のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

WH-RS010さん  

お客さんからWH-RS010をお預かりしました。
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ローラー台用に、ということで買ったそうですが、
買ったショップで「箱から出してそのまま渡している疑惑」が
濃厚ということでチェックをお願いされました。

後輪から見たのですが、後輪はセンターバッチリで振れもほぼ無しでした。
が、前輪のセンターが「もし見ていれば 気づいていないはずは無い」くらいに
ずれていたので 残念ながら そのままお渡し確定です。

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後輪は24Hヨンヨンイタリアン組みです。
反フリー側のスポークテンションは フリー側に比べて やや甘めでした。
特に低いというわけではなく、普通のホイール並みです。

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↑けっこうなオフセットリムなのですが、これでなければ
もっと反フリー側が甘くなったということでしょうか。
リムの精度は非常にいいので、振れ取りがかなり追い込めます。

シマノホイールは、ストレートスポーク仕様になると
前/後で16/20Hという少スポーク数に
リム高にかかわらず固執していますが、これは はっきり言って失敗です。
C24のカーボンラミネートリムは軽くてローハイトなので
16Hの前輪などでは リムが左右交互に強く引っぱられて
リム穴(ニップル間)での細かい波うち状の振れが発生していて
これを取る術はありません(ブレーキの利きムラに現れる量ではないですが)。

ついでに書いておくと、36Hラジアル組みの前輪から
4本ずつスポークを間引いていって 風洞実験をし、
36→32→28→24→20→16Hのときの
スポークの空気抵抗をグラフ化すると
36Hから24Hくらいまでは 直線と大差ない弓なりの線になりますが
20H、16Hとなるとフォークボールの軌跡のようにガクンと線が落ちます。
これはZIPPでも同じような結果を発表していたと思いますが、
あのグラフを見ると「前輪のスポーク数は16Hがベストなんだ」という
妄執に取り付かれる気持ちは分かります。
が、所詮スポークの空気抵抗というのは ホイールの一要素でしかなく、
剛性をスポイルしてまで固執していいような大要素ではありません。
それなりにリム高があれば20H未満のスポーク数でも問題は無いのですが、
さすがにC24のリム高で16Hの前輪は無茶というものです。

仮にC24と同じような重量とリム高の のむラボホイール5号で
首折れスポークの首飛びリスクは勘案しないとして、
16Hの前輪と 20Hの前輪をそれぞれ組んだとします。
16Hのほうが スポークが4本少ないぶん
空気抵抗と重量の面で有利ですが、
剛性まで勘案した総合性能では20Hのほうが上だと思います。
C24はそれがストレートスポーク仕様であるだけ、だと
私は考えていますので 仮にC24に20Hの前輪があれば
16Hの前輪より走るホイールになると思います。

C24のリムと XR200リムでは
C24のほうが高テンションに張れるリムだとは思いますが、
この二者のスポークのテンションの多寡の差は
「張れる16Hリムなら 20Hリムより高剛性なホイールになる!」
というほど大きいものではありません。
(ここで ないと思います、ではなく ありません、と断言している
根拠はあるのですが ちょっと書けませんスイマセン。

これだけで記事にすればいい駄文になったけど
別記事作るの面倒なので このままでいいや。

とにかく、RS-010のリムは
スポークテンション(そもそもそんなに高くは無いですが)に屈して
リムのブレーキゾーンが左右に細かく波打たないので
振れ取りの追い込み度だけは C24より上になります。
それだけリムが頑丈というわけですが、当然ながら しっかり重たいです。
強くて軽いリムというのは 基本的にありません。

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後輪の組み付け精度は及第点でしたが、
非常に大きい切削カスが リムに入っていました。

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