のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

エロイムエッサイム(コメントのお返事)  

先日、DTのレボリューションスポークを使って ホイールを組みましたが、
うにょーんは出ませんでしたか?というようなコメントをいただきました。
前輪は全レボですが、うにょーんが確率的に発生しうる閾値ギリギリで組んでいます。
後輪はコンペ/レボですが、もしフリー側がレボだったなら
間違いなく うにょーんが発生する(コンペだから発生しない)張り具合で組みました。
左右異径組みをスポークの形状(丸とか扁平とか)に依らず
単にスポーク比重差で見るならコンペ/レボは
コンペ/CX-RAY(←半コンペ)と同等です。

コメントのお返事はここまでで、
次に うにょーんの発生について経験的に確かなことを書きます。
DSC06393amx3.jpg
仮に24Hの前輪で考えてみます。
後輪でもいいのですが、後輪だとスポークテンションが
リム穴順で交互に上下します。
単純に考えたいので 前輪ということにします。
24Hにするのはオチのために六芒星を描きたいからで、
それ以上の意味はありません。
20Hだと五芒星になるので。

それはともかくリム穴の24Hに番号をふりました。

DSC06394amx3.jpg
ホイール組みの最終仕上げのずっと前の段階で、
振れ取りではなく スポークの張りのためだけに
順番(上の図の番号順)に同じ量ずつ増し締めをしますが、

DSC06396amx3.jpg
うにょーんは この増し締めの締め終わり付近で
最も発生しやすくなります。
これは経験上間違いありません。
例えば1000Nを超えると うにょーんが出始めるスポークであったとして、
定量的な増し締め前が950N、増し締め後が1020Nになるとすると
最後のほうは全てのスポークが1000Nを超えるわけですが
「ニップルを回されながら1000Nを超える」場合でないと
まず うにょーんは起きません。
ある1つのニップルを増し締めしたときの伸びのストレスと
そのときに起こっている他の23のニップルのテンション増のストレスは
同じではないということです。

前輪だと仮組みの段階で ほぼ組み終わりのテンションをいきなり狙えますが、
その手順を少なくしようとして例えば「一気にニップルを5周ずつ回す」などすると
うにょーんが出やすくなります。とくにリム1周の終わり付近で。
なのでそういう場合は「3周ずつ増し締めしたあと 2周ずつ増し締め」などとすると
うにょーんが出にくくなります。
さらに言うなら、5周なら「1周ずつ増し締め×5」や「半周ずつ増し締め×10」のほうが
スポークにやさしいのかも知れませんが
「ホイールが組めるまでの予定増し締め数」が見えているような場合は
なるべく少ない手順で組んでしまいます。

といっても私のホイール組みの範囲で
うにょーんが普通に起きうるのはDTのレボリューションと
サピムのレーザーくらいしかありませんから、
これらのスポークでない限りは そこまで気は遣いません。

DSC06403amx3.jpg
うにょーんが起きにくくなるかもしれない
増し締め順というのを考えてみました。
まずは上の図のように三角形を描き
時計回りに番号をふっていきます。

DSC06404amx3.jpg
次に、このように番号をふります。
六芒星で時計回りに1・4・2・5・3・6となりました。

DSC06406amx3.jpg
つづいて位相をずらして同じことをします。
7~9の位置を決めました。

DSC06407amx3.jpg
つづいて10~12の位置。

DSC06408amx3.jpg
ここからは6つごとにいきます。13~18の位置を決めました。

DSC06409amx3.jpg
最後に19~24。
この数字の順番でニップルを同量ずつ増し締めしていけば
うにょーんが起きにくくなるのでは?ということです。
しかし こんな面倒な組み方をしている最中に番号や位置を見失った場合、
縦振れがメチャクチャな状態になってしまいます。
やめたほうがいいですね。

DSC06411amx3.jpg
しかも この順番は
邪神 黒ヤギさん(→こちら)の召還プロセスに酷似していますので
何かの間違いで異界との扉を開いてしまうかもしれません。
黒ヤギさんは紙、とくに手紙や証書の類が好物で
ひとしきり食べ尽くすまでは帰ってくれません。

たとえ事実であっても 税務署には
「領収証は黒ヤギさんが食べてしまいました」という
言い訳は通じませんので 気をつけないといけません。

category: スポークテンションの話

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2014/12/21 20:50 | edit

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