のむラボ日記

自転車工房「のむラボ」のブログです

88mm高カーボンリムのホイールを組み換えました(後輪だけど前編)  

今日もホイー(以下略)。
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お客さんから88mm高カーボンリムの前後ホイールをお預かりしました。
この仕様に不満があるかどうかは知りませんが、
私がより良いと思うように組み換えていいということです。フヒヒ。
銀スポークと赤ニップルにしてほしいということだけを ご希望です。

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ハブはノヴァテックの291フロントハブと482リヤハブの赤アルマイトのもので、
フリーボディはシマノ10S用です。
Tniの旧エボハブと同じものですが、因果が逆で こちらが本家です。

スポークはピラーの扁平黒エアロ、
組み方は 前輪が反ヌポークラジアル組み、後輪がヨンヨン組みです。
このリム高でタンジェント組みを選択した点はセンスがいいですね。
リム高が非常に高い(=スポークが非常に短くなる)ので
スポークの変形が少ないホイールを組みやすいことから、
反フリー側ラジアル組みでも何とかギリギリ
まともな剛性の手組みホイールに出来るので、
このくらいのリム高という限定的な条件下でだけですが
必ずしも反フリー側をタンジェント組みしなくてもいいのです。

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JIS組みです。
今日もまたひとつ この世界から消える組み方です。

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組めました。

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24H 半チャンピヨンロク組みにしました。
80mm高リムの のむラボホイール3号の後輪で
半チャンピにすることが多いのは
20Hの後輪だった場合ヨンロク組みできないからですが、
これは24Hなので半コンペで十分に剛性が出せます。
それでもあえてフリー側をチャンピオンにしているのは いろいろ考えた結果です。

組み換え前の状態が 経年使用でスポークの張りがタレていたどうかは知りませんが、
組み換え前の状態からでは どんなに増し締めしても この硬さにはなりません。
結線無しの状態で すでに組み換え前よりカッチリしています。

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イタリアン組みにしました。
フリーボディは お客さんからお預かりした11Sのものに交換しています。


このリムは、穴振りがやや特殊な仕様となっています。
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↑これは昨日の記事のリムですが、スポークの向きの指定はあるものの
内周側のリム穴に 左右の穴振りは ほぼありません。

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外周側の穴も同様です。
これを外周側から見た場合の図にすると・・・

DSC04172amx4.jpg
こうなります。
スポークの方向の指定に従うと 矢印で描いた向きになるわけですが、
これは正穴振りです。

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スポークの向きを左右で色分けしました。
リム穴は リム中心にあいているので、

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仮に ホイールを組む前に さかのぼって
リムの左右をひっくり返しても、全く同じ結果になります。
昨日は20Hで前輪、24Hで後輪を組んでいますが
これらのリムは前後の区別が無い(24Hはリヤ専用リムではない)ので、
正リム扱いで組みさえすれば スポークの向きの指示のステッカーが
フリー側に向こうが反フリー側に向こうが 同じことです。

DSC04155amx4e.jpg
で、今回のホイールですが
フロントリムの外周側の穴は どこもほぼ中心にあいています。

DSC04156amx4e.jpg
ところが、リヤリムでは なにやら穴振りがあります。
あと なぜかフロントリムには無い タイヤの縫い目の逃がし溝が付いています。

この穴振り、組み換えた後の状態になりますが よく見ると
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↑ほぼ中心
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↑フリー側に寄っている
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↑ほぼ中心
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↑フリー側に寄っている
・・・というのを交互に繰り返しています。
外周部の穴振りの量を交互に変えているということは、
このリムはリヤ専用で 明確に左右の区別があるということになります。

DSC04177amx4e.jpg
リヤリムを 先ほどと同じ図にするとこうなります。

DSC04178amx4e.jpg
反フリー側のほうが スポークのリムへの入射角がきついので
リム外周部で横に寄っている穴のほうが 反フリー側で確定です。
これは先ほどの図のリムと違い、リムの左右をひっくり返してはいけません。

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↑こういうことです。

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で、このリムのバルブ穴の部分には「180kgfまで張れるぜステッカー」が
貼ってあったのですが、
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ひっくり返して 反対側には それと別にもうひとつ
「リムの穴振り間違えんじゃねえぞステッカー」が貼ってあります。

DSC04168amx4e.jpg
このリムを、外周部の穴の位置が横に寄っている向きから
メーカーが想定している穴振りを考えると正リム扱いが正解となります。
組み換え前も正リムとして組まれていました。

それとは別に、スポークの入射角を勘案して リムの左右を決めると
上の画像の穴振りステッカーは 反フリー側となります。

さかのぼって見てもらえれば分かりますが、
組み換え前は リムの左右を間違えて組んでいるので
穴振りステッカーが フリー側になっていました。



続いて 前輪も組もうとしたのですが、
スポークが短すぎて在庫がありませんでした。
仕入れ次第 組みます。

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