のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

ピナレロのホイールさん  

お客さんから ピナレロの試乗車だか完成車だかに付いてくるという
謎のホイールをお預かりしました。
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ピナレロ製なのか どこかに製造委託しているのかは知りませんが、
一目見て分かることは、アルミスポークを採用しているということです!

前輪は ちょっとした振れ取りで済みましたが、
後輪は リムが反フリー側にずれていました。
そのくせ反フリー側のテンションが明らかにヌルいので困ったものです。
センター出しするために反フリー側のニップルをゆるめるという選択を
なるべくなら したくはないからです。
フリー側を一旦大きく増し締めして、あえてフリー側にセンターをずらしてから
反フリー側の増し締めでセンター出しをしています。
ねじ山のピッチが粗い特殊ニップルで それが許されたということは、
元の状態が相当にゆるいということです。
作業前後のスポークの張りを お客さんに触ってもらっていますが、
明らかに変形量が減りました。

今回のホイールは 私にとって未知のものなのですが、
なぜか「やっていい限度」が分かったので不思議です。

DSC01720amx4.jpg
画像ではちょっと分かりにくいですが、
ブレーキゾーンがヤスリ目のようになっていて、
シューも専用のものを使う仕様となっていました!!

リムの内周側はニップル直下以外の部分が切削されていて、
強度に影響を及ぼしにくい箇所で軽量化を狙っています。
バルブの対岸にあるリムの継ぎ目は
独特で きれいな処理がされています。

DSC01721amx4.jpg
フロントハブはカーボン胴+アルミフランジ、
リヤハブはフルアルミ製です!!!
カートリッジベアリングですが、シャフトに付いているナット状のパーツに
カニ目レンチ穴が付いていて、玉当たり調整ができるようになっていました。
ここで賢いのは、この調整によってオーバーロックナット寸法が
変わるわけではなく エンドナットも回転しないので、
フォークやフレームに固定したまま 玉当たり調整ができるということです。
クイックを締めこむと かすかに玉当たりが変わりますが、
それを事後から 追いかけられるということですね。

カートリッジベアリングは、珍しいことに接触式シールのものを採用していました。
防水防塵性能と 微々たる回転の軽さを秤にかけて、
前者のほうが重要だと考えているのでしょう。
これがピナレロのポリシーなのか(どこかに製造委託しているとして)
製造元のポリシーなのかは分かりません。

DSC01723amx4.jpg
スポークにピナレロのロゴが入っています!!!!
手が込んでいるのは、これがステッカーではなく プリントだということです。

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リヤハブに巻いてあるのはガーミンのセンサーです。
この後輪、フリー側がラジアル組みになっています!!!!!
これにはメリットもデメリットもあるのですが、
デメリットの大半は「アルミスポークの変形しにくさ」で解決するので
ある意味 専用設計の完組みホイールの特権のようなものです。

このホイール、ピナレロの完成車を買わないと
付属してこないのでしょうか・・・?
もしそうなら 惜しいですね。
製造元が、ピナレロブランドと別に 自社で販売すれば
間違いなく売れるホイールだと思います!!!!!!

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