライト史上唯一と思われる特徴があります。
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硬い机の上などでライトの上側が 下向きになるように
この状態から手を離します。

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するとカタカタと左右に振動して

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静止しますが、このカタカタの音が

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ベンチャーズのパイプラインのイントロの「デンデケデケデケ・・・」
に聞こえるんです!

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本体にクラックが入っていますが、原因はパイプラインのやり過ぎではなく
単に何度か うっかり落としたことがあるためです。



ナノショット プラスの明るさに慣れているので
VOLT300は常時ハイで使っています。
(街中はローではなく 予備ライト)
清滝峠からR168のあと 十三峠に上らず
平群→三郷→大和川河川敷で帰れば
VOLT300だけでOKです。

category: キャットアイのステマ

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