のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

Visionのホイールを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんからヴィジョンのカーボンホイールをお預かりしました。
ステッカーを剥がしてあるのは、お客さんがやりました。
レーシングスピードやコスミックカーボンアルチメイトでも
躊躇なくステッカーを剥がすほどなので、これも同様です。

ヴィジョンは FSAのTT用パーツの別ブランドで、
エアロバーやエアロホイールやTT用前乗りサドルだけを扱っているブランド・・・
だったのですが、最近はロードバイクのパーツも展開しているようです。

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このホイールですが、リヤハブのフランジ幅が非常に狭くなっており
スポークの前面投影面積を最小限にしています。
イーストンにEC90TTという12Hの前輪がありましたが、
おそらく同様の理由で あれも かなりのナローフランジです。
リムが許す限りスポークテンションを張った場合、
横剛性はフランジ幅で ほぼ決まります。
自然の法則なので例外はありません。
これも横剛性は決して高くはなく、下りで明らかにヨレるのと
平地であってもコーナーを攻めるときの挙動が頼りないそうです。
ああ あと「ロードレースでは使えない」とも言っていました。

エアロバーにしがみつき、立ちこぎをほとんどしないような
TT系の使い方なら スポークの風抜けが剛性よりも重視されるので
(↑私は全くそうは思いませんが)
横剛性の無さも気にならないのかもしれません。

お客さんはこれをシクロクロスで使っていましたが
(シクロクロスなら何とかいけるらしい)、
ロードレース用にしたいので組み換えてほしいとのことです。
組み換え前はシマノ10Sフリーボディなのですが、
組み換えに際して11S化も兼ねています。

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よく見ると、いろんなところが シクロクロス独特の汚れ方をしています。

DSC01057amx03.jpg
バラすためにニップルをゆるめると
砂がボロボロと出てきました。

DSC01060amx4.jpg
組めました。
お客さんの希望で黒スポークにしています。
(前輪も持っていて 色を合わせるため)

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エボライトハブ24H 半チャンピ・・・
*おおっと*
フリー側をホイールスミスのSS14、反フリー側をCX-RAYにしたので
半SS14ヨンロク組み結線ありです。

組み換え前は 反フリー側ラジアル組み+反フリー側のテンションが低い
(上げにくいことを差し引いても低い)という状態だったので、
組み換え後は確実に剛性が上がっています。
さすがに「ロードレースで使えない」ということはないでしょう。
ただ「ものすごく張れるカーボンリム」というわけでもなかったので、
結線要らず!な風には仕上がりませんでした。
ということで結線は(私としては)必須です。

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スポークの最終交差を前後方向からにぎにぎしたときの
たわみにくさも向上していますが、
スポークを左右から まとめて握ったときのたわみにくさも
はるかに向上しています。

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DSC01067amx03.jpg
お客さんは ロード用のホイールはチューベラーテープを使っているのですが、
シクロクロス用のホイールでは
リムセメントにコニシボンドG17謎の接着剤を混ぜた
超強力ベッドを作っています
(上の画像ですが、これはまだましな部分です)。
ロード用ホイールへの移行に際して、テープが貼れるくらいまで
リムをきれいにしてほしい(※)と言われたのですが、
これが非常に面倒でした。
基本はアセトンを使いますが、
普通なら簡単にきれいになるところが なかなか落ちません。
とくにタイヤの縫い目逃がしの溝に食いついたベッドが強力でした。
今回 ホイール組みに30分、結線に12分かかっていますが
ベッド剥がしは間違いなく30分以上かかっています。

※厳密には 当初「リムをきれいにしてほしい」ではなくて
「やり方を教えてくれたら自分でやります」だったのですが、
私の作業を見てからは「前輪も持ってくるので よろしく」に変わっていました。

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