のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

手組みホイール(たぶん)の振れ取りをしました  

「(ホイールの名前)さん」という一連のシリーズですが、これらの記事は
メーカーから出荷された完組みホイールの精度はバラツキがあり、
良い組み手が組んだものに当たればいいですが
そうでない場合でも ちゃんとしたショップなら
お客さんに渡すまでには ちゃんと仕上げてくれますよ~、
ということを啓蒙したいだけなのです。

シマノやマヴィックやフルクラムその他などで
特に このメーカーの精度が明らかにひどい!というものはありません。
本当に運です。リムのシリアルナンバーで追跡できようが
組み手のサイン入りのカードをハブからぶら下げようが
ハズレの組み手というのは どこにでもいるというのは確かです。

これらは完組みホイールの場合ですが、
「~さん」の記事を手組みホイールにまで拡大すると
ただ単なる不出来のあげつらいになるだけなので
そういうのは今まで記事にはしませんでした。
パーツの構成を見ただけで 出所が分かる場合もありえますし。

でも たまには書いちゃう。
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MTBの手組みホイールの振れ取りをしました。
マヴィックのXC717リムとホワイトインダストリーのハブを
DTのコンペティションで組んでいます。
さっき「不出来のあげつらい」と書きましたが
センターバッチリ、振れもほぼ無しなので 特に問題はありませんでした。

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マヴィックの軽量クロカンMTB用リムで
117、217、X517、XC717などの「○17系」は
同時期の ロード用WOリムのリフレックスWOやオープンプロに
匹敵するほど軽いという伝統があります。
これの前作のX517は傑作でした。

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↑ステッカーの穴数インジケータはマヴィックの特許です。

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↑マヴィックの「マジックバルブ」という
米式バルブ穴仕様のリムに仏式バルブを使うためのアダプターが
付いています。これ、非常に便利な小物パーツです。

DSC04764amx3.jpg
ホワイトのリヤハブは進行方向から見てロゴが正方向に読めるようになっています。

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リヤハブの左側に玉当たり調整を固定するイモネジを
締めるための小さな穴があいています。
右側はフリーボディなので、これは左側にしか設定できません。
なのでフロントハブでも「イモネジ穴は左側」という決まりに則るとすると・・・

DSC04758amx3.jpg
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フロントハブのロゴは逆向きになる、ということを過去に何度か書きました。
ただこの場合 それをすると

DSC04761amx3.jpg
逆イタリアン組みになっちゃうんですよね・・・。
後輪はイタリアン組みなので、ここはやはり前輪をひっくり返して
ロゴが正方向になった状態で使うのがいいみたいです。

DSC04767amx3.jpg
で、前後輪ともイタリアン組みとすると(後輪はそうせざるを得ませんが)
どちらも進行方向右側からみてリムのステッカーが逆さ向きになっています。
刻印やステッカーの向きはホイールの性能には無関係ですが、
もうちょっと気を遣ってもいいのでは、と思いました。
ホイール自体はちゃんと組めているので なおさら惜しいことです。

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つづいて、これもMTBのホイールです。
リムはサンの0°XC、ハブはリングルです。
サンとリングルは のちに「サン リングル」という ひとつのメーカーになりますが、
リムはサン名義、ハブはリングル名義なので
たまたまそれらを組み合わせただけの手組みホイール・・・
のようにも見えますが スポークが特殊なので どうやら完組みホイールのようです。

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↑軽そうなリム

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ハブとリムで両側ともニップルという特殊な仕様です。
といっても修理の際は 首折れスポークを加工して
両ねじスポークを作ればいいので 何かあっても直しやすい部類ではありますが。
この手のホイールは クロノメトロというメーカーのホイールがよくやっていました。
「ケーンクリークのホイールにも似ている」と言われそうですが、
ケーンクリークがホイール部門に事業展開するときに
クロノメトロを買収しただけなので この2社は
ヴェロマックスとイーストンのようなものです。

DSC04746amx3.jpg
フロントハブのリングルロゴが正方向のときに
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リムのロゴが右側から読める、という
大多数のホイールの倣いに従った組み方をしていますが

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後輪はリムが逆でした。
実は後輪はセンターずれ、テンションが非常に低いなど
ツッコミどころだらけの出来なのに加え
「フリー側のタンジェント組みの最終交差の中にバルブ穴がある」
という非常に素人くさい組み方をしていたので
後から誰かが組み直したのだと思われます。
少なくとも前輪と後輪を同じ人が組んだということは まずありえません。
完成度に大きな隔たりがあります。

ここまで書いておいてなんですが、
やっぱりこの手の記事は完組みホイールだけにしておこう(もう遅い)。

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