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のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

のむラボホイール2号に組み換えることになってしまいました  

今日もホイー(以下略)。
DSC04902amx3.jpg
お客さんからカーボンリムの後輪をお預かりしました。
組み換えてほしいそうです。
理由は「何となくというか 明らかにヌルいから」ということですが、
スポークテンションが過剰に張ってありました。
一応 このリムの限界値以下ではありますが、
私が組むとしても フリー側をここまで張ることはまずありません。
スポークと組み方は全黒CX-RAYのヨンゼロ組みです。
反フリー側ラジアル組みが ねじれに弱いだとか
左シュータッチしやすいだとかの知識が
お客さんにあったかどうかは 知りませんが、
組んでもらったショップで一度 ヌルいからもっと張ってと
さらに増し締めをしてもらったとのことです。

フリー側がこれ以上触れないくらいのスポークテンションの袋小路で
リムのセンターが出てしまっていますから、反フリー側の増し締めは出来ません。
なのに反フリー側がヌルい。
というわけで左右異径異本組みの結線ありで組み換えることになりました。

DSC04905amx3.jpg
スポークが1本とんだのも 組み換えの動機です。

DSC04906amx3.jpg
↑丸と扁平の境目付近で折れています。
スポーク以外の材料が完全剛体だとして、
際限なくニップルを増し締めしていったとすると
ほぼ全てのスポークが首の部分で破断するはずです。
途中で折れるということは まずありません。
他のスポークを見る限り チェーン落ちでスポークが曲がったことが
ここで折れた原因のようです。

で、組み換えようとしたのですが・・・、リムが曲がっていました。
カーボンが塑性変形するわけ無いだろ!
と思うかもしれませんが 事実です(熱が主な原因ならありえますが)。

このリムのリムサイド(ブレーキゾーンではなくてもっと内周の部分)が
コスミックカーボンのフード並みにペコペコなのも関係あるかもしれません。

DSC05187amx3.jpg
↑何ともなっていない部分

DSC05190amx3.jpg
↑スポークがとんだ部分ですが、リムが凹んでいます。

DSC05191amx3.jpg
↑その反対側は ふくらんでいます。

スポークを補填して張ってみましたが この変形は直らず、
ホイールをバラすと多少ましになりましたが まっすぐには戻りませんでした。

ということでリムも新調することになりました。

DSC05192amx3.jpg
ハブは リーフハブっぽいハブです。

DSC05193amx3.jpg
組めました。

DSC05194amx3.jpg
24H半コンペヨンロク組み結線ありです。
これの相方の前輪が存在するのかどうかは知りませんが
スポークの色はシルバーでいいそうです。
組み換え前より フリー側のスポークテンションがやや低いのですが、
それでも実際に使えば こっちのほうが かかりがいいというか
シュータッチしにくいというか とにかく「ヌルくない」という自信はあります。

category: のむラボホイール

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2014/10/20 07:24 | edit

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