のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ロルフ ドロミテ ディスクさん  

お客さんからロルフのドロミテ ディスクの後輪をお預かりしました。
DSC03266amx3.jpg
フリーボディにガタがあるということだったので
まずはフリーボディを外したいのですが・・・
DSC03265amx3.jpg
それをするには まず左のカートリッジベアリングを外し、
11mmアーレンキーをハブ体の左側から入れて
フリーボディ固定中空ボルトをゆるめないといけません。

アーレンキーの六角形が いびつなのは
12mmアーレンキーを削って急造したからです。

L字型アーレンキーの短い側でも それなりに長いので、
「手前11mm/もっと奥12mm」の兼用アーレンキーにもなりますが、
こういう横着と 2in1や オールin1といった工具が
携帯用のものを除いて大嫌いなので
おとなしく11mmアーレンキーを買いましょう。
(12mmは他にも持っています)

外して分かったことですが、
フリーボディ内のボールの磨耗で ガタが出ていたので
それをハブ体にしっかり締め付けてもガタは取れません。
フリーボディの交換が必要です。

ロルフのこだわりであるペアスポークですが、
左右同数ペアスポークというのは 少スポークホイールになると
スポーク1本あたりがリムにかける張力が大きくなって
リムが左右交互に大きくひずむのを
リム穴の位置を近くすることで緩和するのが狙いだと思われます
(縦振れが大きくなるという代償はありますが)。
つまりおそらくは「ペアスポークのホイールをデザインしたい」が
先ではなく「スポークの数をなるべく減らしたい」と考えた結果が
ペアスポークになったということです。

そういう独創的なホイールを売り込むための手段として
かつてロルフはトレックグループ傘下に入ったわけですが、
トレックのパーツブランドのボントレガーで丸パクリなホイールを出されたので
ブチキレてトレックグループを抜けました。
ついでに書くと ボントレガーも キース・ボントレガーの創設した
パーツとフレームのブランドであって、トレックとはそもそも何の関係もありません。
トレックの本来のパーツブランドはicon(アイコン)です。
ロルフは最近「ロルフプリマ」という新ブランドで
相変わらずのペアスポークホイールを出していますが、
かつてトレックにされた「庇を貸して母屋を取られた」ようなマネを
相当よく思っていないのでしょう、
ロルフプリマは旧ロルフのホイールの補修部品の供給について
Rolf Prima cannot provide parts or service for "Rolf Wheels"-branded wheels.
For more information, please contact Trek Bicycle Corporation.
というふうに「旧ロルフのことはトレックに訊けや」と書いてあったのですが
ここのcannotを太字で強調してありました。
(いまホームページを見たら そうではなくなっていましたが)

ということで このフリーボディを新調する場合、
トレックに問い合わせないといけません。


ところで、さっき書いた「少スポークだからペアスポーク」ですが、
ペアスポークで多スポークホイールにするメリットはありません。
というより 多スポークになるとリム穴の間隔が
ペアスポーク並みに近くなります。

DSC03339amx3.jpg
↑これは私の63Hホイールですが
これをペアスポークにしても ホイールの性質はほとんど変わりません。
どうでもいいことですが もしそんなことをすれば非スパナタイプの
パークツール系のニップル回しでニップルが回せなくなることでしょう。

DSC03268amx3.jpg
「ロルフのローハイフランジは一理ある」と
昔どこかで書いた気がしますが 詳しく書いたことは無いはずです。

ホイールを 動的に見るか(ペダリングトルクうんぬん)、
静的に見るか(スポークテンションのバランスうんぬん)、
性的に見るか(ここのハブのくびれがたまらねえぜフヒヒ)で
ローハイフランジの評価が少し変わってきます。
で、今日も詳しくは書きません。

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