のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

F6Rを組み換えました  

今日もホイー(以下略)。の前に。

先日、F6Rのリムについて
「FF山口さんのとこのホイールは吊るしの材料くっつけただけ」というようなことを
書きましたが(→こちら)、これについて お詫びをしなければなりません。
F6Rのリムが どこかで普通に売っているリムだというのであれば、
「これが そうです」というソースなり現物なりを提示する必要があり、
それが出来ないのであれば妄言でしかないからです。
よく考えれば、一流ホイールメーカーであるFF山口さんの完組みホイールの
リムに使われているものと同じものが 普通に市場流通していたり、
特に いわゆる「中華カーボン」であったりするはずがありませんよね。
大変失礼しました。ここにお詫びいたします。

DSC02095amx4.jpg
お客さんから FF山口のF6Rをお預かりしました。
ヴァカンソレイユカラーですが、私の知る限り プロチームの払い下げ品は
通常色のDT240Sハブで組まれているので(→こちら)、
後述しますが ちょっと違う色の240Sハブで組まれた これは
市販バージョンなのかもしれません。

リムが破損しているので組み換えをご希望です。

DSC02096amx4.jpg
↑フリー側バルブ付近
DSC02097amx4.jpg
↑その反対側

DSC02099amx4.jpg
F6Rのリムは、リムサイドが湾曲していて、
空力的に有利な構造であるらしいです。
もしこれがFF山口の発案した構造であったなら、
まったく同形状のリムが別に存在していた場合
特許的な理由で決して それを許さないでしょう。

DSC02100amx4.jpg
分かりにくいので白線を描いてみました。
DSC02101amx4.jpg
こんな感じです。

で、この後輪を何らかのリムで組み換えるわけですが、
元のリム高と近いリムで組み換える場合 当店にできることといえば
のむラボホイール2.5号のリムを使って組むことくらいです。

近いを近しい(=親しい)と書いていましたが
明らかな誤用だったので訂正しました。
ご指摘のコメントありがとうございました。

ただ その場合 壊れていない前輪が60mm高リム、
組み換えた後輪が50mm高リムとなり
前後のバランス的にカッコ悪いので 私としてもオススメできません。
そこで、私自身 滅多にしないことですが お客さんに
「どこそこ」で「なんとか」というリムを買ってきてくださいとお願いしました。
当店でリムを用意できないという負い目から そうしたまでです。
そのリムは60mm高なので、のむラボホイール2.5号よりは
前後輪での見た目のバランスもいいはずです。

DSC02108amx4.jpg
そのリムが届きました。
いわゆる中華カーボンリムで、60mm高です。

DSC02110amx4.jpg
分かりにくいので白線を描いてみましたが、
リムサイドは ゆるやかなカーブを描いて凹んでいます。
この形状になっている意図は知りません。
ブレーキゾーンの仕上げはF6Rとそっくりなので
同じブレーキシューで合いそう
です。

DSC02112amx4.jpg
F6Rと リム高さもリム内径も同じだったので助かりました。
スポークをそのまま使い回せます。
偶然だと思いますが、この2つのリムは 内周側の頂点の形状もよく似ていますね。

DSC02103amx4.jpg
リヤハブはDTの240Sですが、
ステッカーが赤ではなく 白になっていて通常のものと違います。
一応は特別な仕様なのでしょうが 下位グレードの350によく似ているので
うれしかったり うれしくなかったりといったところでしょうか。

DSC02113amx4.jpg
組めました。

DSC02114amx4.jpg
24H 半コンペヨンヨン組みです。
組み換え前は 全CX-RAYヨンヨン組みでしたが、
ヨンロク組みにすると スポークの長さが変わり
反フリー側のスポークを使い回せません。

DSC02117amx4.jpg
フリー側に 黒コンペを配するのは低予算で効果大ですが、
反フリー側を6本組みにするのは この場合
劇的な向上はなさそうなので 4本組みのままにしています。
リム高が高いので、左右異径組みだけで
スポークの変形量を抑えられると判断したので
反フリー側のスポークは そのまま使いました。

結線は あとでしますが、ヨンロク組みしなかったのに
結線不要と思えるところまで張れました。
これはリムの限界テンションが高いことも 要因としてあります。
(限界テンションは、写らないように撮っていますが
リムに貼ってあるステッカーに記載があります)

のむラボホイール3号は80mm高リムですが、内蔵ニップルなので
60mm高リム・外ニップルのF6Rと スポーク長さがそれほど変わりません。
ヨンヨン組みでここまでスポークの変形が少なく組めたのは
スポーク長さが短いことも関係があります(むしろ主因)。

ニップルの重量についてですが、
12mm長さの14番ニップルの場合
しんちゅう72個で 78gになります。大雑把には「1個1g」と覚えておいてOKです。
アルミ72個では28gになります。こちらも大雑把には「3個1g」となります。
DSC02106amx4.jpg
組み換え前は ちょっと長めの14mm長さの
14番しんちゅうニップル24個で 26gでした。
ニップルの長さを勘案すれば 概算とだいたい合っています。

DSC02107amx4.jpg
組み換え後は 12mm長さの14番アルミニップル24個で 8gを指しました。
実際は9g寄りの8gだと思われます。
秤の仕様について よく知りませんが、8.5gから9gを指すのか
8.9gでも8gを指すのかでいえば 後者のような気がします。

DSC02105amx4.jpg
スポークは 組み換え前のCX-RAY12本が51g、
DSC02104amx4.jpg
組み換え後のコンペティション12本が69gです。

半コンペで重たくなった分と ニップルの材質違いで軽くなった分が
概ね相殺されました。
もっとリム高が低ければスポークが長くなるので ここまで近くはなりませんが。

半コンペにしたことで 結線抜きでも組み換え前より
間違いなくカッチリ目に組めました。

「中華カーボンリム」といっても玉石混淆なので 一緒くたにしてはいけませんが、
今回のリムは良いものでした(組んでいて気持ちよく張れる)。
これなら 有名メーカーのハブやスポークと合わせて
「ヨーロッパで手組みしています」などと値打ちをこけば
それが良かれと思って買う人も多いのではないでしょうか。

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2015/06/06 03:25 | edit

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