のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ツノクロノを衝動買いしてしまいました  

セイコーのツノクロノの 復刻?モデルを衝動買いしてしまいました。
DSC07084amx3.jpg
復刻のあとに「?」を付けていますが、
今回のこれは 復刻とは名ばかりの出来で、
オマージュやインスパイアと言ったほうがいいのではないでしょうか。

「ツノクロノ」と呼ばれる理由は
竜頭と操作ボタンが12時側にあり、ボタンがツノに見えるからです。
70年代に存在していた国産ツノクロノは
セイコーの「黒馬」「茶馬」(文字盤とタキメーターが 黒もしくは茶)や
シチズンの「パンダ」(白文字盤に 黒のインダイヤル)
などがありますが、
このモデルは黒馬の復刻ということになるそうです。
いや、全然似ていませんが・・・。

黒馬やパンダについて興味のある方は検索してください。
これらは メーカーサイトでの公式画像が まず存在せず、
個人(や時計店)のネット上の画像は
なるべく転載したくないので ここには載せません。

このツノクロノ、品番はSCEB009、税別定価24000円で
セイコーの廉価グレード「スピリット」の1機種ということになっています。
廉価グレードといっても スピリットは定価3万円前後のモデルが中心ですが。

SBPY137amx3.jpg
↑これはスピリットのSBPY137(税別定価32000円)というモデルで、
ソーラー充電仕様のクロノグラフです。
横3ツ目インダイヤル+4時の位置に日付窓、というのが
最近のセイコーの定番スタイルになっています。

SCED017amx3.jpg
↑そもそもは このジウジアーロ復刻モデルを見に
ほぼ買う気ゼロで時計屋さんに行ったのですが、
ツノクロノを うっかり見かけて衝動買いしてしまいました。
流通限定モデルなので、現物を見て買う場合は
やや入手困難なのも 衝動買いした理由のひとつです。
画像のジウジアーロもスピリットグレードの商品で
品番はSCED017、税別定価32000円です。

DSC07125amx3.jpg
黒馬と この自称復刻モデルが全く違う点は、文字盤です。
こうして接写すると 単なるスピリットでしかありません。
文字盤中心の秒針はクロノグラフの秒針、
3時のインダイヤルはクロノグラフの積算計、
6時のインダイヤルは時計機能の秒針、
9時のインダイヤルはクロノグラフの1/20秒計です。
1秒で1周するダイヤルに 20目盛り切ってあるので1/20秒が計れます。

DSC07099amx3.jpg
↑この場合は8.7秒くらいということです。
1/20秒計は、電池を食うからなのか 計測開始から10分で止まります。
針が止まっていても内部では計測しているので
ラップかストップのボタンを押すと針が計測位置に動いてから止まります。
クロノグラフを再始動させると また10分間は1/20秒計が動くので、
正確な表現は「最後に操作してから10分間 動く」になります。

DSC07106amx3.jpg
3時のインダイヤルは分針による60分積算計だけでなく、
12時間計測の時針も付いているので、
小さい時計が別にあるような感じです。

ベゼル部分のタキメーターは黒馬にそっくりですが、
セイコーのタキメーターは 元々こんな感じです。

DSC06884amx3.jpg
最近のセイコーがこだわる ほぼ正方形のバックルです。
細かい調整に必要な「半コマ」は 付属していませんでした。
代わりに、バックルに 微調整用の穴があります。
バックルの位置がかなり6時寄りに見えますが

DSC06886amx3.jpg
内側から見た 三つ折れバックルの位置が
ほぼ真ん中なので これでOKです。

DSC06891amx3.jpg
DSC06890amx3.jpg
バンドの調整は割りピン式です。
価格相応の仕様なので 不満はありません。

DSC06881amx3.jpg
ケースの分厚さと形状だけは 黒馬によく似せてあります。
黒馬は機械式ということもあって もっと分厚いですが、
これもクォーツにしては分厚いほうなので
ちょっとは意識したのでしょう。
バンドの端がフラッシュフィットでなく直線なのも
オリジナルに準じています。

DSC07119amx3.jpg
↑フラッシュフィットというのは
メタルバンドの端がケースに沿って丸くカットされていて、
ピッタリ合った形状になっているものをいいます。

DSC07116amx3.jpg
↑このツノクロノではバンドの端が真っ直ぐです。
ウレタンベルトなどに交換してもベルトとケースの間に
すき間ができないので見た目にマヌケにならないのがいいですね。

DSC07110amx3.jpg
このツノクロノを買った時点では、
クロノグラフの秒針の帰零位置が ちょうど60秒の位置から
0.3秒ほどずれたところになっていました。
買う前から気づいてはいたのですが、現物を見れるところが少ないのと
あと2色ある他の色が 見た目にキツかったので
仕方なくこれにしました。
説明書にも、クロノグラフの秒針の帰零位置について
「59秒から1秒の間なら 異常ではなく仕様」とあったので
あきらめました。

