のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

レッドメタル1さん  

お客さんから フルクラムのMTB用ホイール、レッドメタル1をお預かりしました。
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26インチ仕様です。
後輪は お客さんが先に申告するくらいには 振れがありました。
センターずれもあったので同時に直しています。
前輪は ほとんど何もしなくて済みました。

ステッカーを リムサイドの縦幅いっぱいに貼るのは やめてほしいですね。
(今回は ちょっと空いている部分も多かったですが)
最初のホイール組みのときに どうやって振れ取りしているのか不思議です。
組んでから貼っているということは 多分ありません。
そっちのほうが 手間なので。

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ローギヤは36Tらしいですが、29インチの後輪を見慣れると
異常に大きく見えます。

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同じく ディスクローターも大きく見えます。
玉当たり調整ナットは当然 反フリー側(進行方向 左側)にありますが、

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前輪では ローター側にあった場合の作業しにくさを考えてか
見なし右側に玉当たり調整ナットがあります。
ローター側に設定できないような感じでもなかったのですが、
作業性を考えて 例外的に こうしたのでしょう。

あと、前後輪とも16:8Hの2:1スポークの24Hなのですが
ローター側でラジアル組みは やはり無理だったようで、
左右異数組みで 少スポーク側をタンジェント組みしてしまっています。

私は 反フリー側ラジアル組みを ホイールの要素の大小で考えた場合
ほとんどの条件や局面で デメリットのほうが大きいので避けますが、
2:1組みの場合は例外です。
反フリー側をタンジェント組みにすると
反フリー側のほうがスポークテンションが高くなるからです。

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前後とも精査しましたが
少スポーク側(前輪は右側 後輪は左側)のほうが スポークテンションが高く、
多スポーク側の最大値が 少スポーク側の最小値に かすりもしないほど
明確な差がありました。
テンションゲージを使わないで 交差をにぎにぎしても差が分かります。
ただ、それでも 後輪のフリー側は手組みの一般的な限界より上に張ってあるので
かかりが悪いとか 乗ってヌルいということにはならないと思います。


もし この状態から無段階で
ハイローフランジ具合やスポーク比重を コントロールできるとすれば、
いろんな条件の どこかで 左右のスポークテンションが
きっちり揃う点があるはずです。
フランジ寸法だけを変えても スポーク比重だけを変えても
そのどちらともを変えても 釣り合う点はあると思いますが、
フリー側のスポークを細くすると かかりが悪くなるとか、
極端なハイローフランジは ハブ周りとはいえ
ホイールの重量が重たくなるとか、
要素の大小を検討する思考実験をしたくなるホイールです。
ただ、釣り合ったところで それは
「スポークテンションを揃えることに固執しただけ」で
要素の大小を見誤ってしる可能性もありますが。

このホイールとは関係ないですが、
カンパニョーロのアルミスポークのG3ホイールは
以前のモデルの場合 フロントスポークと反フリー側のスポークは
長さが同じで スペアパーツとしても共用、
メガG3になってからは フロントスポークとフリー側のスポークが
同じ品番になっていて、
いずれの場合も 2種類のスポークで事足りるようになっています。
これはもちろん偶然ではなく
それぞれ狙って ハブのフランジ径を決めています。

仮に「もうちょっとフランジを大きくしたら理論上いいのにな~」ということがあっても
それによって いたずらにスペアパーツの種類が増えるのなら
修理しやすいホイールであったほうがいい、ということですね。
先日のシャマルウルトラの スポーク補修は
実際 それのおかげで助かりました。

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