のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

S☆Bワゴムイラーヌを作りました  

マグラの油圧キャリパーブレーキについて書きます。
ひとつ前の記事を ご覧になってない方は先にそちらをどうぞ。
DSC06228amx3.jpg
↑キャリパーとレバーの内部機構など いろいろ省略していますが、
オイルラインだけ書けば こんな感じです。

DSC06229amx3.jpg
マグラの純正のブリーディングキットでは、
キャリパー側にねじ込み式アダプター付きの注射器を付け
レバー側に向かって 気泡が混じっていない新しいフルードを
一方通行で流し込む形式となっています。

DSC06232amx3.jpg
レバー側はねじ込み式ではないので密閉されておらず、
キャリパー側の注射器を引っ張ると すき間からエアを噛みます。
このレバーは リザーバータンクがないタイプなので
レバーをにぎにぎして気泡をポコポコと出すのも無理です。
通常ならこれでも問題ないのでしょうが、
DSC06231amx3.jpg
↑このへんに気泡があった場合、果たして一方通行だけの押し出しで
一発でエア抜きできるのだろうか?という疑問があります。

DSC06192amx3.jpg
DSC06193amx3.jpg
キャリパー側のアダプターは こうなっています。
マグラはロイヤルブラッドという専用のブレーキフルードを使います。
貴族の血は青い。
どうでもいいですが 蟹の血も青い(→こちら)。

DSC06205amx3.jpg
↑レバー側の終端のねじを外してみると

DSC06206amx3.jpg
↑こうなっています。
ねじ径はM6ですが、ピッチは0.75mmという特殊なものでした。

DSC06110amx3.jpg
↑M6ねじのピッチは通常(規格ものなら)1.0mmです(上の画像 左)。
そこで0.75mmピッチのM6ねじとナットを買ってきて

DSC06195amx3.jpg
DSC06196amx3.jpg
このような工具を作りました。
名前はワゴムイラーヌ」です。
アルミなら いざ知らず、スチールねじにオイルライン用の穴を
それなりの長さに まっすぐあけるのは非常に難しいです。
(アルミねじで特殊ピッチのものが入手できませんでした)

DSC06233amx3.jpg
ワゴムイラーヌとレバーの接合部から
ブレーキフルードが漏れないのであれば、

DSC06235amx3.jpg
密閉された注射器同士を押し引きすることで
「気泡の強制吸い出し」が可能になります。
Avidなどは この方式ですね。

DSC06181amx3.jpg
ワゴムイラーヌを取り付けました。

DSC06184amx3.jpg
レバーの穴周りが平面ではないので
厚めにしてあったゴムのOリングがしっかり潰れるくらいまで
締めこむ必要はあります。
手の締め込みだけでは無理で、10mmスパナが必要でした。
(スパナでしっかり締める必要があるのはキャリパー側も同様ですが)
Oリングがブレーキフルードで濡れているのは
取り付け時に漏れ出した分であって これ以降は漏れていません。

DSC06178amx3.jpg
一旦オイルラインを 新しいフルードで満たしてから作業しています。
レバー側の注射器を押すとキャリパー側の注射器が押し出されます。
その際にレバー側の穴からのフルード漏れはありません。

大きい気泡がひとつ出てきました。注射器からの逆流ではありません。
このあと非常に細かい気泡が さらに少し出ましたが、
それ以降は押し引きしても気泡は出ませんでした。

これが必須というわけではないですが、やってみたところ
かすかなエア噛み感が無くなっていたので効果はあります。

なお、ワゴムイラーヌの「」が何の略なのかについてですが、
皆様のご想像の通り
SyringeBleeding:シリンジ(注射器)ブリーディング」です。

category: その他 機材の話

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2014/12/11 09:35 | edit

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