のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レーシング5 EVOさん  

お客さんから レーシング5エボリューションをお預かりしました。
DSC02767amx4.jpg
DSC02762amx4.jpg
後輪に「乗ってたらこれくらいは出るだろう」程度の振れがあったくらいでした。
~点検パート 終わり~

~以下 批評パート~
DSC02763amx4.jpg
フルクラムが最初に発表したモデルは レーシング1・3・5の3つですが、
初代レーシング5は すべて首折れスポークの仕様でした。
後から その下にレーシング7が出たので
仕様の差別化のためにストレートスポーク仕様になったのが
このレーシング5 EVOです。

初代レーシング5と 初代レーシング7のリヤハブは
16:8の24H首折れスポーク仕様で、
しかも均等間隔穴のリムで組める位相なので
実験用・検証用の後輪を組むための材料として重宝しました。


DSC02766amx4.jpg
バルブ穴の両隣のみ、他のスポークより やや太いスポークを配しています。
ノギスで測ったところ2.0mmプレーンでした。
これはホイールバランス取りのための工夫で、
ある年代のボーラG3などでは プレーンよりもかえって太く
アウトバテッドした特殊なスポークにしてあったこともあります。

色を変えてあるのは、おしゃれ泥棒ではなく
「わざわざ違うのを混ぜているんだぜアピール」です。

私は片側のフランジで2種類以上のスポーク比重の
スポークを混ぜるのが好きではありません。
細いスポークと太いスポークを 片側のフランジで混ぜると
スポークテンションが同じにはならないからです。
これについては詳しく書きたいのですが なかなか時間が取れません。

ちなみに ボーラG3で太いスポークを
バルブ穴両隣に配する仕様は、ある年から無くなりました。

DSC02765amx4.jpg
スポークの太さを変えずに バランス取りをする方法として
バルブ穴に近い位相から しんちゅうニップルにしていくとすると、
このスポーク比重での重量差を出すには
ホイール半周近くをしんちゅうニップルにする必要があります。
が、重量は同じでも分散度合いが異なるのでホイールバランスは違います。
やはり「バルブの両隣を集中して重くする」ということが大事なのでしょう。

感心したのは、この仕様はおそらく
「2:1スポーク(G3も含む)だから やっているんだろうな」ということです。
左右同数スポークの普通のホイールの場合
バルブ穴の両隣のスポークを太くすると 1本はフリー側、
もう1本は 反フリー側となります。
2:1スポークだから「バルブ穴の両隣がどちらも
フリー側のスポークという状態になる」
ので、
こういう仕様を盛り込んでみたのでしょう。
結局は やめたわけですが、2:1スポークにするときに
同時に これを思いつくというのは なかなか賢いと思います。

category: のむラボ日記

tb: 0   cm: 1

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

# | 
2015/07/17 21:51 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://pass13.blog.fc2.com/tb.php/2054-31bc40df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

月別アーカイブ

リンク

カウンター