のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

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カンパニョーロのクランクのベアリングを圧入するパークツールの工具で、
衝撃加重で叩き込む仕様なのはふざけていると だいぶ前に書いたのですが、
「工具が軸受の内輪に当たっているなら叩き込んでも大丈夫では?」という
コメントをいただいたので、
DSC01231amx.jpg
確かにそうなっている↑ということを確認しましたという お返事を書きました。

で、先日なんですが、別の方から
「叩き込みでホントにベアリングにストレスは無いのでしょうか?
衝撃の反作用が外側のレースに働きベアリングには良くないような気がしますが」という
コメントをいただいたので、そのことについて お返事します。

DSC01456amx.jpg
フォークの下玉押し(単なる金属塊)ならともかく、
ベアリングを衝撃加重で入れるのは 私としてもあり得ません。
パークツールがいけると言っても信用して叩き込むのは気が引けます。
実際には上の画像のようにクランクに傷が付かないように養生したうえで
静加重で圧入するようにしています。
これは初めに記事を書いたときにもそう書いていますが、
ただ 初めの段階では工具のふちがベアリングの内輪だけにかかっているのかどうか
未確認だったので、前回のコメントのお返事で
「内輪だけにかかっている」ということを確認する
機会をいただいたことにお礼を述べました。
が、内輪だけにかかっているからといって「じゃあ叩き込むか」ということにはなりません。
例えベアリングにダメージがなかったとしても静加重で入れたいですし、実際にそうします。

静加重で圧入していく場合、ベアリングの内輪にかかる荷重が最大になるのは
ベアリングが嵌まりきった瞬間です。
衝撃加重では瞬間的にそれ以上の力がかかってしまうことでしょう。
卵のような物体を両手のひらではさんで 力を徐々に上げていったとします。
そのうち卵がグシャッと割れたとして、
それとまったく同じ力のかかり方をハンマー(右手)とかなとこ(左手)で
再現するのは困難です。
卵が割れた場合、おそらく静加重で割った場合以上に 過分に力をかけていることでしょう。

厳密には静加重でもベアリングにストレスがかかる(荷重をかけている以上ゼロではない)
のですが、静加重の方がより優しいと私は考えています。
また、静加重の場合は圧入方向に対して きれいにまっすぐに力をかけられるという
長所もあります。この場合はクランクシャフトがベアリングのまっすぐガイドでもありますので
叩き込みでも偏って嵌まるということはなさそうですが、
BB30の圧入や ハブのベアリングはそうもいきません。

カンパニョーロのクランクのベアリング圧入に関しては、サイクラスの工具が
かなりよく出来ているのですが、あまりにウルトラトルクに特化していて
汎用性がない点が惜しいです。ということで私はパークツールを使っています。

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