のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

MUURの後輪を組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからMUUR(ミュール)の後輪をお預かりしました。

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リムはキンリンXR300MUURオリジナル、

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ハブもチェンハウ(CHINHAUR/清豪工業有限公司)のR-220R
MUURオリジナルです。

アメリカンクラシックのハブに似ていますね。
それもそのはず、アメクラのハブも現在はチェンハウ製で、
通常のハブと逆で フリーボディ側にラチェット、
ハブ体側に爪(6つ)が付いている構造まで同じです。


お客さんの希望はフリーボディの11S化なので
アメクラのフリーボディが流用できれば
必ずしもホイールを組み換えなくてもいいにも関わらず

11Sハブで 組み換えることになりました。

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組み換え前は24H ヨンヨンJIS組み、
スポークは星のスターブライトの丸バテッドでした。
このスターブライトですが、同名の残念な現行品ではなく
磁石にくっつきまくりの 旧バージョンでした。
床に横たえた後輪を、
ホイールマグネットだけで起こすことが出来ます。
使い回してもよかったのですが、
長さの違いなどあるので断念しました。

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組めました。

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エボライトハブ24H半コンペヨンロク組み結線ありです。
組み換え前は反フリー側がヌルかったのですが、
組み換え後の結線なしの状態で比べても
カッチリ感については かなり化けました。
こっそりイタリアン組みにしたのは言うまでもありません。


おまけ
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シマノのフリーボディのスプラインは、
広い突起8つと 狭い突起1つという風に並んでいます。
これによってスプロケットの位相が ただ1通りに決まります。
ところが、ある種のチェンハウ系のリヤハブでは
狭い突起9つになっているものがあり、
その場合スプロケットがどの位相にでも入るという問題が起きます。
実際、ある年代のアメクラのハブでは
お客さんがスプロケットの位相を バラバラにセットしたことによって
見事に変速不良が生じていたことがありました。
この手のスプラインでしか起きないことですが 要注意です。

DSC07787amx3.jpg
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↑スプロケットの変速ポイントの切り欠きを
赤く塗ってみました。

DSC07789amx3.jpg
位相が ただ1通りにのみ定まるスプラインの
フリーボディにスプロケットをセットすると・・・

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↑変速ポイントが このように きれいにずれて並びます。
この位置がバラバラになると変速が著しく悪くなります。
(といっても通常はバラバラにできないので 確認できないのですが)

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↑歯数の大きなギヤ(この場合はロー側4枚)では
ほぼ180°対岸の位置に 変速ポイントを もう1ヵ所設けています。

先ほど「狭い突起9つのスプラインでは どこでもスプロケットが通る」
と書きましたが、今回の組み換え前のハブでは一応 区別がありました。

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↑細い(1ヵ所)
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↑ちょっと広い(8ヵ所)

ただ、スプロケットのほうにも寸法差があって
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1枚物のスチール歯は寸法が きつめで
ただ1ヵ所にしか通らなかったものの、
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ローギヤ3枚を束ねているアルミのスパイダーアームは
寸法がゆるめだったので どこにでも通りました。

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↑○
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↑×
なので、ローギヤだけは間違う可能性があります。

私は 細い突起のみのスプラインを見たときに
これを警戒する癖が付いていますが、
お客さんのほうで取り付けたスプロケットでは
間違っていることが たまにあるので
アメクラユーザーの方は要注意です。

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↑これは 私の持っている超クロスレシオ10Sギヤ
「16-16-16-16-16-16-16-16-16-16T」です。

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16Tが9枚と トップギヤ用の16Tが1枚という構成です。

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「死の美顔器」「デスとうもろこし」の異名を持つ
これですが、変速性能は すこぶる悪いです。
(変速をする必要性については 私にも分かりません。
「変速」と書きましたが、速さが変わっていないのに
変速というのも おかしな話です。)

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↑スプロケットの歯先の位相がそろっているからか
歯間の段差が無い(変速ポイントの意味が無い)からか
リヤメカのスラント角が水平ではないからか、
変速が悪い理由は いろいろ考えられます。

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2015/02/22 00:06 | edit

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