という話を 最近知り合ったセイコーの中の人に言ったところ、
このムーブメントは竜頭を引き出した状態でボタンを長押しすると
針位置の微調整ができると聞いたので、
やってみたところドンピシャに合わせられました。
しかもその操作方法は よく見ると説明書にも書いてあります。
説明書は よく読みましょう。

ところで、スピリットには 1/20秒計が付いた
クロノグラフモデルが他にありません。

調べてみると、これのムーブメントは「7T92」という品番でした。
1/20秒計という仕様は セイコーでは珍しいので、
最近のモデルなら 1/20秒計=7T92だと思って
まず間違いありません。

7T92を採用している他のモデルを調べてみると
agav097bamx3.jpg
↑ワイアードのAGAV097(税別定価24000円)が それでした。
ワイアードはセイコーではなく
セイコーネクステージという関連会社のブランドになります。

あと、海外逆輸入モデルのクロノグラフでの採用例が多いようです。
DSC07038amx3.jpg
これは私の時計ではないのですが、撮影用に借りました。
これも7T92のモデルです。

DSC07043amx3.jpg
↑1/20秒計が付いています。
7T92ですが、先ほどクロノグラフの秒針の位置を
微調整できると書きました。これは正確には、
「時計機能だけのときは動かない針の初期位置を 任意に設定できる」
という仕様になっています。

つまりですね、今回のツノクロノは
「7T92の時計を90°ひねったバンド位置にして、
クロノグラフの秒針、積算計、1/20秒計の
3つの初期位置を90°ひねっただけの手抜きモデル」
ではないかということです。
日付の窓は、文字盤中心から同じ距離で穴を設ければ
どこにでも設定できます。

追記:
「手抜きも何も、今も昔もリューズ位置が3時じゃない時計は
ムーブメントの角度変えてるだけです。
機械式でも針位置変えるだけ。」

というコメントをいただきました。
確かにそうですね。
手抜きというと語弊がありましたが、
私の言いたかった手抜きというのはムーブメントの流用ではなくて
「黒馬の復刻を謳うなら もうちょっと文字盤なりを似せる努力をしてほしい」
ということに対してです。
といっても 見た目だけでも本気で復刻してしまったら
スピリットグレードでは到底収まらない価格設定になりそうなので
このあたりが いい落としどころ
(商品展開して消費者が付いてくるライン)なのは 確かです。
仮に、本当に黒馬を再現したと言えるくらいの見た目になる代わりに
売価が10万円になるとすれば、
それでも買う人はいるでしょうが 絶対数は激減するでしょうから。
それはともかく コメントありがとうございました。

買った動機 その2ですが、
非常にコンディションの悪い茶馬を 一時所有していたので
ツノクロノの雰囲気だけでも楽しめるコイツに
惹かれるものがあったのです。

DSC07040amx3.jpg
↑これのバンドを取り付ける角度を90°ひねって、
針の初期位置を手動で設定すれば・・・
DSC07123amx3.jpg
↑これになるということです。
本当に うまくしたものだ。
既存のムーブメント+それっぽいケースとバンドで
ツノクロノを作り、それを見てピンと来た者の手に取らせる・・・。
勝ち負けじゃあないですが 衝動買いした私の負けです。

価格的にはスピリットツノクロノのほうが
逆輸入7T92や ワイアードよりは上だからか、
バンドとバックルの仕上げだけは かすかに こちらが上でした。

以上、ボロクソに書いているように見えますが
クロノグラフのプッシュボタンの感触がいいので
気に入ってはいます。

仮に、1/20秒計が付いていない3ツ目インダイヤルの場合
たいていは 24時間で一周する24時間計が代わりにつきます。
冒頭のスピリットソーラーとジウジアーロは どちらもそれです。
でも これって必要なのでしょうか?
昼夜が判別できない状況として
睡眠を含む 日が差さない洞くつの探検や、
または鉱山で落盤に遭ったときなどに
例えば3時か15時か分かると便利、
ということは 私にはありません。

機械式なら11時か23時か分からない状況で止まっているまま
日付を調整するのは危険ですが(23時頃に日付を調整すると歯車が傷む)、
クォーツの場合は電池の続くかぎりは 時計機能が止まることはないので
これで困ることもありません。

DSC06896amx3.jpg
それはともかく、日付つきの時計を 今後買うまいという
誓いを 今回あっさり破ってしまいました。
ああ 日付合わせがめんどくさい(年5回ですが)。

category: ヘッドホンとか時計とか

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