のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

WH-RS80さん  

お客さんからWH-RS80をお預かりしました。
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後輪はちょっとしたセンター出しと振れ取りだけで 特に問題無しです。

問題は前輪でして、他店で振れ取りをした直後なのですが
センターがガッツリずれていました。
メーカーの出荷基準どころではない量です。
縦振れも大きく出ていました。
最も大きいところでは リムのブレーキゾーンの縦幅の3分の1ほど
内周部にひずんでいたので、ブレーキシューのセッティングが
できるかどうか ギリギリのところです。
振れ取り台にかけずに見ても目視で分かる量です。
(前輪を回すと ぐわんぐわんと偏芯回転します)
これは「横振れ取りだけ ひたすら頑張った」結果です。
素人さんから たまに「振れ取りをしてたら
わけのわからない状態になったので直して」とお願いされることがありますが、
これも同様の事例です。
「ああ、こいつ まともにホイール組んだこと無いな」と思いました。

「ホイールの組み終わり近くの軽微な振れの追い込み」と
「ちょっと振れている新品ではないホイールの振れ取り」は
ほぼ同じです。
(もちろん、後者の場合は経年使用で
リムに曲がりや反りや凹みがある可能性がありますが)

振れ取りもホイール組みも、材料(おもにリム)の精度が許す限り
組み手の妥協点いっぱいまで振れを取る作業という点では同じです。
たまに「振れ取りはできるけどホイールは組めない」と言う人もいますが
私に言わせれば ありえません。
ホイールを組めない人は ちゃんとした振れ取りもできないのです。
現に この件でも振れ取り作業由来の異常な縦振れが出ています。
横振れだけはそこそこ取ってありましたが その妥協点も低いです。
センターもずれていましたが、
大きな振れ取り作業をしてチェックしないのもミスです(大抵ずれます)。

私がこの件のどこに憤りをおぼえているかというと、
いつも書いていることですが
「お客さんが工賃を2回払っている」ということです。
お客さんから訊いた状況からして
お渡し後に乗っていないか、一度乗った程度でしょう。
ほぼショップをハシゴしている形です。

リムに、経年使用による ある瑕疵があったのは理解しています。
私も「新品同然」と言えるところまでは 今回直せませんでした。
が、瑕疵の箇所以外で振れが検知できないところまで直したことと
それがお持ち込み時の状態と比べて かなりマシになったこと、
あと センターゲージを当てると リムでガタガタ鳴っていたのが
ビシッ!と出たところも お客さんに見てもらっています。

多分ここを見ていると思うので書きますが、
(上から目線で恐縮ですが)もっと精進してください。
これはお代金をいただいていい仕事の内容ではありません。
あんまり書くと特定されそうなので詳しくは書きませんが、
今あなたが置かれている環境が腐っていることは
私も重々承知しています。

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